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畿央大学×地域連携
2013.03.28
平成24年度学校インターンシップ最終報告会を行いました。
平成24年度後期は広陵町9名、香芝市28名、大和高田市14名、八尾市20名、上牧町・宇陀市・斑鳩町・田原本町・奈良市・堺市あわせて16名、計87名が活動に参加し、3月13日(水)にその最終報告会を開催しました。 全体会では学生へ本時ご助言頂く香芝市、大和高田市、上牧町の各教育委員会の先生方の紹介があり、その後、教員から最終報告会のねらいと本時の流れについて、説明がなされました。 全体会終了後、各分科会に分かれて、学生が自身の活動について発表し、成果と課題を共有し、意見交換がなされました。また、教育委員会の先生方からご講評とご助言頂きました。 ここでは,学生の報告から学校インターンシップの成果と課題についてまとめたものを紹介します。 1 学生にとっての成果 ○ 現場の先生方からの学べたこと ・ 教師教育現場で子どもと真摯に向き合う教師の姿勢を間近に見ることができた。 ・ 高学年・低学年によって教師の指導や指示の方法が違い、今後に活かしたい。 ・ 子どものいないときの教師の仕事がわかった。 ○ 子ども達とのかかわりから学べたこと ・ 子どもの立場になって会話することが大切と気付かされた。 ・ 1年を通して子どもたちの成長を実感できた。 ・ 子どもが興味・関心から発揮する力を知った。 ・ 年齢から幼いと考えていた子どもが、実際にはとてもしっかりしていて印象が変わった。 ○ 今後の学生生活への活用 ・小学校でみた授業を模擬授業でも活かしていきたい。 ○ その他 ・ 初めの頃は自分のためにインターンシップに通うという意識であったが、気がついてみると、子どもたちのために通うインターンシップへと変化していた。 ・ 途中から、学びたいこと、研修したい事を担任の先生にお願いできるようになった。 ・ 教師になりたいという意識が高まった。 2 学生にとっての課題 ○ 子どもとのかかわりについて ・ 始めは自分から近付いてくる子どもにしか関われなかった。子どもと関わるタイミングをつかむことが難しかった。 ・ けんかが起こった場面や蹴ってきたりものを投げてきたりする子どもを叱ることの難しさと大切さを感じた。 ・ どうしても友だちのような距離感で接してしまい、子どもとの距離のとり方が難しかった。 ○ 自分自身について ・ 人前で話すことが苦手・緊張することを克服したい。 3 指導助言の先生方より ・ 学校・園から,インターンシップの学生はよくやっていると報告を聞いており、引き続き来てほしいと声がある。 ・ 最終報告会での学生の悩みは、どの学生にもいえる悩みである。(昨年もほぼ同様) ・ インターンシップでは20日ほどしか学校に入っていないし、教育実習でもやはり20日ほどしか学校に入らない。しかし学校は200日ある。皆さんが経験したのは学校の日常のごく一部に過ぎない。現場は若い力を求めている。インターンシップが終わった後も時間を見つけて積極的に学校に入って行ってほしい。そして学校のことをもっとたくさん知ってほしい。 ・ 学校や幼稚園は大規模・小規模で変わってくるが、今後のインターンシップやボランティア、ディアティーチャープログラム等の多くの経験を積み重ねていく中で理解するように。 ・ 子どもは教師の一挙手一投足をよくみているので、自分から関わっていくにはまず挨拶をすることからが効果的である。しかし、行動の全てを無理に意識することはない。 ・ 子ども同士のトラブルの関わりが曖昧だといじめに発展することがあるので、子どもの声をよく聞くこと。 ・ 特別支援学級の子どもを担当した学生が多かったようだが、特別支援学級の子どもにうまく対応できるようになれば普通学級の子どもにはさらにうまく対応できるようになるので、よい経験になったと思う。 ・ 現場に出れば教育業務以外の仕事も任せられることが多いが、事務の経験的な仕事や雑務も含めて教師の仕事と考え、大切にしてほしい。 ・ 子どもへの対応力だけでなく、大人(保護者)への対応力も身に付けてほしい。 ・ 現場に出ると毎日が新しい経験の連続で、インターンシップ報告会のようにそれらの経験を振り返る時間はなかなか取れない。しかし教師としての成長のためには、忙しい中でも反省の時間を持つことが大事である。 ・ 教師の醍醐味は子どもとの心の交流を通じた充実感にある。それはお金には替えられないものである。皆さんの発表を聞いていてそのことを感じた。「こんなクラスにしたい」「こんな子どもに育てたい」という気持ちを持った教師になってほしい。
2013.03.14
人間環境デザイン学科加藤ゼミ 卒業制作で地域に貢献!
