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理学療法学科
2017.11.02
畿央祭で「腰痛チェックをしてみよう!」「運動の器用さにチャレンジしてみよう!!」を開催!~ニューロリハビリテーション研究センター
2017年10月21日(土)22日(日)の2日間にわたり、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターでは地域住民の皆様向けウェルカムキャンパス企画として2つのイベントを開催しました。担当教員からのレポートです! 1.腰痛チェックをしてみよう! 同研究センター大住倫弘特任助教と大学院生は、腰痛が気になる方へ「腰痛チェックをしてみよう!」を開催いたしました。 ① 自分の腰の柔軟性・運動のスムーズさを無線センサで記録 ② 腰痛ストレスを脳波で計測 ③ 痛みに対しての認識をアンケートで記録して,それらの結果を口頭でフィードバックする 2日間で70名以上の方々に参加して頂き、一緒に腰痛について話し合うことができて非常に勉強になりました。「へぇ~ 今はこんなことも簡単に測れるんやなぁ!」と言って頂くことも多く、この日のために計測システムの簡略化に時間を割いた甲斐がありました^^ また、理学療法士である大学院生の方々の丁寧な対応は素晴らしく、参加された方々の腰痛を多面的にチェックして頂き、大変頼もしく思いました!予想をはるかに超えるニーズがありましたので、今後はさらにバージョンアップしたシステムで臨もうと考えております! 2.運動の器用さにチャレンジしてみよう!! 同研究センター信迫悟志特任助教と教育学部准教授の古川恵美先生のゼミ生17名が、昨年に引き続き、子どもたちへ「運動の器用さにチャレンジしてみよう!!」を開催いたしました。 この企画は、3歳から16歳までの子どもたちに、運動の器用さと運動学習力を測定する機会を提供するものです。2日間で72枚の整理券を準備しておりましたが、約100名の子ども達(保護者を合わせると約200名)が足を運んでくれました!!台風で足場が悪く、また開催時間が短縮されたにも関わらず、多くの子ども達や保護者の方に参加して下さいまして、誠にありがとうございました。 子どもたちが熱心に取り組んでいる姿が印象的でした!!将来、教職に就くことを目標としている教育学部の学生たちにとっても、子どもたちに接する良い経験になったと思われます。 来年度も引き続き畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターでは、痛みや運動発達をテーマにしたイベントを開催する予定です!!今回参加して喜んで頂いた方はもちろん,この記事でご興味を持たれた方は,是非とも来年度の畿央祭ウエルカムキャンパスにご参加ください!! 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 特任助教 大住倫弘、信迫悟志 【関連リンク】 第15回畿央祭・ウェルカムキャンパスレポート 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターWebサイト facebook
2017.10.25
「足趾握力」に関する論文が国際誌に掲載!~理学療法学科教員
平成29年4月1日から平成30年3月31日までの期間、オーストラリアのThe University of Melbourne(メルボルン大学)で在外研究中の理学療法学科瓜谷准教授から、国際誌への論文掲載の連絡が入りました! 瓜谷先生は、足趾や足部の機能と膝関節あるいは変形性膝関節症(筋力低下、加齢、肥満などのきっかけにより膝関節の機能が低下して、膝軟骨や半月板のかみ合わせが緩んだり変形や断裂を起こし、多くが炎症による関節液の過剰滞留があり、痛みを伴う病気)との関係を主なテーマとして研究をされています。 足趾握力は、変形性膝関節症と関係している? The association between toe grip strength and osteoarthritis of the knee in Japanese women: A multicenter cross-sectional study. PLoS ONE12(10): e0186454. この研究では120名の変形性膝関節症患者の方と108名の健康な方との比較で、変形性膝関節症の方は健康な方と比較して、足趾握力が弱くなっていることを明らかにしました。 この研究ではあくまで関係があるということだけで、その因果については明らかにできません。現在、足趾の機能が膝関節の動きや変形性膝関節症の病態にどのような影響を及ぼすのかを明らかにすべく研究を進めています。 足趾握力と未就学児の運動能力は関係している? Association between Toe Grip Strength and Physical Performance Among Japanese Preschool Children. Clin Res Foot Ankle 5:243. doi: 10.4172/2329-910X.1000243 この研究では奈良県内の幼稚園・保育園に通う幼児338名を対象に、未就学児の足趾握力の平均値を調査するとともに、足趾握力と園で行われる体力テストの結果との関係を調査しました。その結果、足趾握力は年齢と共に強くなるものの同じ年齢では男女差がないことが分かりました。また足趾握力が強いほど25m走、5mシャトルラン、立ち幅跳びの結果がよいことが分かりました。 未就学児の体力、特に足趾握力に関する研究はまだまだ非常に少なく、今後の研究や運動指導の参考になれば幸いです。 理学療法学科准教授 メルボルン大学客員研究員 瓜谷 大輔 【関連記事】 ・平成29年度 在外研究説明会を開催しました。 ・卒業生がWCPT-AWP&PTAT CONGRESS 2017で研究成果を発表!~理学療法学科 ・卒業研究で広陵町住民の方のデータを測定!~理学療法学科瓜谷ゼミ
2017.10.20
夏の学習キャンプ2017 in 国立曽爾青少年自然の家 レポート!
