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現代教育学科
2023.09.15
イギリス短期語学留学2023 現地リポートvol.3~ホストファミリーとの生活をレポート!
学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今回4名の学生が2023年9月2日(土)~9月17日(日)までの15日間をイギリスのカンタベリーで過ごします。英語学習はもちろん、イギリスの文化に触れることができ、博物館や美術館鑑賞、コンサートなど課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫します。ブログ第2弾では、語学学校やホームステイ先での様子をレポートしました。今回はホストファミリーとの生活や留学先で感じた文化の違いをご報告します! こんにちは、教育学部現代教育学科2回生の茨田 淨子です。現在、イギリスのカンタベリーに留学中です。こちらでの生活をレポートします。 イギリスに到着するまでは、ホストファミリーや現地の方々と上手くコミュニケーションが取れるか、現地での生活が上手くいくかとても不安でした。しかし、ホストファミリーが積極的に話しかけてくださるおかげで不安は無くなり、毎日楽しく過ごすことができています。 ▲ホームステイ先の子どもたちとホストファザーのお母さん 今まで私が勉強してきた英語はアメリカ英語だったため、イギリス英語との違いに面白さを感じています。例えば、“learn”の過去形は、アメリカ英語だと“learned”ですが、イギリス英語と“learnt”になります。日本とイギリスの文化の違いだけでなく、アメリカ英語とイギリス英語の違いも楽しみながら生活しています。 ▲ホストファザーの両親の家で 先日、ウィスタブルという海辺の街で、ホストファミリーとフィッシュ&チップスを食べ、海で遊んで過ごしました。ホストファミリーの習慣に混ぜてもらいとても嬉しかったです。時間がある日は出かけたり、近くに住むホストファザーの両親とみんなでご飯を食べたりと、家族の時間をとても大切にすることが印象に残りました。 ▲ウィスタブルの街でホストファミリーと走り回っています 語学学校やホームステイを通して強く感じたことは、積極的に発言することが自分の学びに繋がることです。分からないことは積極的に質問するようにしています。語学学校の先生は、文法や単語が間違っていても優しく訂正し、分かるまで説明してくださります。また、ホストファミリーは私の英語を理解しようしてくださります。とても温かい方々に囲まれ、充実した時間を過ごしています。 イギリスでの留学も残り2日となりました。たくさんの学びとお土産話を日本に持って帰るために、残りの2日間を悔いが残らないように過ごしたいと思います。 現代教育学科 2回生 茨田 淨子 【関連記事】 イギリス短期語学留学2023 現地リポートvol.2~語学学校での勉強がスタート! イギリス短期語学留学2023 現地リポートvol.1~イギリスに到着するまで 短期語学留学の記事はコチラへ 現代教育学科英語教育コース セメスター留学の記事はコチラへ
2023.07.20
1回生が大阪教育大学附属池田小学校を訪問しました~現代教育学科
2023年6月29日(木)に、現代教育学科では教育学部1年次の必修科目「ベーシックセミナー」「キャリア形成セミナー」と「現代教育論」の拡大授業として、1回生全員で大阪教育大学附属池田小学校を訪問しました。その目的は授業参観で指導の実際を学び、過去の痛ましい事件に関する講義を聞いて学校安全を考えることでした。 では以下に学生の声を掲載し、どのような学びを得られたのかを皆様と共有したいと思います。 1.授業参観から学んだこと ①子どもの高い能力 子どもたちからの学びもたくさんありました。誰かが自分と違った意見を言ったとき、「違うよ」ではなく、「なんで」と声をかけて理由を聞き、そのあとで「○○さんの意見はよくわかる。だけれど」と自分の意見を発表していた姿を見て、大人でもその表現はなかなかできないなと驚きました。 ②充実した教育環境 生徒は一人一台Chromebook(クロームブック)を持っていて、(中略)ロイロノートで生徒と同士が鑑賞し合い、感想を書いたり、先生が閲覧したりしていました。写真を貼って、説明文を打ち、装飾も加えている子もいて、パソコンを使いこなしている姿が印象的でした。 ③主体性を大事にする教育 教師と児童がとても対話的であり、児童主体の授業であったことです。教師側の授業の進め方が、教師は物語を知らない前提で児童から教えてもらうような形で、児童が授業をつくるところに、主体性を感じました。 児童が主体となり、自分自身で考え、学び、時に周りと共有する、教え合うことを重要視していると感じました。自分の力で考え、学び、行動していく力が子どもに身についていっていると感じました。これから授業を考えていく際に、役立てていきたいです。 授業が止まる時間がなく、とてもテンポよく授業が進められていました。そして児童の意見が出揃うと新たな疑問やなぜ?が出てきます。次はその児童の意見から出てきた新たな疑問について児童同士で話し合いの時間を確保していて、「児童の考えを中心に授業を展開している」という意図が伝わってきました。 学年によって先生が子どもに伝える内容が異なり、どこまでどう伝えるのが一番子どもたちのためになるのか、答えは言わないがさりげない一言にヒントを交えて答えを導くかなど様々なことを考えて指導されていました。 授業が終わってから先生から少しお話をいただいたのですが、何かをしなさいとやらせるのではなく子どもたちが自分で考えて興味を引けるような授業を行うことが大事だと教えていただきました。 ④新たなる興味・関心 池田小学校の教育方針として「積極性」を大事にされているのかもしれませんが、(中略)中学、高校に進学するにあたってその積極性が低下してしまうのが現状です。(中略)この問題に向き合うためにも、中学校、高校の見学にも行ってみたいなと思いました。 2.教師という職業について考えたこと 教師とはただ勉強を教えるだけでなく、児童の安全を守る責任のとても重い職業であるということも自覚しました。今日得た教訓をいつまでも忘れることなく同じ志を持った仲間と共にお互い高め合い良い教師になりたいです。 「教師」という職業の重さを私は忘れていたように思います。医者や消防士、警察官など「人の命を守る仕事」と代表していわれる仕事はたくさんありますが、教師という仕事も、人の命を、子どもたちの命を守る、重大で立派な職業であるということに再度気づかされました。 普段小学生と関わることがほとんどないので、久しぶりに小学生と時間を共にすると、とても楽しく感じたので、自分は本当に子供が好きなんだと再確認できました。 今回授業を見せてもらったり、昼休みに一緒に遊ばせてもらってさらに小学校教員になりたいと感じたので、学童保育のアルバイトをしたり、子どもと関わることを今のうちから意識して行動に移して学んでいきたいと感じました。 私は高校の英語科の教員を目指していましたが、今後の私自身のキャリアについて深く考える良い機会になりました。(中略)今後の教員としてのキャリアに必ず生きてくると思います。 心理的ケアができるような養護教諭を目指すとともに学校安全とは何かをもう一度考え直していかないといけないと思いました。 