2016年12月の記事
2016.12.16
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.33~実習前健康診断に協力
こんにちは!健康支援学生チームTASK※、健康栄養学科2回生の今北知世菜です。 ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 12月10日( 土 )に理学療法学科、看護医療学科、現代教育学科の実習前健康診断のお手伝いをさせていただきました。 今回はヘモグロビン、体組成、骨密度、握力、垂直とび、長座体前屈、足趾把持力の7種類を測定しました。 私は足趾把持力(足の指の握力)を測らせてもらいました。最初は「もっともっと〜〜」と声かけするのが恥ずかしかったですが、声かけによって対象の方が踏ん張ってもう少し力を出してくれることが嬉しかったです。声かけの重要さを改めて感じました。 土曜日ということもあり人数が少なく2回生主体の活動でしたが、大きな失敗や機械のトラブル等もなくスムーズに測定を行うことができました。 理学療法学科、看護医療学科、現代教育学科の皆さん!実習頑張ってください! 朝早くからお疲れ様でした。最後はみんなでお決まりのT〜〜\( ˆoˆ )/ 健康栄養学科2回生 今北知世菜 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2016.12.13
第2回奈良メディカルラリーに在学生・卒業生・教員が参加!~看護医療学科
12月3日(土)、第2回メディカルラリーが奈良県立医科大学・附属病院で開催されました。メディカルラリーとは、医師、看護師、救急救命士など救急医療に携わる者が主に病院前救護(プレホスピタル)における知識、技術を競う競技会です。多くは、医師、看護師を含む4-6名を1チームで行われ、外傷、内因性疾患、心肺停止患者に対する心肺蘇生法、現場での安全確保の手順、トリアージなど多数傷病者への対応などが問われます。第2回目となる今年は、熊本や鹿児島、福岡などを含む県内外の医療機関から15チームがエントリーしました。会場の設定や傷病者役などボランティアは500人にも及びました。畿央大学からは、卒業生1名(看護医療学科2期生)、看護医療学科3回生1名、とTASKメンバー6名(2回生1名、1回生5名、いずれも看護医療学科)が参加しました。TASKメンバーは、11月の学習会で学んだムラージュ(傷病者メイク)を卒業生とともに任されました。 地下鉄構内での爆発事故やパニックで2階から飛び降りた精神疾患の患者さん、大規模交通災害など、シナリオは9つでした。 ▼スタッフと同じTシャツを着て、なかなかの活躍でした。ランチタイムで一度集合、記念写真。 ▲地下鉄駅構内火災と爆発 けが人やパニックになっている人でごったがえす…という想定 ▼列車事故 トリアージの現場(大学病院内外来の待合室を使って) このブースのムラージュも畿央大学の学生が担当しました。 ▼真剣にムラージュ 今回、ムラージュ隊としてボランティアをしてくれたTASKメンバーから感想を頂きました。 救急の現場で医療者がどのようなことをしているのか見ることができ、貴重な時間をすごすことができました。もし私が働いているときに南海トラフが起きた場合、看護師としてどのようなことをしなければならないのか考えることにもつながった経験でした。(看護医療学科1回生 佐藤莉子) 非常に貴重な体験であり、看護師になりたいという気持ちが高まりました。また、実際のDMATの活動をみて、医療従事者それぞれどのような対応をしているのか、学ぶことが多くありました。再びこのような機会があれば参加させていただきたいと思います。 (看護医療学科1回生 山上真末) 実際に現場で活躍されている方々のチームワークや技術を間近で見ることができ、とても貴重な体験をすることができました。また、ムラージュを通して、こんな事故があったらどのような怪我をするのかということを考える勉強にもなりました。ぜひまた参加させていただきたいです。 (看護医療学科1回生 佐藤愛月) このメディカルラリーを通して実際にDMATの方々がどのように災害現場で活動を行っているのかを間近で見ることができました。中でも印象的だったのは、熊本のDMATの方々で、他のチームの半分ほどのスピードで、救助を行っており、あまりの速さと正確さ、連携のとれたチームワークに驚きを隠せませんでした。同時に、災害現場ではこのような迅速さが1人でも多くの患者を救い出すためには最重要なスキルとなるのだと感じました。他にも、実際に病院内で勤務する医師や看護師、他の大学の学生や専門学校生と交流を深めることができ、丸一日、一秒一秒がとても貴重な時間であったと感じました。 (看護医療学科1回生 畑中陽太郎) 奈良メディカルラリーには、去年も参加させていただいたのですが、少し去年よりも理解できる部分が増え、より学びが多い、また、部活に所属していない私にとって、ボランティアは先輩や後輩と関わることのできる機会であり、様々な話ができて楽しかったです。(看護医療学科2回生 徳尾野楓) 災害は、いつでもだれにでも遭遇する可能性があります。先を読む力があれば、自身の身を守ること、また医療職者として、自身のもつ知識や技術をより効果的に使うことができます。今回は、ボランティアとして第3者的に全体を見ることができ、イメージ力を高める機会になったと思います。こうした訓練(競技会)への参加の意義はそこにあります。皆さん、早朝の準備から暗くなっての片づけまで、本当にお疲れ様でした。 看護医療学科 教授 堀内美由紀 【関連記事】 TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.32~傷病者メイクを体験!
2016.12.13
学生広報スタッフBlog vol.212~御所市コミュニティカフェで一足早いクリスマス!
こんにちは!学生広報スタッフの人間環境デザイン学科3回生藤田 直樹です。12月9日(金)に御所コミュニティカフェで毎週金曜日に行われている「金曜カフェ~つどい~」で 「切り絵ハガキで一足早いクリスマス」を学生自身が企画し、行ってきました。 新聞紙やチラシのカラーの部分を細かく手でちぎり一つの絵にする切り絵ハガキは簡単で、お年寄りの方でも楽しんでできます。 作業が始まると皆さん真剣で、熱中していました。 新聞紙やチラシを使うことで、新聞紙の文字の部分がクリスマスツリーの飾りつけの模様になったり、手でちぎることによって直線のものにも曲線が生まれ柔らかく味が出ます。みなさん思い思いの切り絵ハガキを作っていました。 中にはお正月も近いということでお正月バージョンの切り絵ハガキも‼ 普段接することのない高齢者の方と学生が接することのできるコミュニティカフェがたくさんの地域で広がり、地域活性化や地域のつながりが増えればと思います! 【関連記事】 過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む
2016.12.12
奈良県断酒連合会から学ぶアルコール依存症~看護医療学科「公衆衛生看護学概論」
保健師選択科目 公衆衛生看護学概論 住民組織活動への支援や連携を考える―奈良県断酒連合会長ご夫妻による講義― 看護医療学科2年次配当「公衆衛生看護学概論」は、保健師資格取得のための必須科目ですが、看護師希望の学生も履修しています。 地域での看護活動の実践には、地域住民の予防や健康増進に対する意識を高め、支援を必要としている個人やその家族を住民同士で支えあえるようにグループづくりをすることや、その活動が良い方向に発展していくように支援していくことが必要になります。 そのような目的をもって組織化された住民のグループ活動を「住民組織活動」と言います。本学では、支援を必要とする個人やその家族と住民組織活動の関連を理解するために、奈良県断酒連合会長である新井様と奥様を講師にした授業を行っています。 この講義は、3年前の保健所実習で参加した保健事業でご一緒させていただいたことをきっかけに講師をお願いして、今年で3年連続となり、断酒連合会の啓発活動の一貫として応諾いただいています。 