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人間環境デザイン学科

2019.09.02

明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.3~人間環境デザイン学科

明日香村国際サマーワークショップ2019  International Summer Workshop in Asuka 2019   人間環境デザイン学科では、2年次配当「海外インターンシップ」の一環として『明日香村国際サマーワークショップ2019』を開催しています。畿央大学(人間環境デザイン学科)学生2・3回生22名と台湾の高雄大学の学生12名が明日香村に集い、空き家の利活用提案や町並み調査などを行っています。8月25日(日)から8月31日(土)まで、明日香村で約1週間過ごす中で、旧集落における課題に向き合い、地域活性化につながる提案を行います。   ●3日目:8月27日(火) この日は、2日目に決めた岡地区チームと栢森地区チームに分かれてそれぞれ調査へ。   ①   岡地区→集落街道再生計画 ②   栢森地区→空き家の利活用提案   AM9:30 栢森地区チーム 空き家周辺を散策   ▲栢森地区チーム散策の様子   栢森地区チームは、空き家の利活用提案の参考に栢森周辺を散策することに。 散策中に気づいたことは、栢森の家の外壁には防虫・防腐の効果を持たせる焼き板が使用され、岡地区とはまた違った印象を持ちました。   ▲梁について説明をしている様子   AM10:00 岡地区チーム 岡地区を散策 岡地区では岡本邸を訪問し、岡本邸の歴史や以前計画していた改修工事の過程のお話をお伺いした後に、つばいちカフェに行き古い家の改修例とさるすべりを見学しました。   ▲岡本邸を見学 管理人さんの説明を聞く様子。   PM13:00 各チーム議論と作業の開始 両チーム散策終了後は、チームに分かれてそれぞれの課題についての議論と作業を開始。 議論をしていく中で、意見を伝える手段として絵を用いてみたり写真を見せてみたりそれぞれの手段で伝え合うと、日本と台湾の違いや共通点など様々な発見があり、とても良い時間を過ごせました。   ▲岡地区チーム 各チームに分かれて議論する様子     ▲栢森地区チーム 各チームに分かれて議論する様子   この日初めて、各チームの課題についての議論を本格的に始め、お互いの意見を伝える難しさや相手の意見を読み取る難しさを感じましたが、より一層相手のことを理解しようという気持ちが高まり、集中した議論になったのではないかと思います。 1日中、チームでの議論を中心に活動しましたが、どのチームも集中し初日よりもお互いに緊張感が薄れたような気がします。   3日目の最後は、 「お疲れ様。」 「辛苦了(xīn kǔ le シンクーラ)」 日本と台湾それぞれのねぎらう挨拶の言葉で終了しました。 明日は明日香村を離れて東大寺、今井町へ見学に!とても楽しみです。   人間環境デザイン学科3回生 岩城柚葉    主催:畿央大学  共催:国立高雄大学(台湾)、明日香村商工会、大和飛鳥ニューツーリズム 後援:明日香村役場   【関連記事】 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.2~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!~人間環境デザイン学科

