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理学療法学科
2017.09.21
理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 帰国後に報告会を開催!
理学療法学科では、昨年度から台湾での海外インターンシップを実施しています。9月6日(水)~12日(火)の日程で現地を訪問していた、3回生12名と教員4名が帰国しました。レポート第9弾は、帰国後に開催された学内での報告会についてです! 【9月13日(水)】 日本に帰国した翌日、畿央大学に戻って「海外インターンシップ報告会」を開催しました。 台湾で作成したスライドを確認し、「自分たちの経験や感動を伝えたい」という思いで試行錯誤しながら手分けして修正していきました。報告会には、想像以上に多くの1回生、2回生、3回生、先生方、そして去年海外インターンシップに参加されていた先輩方も参加してくださり、嬉しく思いました。 発表内容は台湾に行くまでの準備や台湾で訪問した大学や施設の特徴など、多岐にわたりました。 スライドの中に中国医薬大学の方が作ってくださった動画を取り入れたことで、台湾での活動や学生との交流の様子をわかりやすくお伝え出来たのではないかと思います。 春から準備を始めて、少ない時間の中でのスライド作成、英語・中国語の練習など苦労することもありましたが、今では良い経験と楽しい思い出しかありません!学生のうちにこんな素晴らしい経験ができるのは、この海外インターンシップならではだと思います。少しでも海外インターンシップに興味を持ち、参加したいと思う方はぜひチャレンジしてほしいと思います! ▼金子学科長からは英語で「これからもっと海外に目を向け、異文化に触れながら理学療法士として成長してほしい」と講評をいただきました。 最後になりましたが、今北先生、福本先生、松本先生、宮本先生、このインターンシップに関わってくださったたくさんの方々、皆さんのおかげで貴重な体験ができたことを感謝申し上げます。本当にありがとうございました!! ▼海外インターンシップ2017メンバーで、Taiwanの「T」! ▼海外インターンシップ2016&2017メンバー集合! 理学療法学科3回生 永井菜緒 【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾に向けて! 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.1 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.2 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.3 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.4 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.5 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.6 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.7 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.8
2017.09.21
理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.8
理学療法学科では、昨年度から台湾での海外インターンシップを実施しています。今年は9月6日(水)~12日(火)の日程で、3回生12名と教員4名が現地を訪問!現地からのレポート第8弾です! 【9月12日(火)】 最終日は早朝に台中から空港へ移動し、無事全員が帰国することができました。 日本に帰って来れて安心する気持ちもありますが、やっぱり寂しいです。。。今回初めて海外に行くという学生も多く、「もう1度、台湾や他の海外に行ってみたい」という感想が多く聞かれました。 この台湾での7日間を通して得たものは人それぞれですが、いろんな人の優しさ、英語で初対面の人にプレゼンをする貴重な経験、大学との交流、台湾の施設での見学や交流など台湾インターンシッブに参加したからこそできた経験を通して得たものを忘れずに、今後の生活に活かしていきたいと思います。台湾での友達もたくさん出来て、これからも交流を深めていきたいです(^-^) ▼国立台湾大学(NTU)の学生と ▼中国医薬大学(CMU)の学生と 1週間ともに過ごしてきたメンバーともさらに仲良くなれました! ▼翌日のプレゼンテーションに向けて遅くまで練習した時の一枚 ▼みんなでタイパンを履きました! 準備から始まり、いろいろな先生の励ましを受けて、最後までみんな全力でやり切れたと思います。こんな貴重な経験を大学のうちにできるのは本当にすごい事だと思います! 先生方を困らせたり心配させたりすることも多かったと思いますが、先生方の面白くて優しい支えがあったからこそ、私たちは全力で頑張れて楽しめて、台湾インターンシップがすごくいい思い出になりました。 観光のガイドをしてくれたJTBの方々、台湾でお世話になった学生さん、先生方、そして最後に忙しい中、私達をずっと見守ってくださった今北先生、福本先生、松本先生、宮本先生、本当にありがとうございました!!!!!! 理学療法学科3回生 来海 恵 【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾に向けて! 