8月といえば、海・夏祭り・学習キャンプ! 夏の学習キャンプ統括のたけしゅーこと現代教育学科2回生の竹内宗です。今回はこの夏に行われた学習キャンプについてレポートさせてもらいます。 学習キャンプとは、在学生が企画・運営し、参加者を募って学びのあるキャンプをするという畿友会主催の公式行事です。全ての学科、学年の人達が参加するので普段とは一味違う環境の中で活動することができる場となっています。夏と冬の2回あり、今夏は8月30日(水)・31日(木)に国立曽爾青少年自然の家で行われ、61名の参加者と14名のスタッフが参加しました。 当日に参加したスタッフは14名ですが、実習等で来ることができなかったスタッフも合わせ17名で今回の学習キャンプを企画しました。学習キャンプのスタッフは、キャンプのテーマを決め、本番までの4か月間でそのテーマをもとに何を行うかを決めていきます。 今年のテーマは・・・ 「パズル」!! この学習キャンプで「たくさんの人と関わり、自分と合う人を見つけ、学習キャンプとして大きなパズルを完成させる。」というような思いで考えました。 <1日目> 入所式・アイスブレイク・ゆうプロ・夕食・キャンプファイヤー スタッフは本番の1日前から国立曽爾青少年自然の家に泊まっているのですが、その日から3日間とも晴天に恵まれました!まずは初対面同士でも楽しめるようにアイスブレイクを行いました。この企画を通して参加者全体で楽しめるような雰囲気を創り出すことで、初対面だった人との間でも笑顔がたくさん生まれました。 ゆうプロでは参加者・スタッフが広場で走り回れるような企画を行いました。多くの自然が見える中でたくさんの汗をかきました。「久しぶりにいっぱい走って楽しかった!」の声も聞くことができました。 夕食は国立曾爾青少年自然の家でバイキングをいただきました。 その後、夕食前に走り回った広場でキャンプファイヤーを行いました。木を組むところから1回生のスタッフが中心となりたくさんのゲームを行ってくれました。学習キャンプ創設時からお世話になっているキャンプのプロ、吉藤先生も来てくださり、火を囲んで歌を歌ったり、星空を眺めたりしました。参加者・スタッフが一体となって時間を忘れ、恥も忘れ、大いに盛り上がりました! <2日目> あさプロ・朝食・ひるプロ・昼食 2日目最初の企画はあさプロです。みんなの目が覚めるようなクイズなどを行いました。 朝ごはんは薪を割り、火をおこし、ご飯を炊き、みそ汁を作りました。このキャンプで初めて自炊を行い、例年にない薪割りも行うなど、初めての経験をたくさんしました。 朝ごはんの後には曾爾高原を歩き回るひるプロの企画でした。 晴天のもと、グループでチェックポイントを回り、スタンプを集めました。たくさんの自然に囲まれた曽爾高原の景色を堪能しながら巡行し、最後は集めた草木でグループの漢字をつくりました。 たくさん歩いた後は最後の活動、お昼ご飯をみんなで作りました。 お昼ご飯はビビンバ丼!!キャンプの定番とはかけ離れたメニューに喜びの声も多くありました。 朝食同様にグループ内で役割を分担し、見た目鮮やかでグループの個性が出たビビンバ丼をつくりました。 これで学習キャンプの活動は終わりですが、この学習キャンプではテーマに沿って活動ごとにピースを作り、それをはめていきました。最後にしおりドキュメントの部署から、この2日間を振り返ったサプライズムービーとともに最後のピースをはめ、学習キャンプは幕を閉じました。 今回の学習キャンプに参加してくださった方々、スタッフ共にこの経験を一つのピースとし、これからの生活の中で他の経験とつながるようなことがあればと思います。 この学習キャンプには、初めて参加する・楽しかったのでまた参加したい・はじめてスタッフをする・スタッフを続けていきたいなど、様々な気持ちの様々な学部学年の人が参加しています。 スタッフはそれぞれの意見を交わし合いながら、時間をかけて学習キャンプを作っていき、参加してくださった方はそれにこたえるように笑顔で楽しんで活動に取り組んでくれます。その中で学習キャンプに関わった人が様々な形で学びを見つけています。 そんな学習キャンプはこれからも続きます。今このブログを見てくださっている畿央生・畿央大学に入学するかもしれない方も、この学習キャンプに参加して頂ければ幸いです! 夏の学習キャンプ実行委員長 現代教育学科2回生 竹内 宗 【関連記事】 ・夏の学習キャンプ2016 in 吐山 レポート! ・畿友会主催「冬の学習キャンプ2015」を開催しました!
