2024年10月の記事

2024.10.04

【快挙】挑戦と革新:第22回日本神経理学療法学会学術大会での輝かしい成果を収めました!

最優秀賞を含む各賞に本学関係者が受賞!   2024年9月28日、29日に開催された第22回日本神経理学療法学会学術大会が2,100名以上の参加者を集め、大きな成功を収めて閉幕しました。本学関係者の活躍が光る素晴らしい大会となりましたので、その成果をご報告いたします。   大学院修了者ならびに在学生の輝かしい受賞 本学大学院健康科学研究科の修了生および在学生が、666演題の中から、見事に受賞の栄誉を手にしました。 最優秀賞(1名) 宮脇 裕 氏(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人間拡張研究センター、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター;2021年3月本学大学院博士後期課程修了、森岡周研究室) 演題名:運動主体感の減少が脳卒中後の上肢使用量にもたらす影響とは?   優秀賞(3名のうち2名) 藤井 慎太郎 氏(西大和リハビリテーション病院;2024年9月本学大学院博士後期課程修了、森岡周研究室)※写真向かって左から2人目 演題名:パーキンソン病患者における歩行障害の特徴―重心追尾型歩行計測システムを用いた運動学的特徴に着目して― 三枝 信吾 氏(東海大学文明研究所、畿央大学大学院博士後期課程在籍、森岡周研究室)※写真向かって一番右 演題名:回復期脳卒中患者はなぜ歩行を重要と認識しているか―半構造化インタビュー法を用いた質的研究―   奨励賞(5名のうち2名) 奥田 悠太 氏(公益財団法人脳血管研究所美原記念病院;2023年3月本学大学院修士課程修了、岡田洋平研究室)※写真向かって左から2番目 演題名:脊髄小脳変性症患者の歩行中における転倒発生状況の検討   赤口 諒 氏(摂南総合病院;2024年9月本学大学院博士後期課程修了、森岡周研究室)※写真向かって一番左 演題名:脳卒中症例の物体把持動作の特徴-予測制御の成否と過剰出力・動作不安定性との関連に着目して   これらの受賞は、本学の教育・研究プログラムの質の高さを示すとともに、修了生たちの継続的な努力と成長を表しています。 セレクション演題選出者 博士後期課程(森岡周研究室)に在籍中の乾 康浩 氏と立石 貴樹 氏(武蔵ヶ丘病院;2024年3月本学大学院修士課程修了)は、惜しくも受賞には至りませんでしたが、666演題の中から25題しか選ばれないセレクション演題に選出されたことは、大きな評価に値します。特筆すべきは、乾氏が2年連続でこの選出を受けたことです。   新たな研究の潮流 今大会では、最優秀賞に「脳卒中後片麻痺患者の身体性(運動主体感)の変容」に関する研究が、優秀賞に「脳卒中後片麻痺患者の主観的意識経験に関する質的研究」が選ばれました。これは、【新学術領域研究】および【CREST研究】から進展している神経理学療法学の分野の新たな方向性を模索していることを示唆しています。   未来への展望 本学では、これらの最新の研究動向を踏まえ、より革新的かつ包括的な理学療法教育・研究を目指してまいります。学生の皆さんには、この分野の無限の可能性に挑戦し、自らの「粘り」で、こうした先輩たちに続くように、新たな知見を切り開いていってほしいと思います。 最後に、今回の成果を支えてくださった全ての関係者の皆様に心からの感謝を申し上げます。皆様の継続的なサポートが、本学の研究者たちを大きく後押ししています。 今後も本学は、理学療法学、ならびに世界の科学の発展に寄与し、社会に貢献できる人材の育成に全力を尽くしてまいります。高校生の皆さん、現場で働いている皆さん、研究者の皆さん、ぜひ本学の取り組みにご注目ください。   畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター長 森岡 周   関連記事 森岡研究室の同門会に院生・修了生49名が参加!~健康科学研究科 本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科 第28回 日本ペインリハビリテーション学会 学術大会で大学院生が一般口述演題奨励賞を受賞しました!~健康科学研究科 【快挙】大学院生の研究において、脳卒中患者の物体把持の測定における新しいアプローチを開発しました。 【学生×実習先インタビュー】実習での症例を基にした卒業研究が国際誌に!vol.2~岩佐さん×赤口さん 【学生×実習先インタビュー】実習での症例を基にした卒業研究が国際誌に!vol.1~淡路さん×渕上さん 健康科学研究科の記事 理学療法学科の記事

2024.10.02

英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.1~今年は3人がカナダへ!

