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健康科学研究科

2024.09.24

第12回日本運動器理学療法学会学術大会 4回生参加レポート!~理学療法学科

瓜谷先生、大学院生からの学会レポートに引き続き、 学会に初めて参加した理学療法学科の4回生 5名から学会に参加した感想が届きましたのでご紹介します! 学部生の感想 その1 ● 2024年9月14日(土)~15日(日)にパシフィコ横浜で開催された、第12回日本運動器理学療法学会学術大会 に学部4年生・大学院生・大学院修了生と共に参加しました。私たちは、ポスター発表の部で「足底へのパッド貼付が片脚起立時および歩行時の足圧中心に及ぼす影響」について発表しました。筆頭演者の河合君は緊張した様子でしたが、しっかりと発表し、問題なく終えることができました。     第1,第2日程ともに参加し様々な講座や発表を聴講しましたが、どれも非常にレベルが高くこれから理学療法士となる私にとっては、とても良い刺激になり大変貴重な時間となりました。なかでも「進歩する低侵襲手術に応じた理学療法」という講座では、理学療法士が医師の行う術式への知見を深めていく必要があることを学び、働き始めてからも生涯勉強をすることの重要性を再認識することができました。   最後に、瓜谷先生をはじめ研究に協力してくださった安浦先生、芋川先生このような場に参加させていただき本当にありがとうございました。この経験を忘れず今後も精進していきます。   理学療法学科 4回生 柏井 英輝 学部生の感想 その2 ● 第12回運動器理学療法学会に参加させていただき、たくさんの病院や大学の先生方のポスター発表や教育演題を聴講しました。学生の私には難しく理解しにくい内容もありましたが、体内時計の話や肩関節の解剖の話など興味深い話をたくさん聞くことができてとても貴重な経験になりました。   ポスター発表では私が卒業研究で使用している機械を使用されている方がおられたので少しお話を聞いたりしました。     夜は瓜谷先生や院生、瓜谷先生のつながりで関東の病院の方と食事をしてみなさんから臨床での体験談など、とてもためになるお話を聞かせていただきました。   2日間を通して、自分も理学療法士になってからこのような学ぶ場に積極的に参加し先輩方からたくさんアドバイスをもらいながら成長していきたいと改めて感じました。   理学療法学科 4回生 後藤 香穂 学部生の感想 その3 ● 第12回日本運動器理学療法学会学術大会に参加しました。ポスター発表や様々な講演などを傾聴し、授業では学ぶことができない臨床現場での内容や多種多様な症例について学びを深めることができました。   実際に現場で働いている方のお話をお聞きすることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。将来、根拠のあるリハビリを提供できるようこれからも学会などに参加し、知識を身につけ続ける必要があると感じました。     また、学会を通して理学療法士という職の素晴らしさを改めて実感しました。学生の間に学会という貴重な場に参加できてよかったです。   理学療法学科 4回生 繁地 佑果 学部生の感想 その4 ● 今回私たちは第12回日本運動器理学療法学会学術大会に参加させていただきました。私たちにとって初めての学会参加となり、ドキドキワクワクの2日間となりました。   今まで、大学院の先輩方や他の施設の先生方の研究を見聞きする場面がありませんでしたが、私にとって興味深い研究がたくさんあり自分の視野が広がったように感じています。     また、今回私たちの研究発表を聞いてくださった方からもたくさんの興味を示していただきとてもうれしく思いました。今後の自分にとってとても貴重な経験となり、より一層自分自身で研究活動を行ってみたいと思えた2日間になりました。   理学療法学科 4回生 前田 秀斗 学部生の感想 その5 ● 第12回日本運動器理学療法学会学術大会にて卒業研究で取り組んでいる内容に関するポスター発表を行いました。   初めての学会参加に加えて、現職者や教員の方々の前でのポスター発表はとても緊張しましたが、とてもいい経験になり発表を終えた後にはこの経験が自分を大きく成長させてくれたと感じています。   また、発表に関して多くの方に興味を持っていただきたくさん質問をもらった時に研究活動のやりがいや楽しさを感じました。質問内容から得るものが数多くあり今後の研究や自分自身の活動に活かしていきたいと思います。   本学会に参加し、様々な方々と交流を行えたのは、瓜谷先生をはじめ、研究室の皆様の協力のおかげだと思っております。この場をお借りして皆様に心より感謝いたします。 理学療法学科 4回生 河合 基 関連記事 ▼ 第12回日本運動器理学療法学会学術大会 参加レポート 第12回日本運動器理学療法学会学術大会に参加しました~健康科学研究科・理学療法学科 瓜谷ゼミ 第12回日本運動器理学療法学会学術大会 大学院生レポート ~健康科学研究科   ▶ 海外インターンシップ 出発に向けての取組や現地レポートはこちら   第14回呼吸・循環リハビリテーション研究大会を開催しました!~健康科学研究科 田平研究室 4大学での合同ゼミで学部生・院生・教員が交流しました!~理学療法学科 瓜谷ゼミ 森岡研究室の同門会に院生・修了生49名が参加!~健康科学研究科 第3回日本老年療法学会学術集会で大学院生と修了生(客員研究員)が発表~健康科学研究科 本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科 大阪経済大学との合同研究発表会を実施!~地域リハビリテーション研究室 【快挙】本学の研究グループがパーキンソン病の姿勢障害の5因子を抽出することができました

