カテゴリー
名誉学園長ブログ「ほほえみ」
2011.04.22
学長講話 <教育1回生キャリアデザインセミナー>
現代教育学科1回生必修科目「キャリアデザインセミナー」では、自己の将来像について目標をもち、主体的なキャリア形成に向けて大学生活における自己の課題を明らかにすることを目標としています。 その第1回目に、まず冬木智子学長による講話が行われました。学長のお話を聴くのは入学式以来という学生たちは、教室に入ってこられた学長の凛とした姿に思わず背筋を伸ばして耳を傾けました。 お話は、「あなたはなぜ教育学部を選んだのか」という問いかけから始まりました。そして、学長自身が子ども時代に抱いた恩師や学校生活に対する思いを振り返り、「先生」という存在は親しみや憧れ、そして尊敬の念をもって捉えられること、人に教えさせていただく存在としてまずは自分自身の人格形成が大切であることなどを分かりやすくお話されました。そして、建学の精神「徳をのばす 知をみがく 美をつくる」についても、将来に向けた出発点として畿央大学に入学したからこそ、建学の精神を自ら実践できるようになってくださいと呼びかけられました。また、コミュニケーションに必要な「言葉」や「文字」に触れることの重要性や、読書や表現に興味をもつことの大切さなども学生にとってはハッと気付かされることでした。限られた時間の中ではありましたが学生にとって大変貴重な機会となり、今後の学生生活への目標を新たにした様子でした。
2011.03.15
学長訪問 -その3-
教育学部現代教育学科の4回生です。 3月3日(木)、今回は学長と直接お話をさせて頂ける、またとないチャンスと思い、学長訪問に応募させて頂きました。 冬木学長先生は非常に人望が厚いということを、様々な方々からお伺いしてきました。しかし同時に、人望が厚いということは、「人と接する際に、何か大切にされていることがあるに違いない」という確信に至り、今回、学長室にお伺いさせて頂きました。 まず驚いたのが、学長先生のまるで同年代の学生と話しているかのような若々しさでした。話すスピードもテンポも、普段、壇上でゆっくりと話されているのは、「相手に伝わりやすいように」されている為だということを知りました。そして学長先生が人と接する際に最も大切にされていること。それは「優しさ」でした。人に寄り添うことのできる優しさが、その人自信の「徳」となり、人を惹きつけるのだと教えて下さいました。 また、同時に、自分の足で駆け回り、学生を募ったり、「ここに大学を建てる」ということを2秒で即決するような「行動力」が人を惹きつけてきたのだということを感じました。 普段知ることのない、私と同年代時代の学長先生の果敢な行動力や瞬発力、そして人を受け入れることのできる大きな受容力に触れることができ、本当に学びのある、深い時間となりました。 話は盛り上がり、当初30分の面会の予定が、気づいたら一時間半を超えていました。 大学生活4年間は、一つの後悔もない、幸せな時間でした。4年間本当にありがとうございました。
2011.03.11
学長訪問 -その2-
3月2日(水)、健康科学部人間環境デザイン学科の4回生は卒業を目前にし、学長先生からお祝いの言葉をいただきたいと思い、学科を代表して私たち5名の学生が訪問させて頂きました。 学長先生と学長室でお話をするという大変貴重な機会に、緊張を感じながら学長先生にインタビュー形式で色々な質問をさせて頂きました。 「畿央大学をつくられた経緯」から「趣味」「好きな芸能人」など、全ての質問に対し、とても熱心に答えて下さいました。 名前の由来、家族構成、幼少時代の思い出や現在の規則正しい生活習慣などどれも印象的な話が多く、時間はあっという間に過ぎました。 「また母校に輝く姿を見せに来てください」とお声を掛けて頂き、畿央大学を卒業することを実感したと共に、卒業生として学長先生にお会いする楽しみが増えました。 今回のお話していただいた対談の一部は、ビデオレターとしてデザイン学科の卒業生に配られることになっており、私たちにとって大学生活を思い起こせる宝物となることでしょう。 貴重な時間を私たちと過ごしていただいたことに、心から感謝申し上げます。
2011.02.21
学長訪問 -その1-