3.学校安全について学び、感じたこと ①防犯設備について すごく防犯対策をしている学校だと感じました。授業が始まる時には分厚い壁を閉めていたり、すべてのクラスにバルコニーがありすぐに校庭など外に逃げられるようになっていたり、校門から校舎まですごく距離があったりなどたくさんの対策がなされていました。 教室の設備として、理科室に救急セットがあることに驚きました。私がいた学校ではそのようなものはなかったため、安全に対する意識がよく行き届いていると思いました。 使用時以外は校門を閉めて部外者の不法侵入に対策を講じているそうですが、他の小学校では空いていることがあるように感じます。学校は地域のコミュニティの場になっていることもあります。子どもたちの安全と、地域の学校としての役割を両立することの難しさを感じました。同じ惨劇を繰り返しては決してならないと思います。ですが、閉ざされた学校というのも子供たちにとってもっとも良い学びの場であるのかなとも思います。子どもたちにとって安全で多くのことを学ぶことのできる理想的な学校の実現をしていきたいなと思いました。 学校内がとても開放的だと感じました。窓はモザイクガラスになっておらず、教室のドアは襖のように全開きできることや、学年ごとに小さい職員室があるなど自分が通っていた小学校とは違うことが多く驚きました。事件後に対策として改装されたのだと思うのですが、他の小学校に改善点が反映されていないことが、残念だと思いました。(中略)池田小学校だけでなく、他の小学校も同じような対策をとらなければ、意味がないのかなと思いました。 ②安井義和先生(大阪教育大学学長特別補佐)の講義について (安井先生は)「今後、小学校で事件が起きないために小学校の構造や体制を大きく変えたが、それ以上に教師の意識が事件再発防止において重要である」とおっしゃっており、その言葉が自分の心に深く刻まれました。 事件の実際の犯人の動きやその時の先生方の動きなどを聞いて当時の状況が想像できた。(中略)教育現場は子供たちが安心して学び、成長できる場であらなければならないため、将来教育の現場で働くものとして、この事件を胸に刻んでこれからの勉学に励もうと思いました。 話で聞くだけでは感じることのできない重みを感じ、私も二度とこんな事件を起こさせないように様々なことを学ぼうと深く胸に刻むことができました。今回の訪問で私は児童に安全に学校に来てもらうためには教員一人一人が知識を身に付けることが大切なのだと考えました。 自分が教師になってもし池田小学校のような事件が起こってしまったらどうすればいいのだろうと思いました。訓練など行ったりしていてもやっぱり実際に起こってしまうとパニックになってしまったりするし本当に難しい問題だなと思いました。 以上が受講生たちの感想の一部です。 彼らは今回の訪問で教育者への意欲をさらに高め、本学で充実した学習を続けていくことでしょう。ただ、今回は熱中症の危険性を鑑み、安井先生のご講義は中断するという判断をいたしました。もっと話を聞きたかったという学生の意見もありましたが、今回は奇しくも命の安全について、我々担任教員が判断し行動する姿を学生の皆さんに見て頂くこととなりました。畿央大学で学ぶことで安心できると実感してもらえるように、我々はさらに安全で充実した教育カリキュラムに挑み続けます。学生のことを第一に考える我々ですので、今後の授業展開に期待してください。 現代教育学科 2023年度1回生 担任団 【関連記事】 奈良教育大学と算数・数学教育のゼミ交流!~現代教育学科 椎名ゼミ 1回生131名が「小学校一日見学」に参加しました~現代教育学科
2023.06.06
奈良教育大学と算数・数学教育のゼミ交流!~現代教育学科 椎名ゼミ
2023年5月27日(土)に畿央大学ラーニングコモンズにて、椎名 美穂子教授のゼミが、算数・数学教育における研究交流を奈良教育大学と行いました。畿央大学では教育学部の「深化」に伴って、2023年度より学校教育コースで新たに中学校・高校教諭(数学)一種免許状の取得がスタートし、めざす免許の選択の幅がさらに広がりました。それに先駆け、2022年度から算数・数学教育の椎名ゼミでは、奈良教育大学の数学科教育の舟橋 友香准教授のゼミとの交流を行っています。この交流は嬉しいことに、舟橋先生からのお誘いを受けて始まりました。夏は畿央大学、冬は奈良教育大学で行い、昨年度から続いて3回目です。今回も学生が中心となって企画運営をしてくれました。両大学の3回生11名、4回生9名、院生2名、教員2名の合計24名の参加となり、3回生の発表と院生の発表が行われました。 参加者の声(畿央大学 椎名ゼミ) ゼミ交流と研究を通じて礼儀や心遣いを学ぶよさ ゼミが始まってから2か月の段階で、他大学の方々と交流ができたことは貴重な経験でした。自分の研究の問題意識を書いているときには見えなかった曖昧な箇所に気づくことができ、特に奈良教育大学の院生の方々の発表からは、自身と研究内容が違うにもかかわらず、想像していた研究の何歩も先の段階であること、言葉一つ一つの使い方、説明する順番まで構成されていたことから、新たな視点を得ることができました。今回、交流会の司会を務める役目をいただき、気配りや事前の確認の重要性、相手への礼儀などを学ぶことができました。次回の交流会でも学びを生かし、より良い交流会となるようにしたいと思っています。 教育学部 現代教育学科 学校教育コース 3回生 上田 彪大さん 様々な機会を自分が置かれている状況に柔軟に生かす必要性 4回生にとっては、教員採用試験の直前でありますが、このようなゼミのイベントがあることは、気分のリフレッシュになるのはもちろんのこと、多角的な視点で物事を捉えるといった子どもへの様々な対応を考えることになり、むしろ、教員をめざすにあたって重要な機会であったと考えます。そして、他者の意見を受け止め、その上で「批判的に考察する力」が身につくことになったのではないかと考えています。また、交流会で、3回生、4回生、院生の方々が、積極的に手を挙げて関わって交流を行い、一人ひとりがそれぞれの学びを得られ、成長することに繋がる貴重な会になったと思いました。 教育学部 現代教育学科 学校教育コース 4回生 礒部 裕真さん サポートを通して自分を成長させ、多様に研究を学ぶ大切さ 今回、去年の交流会で得た反省も活かしながら、3回生のサポートの役目をさせてもらいました。3回生の皆さんとは準備を通じて、関わりが深まったと思います。3回生が、質疑応答の時間に積極的に発言したり、休憩時に奈良教育大学学生と楽しく会話をしていたりする姿を見て、充実した気持ちになりました。5月の初期段階の発表ですが、研究の「価値」について改めて考えることができました。また、指揮者が変われば音楽も変わるように、両大学の先生は、本質的には同じでも、視点に違いがあり、刺激をもらうことができました。このような機会をつくってくださった椎名先生と舟橋先生に感謝の気持ちでいっぱいです。 教育学部 現代教育学科 学校教育コース 4回生 吉川 昂佑さん 算数・数学の研究を通して仲間が増える喜び 毎回のゼミでは、一人ひとり発表をした後に、学生同士での意見交換、そして、本学の椎名先生からのフィードバッグといった循環があります。研究の資料作成は、正直大変な面もありますが、自分の考えや研究の進捗を、頭の中だけではなく文字に出して整理して足りない部分に気付き、研究の深まりを実感しています。