2019.08.29

明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.2~人間環境デザイン学科

明日香村国際サマーワークショップ2019  International Summer Workshop in Asuka 2019   人間環境デザイン学科では、2年次配当「海外インターンシップ」の一環として『明日香村国際サマーワークショップ2019』を開催しています。畿央大学(人間環境デザイン学科)学生2・3回生22名と台湾の高雄大学の学生12名が明日香村に集い、空き家の利活用提案や町並み調査などを行っています。8月25日(日)から8月31日(土)まで、明日香村で約1週間過ごす中で、旧集落における課題に向き合い、地域活性化につながる提案を行います。   ●2日目:8月26日(月) この日は、明日香村役場の方から明日香村の概要と抱えている課題などについてお話をしていただきました。    ▲明日香村の説明をしていただいている様子   明日香村の位置、地勢、明日香村の特殊な法律、人口推移、文化財や今後の課題まで詳しく説明していただきました。明日香村全域で村の魅力を体感できる「明日香まるごと博物館づくり」を進めているそうです。   今回のワークショップは主に以下の2地区に分かれて進めていきます。 ①    岡地区→集落街道再生計画 ②    栢森地区→空き家の利活用提案   AM11:00 岡地区の街並み散策 とてもいい天気で散策日和でした。建物の色味や街並みはとても落ち着いていて、外観にもまとまりがある印象でした。1つの建物でも屋根の高さに変化があり、面白みを感じました。建物の中は日中でも風が通り、とても涼しく快適に過ごせました。住民の方からも当時のお話を聞くことができました。   ▲格子や貴人口などについて説明している様子   PM1:00 栢森地区の空き家見学 奥明日香といわれる栢森地区にある空き家を見学しました。大和棟の屋根裏に入り、珍しい屋根構造を見ることができました。     屋根裏に登り、どのような空間かを確認した後、台湾の学生達と広い屋根裏の空間をどんな風に活用できるかを話し合いました。言語に戸惑うこともありましたが、漢字や英語を用いて、意見をたくさん伝い合いました。   ▲土間玄関から屋根裏へ登る様子   ▲空き家全体を見るために少し裏山へも登りました。   PM3:00 班わけ  ▲話し合いの様子   岡地区と栢森の空き家を見学した後、岡と栢森の2チームに分かれ、それぞれどのような方向性で課題を進めていくかを話し合いました。   PM3:30 石舞台見学 少し時間ができたので、石舞台を見学することになりました。台湾の学生達は初めての石舞台にとても興奮していて楽しそうでした。     PM4:30 入村式   これから5日間、家族として暮らすホストファミリーと顔合わせをしました。私はギャラリーでしたが、ホストファミリーはとても優しそうで少し羨ましく思いました。これを機に台湾の学生達が明日香での暮らしや文化に少しでも興味を持ってくれると嬉しいです。     この日から本格的にはじまったサマーワークショップ。 お互い言語が違う中で話し合うのは難しいことですが、考え方の違いや新しいアイデアを共有できることはとても新鮮でワクワクします。明日からのディスカッションもとても楽しみです!!   人間環境デザイン学科3回生 辻沙希   主催:畿央大学  共催:国立高雄大学(台湾)、明日香村商工会、大和飛鳥ニューツーリズム 後援:明日香村役場   【関連記事】 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!~人間環境デザイン学科

2019.08.28

明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.1~人間環境デザイン学科

明日香村国際サマーワークショップ2019 International Summer Workshop in Asuka 2019   人間環境デザイン学科では2年次配当「海外インターンシップ」の一環として、ただ今『明日香村国際サマーワークショップ2019』を開催しています。畿央大学(人間環境デザイン学科)学生2・3回生22名と台湾の高雄大学の学生12名が明日香村に集い、空き家の利活用提案や町並み調査などを行っています。8月25日(日)から8月31日(土)まで、明日香村で約1週間過ごす中で、旧集落における課題に向き合い、地域活性化につながる提案を行います。   ●1日目:8月25日(日)  この日は翌日からスタートするワークショップに向けて、石舞台古墳近くの創作料理屋さん「ポカフレール」にて歓迎会とお互いの大学生活の紹介を行いました。   ▲明日香村の森川村長よりご挨拶をいただき、明日香村の課題や取り組みについてお話していただきました。   ▲冬木学長にもお越しいただき、ご挨拶をしていただきました。   その後、高雄大学と畿央大学の学生がそれぞれ授業で取り組んできたことや大学生活についての発表を行いました。海外の建築学生の活動の様子や作品を見たり聞いたりする機会は少ないため、皆さんとても真剣に発表を聞いていました。   ▲畿央大学の紹介の様子 人間環境デザイン学科での活動や設計演習での作品を紹介しました。   ▲高雄大学の紹介の様子 面白い作品をたくさん紹介してくれました。   ▲高雄大学からお土産を頂きました。   大学紹介が終わるとお待ちかねの夕食です。 高雄大学と畿央大学の学生が同じテーブルで会話を楽しみながら交流を深めました。   ▲交流しながらの夕食   ポカフレールでは明日香村産の旬の食材を使用しているとのことで、野菜や五穀米など色鮮やかなプレートをいただきました。   ▲彩も鮮やかな旬野菜プレート   翌日からのワークショップも充実したものになるよう、国際交流も楽しみながら真剣に取り組んでいきたいです。 2日目からの様子もどんどんアップしていきますので、お楽しみに!   主催:畿央大学  共催:国立高雄大学(台湾)、明日香村商工会、大和飛鳥ニューツーリズム 後援:明日香村役場   人間環境デザイン学科4回生 外尾華奈子・3回生 饗庭美咲

