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健康栄養学科

2010.07.30

関西中央高校応援プロジェクトがすすんでいます

今年度から『関西中央高校応援プロジェクト』が始動しています。このプロジェクトは、本学が同じ冬木学園の関西中央高校のアスリートコースの部活動(野球、ソフトテニス、剣道)に対して、理学療法や栄養、メンタルサポート等を本学の各専門分野が支援しようという試みです。5月に大学の教員と高校のクラブ監督・部長との会議を行い、活動計画を検討し、6月には、テーピングの指導とメンタルサポートをすすめるための心理テストなどを実施しました。   そして、7月9日、関西中央高校のカトレアホールで、健康栄養学科講師の喜多雅子先生による『関西中央高校応援プロジェクト"スポーツ栄養学講座"』が開講されました。関西中央高校の体育部の生徒を始め教員や保護者の方々約150名が熱心に講座に聞き入りました。   今回の講座では、「夏を乗り切るための食事と水分補給」をテーマに、食事の重要性や正しい水分補給についての身近な話を織り交ぜ、生徒にも分かりやすく、興味深いお話をしていただきました。     スポーツにおいて最大限のパフォーマンスをするためには食事がいかに重要か、栄養摂取はどのようなタイミングがいいのかなど専門的な内容から、これから迎える夏を乗り切るための食事の工夫や正しい水分補給についての具体的な実践例まで詳しくお話していただきました。   講座終了後、関西中央高校の生徒たちは「早速今日から実践しよう!!」とはりきって部活動に向かいました。とても分かりやすい喜多先生の講義に生徒や教員、保護者も引き込まれ、今回の関西中央高校応援プロジェクトは好評を博しました。このプロジェクトの成果が、関西中央高校の各部活の今後の発展と高校生自身の成長につながることが楽しみです。

2010.07.29

充実したキャンパスライフを過ごす学生に密着取材!!

 今回は、健康栄養学科の2回生カイノシ(ニックネーム)のキャンパスライフを覗いてみました。   火曜日は、3~5限まで食品衛生学実験がありました。実験テーマは「飲料水の水質調査」。学生が各自の自宅から水道水を持ってきて、自分たちが普段飲んでいる水の硬度を測定しました。実験を終えたカイノシは、「各地域で水質が異なり、普段飲んでいる市販の飲料水とも比較できた。実験はいつも新しい発見が多い。」と目を輝かせていました。     また、カイノシは、木曜日に行われているへルスチームのプロジェクト『下宿している新入生の食生活支援』にも参加しています。この日は、新入下宿生のためのクッキング講習会を行いました。そこで、彼女にインタビュー!!   Q1:カイノシは、なぜこのプロジェクトに参加したの? A:料理が好きで、みんなと食事することが好きだからです。さらに他学科の学生とコミュニケーションがとれることが楽しそうだったからです。 Q2:今回、このプロジェクトで一番大変だったことは? A:下宿生の栄養バランスを考慮した献立作成です。何度も栄養価計算をやり直し、試作を繰り返しました。 Q3:最後に感想は? A:今回初めて料理をした下宿生が料理が楽しい、また作りたいと言ってくれたので、とても嬉しいです。より一層勉強に励んで、絶対管理栄養士になります!  

2010.07.21

山本隆先生が雑誌『栄養と料理』8月号に登場

健康栄養学科教授 山本隆先生が、雑誌『栄養と料理』8月号の巻頭に登場されています。 山本先生の研究テーマは「脳と味覚」です。今回は、脳科学の見地から味覚教育の大切さについて話されています。     山本先生によると「もの心つくまでに繰り返した食べたものは、おいしいものとして受け入れられます。気がついたら好きになっていたというもので、その土地で生まれてその土地で食べていた、食文化としての味です。親が食べているもの、その味付け、それらを経験していくうちに自然と脳にすり込まれていくのがいわゆるおふくろの味です。和食の場合は、だしを用いてうま味で味付けし、素材の味を活かしておいしくするという食事です。それを3歳までにいかに食べさせるかが重要」ということです。   (親子一緒に楽しみながら食べる山本先生のお孫さんの食事場面の写真も載っています♪)   さらに"だしの味"について、「昔から日本人が食べてきただしの味は、子どもが本能的に飛びつく味ではないかもしれませんが、魚や野菜中心のおだやかな味付けの和食は健康という意味でも申し分ありません。このような味覚経験をした子どもは、成長の途中で強い味覚や脂肪分の多いファストフードやスナック菓子を食べるようになっても、それに溺れることなく和食に戻ってこれるのです」と述べられています。   何よりも家庭や学校でおいしく楽しく食卓を囲む日々の積み重ねが、もっとも重要な食育になるようです。

2010.07.16

産学官連携「万葉人からの贈り物プロジェクト」のグランプリ賞を決定!

