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人間環境デザイン学科

2025.04.18

2025年度 新入学生研修 学科別レポート vol.2 ~ 人間環境デザイン学科

人間環境デザイン学科では、64名の新入生をお迎えし、4月8日に新入学生研修を実施しました。当日は3回生6名、教員4名が同行しました。人間環境デザイン学科の新入学生研修では、以下の5つを目的に実施しています。   新入学生研修の目的 大学での新たな友達づくり 教員とのふれあい 大学生活へのモチベーションを高める 美しい環境の中ではぐくまれたまちや建築に触れることにより、まちと人々の生活とのつながりを考える 見学やレクリエーションを通して、自身のキャリアを考える 万博記念公園を訪れました! 行き先の大阪 万博記念公園は、1970年日本万国博覧会の跡地に整備された緑豊かな公園です。   国立民族学博物館へ! 最初に訪れたのは国立民族学博物館で、ここでは世界各地の社会や文化に関する様々な展示が行われています。人間環境デザイン学科で学ぶ予定のまちづくりや建築、インテリア、服飾に関連する興味深い展示を楽しむことができました。     「面白い!」「興味深い…」「なぜ?」と感じたことは、スケッチブックに記録しました。友人との視点の違いに触れ、多様な物の見方を学ぶ貴重な機会となりました。       昼食後には、今後の目標や思いを作文にまとめてもらいました。畿央大学に入学した理由や将来の夢、目標、大学生活で挑戦したいことなど、新入生の意気込みが伝わる内容でした。     また同行した3回生の先輩に、大学生生活や履修登録についてアドバイスをもらう場面も見受けられました。人間環境デザイン学科は、ゼミ活動での交流をはじめ、先輩後輩の関わりがとても深い学科です。今後も先輩からのアドバイスを学修の場に存分に活かしてください。   太陽の塔を見学! 午後には太陽の塔の内部を見学しました。「太陽の顔が特徴的な外観は知っているが、中に入ったことはない」という学生が多く、内部に入ると真っ赤な空間に圧倒されました。     しかし、李先生の「よく見るとすべての色が使われているね」という言葉に納得する様子が見受けられました。造形物だけでなく、色使いやその背景にも目を向けることで、物の見方がさらに広がったのではないでしょうか。     見学ルートは階段を何段も登るため、「いったい何階建て…?」という声が聞こえてきましたが、吉永先生から、太陽の塔は2階建ての展示場であることについてのレクチャーを受け、驚いている姿が印象的でした。これから建物の構造や法律について勉強していく中で、この謎が解けていくことでしょう。     1時間の自由行動の後、研修を終了しました。入学式から1週間しか経っていませんが、グループ活動や友人同士で仲良く過ごしている様子が伺えました。また、スケッチブックを片手に研修を楽しむ学びの姿勢はとても頼もしかったです。   先輩や教員とのつながりを大切に、これから充実した大学生生活を過ごしてください。学科教員一同、みなさんの大学生活を精一杯サポートします。   人間環境デザイン学科 助教 小松 智菜美 関連記事 2025年度 新入学生研修 学科別レポート vol.1 ~ 看護医療学科