このような、アウトプットとフィードバッグの循環によって、研究が深まり、仲間の研究についても理解できることを、非常に実感しています。これまでの奈良教育大学とのゼミ交流を通して、多様な研究テーマから新たな気付きやヒントが得られたり、舟橋先生から助言をいただいたりすることで、普段のゼミとは違う気付きや学びがありました。また、算数科・数学科における研究をしている仲間が増えることも交流会を行う良さの1つだと感じています。今回の交流会については、自分と似た研究を行っている奈良教育大学の方がいらっしゃったことが、自分にとって新たな研究視点が得られました。最後に、積極的に参加をしてくださる奈良教育大学の皆様、準備や当日の運営をしてくれた本学の3回生、そして全員のチームワーク力を実感するとともに、畿央大学の学習環境に感謝の気持ちを忘れず、今後も仲間と一緒に自分を高めていきたいと思います。 教育学部 現代教育学科 学校教育コース 4回生 若師 すずかさん 参加者の声(奈良教育大学 船橋ゼミ) 初めてのゼミ交流会で新たな刺激をもらう 今回、奈良教育大学の3回生が訪問させていただきました。研究は話題を決めてからまだ2ヶ月ほどでありましたが、たくさんの質問や意見を交換させていただきました。学内の友人たちとだけでは得られない考えやお話を聞くことができ、改めて自分が何をするべきなのかを整理する機会になりました。先輩方の研究や畿央大学の方の研究は自分では全く思いつきもしないものがたくさんあったのでとても面白く聞くことができました。自分自身の研究には関係のない話でも着眼点や、これから研究を進める上で気をつけるべきことがわかり、より深く考える方法を知ることができました。 今回のことを忘れず、これからの研究に生かせるように頑張っていきたいと思います。次は奈良教育大学でゼミ交流会が行われるので、次回来ていただく時には今回歓迎していただいたように、よりよい交流会になるようにしたいと思います。 教育学部 数学教育専修 3回生 土井 魁人さん ゼミ交流を通じて学んだ今後の研究の方向性 先日は、ゼミ交流会で畿央大学にお招きいただきありがとうございました。まだゼミが始まって2ヶ月しか経っていない状況で、自分が気付けていなかった問題点や、今後の参考になる意見や研究についてもお聞きすることができ、とても貴重な経験をすることができました。また、自分の研究や奈良教育大学学生の研究についてだけではなく、畿央大学の学生さんの研究についても聞くことができ、自分が知らなかった内容や考え方についても触れることができ、とても良い刺激になりました。今後の研究を進めていくにあたって、論文や資料を読む際には「その考えに対して、自分はどう考えたのか」を多角的な視点で「批判的に」物事を見ていきたいと改めて思いました。 次回の交流会では、畿央大学の学生さんの研究に負けない発表ができるように今後の研究に励みたいと思います。12月に奈良教育大学でお待ちしております。 教育学部 数学教育専修 3回生 荒木 大翔さん 研究に対して謙虚に取り組んでいきたい まずはこのような自分たちにとって大変ためになる交流会を開いてくださりありがとうございます。畿央大学の学生さんの研究テーマや同じ大学の3回生の内容を聞いていて、自分たち院生にとって大変刺激をもらえる交流会となりました。研究の世界において勝ち負けという考えは存在しないとは思いますが、自分たち院生という立場を考えるとまだまだ未熟な部分ばかりだなと感じました。そして、改めて研究に対して今よりももっと謙虚に取り組んでいかないといけないと思いました。今回の交流会を通して畿央大学の学生さんの発表を聞いて感じたこと、そして、椎名先生から頂いた助言を元に今後の研究をより深めていけるように前に進んでいこうと思います。最後に、繰り返しとなりますがこのような形で素晴らしい会を開いてくださりありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。 大学院教育学研究科 専門職学位課程 1回生 藤井 翔太さん 畿央大学 椎名 美穂子先生より 開学20周年での奈良教育大学とのゼミ交流を振り返って 中学校数学・高等学校数学の一種免許状取得がスタートすることになった今年度、奈良教育大学との交流が一層深まりをもったことを嬉しく思っています。奈良教育大学の皆様が、いらした瞬間に「素敵な空間!」と喜んでくださったLearning commonsでの開催は、本学の開学20周年を記念する意味もあり、講義室と異なる自由で寛ぎのある空間で有意義な交流となりました。 院生の方々をはじめ、学生さんたちの地道な研究の積み重ねと謙虚な姿勢を感じ、今後の進化が楽しみです。また、舟橋先生の先行研究の解釈、柔軟に研究を創っていく発想を、私も学生と共に学ばせてもらえることは大変貴重な機会となりましたこと、お礼申し上げます。 最後に、本学の3回生、4回生の皆さん、自主的に交流会の準備をしてくれて頼もしく思いました。そして、次回のゼミ交流会においても、双方の大学での学びがより充実するよう、私自身、学生と一緒に研究に励みたいと思っています。24名の参加者全員に感謝いたします。 奈良教育大学 舟橋 友香先生より 畿央大学の皆様と共に編んだひとときを振り返って 畿央大学の皆様、素敵な交流会の環境を用意してくださり、ありがとうございました。共にいる人によって引き出される思考、共にある空気感が導く言葉があるゆえに、本当に楽しいひとときでした。 研究をはじめたばかりの3回生の皆さん、頑張って思いを言語化してくださり、ありがとうございます。これから磨き甲斐のある原石たちに出会えて、とてもわくわくしました。今後の進化を、楽しみにしています。 4回生の皆さん、沢山の質問をありがとうございます。人の研究に思いを寄せなければ、質問は出てきません。1人1人の発表に真剣に向き合ってくれたこと、本当に嬉しく思いました。研究を進めていると、壁にぶち当たり悩むこともあるかと思います。が、大丈夫です、それは順調に進んでいる証拠です。卒論を書き上げる頃、苦しさの先にある、光に満ち溢れた景色に辿り着くことを、心から祈っています。 最後に、椎名先生、貴重な学びの機会をご提供くださり、本当にありがとうございました。学生にとってはもちろん、私にとっても椎名先生のご指摘は大いに学びになるものでした。学生たちに慕われる母の姿、とても素敵でした。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。 このゼミ交流の大きな目的は、算数・数学において見いだした課題を、学生それぞれの視点から研究し、共によりよい算数・数学教育を考えることです。そして、学生中心に運営することを通して対応力と企画力を高めること、他大学との交流を通して人間関係力を高めることも目的としています。 今回は算数の研究が中心となり、椎名ゼミとの交流でしたが、今後は数学も研究の対象として更に広げ、本学の数学に関わる横 弥直浩教授のゼミ、藤井 克哉講師のゼミとも合流し、算数と数学を繋ぐ場として学生同士、教員同士の交流を一層深めていけたらと考えています。 【関連記事】 2023年、教育学部が「深化」します! 1回生131名が「小学校一日見学」に参加しました~現代教育学科|KIO Smile Blog
2023.04.17
畿友会(学生自治会)だよりvol.91~新入生研修をサポート!