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.1 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.2 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.3 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.4 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.5 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.6 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.7
2017.09.20
理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.7
理学療法学科では、昨年度から台湾での海外インターンシップを実施しています。今年は9月6日(水)~12日(火)の日程で、3回生12名と教員4名が現地を訪問!現地からのレポート第7弾です! 【9月11日(月)】 午前中は、台中のデイケアセンター「元気學堂」に行きました!到着すると、スタッフの方々だけでなく、利用されている高齢者の方々も出迎えてくれました。 はじめに、元気學堂の紹介をしていただき、動画を見せていただきました。動画は高齢者の方の笑顔があふれていて、とてもよかったです!そして、元気學堂の高齢者の方々と一緒にパイナップルケーキを作りました。 焼いている間に、僕たちから転倒予防の運動を中国語で説明しました!学生一人一人が練習した中国語に挑戦し、伝わった言葉、伝えれなかった言葉と様々でしたが、よい経験ができました。徐々に難易度を挙げていき挑戦しました。難易度が高いと難しいという雰囲気が出てきましたが、笑顔もたくさん増え、和気藹々としていて楽しかったです! そして、焼きあがったパイナップルケーキを食べ、おいしくいただきました! 利用者の方々からのプレゼントで手作りのパイナップルケーキも頂き、名残惜しいながらもお別れをし、大学へと移動しました。 ▼元気學堂の皆さんと記念撮影! 午後からは中国医薬大学(China Medical University/CMU)に訪問し、CMUの学生さんと昼食を食べました。たくさんの種類がありバイキング形式でおいしかったです。 その後、福本先生による講義を聞き、学生発表を行いました。二回目の発表だったので、前回の反省点を活かし望めるように努力しました!CMUの学生さんたちのおかげで場の雰囲気も盛り上がり、いい発表ができたと思います! 学生発表後は、付属病院と大学内の研究室を案内していただき、海外の病院で行っているとこを説明していただきました!最新の機械も見学させていただきました! そしてBall exerciseを学び、CMUの学生と交流を深めました。楽しく教えていただき、笑顔の溢れる時間となりました。Ballやポールを使った講義は初めてでもありましたが、CMUの学生にも教えていただきわかりやすかったです! そのあとは畿央大学からの余興として「ソーラン節」を一緒に踊って盛り上がりました! 最後にCMUの学生によるプレゼンテーションを聞き、CMUがどのような大学で、どんな特徴があるのか知ることができました。プレゼンテーションのレベルはとても高く、面白かったです。 プログラム終了後は学生同士で夜市を楽しんできました!火鍋に案内していただき、おいしく食べました。 学びも刺激も多い、充実した一日になりました。元気學堂とCMUのみなさま、ありがとうございました! 理学療法学科3回生 西條由人 【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾に向けて! 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.1 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.2 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.3 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.4 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.5 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.6
2017.09.20
メルボルン大学で4回生が卒業研究発表+ラボ見学レポートPart2~理学療法学科
メルボルン大学で在外研究中の瓜谷准教授を訪ねて、理学療法学科瓜谷ゼミの4回生2名がオーストラリアへ。現地での様子を寄稿していただきました! 【PART2】 今回私たち瓜谷ゼミは、同時期に開催されている台湾での海外インターンシップの裏版?として、瓜谷先生が在外研究をされているオーストラリアのメルボルンへ行ってきました! 先生の所属されているメルボルン大学を訪れ、ラボ見学をさせていただきました。 また、自分の卒業研究を英語で発表する機会をいただきました。夏休みの間に少しずつ準備はしていましたが、それでも英語での発表は非常に難しく、発音やアイコンタクトなどもまだまだで、思うように伝えられなかった部分も多くありました。 拙い英語での発表でしたが、最後にはたくさんのご意見や質問をいただき、研究についてさらに考えを深めることができました。 