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理学療法学科

2020.10.28

教員紹介「峯松先生」編~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.59

1回生の皆さんを応援する”新入生応援!やさしさを「チカラ」に変える”プロジェクト”。後期からは1回生クラス担任以外の先生方もご紹介します。今回は理学療法学科の峯松先生です!     【1】氏名および研究分野・担当科目 峯松 亮(みねまつ あきら) 理学療法学科 教授   研究分野:骨粗鬆症をテーマに研究をしています。骨は体を支え、臓器を守る役割に加え、血中のミネラル分(特にCa)の恒常性に関与しています。また、日々古い骨を壊し、新しい骨に作り変えています。このように、骨は動的な臓器であり、多くの内分泌機能にも関わっています。このバランスが崩れると骨量が減少し、骨が脆くなります。その結果、骨折のリスクが増します。このように、何らかの原因(加齢や疾患、生活習慣など)で骨が脆弱性をきたす現象に対して、運動、栄養などを中心に、その予防策について研究しています。   担当科目: 「解剖学I・II」「解剖学実習」 …医療系学生の必須科目の一つです。解剖学I・IIで知識を学び、解剖学実習でその知識を再確認し、理解度を深めます。知識と言っても広範囲に及びます。 「臨床解剖学演習」 …体表解剖学を中心に実施します。骨や筋を触知し、学んできた知識と実際の人体とのギャップを埋めるのも目標の一つです。 「科学英語論文講読法」 …健康科学分野に関わる英語論文の検索から講読までの一連の流れを学びます。卒業研究では多くの文献(和文、英文に関わらず)を読むことになると思いますので、ここでしっかりと基礎を学んでください。 「チーム医療ふれあい実習」「ベーシックセミナー」 …1回生の皆さんは既に履修済みなのでご存知かと思います。   【2】モットーや好きな言葉、大切にしていること  理想かもしれませんが、日々、何事につけても「あせらず、たゆまず、おこたらず」を念頭に取り組んでいきたいと思っています。ただ、これを実行するには「言うは易し、行うは難し」ですが・・・。   【3】趣味・特技など 釣り:ルアーによるシーバス、団子などによるチヌ・グレの釣りが主に好きです。ルアーにヒットした瞬間、浮きが沈んだ瞬間の感覚が病みつきになります。また、細いラインで大物を引き上げる時の緊張感も楽しさの一つです。何より一人でも複数人でも一緒に楽しめます。 寺院、仏像:寺院に行くと厳かな気分になりますし、仏像を見ると心が安らぎます。作者や時代により建築様式や仏像の構図・表情にも特徴があります。古刹の穴場は、静かで落ち着きます。 趣味に関しては広く浅くの部分もあります。他の人と少しでも趣味に共通点があれば、会話も進みます。   【4】先生から見た畿央大学(または所属学科)や畿央生の印象は?  多くの畿央生は将来の目標(まずは理学療法士になる)をしっかりと持って、まじめに学習に取り組んでいると感じます。また、その良い影響が同輩や後輩たちにも広がり、引き継がれているなと思います。「先輩の背中を見て育つ」というのは畿央生の特徴ではないかと思います。これは、学習面だけでなく、課外活動などにも言えることだと思います。よく学び、よく遊んでください。楽しいことも必要です。   【5】1回生(畿央生)にメッセージを!  後期になり、ようやく大学生活がスタートしたと感じている人がほとんどでしょう。新しい友人もでき、これからも色々な人達と出会うことと思います。「隣の芝生は青い」という諺がありますが、まずは自分の芝生を青くすることを考えましょう。隣の芝生の青さはその人の努力の結果かもしれません。「自分は自分、他人は他人」です。他人がどうこうということではなく、自分はどうなのか、何をすべきかを考えてみましょう。まずは「自分のやりたいこと」から始めてみてはいかがでしょう。   教員実績