2024.09.23

第12回日本運動器理学療法学会学術大会で発表した院生レポート!~健康科学研究科 瓜谷研究室

瓜谷先生からの学会レポートに引き続き、 第12回日本運動器理学療法学会学術大会 において「ウェブ患者教育プログラム参加者の心理社会的側面の探索:質的研究」についてポスター発表をされた 健康科学研究科 修士課程 2回生 望木 茜さんからのレポートです。 2024年9月14日(土)~15日(日)にパシフィコ横浜で開催された、第12回日本運動器理学療法学会学術大会 に学部4回生・大学院生・大学院修了生と共に参加しました。瓜谷ゼミの理学療法学科 4回生の学部生や、大学院の先生方や修了生の方も発表されており、私自身も奮い立つ思いでした。     初めての対面でのポスター発表だったため緊張しましたが、学会に参加されている先生方から、直接、新たな視点でのご意見を頂けたことが良い経験となりました。また、研究結果を発表する際は、聞き手を意識して話したり、研究結果をどう表現すると伝わりやすいか考えることが大切だと学びました。   学会で議論したことやアドバイスを頂いたことをもとに、さらに研究をブラッシュアップしていきたいと思います。     今回の学会発表をするにあたり、瓜谷大輔准教授をはじめとする多くの先生方・先輩方のご指導、畿央大学からのご支援を頂きました。最後になりましたが、この場を借りて深く感謝申し上げます。   関連記事 第12回日本運動器理学療法学会学術大会に参加しました~健康科学研究科・理学療法学科 瓜谷ゼミ 第14回呼吸・循環リハビリテーション研究大会を開催しました!~健康科学研究科 田平研究室 4大学での合同ゼミで学部生・院生・教員が交流しました!~理学療法学科 瓜谷ゼミ 森岡研究室の同門会に院生・修了生49名が参加!~健康科学研究科 第3回日本老年療法学会学術集会で大学院生と修了生(客員研究員)が発表~健康科学研究科 本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科 大阪経済大学との合同研究発表会を実施!~地域リハビリテーション研究室 【快挙】本学の研究グループがパーキンソン病の姿勢障害の5因子を抽出することができました   ▶ 海外インターンシップ 出発に向けての取組や現地レポートはこちら

