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現代教育学科

2018.07.03

1回生が大阪教育大学附属池田小学校を訪問!~現代教育学科

2018年6月14日(木)、教育学部必修科目「ベーシックセミナー」および「現代教育論」の拡大授業として、教育学部現代教育学科1回生が大阪教育大学附属池田小学校(以下、「附属池田小」)を訪問しました。この行事は、今年で9年目となります。学生が学校教育の現場を訪れ、児童たちの学習や生活の様子を直接学ぶことができる大変貴重な機会となっています。     今から17年前の2001年6月8日、刃物を持った男が校内に侵入し、幼い児童と教員を殺傷する事件が起こりました。事件後、附属池田小では安全で安心な学校づくりを目指し、教職員や保護者、大学関係者が連携しながらさまざまな努力が積み重ねられてきました。こうした取り組みにより、2010年に日本で初めてWHOのInternational Safe Schoolに認証、さらに2015年には日本セーフティプロモーションスクール協議会のSafety Promotion Schoolにも認証されました。   今回の訪問では、教育に関わる仕事を志す学生として、学校を安全で安心できる場所とする附属池田小の安全教育の取り組みを学ぶこと、また授業参観を通じて教員の児童への学習及び生活の指導の実態を学ぶことを目標としました。   ○並木通りから校舎へ 当日は過ごしやすい晴天でした。学生たちは、校門前で「来校者」の吊り下げ名札を受け取り、並木通りを進んで校舎へ。入り口からは児童の皆さんが、各教室に案内してくださいました。笑顔で手をつないでくれたおかげで、学生たちもすぐに打ち解けられた様子でした。     ○児童と触れ合いながらの授業参観・給食 各教室に別れた学生たちは、3・4時間目の授業を参観させていただきました。算数や国語、英語や水泳などさまざまな授業を見学しました。なかには授業に参加させていただいたクラスもあり、見通しのよいオープン教室からは楽しそうに学ぶ児童と学生たちの声が聞こえてきました。     各教室は間口を大きく開くことができ、教室と廊下を隔てるドアもガラス張りです。また各階には「先生コーナー」が設けられており、休み時間には質問する児童の姿も見られました。こうした構造のひとつひとつに、「安全で安心な学校」を目指す工夫が窺えました。     給食の時間も引き続き、持参したお弁当を食べながら、児童たちと楽しく過ごしました。カメラを向けると、児童と学生が一緒になって笑顔で「ピース!」をしていた姿が印象的でした。     午前中の活動については、「一人ひとりの理解度を歩き回って瞬時に把握し、かつ声をかけて適切なフォローまで行う教員に感激した」、「「先生」と呼ばれたときにすぐに反応できなかった。「お姉さん」と呼ばれる時とは違う責任感があった」のような感想がありました。   ○事件を学び学校の安心と安全を考える 給食後の休憩時間をはさみ、午後は体育館で「安全で安心できる学校づくり」について安井学科長より講義がありました。当時の校舎見取り図を参照したり、実際の侵入経路を歩いたりしながら、事件の概要について学びました。さらにこれまで附属池田小が事件をどのように受け止め、「安全で安心できる学校づくり」に取り組んできたか、説明していただきました。 学校の安全と安心が、さまざまな工夫や気配りによって守られていることを実感できる時間でした。何気なく見過ごしてしまう学校空間を細部にわたってとらえ直す視点が身につきました。 こうした学びをふまえ、事件で犠牲となった児童8人の名前が刻まれた「祈りと誓いの塔」に献花をし、代表学生が鳴鐘しながら黙祷を捧げました。     講義後の質疑では、「被害に遭った教員のケアはどうだったのか」などの質問が学生から挙がりました。事件をいかに受け止め、また自分自身が学校安全をどのように担っていくのか。教育の道を志す学生として、考え続けて欲しいと願っています。 