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人間環境デザイン学科

2011.10.11

産学官連携 橿原「夢の森フェスティバル」(大和物産展)に出展しました。

人間環境デザイン学科の学生が創作した橿原のおみやげものが商品化!    2011(H23)年10月8日から9日の両日、橿原青年会議所主催で橿原神宮森林遊苑一帯を会場にして開催された「第10回夢の森フェスティバル」の中の商業部門コーナー「大和物産展」で、人間環境デザイン学科の学生たちがデザイン考案し有限会社巽繊維工業所が商品化したおみやげものグッズが販売されました。 今年4月から橿原商工会議所と畿央大学(人間環境デザイン学科、健康栄養学科)が連携し、橿原市内見学や数回の勉強会、試作相談会を重ね、工芸部門と食部門の学内コンペで入賞した作品を商品化する『橿原みやげものプロジェクト』の成果発表でもあります。同フェスティバルでは巽繊維工業所が物産展に参加し販売デビューを飾ることができました。 巽繊維工業所は安全安心をモットーに品質管理を徹底し、値段・品質ともに海外メーカーに負けない靴下の国内生産を手がけています。昨年は平城京遷都1300年を記念してヒット商品となったせんとくんのペットボトルカバーを考案・販売。靴下の織り編み技術を応用した新商品開発のため『橿原みやげものプロジェクト』に参加。森下橿原市長、植田橿原副市長にお持ちいただいている“こだいちゃんペットボトルカバー”(左)、“こだいちゃんポケットティッシュカバー”(右)がデビュー商品です。  (さらに…)

2011.09.23

「LIVING&DESIGN すまいのリノベーション2011」を見学!

「リフォーム」と「リノベーション」の違いをご存知ですか?リフォームとは修繕とか仕様変更等のことで基本的には新築時に戻すことになります。一方、リノベーションは空間の価値そのものを変化させる大がかりな改修のことをいいます。 今年はその「リノベーション」をテーマにして、「LIVING&DESIGN すまいのリノベーション TOTAL INTERIOR 国際見本市」が9月14日(水)~17日(土)にインテックス大阪で開かれました。早速、加藤研究室では卒ゼミ生とともに情報収集に行ってきました。 全国の木工家による椅子の展示コーナーや最前線で活躍しているクリエイターのよるリノベーション提案コーナーなど、見どころが満載でした。最近はデザイン系の大学も出展しています。ゼミ生は2班に分かれ14日(水)は建築家・坂茂氏の特別講演を聴講、16日(金)は家具の展示を視察しました。

2011.09.02

第5回国際記憶会議に参加と発表をしてきました!

2011(H23)年7月31日から8月5日まで,イギリスのヨーク大学で開催された,第5回国際記憶会議(5th International Conference On Memory)に参加と発表をしてきました。5年に1度開催される,心理学における記憶の研究者が集う会です。イギリスの研究者が中心となって運営をしています。今回は5回目ということで,世界中から研究者が集まり,1000件近くの発表があり盛大な大会でした。なお,今回の会議への参加は,本学の海外研究旅費の助成を受けて行きました。貴重な経験をさせていただいたことをここに感謝します。 発表の写真です。わたくしは英語を流暢に話せませんが,筆談なども交えて,なんとか意思疎通をこなしてきました。現在はグローバル化の影響で,世界各国で人材交流が盛んです。そのため,わたくしを含めて,英語のネイティブ・スピーカーでない研究者が大部分です。言葉がスムーズに出てこなくても,お互いに興味があるテーマどうしの話ですから,話を聞く態度ができているので,お互い補いあいながら話したりできました。(情報通信が発達した現在では,込み入った話になったら“ここでは上手く言えないから,メールするわ!(してくれ!)”というやり方もできます……!)こういう会は研究成果を競うという目的よりは,実際に身体が集まって顔を向けあうことで人どうしのつながりを作る目的が重要だったりします。わたくしもこの研究発表がもとで,ドイツの研究者とメールのやりとりをするようになりました。“どうせネイティブ・スピーカーにはなれないんだから,気楽にいこう”です。チャンスがあるならば,気軽に行くことをおすすめしますよ。 ヨーク大学はヨーク市の郊外にあり,ごらんのようにキャンパス内に池をたたえる広大な敷地でありました。雰囲気的には,日本の郊外型の総合大学のキャンパスに似ています。大学生も……夏休みだったので人は少なかったですが,たいして日本と変わりない感じがしました。 学内には鳥がたくさんいます。(そして日本と同じように,“エサをやるな!”と警告が出ていました。) (さらに…)

2011.08.31

産官学連携 第8回店舗モニターを実施!

第8回目の店舗モニターが2011年8月3日(水)に行われました! 人間環境デザイン学科による葛城地区商工会広域協議会の「店舗モニター」も8回目に突入しました。今回は4回生と3回生の混成チームとなり、初めは少し心配していましたが蓋をあけてみれば、かえって緊張感が生まれ活発な意見交換ができたと思います。 午前中は、高取町のフクモリ様というファッション店です。広い店内には豊富な商品がいっぱいで見て回るだけでも一苦労です。  【3回生 岡田千枝さんが提案したフクロウのキャラクターマーク】 【4回生 尾内愛さんが描いた商品陳列提案】 (さらに…)

2011.08.10

「橿原おみやげもの開発プロジェクト」工芸部門の金賞・銀賞を決定!