まず奥様から、一家の大黒柱が過度の飲酒により色々な問題を起こすようになったことや「止める」と言いながらまた飲酒を繰り返す姿を見て、家族でありながら見放してしまう境地に陥るようになる家族の苦悩を切々と語られました。最後に入院した病棟の看護師長から断酒会に夫婦で参加するよう勧められ、半信半疑で参加したところ、自分たちと同じ問題を抱えた人やその家族と出会い、ようやく自分たちのことを理解してくれる人々と出会えた喜び、そして一番つらかったのは、断酒できない本人だったと気づかされたことなど話してくださいました。 新井様からは、断酒会の例会に参加し「今日1日飲まない」ことを繰り返し、20年断酒を継続できているのは、理解してくれる人や家族の支えであることを話してくださいました。またアルコール依存に対する偏見の歴史と対策、保健所や市町村での啓発活動について、分かりやすいスライドを用いての講義に加え、これから看護の道を進む学生たちに、アルコール依存に対する正しい理解を基盤に、病院や地域で支援者として活躍してほしいと熱いエールをいただきました。 学生は、講義の間とても重い話でしたが真剣に聴き入っていました。また講義終了後には夫妻に駆け寄って話を聞く学生もいました。 講義後の受講票には、「アルコール依存症については知っていたが、家族やご本人の苦痛や本当の気持ちを知ることができた」「家族や本人の思いや苦痛を理解し、心身のケアをすることが必要であることを学ぶことができた」「前回の授業で聞いた“セルフヘルプグループ”の実際の活動や役割、その重要性が理解できた」など、たくさんの感想が綴られていました。 こういった当事者の方々のお話を直接聞くことは、より現実として学生にインパクトを与え、看護者としての役割の自覚を促し、学生自身の今後の飲酒行動などの保健行動の方向性につながるものと考えています。 看護医療学科 教授 松本泉美
2016.12.09
大学院生の研究成果がJournal of Pain Reserch誌に掲載されました!~健康科学研究科
運動を行おうとする運動の意図と実際の感覚情報との間に不一致が生じると、手足に痛みやしびれといった感覚に加え、奇妙さや嫌悪感といった異常知覚が引き起こされます。畿央大学大学院健康科学研究科博士後期課程の片山脩らは、これらの異常知覚が起こるのは頭頂領域の活動が関係していることを明らかにしました。この研究成果は、Journal of Pain Research誌(Dysesthesia symptoms produced by sensorimotor incongruence in healthy volunteers: an electroencephalogram study)に12月9日に掲載されました。 脊髄損傷や腕神経損傷といった神経に損傷が生じた後に、一般的に治癒すると言われている期間を過ぎても痛みが残存することがあります。この痛みを慢性化させる要因の一つとして、神経に損傷を受けた手足を動かそうとする意図と、実際には動かないという感覚フィードバックとの間に生まれる「不一致」があげられています。過去の研究では、このような不一致を実験的に付加すると、健常者でも「痛みの増強」や「腕の重さ」の異常知覚、あるいは嫌悪感といった情動反応が引き起こされると報告されています。しかしこれまでの研究報告では、「不一致」が生じた時の異常知覚と関係している脳領域は明らかにされていませんでした。そこで研究グループは、異常知覚と関係している脳領域を脳波解析によって検討しました。その結果、「不一致」によって生じる「奇妙さ」と右後頭頭頂領域の脳活動に有意な相関関係があることが認められました。 研究内容の詳細については畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターホームページでご覧いただけます。
2016.12.08
日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」2016 活動報告!