こんにちは!畿友会です! 薄桃の桜に鮮やかな緑の葉が混じり合いはじめました。 畿央大学では、長かった春休みが終わり、新学期が始まりました。気持ちを新たに、授業に臨みましょう。 さて、4月6日(木)に、現代教育学科1回生208名を対象に新入生研修が泉南市立文化ホールで行われました。 畿友会も現代教育学科所属の学生が活動サポーターとして参加し、各コースの説明、大学生活や下宿のアドバイスなどを1回生の皆さんにお伝えしました。今後の学生生活に役立てていただければ幸いです。 また、チアリーディング部の皆さんが、1回生を歓迎する素晴らしいパフォーマンスをしてくださいました。元気いっぱいに踊ってくださり、皆さんとても可愛らしかったです。 研修会では、大きなダンボールを使って、クミクミックスという造形活動を行いました。大きなダンボールを切ったり、組み合わせたりして、様々な作品を作成しました。 大きな家、ハート、クリスマスツリー、車、さらにはゾウやプラネタリウムを作成する班もあり、それぞれの班の個性が光っていました。作成時には、班のみんなが意見を出し合い、作業を分担しながら協力して取り組みました。入学してから数日しか経っておらず、お互いに距離がありましたが、この造形活動を通じて、さらに打ち解けることができました。 完成後は、担任の先生も交えて写真撮影をしました。一生の思い出に残る、楽しい活動ができました。 皆さん、一日お疲れ様でした! 畿友会 広報部 現代教育学科3回生 長谷川 慈 Instagram:@kiyukai_kio Twitter:@kiyukai_kio ▶畿友会に関連するブログ記事 KIO Smile Blog
2023.04.17
2023年度新入生研修 学科別レポートvol.4~現代教育学科
畿央大学では入学後の不安を取り除き、担任や同級生との絆を深めるため、学科ごとに「新入生研修」を入学式直後に行っています。第四弾は、現代教育学科の様子をレポートします! 4月6日(木)教育学部の新入生208名で学外研修を実施しました。研修には現代教育学科長をはじめとして、1回生担任の先生方、2・3回生の先輩スタッフ数名が同行し、教員や先輩との交流、新入生同士の友達作りが円滑に進むようにサポートしました。 6台のバスに分乗し、最初の研修場所である泉南市立文化ホールに向かいました。ここでは、担任の自己紹介や先輩方の体験談を聞くオリエンテーションを実施しました。長時間、お話を聞く時間でしたが、1回生はこれから始まる大学生活について多くのことを知るために一生懸命聞いている様子でした。このオリエンテーションの最後には、畿央大学チアリーディング部による演技が行われ、新入生の畿央大学への入学を歓迎しました。 海の近くの泉南りんくう公園での楽しい昼食をはさんで、学外研修のメインである「段ボールの造形活動」を行うために市民体育館へ移動しました。 この活動は、大きな段ボールを使って様々な造形物を作るものです。何を作るのか、どのように作るのかをグループごとに決めて、作品を作り上げます。作業自体は、段ボールを切ったり、切れ目を入れて組み合わせたりというシンプルなものですが、作品を作るためには、丁寧な計画とお互いの協力が必要です。そのための相談や作業の試行錯誤をする過程で、自然と新入生同士で交流をすることになります。1時間半ほどの短い時間ではありましたが、それぞれのグループで創意工夫を凝らして素晴らしい作品が出来上がりました。 最後は、全員で体育館の清掃を行い、再びバスで大学などに戻り解散しました。新入生にとっては、人間関係を自然に築きやすい楽しい機会になり、翌週から授業が始まる大学生活への不安や心配が軽減されたのではないでしょうか。 現代教育学科 1回生担任代表 竹下幸男 関連記事 2023年度新入生研修 学科別レポートvol.3~理学療法学科 2023年度新入生研修 学科別レポートvol.2~健康栄養学科 2023年度新入生研修 学科別レポートvol.1~看護医療学科
2023.03.16
英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.13~無事に帰国!
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。コロナ禍の影響で延期になっていた3回生と2回生あわせて11名が、2022年9月17日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。セメスター留学最後のブログ第12弾は、帰国後に半年間の学びを振り返ってもらいました! 2023年3月6日(月)、現代教育学科英語教育コースの11名が無事に帰国!カナダで過ごした半年間を、それぞれ飾らない言葉で(日本語または英語で)振り返っていただきました。 梅川 遼(2回生) このセメスター留学を終えて、英語の語彙やコミュニケーション能力だけでなく、精神的な面でも変わることができたのではないかと思います。まず、英語の技術面に関して、カナダに来るまで私は英語で話そうとする際には間違いを恐れて簡単な単語で終わらせたり、話が途切れたりしてうまく伝えることができませんでした。この5か月間を通して、「anyway」「you know」「I mean」などの単語を知ることができたので、今では失敗を恐れずに話すことができるようになりました。また、精神的な面でも、日本のようにすべての人が他人のことを気に掛けることはないので、自分で行動するという姿勢がより身についたと考えています。日本よりも寒く、乾燥もしていたので、その乾燥とホームステイのハウスダスト対策はしておけばよかったです。 梅川さんのブログ~ホストファミリーとライブへ! 片山 渚(2回生) 今回のセメスタ―留学で日本人と海外の人との価値観の違いをとても実感しました。最初の頃は日本と比べすぎてこの価値観の違いに戸惑っていました。しかし、時が経つにつれて、その価値観に対する疑問もなくなって、自然と多文化主義のカナダでの生活に溶け込めたように感じます。そして、日本人よりも比較的におおらかな性格のカナディアンや様々な国出身の人達と一緒に生活することで、今まで自分が深刻に考えすぎていたことをもっと気楽に考えられるようになりました。また、カナダの交通機関は日本よりも時間にルーズなので、カナダでは毎日の登下校の際に長い間バスを待つことがよくありました。このような事で、色んな事を許せるようなおおらかで余裕のある人間にもなれたように感じます。 片山さんのブログ~カナダでFIFAワールドカップを観戦! 誉田 いぶき(3回生) 半年間の留学生活を終えました。振り返ると、学校終わりは、海や湖の周りを海外の友人と歩きながら話したり、メープルシロップをかけたパンケーキを食べに行ったりと、毎日充実していました。留学を通して初めて海外の友人ができました。お互いに支えあい、英語を一緒に学んできた友人は、私にとって大切な存在となりました。今では自国に帰った後も、連絡を取り合いビデオ電話もします。 バスで友人の家に向かう途中で見た海が、とても美しく印象的でした。一度訪れてみたいと思っていたため、留学最後の週に一人で行きました。雄大な自然に息をのみました。現地校のGlobal Village には英語が得意な生徒がいて、私はそんな彼らと比べてしまい自信を失うことがありました。そんなときはポジティブに考えて、表現やイントネーションなど上達に必要なスキルを盗むことができる素晴らしいチャンスだと考え、彼らのように話したいという目標を持ちました。半年間は短いですが、留学中はふとした時に、今海外の人とコミュニケーションをとることができているのだと実感し、英語力の伸びに気付く瞬間がありました。このわくわくする気持ちは留学でしか味わえないでしょう。 誉田さんのブログ~ホームステイ先に到着! 高橋 史佳(3回生) セメスター留学で学び、得た一番大きなことは「積極性」です。私は留学に来る前は人に合わせることが多く、人見知りの性格であったため初対面の人と話すことが苦手でした。しかし、語学学校の授業では、生徒は先生にたくさん質問してわからないことはそのままにせずにその場で解決し、コミュニケーションの時間も課題の話題にとどまらずどんどん英語を使って積極的に授業に参加して、自分から発信していかなければ、何も始まらないということを学びました。友達との交流においても自分から話しかけたり、遊びに誘ったり、誘われたら積極的に参加することで、多くの友達を作り、親密な関係を築くことができました。他国の友達を作ると様々な価値観や文化に出会うことができて、とても面白かったです。家でもホストファミリーからの質問を待つだけではなく自分から一緒に過ごす時間を作ったり、質問してみたりすることで多くの時間を過ごせるようにしました。幸運なことに私のホストファミリーは、イベントごとにディナーパーティーを開いたり、休日は外へ連れて行ったりしてくださる方だったので濃い素敵な思い出がたくさんできました。帰国し、友達ともホストファミリーとも気軽に話せる環境ではなくなりましたが、積極的に連絡を取り合い、この関係を続けていきたいと思います。この留学で得たもの全てが私にとって糧であり、宝物です。心の底から行ってよかったと思っています。 高橋さんのブログ~ロッキー山脈ツアーとサンクスギビングデイを体験! 松下 鈴奈(2回生) カナダに行くまで、私は英語を話すのに少し自信がありました。自分は周りの人よりも喋れると思っていました。初日の時点でそれは間違いだったと気が付きました。初めて担任の先生と話した時、速すぎて何を言っているのか分かりませんでした。それからも話すことに自信が持てず、クラスでも自分から答えを言ったり発言したりすることはしませんでした。2か月ほど経った時に英語を話すモチベーションを取り戻して、それからはクラスの中で自ら手を挙げて発言するようにしました。知らなかった単語を自分流にノートにまとめたり、リスニングの練習をしたりと努力し始めました。ホストファミリーとのディナーの時間も聞いているだけではなく、私から質問したり話すようにしたりすると、自分が少しずつでも話せるようになっていると感じました。もう一つ学んだことは、「この瞬間は今しかない」ということでした。現地校の生徒は入学するタイミングも卒業するタイミングも人それぞれです。そのため、私と同じ日に卒業する人もいれば違う人もいます。今まで毎日のように一緒にいた人が急にいなくなる寂しさを改めて学びました。いて当たり前の存在が急に当たり前ではなくなって、この留学は夢だったのかと思う時さえあります。いつも傍にいる人にでも常に親切に接して全力で楽しみ後悔のない日々にしなければいけないと思いました。 松下さんのブログ~New Year in Canada! 西浦 瑠菜(3回生) Through the experience in Victoria, I realized how great it is to communicate with other people. At the Global Village English School, I had a lot of opportunity to communicate with other students from Germany, Brazil, Peru, Mexico, Korea, Taiwan, and so on. By communicating with them, I learned their countries’ culture such as traditional food and events. It was very interesting for me to know their culture and to tell Japanese culture to them. I was very glad to have met the students who had already known about Japanese food and words. Moreover, I think that the people in Victoria are very friendly and cheerful. It’s because when they get off the bus, they say ‘Thank you' to the bus driver. Also, the bus driver says, ‘You are welcome.’ or ‘Have a nice day!’ to the customers. When I got on the bus for the first time, I was surprised and impressed by the communication between the customers and the driver because Japanese people don’t often say ‘Thank you’ to the driver when they get off busses. Even though I felt shy and nervous a little bit when I said ‘Thank you’ to the driver for the first time, I was satisfied by telling my gratitude to the driver. Then I realized that this communication is necessary for us to express our appreciation to drivers for driving, and it also makes both the customers and drivers feel comfortable and brightens up the atmosphere on buses. In Victoria, people talked to not only their friends but also to strangers about weather and sports. Although it was small communication, I really enjoyed it and became interested in it. If I become an English teacher in the future, I will teach how fun it is to communicate with other people. 【西浦さんによる日本語意訳】 ビクトリアでは、乗客がバスを降りる際に運転手に向かって‘Thank you!’と、安全に運転してくれたことに対して感謝の気持ちを伝える文化があり、また運転手も‘You are welcome!’や‘Have a nice day!’と返事をします。日本にはその様な文化がないので、初めてバスを利用した時は少し戸惑い、声に出して伝えるのに少し勇気が必要でしたが、運転手に感謝の気持ちを伝え、運転手との小さなコミュニケーションをとることで、とても明るい気持ちになりました。乗客全員が’Thank you!’と伝えてバスを降りていくので、バスの中の雰囲気も温かく、笑顔が多かったように感じます。当たり前のことだけれど、感謝の気持ちを伝えることの大切さに改めて気付くことが出来ました。 西浦さんのブログ~ビクトリアとトロントへ! 野﨑 有紗(2回生) セメスター留学に参加して、たくさんの視点から異文化や教育について触れることが出来ました。半年の間、ホームステイでホストファミリーと共に生活をしました。各家庭によりますが、何人も留学生を受け入れている家庭があり、私のホームステイ先も常に3人の留学生がいました。違う国の生徒と過ごすため会話は常に英語なので、英語力がより伸びる環境にいることができます。学校では、習った文法を使って4技能をすべて駆使して確実に文法の定着をめざしました。特に英語を話す機会はものすごく多いため、その日習った文法を日常で使うことを意識し、それを使えた際には達成感も得られました。毎週月曜日に行われるクイズでは、先週習った文法の振り返りをするため、毎日勉強をし続けることが求められます。そこで高い点数を取り続け、授業にも積極的に参加することで先生から評価を得てレベルアップすることもできます。放課後には、学校に残って友人と雑談をしたり、遊びに行ったりと充実した時間を過ごすことができました。カフェやビリヤード、ダウンタウン(中心街)の散策など友人と英語を話しながらたくさんの経験を通して楽しい時間を過ごすことが出来ました。間違いなくここヴィクトリアで考え方や性格も成長することができ、家族や友人にもそう言ってもらえたことで、このセメスター留学に参加してよかったと思いました。 野崎さんのブログ~HAPPY HOLIDAY!! from Canada 藤井 愛理(3回生) I had a lot of nice experience in Victoria, Canada that I couldn’t do in Japan. I am going to write a blog in terms of school life, homestay and Victoria. First, I was studying at Global Village, a language school for learning English, for 24 weeks in downtown. There were a lot of students from many countries such as Mexico, Brazil, Korea, Russia, Peru, Argentina, Columbia and Thailand. In the first class, I couldn’t catch the English that teachers and students were speaking because they were doing so fast. At that time, I was so nervous and worried, and I felt the class was not suitable for my English level. However, I didn’t want to give up, so I tried to speak to as many classmates as possible in English. After a few months, I became more confident in speaking English little by little. I learned a large number of different cultures and different ways of thinking from my own one through conversations with friends from many countries. Furthermore, teachers at school were so kind and friendly that I could ask many questions and share interesting stories with them. I learned the importance of speaking to people in English actively. Second, I was living with a host mother. She was very kind and warmly welcomed me as a part of her family members. She prepared breakfast, lunch and dinner for me every day. I enjoyed dinner almost every day while I was talking with her. Also, I was watching movies on Netflix without subtitles with her almost every night. Fortunately, I spent Christmas day with her family. Her sons and grandsons came to house, and we had nice dinner. After that, we exchanged Christmas gifts each other. It was so wonderful time. When I left home for the last time, I couldn’t stop crying because I missed her so much. If I go to Canada again, I would definitely visit her. Third, I experienced a lot of different cultures in Victoria from Japanese ones. The most surprising thing was that drugs were legal in Canada, so some parts of town were filled with the smell of them. Besides, buses in Victoria usually didn’t come on time, so we had to pay attention to when the buses came. These experiences were not only the most exciting but also the most challenging that I have ever done. I feel like my personality has changed a little for the better thanks to studying abroad. I really recommend going abroad to study English and also feel different cultures. 【藤井さんによる日本語意訳】 学校生活、ホームステイ先、ビクトリア全体の三つの観点からブログを書いていきます。学校には、たくさんの国から英語を学びに来ている生徒がいました。最初の頃は、先生やクラスメイトが話している英語のスピードが速すぎてほとんど聞き取れないまま授業を受けていました。クラスに友達もいなくてとても緊張していたうえに、クラスの英語のレベルが自分に合っていないのではないかと思いとても不安でした。しかし、時間が経てば慣れるのではないかという気持ちがあり、クラスメイトに英語で話しかけてみたり授業で分からないことを聞いてみたりしていくうちに、自信をもって英語で話すことができるようになっていきました。この経験から、間違うことを恐れずに積極的に英語で話していくことの大切さを学びました。ホストファミリーはとても優しい方たちで、本当の家族のように接してくれました。ほぼ毎晩ネットフリックスで一緒に映画を観たり、お家でクリスマスパーティーをしたりと、とてもたくさんの楽しい思い出ができました。私がビクトリアに行って一番驚いたことは大麻が合法なため、あらゆるところでたばこ感覚で吸っている人がいたことです。帰るまでにおいには慣れませんでした。ビクトリア留学は自分にとってとても挑戦的なことでしたが、すべてをふまえて楽しかったです。英語だけでなく異文化を実際に体験できるので良い機会だったと思います。 藤井さんのブログ~11月のビクトリアとナイアガラの滝! 山本 沙希(2回生) 私は半年間の留学で、沢山の良い経験やつらかった経験をしました。