午後の活動については、「万が一に備えて逃げやすくするための工夫を感じることができました」、「私たちは同じような事件を繰り返させてはいけないと強く思った」、「入校証のように、一つ一つが意味のある制度であるということを保護者はもちろん、小学生にも伝えることで一人一人が校内の安全面を意識しながら学校生活を送ることが出来る」のような感想がありました。     ○学生の事後レポート 訪問後、参加学生には振り返りレポートをまとめてもらいました。以下、学生のレポートから一部を紹介します。   <学習指導について> 理科の授業を見学して、すごく驚きました。先生の質問の回数がとても多くて、ほとんど児童の質問で成り立っているのです。児童がこんなに発言していることにも、発言したがることにも驚きました。そしてその発言一つ一つが考えられていて面白い発想ばかりでした。先生も予想できないだろうなと思いました。しかし先生は、最後にしっかり次につないで、次の授業が楽しみになるような締め方をしていて、なるほどと思いました。児童一人一人の考えを潰さず可能性を残しつつ次に続けるという授業は、児童の考える力を引き出し、より授業に積極的になると思います。     子どもたちの意見は、合っている間違っているに関わらず、すべて先生は黒板にメモをしていた。意見をはっきり言える子言えない子、手を何度もあげる子あげない子などの様々な子がいるなかで、全員に参加してもらえるように授業をするのは大変だと思った。授業の最後に子どもたちにまとめを書いてもらうことで、全員の意見を知ることができるのは大切だと学んだ。   <児童との関わりについて> 6年生と一緒に給食を食べた。初対面にもかかわらず歓迎してくれて、児童と一緒にご飯を食べる時間は本当に楽しく一瞬で時間が過ぎてしまった。子どもは無邪気で素直で可愛かった。初めて先生と呼ばれた時は嬉しいと同時に、やっぱり子どもと関わる仕事がしたいと改めて思った。     4時間目の授業が終わると、女の子の児童たちが私の周りに寄って来てくれて「給食一緒に食べよう」、「ここで食べるの?」、「しおり見せて~」などいろいろ話しに来てくれて嬉しかったです。そして、パイプ椅子を持って教室へ行くと「こっち!こっち!」というふうに話しかけてくれた子が私の腕を引っ張って席へ案内してくれました。その子の班はとてもよく喋る子がいてその子が中心となって私に話をしてくれました。   <学校安全について> 行く前よりも池田事件のことが詳しくなった今、人の命の尊さを改めて感じました。この事件のことを詳しく知り、つらく苦しい気持ちになりましたが、保育士、教員を目指す私たちだからこそ知っておかないといけないことなのだと思いました。すごく貴重な体験ができました。もし私が務めている保育園や小学校に不審者が入ってきたとして、その時に適切な対応ができるかどうかわかりませんし不安ですが、何も知らないよりも今回のこのお話を聞かせて頂けただけでも気持ちは違うと思います。この拡大授業に参加できて本当に良かったです。   事件のどの場面のどの先生の行動も間違っていたとは決して言えないけれど、もしこうしていれば防げていたかもしれないと思うとやるせない気持ちでいっぱいになりました。実際自分が教師の立場で、もしこのような事件に遭遇してしまったら自分はどういう行動をとるだろうと考えました。すぐに答えは出ませんでした。ここで「先生という職業は子どもが好きというだけではできない」とよく言われることを思い出し、改めて先生の大変さを理解しました。       大阪教育大学附属池田小学校の方々へのお礼 最後に、大人数にもかかわらず訪問を快く受け入れてくださった校長先生はじめ全教職員のみなさま、そして学生と楽しく交流してくれた児童のみなさんに感謝を申し上げます。学生の振り返りレポートを読んで、この日の時間が大変に有意義であったと改めて実感しました。貴重な時間をありがとうございました。   (引率教員:生野勝彦、石川裕之、衛藤晶子、大久保賢一、塩原佳典、竹下幸男、中村恵、西尾正寛、古川恵美、安井義和) 【関連記事】 小学校一日見学に134名が参加!~現代教育学科 1回生218名が大阪教育大学附属池田小学校を見学!~現代教育学科 小学校1日見学を実施しました!~現代教育学科