2019.08.13

「バーンデザイン」第4弾!葛城自動車学校倉庫~人間環境デザイン学科加藤ゼミ

人間環境デザイン学科加藤ゼミ、4回目となる「バーンデザイン」レポート   今年度で4年目となる「バーンデザイン」は最大のピンチにおちいりました。昨年までは関屋地区の農業を盛り立てるというスローガンのもと、主に農家小屋にペイントをして環境アートをつくってきました。しかし、電車内からよく見えるという条件を満たす農家小屋はすべて塗りつぶしてしまったのです。 意気消沈して五位堂駅で降りる寸前、葛城自動車学校の倉庫が目に飛び込んできました。妻側の幅が15mもある大きな壁面です。これだ!と思い、突撃開始しました。葛城自動車学校様も初めは戸惑っていらっしゃいましたが、次第に打ち解けていきました。しかし先方様にとって、どんなものが描かれるのか不安だったと想像します。まず、昨年12月、私がラフなスケッチを持っていきデザインの方向性を示しました。   ▼ラフデザイン案   その後、今春からゼミ生と現場を視察し、自動車倉庫を採寸しました。次にゼミ生を4グループに分け、それぞれ1つずつデザイン案を作成し、葛城自動車学校様にもっていきました。   ▼学生からのデザインA案   ▼学生からのデザインB案                                                                                                                                                            ▼学生からのデザインC案   ▼学生からのデザインD案     A,B,C,Dのデザイン案を審議された結果、C案に決定しました。C案の原画作成者は3回生の北村航太君です。彼には総合ディレクターになってもらい、プロジェクトは進行していきました。   提案したデザイン画は縮尺1/50のため、実際の大きさにするためにデザイン画を50倍しなければなりません。コピー機で単純に4倍して、それを4倍してまた3.125倍するという地味な作業を繰り返し、幅15mの実寸大原図が出来上がりました。ここまで順調に進んでいきましたが、思わぬ問題が発生したのです。実はイラストの中に香芝市イメージキャラクターの「カッシー」を採用し、その利用許諾通知書(環境アートの目的として)もいただいておりました。ところが、香芝市都市環境部都市計画課のほうから「屋外広告物」にあたるのではないかという指摘がありました。その条例では、イラスト画の面積が壁面面積の1/3以下にし、かつ20㎡を超えてはならない、というものでした。つまり今のままですと条例違反になります。えーーーー、困った‼一時は今回のプロジェクトの中止も考えたほどです。 香芝市の方からも助言を受け、今回は香芝市が公共の利益のために表示するもので、自家用広告物という範疇になり、幸いにも「適用除外」ということになりました。イラストには、設置者:香芝市と明記し、「くらしば しごとば めぐりば 香芝」という香芝市のキャッチフレーズを入れることになりました。いろいろとありましたが、逆に産学官連携事業としてのお墨付きをいただいたようで再びプロジェクトは動き出しました。   ▼作業の様子   ▼香芝市のキャッチフレーズ「くらしば しごとば めぐりば 香芝」、設置者:香芝市   8月8日(木)、現場作業の初日を迎えました。当日は朝の9時からうだるような暑さで、熱中症が心配されました。十分な水分補給、キャンデー補給をしながら始まりました。日中は思考能力がゼロ状態でしたが、それでも3回生は暑さにめげずに頑張ってくれました。夕方からは暑さもやわらぎ、試験を終えたばかりの2回生も加わってもらい、集中して作業がはかどっていきました。当初は2日間でも完成しないのでは、と考えていたぐらいでしたが、蓋を開けてみれば日没時にすべて完成していました。 大阪方面から近鉄電車に乗られたら、五位堂駅に到着する直前に、駅北側手前(進行方向に向かって左側)にある「葛城自動車学校倉庫」を見て下さいね。   ▼完成!     ちなみに毎年、学生がデザインしたTシャツをユニフォームにして作業をしています。   ▼今年のTシャツデザイン(3回生の橋本菜緒さんがデザイン)右側の写真は畿央大学の文字を書いた山下創平君です。   ▼担当者&葛城自動車学校の方々と記念撮影   ※徐行の標識は自動車学校の筆記試験によく出題されます。徐行の標識を再認識していただくたため、デザインの中に取り入れました。徐行の標識は左側から2人目の八田采芽さんが描きました。   ~参加した学生からのコメント~ ●北村 航太君 旅行用キャリーバッグに貼られているステッカーをイメージしてデザインしました。ステッカーなので、時間が経って風化したとしても味がでて、いい感じになると思います。   ●稲井 葉澄さん 作業開始前は2日間の日程でも終わらないと思っていましたが、みんな頑張って進めようとという気持ちが強く、一人一人が積極的に取り組んだので、1日で完成することができました。炎天下での作業だったので大変でしたが、みんなで楽しく会話もしながら進めることができました。   ●陣田 真衣さん 1日中、陰が出来ない南面の壁に描いたのでずっと暑かったです。当初は2日で終わらないかもしれないと焦っていましたが、みんなで協力して、予定よりとても早く1日で出来上がりました。壁に写しとる方法に試行錯誤して原寸大コピーをしましたが、最終的にはグリッドを設けて直描きをし、仕上げることができました。誰か熱中症で倒れるかもしれないくらいほんとに暑かったです。が、誰も倒れず怪我もせず完成できて良かったです。   ●福嶋 佳奈子さん こんなにも大きなキャンバスに描くことは初めてで、貴重な体験ができました。達成感が半端ありませんでした。   人間環境デザイン学科 准教授 加藤信喜   【関連記事】 「バーンデザイン」農家小屋アート 第3弾 ~人間環境デザイン学科 「バーンデザイン」農業小屋アート 第2弾 ~人間環境デザイン学科 「バーンデザイン」農家小屋アート 第1弾 ~人間環境デザイン学科