カナダに着いてホストファミリーの家に行った時は、ホストファミリーの話す速度が速くて集中して聞いていても聞き取ることができず、会話が成立しない日々が続いていました。留学をする前にある程度、日常会話のフレーズを覚えていったのにも関わらず、実際に話すと全く活用することができなかったため、この経験を通じて実際に色々な人と話をしてその人たちから文法やフレーズを学ぶ方が英語は上達すると感じました。最もつらいと感じた経験はホームステイです。留学が始まってまだ何もわからず不安だった時にホームステイで食事を作ってくれないという問題がありとても困りましたが、ホームステイ先を変えてその後は楽しい生活を送ることができました。今となってはこのような経験をして良かったと思っています。私が最も良いと思った経験は語学学校で沢山の国の人に出会えたことです。全世界のあらゆる国から年齢も国も違った人たちと友達になり、お互いの国の良さや文化を紹介したり学校のアクティビティに一緒に参加したりして交流を深める事ができたのは私にとって一番の良い思い出でした。半年間が長かったようで短く感じたのは色々な経験をしていく中でカナダの文化などを学び、多国籍の友達と留学生活を充実させることができたからだと思います。一生忘れる事のない貴重な体験ができて良かったです。 山本さんのブログ~有名レストランとワイナリーが集まるイベントに参加! 吉田 茉生(2回生) 今回の留学を通して、自分自身が成長できたと感じています。カナダで生活を始めた頃は、慣れない生活と言語の壁によって苦しんでいました。話したいけれど話せない、表現したいけれど単語が出てこないという葛藤を抱えていました。英語を上達させるためにはもっと海外の友達と関わった方が良いということを分かっていたにも関わらず、いつか誰かが話しかけてくれるだろうという期待を持ちながら、日本人の多い環境に甘えていた時期もありました。ただその後、その環境から一歩踏み出すことができ、海外の友達が増えていきました。その時に自分から行動しないと何も変わらないということを学びました。 最後の数か月間は、友達と心から笑って過ごすことができました。ただ、このように楽しめたのは真剣に相談に乗ってくれた人や優しく接してくれた人のおかげだと感謝しています。 留学が終わって以前よりも笑っていて、明るくなったといわれることが増えました。そして自分自身では積極性が身についたと感じています。 吉田さんのブログ~カナダならではのアクティビティを紹介! 吉田 和華(2回生) 約6か月の留学を経験して学んだことは、最初どんなに不安だったとしても、同じことを繰り返しているとその環境に慣れて楽しむことが出来るときが来るということです。セメスター留学が始まった頃は、ホストファミリーとの関係、慣れない英会話、すべてが新しい環境で、さらに長期の留学ということで英語を上達させるために「たくさん英語を話さなければ」という責任感を感じ、これからのことをすごく心配していました。しかし、ホストファミリーや学校の友達、先生と関わり、毎日を繰り返しているうちに、その環境を楽しめるようになりました。学校には日本人留学生も含めて、様々な年齢や国籍の人が集まっていて、それぞれいろんな考えをもっていて、話すことがたくさんあり、話すたびに新しい発見があります。そんな考えの違いや新しい発見を毎日楽しめるのが留学の醍醐味だと思います。 ▼同日帰国した短期語学留学生も一緒に記念撮影! 【関連記事】 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.12~留学生活を振り返って 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.11~高校でカナダの教育を体感! 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.10~カナダならではのアクティビティを紹介! 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.9~有名レストランとワイナリーが集まるイベントに参加! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.8~New Year in Canada! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.7~HAPPY HOLIDAY!! from Canada 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.6~カナダでFIFAワールドカップを観戦! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.5~ホストファミリーとライブへ! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.4~11月のビクトリアとナイアガラの滝! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.3~ビクトリアとトロントへ! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.2~ロッキー山脈ツアーとサンクスギビングデイを体験! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.1~ホームステイ先に到着! セメスター留学1期生、カナダへ出発!~現代教育学科 英語教育コース 「セメスター留学」が始まります!~現代教育学科
2023.03.04
英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.12~留学生活を振り返って
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。コロナ禍の影響で延期になっていた3回生と2回生あわせて11名が、2022年9月17日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。ブログ第12弾では、時系列に半年間を振り返ってくれました。 こんにちは。教育学部現代教育学科2回生の吉田和華です。半年間の留学生活も終わりが近づき、この現地リポートも最後になるので、今回は今までのセメスター留学での経験を、月ごとに追って説明していきたいと思います。 9月 Orange Shirts Day 9月30日のOrange Shirts Dayは文化的ジェノサイドによって深く傷つけられたり、寄宿学校の虐待によって殺害されたカナダ先住民の子供たちに思いをはせる日です。実際にカナダでは学校やホームステイ先の家庭でお話を聴いたり、当日は町中にオレンジのTシャツを着ている人がいたり、集会が行われていたりしました。 10月 Halloween 10月30日のハロウィンの日には、朝から学校に仮装して登校しました。先生も生徒も仮装しながら授業をして、ハロウィンにちなんだゲームやお話を授業内で行ったり、お菓子をもらったり、授業でもハロウィンの雰囲気を感じることが出来ました。また、夕方にはホストシスターと一緒に、「トリック・オア・トリート」と唱えながら、お菓子をもらいにご近所を回りました。子供のころにも経験できなかった体験が出来て、現地のハロウィンの雰囲気を沢山感じることが出来た素敵な一日でした。 11月 Party マザーの友達の誕生日会がホストファミリーの家で開かれました。私もハウスメイトもそれぞれ友達を呼んで、ホストファミリーの友達も集まって、大人数での持ち寄りパーティーでした。知らない人だらけで最初は緊張していましたが、たくさんのネイティブの方と会話できる貴重な体験でした。 12月 Heavy Snow 12月20日には大雪が降りました。カナダでも珍しいくらいの大雪で、バスが運行できなくなり、二日間学校が休みになりました。子供のころ以来なかなか経験できなかった久しぶりの大雪にテンションが上がって、長靴や防寒服をホストファミリーに借りて、雪の中を歩き回りました。 Christmas Dinner 12月22日にホストファミリーとクリスマスディナーを食べました。カナダでは一般的にクリスマス当日は家族でゆっくり過ごすので、私のホストファミリーの家ではクリスマスの数日前に料理をたくさん作って、その作り置きをクリスマス当日まで食べるようにしているそうです。なかでもターキーはクリスマスの定番ですが、実は今までクリスマスの日に食べたことがなかったので、クリスマスらしい迫力満点のターキーを食べることが出来て良かったです。 1月 Dine Around 1月19日に30以上のビクトリアのレストランが集まる「Dine Around Gala Launch」というイベントに行きました。実際に会場内で作る様子を見たり、料理の説明を聞くことが出来ます。中でも一番おいしかったのは、「Empress Hotel」のスモークサーモンでした。 2月 留学の終わりが近づき、日本に帰る事がうれしい反面、カナダを離れることに寂しさや焦りを感じています。そうやっていろいろ考えて、少し頭を整理したいときに家の近くのお気に入りの海を良く見に行きます。ここには散歩中の人や犬がよく訪れます。時間によっては夕日も良く見えるので、リラックスするにはうってつけの場所です。 最後に 留学生活が本当に残りわずかになり、1日1日を大切に思いながら過ごしています。カナダに来てから本当に多くの出会いがあり、それと同時に多くの別れもあり、毎日忙しなく過ごす中で、ホストファミリーや学校の友達や先生の優しさに助けられながら、日々成長していると感じています。残り数週間、後悔のないように過ごしたいと思います。 現代教育学科英語教育コース2回生 吉田 和華 【関連記事】 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.11~高校でカナダの教育を体感! 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.10~カナダならではのアクティビティを紹介! 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.9~有名レストランとワイナリーが集まるイベントに参加! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.8~New Year in Canada! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.7~HAPPY HOLIDAY!! from Canada 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.6~カナダでFIFAワールドカップを観戦! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.5~ホストファミリーとライブへ! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.4~11月のビクトリアとナイアガラの滝! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.3~ビクトリアとトロントへ! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.2~ロッキー山脈ツアーとサンクスギビングデイを体験! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.1~ホームステイ先に到着! セメスター留学1期生、カナダへ出発!~現代教育学科 英語教育コース 「セメスター留学」が始まります!~現代教育学科
2023.03.02
英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.11~高校でカナダの教育を体感!