卒業制作の中の平井菜美子さん(加藤ゼミ)の作品をご紹介します。 平井さんは3回生の夏休みに京都にある家具工房フィンガーマークスというところへ行き、家具修理の勉強をしてきました。もともと家具には興味があったのですが、大学では特別に家具修理の授業はなく、それならばということで自費で短期修理コースに参加したのです。 4回生になり卒業制作をどんなものにしようかと悩んでいたのですが、今までに学んだスキルを最大限に生かすには家具修理しかないと考えこれを卒業研究のテーマに選びました。 ▼卒業制作作品の椅子 全部で3つの椅子の修理をしたのですが、中でも五位堂駅エスカレーター北側にあるタクシー乗り場前のベンチは、環境デザインに貢献できたのではないかと感じています。三貴ホームさんの所有ベンチがほとんどつぶれかけていましたので、店長様にご協力いただき、より丈夫ですっきりしたベンチにリフォームしました。 ▼修復前のベンチ(写真左) 店舗のガラスには「畿央大学生活支援協力店」の文字が・・・(写真右) ▼修復して元の位置に(タクシー乗り場前)。 店長様ほか皆様にも大変喜んでいただき、地域の絆が深まったプロジェクトでした。五位堂駅にお立ち寄りの際は、ぜひ作品を見て座ってみてください!
2013.03.12
京都大学鳥人間コンテスト出場チームShooting Starsを今年も応援しています。
読売テレビ「第36回鳥人間コンテスト」7月末開催決定!悲願の優勝を支援しています!! 畿央大学理学療法学科教員有志(田平先生、福本先生、松本先生)は、京都大学鳥人間コンテストチームShooting Starsのパイロット学生の体力測定で今年も支援しています。 読売テレビ「鳥人間コンテスト」は毎年7月下旬の土曜・日曜の2日間琵琶湖畔彦根市松原水泳場で開催され、今夏は36回目となります。京大Shooting Starsは今年で20回目の古豪出場チームで昨年は滑空部門835.38m4位、過去2度3位までこぎつけていますが優勝はなく今度こそという意気込みで臨んでいます。 2013(平成25)年3月11日朝早くから今年のパイロット來山典弘君(京大工学部2回生)と来年のパイロット候補者2名山家一樹君(工学部1回生)と野尻勢君(総合人間学部1回生)が体力測定のために来てくれました。この体力測定はその都度次回パイロット候補も一緒に年3~4回行うことから2年間の体づくり結果が数値にどのように表れているかが歴然と判ります。 來山君たちの運動負荷を与えたときの筋力、持久力、心電図異常、心拍数、運動耐用能などを測定したところ、以前の数値とは格段に良い結果が出ていました。しかし、鳥人間コンテストでは当日の天候、風向き、機体の状態、もちろんパイロットの体調や舵取りの勘などいろんな要素が飛距離を左右します。昨年は風にあおられたのと機体トラブルが重なって1,000mを超えない残念な結果に終わりました。自然環境条件は仕方ないとしてみんなで出来得る限りの事前努力は惜しまず、優勝をめざしています。7月下旬の第36回大会をお楽しみに! 【過去の関連記事】 ▼今年も京都大学鳥人間コンテスト出場チームShootingStarsを応援しています。 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/shooting-stars-1.html ▼3月16日測定の様子 「京都大学ShootingStars」を支援しています! https://www.kio.ac.jp/information/2012/03/shooting-stars.html ▼社会連携 鳥人間コンテスト常連校「京都大学ShootingStars」を支援しています! https://www.kio.ac.jp/information/2012/03/shooting-stars.html ▼鳥人間コンテスト本番出場で間寛平さんをメディカルサポート https://www.kio.ac.jp/information/2011/08/post-392.html ▼6月30日に間寛平さんが畿央大学で体力測定! https://www.kio.ac.jp/information/2011/07/post-387.html
