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理学療法学科
2017.10.16
大学院生が第41回日本神経心理学会学術集会で発表!~健康科学研究科
平成29年10月12日(木)、13日(金)に東京で開催された第41回日本神経心理学会学術集会に参加・発表してきましたので、私(健康科学研究科 修士課程 林田一輝)から報告させていただきます。本大会は医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、心理学者など多岐にわたる分野の臨床家・研究者が参加しており、非常に活発な議論がなされていました。 症例報告では、どの先生方も臨床症状について深く考察されており、臨床に対する熱心な態度が伺え、私自身襟を正されました。シンポジウムでは「高次脳機能障害の治療戦略」や「認知モデルと方法論」といったテーマが取り上げられ、神経心理学の方向性が治療、リハビリテーションの実践にあることが示されていました。 また、河村満先生(昭和大学病院附属東病院)から「神経心理学を学ぶ人のために」という題で特別講演が行われました。ブロードマンの脳地図が死後100年経っても残っているように、臨床・研究をわかりやすく表現していく努力が必要であるというメッセージを頂きました。 私は「他者との目的共有が運動主体感と運動学習に及ぼす影響」という演題で発表致しました。本研究は運動主体感を増幅させる手立てを他者関係の視点から探るとともに、運動主体感が運動学習効果に与える影響を調査したものです。フロアから運動主体感・運動学習に関する的確な質問、意見をいただき自身の研究を見直す良いきっかけとなりました。また、自己意識に関する発表に質問・ディスカッションすることで考えや問題点を共有することができ、私にとって今回の学会参加は成功体験となりました。今回頂戴した意見を参考にさらに精度を上げた研究に取り組んでいきたいと思います。 このような貴重な経験ができたのは森岡教授をはじめとする多くの方のご指導と畿央大学の支援があってのものです。この場をお借りして深く感謝申し上げます。今後は研究成果を国際雑誌に投稿し、少しでも還元できるよう努力致します。 健康科学研究科 神経リハビリテーション学研究室 修士課程 2年 林田一輝 ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターHP ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターFacebook 【関連記事】 ・大学院生が第22回日本ペインリハビリテーション学会学術大会で優秀賞をW受賞!~健康科学研究科 ・大学院生が第10回欧州疼痛学会でポスター発表!~健康科学研究科
2017.10.13
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.47~9月勉強会は疲れ目の解消方法!
こんにちは、健康支援学生チームTASK※、理学療法学科2回生の波田菜月、福山美雪と人間環境デザイン学科2回生の藤原朋香です。2017年9月27日(月)に、「疲れ目の解消方法」についての勉強会をしました。 ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 今回の勉強会では疲れ目の原因やセルフチェック、セルフケア(ツボやマッサージ)について話しました。疲れ目に対する質問に答えて疲れ目度合いをチェックしたり、疲れ目解消のマッサージを行いました。疲れ目の対処法を知り、これから目が疲れた時に今回の勉強会を活かして疲れ目解消をしようと思います。 ▼TASKの「T」! 忙しい日常生活でも知らない間に目が疲れていることがあります。日頃からセルフケアを心がけましょう! 理学療法学科2回生 波田菜月 福山美雪 人間環境デザイン学科2回生 藤原朋香 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2017.10.13
理学療法研究会「SAPS」OB・OG会を開催!~在学生レポート