2020.10.23

教員紹介「信迫先生」編~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.58

1回生の皆さんを応援する”新入生応援!やさしさを「チカラ」に変える”プロジェクト”。後期からは1回生クラス担任以外の先生方もご紹介します。今回は健康科学研究科・ニューロリハビリテーション研究センターの信迫先生です!     【1】氏名および研究分野・担当科目 信迫 悟志(のぶさこ さとし) ニューロリハビリテーション研究センター准教授   僕が今最も取り組んでいる研究分野は「発達障害のハビリテーション」です。 「ハビリテーション(habilitation)」には、「適応する」という意味があります。通常はそれに「Re(再び)」を加えて、「リハビリテーション(Rehabilitation)再び適応する」と言いますが、発達障害など先天性や幼少時の障害からの発達を促す取り組みはハビリテーションと言います。発達障害など「障害」という言葉は、個人に診断されるものですので、もちろん「障害」は個人が持つものと捉えられますが、本当は「障害」は個人の中にあるわけではなくて、個人と社会(人や物、環境)が相互作用する接点に、結果的に生じてくるものです。その証拠に、例えば欧米の特別支援教育の対象児には、障害を持つ子どもだけでなく、超能力のような特殊な能力を有する子どもたちも含みます。 例えば、通常は人の手腕は2本ありますが、もし3本ある人がいたらどうでしょうか。手腕が3本あれば、日常生活をより豊かに過ごせるかもしれません。しかしながら、2本しかない方から見れば、それは卑怯だということになるのではないでしょうか。結局、圧倒的大多数(2本)の中では、特殊能力(3本)も障害となるわけです。なので、「障害」というより、「個性(特性)」と捉える方が適切なのかもしれません。 そうした個性(特性)を持つ子どもたちの発達を促すハビリテーションとは何か、そしてどのような取り組みが、個性(特性)を持つ子どもたちと社会(人や物、環境)との間の関係を良好にしていけるのかを研究しています。     サークル【子どもの発達と教育を考える研究会(DS&E)】の顧問をさせてもらい、畿央大学の学園祭【畿央祭】では、子どもたちを対象にしたイベントも実施していますので、子どもに興味がある・子どもが好きという方は、是非お声がけください!!   【2】モットーや好きな言葉、大切にしていること  座右の銘「人事を尽くして天命を待つ」 基本的に成功しなくても良いと思っています(笑)人の人生に「完成」なんてないので、その時々を自分の持てる力を精一杯出して走り抜けようと思っています。   【3】趣味・特技など ベタですが、映画です。といっても今は、全く観れてませんが、中高生時代は年間300本以上の洋画を鑑賞し、1コマ試写すれば、誰が撮った映画か分かるぐらいマニアックでした。なので、小中高時代の将来の夢は映画監督でした。要するに中高生時代は勉強していなかったわけですが、おかげで外国の方の名前を覚えるのは今でも得意です。恐らく日本の方の名前より多い外国の方の名前を憶えています。英会話はできませんが…。 それから映画は先端技術の結晶でもあるので、今こうして研究する時のアイデアにも生かされているのかもしれません。昔は洋画と邦画・アジア映画では規模が違い過ぎましたが、今は素晴らしい邦画やアニメ作品がたくさん作られていますね。時間ができたら、また映画の旅に出たいと思っています。映画好きという方がおられましたら、一緒に映画談義しましょう!!   【4】先生から見た畿央大学(または所属学科)や畿央生の印象は?  僕自身は、大学院は畿央大学でお世話になりましたが、専門学校出身で大学生活(キャンパスライフ)というのを送ったことがありません。なので完全に印象でしかありませんが、先生方も職員の方々も、とても情熱的でフレンドリーだと思います。学生の方々も明らかに勉強熱心だと思います。毎年、国家試験や卒業試験のシーズンになると、ニューロリハビリテーション研究センター内でも、連日朝早くから夜遅くまで、机に向かって頑張る学生達の姿を沢山見ます。上に書いたように、僕は勉強より映画だったので、畿央生のその姿に本当に感心しています。でも、くれぐれも無理のないように。   【5】1回生(畿央生)にメッセージを! 僕が障害を持つ子どもたちに関わる時に、最も大事にしているのが、「好き」という心です。つまり、その子の興味・関心ですね。先程、僕が外国の方の名前を覚えるのが得意と言いましたが、それは努力して勉強したからではありません。単純に映画が大好きだったからです。そのように「好き」という心は、険しい人生を歩む上での大きな原動力になります。なので、皆さんには、何でも良いので、自分の心で沸き起こった「好き」という感情を大切にしてもらえればと思います。 今、僕たちは歴史上稀にみる危機的状況に遭遇しています。学校へ行って、勉強するのは常識。カラオケ行って皆ではしゃぐのも常識。人と人が交流するのは常識。この普段の生活の当たり前だと思っていたことが、当たり前ではなくなり、人と人とが直接交流しないのが常識となりました。これは一見、負のパラダイム・シフトのように見えますが、実はそんなことはありません。人類は危機的状況に遭遇するたびに、それを乗り越え、未来を創造し、切り開いてきました。そして、その正のパラダイム・シフトを展開できる力を持っているのが皆さんのような若い世代です。どういう方向であれ、これからの時代を作っていくのは、僕のような中年層でも今の経済を支えている中高年層でもなく、皆さんです。メディアなどでは若い世代の行動が揶揄・批判されることが多いですが、皆さんならきっと正のパラダイム・シフトを創造し実行できると信じています。皆さんの未来が明るいことを心から願っています!!   教員実績

