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人間環境デザイン学科
2012.10.15
日本家政学会関西支部で発表しました。―人間環境デザイン学科村田ゼミー
10月13日(土)に奈良女子大学で開催された日本家政学会の研究発表会で、人間環境デザイン学科村田ゼミ4回生の野神千鈴さんと仲川拓馬くんが「蚕を育てるー地域の力とともにー」、小川洋平君が「おいねに関する研究―大和高原の防寒具―」を発表しました。 「蚕を育てるー地域の力とともにー」は、かつて(奈良県)山添村で盛んであった養蚕業を地域の人や子ども達に伝承するために6年前から村の方々と私たちが協力して行ってきた取り組みについて、また「おいねに関する研究―大和高原の防寒具―」は、山添村でみつけた背中に背負う防寒着「おいね」についての調査そして復活についての発表でした。 学生達は非常に緊張して発表しましたが、会場から多くの質問をいただいたり、「家政学らしい研究である」「これからの発展に期待する」などの感想に感動していたようです。 今回のチャレンジは大変有意義な経験になりました。 今年育てた繭6000個は、卒業研究で大作に仕立てる予定です。 そして愛される「おいね」をめざし引き続き研究を進めていきたいと思っています。
2012.10.13
「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2012」レポート~人間環境デザイン学科加藤ゼミ
芸術の秋、六甲に行く 人間環境デザイン学科の加藤ゼミです。 卒業ゼミ生の中で現代アートを卒業制作にしようと考えている学生がいます。 タイミングよく、六甲山で「六甲ミーツ・アート芸術散歩2012」という現代アート展が開催されていましたので、10/11(木)、ゼミ生と行ってきました。 「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2012」は、六甲山上を舞台に展示される数々のアート作品を、ピクニック気分で回遊しながら楽しめる現代アートの展覧会です。 山上付近に点在して展示された現代アートをピクニック気分で鑑賞できるようになっています。(11/25まで) 時間の関係で20作品ぐらいしか見れなかったのですが、また訪れてみたいと思わせる魅力的なスポットです。 アーティストたちの独創力に刺激を受けた1日でした。 ▼六甲ミーツ・アート芸術散歩2012公式HP http://www.rokkosan.com/rokkomeetsart2012/
2012.10.08
「ダリア染め講習会」 人間環境デザイン学科 村田ゼミ
10月5日(金)、馬見丘陵公園公園館にて、ダリア染め講習会を開催しました。 この会場における「ダリア染め講習会」は、2010年の全国都市緑化フェアから毎年行っていますので、今年で3回目になります。 染料に使用するダリアの花は、奈良県が球根の生産量日本一。 公園にも様々な種類が栽培され、美しい花を咲かせています。 13人の学生達はプロジェクトゼミで染めについて学びましたが、そのうちの半分の学生は実践に活かすのは今回が初めてでした。 緊張の面持ちで始まった講習会ですが、参加して下さった30人の方々に一生懸命説明をしているうちに、和気あいあいとした雰囲気になりました。 参加者の方々からは「きれいな作品が出来てうれしいです。」「ていねいに教えていただいてありがとう。」と喜んでいただきました。
2012.10.03
人間環境デザイン学科の学生(有志)が、弾丸直島バスツアーに行ってきました!