テーマ「生活期リハビリテーション 〜充実した暮らしを求めて〜」 こんにちは!理学療法学科 2回生の兵野瑛祐(日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部)です。2016(平成28)年12月4日(日)に畿央大学で行われた日本理学療法学生協会 畿央大学主催 関西支部大会について、書かせていただきます。よろしくお願いします! ※日本理学療法学生協会についてはこちらをご参照ください。 中部・近畿・中国地方の大学から約80名の学生が集まりました!! ▼前日リハーサルから気合い十分です! ▼受付の様子 今回の講演は、次の2名の先生をお招きいたしました。 ①訪問リハビリテーションなどの分野で理学療法士としてご活躍されている株式会社 gene 代表取締役の張本浩平先生には、生活期のリハビリテーションや訪問リハビリテーションとはどういうものなのか、張本先生の経験をもとにお話ししていただきました! ②旅行リハビリテーションの第一人者としてご活躍されている リハビリ推進センター株式会社 代表取締役の阿部勉先生には未知の領域「旅行リハビリテーション」の実際をお話ししていただきました! 2人の先生のお話の中で共通したことは、リハビリテーションの主体は利用者さんであり、理学療法士はあくまでそのお手伝いをさせていただく心構えが大事ということと、生活におけるあらゆる動作が一番良いリハビリテーションになるということです。生活期リハにおいて大切なことをたくさん教えていただきました。 午前のディスカッションでは、自己紹介を通してのアイスブレーキングと、もしも自分が怪我をして、ADLに支障が出たら普段無意識に行なっていた日常動作にどのような不都合が生じるかを考えました。午後のディスカッションでは、学生らしい柔軟な発想で新たな領域のリハビリテーションを企画し、理学療法士の「無限の可能性」を考えました。どの班も発想力豊かで活発な意見交換をすることができ、大成功でした。 また講演の他に学生発表も行いました。「脊髄損傷患者の生活におけるリハビリテーション」という題で『患者さん自身の能力を最大限に発揮させつつ、介護する側の負担も少なくなる様なアプローチ方法を編みだしたいという思い』はみなさんに伝わったでしょうか。 懇親会では、ワードウルフと負けビンゴを行い、参加者全員で盛り上がることができたと思います! 私は畿央大学の運営委員で2年間広報部として活動したことで、他大学の友達や畿央大学の先輩・後輩と出会い、たくさんのつながりを持つことができました。今回の先生のお話を聞いて、このつながりを卒業してからも大切にし、同じ医療者として協力し合える仲であり続けたいと強く感じました。 来年も畿央大学にて支部大会が開催される予定です。少し気が早いですが、自分たちで新たに作り上げる支部大会がすごく楽しみです!最後になりましたが、開催にあたりご協力してくださった方々、参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。 日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部 理学療法学科2回生 兵野 瑛祐 【関連記事】 12/4(日)日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」のお知らせ!
2016.12.08
川西町の親子減塩教室に参加しました!~ヘルスチーム菜良
こんにちは!ヘルスチーム菜良(*)、健康栄養学科3回生の村岡です。 12月4日(日)、川西町文化会館にて中和保健所の主催する親子減塩教室が開催されました。イベントでは近畿大学のヘルスチーム菜良のメンバーも参加しており、畿央大学からは健康栄養学科3回生7名、2回生2名、1回生3名が参加しました! ヘルスチーム菜良(*)…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており食育啓蒙活動に取り組んでいます。 子ども向けコーナーでは、紙芝居や減塩ソング&ダンス、クイズがありました。 減塩の紙芝居や、歌に合わせてダンスをすることで、子どもたちにもわかりやすく減塩の大切さを広めることができたのではないかと思います! 大人向けコーナーではヘルスチーム菜良のメンバーで考え、作成した食品に含まれる食塩の量を示した展示、減塩クイズがありました。 体験コーナーとして塩分濃度の異なるみそ汁の試飲を行い、ご家庭のみそ汁はどの濃度が1番近いかを体験していただきました。 