2017年の記事
2017.02.07
平成28年度神経リハビリテーション研究大会が開催されました!
1月28日(土)~29日(日)、信貴山観光ホテルにて、神経リハビリテーション研究大会が開催されました。この研究大会は、毎年恒例の合宿形式となっており、今年で11年目を迎えました。 本年度は、ニューロリハビリテーション研究センターの教員と大学院博士後期課程・修士課程のメンバー総勢31名が参加しました。また初めての試みとして、大学院修了生の中野英樹さん(1期生)と河村章史さん(2期生)をお招きし、それぞれ現在進めている研究について紹介して頂きました。 初日は信貴山観光ホテルにて、森岡教授の開会の挨拶から始まり、修士課程2年の最終審査に向けた予演会と上記修了生の研究紹介が行われ、様々な視点から質問応答や意見交換が繰り広げられていました。 どの発表にも明確な研究目的や臨床意義がある中、特に修了生の研究紹介では、研究の質や精度を上げるために、厳密な研究方法を検討されており、研究手続きの一つ一つに根拠を持って取り組んでおられました。また自身の研究を紹介することに対して、楽しみながら話されている点も印象的な光景でした。 夕方には3グループに分かれて、修士課程1年の研究計画に対するディスカッションが行われました。各グループのメンバー全員から、意見やアドバイスを頂くことで研究計画が洗練されていくのを感じる中、議論が白熱し過ぎて時間が超過する場面もありました。 1日目終了後の懇親会でも、白熱したディスカッションは続き、日が変わるまで議論が続きました。 2日目の合宿終了後、畿央大学に戻ってからも、ディスカッションが引き続き行われ、最後に森岡教授による閉会の挨拶で無事に全日程を終えました。 森岡教授からは、これまでの大学院修了生が残してきた研究成果を振り返り、社会の役に立つ研究成果を世の中に出していくためにも、研究を絶えず継続していくことが必要であるとのお言葉を頂きました。 社会人として臨床で働く我々の対象者を通じ、最終的には社会に貢献できるような研究成果が出せるように、今後も研究室一同精進していきたいと考えております。 最後になりましたが、このような機会を与えてくださった森岡教授をはじめとする研究センターの皆様、神経リハビリテーション研究大会の開催にご尽力頂きました関係者の方々に深く感謝を申し上げます。 畿央大学大学院 健康科学研究科 修士課程1年 平田康介 【関連サイト】 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 【関連記事】 ●「平成27年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成26年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成25年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成24年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成23年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成21年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成20年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」
2017.02.07
大学院生の研究成果がJournal of Rehabilitation Medicine誌に掲載!~健康科学研究科
運動が脊髄損傷後の神経障害性疼痛を軽減させることを明らかに -安静時脳波解析による検証- 脊髄を損傷すると神経障害性疼痛が生じることがあります。脊髄損傷後の神経障害性疼痛は高い確率で出現し、心理的な苦痛や生活の質の低下を引き起こします。畿央大学大学院健康科学研究科博士後期課程の佐藤剛介らは、有酸素運動(車椅子駆動)により脊髄損傷後の神経障害性疼痛の緩和や負の気分状態が改善し、運動野周囲のα帯域の活性を変化させることを明らかにしました。この研究成果は、Journal of Rehabilitation Medicine誌(Effects of wheelchair propulsion on neuropathic pain and resting electroencephalography after spinal cord injury)に掲載されています。 【研究概要】 脊髄損傷後には運動麻痺・知覚麻痺・自律神経障害が生じ、神経障害性疼痛を始めとした様々な二次的障害を引き起こします。脊髄損傷後の神経障害性疼痛は様々な健康指標を低下させ、治療が難しいことが知られています。