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人間環境デザイン学科

2012.02.21

人間環境デザイン学科卒業制作 インスタレーション「つむぐ」

今年度の人間環境デザイン学科卒業研究も多様な作品が揃いました。論文、建築、店舗、インテリア、ファッション、家具などバラエティーに富んだものでしたが、中でも加藤ゼミ・八木逸斗君の作品はインスタレーション(空間全体を作品として体験させる)でした。3年前にも他の卒業生が、第2グランドを使って制作したことがありました。今回は体育館北側の隙間空間を使用して光に触れる露地を演出しました。 タイトルは「つむぐ」。 直線と曲線によって支配された露地は果てしなく遠く、先の見えない道を人々は互いの存在を確認しながら一歩、また一歩と歩み続ける。吉野町商工会様、吉野地区商工会広域協議会様、坪岡林業様に木材料をご協力いただきました。改めて御礼申し上げます。 【八木君のコメント】制作は想像した以上に大変でした。元々予定していた日が天候に恵まれず中止になったり、今回の設置時は風のイタズラで何度も作品が倒れたりして、とても苦労しました。作品を見るために、寒い中来ていただいた教職員の方々や友達に感謝しています。また、この作品が出来たのはひとえに協力していただいた皆様のおかげです。本当にありがとうございました。1番嬉しかったことは、作品を体験した友達が(ルミナリエを文字って)「ヤギナリエ」と言ってくれたことです。

2012.02.17

人間環境デザイン学科 齋藤ゼミ★冒険遊び場2

2月11日に、先月の豚汁大会に引き続き、グラウンド横のスペースを利用して(※)第4回冒険遊び場を開催しました。参加者は保護者20人、子ども30人。今回も前回と同様、保護者の皆さんにも協力していただきました。開催時間は10時~14時。お父さん方には、焼き芋を作っていただきました。お母さん方や子どもは、学生スタッフとグランドやグラウンド横のスペースで遊びました。 ▼保護者、子ども、学生スタッフが一緒にドッジボールを楽しんでいました。 ▼カッターやマジック、ガムテープを使って、ダンボールを自由に工作。 ▼整備した砂場がオープン。泥団子を作ったり、落とし穴を作ったり(^O^) ▼子どもと学生スタッフのピラミッド。子ども達にはこれも遊びになるようです。 ▼水鉄砲で電柱に落書きしていました。 ▼楽しく遊んでいた子どもたちも、焼き芋に夢中になっていました。 3月にはNPO法人主催のシンポジウムに保護者の方たちと参加します。また、4月以降には毎月第3土曜日に、学内で「冒険遊び場」を開催することが決まりました。齋藤ゼミの目標である「冒険遊び場を地域に根づかせること」が、実現に少しずつ近づいてきています。 (※)『冒険遊び場』とは「自分の責任で自由に遊ぶ」ことをモットーに、禁止事項を極力なくし、水遊びやたき火など普通の公園ではできない遊びを子どもたちが体験できる遊び場所です。また、その運営に地域の住民の方が関わることにより、地域全体で子育てするというまちづくりの側面も併せ持っています。  1月の豚汁大会の様子https://www.kio.ac.jp/information/2012/01/post-467.html

