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名誉学園長ブログ「ほほえみ」
2010.04.15
学長が、第1回キャリアデザインセミナーで講話しました。
2010(平成22)年4月13日、 キャリアデザインセミナー(人間環境デザイン学科1回生、健康栄養学科1回生講義の2講座)において、冬木智子学長が授業の冒頭で講話されました。 ご自分の小学校から女学校まで、そして今にいたるまで常にお持ちになられている"憧れ"とは何か、あこがれという字は立心偏にわらべと書き、幼い頃から憧れを持つということは生きている証しであること。若い時の感動はいつまでも記憶に残り、人生の糧となる。目に見えるもの、手で触れるもの、五感を豊かにすることが本学の建学の精神である「美をつくる」に通じる。自分で選んだ好きな道、選んだ大学に学ぶ喜びと感動を持ち続けることにより立派な社会の一員として頑張ってほしい。 人間環境デザイン学科1回生の講話では、世界的な建築デザイナーとして著名な安藤忠雄氏の言葉を引用され「感動のないところに成功はない」、そしていつまでも言葉と文字を大切にして責任ある社会人になっていただきたいと締め括られました。
2010.01.29
学長が、奈良新聞社企画「おとなも夢を語る」連載でのインタビュー取材を受けられました。
毎年、奈良新聞社では子どもたちに将来の「夢」を作文に綴ってもらう「親子夢作文コンクール」を企画しています。昨年夏に作文を募集し、幼児、小学校低学年・中学年・高学年、中学生、大人の6部門で審査、12月に優秀作品の表彰式が行われました。これを受けて「おとなも夢を語る」として奈良県下有識者に対する同社記者インタビューで平成22年1月25日、冬木智子学長に取材がありました。 学長は、奈良新聞に掲載された優秀作品を読んで感じたことやご自身の幼い頃の夢、今の夢を語られました。 奈良柳本の農家の長女として生まれた学長は、幼い頃、葛城山・生駒山の連なりを遠くに、また真西に二上山が見て育ったとのこと。ちょうど稲刈りどきの夕暮れで、真赤な夕焼けがピンク色、薄墨色、そして暗く変わっていく時に、あの様な美しい国に行ってみたいという(あこがれ)を感じたそうです。「憧れ(あこがれ)」という字は立心偏に童(わらべ)と書くが、幼な子が心に抱くものは現実から離れていてもよいが、それを現実に結びつけていくのがおとなの夢ではないかと語られました。
2009.05.19
学長が、奈良県退職女教師の会で講演されました。
5月19日、奈良県橿原文化会館で行われた奈良県退職女教師の会で、冬木智子学長が奈良県で教師をしておられた女性約250名を対象に「明日に生きる」というテーマで、講演をされました。 若かりし日に、女性のためにも教育の場をつくるのが使命であると感じ、学園を立ち上げられたこと、認可申請のために家族一丸で奮闘された経緯などを、元教員の方々に熱く話されました。 「徳をのばす」・・・良いことを広める 「知をみがく」・・・研究を繰り返す 「美をつくる」・・・五感に美しく感じるものをつくる これらの建学の精神が基盤となり、学長がはじめて真美ヶ丘の地に立たれたとき、「健康と教育に関する大学」の開設を決意され、現在に至っています。 今なお続く学長の教育に対する熱い姿勢は、退職された女教師の皆様にも、再び熱い思いを抱かせる機会となったようです。 最後に学長のつくられた歌を紹介します。 八十路すぎ 青春の夢 たまわれる とうとき日々を 我は生きゆく
2009.04.15
学長の講話がありました。
1年生から目標をもって学習し自立した社会人をめざすための授業「キャリアデザインセミナー」の開講にあたり、4月14日、冬木学長が、これまでの体験を踏まえた社会への関わりを講話されました。 文化服装学院創設から現関西中央高校や短大の開校、そして畿央大学開学にいたるまでの道のりは、これまでもあらゆるところで語られてきています。 「徳をのばす、知をみがく、美をつくる」という揺るぎない建学の精神の実践により教育者としての今を築いてこられました。 学生の皆さんには「『学び』を基礎にしっかりした信念をもって生き抜くことが社会で通用する。「感動」できる人が社会で役に立つ人になる。」と話されました。