2024.09.18

第12回日本運動器理学療法学会学術大会に参加しました~健康科学研究科・理学療法学科 瓜谷ゼミ

2024年9月14日(土)~15日(日)にパシフィコ横浜で開催された、第12回日本運動器理学療法学会学術大会 に学部4年生・大学院生・大学院修了生と共に参加してきました。   私は一般演題の座長を担当し、大学院生・大学院修了生はそれぞれが取り組んでいる研究の成果を発表しました。           今回はゼミの4年生も卒業研究で取り組んでいる内容のポスター発表を行いました。     初めての学会参加で、現職者の方々の前でのプレゼンテーションも当然ながら初めての経験でしたが、自分の言葉で堂々とプレゼンテーションが行えていました。私や共同研究者の方もいざという時のために横で一緒に待機していましたが、ほとんど出る幕が無いくらいでした。     多くの方に興味を持って聞いていただき、質問もたくさんいただきました。     4年生は11月に卒業研究発表会を控えています。今回の経験を糧に、今後も学術的な活動に関心を持って取り組んでいって欲しいと思います。     健康科学研究科・理学療法学科 准教授 瓜谷 大輔 関連記事 ▶ 海外インターンシップ 出発に向けての取組や現地レポートはこちら   第14回呼吸・循環リハビリテーション研究大会を開催しました!~健康科学研究科 田平研究室 4大学での合同ゼミで学部生・院生・教員が交流しました!~理学療法学科 瓜谷ゼミ 森岡研究室の同門会に院生・修了生49名が参加!~健康科学研究科 第3回日本老年療法学会学術集会で大学院生と修了生(客員研究員)が発表~健康科学研究科 本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科 大阪経済大学との合同研究発表会を実施!~地域リハビリテーション研究室 【快挙】本学の研究グループがパーキンソン病の姿勢障害の5因子を抽出することができました

2024.09.02

第14回呼吸・循環リハビリテーション研究大会を開催しました!~健康科学研究科 田平研究室

2024年8月17日(土)と18日(日)の2日間にわたり、「第14回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を滋賀県大津市のピアザ淡海(滋賀県立県民交流センター)で開催しました。この研究大会は、田平教授をはじめ、研究室の在学生と卒業生によって毎年開催されています。今年は、現地参加12名、Web参加3名の計15名が参加しました。   修士課程および博士課程に在籍する大学院生達は、自身の修士論文や博士論文の研究テーマについて発表し、今後の研究の進め方やまとめ方に関する多くの意見交換を行い、指導を受けました。また、卒業生による発表では、現在取り組んでいる活動報告や症例報告など、さまざまなテーマが取り上げられ、活発な議論が展開されました。     COVID-19感染症の流行以降、縮小傾向にあった対面での開催でしたが、対面開催ならではのリアルタイムで熱のこもったディスカッションを通じて、参加者にとって多くの学びを得られる充実した研究大会となりました。     当研究室の活動にご興味のある方は、ぜひご連絡ください。呼吸・循環リハビリテーション分野における日々のClinical Questionを共に解決していきましょう。   研究室スタッフ一同お待ちしております。   健康科学研究科 修士課程 関根 敏生 関連記事 ▶「呼吸・循環リハビリテーション研究大会」についての過去の記事は こちら   ▼ 健康科学研究科についての過去の記事 ▼ 4大学での合同ゼミで学部生・院生・教員が交流しました!~理学療法学科 瓜谷ゼミ 森岡研究室の同門会に院生・修了生49名が参加!~健康科学研究科 第3回日本老年療法学会学術集会で大学院生と修了生(客員研究員)が発表~健康科学研究科 本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科 大阪経済大学との合同研究発表会を実施!~地域リハビリテーション研究室 【快挙】本学の研究グループがパーキンソン病の姿勢障害の5因子を抽出することができました