2017.10.13
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.47~9月勉強会は疲れ目の解消方法!
こんにちは、健康支援学生チームTASK※、理学療法学科2回生の波田菜月、福山美雪と人間環境デザイン学科2回生の藤原朋香です。2017年9月27日(月)に、「疲れ目の解消方法」についての勉強会をしました。 ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 今回の勉強会では疲れ目の原因やセルフチェック、セルフケア(ツボやマッサージ)について話しました。疲れ目に対する質問に答えて疲れ目度合いをチェックしたり、疲れ目解消のマッサージを行いました。疲れ目の対処法を知り、これから目が疲れた時に今回の勉強会を活かして疲れ目解消をしようと思います。 ▼TASKの「T」! 忙しい日常生活でも知らない間に目が疲れていることがあります。日頃からセルフケアを心がけましょう! 理学療法学科2回生 波田菜月 福山美雪 人間環境デザイン学科2回生 藤原朋香 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2017.10.13
理学療法研究会「SAPS」OB・OG会を開催!~在学生レポート
2017年10月8日(金)、学生による理学療法研究会「SAPS※」のOB・OG会がありました。今までは、SAPSのOB・OGの方々が発表してくださっていましたが、今回は学生のときはSAPSに所属していなかった畿央大学理学療法学科の卒業生の方にも発表していただくという形で企画しました。 ※SAPS(サップス)とは、Studying About Physical therapy by Studentsの略語で、学生による理学療法研究会を意味しています。「学生の間からでも何か患者さんのためにできることはあるはず」との想いで、2006年の夏に当時1回生の8人の学生で設立された研究会です。現在、8期生までOB・OGが誕生しており、学生と理学療法士(卒業生)が交流する機会を定期的に設けています。 まず、3回生が「海外インターンシップ(台湾)に参加して」、4回生が「臨床実習に参加して」というテーマで発表しました。日本と台湾では教育と医療の体制の相違点が多くあり、私(理学療法学科3回生 渡辺梨佳)自身がインターンシップに参加してその違いを新鮮に感じたので、紹介させていただきました。台湾の一部大学ではDPTプログラムという理学療法士をめざす学生が6年間大学に通うシステムが導入されました。日本でもその制度を取り入れていくべきか、取り入れることが可能なのかなど、後のパネルディスカッションでも議題としてあがり、発表してくださった卒業生4人がそれぞれの意見を述べられていました。 その後、SAPS3期生(畿央大学理学療法学科6期生)の峯さんと筆保さんにそれぞれ「小児リハビリテーションについて」と「医学的観点から疾患管理を目的とした予防理学療法を考える」というテーマで、また5期生の米元さんと今井さんにはそれぞれ「理学療法士にとって身体とはなにか」と「急性期疼痛の考え方について」というテーマで発表していただきました。 今回は1、2回生にとっては難しい内容もカバーできるように「卒業生×1・2回生」「1・2回生×3・4回生」といったようにバディを組みました。