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現代教育学科

2025.09.10

イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.7 ~ 「Think flexible. 」と「Enjoy my life!」

学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今年度は12名の学生が2025年8月30日(土)~9月14日(日)までイギリスのカンタベリーで過ごします。英語学習やイギリスの文化に触れることができるだけでなく、課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫します。現地からのレポート第七弾をご紹介します。 こんにちは!現代教育学科4回生の西浦 萌です!イギリス短期留学も2週目に突入しました!あと残り約4日だと思うとあっと言う間だったな~と感じています。   私が今回の留学に参加した理由は子どもの頃から英語が好きで海外に興味があって、大学生の間に1度留学をしてみたいと考えていました。そして、私がこの留学を通して達成したい目標は海外の友達をつくること、英語力を向上させることです。また、来年から小学校教員として働くので、少しでも英語を話せるようになって自分の将来に役立てたいと考えたのでこの留学に参加することを決めました。 英語を英語で理解する 学校での生活は非常に刺激的で楽しいです!中国とサウジアラビア出身の留学生と授業を受けています。みなさん本当に英語が上手!私は毎回の授業についていくことに必死です。(笑)   写真は中国出身のリンさん!とってもフレンドリーで英語が上手!私はいつも彼女の英語をお手本にしています。授業で私が困っている時はいつも助けてくれます。どの学生に対してもフレンドリーで同じ留学生として本当に尊敬している人です。     授業は毎回このようなプリントが配られ問題を解いていきます。     最初英語が全然分からなくてとにかく英語を日本語に訳すということをやっていたのですが、最近は少しずつ英語を英語で理解できるようになってきました!英語を英語で理解するとは、単語の意味が分からない時、先生の英語での解説を聞いて理解するっていう感じです!例えばTravelerという単語は旅をする人という意味ですが、TravelerはTravel peopleやPeople who travelという風にも言い換えることができます!   つまり英語を英語で理解するというのは一つの単語を別の英語で言い換えるということです!これが最初はできなかったけど、授業の回数を重ねるごとに、少しずつできるようになってきました! ステイ先での生活について ホームステイは本当に楽しいです!ホストファミリー全員本当に優しい方ばかりで驚きました。ご飯が本当においしいです!私は中でもこのチキンスープが一番好きです!ちょうどこの日は寒い日で、夕食にこのスープが出たのですが、本当に体が温まって嬉しかったです。ホストファザーがご飯を作ることが好きみたいで本当にプロ並みの腕前です!     イギリス カンタベリーの気温は日本と比べて非常に寒いです!例えば9月8日の最低気温は13度、最高気温は21度くらいです!もっと気温が低い日もありますし、また天気も良く変わります!一日中晴れの日は少なく、曇りや雨の天気が多いです。また朝晴れていても急に雨が降ることも多いです!   ホストファミリーから学んだこと   私がこの留学を通して学んだことで一番印象に残っていることは、「Think flexible. 」と「Enjoy my life!」ということです。このメッセージはホストファザーが私に教えてくれました。「Think flexible」は「自由に、柔軟に考えてね。」という意味です。留学が始まった当初、慣れない土地だったため、学校が16時半に終わったら割と早めに帰宅し、19時には夕食を食べて、という生活をしていたのですが、ファミリーから「せっかく留学に来ているのだから、授業の後カンタベリーを観光したり、学校が休みの日には友達と約束をしてロンドン等に遊びにいったり、放課後友達と夕食を食べて帰ったりしてもいいんだよ。もっと色んな経験をして欲しい!」と言ってもらったことがありました。   その時に「Flexible」と「Enjoy」いう言葉を伝えてもらえました。「こうしなきゃ、こうすべき」ではなく、その時その時の状況に合わせて臨機応変に、そして人生を楽しむことが大事だと教えてくれました。私は自分の中にその考えが少し足りていなかったな、子どもの頃は全部楽しめていたけど最近は楽しめていなかったなと思いました。     ファザーのおかげで「楽しむ」という感覚を再び思い出すような、そんな感覚になりました。ファザーの言葉でハッと目が覚めたようなそんな感じがしました。私の中で本当に印象に残る体験でした。私は少しホームステイをする中でファミリーに気を遣いすぎているんだなと気づきました。「連絡さえしてくれたら大丈夫だから、自由に行動してね。」とファミリーは私たちに伝えたかったみたいです。   その出来事をきっかけに日常的に積極的にホストファミリーとたくさんコミュニケーションをとるようにしました。今日学校で勉強したことや、夕食の時間に一緒にテレビを見て一緒にお話することで、ファミリーの人柄を奥深く知ることができました。私が伝えたいことも徐々に英語で伝えられるようになってきました。今も会話をする中で全ての言葉を理解することは難しいですが、しっかりリスニングをしてキーワードを聞き取って会話することを心掛けています。またファザーが教えてくれた「Think flexible」「Enjoy my life」という考え方は日本に帰ってからも私の中で大事にしたいです。 キングスクロス駅へ行ってきました! 留学中様々な場所を観光しましたが、私がその中でも一番印象に残っているのはやっぱりロンドンです!初めてのロンドンですごく楽しかったです!ロンドンでは、バッキンガム宮殿や、ロンドンアイ等…有名な観光スポットをたくさん観光できました。私はその中でも特に、キングスクロス駅と、大英博物館が記憶に残っています。     キングスクロス駅はあのハリーポッターの映画に出てくる9と4分の3番線がある駅です!あの有名なシーンのカゴが吸い込まれる所を再現した場所があるのですが、そこは行列になっていてすごかったです!多分40人くらいいたんじゃないかなと思います!すぐ近くにはお店もあって、色んなお土産を購入することができました!元々私は子どもの頃からハリーポッターのファンで、映画も本も大好きなのでとても楽しかったです!!   ▼ キングスクロス駅の行列です。この先に9と4分の3番線の記念撮影ができる場所があります。     そして大英博物館では貴重な展示物をたくさん見ることができました!たくさん見ましたが、私は特にこの2つの展示物を見て感動しました。まず1つ目がこの大きな剣!すごく大きくて圧倒されました!     (次にミイラの写真があるので怖いものが苦手な人は注意してください!)   そしてエジプトのミイラ!ものすごくリアルで私も怖いと感じましたが、こんなに近くで見ることができ本当に感動しました。大英博物館に滞在している間は展示物の多さと、貴重な展示物の数々で本当にずっと心臓がドキドキしていました。     あと留学も残すところ5日ほどです。ここまで本当にあっと言う間で時間の早さにびっくりしています。あと少し元気で勉強も頑張って、観光もして、たくさんお土産も買って、ホストファミリーと過ごして、最後までしっかり後悔の無いように過ごしたいと思っています。   最後にこの留学にあたって支えてくださり背中を押してくれた家族、友人や先生方に心から感謝の気持ちを述べたいと思います。   現代教育学科 4回生 西浦 萌 関連記事 ▼▼ 今年度のイギリス短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.1 ~ イギリスでの生活が始まります イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.2 ~ 日本を離れての生活に慣れてきました! イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.3 ~ 授業の様子とカンタベリー散策 イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.4 ~ 積極的に会話をして過ごしています! イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.5 ~ ロンドンで過ごす休日 イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.6 ~ 留学の折り返し地点を迎えました!  