2018.06.29

2018年度「マミポコ・キッズ」前期第3・4・5回活動報告!

こんにちは、マミポコ・キッズです! 私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。今回は、2018年前期の第3、4、5回の活動の様子を振り返ってご紹介します!   第3回:5月27日(日) 第3回はとても暑い中、第2グラウンドを利用して外遊びをしました。「マミポコリレー」のように慎重に運んでいる姿も見られ、グループごとに工夫がみられる素敵なゲームとなりました。   ▲左:「マミポコリレー」みんなで協力してゴールをめざそう!右:「おでんダッシュ」言われた具の場所に移動できたかな?   第4回:6月10日(日) 第4回では、地域の方をお招きして、伝承遊びを教えていただきました。「紙飛行機」、「あやとり」、「お手玉」、「とんとん相撲」、「折り紙」、「糸電話」の6つのブースをグループごとにまわって遊びました。普段しないような遊びを地域の方からたくさん教えてもらった子どもたちは、いつも以上にキラキラした笑顔を見せていました。最後のゲームで「ロンドン橋」というゲームをしました。橋を作ったり、橋の下をくぐったりして地域の方ともたくさん関わることができるゲームとなりました。   ▼左:「紙飛行機」折れるようになったかな? 右:「とんとん相撲」地域の人に勝てたかな? ▲「ロンドン橋」地域の人とたくさん関わることはできたかな?   第5回:6月24日(日) 第5回では、「おもちゃの国」をテーマにした活動を行いました。「ことば製作所」、「おもちゃの宅急便」、「おもちゃの泉」、「ぽいぽいガーデン」、「秘密のおもちゃ箱」、「ばんばんばあん」の6つの国をグループごとにまわって遊びました。たくさんの遊びをすることができ、たくさんの笑顔が見られる楽しいゲームとなりました。最後に「あつまれチャチャチャ」という、進行者が最後に言った言葉の文字の数で集まるゲームをしました。他のグループの友達ともたくさん関わることができ、マミポコ・キッズに来ているみんなで一つとなり笑顔あふれるゲームとなりました。   ▲左:「ぽいぽいガーデン」たくさんお花やロボットにお水をかけよう! 右:「ばんばんばあん」たくさん倒すことはできたかな?    最終回ということで、子どもたちもマミポコ・キッズに慣れてきて、たくさん笑顔が見られる活動となりました。最後にグループリーダーと一緒に今までの振り返りをしました。グループリーダーからプレゼントを受け取った子どもたちは、とてもうれしそうにして大切にカバンの中になおしてくれていました。   また、最終回は保護者の方を対象にアンケートを実施しました。「参加してよかった」「また次回も参加したい」「家でもマミポコ・キッズの話をしていた」といったうれしいご感想・ご意見をたくさんいただきました。保護者の方からのご意見も参考にして、よりよいマミポコ・キッズにしていきます。   2018年度前期マミポコ・キッズはこれで終了となりますが、活動をより良いものにするために、子どもたちと共にわたしたち大学生1人1人が成長していくことのできるマミポコ・キッズになるよう頑張ります!今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願い致します。                                                                                                                     現代教育学科3回生 樋口茉悠(ぶい)                           元神有未(ゆーみん)                          2回生 奥田奈緒(なっちゃん)                               中木屋佑香(とと) 【関連記事・リンク】 2018年度「マミポコ・キッズ」前期第1・2回活動報告! マミポコ・キッズ

2018.06.28

2018年度「マミポコ親子ひろば」第3・4回活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。     【第3回:6/12(火)】 ○自由遊び ○絵本『はらぺこあおむし』 ○ふれあい遊び『バスに乗って』『ぞうきんのうた』『キラキラ青い海』       平成30年度第3回目の活動を報告します。当日は8組の親子が参加してくださいました。 お気に入りのおもちゃを見つけて繰り返し親子で遊ぶ姿や、異なるおもちゃを試してみたりと遊びに夢中の子どもの様子が見られました。今日はプールボールが大人気で子どもたちの楽しい声でいっぱいでした。少しずつ環境に慣れてきて、子ども同士の関わりも少しずつ見られて、お母さんだけではなくお友達を意識するようになってきているのだと感じました。     ふれあい遊びでは親との触れ合いを笑顔で楽しそうにしてくれていました。 今日の活動を踏まえてよりくつろぎながら安心して楽しく活動できる場を作っていけるよう学生一同努力していきたいと思います。   現代教育学科2回生 堀井春花   【第4回:6/26(火)】 ◯自由遊び ◯七夕製作 平成30年度第4回目の活動を報告します。当日は10組の親子が参加してくださいました。 自由遊びでは、おままごとなどの静かな遊びを楽しむ子、ボールを転がしたり体を動かして楽しんでいる子など、子どもたちそれぞれが興味を持ったものに夢中になって遊ぶ姿が見られました。 そして今回は七夕製作があり、みんなで織姫さまと彦星さまを作りました。作っている最中、子どもたちは紙を手でくしゃくしゃにする感触を楽しんでくれている様子でした。保護者の方には、短冊に願いごとを書いてもらい、最後は自分たちで作ったものを持って全員で記念撮影をしました。     子どもたちや保護者の方の嬉しそうな表情を見て、私たちも心があたたかくなりました。 これからも、安心して楽しく活動できる場を作っていけるよう学生一同努力していきたいと思います。 次回の活動は、7月10日(火)に和室で行います。 たくさんのご参加をお待ちしております!   現代教育学科3回生 中村楓 【関連記事】 2018年度「マミポコ親子ひろば」第2回の活動報告! 2018年度「マミポコ親子ひろば」初回の活動報告!