2012.02.09

人間環境デザイン学科学生製作のマイスツールを学内展示

人間環境デザイン学科1回生対象の授業『立体表現Ⅱ』では、2009年度から本格的な家具づくりに取り組んでいます。 初年度は、バウハウスのデザイン思想を引き継ぐ※「ウルムスツール」を製作し、2010年度も同じ課題に取り組みました。 今年度からは「マイスツール」として、学生それぞれのオリジナリティーをデザインに取り入れようと考えました。 そのためには基本となるスツールをまずは学ばなければなりませんでした。そこで、原形となるスツール「ベーシックスツール」の構造を自らの手を通して理解し、それに若干の応用を付加することで自分だけのマイスツールを製作することにしました。 デザインのバリエーションにそれほど期待はしていなかったのですが、出来上がった作品はどれも個性的で面白く、作者自身が表現されていると思います。 1月30日(月)から4月27日(金)まで、C棟ラウンジ(1・2階間の階段踊り場)にスペースをお借りして、20名の「マイスツール」を展示させていただいています。 実際に腰かけてみたり、覗いてみたり、触れてもらうこともできます! 【 湯浅先生のアトリエでの特別補講 】 1月末の完成にむけて、1/23(月)湯浅先生のアトリエで特別補講を行い、半分の学生が参加しました。   ※「ウルムスツール」 畿央大学のエントランスホールには、世界的に有名な家具デザイナーの椅子が展示されています。 ▼Max Bill(マックス・ビル)の「ウルムスツール」もその一つです。 スツールとしてはもちろん、立てても横にしても使用できるのでサイドテーブルとして使ったり、脚の間の横木を持ち手にしてトレイのように持ち歩いたりと、多機能にデザインされています。

2012.01.31

4年目のエコマミ提案★人間環境デザイン学科 加藤プロゼミ

1月27日(金)、人間環境デザイン学科の加藤プロジェクトゼミの学生21名は、エコール・マミのテナント様に対して店舗デザイン提案を行いました。 このプロジェクトは今年で4年目となりますが、過去3年と大きく違うのは、さらに実践的提案に進化したことです。今回は、きらく様(うどん処)、ダイソー様(100円ショップ)、ハニーズ様(ファッション)にご協力をいただき、既存店舗の問題点を学生が聞き出しアイデアをまとめ各店長様の前でプレゼンテーションすることができました。 ▼きらく(うどん処)様へのプレゼン ▼ダイソー(100円ショップ)様へのプレゼン ▼ハニーズ(ファッション)様へのプレゼン その他にも、エコマミのキャラクターである「マーミン&ミーマン」を発展させ、その家族をつくりキャラクターデザインをした2回生、南館2階の外部ガラス面をデザインした3回生など・・・バラエティーに富んだ提案となりました。 ▼学生の考えた「マーミン&ミーマン家族」キャラクター ▼南館2階のウィンドウ提案 エコールマミ様をはじめ、各テナント様にも大変喜んでいただき、近い将来学生の提案が実現化する日がくるかもしれません。改めて皆様に御礼申し上げます。

2012.01.26

人間環境デザイン学科 齋藤ゼミ★冒険遊び場

人間環境デザイン学科齋藤ゼミの4回生たちは、卒業研究として「冒険遊び場」の実践に取り組んでいます。 『冒険遊び場』とは「自分の責任で自由に遊ぶ」ことをモットーに、禁止事項を極力なくし、水遊びやたき火など普通の公園ではできない遊びを子どもたちが体験できる遊び場所です。 また、その運営に地域の住民の方が関わることにより、地域全体で子育てするというまちづくりの側面も併せ持っています。 1月21日は、昨年10月の畿央祭に引き続き、グラウンド横のスペースを利用して第3回冒険遊び場を開催しました。 畿央祭は学生が中心となって開催しましたが、私たちの目標である「冒険遊び場を地域に根づかせること」の実現に一歩でも近づく為に、今回は地域の保護者の皆さんにも協力していただきました。 参加者は保護者15人、子ども25人でした。 開催時間は10時~14時。豚汁をお母さん方に作っていただき、学生スタッフとお父さん方でグラウンド横のスペースの整備を行いました。 その間、子どもたちは学生スタッフと一緒にダンボール遊びやボール遊び等を楽しんでいました。 次回は、2月11日に同じ場所で『焼き芋大会』を開催します。 是非ご参加ください。

2012.01.25

「橿原おみやげもの開発プロジェクト」工芸部門の作品が商品化!