2019.08.13

福岡県理学療法士会ロゴマークデザインコンペ~人間環境デザイン学科加藤ゼミ

人間環境デザイン学科の加藤(准教授)です。   構想や提案をしたけれども最終的には日の目を見ずに終わったデザインのことを「インポッシブル・デザイン」と(私が)勝手に呼んでいます。   ロゴマークとはブランドイメージを印象づけるためになくてはならないデザインです。毎年、「ロゴマーク募集」というコンペが開催されますので、ゼミ生と共にコンペに挑戦することも多いです。   さて、畿央大学には大学の目玉といえる理学療法学科がありますが。それをさておいて「福岡県理学療法士会」がロゴデザインを募集していましたので果敢に挑戦したのです。正直にいいますと、賞金10万円に目がくらんだことも理由ですが・・・ ロゴデザインは共同でデザインしましたが、今回は3回生の橋本菜緒さんがパートナーです。彼女はさまざまなアイデアを提供してくれました。   ・・・が、今回も残念ながら「インポッシブル・デザイン」となってしまいました。 ここにボツ案となったロゴマークを披露いたします。   作品のコンセプト 理学の「理」の漢字(ポジ)を反転させ、ネガにした部分を正方形にまとめました。正方形「スクウェア」は街路の交差点にある四角い広場という意味があり。活発な意見が交わる自由な場であってほしい。      人間環境デザイン学科 准教授 加藤信喜                                                                    ※ブログ掲載後の2019年8月20日(火)に公益社団法人福岡県理学療法士会 ロゴマークの  選考結果がHP上に発表されました。   【関連記事】 G20大阪サミット シンボルデザインコンペの思い出~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 学生が店舗デザインを担当した「izhaori」が令和元年5月1日にOPEN!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 「ちゃんこ好の里」さんのサイン看板作成!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 大学に隣接する商業施設「エコール・マミ」へのデザイン提案!~人間環境デザイン学科加藤プロジェクトゼミ