2024.08.30

4大学での合同ゼミで学部生・院生・教員が交流しました!~理学療法学科 瓜谷ゼミ

2024年8月24日(土)に大阪市内で、関西医科大学 浅井研究室、甲南女子大学 三栖研究室・久保研究室、大阪行岡医療大学 山野研究室と合同ゼミを行いました。瓜谷研究室からも3・4年の学部ゼミ生と博士課程・修士課程の大学院生が参加しました。   関西医大の浅井先生、甲南女子大の三栖先生は私と同じ神戸大学の卒業で、昨年11月にタイのバンコクで開催されたアジア理学療法学会で再会した際に「それぞれの研究室で交流しましょう!」という話になり、畿央大学出身の山野先生もご一緒する形で今回の企画が実現しました。   ▼ アジア理学療法学術大会についての記事はこちら ▼ 「第16回アジア理学療法連盟学術大会」に教員と大学院生が参加!~健康科学研究科   初めに各研究室の教員から、それぞれが取り組んできた研究についての紹介が行われました。浅井先生からは機器開発研究、三栖先生からは小型モーションセンサーを用いた研究、久保先生からは脳卒中の臨床研究、山野先生からは変形性膝関節症の研究が紹介されました。私もこれまで取り組んできた足部や足趾に関する研究、変形性膝関節症に関する研究についてお話しました。   その後、各研究室のゼミ生が取り組んでいる卒業研究についてのプレゼンテーションが行われました。我々の研究室からも4年生が取り組んでいる2つの卒業研究についての途中経過についてプレゼンを行いました。     その後「理学療法は今後どのように社会に貢献できるか?」をテーマに、他大学のゼミ生同士でグループワークを行いました。グループワークでは終始和気あいあいとした雰囲気でディスカッションが進められ、各研究室のメンバー同士の交流も深まりました。       最後に学生達のまとめたアイデアを発表してもらいました。それぞれのグループが学生ならではの新鮮で面白いアイデアを発表してくれました。普段なかなか交流することのない他大学の教員や学生の方々と親睦を深めることができた、非常に有意義で楽しい機会になりました。     今回ご参加いただいた関西医科大学 浅井先生、甲南女子大学 三栖先生、久保先生、大阪行岡医療大学 山野先生、並びに各研究室の学生の皆さん、ありがとうございました。今後も引き続き交流を続けていきたいと思います。   理学療法学科 准教授 瓜谷 大輔 関連記事 森岡研究室の同門会に院生・修了生49名が参加!~健康科学研究科 第3回日本老年療法学会学術集会で大学院生と修了生(客員研究員)が発表~健康科学研究科 本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科 Blog 大阪経済大学との合同研究発表会を実施!~地域リハビリテーション研究室 第66回日本老年医学会学術集会で修了生と教員が発表しました!~健康科学研究科 恒例の沖縄ゼミ旅行が復活!~理学療法学科 瓜谷ゼミ OARSI2024(世界関節症会議学術大会)で教員が研究成果を発表しました~理学療法学科

2024.08.18

森岡研究室の同門会に院生・修了生49名が参加!~健康科学研究科

2024年7月27日(土)、大学院健康科学研究科の森岡研究室を修了したメンバーで同門会を開催しました。森岡研究室の大学院は2007年に開設され、現在博士の学位を取得した方が25名、修士の学位を取得した方が115名となっています。今回、研究室ができて初めて大規模な同門会を開催することとなり、近畿地方だけでなく全国から修了生が集いました。 森岡先生もお招きして、現役生を含め49名が参加する賑やかな会になりました。     同門会は森岡先生の乾杯の発声で始まり、参加できなかった修了生のビデオレターや今年からフランスへ留学する高村氏の壮行会、修了生10名による近況や最近の研究トピックについてのトークなど多くのプログラムが行われました。森岡研究室の修了生たちは現在、病院などの臨床現場だけでなく大学教員や研究所に所属する方、起業した方など活躍が多岐に渡っており、様々な話題提供が行われました。     私(塩崎)が大学院生の頃に感じていた森岡研究室の良さとして、研究内容を発信した際に研究分野が違うメンバーからも多くの視点のサジェスチョンをもらえることでした。その結果として横のつながりだけでなく縦のつながりができ、自分の考え方が広がっていくという何事にも代えがたい経験をしました。今回の同門会でも同様で、普段だと学会やセミナーなどで講演をされているような方々が話題を提供し、その話からフロアでは多くのディスカッションが行われ新たな共同研究へ発展するような輪が広がっていました。   学会などとは違い他愛のない話や家族の近況などプライベートの話など笑い声が絶えない雰囲気を感じ、本当に素敵な仲間たちだなと思いました。私自身初めて会った先輩や後輩とも交流ができ、司会進行を忘れて話し込んでしまうほど楽しい時間となりました。同門会の次の日には多くの参加者から次はいつするのかという連絡が届き、参加してくださった皆さんにとっても心地よい場所だったのだなと嬉しく思いました。     最後の閉会のあいさつで信迫悟志先生がおっしゃっていたように、森岡先生は研究室開設時からこの光景を想像し、めざしていたものに近づいてきているのではないかと私も感じました。大学院は「知をみがく」ことが一番優先されるところではあると思いますが、修了生の多くが様々な領域の発展のために尽力し「徳をのばし」「美をつくっている」ことを知り、改めて畿央大学大学院では様々なことを学んだのだなと考えさせられました。   森岡研究室で得たものを広い世界で実践し、次に同門の仲間に会う時にまた語れるのを楽しみに日々頑張ろうと感じる一日でした。     森岡研究室 修士課程 2015年度修了生 塩崎 智之 関連記事 大学院修了生のColumbia University留学に向けた壮行会を開催!~森岡研究室 大学院生が神経リハビリテーション研究大会を再開しました!~健康科学研究科 森岡研究室 畿央大学から世界へ!修了生がコロンビア大学で研究を続けています~健康科学研究科 海外のスポーツチームでトレーナーをする卒業生が大学に帰ってきてくれました~理学療法学科 恒例の沖縄ゼミ旅行が復活!~理学療法学科 瓜谷ゼミ  