2025.09.10

イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.6 ~ 留学の折り返し地点を迎えました!

学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今年度は12名の学生が2025年8月30日(土)~9月14日(日)までイギリスのカンタベリーで過ごします。英語学習やイギリスの文化に触れることができるだけでなく、課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫します。現地からのレポート第六弾をご紹介します。 健康栄養学科1回生の岩本紘奈です。イギリスでの生活が残り半分となりました。1週間が終わったわけですが・・・。「もう1週間経ったの!?」と思っています(笑)。   授業の様子をご紹介 イギリスには日曜日に到着し、月曜日に初めての授業でした。私のクラスにはサウジアラビア出身の人が3名、中国出身の人が1名、畿央生が4名います。   授業内容は日本と似ていて、スピーキングや、リスニングをします。私は「英語をしっかり聞き取れて、理解できるのかな…。」と、不安の気持ちでいっぱいで、とても緊張していました。ですが、クラスメイトも先生もとても優しく、わからない言葉があると、分かりやすいように言い換えてくださるので(翻訳アプリを使うこともありましたが...)とても楽しいです!       火曜日は腹痛で学校に行くことができませんでしたが、その翌日、学校に行くとクラスメイトの1人が「大丈夫?腹痛治った?」と声をかけてくれました。まだそんなに話したことがなかったにもかかわらず、心配して私に話しかけてくれたことがとても嬉しかったです。 ホストファザーと外出しました! そして、今日の日曜日はフリーの日だったので、ホストファザーとBroad Stairsにお出かけしました!車で向かったのですが、牧草地が多かったです。到着してから、散歩しながら海を見たり、音楽を聴いたりしました。その後、夜ご飯の買い物をしてから帰宅しました。       私のホストファミリーは、朝と夜で家事を分担しているそうです。朝はパンで、ホストマザーが用意してくれます。夜ご飯はいつもホストファザーが作ってくれるのですが、とても美味しいです!どの料理も好きですが、特に私が好きなメニューはチキンスープです!     最後の1週間を、悔いの残らないように過ごしたいです!     健康栄養学科 1回生 岩本 紘奈 関連記事 ▼▼ 今年度のイギリス短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.1 ~ イギリスでの生活が始まります イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.2 ~ 日本を離れての生活に慣れてきました! イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.3 ~ 授業の様子とカンタベリー散策 イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.4 ~ 積極的に会話をして過ごしています! イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.5 ~ ロンドンで過ごす休日   ▼▼ 以前に実施した短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2024 現地レポート カナダ短期語学留学2025 現地レポート  