学生のアイデアがカタチになり、販売がスタート~学生からの喜びの声を紹介! 畿央生と橿原商工会議所のコラボレーションで、橿原市の新しいお土産物を企画開発する「橿原おみやげもの開発プロジェクト」。例年実施している「食品部門」に加えて、本年度は初めて「工芸部門」を実施しました。 試作品ではなくプレゼンシートの提出による「デザインコンペ形式」で選ばれた最優秀作品(金賞・銀賞)が、靴下やペットボトルカバーなどを製造販売する有限会社巽繊維工業所様と、とんぼ玉(ガラス玉)を主力商品とする鹿や園様の2社により商品化されました。今回は受賞した学生や教員(すべて人間環境デザイン学科)の声とともに、商品紹介をさせて頂きたいと思います! 【金賞】「こだいちゃんポケットティッシュケース」 (巽繊維工業所 公式サイト) こだいちゃんの口からティッシュを出す、という大胆な発想から生まれたポケットティッシュカバーです。こだいちゃんのイメージから逸脱するのでは…等の意見もありましたが、橿原商工会議所を通して橿原市サイドに許可を頂き、お土産物として誕生しました。裏面はくちなし(橿原市の花)をあしらったデザインになっています。 ▼金賞を受賞した吉田由加さんのコメント こだいちゃんの口からティッシュが出るところがポイントでした。そこがイメージ通りに形になって感動しました。 素材感もふわふわで可愛いので、どんどん使って友達に自慢したいです。裏も橿原市の花・くちなしを使ってアレンジしてもらって、橿原のアピールに貢献できて良かったです。皆さんに感謝します。   【銀賞】 「お守りストラップ」 (鹿や園 公式ブログ) 「KASHIHARA NARA」の文字が入った丸いリングの中心に、小さな美しい円形の出合玉(ガラス玉)が入ったストラップです。メタリックな質感のリングと透明感のあるガラスがベストマッチ。ガラス玉の色は選びきれないほど豊富なので、手に取って自分に合う色を探して頂ければと思います。ガラス玉は聖徳太子が建立した保寿院で、「心願成就」の御祈祷がされており、御守りとしてお持ち頂けます。 ▼銀賞を受賞した谷川彩理さんのコメント パッケージに自分の名前が載っているとは夢にも思っていなかったので、本当に嬉しいです!簡単なスケッチ提案だったのに、こんなに素晴らしい商品にしていただいて満足しています。私の大切な宝物なので部屋に飾っています。 ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。   【その他】 「こだいちゃんペットボトルカバー」 (巽繊維工業所 公式サイト) 惜しくも学内コンペでは最優秀作品に輝くことは出来ませんでしたが、橿原市主催のおみやげもの発掘コンペで試作品提出が必要な最終審査に進み、巽繊維工業所巽社長のご厚意で試作して頂いたことがきっかけで商品化の運びとなりました。こだいちゃんが大きくあしわられたペットボトルカバーで、結露防止、保温保冷にぴったりの商品です。 ▼髙橋恵理香さんのコメント 巽繊維工業所様の工場見学をして、生産工程を直接見た上でデザインを考えたのでうまくいったのだと思います。 何点かデザインした中でも、私自身最も気に入っているものが商品化でき感激です!巽社長様に感謝します。 (さらに…)

2012.01.24

人間環境デザイン学科 村田ゼミ 「myおいね」を作ろう!

1月23日(月)、奈良県山添村にて山添村観光協会主催、大和高原文化の会・社会福祉法人 青葉仁会・神野山観光協会協賛で、「おいね」を語らい「myおいね」を作ろうが開催され、人間環境デザイン学科の村田ゼミが製作指導に協力しました。 村田ゼミでは、山添村が位置する大和高原で昭和30年くらいまで愛用されていた「おいね」について研究をしてきました。 大和高原では背中に背負うことを、方言で「おいねる」と言います。 そのことから背中に着ける綿入れの防寒具を「おいね」と呼ぶようになりました。 おいねの由来をお話しした後、ミシンを使い自分だけの作品を作っていただきました。 表生地、中綿はモンベル仕様のフリースで今風にデザインしています。 参加された方は「曾お祖母さんが着けていた」「おいねという文字を見てとても懐かしかった」「あたたかいね」とわきあいあいとおいね話に花を咲かせながら熱心に取り組んでくださいました。 これからも愛される「おいね」を目指したいと思います! ※村田ゼミではこのモンベル仕様以外にも、カエル、猫、カメなどのアニマルおいねも製作しています。

2012.01.19

三井田ゼミの取り組みを、産経新聞が取材!

