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看護医療学科
2012.08.21
2012年度SPP選定事業『マミポコ・子どもサイエンス「ロボットを作ろう!」』(香芝市内小学生向け)を開講しました。
夏休みの1日を畿央大学の教室で楽しく学びました! 2012(平成24)年8月19日(日)午後、「マミポコ・子どもサイエンス『ロボットを作ろう!』」の授業に、香芝市内の小学校7校から9組33名の元気な5~6年生が参加してくれました。 この授業は、独立行政法人科学技術振興機構(JST)が毎年募集している、小学生から高校生までの科学分野人材育成のための制度「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)」に畿央大学が応募し選定されたものです。 畿央大学では昨年度の高校生向け企画に続き、今年度は小学生を対象にして、プログラミングされたロボットづくりを体験してもらう取組みを行っています。 子どもたちがロボット組立に入る前に、デモンストレーションを行いました。 あらかじめ準備したロボットに、音と光センサーに反応するようにしておき、命令すると本当に動いたので、みんなから驚きの声があがりました。 なぜこのような動きをするのか、何に反応するのか、ロボットに命令するってどうすればいいのか、などを畿央大学の先生方(現代教育学科准教授奥田俊詞先生、看護医療学科教授福森貢先生、協力学部生5名)から学びました。 教室の後方に少し複雑なレーンを作って左右に曲がらせて走行したり、一度走った道を逆にバックさせたりしました。 子どもたちは、家庭や学校でパソコン操作は慣れているようで、ゲーム感覚ですばやくプログラミングを修得していくのには驚きです! 子どもたちの送迎のため、教室の後ろで見学いただいた保護者の方々からは、「夏休みの中の一日のいい体験勉強になった」と好評でした。 【関連記事】 真美ケ丘第2小学校科学クラブ向け「レゴ・ロボット」製作活動! https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2-5.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第3回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/spp3.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第4回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/spp4.html
2012.08.04
学生広報スタッフblog vol.27~授業紹介「日本語と表現」
暑中お見舞い申し上げます。 看護医療学科1回生、きーさんです! 前期日程も全て終了し、いよいよ楽しい夏休みですね。 今回は、授業の紹介です。 きーさんが前期に受講した中から、「日本語と表現」という科目について紹介したいと思います。 この講義は、「表現に関する基礎的な技能を積み上げ、論理的かつ魅力的な文章の作成に必要な知識と技能の習得を目標」(シラバスより抜粋)とした、大学生としての初年次教育にあたる選択科目です。 講師は、森ゼミの占部礼二先生と飛鳥井郁枝先生(共に非常勤)です。 ▼占部礼二先生 ▼飛鳥井郁枝先生 例えば、このブログの文章。1行目以降が下記の文章だったらいかがでしょう? 「暑中お見舞い申し上げます。 看護医療学科1回生の喜島と申します。 前期日程も全て終了し、楽しい夏休みが来ます。」 ↑ 一見、丁寧なようですが、語尾が全て「ます。」で終わっていてリズムに変化が無く、読み手を飽きさせたり、稚拙な印象を与えてしまったりしそうですね。 そこで、語尾を工夫したり、体言止めといった手法を使って文章にリズムを付けます。 お二人とも、すごく情熱的に授業を進めて下さって、こういった技巧的な文章スキルは勿論の事、人生とは、人間とは…という、深い物事まで学べたように思えます。 占部先生の「一点突破の文章術」や「半径3mの世界と定点観測」等は、目から鱗が落ちる内容! 飛鳥井先生の「ココロぷるぷる文章講座」は、感動モノ! 内容は、授業を受けてみてのお楽しみ(笑) 文章を書く上で必要な「技術」と「心」。その両方を学べた貴重な講義でした。 占部先生、飛鳥井先生、本当にありがとうございました♪ 最終講義後、みんなで記念撮影!! (さらに…)
2012.07.31
健康科学部1回生「ベーシックセミナー発表会」が行われました!