2013.03.11
カーブス広陵馬見店連携の今年度最終の講座を実施しました。
カーブスの運動と食事コントロールで、よりスリムに! 2013(平成25)年3月9日エコールマミ南館マミホールにて、24年度下半期の「カーブス健康講座」を実施しました。今回の講師は、畿央大学健康科学部健康栄養学科講師の喜多雅子先生が担当、受講者はカーブス広陵馬見店の会員約20名の方々が対象。大学から持ち込んだ“食育サッとシステム”の食品モデルからふだんの夕食メニュー食品を選んでいただいて瞬時にカロリーと栄養バランスを表示・プリントアウトすることで一人ひとりのきめ細かい栄養相談に応じる講座です。 片嶋オーナーの挨拶の後、喜多先生が約1時間の講演と食育サッとシステム実演を行いました。カーブスは女性専用フィットネスクラブで会員の方は約30分間マシンでの運動を続けていますが、目標体重には届かず悩んでいるということで「運動と食事」のバランスについての健康講座には関心が深かったようです。体脂肪1kg消費に必要な運動量は、速歩き38時間、ジョギング22時間、自転車こぎ35時間、水泳16時間程度が目安とされているので、食べ過ぎによる摂取カロリーオーバーは運動だけでは取り戻しにくいのです。 健康栄養学科学部生2名とカーブススタッフ6名がサポートし、予定時間内に終了することができました。エコールマミ内のカーブス店は会員数が現在約500名で奈良県内約10店舗の中でも有数の規模を誇るまでに至っています。会員のみなさんには名前で呼び合う親しい人間関係づくりに徹していてスタッフおよび会員同士は家族のような親密さが感じられるのが人気の秘密です。 畿央大学とカーブスは連携し、このような「健康講座」を開催するとともに、骨密度測定会も定期的に実施しています。先月2月20日と22日には約100名ずつ計200名が畿央大学アリーナにて骨密度測定を行い、前回測定数値と比較する個々人の分析結果をもとに相談に応じました。以下、そのときの様子です。 畿央大学は地域の企業や行政、NPO法人などと協力して健康・教育・文化に関するいろいろな連携事業を展開しています。畿央大学は今年で開学10周年を迎えたくさんの記念事業を実施し、開放された大学をめざしていますので、今後ともみなさまのご支援ご協力をお願いいたします。
2013.03.01
「第10回産学連携のための経営者セミナー」で畿央大学坂田進教授が講演しました。
経営者向けに「今からでも遅くない!メタボ対策」について講演 2013(平成25)年2月28日、奈良県大学連合(畿央大学はじめ奈良に事務所を置く4年制13大学)主催による「第10回産学連携のための経営者セミナー」が幹事校奈良教育大学101教室において開催され、畿央大学健康科学部看護医療学科教授坂田進先生が講演されました。 同連合の賛助会員である奈良県商工会議所連合会、奈良県経営者協会、奈良経済同友会など経済6団体、奈良労働局、奈良県などから約40名の方々が受講されました。 全2講座で、1つめの奈良県立大学伊藤忠通学長による「産学連携と地(知)の拠点としての大学」に続いて、坂田先生は「今からでも遅くない!メタボ対策」と題して奈良の経済を担うみなさんに特に体には留意してほしいという思いを込めてわかりやすく講義されました。 “メタボリックシンドローム”、“生活習慣病”、“動脈硬化”などの言葉は聞きなれていますが、「聞き流して」しまっている傾向にあり、ふだんの生活の中で簡単にできる対策をお話いただきました。受講して頂いた方々に、ぜひ実践して頂きたいものです。
2013.03.01
地域連携 子ども体力・地域体力向上プロジェクト報告会が開催されました。