この脊髄損傷後の神経障害疼痛は、脊髄が損傷することにより脳と手足の神経を中継する視床と呼ばれる部位の機能異常を引き起こすことが原因の一つと考えられています。この視床の機能異常は脳波を測定した際にα波の変化で表され、具体的にはα波のピークを示す周波数であるPeak alpha frequency(PAF)が低下します。こうした脊髄損傷後の神経障害性疼痛に対して、有酸素運動を行うことで痛みを緩和させることが報告されており、有酸素運動による鎮痛効果は新たな視点として注目されています。さらに、健常者の実験では有酸素運動により負の気分状態が改善することやPAFが増加することが明らかにされています。しかし,これまで脊髄損傷の患者において運動による鎮痛効果と安静時脳波活動(PAFの変化)との関係は明らかにされていませんでした。 今回、研究グループでは脊髄損傷の患者さんが日常生活で使用する車椅子を駆動する運動を行うことでPAFを増加させ、神経障害性疼痛と負の気分状態への効果を検証しました。主観的運動強度で「ややきつい」~「きつい」程度の15分間の車椅子駆動の結果、足や背中の神経障害性疼痛の主観的疼痛強度の減少と負の気分状態が改善し、中心領域(運動野に相当する領域周囲)におけるPAFの増加が認められました。 この研究成果は、有酸素運動が脊髄損傷後の神経障害性疼痛や負の気分状態に対して有効であるとともに、脳波測定のような神経生理学的指標を用いて運動により視床の機能異常が一時的に軽減することを明らかにしたことになります。 研究内容の詳細については畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターホームページでご覧になれます。
2017.02.07
大学院生の研究成果がClinical Rehablitation誌に掲載!~健康科学研究科
畿央大学大学院健康科学研究科博士後期過程の今井亮太らは、橈骨遠位端骨折術後患者に腱振動刺激による運動錯覚を惹起する(引き起こす)ことで痛みの軽減のみならず、手関節の運動機能の改善が認められたことを示しました。また、この効果は術後2ヵ月経っても持続していました。その研究成果はClinical Rehabilitation誌(Effect of illusory kinesthesia on hand function in patients with distal radius fractures: a quasi-randomized controlled study)に1月12日に掲載されました. 【研究概要】 2015年に今井らは、橈骨遠位端骨折術後患者に腱振動刺激による運動錯覚を惹起させることで、痛みの感覚的側面だけではなく情動的側面(不安や恐怖)の改善が認められたことを報告しました。またこの時、2ヵ月後まで効果が持続したことも示さました。しかしながら、理学療法において痛みを改善軽減させることは重要ですが、1番の目的は手関節の運動機能(ADL)の獲得であるにも関わらず、調査ができていませんでした。そこで本研究では、2ヵ月後まで手関節の運動機能を評価して検討しました。その結果、運動錯覚を惹起しなかった群と比較して、運動錯覚を惹起した群では有意に手関節の運動機能の改善が認められました。 詳細はニューロリハビリテーション研究センターホームページでご覧になれます。
2017.02.06
甲子園メディカルトレーナーに学ぶテーピング技術!~理学療法学科3年次配当「義肢装具学実習」
2017年1月20日(金)の「義肢装具学実習」で、理学療法学科の3回生が足の捻挫などに対するテーピングを学びました。 講座を担当する福本准教授は甲子園メディカルトレーナーを務めるなど、スポーツ現場でも活躍しています。 基本的なテーピング方法5種(アンダーラップ、スターアップ、ヒールロック、フィギュアエイト、アウター)をペアで体験。授業の最後にはスポーツ現場で求められる「180秒以内での処置」をめざしました。 実際のスポーツ現場でも3分程度で処置し、競技に復帰させる必要があります。中には3分以内に処置を完成する猛者もいました。学生たちは、スポーツの現場においては「スピード」と「正確性」の両方が求められることを肌で実感したようです。
2017.02.06
橿原市・橿原商工会議所連携「橿原産イチゴを使った新商品」の試食アンケート会が実施されました。