産経新聞の特集記事「奈良の大学 なにを研究?」で、人間環境デザイン学科三井田ゼミの取り組みを紹介したいということで、2012(H24)年1月17日(火)に取材・撮影がありました。 三井田先生は奈良のまちづくり・まちおこしに深く携わっておられ、現在は畿央大学と包括連携協定を結んだ御所市から委託を受け、古い郵便局のリノベーション計画を進めています。一般的な建築士養成課程では経験できないような建物の実測からプランニング、実際に工事に使用する図面の作成、市長へのプレゼン…といった一連の流れを、学生たちが主体的に取り組み、プロジェクトを進めています。 ▼取材に応える三井田先生 ▼プロジェクトについて語る学生たち。 【関連記事】 「御所市連携「旧名柄郵便局修改築事業」で東川市長にプレゼンしました」 https://www.kio.ac.jp/information/2011/11/post-438.html 「御所市にある旧郵便局の実測調査をしてきました!!」 https://www.kio.ac.jp/information/2011/10/post-420.html また以前のプロジェクトでは奈良県桜井市三輪にある古民家をギャラリー兼工房として改修するなど、学生のチカラが産学官連携と地域連携を進めるエンジンになっています。 【関連記事】 「桜井・三輪 今西邸完成お披露目会」 https://www.kio.ac.jp/information/2010/04/post-255.html 「卒業研究 三井田ゼミ」 https://www.kio.ac.jp/information/2009/07/post-178.html 「桜井市三輪駅前の看板を作りました!!」 https://www.kio.ac.jp/information/2008/09/post-81.html   産経新聞奈良版で火曜日にこの特集が組まれており、今回の記事は1月31日(火)以降に掲載されるそうです。お楽しみに!

2012.01.10

建設現場の見学をしました!!~三井田プロジェクトゼミ~

人間環境デザイン学科2・3回生合同のプロジェクトゼミ。年末最後の授業として、2011年12月23日(祝)に建設現場の見学会を行いました。場所は畿央大学の姉妹校である関西中央高校。現在新しい校舎の建て替えが進められていますが、その新校舎の設計も本学科三井田先生がしています!! 現在は基礎及び一階部分が出来上がっており、上階部分のコンクリートを流し込む型枠の部分まで出来上がっています。 建設現場の担当の方に説明を聞きながら、見学をしました。インターンシップなどですでに建設現場を見慣れた学生もいましたが、ほとんどの学生は初めての経験です。 ▼真剣に話を聞く学生。 ▼下から型枠を支える支柱部分の見学。 ▼これは階段部分の説明です。 ▼外壁の仕上げ部分のコンクリートを触らせてもらいました。 この日は祝日だったのですが、現場の方も休むことなく働いていました。 よい校舎が出来上がることを祈っています!!

2011.12.21

段ボールの椅子を製作しました☆~人間環境デザイン学科「建築概論」~

人間環境デザイン学科、建築・まちづくりコース必修の1回生配当の「建築概論」で、段ボールの椅子の製作発表会が行われました。 「段ボール2枚(1800mm×900mm)までの材料」「人間の体重を支えられること」という条件で、学生が自由に制作。演習と違い、本来ならば週に1コマしかない講義授業の時間の中、みんな頑張って最後まで仕上げてくれました!! 12月19日(月)に発表会がありましたので、その様子をお伝えします。 ▼5,6名ごとに出てもらい、発表してもらいました。みんな緊張気味?! ▼自信ありげに自分の作品に座っています。 ▼中には「静かに座ってください」と強度が心配な椅子も・・・。 ▼「椅子は座ってみないとわからない」と、すべての学生の作品に座った科目担当の三井田先生。 ▼助手の奥村先生も学生が制作した椅子に座りました。 ▼興味を持った友人の椅子を試す学生たち。 最後に先生から厳しくも温かい講評がありました。皆さん経験を活かしてこれからの建築課題を頑張ってください!!