子どもの体力低下の歯止めを願って! 2013(平成25)年2月27日、かしはら万葉ホールにおいて「NPO法人ポルベニルカシハラスポーツクラブ」が昨年2月から現在まで奈良県重点分野雇用創出事業として実施してきた『子ども体力・地域体力向上プロジェクト』の最終報告会が行われました。畿央大学とミズノスポーツサービス㈱は同NPO法人と連携して体力測定プログラムや機材および人材派遣で協力しているものです。 主催の奈良県からは、くらし創造部スポーツ振興課員、実施主体のポルベニルからは福西理事長、小川理事と実働メンバー、畿央大学からは理学療法学科福本先生、瓜谷先生、松本先生らが出席し事業経過の説明をしました。参加者は奈良県下の幼稚園、保育園の先生方や教育委員会の方など約30名でした。 奈良県内小学生の運動能力は都道府県別で全国45位と最低レベルに落ち込んだままで、この現状を改善するためには幼児期における体を動かす機会や環境を充実していく必要があり、幼稚園、保育所、家庭、地域が一体となった実践活動の実施が必至という課題解決型プロジェクトです。 ボール投げ、25m走、シャトルラン、体前屈、立ち幅跳び、握力、足指力の7項目の体力測定を橿原市内5つの幼稚園・保育園の年中・年長児童403名に実施、このうち4園で児童および保護者に対する体力向上プログラム(運動指導や講演会など)を行うとともに残り1園は実施せず、そのプログラム実施前後の測定値を比較した結果などを報告しました。(1回の測定には約20名のスタッフが必要なため理学療法学科学部生も多数ボランティア参加してくれました。) ▼保育園・幼稚園での体力測定の様子 ▼子ども体力・地域体力向上プロジェクト」の最終報告会の様子 幼児期の体力測定は園児の体力分析の目的もありますが、園児本人・保護者・先生など周りの人々が体力(健康)に関心を持つきっかけになり、結果的に住民すべてを巻き込んでの地域全体の体力(健康)を向上していくものと考えています。報告の最後の質疑応答では実施した保育・園児指導先生方から子どもたちは体力測定も遊びとして捉えて自分たちなりに競い合っているようだった、先生たちも楽しめた、健康と生活習慣支援の必要性を痛感した、などの評価・感想をいただきました。
2013.03.01
畿央大学共催「介護予防でいつまでもいきいき元気!」開催しました!
産官学連携で高齢期の健康づくりを推進、平日にかかわらず大盛況! 2013(平成25)年2月28日、アピタ大和郡山店2階特設フロアで大和郡山市地域包括支援センター主催・畿央大学と奈良県健康長寿共同事業実行委員会共催『介護予防でいつまでもいきいき元気!~高齢期からの元気度チェック~』が開催されました。 高齢化社会を迎えた日本では医療費負担が国民全体に重くのしかかっています。一人ひとりがいつまでも健康に暮らせることは負担を軽減し家族にとって幸せなこと。かねてから畿央大学では奈良県健康長寿共同事業に参画し“健康長寿体操”開発に取り組むとともに、県内各地で健康づくりのための啓発活動を行なっています。 大和郡山市地域包括支援センターでは昨年イオンモール大和郡山店で第1回目を開催し、今回2回目となるイベントで、「転びやすさチェックコーナー」(畿央大学理学療法学科高取先生、松本先生)、「栄養チェックコーナー」「体操コーナー」(ルネサンス登美ヶ丘、スポーツクラブ)、「口腔チェックコーナー」(歯科衛生士)のコーナーは10時開店と同時にたくさんの方々が来場され熱心に相談を受けていました。 畿央大学「転びやすさチェック」は、重心動揺検査(バランスチェック)とつま先上げ検査(姿勢とバランス)の2つで、二足歩行の人間は頭と胴体の重さのバランスをうまくとらないとつい転んで大けがをし寝たきりになる方もいます。ふだんから足腰を鍛える運動をして予防することが肝心です。同支援センター山下優所長は、「高齢者医療費負担の軽減は目に見えるものではない。みんなが“健康”で長生きしたいと願ってふだんから運動や食事に留意してもらう意識が大切。こういうイベントを通して考え、そして実行していただく地道な努力を続けていく。」と話しておられました。
2013.02.28
2012年度後期「マミポコ親子ひろば」1月・2月の活動報告!