橿原市・橿原商工会議所との連携は2009年に始まり、2016年で8回目となります。今年は「イチゴを使った新商品開発」をテーマに健康栄養学科1回生14組56名が参加しました。勉強会、橿原市市内見学バスツアー、試作会、プレゼンテーション大会を経て、学生たちはイチゴの特性を生かしたメニューを提案しました。2016年9月23日(金)のマッチング会において6事業者により7つのレシピが新商品のアイデアとして採用され、12月17日(土)より8つの新商品として販売されています。 2017年2月2日(木)午後、「苺と生ハムのクリームパスタ」を除く7つの新商品の試食をさせていただきました。「イチゴを使った新商品開発」に携わった学生52人および教職員が新商品についてのアンケートに答えました。(見た目、ボリューム、香り、美味しいかどうか、食感、改良点など) 【試食させていただいた7つの新商品】 ① 古代チーズと苺のぷるさくタルト ② かしじんようかん ③ かしじんようかん ④ Bijou’antique ”いちごだま” ~飛鳥の秘宝~ ⑤ いちご&チョコ地層ケーキ ~ちそうけーき~ ⑥ 大和古墳サブレ ~大和三山の秘宝~ ⑦ 奈良の宝石コロッケ どの新商品も美味しくいただきましたが、アンケートの中には、「学生ならでは」の意見、「管理栄養士の卵!!」という鋭い意見・厳しい意見もありました。 みなさんもぜひともご賞味ください!詳細は橿原商工会議所作成のチラシでご覧になれます。 ▼画像クリックでPDFが開きます。 【これまでの流れ】 橿原市・橿原商工会議所連携「橿原産イチゴを使った新商品」が販売されます。 橿原市・橿原商工会議所連携「いちごを使った新商品開発プロジェクト」マッチング審査会を行いました。 橿原市・橿原商工会議所連携 「橿原産いちごを使ったメニュー開発プロジェクト」プレゼンテーション大会を実施しました。 橿原市・橿原商工会議所連携「イチゴを使ったメニュー開発プロジェクト」 視察研修バスツアーに参加! 橿原市・橿原商工会議所連携 「橿原産いちごを使ったメニュー開発プロジェクト」第1回勉強会を開催! 橿原市・橿原商工会議所連携 「橿原産いちごを使ったメニュー開発プロジェクト」がスタートしました。
2017.02.03
運動器リハビリテーションセミナー「臨床研究編」を開講しました。
平成29年1月29日(日)、平成28年度最後となる「畿央大学運動器リハビリテーションセミナー」が開催されました。本セミナーは『エビデンス編』、『上肢・体幹編』・『下肢編』、『臨床研究編』の4回シリーズで構成されており、今回は臨床現場での日々の疑問を客観的に解決する手法を学ぶことを目的とされた『臨床研究編』を実施しました。 今回はこれまでの座学中心の講義よりも少人数制で実施したため、参加者とスタッフおよび教員との距離が近く、参加者一人一人がどのような分野に興味を持っているか、臨床でどのような問題を抱えているかなど、質問や意見交換をしあうことができました。そのため、参加者のみならずスタッフ自身にとっても有意義な時間となりました。 1講義目は「臨床で使える研究法」というテーマで、運動器リハビリテーションセミナーの代表である福本准教授による講義を開始しました。この講義では、研究計画の立案方法、倫理的配慮、論文作成において必要な基礎知識について、福本先生のこれまでの経験に基づきお話しして頂きました。 2限目、3限目は、瓜谷准教授や大学院生および修了生が中心とした体験学習が行われました。トルクマシン、足趾握力計に加え、ハンドヘルドダイナモメータ、重心動揺計、加速度計を用いた測定を実施しました。受講者の方々には実際に検者のみならず、被検者として客観的な測定の体験をして頂きました。 4限目、5限目からは、コンピューター室へ移動し、本学で統計学に関する授業を担当されている福森先生による講義および演習が行われました。まず「臨床データを用いた統計法」というテーマにて講義を行って頂き、統計解析の必要性について説明して頂きました。その後、講義内容を踏まえた「臨床データを用いた統計学演習」として、統計ソフトを用いて、2限目、3限目に取ったデータの解析を行いながら、統計手法を学びました。 6限目は、大学院生を中心に「結果の分析とディスカッション」を実施しました。ここまでのセミナーで得られたデータによる統計解析の結果から、実際に教員およびセミナースタッフと受講者でディスカッションをしながら分析を行いました。参加者だけでなく福本先生、瓜谷先生、大学院生もディスカッションに加わり有意義な時間となりました。 最後になりましたが、本年度の運動器セミナーを受講して頂いた皆様、ありがとうございました。来年度も運動器リハビリテーションセミナーを開催いたします。これまでに頂いた皆さまのご意見も参考にしてさらに満足していただけるようパワーアップをして実施していきます。皆様の受講を心よりお待ち申し上げております。 平成29年度運動器リハビリテーションセミナーの次年度プログラムは2017年2月下旬に掲載予定です。 →平成28年度運動器リハビリテーションセミナー 畿央大学健康科学研究科 修士課程修了 幸田仁志 理学療法学科 准教授 福本貴彦 【関連記事】 運動器リハビリテーションセミナー「下肢編」を開講しました。 運動器リハビリテーションセミナー「上肢・体幹編」を開講しました。 平成28年度運動器リハビリテーションセミナー「エビデンス編」を開講しました。
2017.02.01
学生広報スタッフblog vol.213~アカペラ部Winter Liveレポート!