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。コロナ禍の影響で延期になっていた3回生と2回生あわせて11名が、2022年9月17日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。ブログ第11弾では、ビクトリア高校を訪問した様子を現代教育学科の福島先生が報告してくれました。 いよいよセメスター留学も残り2週間弱です。2月22日(水)午後は、ビクトリア市内の高校を訪問しました。 カナダで一番気候が温暖と言われるビクトリア市の本日の天気は摂氏マイナス2度。冷たい風が吹きつけます。 ビクトリア高校はカナダ西海岸の公立高校では歴史が古く、由緒ある高校です。実際の校舎は改装中で、現在は仮の校舎で運営されているそうです。 ▼エントランスの様子 訪問した2月22日は「ピンクシャツデー」でした。日本でも取り扱われるようになった「いじめ反対」の意思表示をするキャンペーン、実はカナダの高校での出来事がきっかけです。校内では、ピンク色のものを身につけた先生と生徒、そしてピンク色の掲示物が目立ちました。 以下、2つの授業を見学させていただきました。 English Language Support 最初はMcKay 先生のEnglish Language Support のクラスです。英語教師をめざす学生のために、Teaching Proficiency through Reading and Storytelling (TPRS)を用いた授業実践を見せていただきました。 授業では、McKay先生と生徒たちが話をする過程を経て、文法事項や新しい単語が紹介されていきます。雑談のように見える会話も、McKay先生のテンポの良い語りで知らぬまに学習の一部に結びつきます。 French Immersion class 続いて向かったのは Morrison先生のFrench Immersion classです。英語と仏語の二言語を公用語 とするカナダでは、母語とは違う第2言語で通常教科の全て(又は一部)を教えるイマージョン教育という試みが多くの学校で行われています。 授業では生徒が即興で「トラブル解決のために議論をする」という場面を演じていました。フランス語が分からなくても先生のダイナミックな授業運営に引きつけられます。先生からは「外国語を教えるのは母語話者でないといけないということはないのです。私自身がフランス語母語話者ではなくても、自信を持って話すことが大切だと思っています。」と教えていただきました。 多くのクラスでは、授業開始前にこちらに携帯電話を預けるルールのようでした。 学校案内では、さまざまな状況の生徒に対応する学校の仕組みを教えていただきました。カウンセリングルームは複数設置されています。 図書館は、本を探すだけでなく、英語を母語としない生徒、授業進度に困難を抱える生徒、さらには、授業準備で大変な先生方へのサポート体制が整っています。 英語学習者の私たちのために役立つ学習資料も紹介してくださいました。 こちらは地域に根差しつつ、様々な背景を持つ人たちと共生することをテーマとした、地元のアーティストと生徒の共同作品だそうです。 最後は教頭先生と英語の先生を交え、学生からの様々な質問に答えていただきました。カナダの学校の現状や、カリキュラムの基になるコア能力(Core Competencies)、教員としての職場環境、さらには実際に教壇に立つ時に参考になるアドバイスも多くいただき、これからもいつでも質問があれば教えてね、と心強いお言葉をいただきました。 セメスター留学期間中に色々な苦労を乗り切ってきた学生たちは、英語のディスカッションにも積極的に参加しており、予定時間をオーバーしてしまうほどでした。 日本と異なる学校の様子に、驚きや新たな発見、そして参考になる部分も多かったようです。本日の学びが日本の教育現場でどのように応用できるのかを振り返り、指導案作成や実習における教育実践に活かしてくれることを期待しています。 現代教育学科 講師 福島 玲枝 【関連記事】 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.10~カナダならではのアクティビティを紹介! 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.9~有名レストランとワイナリーが集まるイベントに参加! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.8~New Year in Canada! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.7~HAPPY HOLIDAY!! from Canada 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.6~カナダでFIFAワールドカップを観戦! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.5~ホストファミリーとライブへ! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.4~11月のビクトリアとナイアガラの滝! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.3~ビクトリアとトロントへ! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.2~ロッキー山脈ツアーとサンクスギビングデイを体験! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.1~ホームステイ先に到着! セメスター留学1期生、カナダへ出発!~現代教育学科 英語教育コース 「セメスター留学」が始まります!~現代教育学科
2023.02.26
1回生131名が「小学校一日見学」に参加しました~現代教育学科
「小学校一日見学」は畿央大学教育学部が独自に設置している「小学校教育実習」「養護実習」を履修するための必修科目です。早い時期に学校の現場を経験することをねらいにしています。 平成22年度より大阪教育大学附属小学校並びに大阪教育大学のご厚意により、平成30年度までは附属天王寺小学校、翌年からは附属平野小学校で受け入れていただきました。一昨年度、昨年度は新型コロナ感染対策のためオンライン形式で実施しましたが、今年度は学校を訪問して実施することができました。例年、午前中4時間の授業参観、午後は副校長先生による講話と1日を振り返るレポート作成というプログラムで実施してきました。今回は、コロナ感染防止対策として午前のみの実施としました。参加者は131名でした。 3時間の授業参観と1時間の副校長先生による講話が主なプログラムです。保健教育コースの学生には授業参観のうち1時間は養護の先生による講話をしていただきました。 授業参観は1年生から6年生の配当された学級で、学習の様子を参観させていただきました。教員の立場から1時間毎に異なる教科の指導を目にする、とてもよい機会となりました。4時間目は、南副校長先生の講話です。まず、参観した授業から「小学校教員の魅力」「小学校教員の責務」「小学校教員の職務内容」についてお話があり、「教師の場作り・働きかけのよさ」「子どもが『光っている』瞬間」を視点としてグループ討議を行いました。そして、目の前の子どもたちの気付きから学習がはじまること、子どもの興味・関心を喚起し、自力解決できるよう支えていくことが教師の役割であること、教師の仕事には専門性と同時に人間性が求められることなど、教師の役割とやりがいについて語ってくださいました。 学生は帰宅してから半日を振り返りレポートをまとめました。今日の出来事を言葉で表現することによって、教職への思いを一層強くしたことでしょう。 半日の様子を写真と学生の感想で紹介します。 ◇授業の参観 ●3限目に見学した理科の授業では、果敢に実験し、成功しなかったときに何故成功しなかったのか、どこが問題だったのかを自分で発見し、解決策を探している姿が多くあった。教師がすべて教えるのではなく子ども達自身で発見し、解決策を見つけることがより良い成長につながることがよくわかった。 ●児童が積極的に発表できる環境の大切さです。私が小学生の頃は、恥ずかしくてクラスのみんなの前で発表することにとても消極的でした。