9月25日(火)五位堂駅7時集合→21時解散という、この弾丸ツアーは、人間環境デザイン学科加藤ゼミが、第10回店舗モニターで五位堂駅南側の「ジャパントラベルステーション」様にモニターに伺ったのがきっかけで、学生の『直島に行きたい!』という思いを、社長さんが学割価格かつ日帰りで実現してくださったものです。 当日は3,4回生の19名が参加しました。 朝7時に集合し、貸し切りバスに乗り込み約4時間。宇野港(岡山)からフェリーに乗り込み、一路、直島に向かいました! 直島といえば、現代アート・芸術作品が有名です。 ▲宮浦港では、さっそく巨大な「赤かぼちゃ」がお出迎え。この「赤かぼちゃ」は水玉の女王:草間彌生さんの作品です。 ▲自動車の交通量も少ないので、全員がレンタサイクルで散策しました! ▲海沿いの山道を進んでいくと、「地中美術館」がっ! 建築家・安藤忠雄氏が設計。美術館そのものが芸術作品となっています。 門前の道沿いには、クロード・モネの絵画「睡蓮」そっくりの「地中の庭」がつくられていて、館内には、モネの「睡蓮」と、直島に長くかかわってきた現代を代表する美術作家ジェームズ・タレルとウォルター・デ・マリアの作品が永久設置されています。 ▲その他にも、直島には、美術館とホテルの機能が複合した施設「ベネッセハウス」や島の南端(つつじ荘界隈)には「黄色のかぼちゃ」など、モニュメントがいっぱい!! ▲本村地区には、空き家を改修し空間を作品化した「家プロジェクト」などがあります。 館内は、すべて写真撮影禁止でしたので、詳しくご紹介できませんが、学生たちにはとっても良い刺激になりました。 ▲島内は、役場や学校・・・ゴミ箱に至るまでアートな感じです! ▲レンタルサイクルショップの隣には、直島銭湯「I❤湯」があって、若い人で賑わっていました。 19人の畿央生は、弾丸直島ツアーを満喫して、夕方4時のフェリーに乗り込みました。 帰路のバス車内では、ジャパントラベルステーションさんからのご厚意で、サプライズ『ビンゴ大会』が催され、第二ラウンド「直島のお土産争奪戦」で盛り上がりました! また、今回の弾丸ツアーには、ジャパントラベルステーションの井村社長さんが、社長自ら添乗してくださいました。楽しい旅をありがとうございました♪ 【参考記事】 産官学連携 第10回店舗モニター https://www.kio.ac.jp/information/2012/09/10-2.html
2012.09.25
被災地で卒業研究をしている学生を紹介します。(人間環境デザイン学科藤井ゼミ)
東日本大震災の被災地である宮城県石巻市で卒業研究をがんばっている学生を見に行きました!! 人間環境デザイン学科4回生の藤井ゼミの妙本咲季さんは、昨年の夏休みに東日本大震災復興のボランティアをしていました。 その時の経験と実績を元に卒業研究は「東日本大震災」をテーマにしたいと考えており、今年8月下旬から宮城県石巻市で震災復興ボランティアをしています。 ▲石巻では、ピースボートがボランティアの統括の中心になっています。建物の入口前にいるのが妙本さん。 妙本さんは記者ボランティアとして活動を行っています。 具体的な活動内容は、仮設住宅向けのフリーペーパーの発行に向けた取材や記事の執筆などですが、他にも港での漁業復興のお手伝いや仮設住宅での住民たちへ向けたケア、被災者にむけたイベントなどの活動を中心に行っています。 これらの活動を通して課題を絞り、ここでの経験を卒業研究として発表する予定です。 ▲こちらはボランティア用の宿泊施設です。もともとは飲み屋だったところを提供してもらっています。 ボランティアさんは基本的に寝具なども持参のため、妙本さんも寝袋で寝ているとのことでした。 ▲宿泊先の中です。ここで十数名のボランティアさんが寝泊りしているようです。 石巻も海の近くですので、津波の被害に遭っています。 ピースボートセンターの建物も宿泊施設も1階部分はほとんど浸水してしまったようです。 ▲奈良から遠く離れた場所での再会を記念し、写真撮影☆ まだ石巻にきて3週間ということで、環境に慣れるので精一杯で、卒業研究のテーマは絞りきれていないようです。しかし、いろいろな出会いや経験を通して充実した日々をすごしているようです。 これから寒くなっていきます。体に気をつけてがんばってください!! 人間環境デザイン学科助手 長井典子
2012.09.12
産官学連携 第10回店舗モニター
