2020.06.22 

1回生担任紹介「村田先生」編~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.25

新型コロナウイルスの影響で大学に来れない1回生の皆さんを応援する”やさしさを「チカラ」に変える”プロジェクトの一環で、先生方に7つの質問に答えていただきました。今回は人間環境デザイン学科の村田教授です!
村田先生9-1
【1】氏名・担任クラス    
村田 浩子(むらた ひろこ) 人間環境デザイン学科 1回生2組担任
 
【2】研究分野と担当科目  
研究分野 被服学 生活科学
衣服素材の研究を地域の伝統文化の調査、世代間交流と合わせて進めています。かつて養蚕が盛んだった、奈良県と三重県の県境である大和高原の山添村で地域の方々と白い繭をはじめ黄色の繭、桃色の繭などのお蚕さんを飼育しています。今年は残念ながら山添村への頻繁な行き来が出来なかったので、自宅でも飼育をしました。
 
村田先生1
 
また綿栽培が盛んであった広陵町や大和高田で地域の方々と綿作りを行っています。
 
村田先生2
 
またユニバーサルデザインの視点による衣服の研究開発も産官学連携で行っています。
担当科目の衣生活論、アパレル構成論、アパレル構成実習などでは衣服や衣素材に関する授業を担当しています。2回生後期、3回生前期後期配当のプロジェクトゼミでは、学外にでかけ、地域の方々や、企業、行政と関わり活動の場を広げています。例えば・・・
 
①広陵町商工会、広陵町靴下組合と共催で「靴下デザインコンテスト及びファッションショー」を開催
 
村田先生3
 
②大和高田商工会議所、地域の企業と協力し大和木綿「奈良さくらコットン」コラボ事業
③奈良県繊維工業協同組合連合会と「奈良の靴下」のコラボ事業等地域との取り組み 
 
4回生では卒業研究に取り組みますが、近年の村田ゼミの卒業研究テーマと作品をご紹介します。奄美大島の工房で大島紬を研究そして織りました。
「奄美の風を届ける―25日間の―本場大島紬体験記―」
 
村田先生4-1
 
大和高田の奈良さくらコットンの綿を素材に大和絣を再現。
「大和もめん―農民の知恵から生まれた大和のシンボル」
 
村田先生5
 
薬師寺の修二会花会式の造花を調査研究
「春待つ手仕事―花会式と造花―」
 
村田先生6
 
【3】モットーや好きな言葉、大切にしていること  
「困ったことは起こらない」
今までに万事休す!と思ったことが何度かありました。「もうダメだ~」と落ち込んでいたところ、ある人から「困ったことは起こらない。あなたが解決できないような問題は降りかかってこない。困ったと思うのは、解決策が間違っているだけのこと。」と言われました。この助言をきっかけに、あきらめる前に、切り口を変えて考えたり、一度白紙に戻してみたり、柔軟かつ冷静に考えると、困ったと思っていたことがそれほど大きな問題ではないことに気づきます。
「生活に潤いを」
同じ時間を過ごすなら、気持ちよくそして楽しくをモットーにしています。学生時代に「生活科学は生活の中の問題点を見つけ出し解決し、潤いのある生活を目指す学問」と学んだのがきっかけです。
 
【4】好きなこと(趣味・特技など)
①   読書
最近読んだ本の中では「国宝」「路」など、吉田修一さんの作品がお気に入りです。
②   庭や近隣の四季の移り変わりを楽しみそして生活に潤いを与えること
小さな庭ですが、その四季の移り変わりを楽しんでいます。6月には赤い実をつけるジューンベリー。香りのよいジャムを作ります。
 
村田先生7
 
今年はお蚕さん用に育てている桑の木にもたくさんのマルベリーが実り、おいしいジャムになります。
 
村田先生8
 
秋には十月桜の花、冬には椿の花、クリスマスローズも楽しんでいます。
庭のお花を花瓶にいけたり、オリーブの枝でクリスマスリースを作ったり、南天と水引でお正月飾りを作ったり、忙しい中にも季節を感じるひと時を大切にしています。
そろそろ半夏生の花が楽しみです。
 
【5】 苦手なことや嫌いなもの  
昔から「蜘蛛」が怖いです。姿を見つけたら私の方がその場を去ります。 高いところ、ジェットコースター、お化け屋敷、ホラーものは苦手です。             
 
【6】先生から見た畿央大学や畿央生の印象は?  
畿央大学は「面倒見の良い大学」と言われていますがその通りだと思います。
それはとても頑張る学生さんが多く、それに応えて教員もさらに張り切るという、好循環を生む大学だと思います。                
 
【7】1回生にメッセージを!  
夢を持って大学に入学し、勉強も、部活も、サークルも、アルバイトもして大学生活を謳歌する予定でしたね。 私も本当に残念に思います。しかし授業や面談でのやり取りの中で、みなさんの前向きな様子に「感動」していました。課題に一生懸命取り組みながら興味のあった筋トレに励む人、お菓子作りにはまった人、どのようにこの状況をよりよく切り抜けていくか考え努力していました。友人作りに関して不安を感じているようですが、人生は長いのです。通学できるようになってからゆっくり友達つくりをしましょう。
みなさんと出会える日を楽しみにしています。
 
教員実績

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