2020.10.23

教員紹介「大住先生」編~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.57

1回生の皆さんを応援する”新入生応援!やさしさを「チカラ」に変える”プロジェクト”。後期からは1回生クラス担任以外の先生方もご紹介します。今回は健康科学研究科・ニューロリハビリテーション研究センターの大住先生です!     【1】氏名および研究分野・担当科目 大住 倫弘(おおすみ みちひろ) ニューロリハビリテーション研究センター准教授 担当科目:学部では看護医療学科1年次配当「脳科学入門」・教育学部3年次配当「発達脳科学」を担当   研究分野は「幻肢痛のリハビリテーション」です。「それなんなん?」ってなると思いますので、簡単に説明すると、事故などで手が切断された後でも “まだ手が残っている感覚があって、その幻の手が痛い” ことがありまして、その幻の痛みを緩和させるためのリハビリテーションを研究しています。目には見えない幻の手を扱っているので、研究として色んな難しさはありますが、それを見える化して、リハビリテーションをしていく研究にとってもやりがいを感じています!     そんな研究をしている中で、『身体の不思議さ』に夢中になってしまい、今では身体の錯覚を研究もしています。そして、その錯覚を “経験” した後に、そのヒトが身体をどのように感じるのかについて深く掘り下げようとしています。例えばですね、写真のような傷ついたオモチャの手(偽物ですよ!)をつかって、「(この傷ついた手は)自分の手だ」という錯覚を経験させると、本当に自分の手が痛みだすような面白い現象があります。他にも、写真のような色んな手(偽物ですよ!)で錯覚研究をしていますので、ご興味ある方は是非お声掛け下さい。   ▲ P棟1Fニューロリハビリテーションにて撮影   【2】モットーや好きな言葉、大切にしていること  ひとを育てるのは「人、本、旅」 最近、ライフネット生命創業者の出口治明さんの本を読んで、「まさに!」と思った言葉です。もともと、本は好きなほうですが、自分には圧倒的に人・旅が足りていないので、コロナ禍が落ち着けば、色んなところへ出かけて、色んな人と交流したいと思います。   【3】趣味・特技など おいしいコーヒーを淹れるために日々研究を重ねています(温度・蒸らす時間・お湯を注ぐ速度 etc…)最近は、写真のようなモノを買って、それに頼るようになってしまいましたが・・・自分好みの味で淹れることができるようになってきました。   ▲行きつけのコーヒー屋さんで撮影。ここではコーヒーの知識がたくさん得られます。   【4】先生から見た畿央大学(または所属学科)や畿央生の印象は?  実は、僕自身が理学療法学科の3期生なのですが、面白い教員とフレンドリーな職員が多いところは、当時から全く変わらないと思いますし、何と言っても、学生に手厚く多くの時間を割いてくれるというのは他の大学にはないトコと思います。逆に、たくさん勉強をしないといけないかも・・・いずれにしても、多くのことを学べる環境であることは間違いないです!   【5】1回生(畿央生)にメッセージを!  僕が畿央大学へ入学した時には、「え!?大学生ってこんなに勉強しなアカンの!!?? え!?またレポート課題を出すの!?」って率直に思いました。でも、その手厚い教育のおかげで今の自分があると思っていますので、卒業後の自分を想像しながら、コツコツ頑張って下さい!! このような状況なので、まだまだ畿央大学を体感しきれていないとは思いますが、たくさんの友人をつくって、たまには羽目を外して、息抜きしながら、厳しい学びを乗り越えていきましょう!   教員実績