大学での自律的な学びのスタイルと学習スキルを身に付けるために、健康科学部1回生の必修科目として設けられている「ベーシックセミナー」の発表会が、7月26日(木)と7月30日(月)に、それぞれ2グループに分かれて講義室で行われました。 理学療法、看護医療、健康栄養、人間環境デザイン学科の学生が、学科を超えて配属されたゼミに分かれ、学生たちが決めたテーマについて、教員の指導を受けながら主体的に研究した内容が発表されました。 学生たちはパワーポイントを駆使しながら、動画や音楽を組み込むなど工夫を凝らして限られた時間内で発表しました。実施後のアンケートでは 「プレゼン能力や資料作成能力が上がった」「他学科の学生との交流が有意義だった」「大学での学びの方法が分かった」 などの意見が目立ちました。 各発表会場では、ゼミ指導と担当頂いた先生方全員から講評を頂き、「今後の大学での学びに役立てて欲しい」、「アカデミックな学習とは何か、自発的な態度で今後も臨んで欲しい」との激励の声を学生たちに掛けて頂きました。 今年の各ゼミのテーマは次の通りです。★7月26日(木) ~KB02講義室~ 前岡ゼミ 「NO MUSIC, NO LIFE」林田ゼミ 「ディズニーランドのアトラクションについて」 「恋愛における心理的行動について」中山ゼミ 「じゃん、けん、ぽん」喜多ゼミ 「十人十色のとらえ方~男女の好みの違い / 兄弟構成による内面の違い~」峯松ゼミ 「Food eaten together ~プリンに醤油~」福本ゼミ 「スマートフォンについて」冬木ゼミ 「しぐさ」 ★7月26日(木) ~KB03講義室~ 松尾ゼミ 「好感度Get ♡♡ ~あなたの心にロックオン~」 高野ゼミ 「メタンハイドレート」 岡本ゼミ 「合コンで生き残るための術」 舩瀬ゼミ 「バラ色の人生を歩む~あなたの恋を応援します~」 石川ゼミ 「外見から分かる印象と心理―内面も大事だけど外見も大事だよ―」 畑野ゼミ 「アイドルの謎」「人の美について」 ★7月30日(月) ~L102講義室~ 岡田ゼミ 「ワンピースの魅力」 對中ゼミ 「人見知りについて」 藤井ゼミ 「睡眠」 岡本ゼミ 「男女の恋愛観の違い」 生野ゼミ 「血液型別性格はどれほど当っているのか」 今北ゼミ 「なぜ、方言男子・方言女子にキュンとくるのか?」 冬木ゼミ 「ディズニー」 ★7月30日(月) ~L103講義室~ 高取ゼミ 「占いって気になりませんか」高野ゼミ 「地震 30年後ってどうよ? What can we do?」古川ゼミ 「映像を通して考えるモテしぐさ」南部ゼミ 「ジブリ」寺田ゼミ 「韓国に親しもう」瓜谷ゼミ 「メイク~化粧~」
2012.07.09
災害に強い大和の町づくりネットワーク活動 研修会を開催!
災害に強い町づくりに向けて、災害医療研修会を開催! 昨年は,3月の東日本大震災のみならず,奈良県でも9月の台風12号により甚大な被害を被りました。最近の異常気象で自然災害も頻発していますが,各地被災地では,つらい経験を糧に,より災害に強い町を!という動きが活発です。看護医療学科の堀内は,昨年12月,日本災害看護学会のメンバーとして被災地である奈良県十津川村,野迫川村などの実態調査へ入ったことをきっかけに,本学近隣医療機関や教育機関とのネットワーク構築に着手しました。 2012(H24)年6月9日(土),ネットワーク活動として初めて実施した災害医療研修会には,国内外の緊急災害医療援助で活躍されているNPO法人TMATを講師陣として迎え,4つの医療機関と5つの教育機関から23名が集いました。また、看護医療学科4回生の「災害看護論」履修学生37名も参加。県立三室病院や大和高田市立病院という実習でもお世話になっている施設からは管理職の方々のご出席があり,学生たちは少し緊張したと思いますが,朝8時30分のスタートから,ランチは非常食を食べながらのランチョンセッション,ほとんど休憩なく18時半までというハードスケジュールにもかかわらず,最後まで集中力を切らすことなく積極的に参加しており,まさに領域実習をすべてこなした4回生の姿でした。 災害医療概論の講義,トリアージや巡回診療の演習,避難所の看護についてのグループワーク,衛星電話を使った通信の体験,災害訓練に臨場感を加える特殊メイクの講習など,内容は盛りだくさんで充実した時間を過ごしました。 伊藤学科長も大活躍,配給されたおにぎりをもったいなくて捨てられない避難所の高齢者を演じてくださいました。 模擬患者役は,本学のボランティア学生の他,広陵町の住民の方や他校の学生さんが協力してくださいました。研修受講者とボランティアさんなど,総勢100名近い人たちが集まっての研修となりました。研修後のアンケートでは,災害医療や防災の基本事項を整理するという点では高い評価を得た一方,病院防災の具体的な進め方に案がほしいという要望がありました。災害に強い大和の町づくりネットワークでは,こうした声を一個人や一組織の意見としてではなく,地域の意見として取り上げます。そして,私たちの地域に合った災害の備えを検討したり,それに向けた取り組みとしての研修会を開催したり,身近で実践的な活動の拠点となることをめざします。