学生広報スタッフでアカペラ部ADVANCE#の下坊です! 1月15日(日)、アカペラ部の一大イベントWinter Live “ I have a dream”が、クリエイティブ大阪センターにて行われました! Winter Liveは、毎年1月に行っているADVANCE#主催のライブであり、自分たちだけで作り上げる私たちにとって大切な行事です! 当日は、数年に一度と言われるほどの極寒の日のライブ開催となりましたが、たくさんのお客様が来てくださって大成功を収めることができました(*^^*) これからもみなさんに夢のような時間をお届けできるよう、日々頑張っていきたいと思います!!ご来場いただいた皆様、ご協力してくださった皆様、本当にありがとうございましたm(_ _)m なお、アカペラ部ADVANCE#の活動は公式twitter(@kio_advance)でも随時更新していきますので、ぜひ覗いてみてください!! 現代教育学科2回生 下坊美月
2017.01.31
大学隣接の商業施設で、バレンタインディスプレイを担当!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ
今年もバレンタインデーの季節がきました。 人間環境デザイン学科の加藤プロジェクトゼミ(2・3回生合同)では、毎年、本学に隣接する大型商業施設エコール・マミ(通称エコマミ)さんのご協力のもと、店舗の改装提案と吹き抜けアトリウムにバレンタイン装飾を実施してきました。 今年度の提案は、下記の3つです。 【1】バレンタイン特設会場ディスプレイ(北館セントラルコート) 今回のディスプレイでは、自分たちのイメージがそのまま実現できて嬉しいです。 準備は班のみんなでコツコツと頑張ってくれました。時間のかかる当日の設営も班メンバーだけでなくゼミのみんなが手伝ってくれて無事に終えることが出来ました。とても大変でしたが、今年もバレンタイン装飾ができて良かったです。 (班長)3回生 松永亜弓 昨年に引き続き、今年もバレンタインディスプレイをさせていただきました。装飾の取り付け当日には、4時間半かけて、のべ12人がかかわり、昨年よりも一層ポップで親しみやすい雰囲気が表現できたと思います。今年もこの企画に関わることができて嬉しかったです。 3回生 安川侑希 セントラルコートで、1/28(土)~2/14(火)バレンタインデー当日まで展示しています。みなさん、エコール・マミに展示を見に来て下さいね! 【2】カフェ区画の店舗デザイン提案(南館2F南端) 以前カフェが入っていた空き店舗へのデザイン提案をしました。2チームに分かれてA案・B案をつくりました。 A案:タルトカフェ 今回カフェの改装案を考える時に、タルトカフェのモチーフとなるお店に足を運んだり何度も話し合いを行いました。提案日に間に合わないかと焦りましたが「おしゃれだね、配色がキレイ」などと言って頂けたときにはとても嬉しく思いました。最後まで粘って良かったです。 (A案班長)3回生 矢野沙由里 B案:汽車レストラン 設計するにあたって、親も子どもも楽しめるように考えることはとても難しいことでした。「汽車レストラン」を提案するにあたり、汽車の走行範囲や内装など実際の電車について調べることが沢山ありました。また、少しでも電車の雰囲気を出すために、オリジナルキャラクターやコスチュームのデザインをしました。さらに、模型作成時には実際の電車を参考にするなどの工夫を行いました。 自分がお客さんの立場で見た時に、子どもと入ってみたいと思えるような空間に仕上げることが出来たと思います。 (B案班長)3回生 久吉茜 チーム全体での連携がとれていたため、自分が想像していたよりも完成度の高いものが出来たと思います。 (B案班長)3回生 平井みのり 【3】南館ふるさと広場の活用及び活性化提案 南館の屋外にある、ふるさと広場の有効な利用方法を提案しました。宇宙をテーマに、太陽系のすべての惑星を階段部分に描きました。夜になると天の川が光ります。 前途多難な場面がたくさんありましたが、良い提案ができたと自負しています。班のメンバーのみなさん、お疲れ様!! (班長)2回生 酒井幹太 ②,③についても、実現していけたらいいな、と思います。今後のエコマミ店舗に、ご期待ください! 【過去のエコ・マミへの提案】 2015年度 エコール・マミに改修提案とディスプレイ展示! 2015年度 エコール・マミ改修を提案!~人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ(加藤ゼミ) 2014年度 エコール・マミに改修提案とディスプレイ展示!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 2013年度 さらに発展・エコマミ提案★人間環境デザイン学科加藤プロジェクトゼミ 2012年度 4年目のエコマミ提案★人間環境デザイン学科 加藤プロゼミ 2010年度 エコール・マミ 改善案 -人間環境デザイン学科 加藤プロジェクトゼミ報告-
2017.01.24
近商ストアとコラボした弁当の販売に向けて第2回試食会を開催し、商品が決定しました!