2025.04.14

社会と医療の未来をデザインする~人間環境デザイン学科「Japan Venous Talk 2025参加記」

2025年4月5日(土)、奈良県コンベンションセンターにて開催された「JAPAN VENOUS TALK 2025 」に、畿央大学健康科学部人間環境デザイン学科の教員・卒業生・在学生が参加しました。 〜 卒業生・在学生が共に参加した日 〜 JAPAN VENOUS TALKは、関西地域の静脈領域を専門とする医師やコメディカルスタッフを中心に、静脈学全般の研究推進と知識普及を目的とした組織です。   奈良の地場産業である靴下産業の復興と、災害時の血栓症予防を目的に「NARAソックス・プロジェクト」に取り組まれている西の京病院 血管外科センター長・今井崇裕先生から、13期生の学生たちにネーミングのご依頼をいただいたことをきっかけに、ご縁が続き今回のセミナーにも参加させていただく運びとなりました。   当日は「Sponsored Seminar」において私、村田 浩子(人間環境デザイン学科 教授)がChairmanを務め、卒業生(17期生)で現在社会人として活躍中の福岡 愛実さんがSpeakerとして登壇しました。   地域と医療とデザインをつなぐNARAソックス・プロジェクト 今回のセミナーでは、「NARAソックス・プロジェクト」のこれまでの歩みと今後の展望をテーマに、西の京病院 血管外科センター長の今井崇裕先生が基調講演をされました。   今井先生は、下肢静脈瘤などの治療に従事されながら、医療と地場産業を融合させた着圧ソックスの開発に力を注いでおられます。   本学もこのプロジェクトに継続的に参画しており、学生たちは靴下のネーミング開発やデザイン提案など、クリエイティブな面から関わっています。 福岡 愛実さん「私とものづくり〜学生時代を振り返って〜」 2人目の登壇者として発表を行ったのは、卒業生であり本プロジェクトに学生時代から関わっていた福岡 愛実さん。着圧ソックスの特徴である、タオル地+ぴったり着圧+サポートから「たぴぽ」というネーミングを提案した中心メンバーの一人でもあります。   当日は、畿央大学の紹介から始まり、ゼミ活動で取り組んだ靴下のネーミングの過程や、卒業研究「香紅~思いのままに~」についての紹介を行いました。     卒業研究の内容は、奈良県月ヶ瀬の特産である烏梅や紅花を使い、蚕の飼育から織物制作までを一貫して行い、草木染めによる着物の制作に挑戦。素材から作品完成までを丁寧に追求する姿勢が、多くの方に感銘を与えました。     発表の後、参加者の方々から「福岡 愛美さんのご講演を拝聴して、福岡さんたちのものづくりにとても感銘を受けました」や「福岡さんのお話は本当に素敵でした」といった温かい反響をいただきました。   ▼ NARAソックス・プロジェクト「たぴぽ」は2022年度グッドデザイン賞に選ばれています!▼ NARAソックス・プロジェクト 学生たちも当日のセミナーに参加! このセミナーには、人間環境デザイン学科の小松 智菜美助教と3回生の学生たちも、福岡さんの発表をサポートする形で参加しました。当日は、アパレルとは異なる医療分野に触れる貴重な機会となりました。   「たぴぽ」は加圧靴下として高い評価を受けているとお伺いした際には、歓声を上げて喜びました。また、実際の医療器具を目にしながら専門家から詳細な説明を受ける中で、新たな視点と多くの学びを得ることができました。 最後に 今回の「JAPAN VENOUS TALK 2025」への参加は、大学の学びが社会とどのようにつながり、広がっていくのかを実感できる貴重な経験となりました。卒業生が社会で活躍する姿は、在学生にとって大きな刺激となり、学び続ける意欲を高める機会ともなりました。   今後も村田ゼミでは、「人・環境・ものづくり」の視点から、社会に貢献できる活動を目指していきたいと考えています。   人間環境デザイン学科 教授 村田 浩子 関連記事 ▼「NARAソックス・プロジェクト」について 「NARAソックス・プロジェクト」成果を発表!~人間環境デザイン学科 村田ゼミ 「NARAソックス・プロジェクト」に参加!~人間環境デザイン学科   ▼ 人間環境デザイン学科について 人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ報告会を開催しました 人間環境デザイン学科卒業研究展示会 ~ 人間環境デザイン学科 卒業研究展示会、作品集 編集の様子を紹介します~ 人間環境デザイン学科 令和6年度卒業研究講評会を開催しました ~ 人間環境デザイン学科 プロジェクトゼミ 御所まち旧和光ビル跡地活用提案 ~ 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 前川ゼミ 吉永ゼミ 完成した椅子を畿央大学付属広陵こども園の子どもたちにお届け ~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグが完成しました!~人間環境デザイン学科 第4回近畿学生住宅大賞で3回生が「企業賞」に!~人間環境デザイン学科