将来的には行政,看護協会,医師会などとの協働も実現させ、他学科の学生も参加できるようにしたいと考えています。 看護医療学科 堀内美由紀 【参加学生のコメント:看護医療学科4回生 辻田 有里香】 演習では,より一層リアリティを出すために,本当の傷や出血しているように特殊メイクを施している模擬患者さんに対してトリアージを行いました。こうした訓練は,実際に災害が起こった時,冷静に対処できるようになるために大切だと思いました。また,自分自身が訓練で経験を積むことと同時に訓練で得た知識を他の人へ伝えていくことで、実際に災害が起こった時に混乱なく互いに協力し合い、より良い看護につなぐことができると思いました。 【参加学生のコメント:看護医療学科4回生 上國料 一康】 災害看護論の授業でTMATの方々に来ていただき、講義を受けた。 特に印象に残った内容が、模擬患者をトリアージしたことだ。トリアージとは、災害医療において、最善の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定することだ。5人の模擬患者さんの中から緊急度・優先度の高い方3人を選ぶという内容であった。模擬患者さんは、やぶれた服を着ていたり、体に怪我のペイントをしていたりした。それにより、災害現場という非現実的な環境を現実的なものとして考えながら演習に臨むことができた。また、模擬患者さんの呼吸が激しかったり、「私を先に助けてください」と叫んでいる患者さんがいたりと、より現実的な環境になるようにさまざまな工夫がされていた。 今回の講義では、災害現場における緊迫した空気や、混乱した状況など、座学では学びにくい部分を学ぶことができた。また、災害現場で活躍する看護師に憧れを抱き、将来自分もそのような看護師になりたいと考えるようになった。
2012.06.08
学生広報スタッフblog vol.20~Welcome Festival
はじめまして。学生広報スタッフ、看護医療学科2回生の福井です!(^^)! 5月29日に「Welcome Festival(通称ウェルフェス)」を開催しました。 ウェルフェスとは、新入生の皆さんが私たちと一緒に部活動に参加して、楽しい大学生活を送ってくれたらいいな、と思い開催に至ったものです。 参加してくれたのは、音楽サークル「EMC」さん、演劇部「劇団パレっト」さん、アカペラ部「ADVANCE#」さんの3団体です。 まずは、EMCさんが発表してくださいました。 1曲目はなんと自作の曲を披露してくれました!!!♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!。 キーボードとエレキギターが奏でる音色は、会場のテンションを一気に上げてくれました。 2曲目はギターソロで演奏してくれました。 アコースティックギターを弾く姿は、めちゃ×2カッコよかったですO(≧▽≦)O 最後に、ギター、キーボード、ドラムの3重奏でウェルフェスをしっかり彩ってくれました。 どの演奏も素晴らしかったです!!。☆(p。・∀・q)(p・∀・。q)☆ 次に発表してくださったのは、演劇部の皆さんです。 2つの劇をやってくれました。 どちらもコメディーで面白かったです\(^○^)人(^○^)/アハハハハ♪ ひとつめは、腎臓がピロシキになってしまうというお話です。 後で聞いた話、後半ほとんどがアドリブだったと言うから驚き(°Д°!!)です ですが、そんな事を一切感じさせない劇でした。 二つ目は「アイス」 4人兄弟がアイスの味をめぐって、バトル!! そこには、兄弟間の壮絶な争いと思わず笑ってしまう展開が盛りだくさんでした ヾ(@^▽^@)ノわはははは (さらに…)
2012.05.23
離島・へき地医療体験実習<看護医療学科>
看護医療学科のカリキュラムでは、4回生のはじめに3泊4日の『離島・へき地医療体験実習』があります。 4月に実習を体験した学生の声を紹介します! 私は離島・へき地医療体験実習で、三重県鳥羽市にある”神島”に行ってきました! 今回の実習では、島民の健康について考えることができ、島民の顔が見える医療を理解することができたと思います。 まず、島民の健康状態を知るために健康診査を行いました。島民の食事内容の傾向や、骨の健康状態を把握することができました。 また島民のみなさんと交流するために夕食会を行い、島のことをたくさん教えていただくことができました!とても楽しかったです(^^) この島には診療所が一つだけで、医師も一人しかおらず、緊急時対応が大変という難点もありますが、医師が島民それぞれの背景を理解しやすく、島民のみなさんも医師を信頼しておられるようでした。医師からも、島民のために・・・という思いが伝わってきました! 今まで実習でいくつもの病院に行きましたが、そこでは気付くことのできなかったことに島では気付くことができたと思います! 楽しく学べた実習でした! 今度機会があればぜひまた行きたいです(^^) 島民のみなさんや診療所の方々、先生方ありがとうございました!! 健康科学部看護医療学科4回生 西川郁
2012.05.22
キャンパスから"金環日食"がくっきり見えました!