2025.09.08

イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.5 ~ ロンドンで過ごす休日

学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今年度は12名の学生が2025年8月30日(土)~9月14日(日)までイギリスのカンタベリーで過ごします。英語学習やイギリスの文化に触れることができるだけでなく、課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫します。現地からのレポート第五弾をご紹介します。 健康栄養学科2回生の滝口 結月です。今日はイギリスに来て初めての休日で、ロンドン観光を楽しみました。この一週間でカンタベリーの街の雰囲気やどのようなお店があるかは大体把握することができ比較的治安もよいこともあって慣れてきたところですが、ロンドンは人も交通量も多く、大きな建物も多くて都会なのでカンタベリーとは全く違う雰囲気を感じられました。     今日はコンコルドインターナショナルのベン先生の引率の元、大英博物館、バッキンガム宮殿、セント・ジェームスパーク、ウェストミンスター、ロンドン・アイ、ビックベンを訪れました。     大英博物館は世界中から集められた文化財や美術品が所蔵されていて、エジプトのミイラやパルテノン神殿の一部、ロゼッタ・ストーンを見ることが出来ました。どれも歴史の深さを感じられ、日本では見ることの出来ないものも多くあり、世界中の歴史と文化をまとめて体験出来る場所でした。ミイラは少し怖かったですが私は以前から興味があったのでじっくりと観察できて面白かったです。     お昼はSlim Chikensというお店でハンバーガーを食べました。とてもボリューミーでチーズの味も濃くて美味しかったです。   バッキンガム宮殿は約775つの部屋を持つ壮大な建物で、白く整えられた美しい外観と広々とした中庭が特徴的で、多くの観光客がおり賑わっていましたが建物自体は威厳と風格がありイギリス王室の壮大さを感じられました。     その後ビックベンとロンドン・アイを見に行きました。ビッグ・ベンはピーターパンに出てくるそのままの見た目で、よく目を凝らしてみると精巧な装飾で感動しました。ロンドン・アイは私が今まで見た観覧車の中でもトップクラスで大きく、回る速さはとてもゆっくりなのが印象的でした。     今日は楽しい休日となり、ロンドンの魅力を沢山感じられました。     健康栄養学科 2回生 滝口 結月 関連記事 ▼▼ 今年度のイギリス短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.1 ~ イギリスでの生活が始まります イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.2 ~ 日本を離れての生活に慣れてきました! イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.3 ~ 授業の様子とカンタベリー散策 イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.4 ~ 積極的に会話をして過ごしています!   ▼▼ 以前に実施した短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2024 現地レポート カナダ短期語学留学2025 現地レポート

2025.09.08

イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.4 ~ 積極的に会話をして過ごしています!