2024.08.14

第3回日本老年療法学会学術集会で大学院生と修了生(客員研究員)が発表~健康科学研究科

2024年8月3日(土)~4日(日)の2日間にかけて第3回日本老年療法学会 学術集会 が札幌医科大学で開催されました。今年のテーマは「Well-beingな未来を創造する ~老年療法学の挑戦~」ということで、スピリチュアリティや老いと死、ケアに関することなどについて考える機会をいただきました。また、QOLやうつ・アパシーなどを扱った演題等も多く、大変勉強になりました。 地域リハビリテーション研究室からは、私(山本)が口述発表し、修士課程修了生の中北客員研究員はポスター発表という形式でそれぞれ発表させていただきました。   学会発表内容のご紹介 山本 泰忠:「Apathyを有する要支援・要介護高齢者に対するAcceptance&Commitment Therapyが身体活動量に及ぼす影響-ランダム化比較試験-」 本研究は、Apathy(病的な意欲低下)を有する要支援・要介護高齢者に対して、Acceptance&Commitment Therapyによる身体活動へ行動変容介入の有効性を検討したものです。結果、対照群でのみ高軽強度身体活動量(2.0~2.9METs)が低下し、介入後ACT群と比較すると対照群では、有意に低下していることが明らかになりました。Apathyを有する地域在住高齢者に対しての身体活動量に対する行動変容介入は、これまで報告されておらず、今回が初の試みになります。   中北 智士:「基本チェックリストの個別項目による新たな認知症スクリーニング法の検討」 本研究は、65~80 歳の要介護認定を受けていない高齢者に自治体などで要介護リスクの高い方々をスクリーニングするために用いられる基本チェックリスト(KCL)を含む自記式質問紙の郵送調査を実施し、認知症とより関連の強いKCL個別項目を同定し、簡便で精度の高いスクリーニング法を検討しました。結果、買い物、相談、階段昇降、客観的記憶障害、時間の見当識が抽出され、5 項目合計スコアは認知機能ドメイン、KCL 合計スコアよりも良好でありました。介護予防に関わる地域包括支援センター、保健師等の専門職、介護事業所等においても簡便で一般臨床で活用しやすく効果的なハイリスク者の抽出や認知症に対する予防的介入の一助となると考えられます。     その他、個人的には電子カルテ情報から収集された情報を基に、機械学習を用いられた身体的フレイルの予測精度についてのご報告やスポーツの参加経験の有無や種類によって男性では、孤独感と関連があることをご報告されている演題等がとても印象に残りました。     次回(2025年12月16日・17日)は、東京の一橋大学一橋講堂で第4回日本老年療法学会学術集会 が開催される予定となっています。テーマは「しんか ―深化・進化・真価―」となっております。臨床に従事されている医療職による演題も増えてきているそうです。更なる盛会を祈念し、今後も老年療法に貢献できるよう邁進してまいりたいと思います。   健康科学研究科博士後期課程3年 山本 泰忠   関連記事 本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科 大阪経済大学との合同研究発表会を実施!~地域リハビリテーション研究室 【快挙】本学の研究グループがパーキンソン病の姿勢障害の5因子を抽出することができました 第28回 日本ペインリハビリテーション学会 学術大会で大学院生が一般口述演題奨励賞を受賞しました!~健康科学研究科 第66回日本老年医学会学術集会で修了生と教員が発表しました!~健康科学研究科 チームKIOによる快挙!第28回日本ペインリハビリテーション学会学術大会でポスター演題最優秀賞を受賞!~健康科学研究科 【快挙】大学院生の研究において、脳卒中患者の物体把持の測定における新しいアプローチを開発しました。 OARSI2024(世界関節症会議学術大会)で教員が研究成果を発表しました~理学療法学科