2020.08.12

第62回日本老年医学会学術集会で大学院生と教員2名が発表!~健康科学研究科

2020年8月4日(火)~6日(木)にかけて第62回日本老年医学会学術集会がweb開催されました。今回はコロナウイルス感染症の影響で現地(東京都)での開催は中止となり、畿央大学からは一般演題で発表する予定であった松本大輔准教授と高取研究室の私(博士課程2年 武田)がスライド、ポスターを学術大会サイトに登録することで発表という形式になりました。 また、高取教授は優秀演題候補セッションであったため,オンライン発表をされました。惜しくも優秀演題賞とはなりませんでしたが、非常に関心を集める研究内容でした。     <高取克彦教授> 「後期高齢者におけるフレイル脱却者の特性:2年間の前向きコホート調査より」     高取先生は約3700名の後期高齢者を対象にフレイル脱却者の特性を分析されました。フレイルの脱却要因としては①活動の広がり(IADL、社会参加)、②身体機能の改善(運動、口腔、認知)、③精神・心理機能の改善(主観的健康観)に分類され、フレイル脱却者の特性は「生活空間の広がりによりフレイルサイクルを予防できた者」と結論づけられていました。   <松本大輔准教授> 「後期高齢者における新規要介護発生は小地域間で異なるか?-4年間の前向きコホート調査より-」     松本先生は約5000名の後期高齢者を対象に小学校区間での新規要介護発生率の違いを分析されました。多種の社会参加がリスクを低減させるが、社会参加の要因を調整したとしても、新規要介護発生率が有意に高い地域があるということを明らかにされました。   <健康科学研究科 武田広道> 「要支援・要介護後期高齢者の介護度変化と身体機能の関係 ~リハビリテーション機能特化型通所介護利用者を対象とした2年間の追跡調査~」     本研究はデイサービスを利用されている後期高齢者を対象に身体機能のどの要因が要介護度の改善と関連しているかを分析したものです。要介護度の改善には通常歩行速度と膝関節伸展筋力が有意な関連因子であったという結果を報告しました。   本学会は「健康長寿社会の実現へ向けた老年医学の役割」というテーマで開催されました。講演や演題の内容はフレイル、サルコペニア、認知症、栄養に関連するものが中心の内容となっていました。フレイルは身体的、精神・心理的、社会的な側面があり、それぞれの関連要因や介入効果について明らかになっていることや今後の課題などが報告されていました。高齢化が進む中でフレイル予防、介護予防は非常に重要な社会課題であるため、有用な研究や活動をしていくことが改めて大事だと感じることができる機会になりました。   健康科学研究科 博士後期課程2年 武田広道   【関連記事】 第30回日本老年学会・第59回日本老年医学会の合同総会でプロジェクト研究の成果を発表!~健康科学研究所