2017年10月8日(金)、学生による理学療法研究会「SAPS※」のOB・OG会がありました。今までは、SAPSのOB・OGの方々が発表してくださっていましたが、今回は学生のときはSAPSに所属していなかった畿央大学理学療法学科の卒業生の方にも発表していただくという形で企画しました。 ※SAPS(サップス)とは、Studying About Physical therapy by Studentsの略語で、学生による理学療法研究会を意味しています。「学生の間からでも何か患者さんのためにできることはあるはず」との想いで、2006年の夏に当時1回生の8人の学生で設立された研究会です。現在、8期生までOB・OGが誕生しており、学生と理学療法士(卒業生)が交流する機会を定期的に設けています。 まず、3回生が「海外インターンシップ(台湾)に参加して」、4回生が「臨床実習に参加して」というテーマで発表しました。日本と台湾では教育と医療の体制の相違点が多くあり、私(理学療法学科3回生 渡辺梨佳)自身がインターンシップに参加してその違いを新鮮に感じたので、紹介させていただきました。台湾の一部大学ではDPTプログラムという理学療法士をめざす学生が6年間大学に通うシステムが導入されました。日本でもその制度を取り入れていくべきか、取り入れることが可能なのかなど、後のパネルディスカッションでも議題としてあがり、発表してくださった卒業生4人がそれぞれの意見を述べられていました。 その後、SAPS3期生(畿央大学理学療法学科6期生)の峯さんと筆保さんにそれぞれ「小児リハビリテーションについて」と「医学的観点から疾患管理を目的とした予防理学療法を考える」というテーマで、また5期生の米元さんと今井さんにはそれぞれ「理学療法士にとって身体とはなにか」と「急性期疼痛の考え方について」というテーマで発表していただきました。 今回は1、2回生にとっては難しい内容もカバーできるように「卒業生×1・2回生」「1・2回生×3・4回生」といったようにバディを組みました。発表内容は難しいものばかりでしたが、大学の授業を受けているだけでは学べないような、リアルな理学療法士の臨床経験や意見、考え方を知ることができ刺激がありました。 発表が終わると「学生と卒業生で考える理学療法の未来図」というテーマでパネルディスカッションを行いました。発表者と参加者の両方から、発表を踏まえたうえでテーマを募集し「日本でDPTプログラムを導入するべきか」「将来理学療法士として働く上での経済面や健康面、家庭面での不安」「どういう理学療法士になりたいか、今後の目標」など、さまざまなテーマで卒業生と在学生の意見をまじえながら今後の理学療法についてディスカッションしました。 OB・OG会終了後、大学の地下食堂で懇親会を行いました。発表してくださった方に質問をしたり、今後の学生生活の過ごし方についてアドバイスをもらったり、就職や臨床実習を控えて、聞きたい事を聞いたり、縦と横の交流を積極的に行える場となり、盛り上がっていました。 ▼懇親会ではビンゴ大会も実施しました! SAPSでは毎年代替えというものがあります。去年1つ上の代から引き継ぎ、1年間代表をさせていただきました。日々の学生活動の企画や、今回のように卒業生の方を交えた会の企画・司会など、今までにない経験をたくさんさせていただきました。最初は代表をやっていけるのかと不安でしたが、2人の副代表と一緒に考え「よりよい活動にする」という目標をもちながら、時にぶつかり時に支えあい、一緒に時間を過ごしていくうちに、いいチームワークができあがっていったと思います。わたしだけでは気を配れなかった部分を2人がサポートしてくれたことによりうまくいったことばかりなので、とても感謝しています。 将来、この貴重な経験を生かしていきたいです。 発表していただいた方は、現在理学療法士として働かれています。実際に現場に出て働いている理学療法士と接点をもつ機会が得られるのもSAPSに所属する魅力です。積極的に活動に参加し将来に生かせるように、様々なことを吸収することで成長できる場だと思っています。代はかわりますが、これからもSAPSの活動に積極的に参加していきます。 最後になりましたが、会の企画・運営をサポートしてくださった石垣さん、お忙しい中準備や発表、参加してくださった卒業生の方々、ありがとうございました! 理学療法学科3回生 渡邉梨佳 理学療法研究会「SAPS」OB・OG会を開催!~卒業生レポートはコチラ! ●SAPSの取り組みはコチラから!!
