2019年5月の記事

2019.05.15

近畿地区助産師学生交流会へ参加~助産学専攻科

2019年4月27日(土)、甲南女子大学で行われた、近畿の助産学生が集う「平成31年度近畿地区助産師学生交流会」に助産学専攻科の学生8名が参加しました。     前半は前日本助産師会会長の岡本喜代子先生から「助産師学生に必要な弁証法的な学習の仕方」について、講義をしていただきました。助産師学生として、アイデンティティを獲得し助産師になる志を持ち、ポジティブに物事を考え、専門職としての常識を身につけていくことが大切であると学びました。またこれらをもって、質を高めるためには量をこなさなければならないという量質転化の法則に沿って知識や技術を獲得していく必要性について知ることができました。   後半はグループに分かれて学生同士で意見交換や交流を行いました。交流することで、他の学校の特色や他の方の考えを知ることができ、考えの幅が広げることができ有意義な時間を過ごせました。     今回の学びを踏まえ、全員で助産師になれるように頑張っていきたいと改めて思いました。 助産学専攻科 岡野葵・岸奈生   【関連記事】 新生児蘇生法(NCPR)Aコースを受講しました!~助産学専攻科 「周産期災害演習」を実施!~助産学専攻科 平成30年度 新生児蘇生法(NCPR)一次コースの講習会を受講!~看護医療学科

2019.05.14

2019年度第1回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 津越」を開催!~看護医療学科

「kio オレンヂ喫茶(カフェ) in 津越」は、西吉野町津越地区で文部科学省の科学研究費助成(挑戦的萌芽研究16K15979: 代表 島岡昌代)を受けて行っている認知症施策推進事業(新オレンジプラン)に基づく事業で、「たとえ認知症になったとしても安心して暮らし続けることのできる地域づくり」を目標に、五條市地域包括支援センターや高齢者総合福祉施設はるす・西吉野さんの協力を得ながら地域住民の方たちとともに創りあげていく認知症カフェです。   認知症カフェとは、認知症の方とその家族が気軽に立ち寄れるカフェのことで、地域の人たちと交流ができる場所です。本人や家族だけでなく、地域の住民、介護や医療の専門職など誰もが参加できる場所として、お茶を飲みながら話をし、相談をし合いながら、交流を深めることができます。 今回の参加者は、地域住民の方14名、高齢者施設の職員の方1名と施設利用者1名、他の施設からの見学者3名、畿央大学からは看護医療学科老年看護学の教員5名と学生5名です。   『認知症カフェ』についてのミニレクチャー 畿央大学の島岡先生から地域住民の方々に、認知症カフェについてミニレクチャーがありました。認知症カフェは、認知症施策推進総合戦略(通称新オレンジプラン)の中心施策の一つとして全国で行われています。昨年度に実施したKioオレンヂ喫茶(カフェ)in津越の振り返りや、全国の認知症カフェ実施者に対する実態調査の結果から、認知症カフェの現状について知ることができました。   ▲ミニレクチャーの様子   『後出しじゃんけん』 講義の後は、学生によるアクティビティ・ケアです。学生に勝つ、もしくは負けるように、後出しでじゃんけんをするゲームです。勝つように後出しじゃんけんをするのは皆さん簡単そうでしたが、負けるように後出しじゃんけんをするのは少し難しそうで、「あっ、間違えた!」と言いつつも、皆さん笑顔で、楽しみながら実施してくださいました。   ▲後出しじゃんけんの様子   『手遊び ~『もしもしかめよ』のリズムにあわせて~』 続いて、手遊びを実施しました。皆さんに輪になってもらい、片手がグー、もう片方の手がパーになるよう、手を一回叩くごとに交互に変えていきます。グーにした方の手を、隣の人のパーにした手の上に乗せるのですが、これがなかなか難しく、「これは難しいな」、「どっちがグー?」という声も聞かれました。少し慣れてきたら『もしもしかめよ』のリズムにあわせて行いました。皆さん難しいと言いながらも笑顔で一生懸命手を動かし、うたも歌いながら実施してくださいました。こちらも和やかな雰囲気で楽しむことができました。   ▲『もしもしかめよ』のリズムにあわせて   『認知症について語る会』 アクティビティ・ケアを楽しんだ後は、コーヒーやお菓子を味わいながら、皆さんと認知症について意見を出し合いました。物忘れのエピソードや、自分は認知症ではないかという不安など、住民の方々から多くの発言がみられました。また認知症カフェについても、「また参加したい」、「人と交流できて嬉しい」といった意見も挙げられました。今回、住民の皆さんが楽しそうに交流している姿をみて、認知症カフェのように住民の方々が集まれる場があることは大切だと感じました。   ▲認知症について語る会    看護医療学科4回生 中西美月   「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 津越」では、畿央大学健康科学部看護医療学科の山崎ゼミ、上仲ゼミの認知症ケアに興味を持つ学生が、ボランティアとして認知症カフェを盛り上げてくれています。受付やアンケートの補助など、学生が積極的に参加者の方々に関わり、コミュニケーションを取りながら上手に対応してくれていました。また、学生のアクティビティ・ケアはとても好評で、「体を動かすだけでなく、脳の活性化にもなった。」「笑いもあって楽しくすごせた。」「普段はあまり人とも出会わないところで生活しているから、学生さんが来てくれると賑やかでとても良かったわ。」などたくさんのお褒めの言葉をいただきました。また、学生自身も振り返りの中で、「認知症カフェではみんなが集まることが大事だとわかった。このような集まる機会の場を自分も作っていきたい。」との発言もあったので、今後の活躍を期待しています。 看護医療学科 助手 島岡昌代   ▲アンケートの記入の様子     「Kio オレンヂ喫茶(カフェ) in 津越」の次回開催は11月です。   【関連記事】 平成30年度第4回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 津越」を開催!~看護医療学科 平成30年度第3回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 津越」を開催!~看護医療学科 平成30年度第2回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 津越」を開催!~看護医療学科