   橿原市のお土産物として商品開発が約束される、金賞および銀賞が決定!     畿央生と橿原商工会議所がコンペ形式でお土産物を企画開発する「橿原おみやげもの開発プロジェクト」。従来の食品部門に加えて、本年度は新たに「工芸部門」がスタートしました(担当:人間環境デザイン学科加藤先生、奥村先生)。 最優秀作品である金賞・銀賞として選ばれれば、実際に橿原市のお土産物として商品化されます。商品化に協力して頂けるのは靴下やペットボトルカバーなどを製造販売する巽繊維工業株式会社様と、とんぼ玉(ガラス玉)を主力商品とする鹿や園様の2社。そのノウハウを活用したお土産物を、畿央生が企画提案します。 食品部門とは異なり「試作品」は作らず、あくまで紙の上での「デザインコンペ」になっているのが大きな特徴です。 製造現場を知るために、2社様のご厚意で希望者は工場見学、体験制作をさせて頂きました。具体的にどんな商品が製造可能なのかを把握した上で、お土産物のデザインを検討する絶好のチャンスになりました。 巽繊維工業での工場および製造過程の見学 鹿や園でのとんぼ玉制作体験 提出締切日には100枚を超えるプレゼンシートが集結。7月19日(火)一次審査および26日(火)最終審査という2日間に分けて、橿原商工会議所や橿原市物産協会、その他学内外の審査員により商品化の可能性やデザインに対して審査を行いました。 審査会場の様子 (左から)鹿や園の植田様、巽繊維工業の巽社長、橿原物産協会の吉廣会長、iチャレンジ委員会の岡橋委員長     厳正なる、そして長時間にわたる審査の結果、橿原市のマスコットである“こだいちゃん”をあしらった「ポケットティッシュカバー」が金賞、ガラス玉を使った「ストラップ」が銀賞に輝きました!!!(商品化されるまではデザインは秘密です)おめでとうございます!! 8月4日(木)には金賞・銀賞に佳作3点も含めた表彰式をエントランスホールで開催、その栄誉を称えました。   これで「橿原おみやげもの開発プロジェクト」に関する学内コンペやイベントは全日程が終了したことになりますが、これからが本当のスタート。食品部門も工芸部門も商品化に向け、今後は事業所様による試作や検討が進んでいきます。今後新たな動きがあれば随時「KIO’S SMILE SITE」で情報発信していきますので、ご期待下さい!     【橿原おみやげもの開発プロジェクト 過去のブログはこちら】 産学官連携学生が土産物を開発!「橿原みやげもの開発プロジェクト」がスタート! https://www.kio.ac.jp/information/2011/05/post-366.html 「橿原おみやげものプロジェクト」橿原市内見学バスツアーをフォトレポート! https://www.kio.ac.jp/information/2011/05/post-367.html 「橿原おみやげもの開発プロジェクト」第2回勉強会を開催! https://www.kio.ac.jp/information/2011/06/post-374.html 「橿原おみやげもの開発プロジェクト」和菓子相談会&勉強会を開催! https://www.kio.ac.jp/information/2011/06/post-381.html 「橿原おみやげもの開発プロジェクト」食品部門のグランプリを決定! https://www.kio.ac.jp/information/2011/07/post-390.html  

2011.08.10

吉野山へ見学に行きました!!~景観・まちづくり演習~

2011(H23)年7月10日に、吉野山へ見学に行ってきました。吉野山といえば春の桜、というくらい日本中で有名ですが、今回はそんな吉野山の初夏をのぞいています。まず、蔵王堂で吉野山の歴史について説明を受けました。   その次に、吉野山の尾根道を歩きながら、吉野建て(注1) の説明やまちづくりの活動などに紹介してもらいました。 (さらに…)

2011.08.09

3回生の建築設計製図の講評会が行われました~建築設計製図Ⅰ~

3回生前期の建築・まちづくりコースの学生にとっては一番重要で楽しい(!?)建築設計製図の講評会が行われました。この授業はコース必修となっており、2回生の住宅を主に設計していたころと違い、構造的な問題を考えながら設計したり、規模の大きなものを計画したりという内容になっています。今年度は例年行っている木造住宅の軸組も含めた設計と本学の敷地を想定した学生センターの設計となりました。 木造住宅の軸組みに関しては、計画や意匠もさることながら、構造計算を含め住宅の構造計画として成り立っているか、また軸組みの組み方が美しいかもチェックされます。この課題は他大学でこれだけ詳細に行っているところは少なく、就職の面接の際に高く評価されたという声も聞きます。もちろん、二級建築士などの製図試験にもこのときの知識が役立ちます。 (さらに…)

2011.08.02

インテリア設計士2級資格試験に15名が合格!