学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今年度は12名の学生が2025年8月30日(土)~9月14日(日)までイギリスのカンタベリーで過ごします。英語学習やイギリスの文化に触れることができるだけでなく、課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫します。現地からのレポート第四弾をご紹介します。 こんにちは。現代教育学科の樋浦 ゆめです。今日でイギリス留学1週目の授業が終わりました。慣れない環境や時差問題がある中でみんなよく頑張ったと思います!     今日は授業最終日という人がいたので、ブレイクタイムにケーキをいただきました。日本では食べたことがないほど甘いケーキでした。午後はwalk & talk でウィスタブルへ行きました。walk & talk はコンコルドインターナショナルに通う全学生が対象なので、畿央大学以外の学生とも交流ができる良い機会でした。ウィスタブルではウィスタブル城や小石の浜の見学、ショッピングをしました。とても楽しかったです。       私は今回が初めての留学で、英語力を上げることを目標にしています。ホストファミリー宅やコンコルド、街中でたくさん英語を話す機会があります。相手の話を聞き取れなかったり、自分の意見を正しく伝えられなかったり不安になることもありますが、そんな時こそ積極的に会話することが大切だと気がつきました。特にホストファミリーやコンコルドの先生方は間違えた時に優しく教えてくれます。なので間違えを恐れずにチャレンジし、たくさん新しい知識を身につけたいです。     日本と大きく異なるイギリスの文化、習慣、景色などを楽しみながら、残りの1週間頑張ります!     現代教育学科 1回生 樋浦 ゆめ 関連記事 ▼▼ 今年度のイギリス短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.1 ~ イギリスでの生活が始まります イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.2 ~ 日本を離れての生活に慣れてきました! イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.3 ~ 授業の様子とカンタベリー散策   ▼▼ 以前に実施した短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2024 現地レポート カナダ短期語学留学2025 現地レポート      

2025.09.07

イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.3 ~ 授業の様子とカンタベリー散策

学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今年度は12名の学生が2025年8月30日(土)~9月14日(日)までイギリスのカンタベリーで過ごします。英語学習やイギリスの文化に触れることができるだけでなく、課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫します。現地からのレポート第三弾をご紹介します。   こんにちは。現代教育学科の阿野 彩です。イギリス生活5日目!! 授業が始まってから3日が経ちました。英語を学ぶ授業にも慣れてきて、先生やホストファミリーと英語で話すのもとても楽しく感じています。 現在8時57分、気温は16℃です。雨は降っていないので、スカートでも快適に過ごすことができます。しかし、半袖で過ごすとなると少し厳しいかもしれません。今日は朝2コマ、昼から1コマ受けたあと、カンタベリーを散策します!!   授業の様子をご紹介 今回の授業ではreading、listening、動詞、形容詞、名詞の勉強をしました。Readingの練習で長文を読む時に分からない単語があると、その英単語の意味を英語で説明してくれます。それがとても新鮮で、分からなかったはずの単語の意味がわかるようになった時、とても楽しいです!!!   また、午後からの授業では、より少人数になり、私のクラスではひたすらクラスメイトと先生とコミュニケーションをとります。間違っていても英語で喋ることで、より英語を学べると感じます。少人数なので分からないところも質問しやすく(質問する際も英語)、午前の授業より英語を話す機会が増えました。 カンタベリーの街を散策しました! 放課後は学校の近くを散策しました。スーパーはもちろん雑貨屋や服屋、カフェ、メキシコ料理屋など色々なものがあります。今日は街を歩き回って色々なものを見たあと、スーパーでお土産を買いました。美味しそうなものが沢山あるので全制覇したいと思います🍴         今回の留学では英語力の向上に加え、現地の人々との交流を通じて異文化理解や自立心が育まれたと感じています。新しい環境で挑戦する大切さを学び、視野が広がる貴重な経験となりました。残り1週間も頑張ります💪     現代教育学科 1回生 阿野 彩 関連記事 ▼▼ 今年度のイギリス短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.1 ~ イギリスでの生活が始まります イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.2 ~ 日本を離れての生活に慣れてきました!   ▼▼ 以前に実施した短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2024 現地レポート カナダ短期語学留学2025 現地レポート  

2025.09.05

今年度3回目となる畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました!