2025.04.09

人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ報告会を開催しました

人間環境デザイン学科では、2回生後期から3回生にかけて「プロジェクトゼミ」という授業を受講します。 このプロジェクトゼミは、教員や先輩の指導のもと、地域の住民や行政、企業が抱える課題や問題について、より良い解決策や方法を提案するグループ活動です。実際にまちを歩き、人と話すことで発見されるリアルな課題や問題を、自らの目で見たり、耳で聞いたりすることで、教科書や写真では決して得られない学びがあります。また、2回生後期からゼミ活動を行うことで、早くから実践的に専門的知識を身につけることもできます。   今年度のプロジェクトゼミ成果発表会は2月10日に開催されました。2回生は半期、3回生は1年間のプロジェクトゼミでの成果を発表しました。 今年度の各ゼミの研究テーマの一例は以下の通りです。   2024年度プロジェクトゼミ一覧 前川ゼミ ・宝山寺駅の調査研究 ・旧豆山荘の保存再生デザイン ・南都なら未来アイデアコンテストへの参加 など 林田ゼミ ・建築空間とインテリアエレメントの関係を考える-マイレア邸の福祉住環化リノベーションを通して- ・KENKEN2024_建築・建築家研究 ・旧才谷小学校のリノベーションと「地域の居場所」の設計提案 陳ゼミ ・河合町佐味田の休憩場所作り ・小黒三郎賞創作玩具公募展への参加 ・明日香村岡地区での制作活動 など 三井田ゼミ ・明日香村「妙法寺」「井村邸」ペーパークラフトキットの制作 ・インターカレッジフォーラムへの参加 など 𠮷永ゼミ ・木の家設計グランプリ2024への参加「森ノ宮長屋のリノベーション計画」 ・建築家の家を作る「プリツカー賞建築家課題」と「平成時代の住宅特集課題」 李ゼミ ・畿央大学食堂「なごみ」リノベーション ・アニメーション における肌の色の研究 ・環境と調和する色彩 東ゼミ ・提示方法の違いによる空間の配光印象の比較 村田ゼミ ・残糸プロジェクト ・ストリート織り機の開催(畿央祭にて) ・素材研究(綿つみ) 清水ゼミ ・インターカレッジフォーラムへの参加・ ・地域の方々と高齢者のDX化を推進する取り組み「SNS講座使い方講座」の開催 など プロジェクトゼミはこちらのページやスマイルブログに掲載していますので、是非ご覧ください!   発表では、課題や問題の解決策を上手く発見することができた取り組みだけでなく、思い通りに進まなかった活動や、今後の課題についても触れられていたことが非常に印象的でした。成功した事例だけでなく、うまくいかなかった理由やその解決策を考えることで、今後の成果への期待が高まりました。また、3回生が2回生をリードしながら活動や発表の準備を進めてきたことも伝わってきました。プロジェクトゼミの魅力である「学年を超えたグループ活動」を十分に体験した様子が伺えました。 3回生は4月から卒業研究が始まります。4年間の集大成である卒業研究がより充実したものとなるよう、プロジェクトゼミでの経験を活かして頑張ってください。               人間環境デザイン学科 助教 小松智菜美 関連記事 ▶ プロジェクトゼミについての紹介記事はこちら   ▼ 人間環境デザイン学科についての過去のブログ プロジェクトゼミ 御所まち旧和光ビル跡地活用提案 ~ 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 前川ゼミ 吉永ゼミ 完成した椅子を畿央大学付属広陵こども園の子どもたちにお届け ~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグが完成しました!~人間環境デザイン学科|KIO Smile Blog 第4回近畿学生住宅大賞で3回生が「企業賞」に!~人間環境デザイン学科 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグを制作中!~人間環境デザイン学科 第6回エコマミ公開講座に人間環境デザイン学科 村田浩子教授と学生が参加しました!~ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 学生視点で「畿央食堂なごみ」のリノベーション提案!! ~ 人間環境デザイン学科 李ゼミ

2025.03.19

人間環境デザイン学科卒業研究展示会 ~ 人間環境デザイン学科

2025年3月5日(水)、3月6日(木)の2日間にわたり、人間環境デザイン学科2024年度卒業生の「卒業研究・作品展」が大和高田市さざんかホールにて開催されました。 卒業研究展示会、作品集 編集の様子を紹介します~ 人間環境デザイン学科   ▼ 看板制作:1回生 辰己 愛梨さん 展示会開催に向けて 卒業研究の提出後も、展示会に向けた準備を継続しました。論文や作品のブラッシュアップ、展示会用ポスターの作成などを通じて、一般の方に研究の成果が伝わるように試行錯誤を重ねました。         展示会場の設営は、単に成果物を並べるだけではありません。照明や作品の配置、会場全体のレイアウトに工夫が施されています。例えば、模型の展示方法では、観覧者の目線の高さを考慮したり、構造に焦点を当てたり、照明を工夫して影を利用することでよりよく魅せるなど、学生一人一人の作品展示に対するこだわりが表れています。         また、2・3回生の演習授業優秀作品やプロジェクトゼミの活動報告ブースも設けられ、学生の成果を披露する機会を提供しています。会場全体のレイアウトは教員が担当し、学生と教員が協力して準備を進めます。   展示会当日の様子 展示会当日は、例年を上回る来場者がありました。ご家族の方々はもちろん、多くの研究協力者の方々が来場されたことが非常に印象的でした。         人間環境デザイン学科の卒業研究は、地域の方のご協力無しでは成し遂げられません。いつも温かく学生を支えてくださる皆様に心より感謝申し上げます。今後ともご指導よろしくお願いいたします。     学生たちは、自分の研究成果を来場者に発表し、改めて研究の意義と1年間の努力を実感したことでしょう。         ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。   旅立ちにむけて 卒業研究展示会をもって、卒業研究の全てのプログラムが終了となります。先日行われた卒業式では、57名の学生が人間環境デザイン学科を卒業しました。改めて、人間環境デザイン学科19期生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。   4月からの新しい生活が実り多いものになることを、学科教員一同心より願っています。畿央大学にはみなさんが帰ってくる場所があることを忘れずに、自らの道を進んでください。これからも応援しています。     人間環境デザイン学科 助手 小松 智菜美 関連記事 卒業研究展示会、作品集 編集の様子を紹介します~ 人間環境デザイン学科 令和6年度卒業研究講評会を開催しました ~ 人間環境デザイン学科|KIO Smile Blog 完成した椅子を畿央大学付属広陵こども園の子どもたちにお届け ~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグが完成しました!~人間環境デザイン学科 第4回近畿学生住宅大賞で3回生が「企業賞」に!~人間環境デザイン学科    