葛城地区商工会広域協議会との産学連携事業:通称「店舗モニター」が始まって3年半が経過し、今回で記念すべき第10回目を迎えました。 8/1(水)、猛暑の中、午前中には三広織布工場様(天然繊維メーカー)に加藤卒業ゼミ生5名が伺い、モニターしてきました。 ▼三広織布工場様への提案 また、午後には、近鉄五位堂駅南側のジャパントラベルステーション様(旅行会社)に行きました。 ▼店舗イメージのスケッチ&ツアーの提案 今回の店舗モニターがご縁となり、直島(香川県)弾丸バスツアーが企画され、9/25に人間環境デザイン学科の24名が直島の現代アートをめぐるツアーに参加する予定です。 【以前に行われた店舗モニター記事はコチラ・・・】 第9回店舗モニター https://www.kio.ac.jp/information/2011/11/post-426.html 第8回店舗モニター https://www.kio.ac.jp/information/2011/08/post-405.html 第7回店舗モニター https://www.kio.ac.jp/information/2011/03/post-356.html 第5,6回店舗モニター https://www.kio.ac.jp/information/2010/09/post-305.html 第3,4回店舗モニター https://www.kio.ac.jp/information/2010/04/post-256.html 第2回店舗モニター https://www.kio.ac.jp/information/2009/09/post-195.html 第1回店舗モニター https://www.kio.ac.jp/information/2009/03/post-142.html
2012.09.01
人間環境デザイン学科東先生の海外学会発表レポート
IFHE World congress 2012は、Global Wellbeing-Global creativity and innovation:Developing capacities for sustainable futuresを大会テーマとし、オーストラリアメルボルンで7月16日から21日までの会期で開催されました。メルボルンはシドニーに次ぐオーストラリア第2の都市ですが、のんびりとした雰囲気があり、市内には路面電車が走り、伝統的な建築物と新しいデザインの建築物が混在し、街中を歩くと所々に現代アートオブジェが現れる魅力的な場所でした。 住居学の視点で持続可能性を考えるとき、日本の伝統的民家の建て方や住まい方から多くの知見が得られます。 そこで今回は、奈良県吉野町の特徴的な民家である「吉野建住宅」の温熱環境測定と住まい方に関する研究を発表しました。この地域の土地利用には大きな特徴があります。安全性を確保するために、まず山の尾根に道が作られ、民家はその道に沿って谷側に張りだすように建築された、いわゆる懸(かけ)造り構造となっています。谷側に人の居住空間としての地階を有するのが吉野建て住宅の特徴です。自然の中に溶け込み、寄り添うように建築された住宅群は、世界遺産としての景観の一部を担っています。 吉野建て住宅3件にご協力頂き、冬期・夏期に温熱環境を測定した結果、地階部分は1階以上の階に比べて、外気温変化に伴う室温変化の割合が小さく、夏涼しく冬暖かい気候緩和効果の大きい空間として評価できました。夏期は風通しを重視した開口部配置と住まい方により快適な温熱環境で、エアコンはほとんど使用されていませんでした。冬期は暖房している時間帯は快適な環境でしたが、外気が氷点下になる地域ですので、非暖房時にはかなり低温となり、室間の温度差が健康に与える影響が課題といえます。 懸造り構造は社寺仏閣ではよく見られますが、住宅群として今もなお住み続けられており、住民の永住意識も強いという事例は珍しく、今後も持続させていくためには民家の持つ力を生かしつつ、安全性・快適性を向上させる対策が望まれます。 共同研究としては、奈良市内の里山を整地することなくできる限り現状を維持して建築された自然共生住宅地における調査結果を発表しました。こちらは2005年から建築された新しい住宅群ですが、吉野建て住宅同様、斜面に建築されたためにできた地階居住空間の温熱環境特性や、周辺に残された豊かな緑が年間を通じて住宅地に与える影響、環境に配慮した住まい方を実践する住民の意識について発表しました。 家政学分野の国際学会では、教育や食に関する研究発表数に比べると住居学の発表は少ないのですが、教育関連の研究者とは住教育に結びつけたディスカッションができました。予想していたよりも興味を持って質問して下さる方が多かったのですが、今回参加して衣食住を考える際に後回しになりがちなのが住という現状を改めて感じ、今後も国際学会での発信を継続すべきとの思いを強くしました。余談ですが、日本では部分暖房としてポピュラーなこたつやホットカーペットをアメリカの研究者が「合理的な方法ですね!」と、とても驚いたのが印象的でした。 また、スクールビジット、ホームビジットにも参加し、各国の研究者とだけでなく現地スタッフや一般家庭で交流を深める機会も得られ、有意義な時間を過ごすことができました。 人間環境デザイン学科 准教授 東実千代