2019.08.07

設計事務所での異業種交流会に参加!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ

千年以上続く日本三大祭りの1つに「天神祭り」があります。約5000発の花火が大川の水面に映りだされる光景は圧巻です。7/25(木)の夕方から、とある屋上から花火を楽しみました。私の大学時代の1年先輩である西濱浩次さん(株式会社コンパス建築工房代表)から<OPEN COMPAS 2019>に招かれました。   西濱さんは「大改造!!劇的ビフォーアフター」でも最も人気のある売れっ子建築家の一人で、彼の会社の屋上で花火を見ながらお祭りを楽しむというパーティー屋上は、ヒートアイランド現象緩和のためすべて緑化されています。     ゼミ生2人と共にルンルンと参加してきました。たくさんの社会人に囲まれた学生2人は最初のうちは戸惑っていましたが、すぐに場にとけ込み、かわいがられておりました。     COMPASは建築設計事務所であるため建築関係の方々が多かったのですが、それ以外の業界関係者やご近所の方も気楽に参加されていました。ファッションデザイナーの方にはどんなプロセスを経て夢をかなえたのか等、突っ込んだ質問もぶつけてみました。ぶしつけな内容にもかかわらず丁寧に応えていただきました。参加した学生も「いろいろな業種の方とお食事、お話ができて視野が広がった」「緊張したけどとても面白くて楽しいひと時だった」と喜んでいました。業界が違えば勝手も違って、私もゼミ生も大変見聞を広めることができた一日となりました。   人間環境デザイン学科 准教授 加藤 信喜    

2019.08.05

「インテリア設計士2級」に8名が合格~人間環境デザイン学科

インテリア設計士は、一般社団法人日本インテリア設計士協会が認定する資格で、生活者が安全に快適な住生活ができるよう、インテリアに関する計画・設計並びに生産・施工・監理に関して、高度な知識・技術・技能があることを証明するものです。(一般社団法人 日本インテリア設計士協会HPより)   本学において、第59回「インテリア設計士2級資格検定試験」が2019年7月6日(土)、7日(日)の2日間で開催されました。   今年は2回生9名が受験し、8名が合格しました。ちなみに全国では780名が受験して556名が合格、合格率は71.3%と昨年より少し難易度が上がりました。     ◎合格者は下記の8名です。(敬称略) 追田奈菜・大久保萌恵・岡本萌樺・柿本菜月・北野芹香・砂田菜摘・角谷桜・中山瑞貴   皆さん、本当におめでとうございました。   人間環境デザイン学科 准教授 加藤信喜   【過去の成績】 2018年度 インテリア設計士2級試験結果 2017年度 インテリア設計士2級試験結果 2016年度 インテリア設計士2級試験結果 2015年度 インテリア設計士2級試験結果 2014年度 インテリア設計士2級試験結果 2013年度 インテリア設計士2級試験結果 2012年度 インテリア設計士2級試験結果 2011年度 インテリア設計士2級試験結果 2010年度 インテリア設計士2級試験結果 2009年度 インテリア設計士2級試験結果

2019.06.13

G20大阪サミット シンボルデザインコンペの思い出~人間環境デザイン学科加藤ゼミ

人間環境デザイン学科の加藤です。   構想や提案をしたけれども最終的には日の目をみずに終わったデザインのことを「インポッシブル・デザイン」と勝手に呼んでいます。人間環境デザイン学科の2・3回生が合同で学内外の課題解決に挑むプロジェクトゼミでは、毎年「インテリアプランコンテスト」にゼミ生一丸となって挑戦しています。第1次審査までは通過する学生もいますが、最終審査で入賞するまでには至っておりません。その他にも数々のコンペに挑んでいますが、ほとんど負けているのが実情です。建築家・安藤忠雄氏に「連戦連敗」という著書がありますが、氏ですら負け続けているわけです。   大阪でのG20サミット開催が連日メディアを賑わせていますが、このシンボルマークデザインも1年ほど前にコンペが開催され、最優秀作が選ばれて採用されました。実は、我々も果敢に挑戦していたのです。   採用されたロゴはこちら   当時の4回生山根寿奈さんと2人でG20サミット シンボルデザインに没頭していました。我々は、大阪で開かれるので太陽の塔の顔をイメージしてG20の文字が顔になるようにデザインしました。二人で「これはいける!」とほくそ笑んでいたのですが・・・     開催を目前にした今になって悔しさが蘇ってきました。あまりに残念なので、インポッシブル・デザインとしてご紹介させていただきました。   人間環境デザイン学科准教授 加藤信喜 【関連記事】 学生が店舗デザインを担当した「izhaori」が令和元年5月1日にOPEN!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 「ちゃんこ好の里」さんのサイン看板作成!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 大学に隣接する商業施設「エコール・マミ」へのデザイン提案!~人間環境デザイン学科加藤プロジェクトゼミ