2024.08.14

本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科

2024年7月28日(日) 畿央大学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。ボランティアとして参加した学生のレポートとともに学会の様子をご紹介します!   2024年7月28日(日)、畿央大学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。本学理学療法学科の岡田洋平先生が学会長ということで、同じく学科教員の瀧口先生、私梶原が準備委員として参加するだけでなく、実習を終えたばかりの理学療法学科4回生の9名も運営補助のボランティアとして参加してくれました。   今回は「挑戦する理学療法:やさしさを力に未来を拓く」というテーマで開催されました。学会の特別講演ではニューロリハビリテーションセンターの信迫先生が講師を務めて下さり、他の講演や演題の発表者にも本学卒業生が参加してくれていました。     学生ボランティアは会場の設営や参加登録の案内、講師・座長への水の手配、それぞれの会場を仕切っている運営スタッフの細かなサポートなどを行ってくれました。運営の都合上、どうしても会場を離れることになるスタッフに代わり、指示に従ってテキパキと働く学生ボランティアのおかげもあり大きなトラブルなく学会を終えることができました。   ご参加いただいた参加者、当日運営スタッフ、学生ボランティアのみなさまに深く感謝申し上げます。   理学療法学科 助教 梶原 由布   ボランティア学生の学会参加レポートをご紹介 2024年7月28日(日)、第33回奈良県理学療法士学会が本学で開催されました。本学で開催ということから、理学療法学科4年生のボランティア学生9名が運営補助として参加しました。   学会の内容としては、運動器や神経、内部障害についての発表、特別講演や教育講演といったリハビリテーションの実践に関する発表などがあり、私たちこれから理学療法士として働く学生にとっても非常に有意義な1日となりました。 ボランティア学生は、初めてのことに戸惑いながらも、スタッフとして来ていただいた様々な病院の先生方と一緒に当日の会場設営や受付・誘導といった仕事を実行しました。また、当日には奈良県の理学療法士の方々が集まったため、3回生の評価実習や4回生の総合臨床実習でお世話になった方々と再会することもありました。   当日は運営補助の合間に先生方の発表や特別講演を聞くことができました。学会では、授業で学ぶことができなかった実際の臨床現場での内容や、多種多様な症例について知ることができ、多くの学びを得ることができました。また、初めてこのような学会に参加したため、会場の空気に圧倒されていましたが、学生時代から多くの理学療法士が集まる学会の空気に触れることができ、とても良い経験ができたと感じます。   「挑戦する理学療法 やさしさを力に未来を拓く」をテーマとした講演を聴取し、今後理学療法士として働くうえでどのようなスキルが必要なのか、興味ある分野への挑戦することの大切さを感じました。   今回、学会の運営補助を行ったことで、今後理学療法士として働きたいという目標から、このような学会で他の理学療法士の方々に対して発表できるように日々学びを深めていきたいという新たな目標ができました。このような機会を与えてくださった、学会運営スタッフの皆様に感謝申し上げます。   理学療法学科4回生 中尾 有結、繁地 佑果、吉村 拓磨 関連記事 7/28(日)、畿央大学で「第33回奈良県理学療法士学会」が開催されます(学生無料) 本学教員の編集した「エビデンスから身につける物理療法」第2版が発行! 卒業生に学ぶチーム医療のリアル~理学療法学科 第3回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」