2012.08.24
卒業作品展の会場を下見に行ってきました!! 人間環境デザイン学科
奈良県文化会館に卒業作品展の会場を下見に行ってきました!! ~畿央大学開学10周年記念 大卒業展(仮称)にむけて~ 8月10日(金)猛烈な暑さのなか、今年度の「卒業作品展」にむけて、奈良県文化会館に下見に行ってきました!! 今年度の「卒業研究・制作展」は、畿央大学開学10周年記念事業と位置づけられており、今回は下級生にも会場設営やポスターデザインなどに加わってもらおうと企画中です。 下級生8名と教員3名で会場の下見に行きました。 ▼奈良県文化会館のエントランスです。写真だけでも暑さが伝わってきます!! ▼会場です。カケッコできそうな細長い会場です。(実際走った学生も・・・汗) ▼会場の設営計画のため、壁を細かく測量しています。 ▼備品なども倉庫で確認。個数を調べるだけでなく、サイズまで図ってリストにします。 ▼最後に全員集合し、役割分担をして今後のスケジュールについて確認しました。 後期に入ってからは、具体的な展示計画やポスターデザインを検討していく予定です。 来年3月の「大卒業展(仮称)」開催まで、引き続き、報告していきますのでお楽しみに!!
2012.08.23
高齢者用施設の講評会 -人間環境デザイン学科-
高齢者用施設の講評会がありました ~建築設計製図1~ 8月3日(金)に、人間環境デザイン学科の3回生配当科目『建築設計製図』の講評会が行われました。 6月にも住宅の軸組を考える課題の講評会が行われましたが、今回は今期2つ目となる課題『高齢者施設』です。 大規模でいろいろな機能がつまっているというだけではなく、ユニバーサルデザインや終の住処としての自分なりの答えを考えなくてはいけない設計課題。みなさん悩んだようですが結果はどうだったでしょうか? 今回は、机を学生も囲み、お互いに批評しあう形で講評会をしました。 村やコテージのように設計したり、大きなガラス張りの建物に穴をあけたように庭を計画したり、バリエーションあふれた作品を制作していました。 ▲部分模型を制作した学生も。 ▲あまりの模型の凝りように先生たちの顔に笑みが! みなさん、他の科目の課題やテストの合間に一生懸命時間をつくりながら制作したようです。 心置きなく夏休みを迎えられたでしょうか? 優秀な作品は例年通り畿央祭(10/20,21)でも展示予定です。お楽しみに!! 【関連記事】 木造軸組の課題の講評会を行いました!! https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/post-521.html
2012.08.19
週末住宅および戸建て住宅の設計課題の講評会 -人間環境デザイン学科-
週末住宅および戸建て住宅の設計課題の講評会を行いました ~住環境設計製図Ⅰ~ 人間環境デザイン学科2回生の配当科目『住環境設計製図Ⅰ』の課題講評会が行われました。 『住環境設計製図Ⅰ』は、インテリアデザインコースと建築まちづくりコースの必修科目です。 課題は、週末住宅および戸建て住宅でした。 例年履修生がかなり多いのですが、今年度も60名近くの履修生がいて、8月6日・7日の2日間をかけての講評会となりました。 ▼60名の履修生で、部屋もいっぱいで熱気がむんむんです。 ▼2回生は初めてみんなの前で設計内容を発表するというだけあって、緊張気味です。 週末住宅は課題の縛りが少なく、六角形の建物や大きな水槽を備えた別荘、大きなテラスのある家など個性豊かな作品が並びました。 戸建て住宅は隣の敷地の住宅の窓からのプライバシー、日当たり、必要な部屋も増え、考えることも多くなってなかなか計画案が出なかった学生もいたようです。 それでも具体的な家族像などを思い浮かべ、イラストにしてプレゼンテーションをした学生もいました。 初めての講評会、学生の皆さんはいかがでしたか? 優秀作品は畿央祭(10/20,21)でも展示します。お楽しみに!!
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