産学官連携事業「万葉人からの贈り物プロジェクト」のグランプリ賞を決定しました!   橿原商工会議所商業部会"あきない塾"iチャレンジ委員会の企画による「万葉人からの贈り物」と題する、橿原市の「食」に関する土産物を畿央大学生の発想で創出し商品化につなげる産学官連携事業が最終段階を迎えました。今年2月の第1回勉強会から約半年が経ち、その間橿原市内見学会を含めると5回の勉強会、今月1日にも和洋菓子職人さんらによる試作品チェック会を行うなど、精力的な活動を展開してきました。       7月15日、プロジェクト登録メンバーの健康栄養学科8チーム(約30名)が参加して学内コンペが行われました。   コンペの審査項目は、①プレゼンテーション、②ネーミング、③橿原市の特徴、④独創性、⑤形、⑥彩り、⑦味、⑧特徴ある食材、⑨食べやすさ、⑩商品化など多岐にわたります。今回は「橿原市の食の土産物」であることから⑩番目の商品化できる、業者の方々の目線からの評点が重くなっています。         "商品化"できる新しい橿原土産の提案チームには、グランプリ賞として宮崎旅行のビッグ景品が贈られます。さて、見事グランプリに輝いたのは・・・・     (さらに…)

2010.07.10

臨地実習指導者意見交換会≪健康栄養学科≫

健康栄養学科の臨地実習を、より充実した内容にするため、実習生の受け入れにご協力頂く施設の先生方と本大学教員とで、7月1日午後、意見交換会を開催しました。今回は、お忙しい中にも関わらず、17施設から19名の先生方がご出席して下さいました。     臨床栄養学実習2週間、給食の運営実習1週間という短い期間ではありますが、実習生がナマの現場を実際に体験し、即戦力になる栄養士に育つよう指導して下さる施設の先生方の熱意が伝わりました。実習生には、ぜひ多くのことを学び、身につけてもらいたいと思います。   本学の臨地実習につきましてご協力ご指導を賜りますことに心より感謝申し上げます。

2010.07.09

下宿生のためのクッキング教室(健康栄養学科ヘルスチーム)

新入下宿生を対象としたヘルスチーム講座の第三弾!   奈良県福祉部健康安全局と奈良県内4大学(畿央大、近畿大、帝塚山大、奈良女子大)の連携事業「大学ヘルスチーム」の平成22年度イベント"新入下宿生の食生活講座"が行われています。 平成22年7月8日に5名の下宿生が参加して「下宿生のためのクッキング教室」が開かれました。 前回の6月24日は「SATシステムを利用した食事バランス講座」を開講しましたが、その結果下宿生のみなさんは偏った食事を摂っていることが鮮明になりました。そこで、今回はヘルスチームが考えたレシピを基に、下宿生のみなさんが実際に料理を作り、"料理する楽しみ"と"食べる楽しみ"を同時に味わってもらおうというのが狙いです。(今日の実習指導教員は金助手)さて、包丁を持ったこともない下宿生のみんなは料理できたのでしょうか?       今回、健康栄養学科2回生ヘルスチームが 考案したレシピは、   ①.ツナとひじきのチャーハン ②.ごまじゃこもやし ③.キャベツとトマトのスープ ④.ツナとキャベツのサラダ(追加)   の4つのメニューです。   (さらに…)

2010.07.05

授業に、スポーツに☆頑張る学生にズームイン!!

健康栄養学科3回生の輝く二人、津野くんと平尾くんにズームイン!!   健康栄養学科の3回生 津野君と平尾君は、ラグビー部に所属し、勉強に部活にと忙しいキャンパスライフを満喫しています。今回はそんな彼らに、授業と部活の様子をレポートしてもらいました!   『6月23日基礎栄養学実験脂肪酸組成の測定』     自分たちの血液を使って行う実験なので非常に意欲が湧き、これはどうしてこうなるのかなど、疑問がいっぱいでしたが、調べているうちにどんどん知識がつき、とても楽しいです。実験には精密な測定技術が要求されるので、失敗しないかと緊張していました。   津野くんは実験の手順を間違えてしまい、落ち込んでいました...................!?     ・・・と思いきや笑顔でした(^◇^)。   失敗は、成功のもと!!次週もがんばります。 (さらに…)

2010.06.25

「SATシステムを利用した食事バランス講座」を開催!(健康栄養学科ヘルスチーム)