近隣の未就園児の親子を対象に、毎週月曜日の午前10:00~、大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。 1月は普段の自由遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどの活動をしました。 後期に入って子どもたちも親子ひろばの環境に慣れ、大学生と一緒に遊んだり、体操遊びでは体をおもいきり動かして楽しく活動している姿が多く見られました。 2月は後期最後の活動として、お楽しみ会を開きました。普段の自由遊びを少しした後、「たまごをパカッ」という親子で出来る触れあい遊びをしました。親子で出来る遊びなので、子どもはもちろん保護者の方もとても楽しそうにしていました。 活動終了後には学生スタッフ一同感謝の気持ち等を含め、ひよこのストラップをプレゼントしました。子どもたちはすぐに身に付けたりしてくれ、とても嬉しかったです。 お楽しみ会は普段の自由遊びだけでなく、学生が主体となって遊びをすることでまたいつもとは違う雰囲気の親子ひろばになり、学生スタッフも良い経験になりました。 2012年度の親子ひろばの活動が終了しました。1年間子どもたちの成長を見ることで、多くのことを学び、感じることが出来ました。来期も親子ひろばがより良いものになるように頑張っていきますので、よろしくお願いします。 マミポコ親子ひろば 広報 秋田真奈美 中川麻美 【マミポコ親子広場関連ブログ】 ▼2012年後期マミポコ親子広場 10月の活動報告! https://www.kio.ac.jp/information/2012/11/201210-1.html ▼2012年前期マミポコ親子ひろば 7月の活動! https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/2012-2.html ▼2012年前期マミポコ親子ひろば 5・6月の活動報告! https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/201256.html ▼2012年後期マミポコ親子ひろば11月・12月の活動報告! https://www.kio.ac.jp/information/2012/12/post-612.html
2013.02.26
SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第10回目授業
真美ヶ丘第二小学校科学クラブ向け「多機能ロゴ・ロボット」最終授業で発表会! 2013(平成25)年2月25日、真美ケ丘第二小学校科学クラブ(4~6年生児童26人)で*SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」の第10回目の最終授業を行いました。(畿央大学指導教員:現代教育学科 奥田俊詞先生、情報センター長 福森貢先生、協力:教育学部学生) *SPP選定事業:独立行政法人科学技術振興機構(JST)では小学生から高校生の科学分野人材育成のための制度として「サイエンスパートナーシッププロジェクト(SPP)」を毎年募集しており、これに畿央大学が応募・選定された事業です。 科学クラブ部員26人が8チームに分かれてそれぞれ機能の異なるロボット(①ベルトコンベア、②グランドローバー、③ヒューマノイド、④ロボットアーム、⑤スコーピオン、⑥サウンドロボット、⑦トライボット、⑧インテリジェントカー)の組み立てとプログラムダウンロード、動作確認は前回2月18日の第9回目授業で終わり、最終回のこの日はいよいよチームごとの発表会です。自分たちが組み立てたロボットの名前と動き、特徴、苦労した点、センサーの働きなどを他のチームのみんなを前に発表し、実際に動かせて見てもらいました。ほとんど同じようなパーツを使っていながらセンサーひとつでまるで違った動きをするのがわかります。今度はあんなロボットを作りたい、もっと複雑なセンサーで再挑戦したい、など科学に対する子どもたちの夢が膨らんでいるようです。SPP最後の授業には校長先生が来てくださって、目を輝かせ真剣に取り組んでいる科学クラブ部員にエールを送ってくださいました。 昨年5月から始まったSPP選定事業もようやく終了したことに指導教員・協力学生も安堵の気持ちを隠せませんでした。クラブ顧問の丸谷先生、北川先生のご指導のすばらしさのおかげです。本当にありがとうございました。しんどかったけど、また来年もやりたい、と思うのは子どもたちばかりではないようです。TAとして協力してくれた教育学部現代教育学科の学生たちの多くは小学校教諭として子どもたちの教育に携わっていきますので、近い未来の教師像を味わっているようでした。 【関連記事】 真美ケ丘第2小学校科学クラブ向け「レゴ・ロボット」製作活動! https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2-5.