2019.05.14

3回生対象「第9回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科

3回生を対象とした「第9回 基礎看護技術自己学修会」を開催しました。   3回生を対象とした「第9回 基礎看護技術自己学修会」を5月10日(金)に実施し43名の学生が参加しました。 今年度の学修会は、学生がより主体的に取り組むことをねらいとして、各自で学修する内容を計画・実施する形式に変更しました。4回生からアドバイスを受けた「実習に向けて練習をしておいた方が良いと思う看護技術」の内容をもとに、各自で準備をして学修会に臨みました。     90分という限られた時間ではありましたが、参加した学生は「バイタルサイン測定」「寝衣交換」「足浴」「洗髪」「シミュレーターを使用しての呼吸音の聴取」等、積極的に技術練習に取り組んでいました。         3回生後期の各看護学実習に向けて、学修する内容はより専門的になり、取り組まなければならない課題も多くなります。学生にとっては、これまで以上に努力を要する日々が続きますが、3回生後期の実習では、これまで学んだ知識と技術を統合して看護を実践します。患者さんにとっての適切な看護を導くためには悩むことも多いですが、自分が提供した援助によって患者さんが笑顔になられた時の喜びは、何ごとにも代えがたい大きな喜びとなると思います。 学生一人ひとりの努力が、患者さんへのより良い援助として実を結ぶよう心から願っています。   看護医療学科 基礎看護学領域 林有学・須藤聖子・小林智子・中西恵理     【関連記事】 3回生対象「第8回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 市立東大阪医療センターの合同災害訓練に、学生が患者役として参加!~看護医療学科 教育・教授活動に関する自主学習会を行いました~看護医療学科教員レポート