2024.08.05

「認知症の人と家族の交流会 in KIO」を開催!~看護実践研究センター認知症ケア部門

看護実践研究センター認知症ケア部門では、認知症を持つ人とその家族の生活の安定が図られる地域における支援体制の確立、さらに認知症を持つ人自ら認知症に向き合い共存していく生活への支援をめざし、地域住民や介護職、医療職、福祉職と連携活動を進めています。   昨年度、「身近な地域で、認知症本人の思いを知り、住民1人1人ができることから地域づくりを進める取り組み」が認知症基本法にも位置づけられました。その目的に沿って、今年度は、「認知症の人と家族の思いに耳を傾ける」をテーマに3回シリーズで交流会・講演会の開催を計画しました。   2024年7月26日(金)の第1回目は、「認知症の人と家族の交流会」を認知症の人・介護するご家族を中心に、日々の思いや介護等の情報交換、交流を目的に開催いたしました。     今回の交流会は、猛暑の中にもかかわらず、総勢26名(協力機関の関係者含む)の方に集まっていただきました。参加者の6割が60代以降の方で、全体では、30代から80代と幅広い年代の方に参加していただきました。 交流会の様子 全体自己紹介の後、少人数のグループに分かれ、「認知症」や「介護」に対する思いを伝えあいました。その後、①男性介護者、②親(対象とする)介護者、③看取り後、④ボランティア、サポーターの各グループに分かれ、同じ境遇の参加者同士、あるいは関心のあるグループに参加して交流する時間を持ちました。短い時間ではありましたが、すべての参加者が発言し、他者の語りに耳を傾け、貴重な時間はあっという間に経過しました。     交流会の感想 介護はつらいなど暗いイメージだったが、そうではないことを聞けた。 男性介護者の大変な介護(家事や洋服のコーディネート、化粧等身の回りの世話など慣れないことの連続)の事を聞かせてもらえたこと。 (同じ認知症でも個々それぞれで)他の家族の状況とは色々違うこと。 現在はボランティアをしていませんが、(看取った後、その経験を生かして自分にできることがあれば)また出来るかなと思い始めました。 ご自身の体験談を話された方が「長く話してごめんなさい」と言われた時に「ここはそのような場所ですよ」と言われた言葉が心に残りました。そのような場所が増えることが望まれます。 今回は、夫を介護する人、妻を介護する人、親を介護する人、介護を仕事とする人、最愛の方の介護を終えボランティアとして活動する人、経験も立場もそれぞれ異なった方の語りを聴かせていただける交流会になりました。一人ひとりが感じたこと、想いを語る場所の大切さを実感し、また地域の方と専門職の方などの情報交換ができる貴重な場所になることもわかりました。   また今回は、機関の方にご協力を頂きました。皆様のおかげでこのような交流会が開催できたと感謝しております。引き続き皆さんと共に考え、大学としての役割を担える活動を続けていきたいと考えております。   協力頂いた機関(順不同) ・香芝市地域包括支援センター ・葛城市地域包括支援センター ・広陵町地域包括支援センター ・SPSラボ若年認知症サポートセンターきずなや ・奈良県若年性認知症サポートサンタ― ・認知症の人と家族の会奈良県支部 ・まほろば倶楽部   ご協力ありがとうございました。   看護実践研究センター 認知症ケア部門 看護医療学科 助教 伊藤 千春   関連記事 ▼「看護実践研究センター」に関する過去の記事 「障がい児の愛着形成支援」について研修会を開催!~看護実践研究センター プロジェクト研究成果発表会を開催しました!~看護実践研究センター 認知症予防講座「歌って、笑って若返り」を開催しました~看護実践研究センター認知症ケア部門 看護実践研究センター認知症ケア部門主催「高齢者看護・ケアに活かすホリスティック・ナーシング」講演会を開催しました。  