2018.06.08

中学校1日見学実習(英語教諭)学生レポート!~現代教育学科

教育学部現代教育学科4回生10名が、中学校・高等学校の英語の教員免許取得をめざして日々勉強に励んでいます。教育実習に向け、畿央大学と包括連携をしている香芝市にある香芝市立香芝東中学校・香芝北中学校・香芝中学校にて、中学校1日見学実習をさせていただきました。今回は、1日見学実習に臨むにあたっての事前指導について、また各中学校での1日見学実習について報告させていただきます。   ■事前指導① 小松先生による講義 現代教育学科4回生 迎彩香 2018年4月26日(木)2限目に、香芝西中学校教務主任の小松先生にお越しいただき、特別講義が行われました。教師としての姿勢や教科指導、生徒指導などについて、小松先生ご自身の経験をふまえた貴重なお話を聞かせていただきました。 生徒のやる気を引き出すためにまずしなければならないことを、「生徒のコップを上向ける」という表現をされていたことが特に印象に残っています。コップを逆さまに向けたままでは中に何も入らないのと同じで、やる気のコップを上向けることなく授業をしてしまったら教師が「教えた」気になるだけで、その内容が生徒のものになりません。そうならないよう、「コップを上向ける」工夫ができているか生徒の目線で考えることを意識していきたいと思いました。     ■事前指導② 各中学校への事前訪問  現代教育学科4回生 迎彩香 事前指導①と同日の夕方には、中学校1日見学実習をさせていただく中学校への事前訪問を行いました。それぞれの学校で、当日の1日の流れや生徒の特徴などを教えていただいたり、その他1日見学実習にあたり疑問に思っていることを質問させていただいたりしました。卒業生ではない私たちであってもあたたかく迎えて下さり、また英語科の先生にも直接お話をうかがうことができ、1日見学実習への不安が和らぎました。同時に、教育実習の前にこのような実際の中学校での授業実践の様子を見せていただけるこの機会を大切にし、学びを深めたいという思いが強まりました。   ■香芝市立香芝東中学校での中学校1日見学実習 現代教育学科4回生  齊藤舞子 2018年5月10日(木)、私たちは香芝市立香芝東中学校へ行かせていただきました。職員朝礼でご挨拶をした後、各学級へお邪魔させていただき、生徒たちの様子を観察しました。朝のスタートタイムから部活動の見学まで1日を通して英語の授業を中心に、特別支援学級や懇談でもしっかり学ばせていただきました。香芝東中学校は挨拶がしっかりとできる学校で、生徒たちがすれ違うたびに大きな声で挨拶してくれたことが印象的でした。先生方に伺うと、「今の3年生が1年生の時はここまで挨拶をできていなかった。3年間の積み重ねが大切。今の1年生も3年生の様子を見て挨拶がしっかりできるようになってきている。」とおっしゃっていました。先生方の毎日の指導や生徒達自身の努力が、香芝東中学校を良い学校に作り上げていると感じました。   ▲生徒の前で自己紹介(香芝市立香芝東中学校)   英語の授業に関しては、クラスルームイングリッシュをたくさん使って授業をされていました。しかし、単に英語を多用するのではなく、生徒たちの様子を観察しながら、場合によっては日本語も交えて授業されていました。そして、私が見せていただいた英語の授業全ての時間で、ICTを使っていらっしゃいました。デジタル教科書をスクリーンに映して生徒に見やすくしていたり、単語や文の発音を音声で確認したりと、ICT機器ならではの使い方をされていました。しかし、全ての授業をICT機器だけで行うのではなく、1年生は特に、ライティング技能も育成しなければならないので、ノートに英語を書かせるための板書もされていました。デジタルとアナログの両方の良いところを上手く組み込んで授業を構成されていて、すごいなと感じました。また、何度も本文を聞き、音読し、ペアで読んだり暗唱したりする活動も行っていました。何度も繰り返し音読することで英語の表現や発音が身に付くのだと分かりました。本文の音読をする際には、塊ごとに読むようにしていることが印象的でした。   1日を通して、先生方は忙しい中、授業だけでなく、休み時間や放課後、朝の会・終わりの会等で生徒たちとの信頼関係を築いておられると感じました。このような信頼関係ができるのも、先生方が生徒たちとの時間を大切にしているからなのだと思いました。そして、教師になりたいという気持ちがまた一段と強くなりました。これから、英語科の教育実習が始まっていくので、学んできたことを発揮できるように頑張りたいです。   ▲授業見学の様子(香芝市立香芝東中学校)   〇香芝市立香芝北中学校での中学校1日見学実習 現代教育学科4回生  下坊美月 2018年5月17日(木)、香芝北中学校にて現代教育学科4回生3名が中学校一日見学実習を行いました。私たちは各学年にそれぞれ分かれて、担当学級のある学年を中心に授業を見学させていただきました。それでは、実習に参加した学生の感想を紹介したいと思います!   ▲朝の挨拶運動の様子(香芝市立香芝北中学校)   1年生では、ティームティーチングを行ったり、生徒同士で助け合いながら活動させたりすることを通して、どの子にも指導が行き届くような工夫がされていました。また、授業で行う活動と宿題などの授業外学習を活用して、重要な事項に絞って授業が行われており、授業時間を有効に活用することの必要性を改めて感じました。 2年生では、ICTを使っての発音練習、音読が行われており、テンポのいい授業展開が生徒を退屈させないために大切なことだと学びました。また、コミュニケーション活動中心の授業展開だったため、自分のことを英語でどうやって伝えるか積極的に考えている姿も見られました。円滑に活動を進められるように表現の確認を丁寧に行うことや、活動に入る前に例を実演して活動のイメージができるようにすることが大切だと改めて実感しました。そして、このような英語で自分のことを伝えることの積み重ねが英語を学ぶことの楽しさに繋がるのではないかなと思いました。 3年生では、テスト前ということもあり自習の時間もありましたが、生徒の学習進度に合わせて他の学級の授業で時間配分を調節するなど、子どもたちのことをよく知っておられる先生方だからこそできる工夫を行っておられました。また、生徒指導の面では授業外であっても生徒に変わった様子がないかを見ておられました。先生方が少しの変化にも気付けるように注意を払うことは授業内外に問わず、大切なことであると知ることができました。 どの学年の授業でもほとんどの指示が英語で行われていましたが、生徒は落ち着いて活動に取り組んでおり、指示を英語ですることだけでなく、そのための教材や学級の雰囲気作りが大切であることも学ぶことができました。 また、特別支援学級の授業では生徒の自主性を重視して授業が進められており、特別支援での自立や社会参加というところに結びつくような指導が行われていました。 もう間もなく中学校での教育実習が始まりますが、香芝北中学校の先生方、子どもたちから学んだことを活かして精一杯頑張りたいと思います!   ▲生徒の前で自己紹介(香芝市立香芝北中学校)   ▲放課後質問教室の様子1(香芝市立香芝北中学校)   ▲放課後質問教室の様子2(香芝市立香芝北中学校)   〇香芝市立香芝中学校での中学校1日見学実習 現代教育学科4回生  迎彩香  2018年5月24日(木)、現代教育学科4回生3名が香芝市立香芝中学校にて、中学校1日見学実習を行いました。 私たちはまず、校門前で行われている挨拶運動に参加させていただきました。元気に挨拶をすることも、また元気な挨拶が返ってくることもとても心地がよく、1日のスタートをすがすがしい気分で迎えることができました。挨拶運動の時間以外であっても香芝中学校の生徒は、例えば廊下ですれ違うたびに嫌な顔一つせず、気持ちのよい挨拶をしてくれました。自然と挨拶ができる環境づくりには、先生方の指導の努力があることも知りました。過ごしていて心地よいと感じる環境づくりは学校生活を送る上で、非常に大切なことであると感じました。   ▲朝の挨拶運動の様子(香芝市立香芝中学校)   朝の会の前にはスタートタイムという学習時間が10分間設けられており、生徒がプリント学習に取り組んでいました。朝の会、給食、清掃、終わりの会はそれぞれ担当の学級に入らせていただき、学級の生徒とも関わらせていただきました。授業は、1年生から3年生まですべての学年の授業を見学させていただくことができました。学年によっては少人数制の授業を取り入れておられる学年もありました。 中間試験直前ということもあり、授業はテストに向けた演習に多くの時間が充てられていました。全学級でICTが使える環境となっており、フラッシュ教材の使用や、問題を示すためのツールとして使用されている様子を拝見することができました。また、先生によって授業の様々な工夫をされていましたが、共通してされていることとしては、授業の中にゲーム的な要素を取り入れておられる、ということがありました。例えば、新出単語を使ったビンゴをするならば、単語を提示した後に本文ではどう使われていたか確認したり、本文以外でもその単語が使われるような文を提示したりし、単語だけの学習にならないように工夫されている先生もおられました。また、問題の難易度によって点数をつけ、生徒が選んだ点数の問題を開示し、クイズ番組のようにグループでホワイトボードに問題の解答を書かせて点数を競わせている先生もおられました。あまり難易度の高くない問題を選び、点数を取りに行こうとするのかと思いきや、点数の高い問題が人気で少し驚きました。難しい問題であっても生徒が取り組みたいと思わせられる方法というものを、生徒の実際の反応を見たからこそ実感を持って学ぶことができました。 もうすぐ中学校での教育実習が始まります。生徒への熱意を大切に、1日見学実習で学んだことも取り入れながら、教育実習に臨みたいと思います。   ▲授業見学の様子(香芝市立香芝中学校)   いよいよ中学校での教育実習です。大学で学んだことや1日見学実習等実習の事前指導で得たことを生かしながら、さらなる学びを深め成長できるよう約1か月の実習に臨みます。   教育学部現代教育学科4回生 迎彩香、齊藤舞子、下坊美月