今回このような機会を与えてくださった瓜谷先生、Kim Bennell教授をはじめとするメルボルン大学の皆様に感謝申し上げます。 今回の滞在では、発表だけでなくオーストラリアのならではの経験がたくさんできました!メルボルンの気候は"4 seasons in one day"といわれるほど、一日の中でも大きく天気が変化します。実際に先ほどまで晴れていたのが建物を出ると大雨になっていたことがありました。また、シティ以外にも、グランピアンズ国立公園やフィリップ島を訪れ、カンガルーやコアラ、ワラビーと触れ合うなど、オーストラリアの自然を感じることができました! メルボルン滞在中には、英語でお買い物をしたり、カンガルーのお肉に挑戦してみたり、行先がよくわからないままトラム(メルボルンを走る路面電車)に乗ってみたり(笑) 初めてのことだらけでしたがそれすらも楽しく、最高のオーストラリア訪問になりました! 瓜谷ゼミはよく遊びよく学びます!これからも私たちは色々なことに挑戦していきたいと思います!! 理学療法学科4回生 浅野紗弥香 【関連リンク】 メルボルン大学で4回生が卒業研究発表+ラボ見学レポートPart1~理学療法学科 理学療法学科 海外インターンシップの過去記事 平成29年度 在外研究
2017.09.20
メルボルン大学で4回生が卒業研究発表+ラボ見学レポートPart1~理学療法学科
メルボルン大学で在外研究中の瓜谷准教授を訪ねて、理学療法学科瓜谷ゼミの4回生2名がオーストラリアへ。現地での様子を寄稿していただきました! 【PART1】 9月7日(木)~13日(水)、オーストラリアのメルボルンに行ってきました! その中で、ゼミ担任の瓜谷先生が所属する研究チームで、卒業研究の発表をする機会を頂きました。まだ卒業研究は完了していませんが、研究の背景や方法までを発表しました。 未熟な英語でのプレゼンでしたが、研究チームの皆さんは真剣に聞いて、たくさんの質問をしてくださいました。このような機会を与えてくださったメルボルン大学のKim Bennell教授をはじめ、研究チームの皆さんに感謝しています! 研究チームの実験室も見学することができました。 三次元動作分析装置や足部形態を測定する機器、歩行速度を簡単に測定できる機器など様々な実験機器がありました。ここでは、機器のことをメインに管理しているエンジニアや、主に解析の管理をする人など、役割があり研究が進めやすい環境になっていました。 夜には教会でやっている英語教室にも参加しました!ここでは、ボランティアが英語教室を開いていて、アジア、アフリカ、南アメリカなど様々な地域の人が英語を学ぶために集まります。英語のレベルが同程度の人が7~8人のグループになり、文章を読んだり決まったテーマで喋ったりします。 私が参加したグループには、中国、台湾、タイ、イランなど出身の人が参加していました。文化のことや、その人自身のことを多く話しました。話している中でわからない部分があっても、質問し合いながらコミュニケーションをとることはすごく楽しかったです! 私は去年のこの時期に台湾への海外インターンシップにも参加しました。海外のことを知ることで、以前よりも日本について客観的に見ることができるようになったと感じています。今回再び貴重な経験ができ、本当に嬉しかったです!海外へ行くこと、日本以外の国の人と交流することの面白さを再実感することができました! 理学療法学科4回生 田中瑞起 【関連リンク】 メルボルン大学で4回生が卒業研究発表+ラボ見学レポートPart2~理学療法学科 理学療法学科 海外インターンシップの過去記事 平成29年度 在外研究
2017.09.14
理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.6
理学療法学科では、昨年度から台湾での海外インターンシップを実施しています。今年は9月6日(水)~12日(火)の日程で、3回生12名と教員4名が現地を訪問!現地からのレポート第6弾です! 【9月10日(日)】 台中に移動して2日目。今日は翌日以降に向けてしっかり準備をする一日です。午前中は、帰国翌日の9月13日(水)に予定されている学内での「海外インターンシップ報告会」に向けて、グループに分かれてプレゼンテーション用のスライドを作成しました。台湾で学んだことや経験をしっかりと伝えられるよう、意見を出し合いながら進めました。 昼は、台中観光へ。台中市にある「春水堂」の創始店でランチをし、「宮原眼科」に行きました。宮原眼科とは、台湾人や、観光客も多く訪れる人気のお菓子屋さんです。紅茶やチョコレートをお土産として買いました。 夜には、翌日に予定されている現地高齢者への運動指導に向けた中国語の再確認と、中国医薬大学(CMU)での学生発表に向けての最終練習を行いました。お互いの発表に意見を言い合い、国立台湾大学でのプレゼンで上手くいかなかったことをどうすれば改善できるのか話し合いました。そして、台湾の皆さんにより伝わるよう、何度も練習を繰り返しました。 明日はいよいよ、海外インターンシップでの最後の発表となります。全員練習して来たことを出せるよう頑張ります! 理学療法学科3回生 橋本 悠里 【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾に向けて! 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.1 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.2 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.3 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.4 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.5