2019.05.14

平城京天平祭2019春「さくら茶会」に参加しました!~茶道部

2019年5月3日(金)から5日(日)の3日間にわたり、世界遺産・古都奈良の文化財「平城宮跡」にて「平城京天平祭」が開催されました。   天平祭初日に、畿央大学茶道部(指導顧問:健康栄養学科 冬木啓子教授、部員、OB・OG、あわせて20名以上)が「さくら茶会」でお点前を披露し、今年も300名を超すお客様をお迎えしました。 畿央大学は2011年から毎年参加しており、今回で8年目となります。     普段のお稽古の成果を披露させて頂くことは、部員にとって大きな励みになります。慣れない環境で大変なこともありましたが、天平祭のボランティアスタッフの皆様、ご指導いただいた先生方、卒業された先輩方に支えて頂き、お茶席を通しておもてなしの心の大切さを学ぶことができる貴重な経験ができましたことを感謝しております。     着物を着て茶道の「一期一会」のおもてなしをさせて頂くことで、世界中からお越しくださった少しでも多くの方々に日本の文化、茶道の素晴らしさをご紹介できるように努めました。今回学んだことを今後の成長につなげていきたいと思います。     お一人お一人に寄り添える心を大切にして、お茶席を務めさせて頂きました。普段の練習の成果をこのような機会に披露できることは、私たち学生にとって大きな励みになります。   健康栄養学科3回生 福井里歩

2019.05.14

教員による研究授業レポート~看護医療学科「保健医療システム論Ⅱ」

看護医療学科における研究授業が2019年4月22日(月)4限に行われました。授業科目は4回生保健師課程学生を対象にした「保健医療システム論Ⅱ」(担当教員:廣金和枝准教授)であり、今回は「保健医療福祉計画の概要」をテーマに行われました。教職員は8名の参加がありました。 行政計画の意義と構造、行政計画のPDCAサイクル(Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善))を理解することを目的として講義形式にて授業が行われました。     現在、国内にて就業している保健師の約7割が都道府県あるいは市町村の行政保健師であり、その中でも市町村の保健師が最も多くを占めています。そのような意味でも、行政計画を理解することはとても重要なことです。授業では、市町村における総合計画とその構成、他の分野別計画との関係、国、都道府県の計画との関係について、資料を用いながら丁寧に展開されていきました。ここで強調されたのは、政策、施策、事業との関係です。保健師は健康づくりに関する様々な事業を行いますが、それがどのような施策のもとに行われ、またどのような政策につながるのかという点でした。また、市町村の中でも総合計画を中心として様々な計画を策定することになりますが、講義では健康づくり・保健医療福祉に関する計画について掘り下げ、その期間、体制、経過についても詳しく学ぶことができました。 特に、いくつかの市町村の実例を出しながら説明をされておられ、学生にとってもイメージしやすいものになっていたと思います。私自身もとある市町村にて健康増進計画の策定及び推進に関わっておりますが、他市町村の実例は非常に参考となりました。 また、策定された計画について、PDCAサイクルがどのように実施されて次期計画に結びつくのか、市民がどのように参画しているのかについても、実例とともに学ぶことができました。 今回の授業は保健師課程学生を対象にしたものですが、この学生たちは本年、保健所や市町村保健センター等にて実習する予定です。本科目では今回の講義を聞き、学生自身が実際に実習に行く市町村の各種計画についても調べ、発表することになっています。今回の授業は、学生の実習や発表の助けになるものと思われました。                         研究授業参加者 看護医療学科 文鐘聲   後日行われた授業検討会では、多くの示唆と励ましをいただきました。授業展開の時間配分などについては授業計画通りとお褒めの言葉をいただきましたが、映写資料と配布資料に違いを持たせた箇所を忘れて講義を進めてしまい、説明がちぐはぐになる場面がありました。そのため、映写資料と配布資料に違いを持たせることの是非がディスカッションのテーマとなり、活発な意見交換ができました。 今回は、保健師国家試験受験資格の取得をめざす学生に対する授業であり、20人に満たない学生への発問は、緊張している学生への遠慮から普段のスピード感をもって次々と行うことはできませんでした。しかし、本科目は4年次科目であり、適切な発問は、関連知識を整理・統合するよい機会になります。今後も、看護師資格科目を含め、これまで修得した学修内容の整理・統合のきっかけとなるよう、適切な発問を講義の中に含めていきたいと考えています。 看護医療学科では、地域における支援活動を研究課題にされている先生が多いですが、「地域の支援のための前提として地域行政を理解していたつもりであったが、点と点の理解が、改めて線でつながった」という感想を直接いただくこともでき、私の励みにもなりました。 お忙しい中、研究授業にご参加くださった先生方、授業検討会で素晴らしいフィードバックをくださった先生方に、改めて御礼申し上げます。                     研究授業担当者 看護医療学科 廣金和枝   【関連記事】 広陵町と連携して認知症サポーター養成講座を開催!~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅰ」 教員による研究授業レポート~看護医療学科「地域看護学概論」 看護医療学科研究授業レポート~「老年看護学援助論Ⅱ」