2018.05.30

広陵消防署による「救急救命講習」を受講!~現代教育学科

教育学部現代教育学科1回生の必修科目である「キャリア形成セミナー」と「ベーシックセミナー」。その中で毎年実施している救急救命講習の活動を報告します。   救急救命講習は上記の授業の受講者200名あまりを3つのグループに分け、各グループ1回、計3回おこなわれます。平成30年5月24日(木)に1つめのグループが講習を受けました。当日は、奈良県広域消防組合の広陵消防署から5名の消防署員と6名の消防隊員の方々が講師として本学にお越しくださいました。     講習は授業2コマ、計180分を通して実施されますが、大きくは前半の座学と後半の実践トレーニングに分かれています。まず前半は教室で講習ビデオを視聴し、応急手当と救命措置の基本について学びました。傷病者の命を救い、社会復帰に導くための一連のおこないを「救命の連鎖」といいます。「救命の連鎖」は4つの輪がつながれることで成り立っています。このうち最後にあたる4つめの輪、「二次救命処置と心拍再開後の集中治療」は救急救命士や医師など専門家がおこなうものです。しかし最初の3つの輪、すなわち「心肺停止の予防」「早期認識と通報」「一次救命措置」はその場に居合わせた人(住民)がおこなうことを期待されています。この最初の3つの輪をいかにして4つめの輪につなげることができるか。その結果によって傷病者の命が助かる可能性や社会復帰できる可能性が大きく変わってくるのです。学生たちはビデオを通じて、心肺蘇生やAEDの使用など応急手当と救命措置の大切さを理解しました。   続く後半では場所をアリーナ(体育館)に移し、救命措置の実践トレーニングをおこないました。実践トレーニングでは講師の方々のご指導の下、学生たちが心肺蘇生練習用のマネキンを使って実際に心臓マッサージや人工呼吸、AEDの操作などに挑戦しました。ここでは、当たり前のようでいて実際には講習を受けていなければ気づかないだろう大切なことを学びました。     たとえば、救命措置に移る前に「車は来ていないか」など必ず周囲の安全を確認しなければいけないこと、周囲の人に協力を依頼する際には、「そこの眼鏡をかけた女の人、119番をお願いします」「そこの黒いシャツの男の人、AEDを探して来てください」「しばらく探して見つからなかったら、またここに戻って来てください」といった具合に、誰に何をいつまでお願いするかについて的確に指示する必要があることなどです。いざという時焦らずに済むよう、身近な場所や通勤・通学経路のどこにAEDが置いてあるか日頃から確認しておくことも大切な備えといえるでしょう。   また、心臓マッサージが思っていたよりもずっとハードな作業であることにも驚きました。適切な心臓マッサージをおこなうためには、成人の場合で胸骨を約5cm(おおよそ単3電池1個分の長さ)も沈ませなければならないそうです。正しい姿勢で、正しい位置に両手を置き、かなり思い切って圧迫しなければ効果的なマッサージにはならないとのこと。しかもこれを1分間に約100回のペースで続けなければならないそうです。かなりの体力とスタミナが要求されますので、複数の人間で交代しながら途切れないようマッサージをおこなっていくとよいとのことでした。講師の方々からの懇切丁寧なご指導の下、学生たちは額に汗をかきながら一生懸命心臓マッサージの練習に取り組んでいました。   今年の救急救命講習では、200名を超える学生が救命措置の基礎を学ぶことになります。彼/彼女たちの今後の長い人生の中では、いつ、どこで「もしも」の事態に遭遇するか分かりません。その時に適切な行動ができるよう、一人一人の学生が今回の講習で身につけた知識・スキルを「一生の宝」として忘れず持ち続けていってほしいと思います。さらには、そうした知識・スキルを持った人材を1年で200名、5年で1,000名、10年で2,000名と継続して世の中に送り出していくことは、大学の社会に対する使命を果たすことにもつながるのではないかと思いました。   末筆ながら、ご多忙中にも関わらず奈良県広域消防組合広陵消防署からお越しいただいた講師の方々にあらためて御礼を申し上げます。   現代教育学科准教授 石川裕之   【関連記事】 広陵消防署による救急救命講習~教育学部「キャリア形成セミナー」