発表内容は難しいものばかりでしたが、大学の授業を受けているだけでは学べないような、リアルな理学療法士の臨床経験や意見、考え方を知ることができ刺激がありました。 発表が終わると「学生と卒業生で考える理学療法の未来図」というテーマでパネルディスカッションを行いました。発表者と参加者の両方から、発表を踏まえたうえでテーマを募集し「日本でDPTプログラムを導入するべきか」「将来理学療法士として働く上での経済面や健康面、家庭面での不安」「どういう理学療法士になりたいか、今後の目標」など、さまざまなテーマで卒業生と在学生の意見をまじえながら今後の理学療法についてディスカッションしました。 OB・OG会終了後、大学の地下食堂で懇親会を行いました。発表してくださった方に質問をしたり、今後の学生生活の過ごし方についてアドバイスをもらったり、就職や臨床実習を控えて、聞きたい事を聞いたり、縦と横の交流を積極的に行える場となり、盛り上がっていました。 ▼懇親会ではビンゴ大会も実施しました! SAPSでは毎年代替えというものがあります。去年1つ上の代から引き継ぎ、1年間代表をさせていただきました。日々の学生活動の企画や、今回のように卒業生の方を交えた会の企画・司会など、今までにない経験をたくさんさせていただきました。最初は代表をやっていけるのかと不安でしたが、2人の副代表と一緒に考え「よりよい活動にする」という目標をもちながら、時にぶつかり時に支えあい、一緒に時間を過ごしていくうちに、いいチームワークができあがっていったと思います。わたしだけでは気を配れなかった部分を2人がサポートしてくれたことによりうまくいったことばかりなので、とても感謝しています。 将来、この貴重な経験を生かしていきたいです。 発表していただいた方は、現在理学療法士として働かれています。実際に現場に出て働いている理学療法士と接点をもつ機会が得られるのもSAPSに所属する魅力です。積極的に活動に参加し将来に生かせるように、様々なことを吸収することで成長できる場だと思っています。代はかわりますが、これからもSAPSの活動に積極的に参加していきます。 最後になりましたが、会の企画・運営をサポートしてくださった石垣さん、お忙しい中準備や発表、参加してくださった卒業生の方々、ありがとうございました! 理学療法学科3回生 渡邉梨佳 理学療法研究会「SAPS」OB・OG会を開催!~卒業生レポートはコチラ! ●SAPSの取り組みはコチラから!!
2017.10.12
理学療法研究会「SAPS」OB・OG会を開催!~卒業生レポート
卒業生・在学生あわせて87名が交流! 10月8日(日)学生による理学療法研究会「SAPS※」のOB・OG会を開催し、26名の卒業生が集まりました。在学生61名も参加し、あわせて87名の新旧SAPSメンバーが集まりました。 ※SAPS(サップス)とは、Studying About Physical therapy by Studentsの略語で、学生による理学療法研究会を意味しています。「学生の間からでも何か患者さんのためにできることはあるはず」との想いで、2006年の夏に当時1回生の8人の学生で設立された研究会です。現在、8期生までOB・OGが誕生しており、学生と理学療法士(卒業生)が交流する機会を定期的に設けています。 このOB・OG会はSAPSの初代が卒業してから毎年継続して開催しており、今回で8年目の開催となります。会の目的は、理学療法士として働くOB・OGから学生に対して、学内教育だけでは学べないリハビリテーションや理学療法に関すること(実際の現場の話や学術的な話題提供)を伝えるとともに、学生と卒業生が一緒に議論し交流を図ることで、広く縦と横の繋がりを形成し、双方が前向きに学業や仕事に向き合えるきっかけづくり、モチベーションの向上を得ようとするものです。 今回のテーマは「学生と卒業生で考える理学療法の未来図~それぞれの立場・領域から描く多様性と共通点~」として、学生、OB、そして初の試みとして、畿央大学理学療法学科の卒業生からも様々な話題提供をしてもらいました。 