2020.06.19

1回生担任紹介「宮本先生」編~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.22

新型コロナウイルスの影響で大学に来れない1回生の皆さんを応援する”やさしさを「チカラ」に変える”プロジェクトの一環で、先生方に7つの質問に答えていただきました。今回は理学療法学科の宮本准教授です!     【1】氏名・担任クラス 宮本 直美(みやもと なおみ) 理学療法学科1回生 2組担任   【2】研究分野と担当科目 専門は、呼吸器(肺)に疾患がある患者さんに対する理学療法、呼吸リハビリテーションです。慢性閉塞性肺疾患(COPD)や間質性肺疾患など、呼吸器に疾患を持つ患者さんが、疾患やご自身の身体と上手につき合いながら、明るく朗らかに生活していけるようお手伝いさせていただいています。研究分野も、呼吸リハビリテーションに関する研究を継続しています。 1回生では「チーム医療論(オムニバス)」を担当しています。また、1・2回生では、生理学実習や臨床解剖学演習など、実習系の授業もお手伝いさせてもらっています。3回生では「臨床理学療法学」「理学療法研究法」「循環呼吸系理学療法学実習」などを担当しています。   【3】モットーや好きな言葉、大切にしていること 大切にしていること、心がけていることは「今しかできないこと」をするようにしています。もともと優柔不断で、活動的でもないので、色々な経験やチャンスをいただいた時には「今しかできない!」と思って、チャレンジするようにしています。   【4】好きなこと(趣味・特技など) 旅行が好きです。国内も海外旅行も好きで、そこでしか食べられない美味しいものを食べるのも好きです。今年はどこにも行くことができていないですが…、1年に一度は海外に行きたいと思っています。最近は海外に行きたくて、私にとってはハードルが高いですけど、ヨーロッパの学会にチャレンジするようにしています。   ▼フランス、パリ(ヨーロッパの呼吸器学会で)   ▼カナダ側から見たナイアガラ滝・・・2月で極寒の季節でしたが、壮大な景色でした!   特技は…ないです。何か一つ、身につけたいなと思ってます。   【5】苦手なことや嫌いなもの                   爬虫類、ジェットコースターは苦手です。   【6】先生から見た畿央大学や畿央生の印象は? 学生と教員の距離が近いところは、畿央の良いところだと思います。畿央生は明るくて、物事に一生懸命に取り組む学生が多い印象があります。入学してから卒業するまで、どんどん成長して、逞しくなっていく姿にいつも感動しています。   【7】1回生にメッセージを! 現状の大学生活に慣れないことも多いと思いますが、「今しかできないこと」「今だからできること」もたくさんできたのではないかと思っています。今はオンラインの面談やメールでしかお話しできていませんが、通学できるようになり、皆さんと顔を合わせて、色々なお話をできる日を楽しみにしています!   教員実績

2020.06.15

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.79~12月勉強会は「認知症の予防~みんなで脳の活性化~」

こんにちは、健康支援学生チームTASK※の理学療法学科2回生の今井千智です !TASKの2019年最後の活動として12月の勉強会を行いました。 (春休みが終わって大学が始まったら寄稿しよう…と思っていたのですが、気付けば6月になっていました。)   ※TASKは、Think、Action、Support、for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。   テーマは「認知症の予防~みんなで脳の活性化~」でした。今回の勉強会では、特に健康科学部の人たちが将来必ずかかわる「認知症」について学びました。勉強会の最初には、認知症について学び、その後、早期予防として、脳トレを行いました。   ▼脳トレの様子     認知症とは、脳の変性疾患や脳血管障害によって、記憶や思考などの認知機能の低下が起こり、6カ月以上にわたって、日常生活に支障をきたしている状態です。認知症には、脳の働きの低下による中核症状と、環境や体験、気質によってあらわれる周辺症状があります。認知症の予防には、食生活改善、運動習慣の改善、対人接触、知的行動習慣、睡眠習慣などがありますが、最も重要なのは「早期発見」と「早期からの予防対策」です。   今回12月ということもあり、勉強会のあとにはクリスマス会を行いました。   ▼クリスマス会の様子     たくさん話し、笑いながら今年最後のTASKの活動を楽しみました !   ▼最後にTASKの「T」で記念撮影!     理学療法学科2回生 今井千智   ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。