2024.07.31

大阪経済大学との合同研究発表会を実施!~地域リハビリテーション研究室

2024年7月23日(火)に大阪経済大学 人間科学部 高井教授の研究室と合同研究発表会を実施しました。高井先生は社会ライフデザインコースにて社会健康学を中心に学部生および大学院生指導を行なわれており、特に地域リハビリテーションの予防分野においては我々地域リハビリテーション研究室と近い視点で研究をされています。   本学からは私(高取)と松本准教授、D3の山本氏、M2の池本氏他、客員研究員の中北氏、仲村渠氏の9名の参加でした。 今回は我々が大阪経済大学に訪問し、まず、本研究室M1院生(鳥居、置田)、M2院生(久保田)の研究計画、進捗の発表と意見交換を行い、続いて高井先生が指導されているM2院生の研究進捗やM1院生の方々と意見交換させていただきました。     本学からはM1の鳥居氏が「回復期リハビリテーション病棟入院患者の転倒恐怖感と身体活動量の関係について」、置田氏が「介護老人保健施設における認知症入所者の身体認識誤差と転倒との関係」という現在計画中の研究についてプレゼンテーションを行いました。M2の久保田氏からは修士中間発表会を控えた進捗報告として「介護老人保健施設における笑いヨガが身体活動量に及ぼす影響」のプレゼンを行いました。   高井研究室の大学院生は中国籍の留学生がおり、看護師、介護福祉士の資格を有しておられるため、我々リハビリテーション専門職とはまた違った視点でのご意見をいただくことができました。高井先生の研究室では現在、在日中国人専門のデイサービスの現状と課題についての質的研究を進めておられ、在日中国人高齢者がデイサービスに求めているものや価値観、健康感が日本人高齢者とは大きく異なることをデータと共に示していただき、私自身非常に刺激となりまた勉強となりました!   特に日本ではデイサービスのプログラムとしてリハビリテーションや体操が取り入れられているところが多く、いわゆるリハ特化型デイサービスも数多く存在していますが、在日中国人高齢者のデイサービスでは運動の要素は全く必要とされていないところが多いということに、今後外国人高齢者が増えていく現状にあって、日本のデイサービスの多様性についても考えさせられる内容でした。   ▼高井研究室のM2 張氏のプレゼンテーション     発表会のブレイクタイムでは高井先生にご用意いただいたサンドイッチや軽食を食べながら雑談タイムもあり、会話の中において院生の皆さまの意識の高さと日本語力の高さには驚かされました(私は英語もろくに話せないので・・)。M2久保田氏の「笑いヨガ」については中国人専用のデイサービスで使えるのではないかと興味を持っていただきました。   ▼最後に記念撮影!     やや院生教育がマンネリ化しつつあり、新たな刺激を取り入れたいということから皆で話し合った結果、実現した今回の合同研究発表会でしたが、院生の方々や指導教員である我々にとって非常に刺激をいただき、今後の研究活動へのモチベーションが高まりました! 今後もまた我々と近い研究領域を持つ他大学との交流を積極的に行っていきたいと思います。   畿央大学 大学院 健康科学研究科 教授 高取 克彦   関連記事・リンク 地域リハビリテーション研究室 【快挙】本学の研究グループがパーキンソン病の姿勢障害の5因子を抽出することができました 7/28(日)、畿央大学で「第33回奈良県理学療法士学会」が開催されます(学生無料) 第28回 日本ペインリハビリテーション学会 学術大会で大学院生が一般口述演題奨励賞を受賞しました!~健康科学研究科 第66回日本老年医学会学術集会で修了生と教員が発表しました!~健康科学研究科|KIO Smile Blog チームKIOによる快挙!第28回日本ペインリハビリテーション学会学術大会でポスター演題最優秀賞を受賞!~健康科学研究科 【快挙】大学院生の研究において、脳卒中患者の物体把持の測定における新しいアプローチを開発しました。 OARSI2024(世界関節症会議学術大会)で教員が研究成果を発表しました~理学療法学科