みんなで金環日食フィーバー! 2012(平成24)年5月21日(月)午前7時過ぎから、徐々に太陽が欠けだし7時29分頃には完全なリング状になった“金環日食”ショー。 この日、近隣小学校では登校時間を30分遅らせる学校がほとんどで、日本国民が空を見上げて大フィーバーしました。 畿央大学では理数系・情報系の専門家、現代教育学科奥田俊詞准教授と看護医療学科福森貢教授の指導のもとに天体観測チームが結成され、金環日食が始まってから終了するまでをネットで近隣小学校向けに配信しました。 日食は、木漏れ日などでも確認することが出来ます。 大学のアリーナ(体育館)には巨大な木漏れ日を作り、楽しみました! 観測中は一時厚い雲に覆われましたが、太陽は雲間からはっきり見える状態が長時間続いたおかげでほぼ完ぺきなリングをとらえることができました。 7時30分前後の動画は大学のホームページから見ることができます。 https://www.kio.ac.jp/topics_news/3496/ 冬木学園は、5月21日は創立記念日で休講でしたが、補講などもあり約50人の学生が観測会に参加。近隣の小学生も来ていました。 リングがつながった瞬間、みんな大きな感動を覚え、歓声があがりました!
2012.05.07
学生広報スタッフblog vol.16 ~看護医療学科新入生の日常
皆さん、はじめまして、こんにちは! 看護医療学科1回生の「きーさん」こと喜島です。学生広報スタッフになりました! 健康科学部看護医療学科は今年度から定員が増え、学年全体で99名となっています(うち、男子は8名!)。 入学してから1か月。学校生活にも慣れてきたところですが、そんなピチピチの1回生の、日常の様子を少しつづってみたいと思います。 ▼4月3日 入学式。みんな、まだまだ緊張してますね~ ▼4月5日~6日 入学早々に高野山で宿泊研修! これでみんな、かなり打ち解けたように思います。 早朝4時頃まで夜なべ談義!! 作文には悪戦苦闘しましたが、いろんな同級生と仲良くなれました。 ▼4月9日 仲良くなった数人で、最寄駅で待ち合わせて一緒に通学するようになりました。 駅から徒歩約15分!ちょっと遠いのですが、友達といろいろお話できる時間でもあるんです。なので、そんなに苦にはなりません。通学路の桜も満開! ▼4月12日 クラブ見学。この日は数人で硬式テニス部へ。(通常は必ずウェア着用なのですが・・)勢いで私服のまま練習に参加させてもらいました! 見学していた同級生が応援してくれました★ (さらに…)
2012.04.18
学生広報スタッフblog vol.14~看護の技術
~看護の技術~ 看護医療学科の清水です。 他学科の方から、看護の技術を知りたいというリクエストを頂いたので、今回は車椅子による移動について説明します。 自力で動くことが難しい患者さんを移乗する時などに用います。 臨床ではよく使われる技術です。 取材に協力してくださったのは畿央大学看護医療学科を今春卒業した1期生の先輩3人です。 着任後、現場ですぐ役立つようにと、入職前に実習室を利用して練習されていました。 ▼左から順にナース役、観察役、患者さん役です。 需要品:車椅子、膝掛け、履物、クッション ① 車椅子を患者さんが座りやすい角度に置き、ストッパーを掛ける。フットプレートは上げる。 ② ベッドに座る姿勢にする。 ③ 座る姿勢⇒立つ姿勢にする。 ・ナースは腰を下げ、患者さんに両腕をナースの肩に回してもらう。 ④ 立つ姿勢⇒車椅子へ移動する。 ・ナースは患者さんの腰に両腕を回し、脇をしっかり締めて背中で手を組む。 ・患者さんを引き寄せて患者さんと共に立ち上がる。 ・ナースは両腕で患者さんのお腹をしっかり持ち、体を車椅子の方向へ回転する。 ・車椅子の座る部分を確認し、患者さんを座らせる。 ⑤ 座る位置を安定する。 ・座席の前方に座るとずり落ちるので、患者さんの後方に回り、両腕をお腹の前で組んでもらい、ナース側に上に引き上げるように引きよせる。 ・両足をフットプレートに置き、膝掛けをする。 練習終了後、先輩方は笑顔になっていました。 ところで、一般的に看護師というと女性のイメージが強く、男性のイメージはあまり抱いていないかもしれません。 ところが、近年では男性看護師は現場で大変必要とされています。 1948年に制定された「保健婦助産婦看護婦法」では「看護婦」と表記されていましたが、2001年全文改正にともない、「保健師助産師看護師法」に改題、「看護婦」⇒「看護師」となりました。男性看護師の地位が確立されてきたことの証です。 男子高校生の皆さん!この3人の先輩方のように、ぜひ男性も畿央大学にきて、私たちと一緒に看護師の道をめざしましょう! 看護医療学科新3回生 学生広報スタッフ 清水恵里
2012.04.17
新入生宿泊研修 ―看護医療学科―
看護医療学科は、4月5日~4月6日に、世界遺産に登録されている「高野山」にある宿坊・普賢院にて宿泊研修を行いました。高野山はまだ肌寒く、厚着をしてちょうどよいくらいでした。 <1日目> 最初に学科長の伊藤先生が「空気が違うと心も違うのではないか。目で見るのではなく、心で見てほしい。そして看護の一番大きな仕事である『命を生きること』について今回の研修で土台を作ってほしい」と挨拶されました。 クラス会では自己紹介を行った後、2回生の支援学生のリードでゲームなどが行われ、広い広間も参加者の熱気で一杯になりました。目標の親睦も一挙に図れ、クラスの団結も固まったようです。 セッションⅠでは2回生の実習体験の学びを初めとした『いのちと心』について話し合いを行いました。 看護師をめざそうと思った理由の発表では涙ぐむ学生もおり、少しずつ自分たちが命に関わる仕事をめざしていることが実感されたようです。 また2回生の実習体験や学びを聞いて、そのたくましさや成長また苦労に圧倒されたようでした。 <2日目> 朝、宿坊のお勤めがあり、学生や教員数名が参加しました。 セッションⅡは高野山大学 室寺義仁先生・山脇雅先生に講演をしていただきました。 室寺先生 「柔らかな心で人を看る」というテーマで、仏教の立場から話をされました。その中で『いのち』とは、私が今生きている行為、そして生きていこうとする行為の源底にある一番大事なもの。こころは、私の存在にとって、今瞬時の自己存在、そして未来の自己存在へと作り為しているもの。しかし人は「生意気」になったり「独りよがり」なってしまう。それに気づくことが大切である。「腑に落ちる」という言葉や「琴線に触れる」という言葉があるが、体で感じ、琴線に触れたものを自分のものとして大切に育てていってほしい。今の自分の夢を形にするには、いつくしみ、いとおしむ、心を調べ合う柔らかな心が必要なのだと述べられました。 山脇先生 「悲しみながら学ぶ」というテーマで哲学の立場から話をされました。看護という仕事は悲しみの場面に立つことが多い仕事であるが、悲しみにも意義がある。できれば避けたいものであるが、悲しみにより学び・成長するきっかけになることも多い。また正解があることばかりが学習ではない。人生の意味やこころについて学ぶことも大切である。先入観や都合のいいように看ることが多い。大切なことを看ていないこともある。慣れすぎると看えないもので、離れてみると看えることがある。苦しみ・悲しみに遭ったり無くしたりして、初めてその大切さに気づくものである。しかしそのことから多くのことを学び・知ることができる、と述べられました。 学生からもお2人の話に対し、多くの意見がでました。それぞれ自分の中で咀嚼し実感できたようで、自分の意見をしっかり述べていました。 最後に伊藤先生が「この研修でそれぞれの看護師になりたい動機に加え、水と肥やしをもらえた。今後種をまいてしっかり育ててほしい」と挨拶され、2日間の研修は終了しました。
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