みそ汁の塩分濃度は0.6%、0.8%(出汁なし)、0.8%(出汁あり)、1.0%の4種類を用意しました。 試飲のみそ汁を作る時に出汁や味噌の量を少しでも入れ過ぎてしまうと正確な塩分濃度とならないため、作るのが難しかったです。 また、SATシステムを用いて昼食の内容をフードモデルから選んでもらい、食事チェックをしました! 塩分が過剰な方に食品や料理の選び方、食べるときにできる減塩方法をアドバイスさせていただきました。例えばラーメンやうどんを食べるときに汁を残したり、しょうゆやソースはかけるのではなくつけて食べることによって塩分摂取量を減らすことができます。 様々なコーナーを通して減塩について楽しく学んでいただけたのではないかと思います! 来年2/25(土)の葛城市 親子減塩教室に参加を予定しております!次回も楽しいイベントになるよう頑張ります!! 健康栄養学科 3回生 村岡美喜 ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。
2016.12.08
平成28年度「臨地実習指導者研修会」を開催!~看護医療学科
2016(平成28)年12月3日(土)午後よりP302講義室において、看護医療学科「臨地実習指導者研修会」を行ないました。この研修会は、看護医療学科の臨地実習指導者および本学教員が学生の看護実践能力の向上に向けて協働し、効果的な実習指導を行うことを目的として、また日頃の学生指導を振り返るとともに相互の交流と親睦を深める機会として年1回開催しており、今回で6回目となります。 当日は晴天でかなり暖かい日となり、各施設・病院から71名もの臨地実習指導者の方々にご参加いただき、本学教員を含めると100名を超え、盛況となりました。 第1部は、一般社団法人日本ほめる達人協会 特別認定講師の井内律子先生に、「ほめて育てる今どきの学生」というタイトルでご講演をいただきました。井内先生は、看護師としてご勤務の傍ら、同協会特別認定講師としてもご活躍されておられます。ほめる達人協会(通称、「ほめ達」)という協会があることは知っていましたが、お話を伺うのは初めてで、実はかなりわくわくしながら聞いておりました。 先生ご自身の「できない」「叱られる」ことの繰り返しから、「認めてもらえない」「自分の居場所がない」という思いになり、自分自身に自信が持てず、自分が嫌になる経験を経て、「ほめ達!」と出会ったそうです。「ほめ達!」の講習を受けることで自分自身が変わることで、人の観方や接し方が変わり、良い人間関係が築けるようになった経緯からスタートしました。先生のご講演から、内容をかいつまんでご紹介したいと思います。 「ほめ達!」は、「心の内戦状態を終わらせる」のモットーのもと、うつや自殺者の減少をめざしています。「ほめる」ことは、人の価値、モノの価値、出来事の価値を発見して伝えることです。人のいいところを見つけて伝える、それが欠点やマイナスであっても良いことに転換するよういします。そのときに口癖として使うのが「すごい!」「さすが!」「すばらしい!」の3Sです。それに加え、「そうくるか!」や「惜しい!」というのもよいとおっしゃっておられました。 また、「すみません」を「ありがとう」に言い換え、「でも」、「だって」、「どうせ」(3D)の否定語を使わないことも大事だとおっしゃっておられました。 教員も実習指導者も学生を「ほめる」こともあれば「叱る」こともあります。先生は、ほめることと叱ることの考え方は同じであり、叱るときは決して他人と比較しないことを強調されておられました。 本日の講演は「学生の価値を発見して伝える」ことを主なテーマとし、上記項目の多岐にわたる講義内容でした。 講義の合間には、参加者同士で、握手をして笑顔の交換をする自己紹介、動画を観察して観えているものや観えていないものに気づく、だまし絵で角度を変えて観る、一番いい笑顔を作るワーク、話しかけられても「徹底的に無視する」ワークを取り入れ、実際に体験することで実感でき、笑いにあふれ楽しく学ぶことができました。 第2部では、食堂に場所を移し、ワールド・カフェが開かれました。ワールド・カフェは、会議室で日々繰り返される機能的な会議よりも、カフェで行うようなオープンで自由な会話を通してこそ、活き活きとした意見の交換や新たな発想の誕生が期待できる、という考え方に基づいた話し合いの手法です。本研修会でも初めて取り入れることにしました。 まず、実習指導者、本学教員をシャッフルし18のグループに分け、1部の講演に基づいて自由なテーマを設定し意見交換を行いました。