2025.03.04

卒業研究展示会、作品集 編集の様子を紹介します~ 人間環境デザイン学科

人間環境デザイン学科の卒業研究では、4年間の集大成として論文または制作に関する卒業研究に取り組みます。その成果は、毎年学外で行われる「卒業研究展示会」の実施と、記録冊子として作成される「卒業研究作品集」を通じて、多くの方にお披露目されます。 今回は、展示会ポスターと作品集の編集作業について紹介します。 展示会ポスターも学生が作成します! 作品集や展示会ポスターのデザインは、毎年3回生が編集しています。授業で習得したイラストレーターを駆使し、ポスターのイラスト、作品集の帯やレイアウトなど、細部にわたるデザインに力を入れています。今年は中野未緒さんがデザインを手掛け、橙色をテーマカラーにした温かみのあるデザインが完成しました。   卒展ポスター2024   作品集の撮影の様子をご紹介 作品集の撮影はプロのカメラマンに依頼しており、2日間をかけて一つ一つ丁寧に撮影していただきます。     カメラマンさんからの「一番のこだわりはどこですか?」という質問に対し、「ここです!」と自信を持って答える学生の姿は非常に頼もしく感じられます。       撮影中には、「もっとこう撮ってほしい!」「この部分をより良く見せたい!」という学生の要望にも快く応じていただきました。作品の魅力が一層引き立つ瞬間は素晴らしいものです。       撮影したデータを活用し、学生たちは展示会の準備を進めています。作品集は校正段階に入り、完成が近づいてきました。 卒業研究展示会を開催します。 展示会は以下の日程で実施いたしますので、皆様のご来場をお待ちしております。   ◆2025年3月5日(水)10時~17時 ◆2025年3月6日(木)10時~16時   大和高田さざんかホール 2F 展示ホール   ▼ 人間環境デザイン学科 卒業研究展示会についての詳細はこちらから ▼ 2024年度人間環境デザイン学科 卒業研究・作品展を開催します。         卒展ポスター2024   作品集は完成次第、HPに掲載いたしますので、楽しみにお待ちください。   人間環境デザイン学科 助手 小松 智菜美 関連記事 ▼ 過去の作品集をご紹介します ▼ 第18回卒業制作・論文作品集 第17回卒業制作・論文作品集 第16回卒業制作・論文作品集 第15回卒業制作・論文作品集 第14回卒業制作・論文作品集 第13回卒業制作・論文作品集 第12回卒業制作・論文作品集 第11回卒業制作・論文作品集 第10回卒業制作・論文作品集 第9回卒業制作・論文作品集 第8回卒業制作・論文作品集 第7回卒業制作・論文作品集 第6回卒業制作・論文作品集 第5回卒業制作・論文作品集 第4回卒業制作・論文作品集 第3回卒業制作・論文作品集 第2回卒業制作・論文作品集 第1回卒業制作・論文作品集

2025.03.04

令和6年度卒業研究講評会を開催しました ~ 人間環境デザイン学科

人間環境デザイン学科では、4回生になると大学生活の集大成として卒業研究に取り組みます。各自決定したテーマに基づき1年をかけて研究を進め、講評会に向けて連日遅くまで作業を進めます。今年度は59名の学生が論文19点、制作35点を提出しました。 1月25日、26日 講評会 講評会では、人間環境デザイン学科全教員が全ての研究の成果を講評します。論文は発表形式、制作はパネルディスカッション形式で2日間にわたって講評会が行われました。     学生一人ひとり、卒業研究に込めた想いやコンセプトを熱心に発表しました。     2月7日 選抜講評会 講評後、論文5点、制作12点が選抜講評会に進みました。     この日の発表では、さらにブラッシュアップされた研究の成果が発表され、卒業研究への想いをより一層感じることができました。       教員による審査の結果、最優秀賞、優秀賞に選ばれた研究を紹介します。 【最優秀賞】 畑中 澄玲「コリデール~日本茜とタフティングを用いたラグの制作~」         【優秀賞】 澤田 百果、田中 璃音、辻 愛夏「熱中症予防行動を促すデザインの提案」   【優秀賞】 藤原 百花「余白がつくる豊かなまちくらし~銭湯×商店街×長屋~」   卒業研究展示会を開催します。 これらの研究を含め、全53点の卒業研究展示会を開催します。 ◆2025年3月5日(水)10時~17時 ◆2025年3月6日(木)10時~16時 大和高田さざんかホール 2F 展示ホール   ▼ 人間環境デザイン学科 卒業研究展示会についての詳細はこちらから ▼ 2024年度人間環境デザイン学科 卒業研究・作品展を開催します。   卒展ポスター2024     皆様のご来場を心よりお待ちしております。   人間環境デザイン学科 助手 小松 智菜美 ▼ 過去に開催した卒業研究・展示会についてはこちらから ▼ 人間環境デザイン学科「2023年度卒業研究・作品展」を開催しました。 人間環境デザイン学科「2022年度卒業研究・作品展」を開催しました。 人間環境デザイン学科「2021年度卒業研究・作品展」を開催しました。   ▼ 人間環境デザイン学科についての記事はこちらから ▼ 完成した椅子を畿央大学付属広陵こども園の子どもたちにお届け ~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」~ 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグが完成しました!~人間環境デザイン学科 第4回近畿学生住宅大賞で3回生が「企業賞」に!~人間環境デザイン学科 第6回エコマミ公開講座に人間環境デザイン学科 村田浩子教授と学生が参加しました!~ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 木の家設計グランプリ「銀賞」に入賞!~人間環境デザイン学科吉永ゼミ