2019.05.09

2019年度第1回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 御所」を開催!~看護医療学科

畿央大学と御所市高齢者対策課地域包括支援センター、住民が共同で運営している「金曜カフェ〜つどい〜」で2019年度第1回「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」(認知症カフェ)が4月12日(金)に開催されました。「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」は、御所市認知症啓発事業として、畿央大学健康科学部看護医療学科老年看護学教員と御所市高齢者対策課地域包括支援センター、住民が共同して行っているものです。当日の様子を参加した学生と教員がレポートします。     こんにちは!今回の認知症カフェ(通称:オレンヂカフェ)には、老年看護学分野の先生3名と私たち学生3名が参加してきました!   <午前の部> 午前の部では畿央大学の山崎先生の講義「認知症について」が実施されました。 認知症の分類、症状、改善・予防方法についての話が行われ難しい話もありましたが、皆さん真剣にメモを取りながら話を聞かれていました。   ▲山崎教授の講義   その後、お茶を出し休憩を取りながら、参加者世代で流行した曲を当てるクイズ大会が行われました! 最初はなかなか難しかったようですが、ヒントをお伝えすると答えられる人が多くなっていき、楽しそうに笑顔を見せあいながら解答していくことでとても場が明るくなり、活気づきました!   ▲クイズの様子。 学生もお茶を一緒に飲みながら楽しくクイズに参加しています!   ▲みなさん真剣です   「楽しかった」と感想を言って下さる方も多く、刺激あふれる会となったと感じました。 日常生活上では行わない講義やクイズなどが高齢者の方々の刺激となる、このような認知症カフェを定期的に行う必要性について学ぶことが出来ました!   次回の認知症カフェは4月27日(土)(西吉野)、7月12日(金)(御所)で実施されます。 ぜひご近所さんを誘って参加してみてください。お待ちしております!   看護医療学科4回生 田中香名子 辻林もも 野口美波     <午後の部> 午後は、「認知症についての思いを語り合う会」としています。当日の参加者は、認知症の方の家族、介護をされている方、介護経験者、御所市の地域包括支援センターの担当者、介護関連施設の職員、認知症家族会、ボランティアの方、畿央大学(老年看護学)の教員などで、14名が集いました。 ある参加者の方は、ひとり暮らしの認知症の父が熱を出して、その後に昼夜逆転になっているという話をしてくださいました。父は夜7時には就寝し朝はまだ暗いころに起きて家の門を開けているとのこと。なんでも、来訪者のために門を閉ざしたままではダメと毎日頑張っている状況があるのだそうです。そして、昼寝はよくしている。本人もできるだけ息子や娘に迷惑をかけないようにと気遣って、物忘れへの対応策としてメモを取って何度も確認していることも話されました。 認知症になり記憶がよくない状況ですが、人として大切なものはこれまで通りちゃんと持っておられ、懸命に毎日を生きておられる…。話を聞いた他の参加者には、よくそのことが伝わってきました。そして、周りにいらっしゃる方の関わり方も上手で、厄介な認知症の症状があまりないのが、素晴らしいことと思えました。   ▲語る会の様子   また、妻が進行した認知症であり、お父さん程度しか喋らなくなっている状況を話してくださる方がありました。今では施設に入所なさっているようですが、家族の面会が長くなると面会の後に施設内に家族がいないかと探し回るなど、気持ちが不安定になるそうです。そのため面会は30分程度にしていると話してくださいました。 家族として、施設の職員さんのご苦労にもご配慮なさる気持ちや、もっと一緒にいてやりたいという気持ちも持っておられることを、語りを聞いていたみんなに伝わっていたと思います。認知症の方のご家族さんが、たいへん複雑な思いでいらっしゃることを、あらためて感じることが出来ました。そして、ご本人の発話を導く糸口として、昔から歌が好きでカラオケをしていたことがあり、施設での合唱のプログラムでは、口ずさんでおられることに注目が集まっていました。 また、姉が認知症で…と、切実な内容を語る方もいらっしゃいました。   ▲カフェの綺麗なカップたち   このように、午後の取り組みは、認知症に関わる人が思いを語り、その気持ちを汲んで話を聴いてくださる方がおられる。この集まりの意義はとても大きいです。 認知症の人の介護をされている方は一人で悩まず、同じように介護をする方や専門職の方に話をすることで解決の糸口が見つかることもよくあります。もし介護で悩んでおられたら、お近くの認知症カフェを訪ねてみてください。   看護医療学科 准教授 上仲 久    【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む