学生発表では、3回生から海外インターンシップ(台湾)に関する報告を行い、4回生からは臨床実習での学びや想いを発表してもらいました。特に、台湾と日本の教育制度の違い(DPTプログラム:6年制教育)や医療・介護の制度や文化の違いについて紹介してくれたのは、卒業生にとっても新鮮な情報が多かったと思います。 そして、SAPSのOBからは、峯さん(SAPS3期生・理学療法学科6期生)と筆保さん(SAPS3期生・理学療法学科6期生)から、それぞれ「小児リハビリテーション〜療育センター・小児専門病院での実際と臨床における観察の視点〜」、「医学的観点から疾患管理を目的とした予防理学療法を考える ~代謝疾患を対象として~」のテーマで発表してもらいました。どちらも臨床現場のことを学生にも分かりやすく、かつ学術的な要素も入れながら話題提供してもらい、なかなかイメージにしくい現場のことや、そこでの課題や悩みなどがよく伝わったと思います。 また、卒業生からは、米元さん(理学療法学科5期生)と今井さん(理学療法学科5期生)から、それぞれ「理学療法士にとって身体とは何か」、「急性期疼痛の考え方」のテーマで発表してもらいました。どちらも臨床で理学療法士として働きつつも、大学院に進学し研究しているため、学術として非常に質の高い内容となっていました。そのため、OB・OGでも難しいと感じたかも知れませんし、学生にとっては「全く分からないこと」もあったかも知れません。しかし、一見自分の勉強(大学での勉強)とはかけ離れたような内容も「将来、理学療法士になった際には大事なことになる」ということを知れたこと自体が、将来を真剣に考える良い経験や機会になったと思います。また、卒業生にとっても非常に良い刺激になり、自身の仕事や学ぶことへの態度を改めて省みる良い機会になりました。 これら多様な各発表が終わった後には、会のテーマに沿ったパネルディスカッションを行い、参加者で理学療法の未来図として共通する重要なことを議論しました。さまざまな意見がありましたが、おおよそ共通していたのは「考え続けること」「主体的に行動を起こすこと」という点でした。 【参加者の感想】 <卒業生> ・働きだすと考えないこととか、考えないといけないと分かっていても日常の忙しさから考えるコトを避けてしまっていることを考えたり、思い出したりできる場がSAPSだなと改めて感じた。 ・意欲の高い学生と接することができて、自分ももっと頑張らないといけないと思った。 <学部生> ・人によって考え方が違っていて、それぞれの考え方が素敵で自分も自分を持った理学療法士になりたいと思った。 ・難しい内容もあったが良い経験になった。これから先輩たちが話していた内容が分かるように勉強を頑張りたい。 その後は地下食堂に移動し、全体での懇親会を開催し、よりフランクな雰囲気で縦と横の交流を図りました。ここでは、途中にビンゴ大会があるなど、学生が準備してくれた企画で学生と卒業生が一緒になり盛り上がりました。 最後に、全体での懇親会が終わった後には、卒業生主体の懇親会を懐かしの「風神(学生時よく利用していた居酒屋)」で開催し、より深い話を先輩後輩に関係なく交わしました。 このように、学生と卒業生が集まり、自分たちの将来について真剣に議論し交流を深めるという機会はSAPSならではのことだと思います。今後もこのような機会を継続し、より良い理学療法やリハビリテーションについて、学生・卒業生の立場に関係なく考え続け、それぞれが行動していきたいと思います。 最後に、今回のOB・OG会の開催を支援してくださった畿桜会(同窓会)に感謝致します。 SAPS初代代表 石垣智也(理学療法学科4期生) 理学療法研究会「SAPS」OB・OG会を開催!~在学生レポートはコチラ! ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2017.10.10
同窓会レポート~理学療法学科松本ゼミ「松本会」!