2017.10.12
理学療法研究会「SAPS」OB・OG会を開催!~卒業生レポート
卒業生・在学生あわせて87名が交流! 10月8日(日)学生による理学療法研究会「SAPS※」のOB・OG会を開催し、26名の卒業生が集まりました。在学生61名も参加し、あわせて87名の新旧SAPSメンバーが集まりました。 ※SAPS(サップス)とは、Studying About Physical therapy by Studentsの略語で、学生による理学療法研究会を意味しています。「学生の間からでも何か患者さんのためにできることはあるはず」との想いで、2006年の夏に当時1回生の8人の学生で設立された研究会です。現在、8期生までOB・OGが誕生しており、学生と理学療法士(卒業生)が交流する機会を定期的に設けています。 このOB・OG会はSAPSの初代が卒業してから毎年継続して開催しており、今回で8年目の開催となります。会の目的は、理学療法士として働くOB・OGから学生に対して、学内教育だけでは学べないリハビリテーションや理学療法に関すること(実際の現場の話や学術的な話題提供)を伝えるとともに、学生と卒業生が一緒に議論し交流を図ることで、広く縦と横の繋がりを形成し、双方が前向きに学業や仕事に向き合えるきっかけづくり、モチベーションの向上を得ようとするものです。 今回のテーマは「学生と卒業生で考える理学療法の未来図~それぞれの立場・領域から描く多様性と共通点~」として、学生、OB、そして初の試みとして、畿央大学理学療法学科の卒業生からも様々な話題提供をしてもらいました。 学生発表では、3回生から海外インターンシップ(台湾)に関する報告を行い、4回生からは臨床実習での学びや想いを発表してもらいました。特に、台湾と日本の教育制度の違い(DPTプログラム:6年制教育)や医療・介護の制度や文化の違いについて紹介してくれたのは、卒業生にとっても新鮮な情報が多かったと思います。 そして、SAPSのOBからは、峯さん(SAPS3期生・理学療法学科6期生)と筆保さん(SAPS3期生・理学療法学科6期生)から、それぞれ「小児リハビリテーション〜療育センター・小児専門病院での実際と臨床における観察の視点〜」、「医学的観点から疾患管理を目的とした予防理学療法を考える ~代謝疾患を対象として~」のテーマで発表してもらいました。どちらも臨床現場のことを学生にも分かりやすく、かつ学術的な要素も入れながら話題提供してもらい、なかなかイメージにしくい現場のことや、そこでの課題や悩みなどがよく伝わったと思います。 また、卒業生からは、米元さん(理学療法学科5期生)と今井さん(理学療法学科5期生)から、それぞれ「理学療法士にとって身体とは何か」、「急性期疼痛の考え方」のテーマで発表してもらいました。どちらも臨床で理学療法士として働きつつも、大学院に進学し研究しているため、学術として非常に質の高い内容となっていました。そのため、OB・OGでも難しいと感じたかも知れませんし、学生にとっては「全く分からないこと」もあったかも知れません。しかし、一見自分の勉強(大学での勉強)とはかけ離れたような内容も「将来、理学療法士になった際には大事なことになる」ということを知れたこと自体が、将来を真剣に考える良い経験や機会になったと思います。また、卒業生にとっても非常に良い刺激になり、自身の仕事や学ぶことへの態度を改めて省みる良い機会になりました。 これら多様な各発表が終わった後には、会のテーマに沿ったパネルディスカッションを行い、参加者で理学療法の未来図として共通する重要なことを議論しました。さまざまな意見がありましたが、おおよそ共通していたのは「考え続けること」「主体的に行動を起こすこと」という点でした。 【参加者の感想】 <卒業生> ・働きだすと考えないこととか、考えないといけないと分かっていても日常の忙しさから考えるコトを避けてしまっていることを考えたり、思い出したりできる場がSAPSだなと改めて感じた。 ・意欲の高い学生と接することができて、自分ももっと頑張らないといけないと思った。 <学部生> ・人によって考え方が違っていて、それぞれの考え方が素敵で自分も自分を持った理学療法士になりたいと思った。 ・難しい内容もあったが良い経験になった。これから先輩たちが話していた内容が分かるように勉強を頑張りたい。 その後は地下食堂に移動し、全体での懇親会を開催し、よりフランクな雰囲気で縦と横の交流を図りました。ここでは、途中にビンゴ大会があるなど、学生が準備してくれた企画で学生と卒業生が一緒になり盛り上がりました。 最後に、全体での懇親会が終わった後には、卒業生主体の懇親会を懐かしの「風神(学生時よく利用していた居酒屋)」で開催し、より深い話を先輩後輩に関係なく交わしました。 このように、学生と卒業生が集まり、自分たちの将来について真剣に議論し交流を深めるという機会はSAPSならではのことだと思います。今後もこのような機会を継続し、より良い理学療法やリハビリテーションについて、学生・卒業生の立場に関係なく考え続け、それぞれが行動していきたいと思います。 最後に、今回のOB・OG会の開催を支援してくださった畿桜会(同窓会)に感謝致します。 SAPS初代代表 石垣智也(理学療法学科4期生) 理学療法研究会「SAPS」OB・OG会を開催!~在学生レポートはコチラ! ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2017.10.10
同窓会レポート~理学療法学科松本ゼミ「松本会」!