その後、グループに1名だけを残し、他のグループに行って、お茶を飲みながら別メンバーと話すというラウンドを2回行った後、また当初のグループに戻ってきて、他グループでの意見交換をもとにまとめる、という流れでした。 本来、ワールド・カフェでは、その内容を発表することはないそうなのですが、いくつかのグループに発表してもらうことにしました。その内容は、「指導が困難な場合のほめ方」、「自信のない人をどう指導するか」、「ほめ過ぎた学生の未来はどうなるか」などで、本当に自由闊達な意見交換ができました。 最後に、1部の講演をしてくださった井内律子先生と本学看護医療学科長の河野由美教授による講評があり、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。実施後のアンケートにも、今回はとても楽しく、他施設の実情も知ることができ、本当によかったとのお声を多数頂戴しました。 本研修会には、本学の卒業生も参加してくれていました。看護師の勤務の後、現在は、奈良県川上村で保健師をされておられる、看護医療学科4期生(2015年3月卒)の本めぐみさんからお話を伺うことができました。 研修には初めて参加させていただきましたが、参加できてとても良かったと思います。1年の看護師経験の後、現在は、市町村保健師として働いています。まだ、指導者の立場ではありませんが、今回の研修は新人看護師のときのことを思い出しながら聴くことができました。保健師として指導者側になるのは先の話ですが、指導前にこのような場があればよいなと思いました。仕事に活かせるような具体的な話もあり、また頑張ろうという気持ちになりました。ありがとうございました。 卒業後にも様々な接点がありますが、今回の臨地実習指導者研修会においてもお話ができることは、私たち教員にとっても大きな喜びです。また、実習を受ける学生たちの励みにもなるでしょう。 今後も臨床側、大学側が「同じ思い」で進みつつ、学生に還元できるよう努力を重ねていきたいと思います。 看護医療学科 准教授 文 鐘聲 教授 松本 泉美
2016.12.05
第26回大学新人戦アルティメット選手権に参加!~アルティメット部
11月5日(土)、6日(日)に僕たちアルティメット部は静岡県の富士川緑地公園まで第26回大学新人戦アルティメット選手権に行ってきました!大会名の通り出場できるのは大学1、2回生のみです。 アルティメットは7人で行うスポーツなのですが、僕たちは8人という少人数で挑みました… 1日目 初日は4チームで行うリーグ戦でしたが結果は見事に全敗しました、ある程度は覚悟していましたが、まさかここまでとは、と思わされました。この結果より2日目は4位リーグスタートになってしまいました… 2日目 2日目の初戦は朝早く8時半から行われました。ハードにも4試合行いました。 結果は1勝3敗という結果で71位という結果に終わってしまいました。 結果的には悔しい結果となってしまいましたが、良い経験にはなったと思います。この結果を踏まえ、みんな次の大会に向けて気合が入っています!これからどんどん強くなっていきましょう!!! アルティメット部代表 山本 大貴
2016.12.02
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.32~傷病者メイクを体験!
こんにちは!健康支援学生チームTASK※、看護医療学科2回生の徳尾野楓です。 ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 11月22日(火)に、奈良県立医大学で12月3日(土)に行われるメディカルラリーのボランティアのためにムラージュという傷病者メイクの方法を習いました! 看護医療学科堀内先生をはじめ、災害看護論を受講している4回生の方々と卒業生に丁寧な指導を受け、楽しみながらリアルな傷を作ることが出来ました。 ほとんど同じ材料を使って、打撲、熱傷、切り傷、擦過傷など様々な傷を作ることが出来ることを知り、とてもおもしろかったです。 TASKからは7人、12月3日(土)に開催される第2回奈良メディカルラリーでムラージュのお手伝いをさせていただきます。競技者の方々に、できるだけリアルに感じてもらえるようなムラージュができるように頑張ってきます! ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
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