㈱近鉄リテーリングと畿央大学の連携事業「近鉄サービスエリアメニュー開発プロジェクト」コンテスト(審査会)でグランプリ・準グランプリを受賞した「やまとポークのねばねばアボカ丼」「まほろば大和のうるわし豚丼」が、西名阪自動車香芝サービスエリアで好評販売中です。 近商ストア真美ヶ丘店やハーベス五位堂店での販売に向け、㈱近商ストアと連携することになりました。そこで、2016(平成28)年12月2日(金)に続き、2017(平成29)年1月20(金)畿央大学で第2回試食会が行われました。 ㈱近商ストア調理食品グループ中野さんと川本さんから、前回の試食会で学生より上がった声をどのように改良したのか説明が行われました。「即席」ではないため、ある程度の時間経過(温度経過)に耐えられるような食材や味付けにする必要がありますが、できる限り学生からの要望に応えられるよう改良されました。また、今回はその場で上がった意見を即対応(調理)できるように食材を持ち込んでいただきました。 学生は自分たちが考案したレシピと比べて試食しながら、味付け・見た目を再現できているか意見交換をし、商品の完成を目指しました。商品の決定後、近商ストアの中野さんから「ネーミングはとても重要!キーワードから導き出すこともできるのではないでしょうか。」川本さんから「みなさんがレシピを考えた時に物語(ストーリー)があったと思いますが、その物語をお客様(購入者)に伝えることができるかどうかがとても重要です。」とアドバイスをいただきました。 商品開発のプロからのアドバイス(話)は、学生にとってとても貴重な学びになりました。 学生たちはみんなで議論して、商品名を決めました。 「豚の塩麹漬けアボカ丼」 「温玉入りのうるわし豚丼」 2017年4月中旬から販売予定ですので、ご期待ください。畿央大学では今後もこのような課外活動を社会勉強の一環とし、地域社会にも貢献すべく、さまざまなコラボ事業を行っていきます。 【関連記事】 株式会社近商ストアとコラボした弁当の販売に向けて、試食会を開催しました。 阪和自動車道 岸和田サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。 近鉄連携 西名阪自動車道香芝サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。 近鉄連携「近鉄香芝SAフードコート丼物メニュー開発プロジェクト」審査会を行いました。 近鉄連携「香芝サービスエリア 丼物メニュー開発」質問会を開催しました。 近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」~第1回目プレゼンテーション会を開催! 近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」がスタートしました。 【過去の商品化関連記事】 平成26年度 近鉄連携 西名阪自動車道香芝サービスエリアで畿央生が作ったカフェメニューが発売されます。 平成25年度 西名阪香芝サービスエリアで畿央生が創作した新メニュー試食会が行われました。(平成25年度)
2017.01.24
太子町役場での味噌づくり体験と特産品開発の講習会に参加~ヘルスチーム菜良
こんにちは!ヘルスチーム菜良(*)、健康栄養学科2回生の䋆田ななえです。 1月21日(土)に、太子町役場にて味噌づくり体験と特産品開発の講習にヘルスチーム菜良から3回生1人、2回生2人、1回生2人が参加しました。 (*)ヘルスチーム菜良…管理栄養士課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており食育啓蒙活動に取り組んでいます。 味噌づくりは、太子町役場内にある調理室で行われ、栄養士の方や地域の方々と和気あいあいとした雰囲気の中での体験となりました。学生全員が初めての味噌づくりということで、味噌が作られていく過程を学びながら一つ一つの工程を行わせていただきました。 ▼味噌づくりを体験している様子 太子町産米麹・塩・国産水煮大豆・大豆の煮汁を手でよく混ぜ合わせ、それらを機械に通したペーストを大きな容器の中へ空気を抜くために強くたたきつけ、平らにして重ねていくという工程を行いました。全工程を素手で体験させていただき、だんだんと味噌になっていく様子を肌で感じることができました。 また、特産品開発の講習ではフードコーディネーターの方に教えていただきながら、地域の方々と太子町の特産品であるみかんを使用したみかんと生姜のコンフィチュールや、みかんの蒸しケーキ、みかんプリンを試作した後、試食しました。 みかんと生姜のコンフィチュールとは、皮をむいたみかんをミキサーにかけたものを鍋に入れ、砂糖、生姜の搾り汁、みかんの皮の千切りを加えてとろりとするまで煮込んだものです。出来上がったみかんと生姜のコンフィチュールを試食してみたところ、みかんの甘さと酸味が生姜と合っていて、とてもおいしかったです! ▼特産品開発の講習の様子 みかんの蒸しケーキは、みかんの皮を容器として中身をきれいにくりぬき、中に生地を流しいれて蒸したものです。みかんの皮を容器にしてヘタをかぶせている見た目がとてもかわいく、蒸しケーキなのに皮をむいて食べるというのが私たちにとって新鮮でした。出来立てはホカホカで、中の生地がモチモチとしていてとてもおいしかったです! ▼みかんの蒸しケーキを作っている様子 みかんとプリンを組み合わせたり、みかんの皮を容器にしたりなど私たちが思いつかないようなアイディアを知ることができ、商品開発の楽しさを改めて感じることができました。 ▼試食の様子 また、保健センターで働いている栄養士の方のお話を聞かせていただける機会もあり、保健センターで働くことの楽しさや大変さであったり、地域の方々とふれあいながら食を通じて健康なまちづくりをしていくという仕事内容を教えていただきました。 栄養士として働いている方の実際の声は、なかなか聞くことのできない貴重なお話で、とても勉強になりました。 今回の活動を行って、特産品のみかんを使っての商品開発や、味噌づくりという食を通じた地域の方々との交流などから、地域での活動を大切にすることで元気なまちづくりができるのだと思いました。活動を通じて世代間交流することができ、地域の方々は私たちを孫のように優しく温かく接してくださりました。もっと地域の活動に参加して、食で町を元気にするためにどういうことができるかを考えていきたいです。 今回参加したメンバーの感想です。 地域の方々が快く受け入れてくださり、味噌づくり体験を通じてたくさんのコミュニケーションが取れてよかったです。これからも地域の方々との活動を増やせていけたらいいなと思いました。 3回生 横田 綾乃 地域の方に囲まれながら、とても心地よく味噌づくり体験をさせていただきました。体験を通じて、お味噌の作り方だけではなく地域の方と一緒にイベントをする楽しみも知れてよかったです! 2回生 安部 瞳 初めて味噌を作る体験をしましたが、一つ一つが目新しくて、とても楽しかったです。地域の方々はとてもあたたかくて、すごくいい雰囲気で活動できてよかったです。また機会があれば参加させていただきたいと思いました。 1回生 葛本 葉月 味噌づくり体験では、みなさんわいわいと手作りされていて、その中に混じって体験させてもらいとても温かい気持ちになりました。実際に豆や麹を素手で感じながら混ぜたり、多くの方とコミュニケーションをとれて、質問もできて楽しく、いい経験になりました。 1回生 山田 さくら ヘルスチーム菜良は、今後も活動を積極的に行い、食を通じて町や地域の健康を増進していきたいと思います! 2回生 䋆田ななえ ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。
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