2025.02.26

プロジェクトゼミ 御所まち旧和光ビル跡地活用提案 ~ 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 前川ゼミ 吉永ゼミ

人間環境デザイン学科では、プロジェクトゼミという特色のあるゼミ活動を2回生の後期、3回生の通年と約1年半の期間取り組みます。学内での活動もあれば、学外へ出て地域課題に対して実践的に取り組む活動もあります。   今年度は3ゼミ(陳ゼミ・前川ゼミ・吉永ゼミ)が通年で御所市の御所まちという歴史的なエリアの建物解体跡地の活用方法について御所まちに住む住民のみなさまや行政の方々と実践的に取り組みました。 御所まち まち歩き 2024年7月に、市役所の方々のご案内で御所まちのまち歩きを行いました。     御所まちにはお寺や街なみが古くから残っていて昔にタイムスリップしたような感覚になります。     御所まちでは、江戸時代に整備された背割下水や環濠が昔の姿のまま残っているなど、まちが大切に引き継がれてきたことがわかります。     まち歩きでは、地元の方が私たちに建物を見せていただいたり、学びの多い体験でした。     まち歩きの経験を学内のゼミにもち帰り、メンバーで感想を議論したり、歴史を調べたり学びの時間をとります。 ワークショップを開催し、地域の方と意見交換しました。 8月には、地域住民のみなさまとワークショップに参加しました。住民と学生がテーブルに分かれて「どのような場所にしたいか」を意見交換しました。     住民のみなさまから御所まちのことを教えていただいたり、学生視点で見た御所まちの感想を議論しました。ワークショップで出た意見や感想をまとめて発表し、世代を超えた交流の機会になりました。     毎週の各ゼミでは跡地活用方法について、歴史的に分析したり、建築をデザインするだけでなく、広場としてのランドスケープ計画など議論を重ねていきます。敷地模型を作ったり、スタディ模型やパースを作成して検討を繰り返します。 中間発表会を開催し、案をブラッシュアップしていきます! 12月には御所市のホールで、住民のみなさまへの中間の発表会がありました。計画5案をスライドと模型を用いてプレゼンテーションしました。     時間をかけて作成した模型を住民のみなさまが熱心に見ていただき、感想や私たちの気づかなかったことなどをアドバイスいただき、地域住民のみなさまが熱心に跡地の活用を考えられていることに刺激をいただきました。そのアドバイスを再度各ゼミで案をブラッシュアップしていきます。 御所まちの未来を住民の皆さまと一緒に考えました。 2025年1月に最終プレゼンテーションを御所市役所で住民のみなさまに行いました。     たくさんの方にお集まりいただき、歴史ある御所まちの未来について一緒に考える良い機会となりました。   学生の感想 A 班 Mさん(吉永ゼミ) A班は議論を重ね、御所まちにとってより良い提案を考えてきました。私たちのゼミでは、古い木造建築の移築を提案しました。古い建物の構造躯体と瓦を移築し、屋根だけの、街の人たちの庭のような場所を提案しました。   また、御所市は、葛城山、棚田、御所まちという連続するまちがあるため、今回の提案に棚田を取り入れ、棚田テラスを提案しました。屋根のかかる場所があり、棚田のような庭があるという連続性があります。   移築してきた大きな屋根の下には最小限のトイレと防災備蓄的な倉庫を計画して、多目的に使える場所としました。棚田テラスでは、地域の人が休憩する場所として使えたり、観光客の休憩場所、みんなの庭としてまちに開かれます。   また、祭りなどイベントの際にも活用されます。お店をされたい方がイベントとしてお店を出せたり、日本酒の飲み比べイベントを開催するなど、地域活性化にも繋がります。ビルの跡地が、みんなの大きな庭になり、地域のみなさんに愛される場所になればいいなと思います。 B班 Mさん(吉永ゼミ) 歴史的な町並みが残る御所まちの入り口となる今回の敷地において、私達は歴史的景観の保護を最優先に考え、取り組んできました。 近年、御所まちでは古民家を活用したカフェや銭湯など、観光・地域活性化の取り組みが進められています。しかし、その一方で、人を雇ったり管理を続けることの難しさも課題として感じられます。そこで今回の敷地では、管理やメンテナンスが容易で、周辺住民の方々が自由に使える「庭」のような場所を提案しました。   住民の方々にとって日常的に親しまれ、観光客にも開かれた空間となることを目指しました。 また、このエリアは重要伝統的建造物群保存地区の選定を目指しているため、歴史的景観の保護も重要なテーマでした。そのため、敷地のファサードには今後取り壊される予定の空き家などの古材を再利用し、景観との調和を大切にすることを考えました。   駅からのアクセスも良く、歴史を感じながら散策できる御所まち。その入り口として、住民の方々や観光客に愛される場所となることを願っています。 C班 Tさん(前川ゼミ) 遠見遮断や商店街、江戸時代の町並みや昭和の町並みなどが、積層しながら残っている「御所まち」は、今井町とは異なる伝統的な町で、その中で行う旧和光ビルの跡地の活用の検討は、住民にとって重要なものだと感じました。   そのため、ゼミ内で活用検討を行った時は、アイデアを出すのに難航しましたが、御所まちならではの敷地に焦点を当て、この土地ならではの提案を考えることを目標に進めました。   その際出てきたアイデアである、地下広場や御所キオスクなどは、ここでしかできない空間デザインであり、ひとつの成果だと思っています。住民のみなさまに向けて提案した経験は、とても貴重なものとなりました。 D班 Sさん(陳ゼミ) D班は多様な使い方ができる広場と、まちの人が癒されるガーデンを中心に考えました。約半年間の長期にわたっての提案で、地域の方や役所の方からいただく様々な要望に応じた設計を行うのが難しかったです。   デザイン面や機能面、景観の規制といった様々な条件を考慮しながら、話し合いを行い、グループで協力して提案を行うことができました。 E班 Tさん(陳ゼミ) 御所まちの提案は今までの提案とは違って、多くの視点から土地を見て、考えさせられました。建物の高さや周りの建物との調和、土地と町全体との配置関係などの「環境面」とコンセプトや利用目的、利用者への使われ方などの「施設面」がうまくマッチした提案を考えるのは大変でしたが、とてもやりがいを感じました。     今後もプロジェクトゼミでは、学外に出て地域課題に対して実践的な提案などを行なっています。   人間環境デザイン学科 講師 吉永 規夫 関連記事 ▶ プロジェクトゼミについての紹介記事はこちら   ▼ 人間環境デザイン学科についての過去のブログ 完成した椅子を畿央大学付属広陵こども園の子どもたちにお届け ~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグが完成しました!~人間環境デザイン学科|KIO Smile Blog 第4回近畿学生住宅大賞で3回生が「企業賞」に!~人間環境デザイン学科 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグを制作中!~人間環境デザイン学科 第6回エコマミ公開講座に人間環境デザイン学科 村田浩子教授と学生が参加しました!~ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 学生視点で「畿央食堂なごみ」のリノベーション提案!! ~ 人間環境デザイン学科 李ゼミ