2019.05.08

学生が店舗デザインを担当した「izhaori」が令和元年5月1日にOPEN!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ

人間環境デザイン学科の加藤です。私が設計を担当したころげ荘(2013年8月20日)でのゼミの夏合宿から6年近く経ちました。ころげ荘の施主から久しぶりに連絡があり、「奈良で期間限定ショップを出店するので学生さんと一緒にお店づくりを手伝ってもらえないか」というお話でした。オーナーさんは1年前に「izhaori」(古い着物をリフォームし、現代的な服にして販売)という新ブランドを立ち上げネット販売してきましたが、今回は商品を手に取ってもらえるブティックを2年限定でつくるという内容です。ゼミ生にとってはまたとないチャンスなので二つ返事で受諾し、すぐにプロジェクトは始まりました。     場所は奈良ホテルの南、福智院町にある5坪ほどの小さな敷地です。     早速、現場に行って採寸(2/13)をして、施主の要望を聞き、基本設計、模型(S=1/30)制作にとりかかりました。   ▼学生が制作した模型     ▼店内スケッチ(2回生 勝屋翔太)     オーナーさんに研究室まで来ていただき(3/8)、施工していただく工務店さんにも同席してもらい学生と共にプレゼンをしました。幸いにもほぼ計画案は受け入れていただき、次は施工へと進んでいきます。   4月初旬に工事着工。4/17にはゼミ生5名と店舗の壁に珪藻土を塗りました(施工)。この道50年のベテラン左官職人さんに丁寧に指導していただき、1日ですべての壁を塗ることができました。金ゴテを片手に最初はぎごちなかったのですが、後半は慣れてきて職人さんからもお褒めの言葉をいただきました。   ▼初めての左官工事に悪戦苦闘しましたが、丁寧な指導のおかげですべての壁を塗り終えました。     壁に奈良出身の偉大なグラフィックデザイナー田中一光のオマージュとして鹿の絵をスタンプで描きました。 「izhaori」のハンコを別注してつくり、その小さいハンコを根気よく押し続けた力作です。   ▼制作~完成(ゼミ生 田中沙紀)   ▼お昼にはオーナーさん手づくりのお弁当を店内でご馳走になりました。     入口ドアとウィンドウガラス部にまだサイン工事が残っていましたので、当日の午前中に学生がカッティングシートを貼ってプロジェクトは完了しました。       元号が令和になった5/1(水)にめでたくオープンの日を迎えました。 オーナー様の寛大な要望になんとかお応えすることができ、学生共どもホッとしているところです。     ▼フラッグは卒業生の山根寿奈さんがデザイン     【加藤ゼミ4回生たちの感想】 模型作りから壁塗りまで一通り経験させていただいた中で、特に壁塗りは職人さんに教えていただきながら塗りあげることができ、とても貴重な経験でした。 太秦柚香里   設計が実現する施工に関わるのは初めてで、施主さんと直接関わることや、生の現場を経験することで、想像との違いに驚かされました。このような機会を下さった方々に感謝し、今後に生かしていきたいと思っています。 青木紗耶   実際の店舗を1から作り上げるということを、学生のうちに経験でき、とても勉強になりました。打ち合わせに参加するだけでなく、実際に現場で作業の手伝いもやらせてもらえたことで、出来上がりの工程を直に感じられて嬉しく思いました。 田中沙紀   ▼「izhaori」(古い着物をリフォームし、現代的な服にして販売)   お近くにお越しの際には、ぜひ、お寄りください。   人間環境デザイン学科 准教授 加藤信喜   【関連記事】 「ちゃんこ好の里」さんのサイン看板作成!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 大学に隣接する商業施設「エコール・マミ」へのデザイン提案!~人間環境デザイン学科加藤プロジェクトゼミ 「バーンデザイン」農家小屋アート!第3弾~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 白浜夏合宿リポート~人間環境デザイン学科 加藤ゼミ