2020.06.12

1回生担任紹介「福本先生」編~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.12

新型コロナウイルスの影響で大学に来れない1回生の皆さんを応援する”やさしさを「チカラ」に変える”プロジェクトの一環で、先生方に7つの質問に答えていただきました。今回は理学療法学科の福本准教授です!   【1】氏名・担任クラス 福本 貴彦(ふくもと たかひこ) 理学療法学科1回生1組担任     【2】研究分野と担当科目(必要に応じて地域連携の取り組みなど 研究分野 スポーツ理学療法 子どもの運動機能と運動器の健康について 担当科目 PTへの物理 ベーシックセミナー 健康管理論(オムニバス) 生命倫理(オムニバス) 義肢装具学 スポーツ系理学療法学 理学療法総合演習 スポーツ実習Ⅱ・B スポーツ実習は長野県白馬村にてスキー・スノーボードの実習を行います。私はスポーツ実技の指導は行いません。あくまでもスポーツ理学療法の専門家として、ケガの予防や有事対応を行う、健康管理面でのお手伝いをさせてもらいます。 あとは転倒予防の靴下を広陵町の企業とのコラボで開発したり(実は広陵町は靴下生産量日本一)、     鳥人間コンテストのサポートをしたり、     スポーツ選手に対して、スポーツ検診を実施したりしています。以前は甲子園のメディカルサポートスタッフでもありました。   今年は予定では東京オリンピックとパラリンピック大会でメディカルサポートスタッフとしてアスリートの支援をする予定でしたが、楽しみは1年ほどお預けになりました。。。奈良県から双方に派遣される予定だった理学療法士は、私や大学院修了生をあわせて、3名全員が畿央関係者です。   【3】モットーや好きな言葉、大切にしていること 『一隅を照らす』2019年12月に亡くなられた中村医師が良く使われていた、天台宗の開祖最澄の言葉。 私が九州労災病院を退職する際に、元九州労災病院リハ科部長、現日本理学療法士協会長の半田先生にいただいた言葉です。 こいつ(私のこと)はバカだから、誰にでもできることに手抜きせず継続して頑張ってきた。そしたら、それ自体が自分にしかできないことに変わってしまった…と、お褒めの言葉をもらいました。私は臨床中、回診を欠かさず実施しました。ただ、自分の知識のなさが怖かったので、リハビリの後で体調の変化はなかったかな?ミスはなかったかな?今日の患者さんの体調はどうかな?っていうことをチェックしに行ってただけなんですけど、回診を行うことで多くの情報が得られることに気づいてだんだんやめられなくなっただけなんですけどね…半田先生からは『10年間欠かさず回診する奴が他にいるか?回診自体は誰にでもできる。誰にでもできることを手抜きせず継続すればそれは自分にしかできないことに変わる』と…世界全てを照らすことはできないけど『一隅を照らす』理学療法士になりたいと思って日々努力しています。   【4】好きなこと(趣味・特技など) 水遊びが大好きです。釣り、ダイビング、海辺・川辺でのBBQ(もはや水遊びではない)、たまーに行くジムの水泳。ゴルフも大好きなんですが、水遊びが大好きなので、よく池ポチャします(T_T)   ▼パリで学会前日に船釣りに行った時の写真(同僚の瓜谷先生撮影、学内ではあまり見せない満面の笑み)   飛行機も大好きです。乗るのも、見るのも、エンジン音を聞くのも飛行機に関することならなんでも好きです。航空無線を聞くだけでもワクワクします。出張で飛行機を利用するときはずっと窓から景色より翼の動きを見てエンジン音を聞いています。夜中になって翼が見えなくなったらゲームで離陸と着陸を繰り返してやってます。飛行機の隣の席に座った前岡先生からはそのゲームのどこがおもしろいのかと聞かれました。ただ、離陸と着陸を繰り返すだけで満足なんです。いろんな気象条件によってうまくランディングさせられるかが勝負です。   ▼東京高専にいってわざわざ航空科学博物館を福本ゼミのために開けてもらった時の1枚   院生やゼミ生と飲み会、ゴルフ、BBQするのが大好きなのですが、今年度は全く行っていないのでそろそろ体がおかしくなりそうです。   【5】1回生にオススメの本や映画 私は本やドラマ・映画など、あまり好きではなくほとんど見たことが有りませんでした。単純に医療ドラマを見ても患者さんは治らないし、自分の患者さんのドラマの方がよっぽどドラマチックだと思っていたからです。しかし、今は違います。医療関係はもちろん、恋愛や子供用アニメ、なんでも見るようになりました。何からでも得ることが有ることに気づいたからです。今年はTOP GUN2が公開されます。楽しみで12月まで待ちきれません。   【6】先生から見た畿央大学(または所属学科)や畿央生の印象は? 教員の教育力と研究力でしょうか。またその先生方との距離が近いことは他大学には誇れるポイントだと思います。 学生も積極的な学生が多い印象です。高校までのレクチャー(一方向教育)ではなく、ゼミナール(双方向教育)ができ、学生だけでなく、教員だけでなく、学生と教員がともに研究・教育活動を行っている印象があります。とても他大学にはマネできないことではないでしょうか。   【7】1回生にメッセージを! 早く高等教育に触れ、大学生になって欲しいと思います。 早く畿央大学を知って、畿央大学生になって欲しいと思います。 学内にチャンスがごろごろ転がっています。つかむのはあなたです。 一歩を踏み出して、友達に声かけて、教員に声かけてみましょう。 一歩を踏み出す方法はメールでも電話でもOK。 足で本当の一歩を踏み出すのは、大学に通学できるようになってからでお願いしますm(__)m   教員実績