畿央大学とならコープ 真美ケ丘店との連携事業「こども寺子屋」は、「子どもの居場所づくり」と「保護者の負担軽減」を目的とした取り組みの一環として企画されました。近隣の皆さんにご好評いただき、定期的に開催しています。今回が今年度3回目、通算12回目の開催となります。 平和学習を実施しました 今回は、今年が「被爆、戦後80年」という節目の年でもあるため、いつもとは少し違い、初めの30分間「平和学習」の時間を設けました。     ならコープ くらし・環境政策担当の上田さんより、ならコープが取り組んでいるさまざまな平和活動についての説明があり、「平和とは何か?」というテーマについてお話を聞きました。 「子どもたちに平和な未来を残したい」 「核兵器のない世界の実現」 「平和とは戦争がないだけの状態ではなく、人が人らしく尊重され、よりよく生きること」 小学生には難しい内容もありましたが、平和について考える良い機会となりました。     「平和学習」の後は、いつも通り夏休みの宿題のサポートとレクリエーションを行いました。レクリエーションでは、「各テーブルで遊びましょう」という学生からの提案で、テーブルごとにお絵かきしたりトランプをしたりして楽しみました。 参加した学生の感想 ● 今回は平和学習が冒頭にあって、小学生の児童には少し難しい部分があったかもと感じました。   小学生でも平和や戦争について分かりやすく学ぶことが出来るように、工夫をする必要があると感じました。(例えば、絵本や紙芝居などを用いるなど)難しいですが、私自身も考えたいと思いました。私自身も平和学習に関しては興味・関心があったので、今回寺子屋に参加させて頂いてとても勉強になりました。大学生も平和学習に参加して、子ども目線になって、どのように伝えたらいいのか、事前に考えるのも方法の1つかなと感じました。   後半の学習においては、夏休みの宿題を進める児童が多かったので、いつものようにあまり活発に関わることが出来なかったなと感じました。児童が気軽に質問しやすいように、学生も声掛けを行う必要があると思いました。   グループで固まって学習支援をするのではなく、学生も周りを見て色んな児童に関わりにいく必要があるなと感じました。   現代教育学科 4回生 西浦 萌     ● 久しぶりに小学生と会話やレクリエーションをして今の子供たちの生活や頑張っていることを知ることが出来たことに加え、子供たちの元気な笑顔にたくさんパワーをもらうことができました。   現代教育学科 2回生 木下 心愛     ● 初めての参加で緊張してしまい、来てくれた子を不安にさせてしまいました。ですが勉強や遊びを一緒にする中で笑顔が増え、最後は楽しそうに帰ってくれました。私自身もとても楽しく、まず自分が前向きに楽しむ姿勢が大切だと気づきました。   健康栄養学科 2回生 津田 悠妃 小学生の保護者の声 ● 「学校でも広島のことを勉強したけど、今回寺子屋で写真を見て、より平和の大切さと戦争の悲惨さを知った。」と話してくれました。学校では写真はあまりなく、本や話で学んだそうです。   ● 子どもがとても勉強になったし楽しかったと帰りの車の中でずっと話していました。     今後の実施予定について 第13回 2025年10月17日(金)16:30~18:00 第14回 2025年11月21日(金)16:30~18:00 第15回 2025年12月19日(金)16:30~18:00 第16回 2026年  2月20日(金)16:30~18:00 関連記事 広陵町「いのちを守るまちづくり」イベントに畿央大学の教員・学生が参加! 【畿央大学×家族亭】香芝サービスエリア「新メニュー開発コンテスト」を開催!~健康栄養学科 今年度2回目となる畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました! 第19回「ならいちばのキッチン料理教室」を開催!~ 健康栄養学科      

2025.09.05

イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.2 ~ 日本を離れての生活に慣れてきました!~

学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今年度は12名の学生が2025年8月30日(土)~9月14日(日)までイギリスのカンタベリーで過ごします。英語学習やイギリスの文化に触れることができるだけでなく、課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫します。現地からのレポート第二弾をご紹介します。 こんにちは。現代教育学科の西澤史桜です。最高気温17℃のとっても寒いイギリスから現地リポートをお届けします。   数日前から語学学校に通い始め、英語に囲まれた生活やカンタベリーの街の様子に少しずつ慣れてきました。語学学校の先生方や他の留学生たちとも授業以外でのコミュニケーションが取れるようになり、楽しいスクールライフを送っています。 カンタベリー大聖堂へ行きました! 先日、カンタベリー大聖堂で行われているミサの見学をさせていただきました。お祈りなどの文化があまりない環境で育ってきた私にとって、ミサでの光景はとても新鮮で、心が浄化されたように感じました。カンタベリー大聖堂の中は神聖な空気が漂い、内装も見ごたえと迫力を併せ持ったものでした。滞在中時間に余裕ができれば、もう一度行きたいと思っています。     ホストマザーの美味しいご飯をご紹介! ここからは私のホームステイについてご紹介します。私がお世話になっているお家には、ホストファミリーと2匹の猫がいます。私の滞在中の一日は、ホストマザーが種類豊富に用意してくれる贅沢な朝ごはんを食べて始まり、ホストマザーが手作りしてくれるおいしい夜ご飯を食べて終わります。みなさんにも食べてほしいくらいおいしいごはんなので、写真だけでも共有させていただきます。       初めてのヨーロッパへの語学留学で、わからないことや、難しいと感じることが多い中、私を温かく迎え入れてくれるホストファミリーは宝物のような存在です。     まだまだ始まったばかりの語学留学ですが、これから得られる経験や知識を大切に、一日一日を楽しく過ごしていきたいです。   現代教育学科 2回生 西澤 史桜 関連記事 ▼▼ 今年度のイギリス短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.1 ~ イギリスでの生活が始まります   ▼▼ 以前に実施した短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2024 現地レポート カナダ短期語学留学2025 現地レポート