新入下宿生を対象としたヘルスチーム講座の第二弾!   奈良県福祉部健康安全局と奈良県内4大学の連携事業「大学ヘルスチーム」の平成22年度イベント"新入下宿生の食生活講座"で、平成22年6月24日に10名の下宿生が参加して、普段下宿生らが摂取している食事メニューのカロリー計算、動植物性たんぱく質・鉄分・カルシウムなどの過不足分析をおこないました。「食育SATシステム」を使って体験してもらうことで、食事バランスの大切さを理解し食の改善を図ることを目的に実施しました。普段何気なく摂っているいる好きなメニューがいかに栄養の偏りがあるのかに気付かされました。     ヘルスチームの別のグループでは、学食におけるヘルシーメニューの開発も進んでいます。健康栄養学科浅野先生の研究室には、強力な助っ人(「料理かしば」の服部シェフ)が来られ、学生たちと入念な打ち合わせが続いていました。昨年21年度大学ヘルスチームでも1月28日に学生食堂に「ヘルシー☆プレート」が1日限定で販売されましたが、今年度も服部シェフにお願いして「安く、美味しく、栄養バランスのとれた"ヘルシー☆プレートⅡ"」が実現する予定です。みなさん、期待して待っていてください!     【参考記事】 平成22年度ヘルスチームの歩み"下宿生説明会"      → https://www.kio.ac.jp/information/2010/06/post-275.html 昨年21年度"学食ヘルシー☆プレート"発売      → https://www.kio.ac.jp/information/2010/01/1-1.html

2010.06.17

C棟南側の中庭に健康栄養学科の「緑のカーテン」が育ってきました。

栄養教育実践で植えた"きゅうり"が大きくなってきています。(2010.6.16レポート)   緑のカーテンとは、植物を建築物の外側に生育させることにより、建物内の温度上昇抑制を図る省エネ手法のことで、主につる植物などを窓を覆うように繁茂させたものをいいます。健康栄養学科では、栄養教育演習の実践教育の一環としてキャンパス内のC棟南側に15~16個のプランターを使って、大和伝統野菜の三尺きゅうり、大和マナ、まくわうりなどのつる植物を植えたところ、順調に育ってきています。     今の時期、つるもの植物の成長は著しくはやく、学生たちみんなで数週間前に植えたきゅうりのつるは窓の下まで伸びて大きなきゅうりも収穫できるまでに育ちました。しっかりした副え木にネットで誘導すればどこまでも伸びそうで、今年の夏はずっと「エコ」と「収穫」が期待できます。毎日、大空に向かって伸びる植物のつるを観察できるのも「学校菜園」ならではのことです。   緑のカーテン育成には4つの目的があります。それは①野菜の栽培による栄養教育手法の体験、②グリーンカーテン作成による環境教育の体験、③循環型社会の体験、④大和伝統野菜の栽培を通じて奈良の食文化の体験です。栄養教育論演習、栄養教育論Ⅱの時間を活用しての演習ですが、水やり、植え替え、追肥などは6~7名のグループ学習メンバーが適宜行うこととしています。   そして、その横の庭には畿央大学開学記念植樹の"タイサンボク"が大きな白い花をつけています。     学食横の東門の階段を登ってきた正面の庭の中の木で、大きな白い花が3つついています。少し上の方ですのでよく見ないとわかりませんが、見事な大きさでびっくりします。これを見つけてくださってご報告していただいたのは鋭い観察眼をお持ちの金子章道学部長です。 緑はひとにやさしく、ひとをおだやかにさせます。緑いっぱいの畿央大学にしたいですね。

2010.06.15

健康栄養学科ヘルスチームによる新入下宿生の食生活講座を開講しています。

新入下宿生を対象としたプロジェクトの説明会を行いました!   奈良県福祉部健康安全局と奈良県内4大学の連携事業「大学ヘルスチーム」の平成22年度版継続イベント"新入下宿生の食生活講座"が稼働しました。平成21年度は、今年の3月奈良県新公会堂でアグネスチャンさんをメインゲストとして「女性のためのがん予防キャンペーン」、畿央大学・近畿大学・帝塚山大学・奈良女子大学の4大学ヘルスチームによる「学食ヘルスメニュー」発表会などを行ったところです。     今回のプロジェクトは「畿央大学ヘルスチーム」の中の1グループが、下宿している新入生の食生活を1年を通して支援するものです。初めての一人暮らしで不安な人も多いと思いますし、食事作りの経験のない人もいました。そのような新入生の支援を、ヘルスチームメンバー(健康栄養学科2回生20名)が、3回生の指導の下で行いました。   活動初日にあたる5月27日(木)は参加者が8名も集まり、早速体脂肪率や骨密度、貧血検査等の身体測定を行い、食習慣アンケート用紙に回答をしてもらいました。身体チェックや食習慣アンケートから食事で気をつけることを検討し、指導計画を立てます。自分の健康を自己管理できるように、食事についての講義や料理実習を通して、食生活の基礎ができるように支援していくつもりです。また下宿生に便利な情報を集めて、下宿生活がより楽しく過ごせるように耳寄り情報を提供します。   (さらに…)