2011年8月の記事

2011.08.17

韓国の教育事情について、産経新聞が取材

現代教育学科の石川裕之助教が、2011(平成23)年8月5日、韓国の才能教育事情について、産経新聞大阪本社の内田透記者から取材を受けました。今回の取材は、産経新聞の年間連載企画「境界」の第3部、文化や教育、スポーツの分野にスポットを当てたシリーズに関するものです。第3部は9月中旬~下旬頃にスタートする予定ですので、ぜひ紙面をご覧ください。 韓国では1980年代から数学や科学、スポーツや芸術など特定の分野で優れた才能を持つ子どものための特別な教育、すなわち才能教育に力を入れて来ました。日本では戦後の平等主義の中でこうした特別な教育はほとんどおこなわれて来ませんでしたが、お隣の韓国はアジアの中で最も積極的に才能教育を推し進めてきた国の1つです。しかし一方で、韓国の才能教育は経済発展の役に立つ理数科の分野に偏っていたり、少数の才能教育機関への入学をめぐって激しい受験競争が繰り広げられたりといった問題を抱えています。今後は日本でも一人ひとりの個性や才能に応じた教育が必要とされていくと思いますが、韓国の才能教育には私たちが参考にする点と反面教師にする点の両方があるといえるでしょう。

2011.08.17

ニューロ実践編に向けた「脳波の解析に関する技術指導セミナー」

近年、「神経科学を基盤としたリハビリテーション介入(Neuroscience based Rehabilitation)」が注目されています。本学には脳科学分野の優れた教授陣が多数おられますので、一般の医療関係者の方にも受講いただけるよう「畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー」を開催しています。このセミナーは、4つのシリーズで構成されていますが、シリーズの集大成となる≪実践編≫では、実際には脳機能実験機器(NIRS,EEG)を用いて学びます。 医療技術は日進月歩のため、受講生のみなさんに最新の知識を教えられるように、セミナーのスタッフ(本学教員と大学院生)も知識と技術の向上に努めています。 この度、来年2月に開催される≪実践編≫に向けて、スタッフの脳波解析の技術習得のため、リハビリ分野での脳波研究の第一人者である兒玉隆之先生(福岡和白リハビリテーション学院教務部長)を講師にお迎えして、勉強会を開催しました。 (さらに…)

2011.08.15

イギリスに無事到着しました! イギリス短期語学留学

畿央大学短期語学留学が8月12日(金)に始まりました。 ロンドンの地下鉄で記念撮影 8月初めからのイギリスでの抗議デモや暴動のニュースに、大学としても現地の旅行代理店と連絡を取り、状況を慎重に検討したうえで8月12日に出発しました。現地に到着した引率の竹下准教授から第一報が届きました。 「ご心配をおかけしておりますイギリス留学ですが、数時間前にロンドンに全員無事で到着しました。現地の様子は普段と全く変わりありませんが、街角の警官の数は少し多いように思います。観光客の数も普段と同じくらいか多いくらいで、暴動のことなど関係ないようにロンドン観光を楽しんでいる様子です。現地の知人に話を聞いてみても、騒動は終息しつつあるという認識で、日本での過敏な反応とは違う雰囲気です。店舗に略奪に入った暴徒がイギリス人らしく並んで物を盗んでいるとか、イギリス風のジョークになっているくらいで、日本での報道とずいぶん温度差を感じます。 とはいえ、十分注意する必要があるのは当然のことで、かえって注意喚起のきっかけになってよかったかもしれません。深夜の外出など、危険なのは当たり前のことで、現在のような状況だから気をつけるのではなく、常に注意をするように指導したいと思います。 明日は、ロンドンの地理がわかるように一通りの案内をする予定です。以後も十分、注意を促してイギリスでの研修を楽しんでもらうように配慮するつもりです。日本でのサポートをよろしくお願いします」 これからサセックス大学での3週間のサマースクールと博物館見学やミュージカル鑑賞など目白押しのプログラムが始まります。9月11日までの約一ヵ月間、身体に気をつけて楽しんで、そして成長してきて欲しいものです。また情報が届いたら随時掲載します。お楽しみに!  フランフルトにて

2011.08.12

高大連携 科学技術振興機構のサイエンス・パートナーシップ・プロジェクト採択授業を実施!