2025.09.01

イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.1 ~ イギリスでの生活が始まります

学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今年度は12名の学生が2025年8月30日(土)~9月14日(日)までイギリスのカンタベリーで過ごします。英語学習やイギリスの文化に触れることができるだけでなく、課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫します。今回は現地からのレポート第一弾をご紹介します。   こんにちは。看護医療学科の杼森 由です。イギリスでの生活がやっと始まります。関空からイスタンブール、ロンドンまで飛行機で約14時間、とっても長いフライトでは夕食を1回と朝食を2回もいただいておなかがいっぱいでした。       その後はバスでカンタベリーまで向かい、コンコルド インターナショナル- Concorde Internationalに暖かく迎えていただきました。近くのスーパーで昼食を買い、中庭で優雅なランチタイムを過ごしました。     その後、ホストファミリーが迎えに来てくれました。初めにハウスルールを聞いて楽しく会話しながら家まで向かいました。相手の意思を確実に聞き取り正しく返すことは難しいですが、ある程度の意思を汲み取り自分なりに伝えようとすると、耳を傾けてくれる人が多いです。もっとスムーズに会話を弾ませることができるよう、努力しようと思いました。     看護医療学科 1回生 杼森 由 関連記事 イギリス短期語学留学2024 現地レポート カナダ短期語学留学2025 現地レポート