2017.09.14
理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.5
理学療法学科では、昨年度から台湾での海外インターンシップを実施しています。今年は9月6日(水)~12日(火)の日程で、3回生12名と教員4名が現地を訪問。現地からのレポート第4弾です! 【9月9日(土)】 海外インターンシップ4日目です。3日間滞在した台北から、次の訪問先のある台中への移動日にあたり、台北・台中の観光地を回りました。 まず向かったのは忠烈祠。ここではイケメン兵士の衛兵交代式を見学しました。 この衛兵になる基準は、①身長178㎝ ②細マッチョ ③イケメンの3つらしいです。衛兵は1時間同じ体勢で静止しなければいけない(極力まばたきもしない)と聞き、とても驚きました。 次は国立故宮博物院に行きました。ここでは蒋介石が台湾に逃げてくるときに持ってきた中国のお宝がたくさん展示されています。翠玉白菜などの玉の文化的芸術品を見学し、台湾の文化に触れました。 台北で最後に訪れたのは台湾で一番高い、101というタワーです。 世界最速のエレベーター(日本製だそうです!)で87階まで登り、台北市内を見渡しました。ここでパイナップルケーキをお土産に買いました。 午後は、台北市内から2時間かけて台中に移動し、彩虹眷村に行きました。ここは、取り壊しが決まった村を存続させたい一心で、当時91歳のおじいさんが元陸軍の宿舎に落書きをして評判になり、3年にわたって村全体をカラフルに彩り有名な観光スポットになったところです。とてもユニークで、かわいいアートが描かれていました!ここでしか買えないお土産もありました。明日はもう少し台中観光を楽しみつつ、中国医薬大学でのプレゼンに向けて準備していきます! 理学療法学科3回生 中原 雄貴 【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾に向けて! 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.1 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.2 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.3 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.4
2017.09.14
大学院生が第10回欧州疼痛学会でポスター発表!~健康科学研究科
平成29年9月6日(水)から9日(土)にかけてデンマークのコペンハーゲンで開催された第10回欧州疼痛学会(The 10th Congress of the European Pain Federation EFIC®)に、健康科学研究科の森岡周教授と、同研究室に所属する博士後期課程の今井亮太さん、私(片山脩)で発表をしてきました。 ▼長崎大学および日本福祉大学の研究室メンバー(写真中央は森岡教授) この学会は、2年に1度ヨーロッパで開催される疼痛に関する国際学会です。世界中から疼痛の研究者が一同に会す学会となっており、内容は講演、シンポジウム、口述発表、ポスター発表に分かれています。我々はポスター発表にて大学院での研究成果を発表してきました。ポスター発表では60分間の討論時間が設けられており、我々の発表に対しても多くの方々が興味を示して頂き、質問や建設的なご意見を多く頂くことができました。 ▼ポスター前でディスカッションする今井さん(左)と私(右) 私の発表内容は、運動と感覚情報の不一致による主観の変化(痛み、しびれ、奇妙さ、嫌悪感などの異常知覚)、身体運動の変化(電子角度計による運動の協調性測定)、脳活動の変化(脳波測定による周波数解析)を同時に検討したものでした。 質問内容としては、実験の細かな条件設定や、主観-身体運動-脳活動の結果の関係性についてなどでした。今回発表させて頂いた内容は現在論文としてまとめている段階にあり、今回頂いたご意見をもとにさらに精度の高い結果を報告できるように進めていきたいと思います。 現地では、疼痛研究を日本で行われている長崎大学および日本福祉大学の研究室の先生方とも意見交換をする機会がありました。今後も他の研究室との交流を通して切磋琢磨できる関係性を築いていければと思います。 最後になりましたが、このような貴重な機会をくださった森岡教授、畿央大学に感謝申し上げます. 健康科学研究科 博士後期課程2年 片山脩 【関連リンク】 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターWebサイト 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターfacebook
2017.09.13
ソーシャルスキルと痛みの関係に関する大学院生の論文がJournal of Pain Research誌に掲載!~健康科学研究科