2018.05.29

2018年度「マミポコ・キッズ」前期第1・2回活動報告!

こんにちは、マミポコ・キッズです! 私たちは地域の子どもたちを大学に招待して、様々な遊びを行っています。今回は、2018年前期の第1・2回の活動の様子を振り返ってご紹介します!   第1回:4月29日(日) まず初めに「なふだづくり」をして、個性豊かでオリジナリティにあふれた名札を作りました。最後には「なみなみじゃんけん」というゲームをしました。グループのみんなで応援しながら楽しくゲームをすることができました。 初めての活動ということで子どもたちも大学生も緊張していました。でも、活動をしていくうちに緊張がほぐれ、たくさん笑顔を見ることができました。   ▼「ラインナップ」枠から出ずに並び替われたかな?   ▼「ひみつの宅急便」お届け物はどこにあるかな?   ▼「なみなみじゃんけん」グループの友達を応援しよう!   第2回:5月13日(日) マミポコ・キッズの雰囲気に少し慣れて、「〇✖じゅうたんクイズ」というゲームをしました。これはグループで協力して〇×クイズに答えていき、間違えてしまうとじゅうたんが小さくなっていくというゲームです。 グループの皆で納得がいくまで相談をして、〇か×を決めている姿を多く見ることができました。じゅうたんから落ちてしまわないように協力もでき、グループの仲がより深まるとても良いゲームになりました。   ▼「〇×じゅうたん」クイズに正解できたかな?   ▼「にょっき」友達のことを知ろう!   ▼「にがおえリレー」リーダーさんの似顔絵を描こう!   マミポコ・キッズでは毎回当日スタッフの方のご協力のもと活動を行っています。これからも、たくさんの当日スタッフの方の参加をお待ちしております。今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願い致します。                        現代教育学科3回生 樋口茉悠 元神有未                          2回生 奥田奈緒 中木屋佑香   【関連記事・リンク】 マミポコ・キッズ マミポコ親子ひろば 2017年度「マミポコ・キッズ」後期第3・4回活動報告! 2017年度「マミポコ・キッズ」後期第1回活動報告!

2018.05.24

2018年度「マミポコ親子ひろば」第2回の活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。   平成30年度第2回目の活動を報告します。     ○自由遊び ○絵本 『ぞうくんのさんぽ』 ○ふれあい遊び 『バスに乗って』『 きゅうりができた』『ぐるぐるせんたくき』     当日は9組の親子が参加してくださいました。 お気に入りのおもちゃを見つけて繰り返し親子で遊ぶ姿や、前回とは異なるおもちゃを試してみたりと遊びに夢中の子どもの様子が見られました。子ども同士の関わりも少しずつ見られて、お母さんだけではなくお友達を意識するようになってきているのだと感じました。 ふれあい遊びでは歌やリズムに合わせながらの親とのタッチや抱っこを嬉しそうにしてくれていました。 今日の活動を踏まえてよりくつろぎながら安心して楽しく活動できる場を作っていけるよう学生一同努力していきたいと思います。     次回の活動は、6月12日(火)に和室で行います。たくさんのご参加をお待ちしております!   マミポコ親子ひろば代表 現代教育学科3回生 福塚祥子   【関連記事】 2018年度「マミポコ親子ひろば」初回の活動報告!