科学の授業って、こんなに面白い!理数系に興味のある高校生が科学の実験を堪能! 2011(平成23)年7月29日、8月6日の両日、高校生向け『サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト特別講座 食と健康~味覚と脳の働き~』を実施しました。畿央大学ではいろいろな高校と連携していますが、7月29日奈良県立奈良北高等学校、8月6日奈良県立橿原高等学校の科学部員や科学に興味のある生徒が集まりました。 サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(略してSPP)とは、(独)科学技術振興機構が、次世代を担う若者たちへの理数教育の充実に関する施策の一環として実施しているもので、平成23年度公募で採択された講座です。畿央大学は、高校生のみなさんに「科学」にもっと興味を深めていただく目的で、食と健康という身近なテーマに「味覚と脳のはたらき」について科学の視点から、大学ならではの設備環境での実験や分析を畿央大学健康科学部健康栄養学科学科長北田善三教授、新谷実希助手、大学院生スタッフ(西尾・峰松・山辺)、教育学部奥田俊詞准教授らによる、わかりやすい授業を行いました。 (7月29日 奈良北高等学校向け講座での開講のご挨拶) (8月6日橿原高等学校向け講座の様子) (さらに…)

2011.08.10

「橿原おみやげもの開発プロジェクト」工芸部門の金賞・銀賞を決定!

   橿原市のお土産物として商品開発が約束される、金賞および銀賞が決定!     畿央生と橿原商工会議所がコンペ形式でお土産物を企画開発する「橿原おみやげもの開発プロジェクト」。従来の食品部門に加えて、本年度は新たに「工芸部門」がスタートしました(担当:人間環境デザイン学科加藤先生、奥村先生)。 最優秀作品である金賞・銀賞として選ばれれば、実際に橿原市のお土産物として商品化されます。商品化に協力して頂けるのは靴下やペットボトルカバーなどを製造販売する巽繊維工業株式会社様と、とんぼ玉(ガラス玉)を主力商品とする鹿や園様の2社。そのノウハウを活用したお土産物を、畿央生が企画提案します。 食品部門とは異なり「試作品」は作らず、あくまで紙の上での「デザインコンペ」になっているのが大きな特徴です。 製造現場を知るために、2社様のご厚意で希望者は工場見学、体験制作をさせて頂きました。具体的にどんな商品が製造可能なのかを把握した上で、お土産物のデザインを検討する絶好のチャンスになりました。 巽繊維工業での工場および製造過程の見学 鹿や園でのとんぼ玉制作体験 提出締切日には100枚を超えるプレゼンシートが集結。7月19日(火)一次審査および26日(火)最終審査という2日間に分けて、橿原商工会議所や橿原市物産協会、その他学内外の審査員により商品化の可能性やデザインに対して審査を行いました。 審査会場の様子 (左から)鹿や園の植田様、巽繊維工業の巽社長、橿原物産協会の吉廣会長、iチャレンジ委員会の岡橋委員長     厳正なる、そして長時間にわたる審査の結果、橿原市のマスコットである“こだいちゃん”をあしらった「ポケットティッシュカバー」が金賞、ガラス玉を使った「ストラップ」が銀賞に輝きました!!!(商品化されるまではデザインは秘密です)おめでとうございます!! 8月4日(木)には金賞・銀賞に佳作3点も含めた表彰式をエントランスホールで開催、その栄誉を称えました。   これで「橿原おみやげもの開発プロジェクト」に関する学内コンペやイベントは全日程が終了したことになりますが、これからが本当のスタート。食品部門も工芸部門も商品化に向け、今後は事業所様による試作や検討が進んでいきます。今後新たな動きがあれば随時「KIO’S SMILE SITE」で情報発信していきますので、ご期待下さい!     【橿原おみやげもの開発プロジェクト 過去のブログはこちら】 産学官連携学生が土産物を開発!「橿原みやげもの開発プロジェクト」がスタート! https://www.kio.ac.jp/information/2011/05/post-366.html 「橿原おみやげものプロジェクト」橿原市内見学バスツアーをフォトレポート! https://www.kio.ac.jp/information/2011/05/post-367.html 「橿原おみやげもの開発プロジェクト」第2回勉強会を開催! https://www.kio.ac.jp/information/2011/06/post-374.html 「橿原おみやげもの開発プロジェクト」和菓子相談会&勉強会を開催! https://www.kio.ac.jp/information/2011/06/post-381.html 「橿原おみやげもの開発プロジェクト」食品部門のグランプリを決定! https://www.kio.ac.jp/information/2011/07/post-390.html  

2011.08.10

吉野山へ見学に行きました!!~景観・まちづくり演習~

2011(H23)年7月10日に、吉野山へ見学に行ってきました。吉野山といえば春の桜、というくらい日本中で有名ですが、今回はそんな吉野山の初夏をのぞいています。まず、蔵王堂で吉野山の歴史について説明を受けました。   その次に、吉野山の尾根道を歩きながら、吉野建て(注1) の説明やまちづくりの活動などに紹介してもらいました。 (さらに…)