2019.05.08

学生が店舗デザインを担当した「izhaori」が令和元年5月1日にOPEN!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ

人間環境デザイン学科の加藤です。私が設計を担当したころげ荘(2013年8月20日)でのゼミの夏合宿から6年近く経ちました。ころげ荘の施主から久しぶりに連絡があり、「奈良で期間限定ショップを出店するので学生さんと一緒にお店づくりを手伝ってもらえないか」というお話でした。オーナーさんは1年前に「izhaori」(古い着物をリフォームし、現代的な服にして販売)という新ブランドを立ち上げネット販売してきましたが、今回は商品を手に取ってもらえるブティックを2年限定でつくるという内容です。ゼミ生にとってはまたとないチャンスなので二つ返事で受諾し、すぐにプロジェクトは始まりました。     場所は奈良ホテルの南、福智院町にある5坪ほどの小さな敷地です。     早速、現場に行って採寸(2/13)をして、施主の要望を聞き、基本設計、模型(S=1/30)制作にとりかかりました。   ▼学生が制作した模型     ▼店内スケッチ(2回生 勝屋翔太)     オーナーさんに研究室まで来ていただき(3/8)、施工していただく工務店さんにも同席してもらい学生と共にプレゼンをしました。幸いにもほぼ計画案は受け入れていただき、次は施工へと進んでいきます。   4月初旬に工事着工。4/17にはゼミ生5名と店舗の壁に珪藻土を塗りました(施工)。この道50年のベテラン左官職人さんに丁寧に指導していただき、1日ですべての壁を塗ることができました。金ゴテを片手に最初はぎごちなかったのですが、後半は慣れてきて職人さんからもお褒めの言葉をいただきました。   ▼初めての左官工事に悪戦苦闘しましたが、丁寧な指導のおかげですべての壁を塗り終えました。     壁に奈良出身の偉大なグラフィックデザイナー田中一光のオマージュとして鹿の絵をスタンプで描きました。 「izhaori」のハンコを別注してつくり、その小さいハンコを根気よく押し続けた力作です。   ▼制作~完成(ゼミ生 田中沙紀)   ▼お昼にはオーナーさん手づくりのお弁当を店内でご馳走になりました。     入口ドアとウィンドウガラス部にまだサイン工事が残っていましたので、当日の午前中に学生がカッティングシートを貼ってプロジェクトは完了しました。       元号が令和になった5/1(水)にめでたくオープンの日を迎えました。 オーナー様の寛大な要望になんとかお応えすることができ、学生共どもホッとしているところです。     ▼フラッグは卒業生の山根寿奈さんがデザイン     【加藤ゼミ4回生たちの感想】 模型作りから壁塗りまで一通り経験させていただいた中で、特に壁塗りは職人さんに教えていただきながら塗りあげることができ、とても貴重な経験でした。 太秦柚香里   設計が実現する施工に関わるのは初めてで、施主さんと直接関わることや、生の現場を経験することで、想像との違いに驚かされました。このような機会を下さった方々に感謝し、今後に生かしていきたいと思っています。 青木紗耶   実際の店舗を1から作り上げるということを、学生のうちに経験でき、とても勉強になりました。打ち合わせに参加するだけでなく、実際に現場で作業の手伝いもやらせてもらえたことで、出来上がりの工程を直に感じられて嬉しく思いました。 田中沙紀   ▼「izhaori」(古い着物をリフォームし、現代的な服にして販売)   お近くにお越しの際には、ぜひ、お寄りください。   人間環境デザイン学科 准教授 加藤信喜   【関連記事】 「ちゃんこ好の里」さんのサイン看板作成!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 大学に隣接する商業施設「エコール・マミ」へのデザイン提案!~人間環境デザイン学科加藤プロジェクトゼミ 「バーンデザイン」農家小屋アート!第3弾~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 白浜夏合宿リポート~人間環境デザイン学科 加藤ゼミ