社会の中で“上手くやっていく”能力は「ソーシャルスキル」と呼ばれており、このスキルは自身の心理状態を良好に保つためにも必要だと考えられています。畿央大学大学院健康科学研究科修了生の田中陽一らは「ソーシャルスキルと痛みとの間には密接な関係が存在するのではないか?」という仮説を立てて、共分散構造モデリングによって検証しました。この研究成果は、Journal of Pain Research誌(Uncovering the influence of social skills and psychosociological factors on pain sensitivity using structural equation modeling)に掲載されています。 研究概要 痛みには多面性があり、同一環境・刺激でも痛みの感じ方は個人によって異なります。痛みに対する複合的な治療概念として生物心理社会モデルが提唱されており、生物学的な要因に加えて、心理的側面、社会的側面を統合した臨床対応が求められています。今回の研究では社会的要因の1つであるソーシャルスキルに焦点を当てています。先行研究では、ソーシャルスキルが低い者はネガティブな心理状態に陥りやすく、ソーシャルスキルに優れている者は社会的支援(ソーシャルサポート)を受けやすくなるとともに生活の質が高くなり、抑うつに陥りにくいとされています。このように、ソーシャルスキルは個人の心理社会的要因の形成・構築に重要な影響を与えていることが明らかとなっていますが、痛みの感じ方との関係を検討した研究は報告されていませんでした。 そこで研究グループは、ソーシャルスキルが痛み感受性および心理社会的要因へ与える影響について共分散構造分析(structural equation modeling:以下SEM)を用いて検討しました。SEMの結果、ソーシャルスキルの下位項目である「関係開始」スキル(集団のなかでうまくやっていく第一歩として重要なソーシャルスキル)と痛みの感受性との間に正の関係性があることが認められました。 本研究のポイント SEMでは「関係開始」スキルが心理要因やソーシャルサポートと有意な関係性を有しているだけでなく、痛み感受性とも有意な関係性にあることが認められた。 研究内容 社会的要因として、ソーシャルスキル、ソーシャルサポート、心理要因として抑うつ、孤独感をそれぞれ質問紙にて評価しました。痛みの感受性は、痛みを惹起する画像を使用し内的な痛み体験を通して評価しました(図1)。 図1:使用した痛み画像 ソーシャルスキルと痛みの感受性の相関分析では、ソーシャルスキルの合計値と下位項目の「関係開始」スキルが痛み感受性と正の相関関係を有していました。SEMでは、ソーシャルスキル下位項目である「関係開始」を扱ったモデルで「関係開始」スキルが心理要因と負の関係性、ソーシャルサポートと正の関係性を有し、痛み感受性と正の関係性にあることが認められました(図2)。これらのことから、ソーシャルスキルの1つである「関係開始」スキルが「痛みの感受性」と密接な関係を持つことだけでなく,痛みの慢性化を助長させるような「抑うつ」「孤独感」とも関係していることが明らかになりました. 図2:共分散構造分析の結果 *p < 0.05. **p < 0.01. ***p < 0.001. 本研究の意義および今後の展開 研究成果は、痛みの臨床対応においても、良好な心理状態や社会関係性の構築に必要な個人のソーシャルスキルを意識・評価して介入することの重要性を示唆すると考えられます。今後は、身体的な痛み刺激を用いた検討や、臨床場面でのデータを蓄積していく必要があります. 論文情報 Yoichi Tanaka, Yuki Nishi, Yuki Nishi, Michihiro Osumi, Shu Morioka. Uncovering the influence of social skills and psychosociological factors on pain sensitivity using structural equation modeling. Journal of Pain Research. 2017. 10 2223–2231. 問い合わせ先 畿央大学大学院健康科学研究科 修了生 田中 陽一(タナカ ヨウイチ) E-mail: kempt_24am@yahoo.co.jp 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター センター長 森岡 周(モリオカ シュウ) Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp
2017.09.11
同窓会レポート~理学療法学科11期生「お久しぶり会」!
私たち理学療法学科11期生は今年3月の卒業生です。卒業からもう5ヶ月が経ち、、、社会人1年目は忙しく、大学の友人達と集まる機会は一気に減りました。そこで!今回、8月25日(金)に同期全体に声をかけ、「お久しぶり会」を開くことにしました! 仕事終わりの人達のために20時半スタートでしたが、皆仕事が忙しく、全員揃ったのはなんと22時、、、笑 それだけ遅れても顔を出しに来てくれる友人に対して、畿央への愛を感じました。皆、仕事や実習後で忙しい中、新人理学療法士29人が集まってくれました。久しぶりに会った仲間とは話が弾み、楽しかった学生生活を思い出します。やはり、死に者ぐるいで一緒にテストを乗り越え、4年間必死になって頑張ってきた仲間は特別なものだな~と改めて感じていました。 最初から、わいわい、ギャーギャーと、時間が経つのはアッという間でした! 帰るのも名残惜しく、二次会に行く人も何人かいました。働いてまだ5ヶ月しか経っていませんが、学生時代がすごく懐かしく、大学生に戻った気分でした。次はいつになるか未定ですが、畿央大学での繋がりは大切にしていきたいと思っています。1年に1回は集まれたら良いなと思います。また開催します♥ ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
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