9月30日(土)に、理学療法学科・松本大輔先生のゼミ同窓会を開催しました。この「松本会」は毎年開催しており、今回で8回目となりました。今年は、卒業生13名と現役生11名に先生と、総勢25名が参加してくれました! ▼松本先生と卒業生13名 今回は先輩方に結婚や妊娠などのお祝い行事が多く(残念ながら参加していただけなかったため)最年長が8期生となり、参加者全員の歳が近かったため、いつも以上にフレッシュで賑やかな松本会だったように感じます! もちろん、いつまでも変わらず、松本先生が一番フレッシュなのですが。。。 去年の松本会で出会った4回生が社会人となり、去年とは別人のような対応に一番驚き成長を感じることができ、嬉しくなりました。また後輩の話を聞きアドバイスをすることで、自分の今の理学療法士としての生き方を改めて考える機会となり、同期の頑張りや、先輩方から様々な分野の話を聞くことができ刺激になりました! たくさんの先輩方にお会いできなかったのはとても残念ですが、毎年恒例のため来年また皆様にお会いできることを楽しみにしています! 理学療法学科9期生 赤尾 静香 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2017.10.05
星城大学 機能形態学クラブとの合同合宿レポート!~理学療法学研究会「SAPS」
2017年9月2日(土)~3日(日)、三重県の磨洞温泉涼風荘において、毎年恒例の星城大学機能形態学クラブと畿央大学理学療法学研究会「SAPS※」による合同合宿・勉強会が行われました。 ※SAPS(サップス)とは、Studying About Physical therapy by Studentsの略語で、学生による理学療法研究会を意味しています。「学生の間からでも何か患者のためにできることはあるはず」との想いで、2006年の夏に当時1回生の8人の学生で設立された研究会です。現在は在学中からOB・OGと交流する機会も多く持っています。 9月2日(1日目) 2日間のスケジュール発表や、簡単な自己紹介ののち、先生方やOBの方々、星城大学、畿央大学の交流のため、全員で体を動かせるアイスブレイキングからはじめました。 そののち、「世代ごとのリハビリテーション」というテーマで自分たちが事前学習したことを発表した後畿央大学のOBの方々に講演をしていただきました。 どのグループも、OBの方が提示された症例に対し、積極的に意見交換ができました。自分が所属しているグループに限らず、他のグループで出た意見を聞けるようフィードバックの時間もあり、とても有意義な時間でした。 学生の間はイメージしにくいですが、働きだしたらすぐに必要になる医療現場でのコミュニティについて講演していただいたおかげで、「医療現場でのPTのありかた」「相手への関心」「その人らしさの重要性」など、理学療法士として大切なことを改めて感じることができました。 勉強会のあとはバーベキューをしました。普段はなかなかお話する機会がない、先生方やOBの方々、他大学の理学療法士や作業療法士をめざす学生と、楽しく食事ができて良かったです。 9月3日(2日目) 2日目は「病院以外でのリハ」というテーマで話し合いました。 実習では病院で働いているPT(Physical Therapist:理学療法士)の方としかお会いする機会がないので、病院以外のPTという視点で考えるのは、とても新鮮でした。また、去年まで学生生活を送っていたOBの方が、理学療法士1年目として働き出した際に感じたギャップは、私たち学生にリアルな刺激を与えていただき、今後の学生生活をより充実させる良い機会になったと思います。 また合宿に10年ほど同行していただいている健康科学部長の金子先生からは、学生・OBの発表のひとつひとつに感想やご意見をいただくだけでなく、生理学のトピックスから人生経験までを含んだ特別レクチャーをしていただきました。ありがとうございました! 合同合宿・勉強会を通して、今年もOBの方々の講演や、星城大学の学生との交流からたくさん学ぶことができ、とても嬉しいです。貴重なお話をしてくださった金子先生、飯塚先生、畿央大学のOBのみなさんに、心より感謝しています。 そして、企画して頂いた合宿係の皆さん、ありがとうございました!また来年、このような交流の機会が訪れることを楽しみにしています! 理学療法学科2回生 森川 真奈 【関連記事】 理学療法研究会「SAPS」のOB・OG会を開催しました。
2017.09.25