2020.06.12

理学療法研究会(SAPS)紹介~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.9

こんにちは!畿友会です。新型コロナウイルスの影響で大学に来れない1回生の皆さんを応援する”やさしさを「チカラ」に変える”プロジェクトの一環として、大学やクラブ・サークル、課外活動のことなどを随時紹介していきます。今回は、「理学療法研究会(SAPS) 」をご紹介します!   ◯活動日・活動時間 ・月1回 第4土曜日(13:00~16:00) ・お昼休み 不定期   ◯活動場所 ・P棟1階 理学療法実習室で活動しています!       ◯クラブメンバーからのメッセージ 現在、理学療法学科 2~4回生が約20人で活動しています。男子部員が1人と少ないですが、男女ともに募集しています! 活動は他大学と合宿を行ったり、OBの方と交流したり、実習に行った先輩に患者様役をしてもらって実際にどんな理学療法を行うかを長期実習の前に練習したり、学校では学べないことを自分たちで学んでいます! 昨年度は手話を少し勉強し、今年度は車椅子バスケの体験も行う予定です! 人数が少ない分、みんな仲良く活動しています!ぜひSAPSで一緒に活動しましょう!   ▶SAPSに関連するブログ記事 KIO Smile Blog ▶理学療法研究会(SAPS)が写っている「1分でわかる畿央大学」ムービー どんなクラブ・サークルがあるの?クラブ編 前編|1分でわかる畿央大学#56

2020.05.01

「変形性膝関節症」に関する共同研究が論文として公表されました!~理学療法学科教員

オーストラリアの研究者との共同研究が論文として公表されました! ~変形性膝関節症患者さんの日々の身体活動量と心理的側面の特徴との関係~   この度、オーストラリアのメルボルン大学およびモナシュ大学の研究者との共同研究が、筋骨格系の疾患や障害に関する国際学術誌「BMC Musculoskeletal Disorders」に掲載されました。論文のタイトルは「The association between psychological characteristics and physical activity levels in people with knee osteoarthritis: a cross-sectional analysis」(変形性膝関節症患者における心理的側面の特徴と身体活動レベルとの関係:横断的研究)です。 この研究では、変形性膝関節症(以下、膝OA)の患者さんの心理的側面の特徴と、万歩計を用いて測定した日常の身体活動量との関係について調べています。 心理的側面の特徴については「うつ症状」「膝OAの症状への対処についての自己効力感(注1)」「運動恐怖(注2)」「痛みに対する破局的思考(ネガティブな考え)」を取り上げ、それらの程度と身体活動量との関係を調査しました。 その結果、運動への恐怖心が少ない人や痛みに対するネガティブな考えが少ない人ほど、身体活動量は多くなっていました。うつ症状が少ない人や痛みや症状に対処する自己効力感が高い人ほど身体活動量が多い傾向もみられましたが、今回の研究結果からははっきりと結論づけることはできませんでした。   また、身体活動量は患者さんの心理的な側面だけでなく、患者さんのその他さまざまな内的・外的な要因と関連することが考えられます。今回の研究結果からは因果関係までは言及できませんが、患者さんの状況に応じて、もし運動を過度に避けようとしている方がおられたり、痛みに対して過剰に反応するような方がおられたりする場合には、そういった側面の問題を和らげるような関わりをすることによって、日々の活動量を増やしていくことができるかもしれません。   (注1)自己効力感:自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できるという、自分の可能性についての認知や自信。 (注2)運動恐怖:運動することによって現在身体に現れている痛みなどの症状が増悪してしまうのではないかという思いから、運動を避けようとする考え。   Uritani D, Kasza J, Campbell PK, Metcalf B, Egerton T. The association between psychological characteristics and physical activity levels in people with knee osteoarthritis: a cross-sectional analysis. BMC Musculoskeletal Disorders 21. 269. 2020. (無料で閲覧、ダウンロードすることが可能です)   【関連記事】 変形性膝関節症に関する研究の途中経過が学会誌に掲載されました~理学療法学科教員 理学療法学科卒業生の卒業研究が国際学術雑誌に掲載!~理学療法学科 「足趾握力」に関する論文が国際誌に掲載!~理学療法学科教員