2025.02.22

完成した椅子を畿央大学付属広陵こども園の子どもたちにお届け ~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」~

1回生対象の科目「立体表現Ⅱ」では、丹波篠山で家具作家をされている稲葉 崇史先生を講師としてお招きし、2023年4月に開園された「 畿央大学付属広陵こども園 」の子どもたちのために、2021年からこども用椅子を製作しています。   本年度は31名の学生が履修し、全15回の授業を通して、子ども達の成長をサポートすることができる以下の条件をふまえた椅子を一人一脚製作しました。   木の材質をそのまま活かしたシンプルなもの(子どもの好むデザイン性) 一人ひとりの子どもの身体(足の長さ)にあったもの 椅子の高さは両足が床に着く長さ(膝と股関節が横から見て90度)のもの 少々乱暴に扱っても壊れないくらいの強度と安全性を保っているもの 椅子の製作が始まりました! まずは、基本デザインをもとに、こどもたちが安全に使用できるデザインを考え、学生が設計図を描きます。     設計図が完成すると、椅子の材となる「脚」「貫」「座面」「笠木」の加工を行います。のこぎり、鑿(のみ)、鉋(かんな)などの工具や、バンドソー、ドリルなどの本格的な電動工具を使用します。ほとんどの学生は、初めて工具を使用するので、先生から使い方を学びながら、加工を進めていきます。授業の後半になると、工具にも慣れ、各々が加工に没頭している姿がみられました。         自分で製作した椅子に座る瞬間は、はじめは不安そうに腰をおろしていましたが、しっかり座れることが確認できると、とても満足気な表情を浮かべていました。完成させた達成感に加え、椅子に対する愛着も感じているようでした。       こども園に完成した椅子を届けました!   後日、子どもたちに椅子を届けるため、こども園を訪問しました。     椅子に取り付ける「キャラクターを描いた名前タグ」も用意し、一緒に渡しました。 椅子のデザインは一つも同じものはなく、すべてが「世界にひとつだけの椅子」です。子どもたちは、好きな形の椅子を見つけると座って、満点の笑顔を見せてくれていました。その姿をみて、学生たちも満足げにとても喜んでいました。       初めて工具に触れる学生が、職人から技法を学び、椅子を作り上げることは容易ではありませんが、全員が完成させることができました。     今度は自分の椅子を作りたい!という学生もおり、ものづくりの楽しさを実感することができたと感じています。     人間環境デザイン学科 助手 中井千織 関連記事 ▼椅子づくりに関連する記事 【現代教育学科×人間環境デザイン学科】畿央大学付属広陵こども園の園児のために椅子を製作! 畿央大学付属こども園の園児に手作り椅子をお届け!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」 畿央大学付属広陵こども園で使う子ども用スツールが完成しました!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」 今年も畿央大学付属広陵こども園の子どもが使うスツールを製作!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」   ▼人間環境デザイン学科に関連する記事 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグが完成しました!~人間環境デザイン学科 第4回近畿学生住宅大賞で3回生が「企業賞」に!~人間環境デザイン学科   第6回エコマミ公開講座に人間環境デザイン学科 村田浩子教授と学生が参加しました!~ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 木の家設計グランプリ「銀賞」に入賞!~人間環境デザイン学科吉永ゼミ