学長に会って、直接お話しをしたいという学生の声をうけて、この度、学生が希望すれば学長を訪問できる制度が設けられました。今回は、記念すべき第1回目の方より届いたレポートを紹介します。 __________________________________________________________ 2年前、教師に成りたいという夢を叶える為に、3年次編入で畿央大学に入りました。そして4月から、念願だった愛知県で小学校の先生になることが決まった私。夢を叶えられたのは、素晴らしい仲間や親身になってくださった先生方との出逢いと、恵まれた大学環境のおかげだったと思います。この大学への感謝の気持ちを学長に伝えたくて、今回学長訪問を希望しました。 学長先生の凛としたたたずまい、柔和な目、穏やか語り口は、建学の精神「徳・知・美」そのものであり、思わず見とれて(聞き惚れて)しまいました。 最後に学長から、「これからどのように人生を歩んでいきますか?」と尋ねられた私は、「愛知県では、畿央大学はほぼ無名です。だからこそ、私達卒業生が『畿央大学を出た先生はみんな素晴らしいから、いい大学なんだろうね』と言ってもらえるように、畿央大学卒業に誇りと自信を持っていきたいと思いますし、それが大学への恩返しだと思います。」と伝えると、「がんばって下さい。」と笑顔で激励していただきました。改めて、この大学の卒業生となることを嬉しく思い、また4月からの教員生活を頑張ろうと思いました。 今回、このような素晴らしい機会を与えていただき、本当にありがとうございました。 (教育学部4回生)
2011.02.08
大和まなのタルト"月の誕生石"
橿原商工会議所とのコラボ「万葉人からの贈り物プロジェクト」で特別審査員賞を受賞したケーキ『月の誕生石』が商品化され、近鉄八木駅名店街(奈良県橿原市)のやさい菓子工房『cocoai(ココアイ)』で販売されています。 2月3日昼休み、このケーキを考案した学生4人と健康栄養学科北田学科長、浅野先生が冬木智子学長を訪ね、今までの経緯や商品について説明しました。 『月の誕生石』は、本学学生が考案した大和伝統野菜をふんだんに使用した見た目も可愛いケーキです。 土台のタルトの大和まなは「月を見守る森」を表現し、タルトの上のクリームは「石を支える大地」、大和いもと栗のクリームは「月を生む石」、葉は大和まなを練りこんだクッキーで「環境保護の象徴」を、一番上の栗の甘露煮は「満月」を表しています。 学長先生は、「人間の原点(はじまり)は食にあり、食物のはじまりは土にあります。奈良の土で育ったものをふんだんに使ったケーキは健康にとても良いでしょうね。学科の名称を『健康栄養学科』としたのも、健康を意識するようにとの思いからです。学科名称の由来に応えて、すばらしいケーキを考えてくれて嬉しいです。折しも昨日は息子の生まれた日でしたので、ことさらに『命のはじまり』を意識し、喜びを感じています。」と話されました。 また食後には、「土地柄にちなんだ名前と、それにふさわしい野菜の香と色のバランスが大変美しく感じられました。ありがとうございます。」とのコメントをいただきました。
2010.12.14
ノーベル賞学者小柴昌俊先生をお迎えして
2010(平成22)年12月11日11時過ぎ、第3回FEPホール企画『小柴昌俊先生特別講演会』ご講演のため、宇宙ニュートリノ検出のパイオニア的貢献により2002年にノーベル物理学賞を受賞した東京大学特別栄誉教授小柴昌俊先生が畿央大学に来られました。冬木智子学長もこの日を待ち望んでおられ、すぐに学長室にお通しして話がはずみました。 朝早くから東京杉並下井草のご自宅からお一人で畿央大学までお越しいただいたことに、学長が感謝の言葉を述べられました。学長からは60数年前に3人の教え子から始まった冬木学園、畿央大学の学部構成や最近の状況をお話し、また小柴先生からは幼少期はお父様が軍人で将校だったため転属によって日本各地を転々とされたことや今でも健康の秘訣は何でも食べることじゃないかな、といった尽きることない話が続きました。小柴先生は1926年のお生まれで今年84歳になられるのですが、学長が実は私の方が4歳お姉さんなんですよ、と言われると小柴先生はとても驚かれていました。 その後、健康栄養学科長北田善三教授にも同席していただき、ご歓談ののち、ご一緒にお食事をとられ、学長も小柴先生のご講演を最後まで聴講されました。
2010.11.18
産学間連携成果の本葛ボーロ"千の香り"商品化を学長先生にご報告!