2008.09.24
さわやかな学生の訪問<学長談話室>
先日、5人の理学療法学科の2回生が学長と話がしたいと訪ねてきてくれました。何がきっかけで来てくれたのか聞きませんでしたが、私は同じ年頃のころの体験を語りました。学校という場で心ひかれたのは先生の言葉であり、話をされる姿、表情でした。学生の心の反応をつかみながら話をされた先生の記憶が強く残っています。大人になって人に自分が蓄積した知識や夢を与えられるか。いまのうちに先生からいろいろなことを十分に吸収しておかないとできないということを話しました。 学生にどういう人になって欲しいかも話しました。私が今年骨粗鬆症になって休んでいるときに天井を見ながら考えたことは何か。幼いときの思い出、命に関わるような不安などが強烈に、鮮明に浮かんできました。病気になり、天井を見て過ごしている人、不自由になって動けない人がどういうことを考えるようになるか。自分が病気になり、体を痛めたりしなければわからないようではだめです。感性を豊かにし、想像力をたくましくする五感の働きが非常に大事だと思います。そのためには、本に食い入るように読書をしたり、すべての感性をとぎすまして映像を見たりする体験を蓄積することです。 つい私ばかりしゃべってしまいましたが、みんなまじめないい学生たちで、部屋を出て行くときもきちんと挨拶をし、さわやかな空気を残していきました。
2008.09.19
よき秋の会合に心より感謝~桜井女子短期大学の教職員の集いによせて~
先日、桜井女子短期大学の教職員の集いが開かれました。桜井女子短期大学は畿央大学の前身であり、懐かしい方々との心なごむひとときを過ごすことができました。 自宅から三輪山の中空高くのぼる秋の満月を仰ぎみる今宵。しみじみと生命の深い営みと、美しさにひとしおの感慨を覚えます。私たちはすべて、ふるさとの想い出を抱いています。そして、そこから生まれてきた人生の絆によって、今、結ばれて生きているのではないでしょうか。 「誰か故郷を想わざる」の歌を思わず口ずさむような、よき秋の会合に、心より感謝したいと思います。 桜井女子短期大学教職員の集いの記事はこちら
2008.02.27
「今日から、よろしく」
学長室の窓からはキャンパスを笑顔で語り合いながら行きかう学生たちの姿が見えます。私も仲間に入って話かけたいと思うこともよくあります。そこでこのブログを利用して、人や自然とのふれあいの中で感じることを語らせてもらうことにしました。これを目にするかたが微笑んで読んでくれることを楽しみにしながら。 実業界において専門職に従事する世界的な女性の奉仕団体があります。その活動の一つに毎年日本の高校に留学している生徒を招待し、日本の食文化を体験して頂くことにしています。今年はフランス、アメリカ、オーストリアからの留学生を招待しました。メインテーブルについた私の横がフランスの女子生徒でした。日本語も通じるし、その明るく優しい表情にすっかり心が通じ、又日本の献立メニューも、全部お箸で上手に頂いていました。その後、席を座敷に移し会員達とお茶席でお茶を頂く時は、私の隣はアメリカの男子生徒でした。正座をして姿勢よく坐り、この人も実に穏やかな姿でした。私が「脚をくずしてよろしいよ」と話しても、「ハイ」と言ってそのままおとなしくお抹茶を頂き最後まで同席していました。 たまたま新聞に、高校生の百人一首のカルタ会の写真が掲載されていました。女子高生がカルタの札を前に、全員あぐらをかいて坐っている光景に唖然とした朝でした。 国際化が進む現在、日本人として、世界に文化水準の基本が問われ、情操の豊かさや人格形成を問われる時代であることを痛感します。 畿央大学 学長 冬木 智子
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