2019.04.25

株式会社タナベ新社屋の外構計画「地域に開かれた広場」を提案!~人間環境デザイン学科「ランドスケープ演習」

昨年の6月頃、奈良県田原本町にある株式会社タナベ様から新社屋の外構計画についてご相談を受けました。昨年7月に新社屋の落成式を終えられたのですが、植栽や外構部分が未完成の状態でしたので、地域住民の方々も気軽に利用できる『地域に開かれた広場』をぜひ学生たちにデザインしていただきたいとのことでした。 早速、現地調査を行い周辺環境や近隣住民の様子を把握した上で、講評会に向けてプランを考えはじめました。そして2019年2月4日(月)、社長もお招きし全23点の講評会を行いました。     新社屋の周辺には緑が少なく、周辺住民が集える場所がなかったため、学生たちの提案にはたくさんの木々と気軽に腰かけられる場所、楽しいイベントが行える広場など、様々な提案がありました。 全23点の中から最優秀賞と優秀賞を選んでいただき、選ばれた学生にはバレンタイン限定の歯ブラシやレインボー歯ブラシなどが贈呈されました。また、今回提案させていただいた中から実現するものもあるとのことで、学生たちもとても喜んでいる様子でした。 企業様を相手に発表する機会はあまりないので、とても良い経験をさせていただくことができました。     作品1:“地域の庭先”   ・コンセプト 働いている方の温かさとマッチした外構計画を。我が家の庭のようにふらっと立ち寄り、留まる。自然に人が集うみんなの庭先のようなプランに。正面玄関側に3つのゾーンを設置(シンボルツリー・プライベートゾーン・イベント)し、広場の利用者の気分や用途に合わせて使用できるようにしました。また、駐車場側には直線的な敷地に動きをつけるための小径を設置しました。大きな手洗い場などを置くことで歯ブラシ工場でのハミガキ教室など、地域へ開く動きとしてイベントを提案。工場のシンボルカラーである赤は、シンボルツリーのイロハモミジで印象付けを図れるように工夫しました。     ・感想 敷地のスケール感をとらえることがとても難しかったです。自分の提案したいプランをどのサイズで配置するべきなのか現況図や現況写真などをもとに何度も練り直し完成させました。地域に開かれた広場に何が必要であるのかを自分なりに考えプランニングに落とし込み、工場の社員の方に発表できるように取り組みました。植栽を一本一本調べながら配置し実際どのような空間になるのかをイメージしながらの作業は難しくもありましたが大きな学びになりました。空間を使用する対象者は誰で、伝えたい提案をどう上手く表現するのかを常に考え制作した経験を今後にも生かしていきたいと思います。   人間環境デザイン学科4回生 矢野眞子   作品2:“楽しく、キレイ”   ・コンセプト 地域に開かれた企業事業地という要望で、周辺住民に気軽に入って楽しんでもらえるようなプランにしました。入っていいことが分かりやすいよう敷地外からでも目につく場所に休憩所を設け、里道と敷地の境には小さなトンネルを設置しました。舗装の色などに気を使い全体的に明るいイメージにすることで清潔感も意識しました。また、「キレイ」に関してはプランニングの面だけでなく、歯ブラシ工場ということでみんなの歯をきれいに保つために情報を発信するプログラムを考えました。イベントを定期的に開催していくとのことで、その時に工場の製品以外でもタナベがおススメするオーラルケア商品を紹介・販売してもらうこと、お悩み相談コーナーを設けることを提案しました。     ・感想 プランニングをするにあたって、「企業の要望に応えるためにはどうすればいいのか」にかなり悩みました。また、駐車場などの使いやすさも考えながらゾーニングをうまくつなぐのが難しかったです。1つの正解がないので完成させるのに時間がかかりましたが、自分のやりたいことを大切にして課題を進めました。 植栽の種類を決める時は、自分のイメージする見た目と場所ごとの条件に合う樹木を探すのが大変でした。いろいろ検討して最終的には納得のいくプランができました。樹木について少し知識がついたように思います。また、この課題でプランニングをする上でアクティビティを考えることが大事だと気づくことができました。   人間環境デザイン学科4回生 外尾華奈子   【関連記事】 「ちゃんこ好の里」さんのサイン看板作成!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 「広陵町箸尾縁台プロジェクト」レポート!~人間環境デザイン学科陳プロジェクトゼミ 大学に隣接する商業施設「エコール・マミ」へのデザイン提案!~人間環境デザイン学科加藤プロジェクトゼミ 今井町“みんなでつくろう!”床几プロジェクト~人間環境デザイン学科 竹取公園ツリーハウスが完成!~人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ 広陵町にまちづくり提案!~人間環境デザイン学科「ランドスケープ演習」