2018.05.17

2018年度「マミポコ親子ひろば」初回の活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親と子、大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。   平成30年度、第1回目の活動を報告します。     ○自由遊び ○絵本 『ぴよちゃんのかくれんぼ』 ○ふれあい遊び 『バスに乗って』『ぐるぐるせんたくき』   当日は7組の親子が参加してくださいました。子どもたちは初めて来る場所に少し緊張している様子でしたが、学生が声掛けをしたり一緒に遊んだりしていくうちに、笑顔を見せながら楽しそうに遊んでくれました。     昨年から継続して来てくださっている親子もおられて、ずいぶん身長が伸びた子どもたちと再会でき、成長の早さを実感しました。至らない点もございますが、参加してくださった親子が楽しい時間を過ごせるよう、学生スタッフ一同頑張りますのでよろしくお願い致します。     次回の活動は、5月22日(火)に和室で行います。たくさんのご参加をお待ちしております!   現代教育学科3回生 宮田桜来 昨年度の「マミポコ親子ひろば」の取り組みはコチラ!!

2018.05.10

同窓会レポート~現代教育学科島ゼミ

2018年4月29日(日)スイスホテル南海大阪にて、教育学部現代教育学科の島ゼミ同窓会を行いました!当日は卒業生・現役生あわせて約50名が集まり、久しぶりの大学時代の友人や先生方との再会に盛り上がりました。     中には、卒業ぶりに会うことができた友人もいました。近状報告をしたり、たわいもない話をしたりして、学生時代に戻ったようにワイワイ楽しい時間を過ごすことができました。新しい家族が増えたことや仕事の話など、話題が絶えませんでした。 大学卒業後はそれぞれの道に進み、遠く離れた場所にいる人もいます。普段はなかなか会えないけれど、卒業しても、このように集まれる場があることは、幸せなことだなぁと感じました。みんなで集まった時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、とてもホッとできる、居心地のいい時間でした。     恩師の島先生にも会うことができて、また明日から頑張るためのエネルギーをたくさんいただきました。同窓会を通して、改めて、周りにいる人たちの大切さや温かさを改めて感じることができました。このつながりが、これからもずっと続いていき、また、広がっていけばいいなぁと考えています。参加して下さった皆さん、ありがとうございました。 教育学部2期生 關苗貴(旧姓:髙橋)   ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。

2018.04.26

岡山の山田養蜂場へ研修旅行!~教職クラブODEN

2018年3月19日(月)と20日(火)の2日間にわたり、教職クラブODEN(部員42名)は社会見学の引率練習や教職に関わる地理、歴史を学ぶため、山陰方面の岡山県鏡野町にある山田養蜂場に行ってまいりました。   山田養蜂場はイチゴハウスやブルーベリーハウスなどがあり、いちご狩りやブルーベリー狩りを5月頃に体験できるそうです。他にも40群ほどの巣箱でミツバチの様子を見ることができるミツバチ観察や、ヤギやウサギなどの小動物にエサをあげることができる動物ふれあいコーナーもあります。     今回私たちは、ミツバチのミツロウを使ってキャンドル作り体験を実際にさせていただきました。     初めての体験だったので、部員はとてもワクワクしながら貴重な体験をさせていただきました。     このように実際に自分の目で見て、触ったり、においを嗅いだり、感じたりする直接体験は、教育の現場においてとても大切なことだと思いました。子どもが直接体験して驚いたこと、感動したこと、頑張ったこと、怖かったことなどいろんな”感じたこと”を受け止めることが、教師や保育者が大切にしなければならないことなのだと、実際に自分たちがやってみて思うことができました。また、こうして自分たちが子どもの視点にたってやってみたことで、子どもの気持ちになって寄り添うことの大切さを感じる体験にもなりました。     今回42名という大人数での参加となり、どのようにしたら団体でまとまって行動できるのか、他の方々に迷惑のかからないように行動できるのか、ということを配慮しながら行動しました。これは、将来教師や保育者になる私たちにとって、その立場を考えながら行動することができたとても貴重な体験だったと思います。     また、4月19日(木)から活動が始まります。今年度もたくさん学び合い、向上していきたいと思っています!どうかご指導宜しくお願い致します!                            現代教育学科3回生 市川奈々 【関連記事】 教職クラブODEN同窓会レポート!