同窓会レポート~理学療法学科森岡ゼミ同窓会
理学療法学科の森岡ゼミが開設されて12周年(干支が一周)ということで、初の同窓会を開催しました。 現在、森岡ゼミは13期生(現3回生)まであり、1期生から数えると101名のゼミ生が誕生しています。今回は、遠くは広島や東京から1期~13期生まで合計51名が参加してくれて、盛大に開催することができました。 会は「みんなで集まり楽しく昔を懐かしむ」という趣旨だけでなく、森岡ゼミらしく未来志向型で「学術」の要素も多く盛り込んだ内容となり、1期生の隠明寺さん、2期生の西下さん、そして3期生の田津原さんから「臨床・研究・教育管理」と多岐に渡るOB講演(話題提供)をして頂きました。いずれのお話しもアカデミックでありつつも、先輩方の今に至る歴史や現在大切にされている想いが詰まった内容で、卒業生だけでなく現役ゼミ生も真剣に聞き入っていました。私としても先輩方が楽しそうに話をされている姿をワクワクしながら聞かせて頂き、そのような真っすぐな姿勢から「今の自分に本当に大切なものは何か?」という問いに対して、気づきを得ることのできる機会でした。 また、現役ゼミ生代表の福知さん(12期生)には、今の森岡ゼミの紹介を行ってもらいました。私(4期生)が所属していた時に比べると、研究内容が明らかに高度になっており、森岡ゼミ12年の発展を感じさせるものとなっていました。ただ「非常に個性的なメンバーが集まるゼミ」であるという特徴は、今も昔も変わっていないようでした。 最後に、森岡先生から「次世代の社会を担う若者たちに向けたメッセージ」と題して、卒業生や学生が今後の人生を幸せに歩んで行くためのヒントとなるお話しをして頂きました。先生のこれまでの歴史から、様々なお言葉をもらいましたが、個人的には「いくつになっても緊張するような変化(挑戦・成長)を目標に行動を継続する」というメッセージが強く残っています。社会に出て仕事にも慣れ、家庭を持ち、組織の中で役職に就くなどすると、自ずと保守的になる傾向にあるかと思います。プライベートでも仕事においても、常に挑戦・成長の意識と行動を持ち続けることが、少し先の未来で現在を振り返ったときに「幸せだった」と感じることに繋がるのだと思います。 また、同窓会開催の準備や当日の運営において、多くの卒業生・現役ゼミ生の方々にご協力を頂き、有意義な同窓会を開催することができました。関係者の皆さん、本当にありがとうございました。そして何より、常にストイックに成長を求め挑戦する背中を見せ続けて下さり、卒業後もいつもさりげなく気にかけて下さっている森岡先生に感謝致します。またいつの日か「畿央大学 森岡ゼミ」という原点に立ち返りつつも、世代を超えた仲間で前向きに未来を見据えていく機会を設けることができればと思っています。 最後に、今回の同窓会開催を支援してくださった畿桜会(同窓会)に感謝申し上げます。 理学療法学科4期生(2010年3月卒業) 石垣智也 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2017.09.22
平成29年度「全学年症例検討会」を開催しました~理学療法学科
2017年9月13日(水)、理学療法学科4回生が下級生とグループになって「総合臨床実習」での学びや経験を伝える「全学年症例検討会」を行いました。 理学療法学科4回生は、4月~7月までの期間、8週間の総合臨床実習を、2か所の病院で計16週間行います。実習先の病院で理学療法士(実習指導者)の指導のもと、様々な疾患の患者さんを対象として基本的な評価を行い、その結果に基づいて治療プログラムを立案。実際に治療をさせて頂くことで、基本的な理学療法を修得していきます。学内での学習とは異なり、患者さんと直接向き合う経験を通して、4回生たちは見違えるほど大きく成長します。 症例検討会では各学年2~3名、合計12名程度のグループに分かれ、司会進行は4回生が担当。教員はファシリテーターとして見守ります。4回生は担当した症例から学んだことをまとめ、基本的な知識を再確認し、下級生たちに説明できる能力を高めることが目標です。1~3回生は現在学んでいる基礎医学と臨床との関係を理解することで、学習へのモチベーションを高めることが目標となります。どのグループも活発な質疑応答が行われ、また実習に関する情報も得ることができ、学年をこえた「タテのつながり」も深まる症例検討会となりました。 症例検討会に参加した学生たちの感想を学年ごとに紹介します。 【4回生】 これまで1年生から3年生まで先輩達の症例発表を聞いてきました。