2019.05.07

「かまぼこ作り」も体験!社会見学引率練習in福井県~教職クラブODEN

教職クラブODENです!将来教師となって、社会見学に行った際の子どもたちに対する支援やその場所で気をつけなければいけないものは何かを考察するために、2019年3月18日(月)、19日(火)に福井県に行きました。   1日目 : 3月18日(月) 8時30分に五位堂駅に集合してバスに乗り福井県へ向かいました。 最初は、かまぼこ工場見学です。 普段の食卓にあるかまぼこ。実際の製造工程の見学や、製造に関わる従業員のお話を聞きながらかまぼこを作りました。最初は見よう見まねで始めましたが、それでも形がうまくできなかった人や、コツを掴んで職人のようにできる人もいました。何気なく食べている食品も、制作過程や人の手がこれだけかかっていることを知ることができ、製造に関わっている人に対しての感謝の気持ちを学ぶことができました。      次に東尋坊へ向かいまいした。東尋坊の岩は国の天然記念物に指定されています。波の浸食によって荒々しくカットされた断崖絶壁が続いていることから、サスペンスドラマなどでよく用いられています。       2日目 : 3月19日(火) 2日目は恐竜博物館に向かいました。 訪問先として恐竜博物館を選んだのは、小学生の子どもたちが生物の進化や地球の昔の姿を知るきっかけになる場所だと考えたからです。恐竜の化石や全身骨格があり、迫力満点でした。生息していた年代やどんな地域に住んでいたか、特徴なども詳しく書かれていて、恐竜について深く学ぶことができました。         次に、日本海最大級の海鮮市場の日本海さかな街に向かいました。敦賀港直送の魚介が並ぶ鮮魚店など70店舗が集結し、旬の海の幸が並んでいて、昼食は、新鮮な海の幸を盛りつけた海鮮丼をいただきました。     昼食後、老舗和菓子店舗が運営するラコリーナ近江八幡に向かいました。 “LA Collina(ラ コリーナ)”はイタリア語で「丘」を意味し、お菓子の素材である自然の恵みや、お菓子工房、カフェなど自然と人のいとなみを体験できる場所です。 そして、芝生が広がっている景色は綺麗で、写真撮影スポットがたくさんあって順番に写真を撮ったりしました。おやつに、有名なバームクーヘンが入っているアイスを食べることができ、とてもおいしかったです。     社会見学を行うにあたって、注意すべきことなどが学べてすごく良い体験となりました。これから、教師として社会見学を行うときにも今回学んだことを活かしていきたいと思います。   現代教育学科3回生 林海侑   ●過去の教職クラブODENの活動Blog記事はコチラ!