2025.08.20

音楽教育 × 総合芸術 ― 劇団四季ミュージカルで学ぶゼミフィールドワーク ~ 現代教育学科 渡邊ゼミ

みなさん、こんにちは。現代教育学科の渡邊です。私は音楽教育を専門にしており、特にオペラやミュージカルといった「総合芸術」を教材にした授業づくりの研究を行っています。 去る8月7日(木)、第1回目のゼミフィールドワークとして、劇団四季ファミリーミュージカル『王子と少年』(原作:マーク・トウェイン)を、なら100年会館にて観劇してきました。 ミュージカルって、どんな芸術? みなさんはミュージカルを観たことがありますか?ミュージカルは、ヨーロッパの「オペレッタ」をもとに、さまざまな文化的要素を取り入れながらアメリカで発展してきた総合的な舞台芸術です。物語に芝居、歌、ダンスが加わり、それぞれが融合しながら一つの作品をつくりあげています。   もし音楽の授業でミュージカルを扱うとしたら、ただ劇中歌を聴いて感想を書くだけでよいのでしょうか?きっと、それだけでは足りませんよね。   そこで今回はこの観劇を「教材研究ワークショップ」と位置づけ、「ミュージカルという総合芸術を、どう教材化すればよいか?」という問いを持って、ゼミ生一人ひとりが主体的に観劇に取り組みました。   ▼ 上演中の撮影・録音は禁止されているため、開演前の舞台写真を…。   『王子と少年』のあらすじ(劇団四季公式サイトより) たくさんの家来に囲まれてお城で暮らす王子エドワード。
ロンドンのオンボロ横丁に住む、貧しい家の子トム。
全くちがう境遇に生まれながらも、顔がそっくりな二人は、ある日偶然出会って意気投合。
着ている服を取りかえっこして入れかわってみたら――。   貧しい身なりになったエドワード王子は、お城を追い出されてしまいオンボロ横丁へ。
王子の服を着たトムは、家来たちに「本物の王子じゃない」と言っても信じてもらえません。
さらに、エドワードの父である国王が亡くなってしまい、さぁ大変!
王子はすぐにお城にもどって国王を継がなければならないのに、貧しい身なりのエドワードが本物の王子だなんて、誰も信じてくれません。   このままじゃ、王子の格好をしたトムが国王になっちゃう!
入れかわった二人は、もとの自分にもどれるのでしょうか!?   観劇の学びと気づき 本作品の舞台は16世紀のイギリス。絶対王政下の時代で、貴族と庶民の貧富の差が非常に大きく、多くの人が貧困に苦しんでいました。ゼミ生には、事前課題として当時のイギリスの社会や文化について調べてもらいました。その歴史的・文化的背景を踏まえて舞台を見ることで、作品の世界がより深く理解できたようです。 音楽が映し出す階層社会 ●「庶民たちの登場シーンでは、わんぱくで活気のある比較的テンポの速い音楽が流れ、庶民の貧しいながらもたくましく生きている感じが表現されていた。一方、貴族たちが登場すると、音楽は優雅でゆったりとした調子に変化し、気品や落ち着きが際立っていた。音楽という表現媒体を場面や登場人物の身分に合わせて使い分けることで社会的階層の違いを観客に直感的に伝えていたところに感銘を受けた。」 4回生・Aさん   それぞれの登場人物の生き様や当時の社会構造を、テンポの異なる音楽で表現しているという気づきがありますね。音楽科の授業では、このように「音楽から感じ取れることの根拠は音楽のどこにあるのか」ということを考えることが非常に重要になるのです。 表現の構成要素に注目する ● 「(この舞台を授業で扱うとしたら)入れ替わった王子が門番に門を開けるよう命じても信じてもらえず、暴力を受ける場面と、最後に本物の王子とわかったときに従者たちの態度が急変する場面。この2つのシーンの音楽やダンスを『強弱』の観点から比較してみたいと思った。」 4回生・Iさん   同じ登場人物でも、立場が変わることで、表現がどう変わるか。音楽や身体の動きの「強さ」の変化に注目することで、場面の意味や感情の変化をより深く読み取ることができ、「強弱」という概念について学べるのではないかというアイディアでした。 単なる「感想」で終わらせないために ただ「すごかった!」「楽しかった!」という感想にとどまらず、作品の歴史的・文化的背景を知った上で、音楽の「どんなところからどんな感じがするのか」、「それらがどう関わり合っているのか」ということをそれぞれが考え、言葉にすること。これこそが、音楽科の授業ではとても大切な学びとなります。 さらに、ミュージカルのような総合芸術では、音楽だけでなく、ダンスや演技との関係性に注目することで、作品をより深く理解することができます。今回のワークショップは、そのような「鑑賞の視点」を育てる良い機会になったのではないでしょうか。 ゼミ生の感想より ● 劇団四季は二回目だったけれど、終始圧巻でした。少しバレエチックなところもあり、バレエを習っていた身としてはすごくのめりこんで見てしまいました。普段は予告を見たりあらすじを調べたりせずドラマや映画を見るタイプなのですが、今回はあらすじや歴史的背景を調べていたからこそ、どういうことだろうと考えることが少なく、すっと内容が理解できてすごく楽しめました。   同じ人でも衣装や役が違えば、本当に同じ人なのか疑うぐらい変わって、本当にすごいなと思いました。舞台も端から端まで使っていて、どこを見たらいいのか、右も見たいし左も見たいということが多く、目が足りない!!と何度も思いました。またほかの舞台も見てみたいと改めて強く思いました!! 3回生・Iさん 最後に 実は私、渡邊は劇団四季の大ファンで、プライベートでも年に数十回観劇するほど。今回、ゼミ生たちと大好きな劇団四季の舞台を観ることができ、本当に嬉しかったです。あまりに嬉しそうだったせいか、ゼミ生が私の写真を撮ってくれました。     今回が初めての学外フィールドワークでしたが、今後もミュージカル鑑賞や総合芸術に関する学びの場を企画していく予定です。ミュージカルが好きな方、芸術と教育のつながりに興味がある方、ぜひ渡邊ゼミで一緒に学んでみませんか?   現代教育学科 准教授 渡邊 真一郎   関連記事 学習会「図画工作を味わう―今までとこれから―」を開催 ~ 畿央大学 現代教育研究所 学校の先生になりたい高校生のための特別企画「ほら、“先生”ってステキ!」を開催!~畿央大学 現代教育研究所 小さなことからコツコツとーできることから始めるまちおこし~現代教育学科 今年度2回目となる畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました!              