3年生の時は「半年後には私も実習へ行って、こんなことをしなければならない」と思い、焦ったことをよく覚えています。今回は私たちが発表ということで、後輩たちにどのように伝えれば分かりやすいかを考えていました。 1.2年生には症例の病態を中心に、3年生には私なりに考えてどのように治療したかとその結果も説明しました。症例についての話が終わった後は、色々な質問をしてくれました。質問の内容から、これからの学校での勉強や実習への不安が多い印象でした。どちらも簡単ではないですが、頑張って欲しいと思います。 私の拙い説明で伝わったかはとても不安ですが、これから後輩のみんなが考えたり実習に行ったりする上で少しでも参考になれば嬉しいです!実習へ行けば、辛いこともあるけど患者さんとの良い出会いや楽しいこともたくさんあると思います。担当させていただく患者さんのために、いっぱい考えて充実した実習になるように頑張って下さい!! 理学療法学科4回生 喜多郁果 【3回生】 今回、先輩方に長期実習の話を聞かせていただきました。1,2回生の頃は話を聞いた時に全然わからなくても、「まだ先のことだ」と思っていましたが、半年後に自分たちが実習に行くと思えば、「もっと勉強しなければ!」と強く焦りを感じました。勉強をしておくと良いところや、まとめておくと役立つところも教えていただけたので、実習に向けて少しずつ準備していこうと思います。また、今後の授業では実習や臨床に出た時のことを意識し、今まで以上に勉強や実技の練習を頑張ろうと思えた貴重な機会になりました。 理学療法学科3回生 山本真美 【2回生】 実習を終えた4回生の先輩方から症例発表をお聞きしました。昨年1回生として参加したときは全然わからなかったことが、2回生になり専門的な知識が少しずつ増え、理解できることが多くなりました。それでもまだ知識が不十分で未熟な部分がたくさんあったため、今までの基礎的な勉強や、今後の専門的な勉強や技術の習得をより一層深めていかなければいけないなと感じました。 また、知識や技術面だけでなく、心理面でのサポートも大切であることを改めて実感し、積極的なコミュニケーションを心がけようと思いました。実際に臨床現場を経験した先輩方からの貴重なお話を参考にして、今後の勉強や実習に取り組んでいこうと思います。 理学療法学科2回生 松尾翠 【1回生】 理学療法学科の全学年が集まって話をする機会は今までなかったので、とても貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。患者さんの症例や治療法を聞いていると、前期の授業で学んだことはもちろん、私たちが3日間の見学実習で学んだ事などがたくさん出てきて、私たちが今学んでいることが臨床現場のどのような部分につながっていくのか、深く知ることができました。 理学療法学科1回生 溝端由衣・南すみれ 【4回生】 1.2回生には、今履修している教科に合わせて、なるべくわかりやすく説明をしました。その後は、これからどんな授業があるか気になっているようだったので、主にこれからの学校生活について話をしていきました。まだまだ実習まで時間はあるので、大学生活を楽しみながら、勉強もしてもらえればと思います!! 3回生には、より詳しく疾患や評価方法の内容、実習中の話などをしました。また、遠隔地に実習へ行っていたので、その際の下宿生活の話もしました。とても真剣に話を聞いて、積極的に質問もしてくれました(^^)これからの実習に不安を抱いているように見えましたが、病院の先生方や、実際に患者様と接して、いろいろな事を吸収してもらえればと思います!実習も辛いことだけじゃないと思います(^-^)v 今履修している基礎的な授業も、臨床ではかなり活かされてくるので、毎回真剣に受けてもらえればと思います!私は基礎的な内容を忘れていることがあり、実習中苦労しました...(笑) 学年が上がるにつれて、部活やアルバイト、勉強などを文武両道させることが難しくなると思いますが、目の前の事を全力で取り組んで、後悔しないように過ごしていってほしいと思います(^^) 授業や実習でわからない事があれば、みんな優しいので先輩や先生方にどんどん質問してみてください(^o^)/ これからのみなさんの活躍に期待しています!! 理学療法学科4回生 水口七海
2017.09.21
理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 帰国後に報告会を開催!