9月30日(土)に、理学療法学科・松本大輔先生のゼミ同窓会を開催しました。この「松本会」は毎年開催しており、今回で8回目となりました。今年は、卒業生13名と現役生11名に先生と、総勢25名が参加してくれました! ▼松本先生と卒業生13名 今回は先輩方に結婚や妊娠などのお祝い行事が多く(残念ながら参加していただけなかったため)最年長が8期生となり、参加者全員の歳が近かったため、いつも以上にフレッシュで賑やかな松本会だったように感じます! もちろん、いつまでも変わらず、松本先生が一番フレッシュなのですが。。。 去年の松本会で出会った4回生が社会人となり、去年とは別人のような対応に一番驚き成長を感じることができ、嬉しくなりました。また後輩の話を聞きアドバイスをすることで、自分の今の理学療法士としての生き方を改めて考える機会となり、同期の頑張りや、先輩方から様々な分野の話を聞くことができ刺激になりました! たくさんの先輩方にお会いできなかったのはとても残念ですが、毎年恒例のため来年また皆様にお会いできることを楽しみにしています! 理学療法学科9期生 赤尾 静香 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2017.10.05
星城大学 機能形態学クラブとの合同合宿レポート!~理学療法学研究会「SAPS」
2017年9月2日(土)~3日(日)、三重県の磨洞温泉涼風荘において、毎年恒例の星城大学機能形態学クラブと畿央大学理学療法学研究会「SAPS※」による合同合宿・勉強会が行われました。 ※SAPS(サップス)とは、Studying About Physical therapy by Studentsの略語で、学生による理学療法研究会を意味しています。「学生の間からでも何か患者のためにできることはあるはず」との想いで、2006年の夏に当時1回生の8人の学生で設立された研究会です。現在は在学中からOB・OGと交流する機会も多く持っています。 9月2日(1日目) 2日間のスケジュール発表や、簡単な自己紹介ののち、先生方やOBの方々、星城大学、畿央大学の交流のため、全員で体を動かせるアイスブレイキングからはじめました。 そののち、「世代ごとのリハビリテーション」というテーマで自分たちが事前学習したことを発表した後畿央大学のOBの方々に講演をしていただきました。 どのグループも、OBの方が提示された症例に対し、積極的に意見交換ができました。自分が所属しているグループに限らず、他のグループで出た意見を聞けるようフィードバックの時間もあり、とても有意義な時間でした。 学生の間はイメージしにくいですが、働きだしたらすぐに必要になる医療現場でのコミュニティについて講演していただいたおかげで、「医療現場でのPTのありかた」「相手への関心」「その人らしさの重要性」など、理学療法士として大切なことを改めて感じることができました。 勉強会のあとはバーベキューをしました。普段はなかなかお話する機会がない、先生方やOBの方々、他大学の理学療法士や作業療法士をめざす学生と、楽しく食事ができて良かったです。 9月3日(2日目) 2日目は「病院以外でのリハ」というテーマで話し合いました。 実習では病院で働いているPT(Physical Therapist:理学療法士)の方としかお会いする機会がないので、病院以外のPTという視点で考えるのは、とても新鮮でした。また、去年まで学生生活を送っていたOBの方が、理学療法士1年目として働き出した際に感じたギャップは、私たち学生にリアルな刺激を与えていただき、今後の学生生活をより充実させる良い機会になったと思います。 また合宿に10年ほど同行していただいている健康科学部長の金子先生からは、学生・OBの発表のひとつひとつに感想やご意見をいただくだけでなく、生理学のトピックスから人生経験までを含んだ特別レクチャーをしていただきました。ありがとうございました! 合同合宿・勉強会を通して、今年もOBの方々の講演や、星城大学の学生との交流からたくさん学ぶことができ、とても嬉しいです。貴重なお話をしてくださった金子先生、飯塚先生、畿央大学のOBのみなさんに、心より感謝しています。 そして、企画して頂いた合宿係の皆さん、ありがとうございました!また来年、このような交流の機会が訪れることを楽しみにしています! 理学療法学科2回生 森川 真奈 【関連記事】 理学療法研究会「SAPS」のOB・OG会を開催しました。
2017.09.25