2025.01.08

【プロジェクトゼミって何するの?⑲】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミ vol.4

人間環境デザイン学科では2回生後期から3回生の1年半の間、少人数のゼミにわかれて様々な課題に取り組みます。それぞれの課題は、建築、インテリア、アパレルデザインのコースに準じた学びであることはもちろん、地域連携、歴史的建造物の保存再生、SDGs等多岐にわたる課題解決にも取り組みます。 このブログでは、各ゼミの取り組みを紹介し、卒業研究や就職に活かせる実践力を学生がどのように身につけることができるかをご紹介します。 村田 浩子先生のゼミにはアパレル・造形コース の学生が多く在籍し、地元広陵町の地場産業である靴下製造に関わっています。靴下を製造する時に発生する「残糸(ざんし)」を活用し、生産量の減少により縮小している靴下産業を盛り上げようと、その方法をゼミで検討しています。   プロジェクトゼミって何するの?⑫ では「残糸」を活用したワークショップ開催に向けて、試行錯誤している学生の姿をお伝えしました。今回は、ワークショップ開催日の様子をお伝えします! いよいよワークショップ当日! 12月13日(金)、畿央大学の隣にある商業施設エコール・マミにて村田ゼミのワークショップが開催されました。村田ゼミでは前期から靴下を製造する時に発生する「残糸(ざんし)」を活用し、生産量の減少により縮小している靴下産業を盛り上げようと、その方法をゼミで検討してきました。     今日はその集大成です。試作を続けていたラグは一般の来場者が体験するには時間がかかりすぎることから惜しくも見送りましたが、ゼミ生達はとっても素敵なアイデアを思い付いたようです。   ▼ 入口ではトルソーがお出迎えします。看板もクリスマス仕様です。 クリスマスリースとトムテ作り ゼミ生達が考えたワークショップは残糸を活用したクリスマスリースとトムテ(北欧の小人)を作る体験です。自分たちでアイデアを出し合い、誰でも楽しめるようなクラフトを準備しました。   ▼ 買い物に来たお客様が気軽に立ち寄って体験できる内容を考えました。   クリスマスにぴったりのリースとかわいらしいトムテに足を止めてくださるお客様をワークショップへ誘います。はじめにゼミ生が残糸の説明をします。「これが『(靴下を作るときの)残り糸』と聞いてびっくり」と仰る参加者もいらっしゃいました。   ▼ 椅子の脚を利用して巻かれた残糸。巻き時間は1つ30分!   色の組み合わせは自由!赤と緑の入ったクリスマスカラーも人気です。色を選ぶ参加者と学生の会話も弾みます。   ▼ 束ねた残糸をタコ糸で縛り、真ん中にハサミを入れます。   ▼ 整えるとポンポンになりました。フワフワの手触りです。   ▼ 中心に柔らかい針金を通します。   ▼ 丸く整えてリボンを付ければ完成です!   ▼ こちらはトムテ作成の様子です。   ▼ 残糸と毛糸で作ったポンポンを重ねて作るトムテ。残糸で作った帽子がアクセント。   最初は少し静かな雰囲気だった会場も、ワークショップ開始から1時間ほど経過する頃には、近隣住民の方々や畿央生たちが次々に集まり、賑やかな空気に包まれていきました。     どの作品も温かみがあり、参加者の皆さんは思い思いのデザインに仕上げていました。リースとトムテ両方にチャレンジしてくださる方も多く、小さなお子様からご高齢の方まで、ゼミ生と一緒に作業をしながら、楽しいひと時を過ごしてくださったようです。 SDGsもテーマに取り入れました 村田ゼミは今回のワークショップで単にクラフトを楽しむだけでなく、持続可能な取り組みとして靴下の残糸を再利用するという課題に取り組みました。畿央大学のある広陵町は『靴下のまち』。地域住民の皆さんに楽しんでもらいながら地元の産業でSDGsについて考える機会を提供することができました。   参加者の感想をご紹介します! ワークショップを通してクリスマスを迎えるのが楽しみになりました。 畿央生の皆さんが付きっきりで教えてくれました。大変、親切で心強かったです。 残糸を活用するアイデアに驚きました。これからもこのような活動や研究を頑張ってください。 最後にゼミ生にプロジェクトの感想を聞いてみました 職員:準備や当日を迎えて大変だったこと等を教えてください。   学生:リースとトムテにたどり着くまで試行錯誤がありました。身近に感じてもらうものにしたかったのですがラグは時間がかかるので、もっと簡単なものはないかみんなで模索しました。決まってからは、ワークショップ当日どこまでを学生が準備しておき、どこからが参加者にしてもらうのが良いかも悩みました。   学生:最初は全然、お客さんが来ないので焦りました。自分たちの考えた企画が間違っていたのでは…と不安を持ちました。最終的にはたくさんの方に体験していただけたので企画して良かったと思えたし、元気をもらえました。今後の学修や進路を考える上でも貴重な体験となりました。     このプロジェクトを通してゼミ生達は地域の課題に主体的に対応する姿勢や問題解決を図る能力を身に付け、周囲と協力すること、連携に必要なコミュニケーション能力を磨くことができました。この経験を活かして今後のプロジェクトにも積極的に取り組んでいってくれることでしょう。   村田ゼミの皆さん、お疲れ様でした!   プロゼミ紹介プロジェクト   ▼プロジェクトゼミ 村田ゼミの活動についての過去の記事 【プロジェクトゼミって何するの?②】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?⑨】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミvol.2 【プロジェクトゼミって何するの?⑫】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミ vol.3   ▶ プロジェクトゼミについての紹介記事はこちら   ▼ 人間環境デザイン学科についての過去のブログ 第4回近畿学生住宅大賞で3回生が「企業賞」に!~人間環境デザイン学科 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグを制作中!~人間環境デザイン学科 第6回エコマミ公開講座に人間環境デザイン学科 村田浩子教授と学生が参加しました!~ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ

2025.01.07

人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.6~ かけがえのない仲間に感謝!

人間環境デザイン学科では、以下の3点を目標とし2023年度より「海外インターンシップ」を行っています。   海外の学生と交流を深める機会をもち、人間環境デザインを学ぶ学生として、国内外の住まいや集落、人々の暮らしに関する幅広い視野をもつ。 国内外の集落における地域課題の発見と解決に向けた提案を海外の学生とともに行うためのコミュニケーションスキルを身につけている。 自ら考え自発的にとりくむ姿勢を身につけている。 7日目 成功大学とのワークショップを終え、翌日は台南市から台北市に移動しました。新幹線での移動後、目の前のまちの景色はガラッと変わります。台北駅周辺は、高層ビルが建ち並び、活気に溢れていました。台北市内には歴史的建造物や観光スポットが数多く存在します。歴史と現代が融合した都市であることを感じました。       現地ガイドさんの案内の元、映画「千と千尋の神隠し」で話題になった「九份」を観光しました。赤い提灯が連なる街並みは、レトロでノスタルジックな雰囲気を醸し出します。風情ある街並みがとても魅力的でした。       台湾で過ごす最後の夜は、台北市のランドマークとして有名な台北101や、問屋街として栄えている迪化街での買い物、夜市でのグルメを楽しみました。       台湾に到着してすぐの頃は買い物をするのにも不安でいっぱいでしたが、1週間経つと慣れた様子で楽しい時間を過ごす姿を見て、みんなとても頼もしく感じました。       8日目   いよいよ帰国の日です。空港での手続きをしていると、成功大学の学生さんがお見送りに来てくれました。空港までは新幹線で約2時間の距離です。その時間をかけて会いに来てくれるほど、大切な仲間ができたことを心から嬉しく思います。     台湾現地での8日間の活動、事前のオンラインでの交流や準備等、半年間をかけての台湾ワークショップ2024が無事に幕を閉じました。本プログラムを一緒に遂行してくださいました国立成功大学の張珩教授、楊詩弘教授に心よりお礼申し上げます。また、開催にあたり多方面で心強いサポートいただきました成功大学大学院生のみなさまに感謝申し上げます。       最後に、現地での活動にあたり私たちを温かく迎え入れてくださった台南市後壁区新東地区住民のみなさまにお礼申し上げます。私たちの成果が、住民のみなさまにとってより豊かな生活を送るための一助となることを願っております。 このワークショップがみなさんにとってかけがえのない経験となり、それを糧に今後の学びがより充実することを期待しています。大切な仲間との出会いをきっかけに、みなさんの活躍のフィールドが一層広がりますように。   人間環境デザイン学科 助手 小松 智菜美 関連記事 ▼ 2024年度 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ ▼ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.1~ 台湾に向けて出発! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.2~ 成功大学とのワークショップ開始! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.3~ 試行錯誤しながらも順調に作業が続いています! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.4~ 制作の最終日を迎えました! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.5~ みんなで台湾まちあるき!   ▼ 人間環境デザイン学科 「近畿学生住宅大賞」にて企業賞を受賞しました!~人間環境デザイン学科 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグを制作中!~人間環境デザイン学科 第6回エコマミ公開講座に人間環境デザイン学科 村田浩子教授と学生が参加しました!~ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