理学療法学科では、昨年度から台湾での海外インターンシップを実施しています。9月6日(水)~12日(火)の日程で現地を訪問していた、3回生12名と教員4名が帰国しました。レポート第9弾は、帰国後に開催された学内での報告会についてです! 【9月13日(水)】 日本に帰国した翌日、畿央大学に戻って「海外インターンシップ報告会」を開催しました。 台湾で作成したスライドを確認し、「自分たちの経験や感動を伝えたい」という思いで試行錯誤しながら手分けして修正していきました。報告会には、想像以上に多くの1回生、2回生、3回生、先生方、そして去年海外インターンシップに参加されていた先輩方も参加してくださり、嬉しく思いました。 発表内容は台湾に行くまでの準備や台湾で訪問した大学や施設の特徴など、多岐にわたりました。 スライドの中に中国医薬大学の方が作ってくださった動画を取り入れたことで、台湾での活動や学生との交流の様子をわかりやすくお伝え出来たのではないかと思います。 春から準備を始めて、少ない時間の中でのスライド作成、英語・中国語の練習など苦労することもありましたが、今では良い経験と楽しい思い出しかありません!学生のうちにこんな素晴らしい経験ができるのは、この海外インターンシップならではだと思います。少しでも海外インターンシップに興味を持ち、参加したいと思う方はぜひチャレンジしてほしいと思います! ▼金子学科長からは英語で「これからもっと海外に目を向け、異文化に触れながら理学療法士として成長してほしい」と講評をいただきました。 最後になりましたが、今北先生、福本先生、松本先生、宮本先生、このインターンシップに関わってくださったたくさんの方々、皆さんのおかげで貴重な体験ができたことを感謝申し上げます。本当にありがとうございました!! ▼海外インターンシップ2017メンバーで、Taiwanの「T」! ▼海外インターンシップ2016&2017メンバー集合! 理学療法学科3回生 永井菜緒 【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾に向けて! 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.1 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.2 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.3 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.4 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.5 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.6 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.7 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.8
2017.09.20
理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.7
理学療法学科では、昨年度から台湾での海外インターンシップを実施しています。今年は9月6日(水)~12日(火)の日程で、3回生12名と教員4名が現地を訪問!現地からのレポート第7弾です! 【9月11日(月)】 午前中は、台中のデイケアセンター「元気學堂」に行きました!到着すると、スタッフの方々だけでなく、利用されている高齢者の方々も出迎えてくれました。 はじめに、元気學堂の紹介をしていただき、動画を見せていただきました。動画は高齢者の方の笑顔があふれていて、とてもよかったです!そして、元気學堂の高齢者の方々と一緒にパイナップルケーキを作りました。 焼いている間に、僕たちから転倒予防の運動を中国語で説明しました!学生一人一人が練習した中国語に挑戦し、伝わった言葉、伝えれなかった言葉と様々でしたが、よい経験ができました。徐々に難易度を挙げていき挑戦しました。難易度が高いと難しいという雰囲気が出てきましたが、笑顔もたくさん増え、和気藹々としていて楽しかったです! そして、焼きあがったパイナップルケーキを食べ、おいしくいただきました! 利用者の方々からのプレゼントで手作りのパイナップルケーキも頂き、名残惜しいながらもお別れをし、大学へと移動しました。 ▼元気學堂の皆さんと記念撮影! 午後からは中国医薬大学(China Medical University/CMU)に訪問し、CMUの学生さんと昼食を食べました。たくさんの種類がありバイキング形式でおいしかったです。 その後、福本先生による講義を聞き、学生発表を行いました。二回目の発表だったので、前回の反省点を活かし望めるように努力しました!CMUの学生さんたちのおかげで場の雰囲気も盛り上がり、いい発表ができたと思います! 学生発表後は、付属病院と大学内の研究室を案内していただき、海外の病院で行っているとこを説明していただきました!最新の機械も見学させていただきました! そしてBall exerciseを学び、CMUの学生と交流を深めました。楽しく教えていただき、笑顔の溢れる時間となりました。Ballやポールを使った講義は初めてでもありましたが、CMUの学生にも教えていただきわかりやすかったです! そのあとは畿央大学からの余興として「ソーラン節」を一緒に踊って盛り上がりました! 最後にCMUの学生によるプレゼンテーションを聞き、CMUがどのような大学で、どんな特徴があるのか知ることができました。プレゼンテーションのレベルはとても高く、面白かったです。 プログラム終了後は学生同士で夜市を楽しんできました!火鍋に案内していただき、おいしく食べました。 学びも刺激も多い、充実した一日になりました。元気學堂とCMUのみなさま、ありがとうございました! 理学療法学科3回生 西條由人 【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾に向けて! 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.1 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.2 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.3 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.4 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.5 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.6
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