第51回「インテリア設計士2級資格試験」が本学で7/9(土)・10(日)と行われました。 本学が(奈良支部)試験会場となるのも今年で3回目となり、定着してきました。本学の学生は、今年過去最多の21名が受験し、ベストを尽くしました。 2級の試験には、学科と製図があります。製図実技試験は全員が合格しました。 昨年度から受験者が増加したため、学科試験難易度が高くなり関西エリアでも合格率が下がっているようです。本学でも(残念ながら学科で少し減りましたが)見事15名の合格となりました!!! 合格者は、以下のとおりです。(主に3回生・敬称略)植田理恵・阪口佐知子・佐藤唯・助川渚・高橋恵理香・武智千佳・竹本笑子・多胡初菜・中井千織・中辻淳・福本悠美・妙本咲季・村井智絵・矢部豊・山本早輝  15名のみなさん、本当におめでとうございました。

2011.07.15

人間環境デザイン学科 加藤ゼミ家具店ツアー

2011.7/13(水)、加藤卒業ゼミの一環としてオシャレな家具店へ視察に行きました。大阪では東の「TRUCK」(トラック)、西の「graf」(グラフ)という若者に圧倒的に支持されている二大店舗があります。 午前中にトラックを見学、午後からはグラフに廻りました。グラフでは別館の製作工場に突然おじゃましたにもかかわらずスタッフの方が熱心に進行中のお仕事を説明して下さいました。 その後、近くにある国立国際美術館で開催している桑山忠明・大阪プロジェクト展「WHITE」(9/19まで開催中)を見にいきました。真っ白の現代芸術なのですが、まるで古寺の石庭を眺めているような究極の精神世界を味わうことができ不思議な体験をした気分でした。最後に、隈研吾設計の朝日放送ビルを見学して解散。とても暑かったのですが充実した1日でした。

2011.07.02

吉野山をエコカーテンで彩る社会実験が、NHKと地元ケーブルテレビの取材を受けました!

いよいよエコカーテンの設置が実現!吉野山の協力店の方々もご満悦! 吉野山参道の商店や旅館の軒先に色とりどりの寒冷紗を掛けて歴史的景観を守るとともに省エネ効果をあげようと、人間環境デザイン学科教授佐藤昌子先生とゼミ生3名が今春から取り組んできた「吉野山エコカーテン」社会実験。 2011(H23)年7月1日、試作したエコカーテンの設置作業を行いました。 この日は霧雨がけむる吉野山にNHKならナビの記者に加えて地元ケーブルテレビの取材陣も来られ総勢10名以上で設置協力店5軒を回りました。 左から佐藤教授、ゼミ生、ケーブルテレビ、NHKならナビ田村記者、丸山繊維産業社長 最初は和紙・茶道具・伝統工芸美術小物を販売されている谷嶋誠心堂さんから、前もって色合いや採寸をお聞きし、学生自らミシン縫いした寒冷紗を取り付けました。“エコカーテン”の外側と内側の温度・照度・紫外線量の測定も行いました。谷嶋さんの奥様にお聞きしたところ、「数年前まで店前の道路上に西日や雨雪除けテントを張り巡らせていたが数十万円の維持費がかかるし、何よりも景観が悪くうっとうしくて除去、今は麻生地の暖簾をかけている。その麻生地も外から中の商品は見えないし風雨で縮みが激しくて困っていた。」「寒冷紗だとコストは麻生地の3分の1で済み、四季折々衣替えもできる。」と大変喜んでおられました。 谷嶋さんから斜め向かいにある吉野本葛を使った和菓子製造販売の「横矢芳泉堂」ご主人(左)と学生。 吉野山の桜の色合いの寒冷紗カーテンで、和菓子屋さんらしい軒先に変身しました。ご主人と奥様からは「中からも外からも透けて見えるのがとてもいい。お店のイメージにピッタリ」とおっしゃっていただきました。   横矢芳泉堂さんの左隣の若鮎・佃煮販売の「枳穀屋」(きこくや)さんのご主人(右端) お店の風格に似合ったグレイ系の寒冷紗エコカーテンを設置しました。 それぞれのお好みに合わせていろんなパターンが作り出せます。 千本入口の旅館お風呂「花夢花夢」さん       温泉旅館「佐古家」さん それぞれのお店の特徴を生かした、オンリーワンのエコカーテンが設置できました。吉野山参道沿いのもっと多くの店々が奈良の伝統繊維産業が織り成すエコカーテンで彩られる日も近いのではないでしょうか。佐藤ゼミ生らによるエコカーテンの社会実験は始まったばかりです。どのような手順で自分たちの企画を実現していくか、改良の道筋を描きながら学んでいきます。そのポイントはただ一つ、地域住民の方々との話し合い、ご意見に耳を傾けニーズを真剣に受け止めることです。 【過去の記事】吉野山をエコカーテンで彩る社会実験について、奈良新聞が取材! https://www.kio.ac.jp/information/2011/06/post-379.html 【過去の記事】産学連携でまちづくり~桜で有名な吉野町を「エコカーテン」で彩る社会実験がスタート~ https://www.kio.ac.jp/information/2011/05/post-370.html