同窓会レポート~理学療法学科森岡ゼミ同窓会
理学療法学科の森岡ゼミが開設されて12周年(干支が一周)ということで、初の同窓会を開催しました。 現在、森岡ゼミは13期生(現3回生)まであり、1期生から数えると101名のゼミ生が誕生しています。今回は、遠くは広島や東京から1期~13期生まで合計51名が参加してくれて、盛大に開催することができました。 会は「みんなで集まり楽しく昔を懐かしむ」という趣旨だけでなく、森岡ゼミらしく未来志向型で「学術」の要素も多く盛り込んだ内容となり、1期生の隠明寺さん、2期生の西下さん、そして3期生の田津原さんから「臨床・研究・教育管理」と多岐に渡るOB講演(話題提供)をして頂きました。いずれのお話しもアカデミックでありつつも、先輩方の今に至る歴史や現在大切にされている想いが詰まった内容で、卒業生だけでなく現役ゼミ生も真剣に聞き入っていました。私としても先輩方が楽しそうに話をされている姿をワクワクしながら聞かせて頂き、そのような真っすぐな姿勢から「今の自分に本当に大切なものは何か?」という問いに対して、気づきを得ることのできる機会でした。 また、現役ゼミ生代表の福知さん(12期生)には、今の森岡ゼミの紹介を行ってもらいました。私(4期生)が所属していた時に比べると、研究内容が明らかに高度になっており、森岡ゼミ12年の発展を感じさせるものとなっていました。ただ「非常に個性的なメンバーが集まるゼミ」であるという特徴は、今も昔も変わっていないようでした。 最後に、森岡先生から「次世代の社会を担う若者たちに向けたメッセージ」と題して、卒業生や学生が今後の人生を幸せに歩んで行くためのヒントとなるお話しをして頂きました。先生のこれまでの歴史から、様々なお言葉をもらいましたが、個人的には「いくつになっても緊張するような変化(挑戦・成長)を目標に行動を継続する」というメッセージが強く残っています。社会に出て仕事にも慣れ、家庭を持ち、組織の中で役職に就くなどすると、自ずと保守的になる傾向にあるかと思います。プライベートでも仕事においても、常に挑戦・成長の意識と行動を持ち続けることが、少し先の未来で現在を振り返ったときに「幸せだった」と感じることに繋がるのだと思います。 また、同窓会開催の準備や当日の運営において、多くの卒業生・現役ゼミ生の方々にご協力を頂き、有意義な同窓会を開催することができました。関係者の皆さん、本当にありがとうございました。そして何より、常にストイックに成長を求め挑戦する背中を見せ続けて下さり、卒業後もいつもさりげなく気にかけて下さっている森岡先生に感謝致します。またいつの日か「畿央大学 森岡ゼミ」という原点に立ち返りつつも、世代を超えた仲間で前向きに未来を見据えていく機会を設けることができればと思っています。 最後に、今回の同窓会開催を支援してくださった畿桜会(同窓会)に感謝申し上げます。 理学療法学科4期生(2010年3月卒業) 石垣智也 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2017.09.22
平成29年度「全学年症例検討会」を開催しました~理学療法学科
2017年9月13日(水)、理学療法学科4回生が下級生とグループになって「総合臨床実習」での学びや経験を伝える「全学年症例検討会」を行いました。 理学療法学科4回生は、4月~7月までの期間、8週間の総合臨床実習を、2か所の病院で計16週間行います。実習先の病院で理学療法士(実習指導者)の指導のもと、様々な疾患の患者さんを対象として基本的な評価を行い、その結果に基づいて治療プログラムを立案。実際に治療をさせて頂くことで、基本的な理学療法を修得していきます。学内での学習とは異なり、患者さんと直接向き合う経験を通して、4回生たちは見違えるほど大きく成長します。 症例検討会では各学年2~3名、合計12名程度のグループに分かれ、司会進行は4回生が担当。教員はファシリテーターとして見守ります。4回生は担当した症例から学んだことをまとめ、基本的な知識を再確認し、下級生たちに説明できる能力を高めることが目標です。1~3回生は現在学んでいる基礎医学と臨床との関係を理解することで、学習へのモチベーションを高めることが目標となります。どのグループも活発な質疑応答が行われ、また実習に関する情報も得ることができ、学年をこえた「タテのつながり」も深まる症例検討会となりました。 症例検討会に参加した学生たちの感想を学年ごとに紹介します。 