2020.03.10

カナダ短期語学留学2020 現地リポートvol.9~WEEK2編2

畿央大学の短期語学留学プログラムは、毎年春休みと夏休み中に行われます。春期実施分では、英語学習はもちろんのこと、カナダの文化に触れることができ、博物館見学や美術館での美術鑑賞、アイスホッケー観戦、コンサートなど課外アクティビティを自分で計画して、カナダでの生活を満喫することもできます。   【畿央大学春期短期語学留学プログラム2020概要】 場  所:カナダのビクトリア(バンクーバーの西、フェリーで1時間半程の場所にあります) 研修場所:グローバルビレッジ イングリッシュセンター ビクトリア 期  間:2020年2月22日から20日間 内  容:2週間英語学習(ホームステイ滞在)、その後5日間のバンクーバーでの文化体験、観光等   参加学生からのレポート、第9弾をお届けします!   こんにちは、理学療法学科1回生の田中隆登です。現在3週間の短期留学のため、カナダに滞在中です。今回は2週間目の生活についてレポートしていきます。   カナダ留学も2週目を迎えてここでの生活に慣れてきたところです。最初は不安や緊張、楽しみなどさまざまな気持ちがありましたが、今は毎日の新しい発見や、さまざまな国の人とのコミュニケーションなど、毎日がワクワクする事ばかりでとても楽しく生活しています。     ここでは1日の流れについて書いていきます。毎朝6時半ごろに起きて、朝ごはんを食べます。朝ごはんはシリアルやマフィン、コーヒーなどでホストファミリーはまだ起きていないので、自分の食べたい分だけ取っていくシステムです。そして8時に登校して、バスに乗り、ダウンタウンにある学校に向かいます。 8時45分から学校が始まり、授業がスタート。イングリッシュオンリーなので、日本人同士で話す時も基本的に英語のみの会話になります。そして、午前の授業を受けてランチ(サンドウィッチ)を食べ午後の授業を50分受けたら、放課後になります。放課後はこの学校で知り合った人や、畿央大学生などと夜ご飯に行ったり、観光などをしたりしました。 カナダには日本料理がたくさんありますが、あたりハズレが激しく、ハズレのところに行くと高額かつ日本料理に程遠いものが出されます。そこで紹介してもらったのは、千鮨というお店で、そこは日本人の店員の方が多く日本語でも注文が頼め、沢山の日本料理を食べることができます。 2週間という短い間なので、毎日どこかへ観光に行ったり、散策をしたり、美味しい店を紹介してもらってカナダのことなどを教えてもらいました。その後家に帰り、ホストファミリーと一緒にご飯を食べて、お風呂に入り、課題をしたり、ホストファミリーと話をしたり、映画を一緒に見ている人もいました。大体これが1日の流れです。いつもと違う経験ができるのですごく充実した生活を送れています。もっと長くこの学校に通いたい気持ちです。 次からはバンクーバーに移り観光中心になります。残りの数日も楽しんでいきたいと思います。     理学療法学科 1回生 田中隆登 【関連記事】 カナダ短期語学留学2020 現地リポートvol.8~WEEK2編 カナダ短期語学留学2020 現地リポートvol.7~WEEK1編2 カナダ短期語学留学2020 現地リポートvol.6~WEEK1編 カナダ短期語学留学2020 現地リポートvol.5~ホームステイがスタート カナダ短期語学留学2020 現地リポートvol.4~ホームステイ先に到着 カナダ短期語学留学2020 現地リポートvol.3~出発編(羽田からビクトリアまで) カナダ短期語学留学2020 現地リポートvol.2~出発編(羽田からバンクーバーへ) カナダ短期語学留学2020 現地リポートvol.1~出発編(事前準備)