2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間にわたって英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。今年度は、2回生3名が、2024年9月21日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。現地からの学生リポート第1弾です!   こんにちは。現代教育学科 英語教育コース2回生の池田 一樹です。現在、カナダのビクトリアに畿央大学の学生3人が留学中で、現地での様子をリポートしていきます。私たちが通っている語学学校、Global Village (通称GV)は以前から畿央大学の学生がお世話になっている学校で、様々な国の留学生と関わることができる学校です。     私のクラスGV4では会話をベースとした授業が展開されており、英語教員を志す私にとって、学生として、先生としての2つの視点から授業を学ぶことができるため、すごく刺激的で毎日の学校がとても楽しみです。また、様々な国や地域からの留学生がいるため、それぞれの地域の文化や生活を知ることができ、授業外での学びもたくさんあり、毎日がとても楽しいです。   カナダのビクトリアという都市は、自然が豊かで非常に落ち着いた街です。通学路に様々な野生の生き物がいて、動物が好きな私にとっては、毎日、無料の動物園にいるかのような気分です。植生や、野生に暮らす生き物も日本とは異なるため、ただ歩いているだけでもすごく楽しいです。       ダウンタウンへ出ると、お城のような議事堂や、ユニバーサルスタジオジャパンにいるかのような街並みは私たちをワクワクさせます。     中でも気になっていたものが、なんといっても日本のお菓子を扱うお店(Oni-Oni)。     ここでは日本生まれのお菓子やジュースがたくさん並んでいて、どれも恋しく、買って帰ろうと手に取りびっくり。ごく普通のハイチュウでさえ、1つ300円、400円。午後の紅茶も1本400円と破格。あれもこれもとたくさん手に取っていたものも気づけば数個。円安には悩まされるばかりです。日本に帰ったらたくさん食べたいと思います。     そしてホームステイ。私のホームステイ先にはコロンビアからの留学生がいましたが、先日違うホームステイ先へと行ってしまいました。彼が喜ぶかと思い、先ほどのお菓子のお店(Oni-Oni)でお菓子を買って彼にあげると、とても気に入った様子で、ほとんど食べられてしまいました。日本の文化が世界に受け入れられて嬉しかったですが、私の財布は泣いていました。そして彼の好きな日本語は「いただきます」です。なぜかわかりませんが、ずっと繰り返し「いただきます」「いただきます」と言っていました。彼と仲良くなれたのも日本の文化があってこそです。文化の違いがおもしろいということは世界共通だと認識することができました。   ▼ブログ掲載の許可を取り忘れたのでボカシを入れています。     また10月31日にはハロウィンがあるため、私のホームステイ先のホストマザーはせっせと毎日ハロウィンに向けての準備を頑張っています。それもそのはず。数年前までコロナの影響で、ハロウィンでさえも規制されていたため、気合いが入るのも納得です。   またGVでは、ハロウィンの日、先生でさえも仮装して学校へ行くそうです。家での準備が進むたびに、私も仮装の準備もまたしなければと焦るばかりですが、一足先にハロウィンを感じることができて、より10月31日が待ち遠しくなりました。     カナダに来て1週間、耳は慣れてきたものの、まだまだ話すことは難しいです。たくさん挑戦し、失敗して実のある半年間にしたいです。   最後までご覧いただきありがとうございました。   現代教育学科英語教育コース 2回生 池田 一樹 関連記事 ▶ イギリス短期語学留学2024についての記事は こちら ▶ 理学療法学科 海外インターンシップ2024 in 台湾の記事は こちら ▶ カナダ短期語学留学2024の記事は こちら  

2024.10.01

「アルツハイマーデー」啓発活動報告~看護実践研究センター 認知症ケア部門

1回生の有志学生10名が「超高齢社会に向けて、私たちにできること」をテーマにして「より多くの人に認知症のことを正しく理解してもらいたい」という願いで今回のイベントをアルツハイマーデーである9月21日(土)に合わせて、大学の近隣であるエコール・マミでイベントを行いました。 アルツハイマーデーとは 世界アルツハイマーデーは、1994年に国際アルツハイマー病協会(ADI)と世界保健機構(WHO)によって制定されました。この日は、アルツハイマー病やその他の認知症に対する認識を高め、患者やその家族に対する支援と希望を提供することを目的としました。   9月は「アルツハイマー月間」として、認知症に対する理解を深め、支援の輪を広げることを目指されています。我が国においても、本年1月1日に「認知症基本法」が施行され、9月は「認知症月間」、9月21日が「認知症の日」と定められました。   イベントの様子 ● イベントでは、掲示や展示物、脳トレコーナー、カフェコーナー、スーパーボールすくい、手作り輪投げなど多彩なアクティビティが用意されました。学生たちは、積極的に来場者に声をかけ、最高の笑顔でスムーズに対応をし、頑張ってくれました。       ● 「認知症について知りたいと思ってきました」「脳トレをやってみたい」などと認知症に関心のある方以外にも、「アルツハイマーデー」を知らなかったという方が、学生のポスターに関心をもってくれていました。     ● 参加者の方に「アルツハイマーデーを知っていますか」と聞いてみました。ご協力頂きました参加者の方に年代を選んで頂きご回答願いました(紫:0~10代 黄:20~40代 青:50~60代 黄緑:70~80代 ピンク:90代~)。 今回のイベントをきっかけに、周知されていくことを願いたいと思います。       今回のイベントを通じて、認知症に対する理解が深まり、皆さんが大切な家族や友人と認知症について話し合うきっかけになれば幸いです。ご参加いただいた皆様、そしてご協力いただいた全ての方々、エコール・マミの担当の方々には場所を提供しただき、心から感謝申し上げます。これからも共に、認知症に対する理解と支援の輪を広げていきましょう。   看護医療学科 助教 伊藤千春 関連記事 「認知症の人と家族の交流会 in KIO」を開催!~看護実践研究センター認知症ケア部門| 「障がい児の愛着形成支援」について研修会を開催!~看護実践研究センター プロジェクト研究成果発表会を開催しました!~看護実践研究センター 認知症予防講座「歌って、笑って若返り」を開催しました~看護実践研究センター認知症ケア部門 看護実践研究センター認知症ケア部門主催「高齢者看護・ケアに活かすホリスティック・ナーシング」講演会を開催しました。 看護実践研究センター第9回研修会「地域共生社会の実現に向けて~様々な在留資格による外国人介護職受け入れの現状と課題~」を開催しました。