2025.07.30

学習会「図画工作を味わう―今までとこれから―」を開催 ~ 畿央大学 現代教育研究所

2025年7月20日(日)15時10分から、東京家政大学 岡田 京子先生をお招きしての学習会を開催しました。奈良県を中心に、近畿圏から18名の方にご参加いただきました。 「図画工作を味わう―今までとこれから―」 メディアで学習指導要領次期改訂の報道が見られるようになりました。「資質・能力の三つの柱」と各教科等の「見方・考え方」、「主体的・対話的で深い学び」等の基本的な考え方を重視しつつ、それらの共通理解と各学校の状況の応じた実施の一層の推進を示すように読めます。   そこで、「図工の授業がどう変わるか」を待つ前に「私たちは図画工作科の授業をどう変えたいか」を考える学習会を設定しました。平成29年の改訂を行われ、その後も現場の状況をご覧になってきた岡田京子先生に学び、共に考える時間にしたいと考えました。 学習指導要領改訂時のポイントの復習 初めに司会から、現行の学習指導要領改訂時のポイントの復習をしました。   ●  育成を目指す資質・能力の明確化 ●  個別の感じ方や考え方等に応じて、他の学習や生活の場面でも活用できる知識及び技能。 ●  知識・技能を活用しながら未知の場面でも課題を解決できる思考力、判断力、表現力等。 ●  主体的に学習に取り組む態度、メタ認知等と協働する力、持続可能な社会づくり、感性・人間性等含む学びに向かう力、人間性等 ●  教科の特質に応じた物事を捉える視点や考え方である「見方・考え方」 ●  主体的・対話的で深い学びの実現の向けた授業改善の推進   そして学習指導要領実施後に提示された、 ●  指導と評価の一体化   現在進行している検討事項として、 ●  資質・能力の教育の共有と一層の充実 ●  中核的な概念や方略の明確化 などを提示しました。   その後、参加者の皆さんに4人ごとのグループに分かれていただき協議に進みました。   現在取り組まれている授業の成果と課題を出し合い、今後どのような児童を育てたいと考え、どのように授業を変えていきたいかをホワイトボードに掲示しました。初めて出会った先生のグループもありながら活発な協議が行なわれ、多くの意見が出されました。   報告で出ていた意見をご紹介します。 児童について ●  自分で課題を解決できる。 ●  自分を知り、他者を知り、認め合う。 ●  答えがないチャレンジを楽しめる。 ●  あふれる情報から最適解を見付けることができる。 ●  感動し、自分の素敵を見付けられる。 ●  最後まで活動し、最後を自分で決める。 授業について ●  授業で子供を育てる。 ●  感性を働かせ、自分に表現し、認め合える。 ●  幸せに生きる力を育てる。 ●  選択肢があり、自己決定できる造形遊びを核とする。 ●  学習との素敵な出会いをつくる。 ●  児童の主体性が働く仕組みがある。 岡田京子先生の講話 まず、学校の先生は有能だということ、『話をする』、『話を聞く』、『情報をまとめる』、『相手を思いやる』、『展開を予想する』など様々な行為を必要に応じて行いつつ瞬間に思考し選択し、決定しているのが先生の能力だと指摘されました。   そこで、あるグループで話題になっていた「特別な支援が必要な児童」が主体的に活動できる図画工作科の授業は何かを参加者に問われました。実際に図画工作の時間では「特別な支援が必要な児童」が主体的に活動できることが多くあります。その理由を考えればだれもが主体的に学習できる時間になるでしょうと。     参加者からは「自分が主体だから」「答えに向かう指示が少ないから」などの意見が出ました。   そうした話題を継ぎ、授業改善のポイントになるのは指導が特に難しい児童ではないとのこと。なぜならその児童には先生は指導に注力するので成果は出やすい。指導の必要性は特にないが大きな成果も残さない児童に注目し、授業改善を試みることが授業を充実する方法ではないかと話されました。また、コロナ禍で実体験ができない時期があったことから、その学年よりも前学年の目標を設定した授業が見られることを危惧し、例え前学年的な活動から始めても、学習活動中に学年にふさわしい活動になるよう教師が計画することが必要と話されました。   中央教育審議会で検討が進んでいる事項の資料を紹介され、「決まってはいないが、注目しておくことも必要」と伝えられました。   最後に、学習指導要領が改訂されると新しい考え方や方法が提案され、理解し馴染むのに苦労するように感じるが、新しい考え方や方法はも実は現場の先生方が長く取り組まれてきた指導であることが多く、近い将来の新しい授業像は実は有能な先生方の日常にあることを共通理解し、会を終えました。     畿央大学現代教育研究所 現代教育学科 教授 西尾 正寛