【4回生】 これまで1年生から3年生まで先輩達の症例発表を聞いてきました。3年生の時は「半年後には私も実習へ行って、こんなことをしなければならない」と思い、焦ったことをよく覚えています。今回は私たちが発表ということで、後輩たちにどのように伝えれば分かりやすいかを考えていました。 1.2年生には症例の病態を中心に、3年生には私なりに考えてどのように治療したかとその結果も説明しました。症例についての話が終わった後は、色々な質問をしてくれました。質問の内容から、これからの学校での勉強や実習への不安が多い印象でした。どちらも簡単ではないですが、頑張って欲しいと思います。 私の拙い説明で伝わったかはとても不安ですが、これから後輩のみんなが考えたり実習に行ったりする上で少しでも参考になれば嬉しいです!実習へ行けば、辛いこともあるけど患者さんとの良い出会いや楽しいこともたくさんあると思います。担当させていただく患者さんのために、いっぱい考えて充実した実習になるように頑張って下さい!! 理学療法学科4回生 喜多郁果 【3回生】 今回、先輩方に長期実習の話を聞かせていただきました。1,2回生の頃は話を聞いた時に全然わからなくても、「まだ先のことだ」と思っていましたが、半年後に自分たちが実習に行くと思えば、「もっと勉強しなければ!」と強く焦りを感じました。勉強をしておくと良いところや、まとめておくと役立つところも教えていただけたので、実習に向けて少しずつ準備していこうと思います。また、今後の授業では実習や臨床に出た時のことを意識し、今まで以上に勉強や実技の練習を頑張ろうと思えた貴重な機会になりました。 理学療法学科3回生 山本真美 【2回生】 実習を終えた4回生の先輩方から症例発表をお聞きしました。昨年1回生として参加したときは全然わからなかったことが、2回生になり専門的な知識が少しずつ増え、理解できることが多くなりました。それでもまだ知識が不十分で未熟な部分がたくさんあったため、今までの基礎的な勉強や、今後の専門的な勉強や技術の習得をより一層深めていかなければいけないなと感じました。 また、知識や技術面だけでなく、心理面でのサポートも大切であることを改めて実感し、積極的なコミュニケーションを心がけようと思いました。実際に臨床現場を経験した先輩方からの貴重なお話を参考にして、今後の勉強や実習に取り組んでいこうと思います。 理学療法学科2回生 松尾翠 【1回生】 理学療法学科の全学年が集まって話をする機会は今までなかったので、とても貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。患者さんの症例や治療法を聞いていると、前期の授業で学んだことはもちろん、私たちが3日間の見学実習で学んだ事などがたくさん出てきて、私たちが今学んでいることが臨床現場のどのような部分につながっていくのか、深く知ることができました。 理学療法学科1回生 溝端由衣・南すみれ 【4回生】 1.2回生には、今履修している教科に合わせて、なるべくわかりやすく説明をしました。その後は、これからどんな授業があるか気になっているようだったので、主にこれからの学校生活について話をしていきました。まだまだ実習まで時間はあるので、大学生活を楽しみながら、勉強もしてもらえればと思います!! 3回生には、より詳しく疾患や評価方法の内容、実習中の話などをしました。また、遠隔地に実習へ行っていたので、その際の下宿生活の話もしました。とても真剣に話を聞いて、積極的に質問もしてくれました(^^)これからの実習に不安を抱いているように見えましたが、病院の先生方や、実際に患者様と接して、いろいろな事を吸収してもらえればと思います!実習も辛いことだけじゃないと思います(^-^)v 今履修している基礎的な授業も、臨床ではかなり活かされてくるので、毎回真剣に受けてもらえればと思います!私は基礎的な内容を忘れていることがあり、実習中苦労しました...(笑) 学年が上がるにつれて、部活やアルバイト、勉強などを文武両道させることが難しくなると思いますが、目の前の事を全力で取り組んで、後悔しないように過ごしていってほしいと思います(^^) 授業や実習でわからない事があれば、みんな優しいので先輩や先生方にどんどん質問してみてください(^o^)/ これからのみなさんの活躍に期待しています!! 理学療法学科4回生 水口七海
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