2008.09.16 

初めての「チーム医療ふれあい実習」で大きく成長しました

「チーム医療ふれあい実習」は、今年度初めて行われた健康科学部1年次の合同実習です。
IPW(Interprofessional Working 多職種協働)教育の一環として、理学療法・健康栄養・看護医療学科の3学科混成チームで実習を行うことを特色としています。1年次前期に「チーム医療論」を学び、夏休みに実際に病院に出向いて現場で早期体験することにより、専門教育へのモチベーションを高めるという目的もあります。このような実習を必修で実施している大学は全国的にも少なく、受け入れて下さる実習病院も初めての実習という中、皆様のご協力と熱意で実現した実習なのです。
本実習は8月25日から29日の5日間で行われ、1日目の学内オリエンテーション、3日間の病院での様々な部門(外来・病棟・リハビリテーション室・栄養管理室・薬剤部・検査部・医療健康相談室など)の見学・体験実習の後、最終日は学内カンファレンスと実践発表会を行いました。
 
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白衣を着て病院にいくのは初めての学生達。最初は緊張でぎこちなかったのが、徐々に笑顔で挨拶できるようになり、3日目には患者様や病院スタッフの皆様に、そして学生同士も学科を超えて笑顔で意欲的に関わっていく姿がみられるようになりました。
 
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学生達は実習中毎日カンファレンスを行い、自分達が見てきた事象や感じたこと、学びを話し合います。
初めて見た医療現場で、闘病する患者様、甘くない現実、多職種の協働、将来目指す専門職の働きを目の当たりにし、感動し、ショックも受け、もっと学ばねば!やはり医療専門職になりたい!という声が聞こえてきました。
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そして最終日。
実習病院9カ所の指導者の皆様23名をお迎えし、実践発表会が行われました。学内の冬木記念ホールには、学生179名、教職員40名と来賓の皆様、総勢242名が勢ぞろいしました。
IPW071.JPG司会・進行・受付・資料準備などは学生主体で行われ、発表は実習病院毎に『病院の概要・体験したこと・感じたこと・実習を通しての学び、今後の抱負』が発表され、質疑応答も学生を中心に活発に行われました。
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5日間の実習を終えた今、学生達が大きく成長したのを感じます。なにせ表情が違う! しっかりして、少しだけ凛々しく頼もしくなりました。医療人の卵としての自覚が出てきたようにも思えます。
初めての試みである「チーム医療ふれあい実習」を中心になって準備した看護医療学科の教員をはじめ、健康科学部の教員一同、学生の変化に大きな喜びを感じております。
最後に、実習病院の指導者・スタッフの皆様、そして患者様にお礼を申し上げたいと思います。
皆様のご協力がなければ実現しなかった実習です。このご恩は近い将来、学生達がよい医療職となる事でお返しできればと思っております。有り難うございました。
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