しかし、今回参観したクラスではどの児童も物怖じすることなく積極的に発表していました。その背景には、発表した児童の意見に対して先生が「どうでしょう?」とクラス全体に問いかけ、反応やさらなる意見を求めていたことがあるのではないかと思いました。クラスのみんなが何かしらの反応をしてくれることで発表した児童に自信がついたり、次も間違えることなどを恐れずに発表できるのではないかと思いました。 ◇子どもへの対応 ●授業中、私の想像以上に教室の中に飛び交う子どもたちの私語は多かった。ただ先生の捉え方は違っていた。先生が話す前に児童が喋っていると、少し静かにするよう合図を送るものの、その中から必要な情報(言葉)を的確に拾っていた。ある児童の問いに対して、これは他にも同じ疑問を持っている子がいそうだなと思われる発言は、全員に共有したうえで問いかけていた。勿論先生は答えを知っているけど、それを答えるのではなく、児童の疑問は児童が解決することで、さらなる深い学びにつながっているとわかった。 ●今回の見学を通しての反省点を挙げるとするならば、長い休み時間の時に「周りの輪に入って行けずに15分間一人で過ごしていて寂しかった」と休み時間終わりに訴えた子が居た。その子が一人で居ることに気付いてあげることができなかったのは、自分にとって大きい反省点である。3回生で教育実習に行く際は、この反省点を踏まえて行動したいと考えている。 ◇ICT ●子どもたちの学習活動について私たちの小学生時代と大きく異なっていたのは、PCを用いた授業が当たり前となっていた事であった。分からない事を調べるだけでなく、画像をクラスで共有したりページを見やすく矢印で繋げる作業をしたり、大学生の私たちが行うような事を小学生の頃から行っている今の子どもたちのICTへの適応力に驚かされた。また、先生方もPCを活用した授業づくりをしっかり行っており先生方の授業づくりに対する努力がみられ、大学生の私たちは今のうちからよりPCに慣れ当たり前に授業に盛り込めるような技術をつけなければいけないと痛感した。 ◇養護教諭 ●養護教諭の先生が実際に工夫して行っている取り組みについてです。養護教諭は保健室で、全児童の心身の健康をサポートすることになります。しかし、全てを担っていては保健室がうまく回らなくなり、児童にも良い影響を及ぼさないことが、養護教諭の方のお話から伝わってきました。そのため、他の先生方にも連携・協力してもらい、頼ることを肯定的に捉える視点が必要だと学びました。 ●養護教諭の役割は、大学の授業で取り扱われて、知識としては知っていたが、自分の想像していたものとは違った点もいくつかあった。 養護教諭になりたいという思いはより強くなり、また小学校教員の魅力もよく感じたことによって、自分の進路についてまた見つめ直す良い機会となった。 ◇講話を聞いて ●副校長先生の講話の「教師は子どもたちと同じ方向をむいて、ともに進む伴走者であり、共同探究者である」という言葉である。教師は子どもたちに教えるというイメージが強く、子どもたちを将来へと導くのが役割であるという考えが残っていると思う。しかし、今日の見学のたった3時間でも、がやがやしていても先生が「切り替え」と言ったらすぐに切り替えができるのだと学んだり、私よりもたくさんの折り紙の折り方を知っている子など、子どもたちから学ぶこともたくさんあった。毎日子どもたちを一緒にいる先生は、毎日子どもたちが学んでいるのと同じくらい、それより多く学びがあるのだと思った。 ●副校長先生のお話であったように、今回の実習では小学校教員の①魅力、②責務、③職務内容の3つを習得することが出来たと思う。具体的には、まず魅力については、正直なところ、この実習に行くまで、教員にはなりたいが想像がつかず、めざすことへの不安感があった。しかし、今回の実習で実際に子供と触れ合い、授業も受けることができたことで、それらへの楽しさを感じることができ、自分と一回りも違うかわいい生徒たちに愛着が持て、この子たちに勉強を教えてあげたいと思った。そしてそれはすごくやりがいのあることだということも感じることができ、教員志望の気持ちがすごく高まった。 ◇一日を通して ●今回の実習を通して、短い時間でもたくさんのことを学んだり気づくことができ、教員になることに対する自分のモチベーションが向上しました。副校長先生のお話でもあったように、時代に対応した教員としての専門性を身につけるだけでなく、人間性を磨き高めることが大切だと思いました。 ●小学校一日見学を通して、たった3限だが、改めて教師の仕事のやりがいと大変さを知らされた。子どもたちの本当に貴重な時間を任される責任を改めて認識し、子どもたちと共に学び成長していけるような教師になることを目標にして、2回生からの授業に気合いを入れて挑もうと思うことができた。 最後に、学生に貴重な学びの場をご提供くださった大阪教育大学並びに附属平野小学校に深く感謝申し上げます。 【関連記事】 小学校1日見学、2020年度はオンラインで開催!~現代教育学科 小学校1日見学に145名が参加!~現代教育学科 大阪教育大学附属池田小学校を訪問し、「安全で安心できる学校づくり」を考える~現代教育学科 小学校1日見学に159名が参加!~現代教育学科 1回生が大阪教育大学附属池田小学校を訪問!~現代教育学科 小学校1日見学に134名が参加!~現代教育学科
2023.02.21
カナダ短期語学留学2023 現地リポートvol.1~出発編(オリエンテーション~到着まで)
学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。コロナ感染拡大の影響で3年ぶりの実施となる今回、5学科9名の学生が2023年2月17日(金)~3月6日(月)までの18日間をカナダのGlobal Villageで過ごします。英語学習はもちろん、カナダの文化に触れることができ、博物館や美術館鑑賞、アイスホッケー観戦、コンサートなど課外アクティビティを自分で計画して、カナダでの生活を満喫します。オリエンテーションからカナダ到着までをリポートしたブログ第1弾が届きました! こんにちは。教育学部現代教育学科4回生の山田実芙です。現在、カナダのビクトリアに留学中です。出発前のオリエンテーションからカナダに到着するまでをリポートします。 今回の留学に参加しようと思ったのは、以前から「なんとなく留学をしてみたい」という気持ちを持ち続けていたからです。短期語学留学の案内がちょうど就職活動を終えていた頃に来たので、「今が絶好の機会だ!」と考え、思い切って参加することを決心しました。少し勇気のいることでしたが、事前オリエンテーションに参加すると先生方や旅行会社の方が丁寧に説明をしてくださり、また、質問にも分かりやすく応えてくださって、安心することができました。 ▼事前オリエンテーション(撮影時のみマスクを外しています) 今回の留学で期待しているのは、色々な人の価値観や国の文化を学び、自分自身の成長につなげられるようにすることです。そのためには、自分から積極的に声をかけることが重要だと思っています。今回の留学に参加するメンバーの中で4回生の参加は私だけだったので初めはドキドキしていましたが、声をかけるとみんなにこやかに話をしてくれました。たくさん話をする中で、「こんな考え方があるんだな」「その発想面白い!」など、すでに刺激をもらっています。カナダでの生活においても、色々なことを吸収していけるようにしたいです。 ▼いよいよカナダへ出発! 機内では、英語を勉強している人や映画を見ている人、本を読んでいる人など、様々な様子が見られます。とても長いフライトですが、皆時間を有効活用して楽しんでいます。 バンクーバー国際空港に到着!その後、バンクーバーの南にあるトワッセン港からBCフェリーで、バンクーバー島のスワッツ港(ビクトリア)に向かいます。 ▼バンクーバー国際空港に到着 ▼トワッセン港(バンクーバー)からBCフェリーに乗船 ▼フェリーにて ビクトリアに到着してからは、ホームステイ先に行ってバラバラになりますが、支え合いながら意味のある留学となるために、頑張りたいと思っています。 ▼スワッツ港に到着 ▼それぞれホームステイ先へ! 教育学部 現代教育学科 4回生 山田 実芙 【関連記事】 過去の短期語学留学の記事はコチラへ 現代教育学科英語教育コース セメスター留学の記事はコチラへ
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