2011.08.09

3回生の建築設計製図の講評会が行われました~建築設計製図Ⅰ~

3回生前期の建築・まちづくりコースの学生にとっては一番重要で楽しい(!?)建築設計製図の講評会が行われました。この授業はコース必修となっており、2回生の住宅を主に設計していたころと違い、構造的な問題を考えながら設計したり、規模の大きなものを計画したりという内容になっています。今年度は例年行っている木造住宅の軸組も含めた設計と本学の敷地を想定した学生センターの設計となりました。 木造住宅の軸組みに関しては、計画や意匠もさることながら、構造計算を含め住宅の構造計画として成り立っているか、また軸組みの組み方が美しいかもチェックされます。この課題は他大学でこれだけ詳細に行っているところは少なく、就職の面接の際に高く評価されたという声も聞きます。もちろん、二級建築士などの製図試験にもこのときの知識が役立ちます。 (さらに…)

2011.08.08

現代教育学科1回生、大阪教育大学附属池田小学校を訪問

6月23日(木)、教育学部の必修科目であるベーシックセミナーと現代教育論との拡大授業として、教育学部現代教育学科1回生が昨年度に引き続き大阪教育大学附属池田小学校(以下、「附池小」)を訪問しました。 将来、教育にかかわる仕事を志す学生が、1回生の段階で学校現場を訪れるという事は大変貴重な体験です。児童へのかかわり方や指導のあり方をより具体的に学ぶということが附池小訪問の目的でした。また、附池小は平成13年6月8日に刃物を持った男が侵入し、8名の児童が亡くなり、13名の児童と2名の教員が負傷するという惨劇が起きた学校でもあります。「学校は安全である」という神話を根底から崩したこの未曾有の大事件から附池小が何を学び、二度とこのような事件を起こさない安心・安全な学校づくりにどう取り組んできたのかを学ぶことも大きな目的でした。 学生たちには事前に附池小事件の概要や、改築された校舎の内容も一切説明せずに訪問しました。学生自身が知っている学校とどこが違い、そこから何を感じ、何のためかを考えることに意義があると考えたからです。   (さらに…)

2011.08.02

インテリア設計士2級資格試験に15名が合格!

第51回「インテリア設計士2級資格試験」が本学で7/9(土)・10(日)と行われました。 本学が(奈良支部)試験会場となるのも今年で3回目となり、定着してきました。本学の学生は、今年過去最多の21名が受験し、ベストを尽くしました。 2級の試験には、学科と製図があります。製図実技試験は全員が合格しました。 昨年度から受験者が増加したため、学科試験難易度が高くなり関西エリアでも合格率が下がっているようです。本学でも(残念ながら学科で少し減りましたが)見事15名の合格となりました!!! 合格者は、以下のとおりです。(主に3回生・敬称略)植田理恵・阪口佐知子・佐藤唯・助川渚・高橋恵理香・武智千佳・竹本笑子・多胡初菜・中井千織・中辻淳・福本悠美・妙本咲季・村井智絵・矢部豊・山本早輝  15名のみなさん、本当におめでとうございました。

2011.08.01

鳥人間コンテスト本番出場で間寛平さんをメディカルサポート

社会連携 鳥人間コンテスト本番出場で間寛平さんをメディカルサポートしました。間寛平さんが鳥人間になって大空を舞う! 2011(平成23)年7月31日『第34回鳥人間コンテスト』の2日目「人力プロペラディスタンス部門」が早朝6時からスタートし、吉本興業タレント間寛平さんが参戦。アースマラソン4万kmで世界の海と陸を制覇した鳥人間コンテスト史上最高齡62歳のパイロットが琵琶湖の空も制覇できるか注目を集めました。その間、寛平さんはちょうど1ヶ月前の6月30日に、メディカルサポート・体力測定のために畿央大学を訪れ、理学療法学科田平先生、福本先生、松本先生からアドバイスを受けていました。飛行本番前の体力調整ウォーミングアップ時にもメディカルチェックを行うため“チーム畿央大”も応援を兼ねて駆けつけました。 本番直前に、数キロ先の宿泊先ホテルまで、福本先生が寛平さんと並走ジョギング。アースマラソンから帰還後体重が増えた寛平さんは1ヶ月で8kg減量して調整し堅固な走りを見せました。福本先生のアドバイスでホテルのレストランで塩分を補給、帰路も沿道の応援者に寛平スマイルを送るなど余裕たっぷりの様子でした。 (さらに…)