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第3回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/spp3.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第4回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/spp4.html 2012年度SPP選定事業『マミポコ・子どもサイエンス「ロボットを作ろう!」』(香芝市内小学生向け)を開講しました。 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/2012spp.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第8回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2013/01/spp8.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第9回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2013/02/post-628.html
2013.02.19
SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第9回目授業
真美ヶ丘第二小学校科学クラブ児童26人向け「多機能ロゴ・ロボット」完成!! 2013(平成25)年2月18日、真美ケ丘第二小学校科学クラブ(4~6年生児童26人)で*SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」の第9回目授業を行いました。(畿央大学指導教員:現代教育学科奥田俊詞先生、看護医療学科福森貢先生、協力:学部生) *SPP選定事業:独立行政法人科学技術振興機構(JST)では小学生から高校生の科学分野人材育成のための制度として「サイエンスパートナーシッププロジェクト(SPP)」を毎年募集しており、これに畿央大学が応募・選定された事業です。 昨年5月から始まった「ロボットを作ろう!」のSPP授業は実質今回で終了します。8チームそれぞれの課題は違った動きをするロボットたち(①ベルトコンベア、②グランドローバー、③ヒューマノイド、④ロボットアーム、⑤スコーピオン、⑥サウンドロボット、⑦トライポット、⑧インテリジェントカー)で、ロボットアームやセンサーを取り付け、組立が完了したロボットにプログラムをダウンロードすることにより“たましい”が入り、思ったとおりの動きをします。やっとの思いで組み立てたロボットを実際に動かすと、子どもたちは目を輝かせながら「やったぞー!」の歓声をあげていました。 このロボットは壁などの障害物を感知するとバックしてまた動き出すプログラムをインプットしています。まるで「お掃除ロボット」みたいだと子どもたちは手をかざしたり自分の顔を近づけたりして動かしていました。今日は3年生の児童が科学クラブ見学に訪れました。4年生になったらクラブ活動ができるのでいろんなクラブを回っているのです。この3年生の中から新しい科学クラブ員がきっと来てくれるでしょう。 ロボットの組み立てと動作確認は今回の9回目授業で終わり、次回最終回は8チームそれぞれの発表会です。組立で苦労した点、自分たちのロボットがどのような動きをするのか、どういうセンサーが組み込まれているのか、そしてそれはどのような役に立てそうなのか、子どもたちなりに考えてもらいます。 最終回をお楽しみに!! 【関連記事】 真美ケ丘第2小学校科学クラブ向け「レゴ・ロボット」製作活動! https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2-5.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第3回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/spp3.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第4回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/spp4.html 2012年度SPP選定事業『マミポコ・子どもサイエンス「ロボットを作ろう!」』(香芝市内小学生向け)を開講しました。 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/2012spp.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第8回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2013/01/spp8.html
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