橿原商工会議所とのコラボ「万葉人からの贈り物プロジェクト」で誕生した 本葛ボーロをご覧いただきました。 2010(平成22)年11月15日、今年2月から勉強会、見学会、試作会、学内コンペ、試食会、商品化会議を幾度も重ねてきて、ようやく商品化なり橿原の新しいお土産ものとなった本葛ボーロ"千の香り"のご披露のため、健康栄養学科北田学科長、浅野先生、学生代表が冬木智子学長を訪ね、今までの経緯や商品コンセプトを説明しました。 学長は、「たいへん良いものをお創りいただき、ありがとうございました。先日の畿央祭のお茶席でも頂戴しており、その由来や商品名については覚えています。吉野特産の葛を使われたのは本学の学生ならではの、ほんとうに良いアイディアです。また、橿原の今井町のシンボルマークとKIOのロゴがよくマッチしたデザインの包装で、人間環境デザイン学科の学生の発想も素晴らしいものがあります。この商品を創られたのは4回生のみなさんと聞いています。こうして学生のみなさんが母校である畿央大学を盛りたてて、卒業していただけることは学長として嬉しいかぎりです。社会人となっても母校のことは忘れず、そして立派にご活躍されることを願っています。」とお話されました。
2010.10.25
畿央祭で学長がご挨拶されました。
2010(平成22)年10月23日9時30分、第8回畿央祭開会セレモニーが催され、冒頭に冬木智子学長がご挨拶されました。 今年の畿央祭のテーマは"ホーム(HOME)"、私たちはみな一人で生きているのではなく、お父さん、お母さんや家族の方々に支えられて生きています。勉学のため一日の大半を過ごすこの畿央大学においても先生方や先輩、友達に囲まれ、そして励まされ支えられています。開学8年目を迎える本学の歴史をつくってきた卒業生の方々、見守ってくださっている地域のみなさんを温かくお迎えできる畿央祭にしてください、とお話していただきました。 午前中は冬木記念ホールでの畿央大学付属幼稚園児たちによる合唱と和太鼓演奏を鑑賞され、園長として幼児たちの成長ぶりに拍手をおくられていました。 午後には「同窓会サロン」で、久しぶりに来ていただいた卒業生たちと語らい、まさに"HOME"な雰囲気の中、笑顔が絶えませんでした。 サロン向かいの「首・肩クイックマッサージ」では卒業生の西沼さんと並んでリフレッシュ! そして、茶道部お茶席では北田健康栄養学科長とご一緒にお抹茶とお菓子をいただきました。 健康栄養学科が橿原商工会議所とコラボした"万葉人からの贈り物"コンテストで、茶道部の4回生が所属するグループがグランプリを受賞し、商品化された本葛ボーロ"千の香"が、今回のお茶席の主菓子として出されていました。学長は『夢をカタチに!』をよく実践してくれました、と称賛されていました。
2010.09.15
「桜井女子短期大学教職員の集い」が開催されました。
第3回 桜井女子短期大学教職員の集い -桜井女子短期大学教職員の里帰り- 2010年9月12日(日曜日)に、橿原ロイヤルホテルにおいて桜井女子短期大学教職員の集い(第3回)が開催されました。 桜井女子短期大学は、1966年に開設され、7,429名もの卒業生を輩出してきました。2003年には、畿央大学へと改組転換され、畿央大学短期大学部へと名称変更がなされました。そして、2006年に、畿央大学教育学部へと発展的に解消を遂げました。桜井女子短期大学という校名はなくなりましたが、教育学部のなかにその精神は引き継がれ、存続しております。 元管理厚生課長であった石若宗男先生の幹事代表挨拶からこの集いは始まりました。 岩城啓子先生の司会によって集いは順調に進行しました。 その後に、冬木智子理事長からご挨拶がなされ、懐かしく馴染みの皆様方に集まってもらえて、感動されたことが語られ、皆様方が心を一つにして尽力してくれたことでいまの学園があるとも語られました。また、広陵町の造成地を岡井豊治先生とはじめて見に来た時に、二上山を臨める場所でもあったので、「大学を創る地はここである」と購入を即決したこともお話になられました。さらに、「幸せ」というものは、人と人との出会いのなかで生じるものであり、人と人とが触れ合うその絆のなかにある、とも語られました。 その後、各テーブルでの歓談に移りました。 桜井女子短期大学の思い出などを旧教職員たちどうしで歓談いたしました。岡井豊治先生の叙勲の証書と勲章のご披露もありました。 最後に、この集いを閉めるにあたって、冬木美智子事務局長からご挨拶がなされました。畿央大学の突出した就職率、そして教職採用試験での並はずれて高い合格率等が紹介されました。ますますの発展を遂げているこの状況は、桜井女子短期大学という礎があってこそである、とのことが語られました。 この桜井女子短期大学教職員の集いは、これからも折に触れて活動を続けるということで幹事を選出し、万歳三唱を最後に閉会いたしました。 集いに参加された方々のご健康とご活躍をお祈りし、そして冬木学園のさらなる発展と繁栄を願っております。
2010.06.21
学長が桜井市健康教室で講演されました。
6月17日、奈良県桜井市役所で行われた桜井市地域包括センター主催の健康教室で冬木智子学長が桜井市在中の65歳以上の高齢者とそのご家族113名を対象に「生きる」~いつまでも美しく楽しく過ごすには~というテーマで、講演されました。 幼小の頃、自宅近くの山の辺の道から見た茜色から薄墨色に変化していく西の空と二上山。いつかあの美しい国に行ってみたいという憧れから八十有余年。 3人の教え子が訪問がきっかけで自宅を開放することとなり、冬木文化服装学院が誕生してから畿央大学を開設された、現在に至るまでの一貫したゆるがない教育理念をお話されました。 参加者の中には冬木文化服装学院の卒業生もおられ、久々の再会に感動されていました。 「徳をのばす」「知をみがく」「美をつくる」という学園建学の精神のもと、学長が今も持ち続けておられる憧れは参加された方々に生きる夢を与えたことでしょう。
よく読まれている記事
カテゴリ
タグ
キーワード検索
アーカイブ