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畿央の学びと研究
2017.10.25
畿央祭・ウェルカムキャンパス企画 がんカフェ「きらめき」を開催!~看護医療学科
平成29年10月21日(土)畿央祭初日に、畿央祭・ウェルカムキャンパスの看護医療学科企画として、がんカフェ「きらめき」を開催しました。 台風21号の影響による悪天候の中、地域の皆様・保護者の皆様を中心として、また本学の卒業生を含め26名の方々にご参加いただきました。当日は、済生会中和病院がん相談支援センター・地域連携室 がん看護専門看護師 小林さゆり氏をお招きし、「化学療法の副作用と上手に付き合うコツ~快適な日常生活を過ごすために~」というテーマで、ご講演いただきました。 講演では、がん治療と副作用、具体的な対処方法と治療開始時からの緩和ケアの必要性について、わかりやすくご説明いただきました。小林氏は「インターネットが普及した現代だからこそ、正しい情報を得ることで、がん治療を乗り越える力になる」と話され、参加された方々も大きくうなずいておられました。また、奈良県がんピア・サポーターとのフリートーク、乳がん自己検診モデルやがんカルタ、現在開発中の乳がん術後オリジナル入浴着の展示を行いました。 ▼人間環境デザイン学科とのコラボで制作している乳がん患者のための入浴着 奈良県がんピア・サポーターとは、奈良県がんピア・サポーター養成研修を修了された方々です。当日は、奈良県がん診療連携拠点病院等で開催されている「がんサロン」で、ファシリテーターとして活動されている、がん経験者3名にお越しいただきました。がん治療を経験した当事者として、現在がん治療中の方や、これからがん治療に臨む方と熱心に語り合っておられました。 【参加された方々の感想】 「“がんは1回かかると治らない”とかすごくつらいイメージがあったけど、今日の講演を聞いて、もし自分ががんになったときも頑張れそうな気がしました。すごくわかりやすくてよかったです」 「同級生や友人ががんで亡くなったり、手術を受けたりという話をよく聞くようになりました。自分にとっては“関係ない”と思っていたがんや治療について、今回お話しを聞かせていただいたことにより、身近なこととして感じられました。特に限られた時間のご講演で『化学療法の副作用』という点に絞られていたため、大変わかりやすく、これから先の心構えを持つことができました。ありがとうございました」 「正しい情報を理解することで安心を得る、とても良かったです。ありがとうございました!」 今回のがんカフェには、看護医療学科4回生2名と3回生1名がスタッフとして参加しました。 【参加した看護医療学科3回生 高丸華穂さんの感想】 がんカフェにお手伝いとして参加させて頂きました。ピアサポートの方に気軽に相談することができ、またがん看護専門看護師の方のわかりやすい抗がん剤治療についての講義を聴くことで、普段言えないようながんについての悩みを表出し、不安が軽減されたという意見を多く聴くことができました。また、乳がんの自己検診体験を通して、乳がんの早期発見に対する意識向上にもつながり、とても良い機会であったと思います。今後このような機会があれば、また参加させて頂きたいと思います。 2人に1人ががんにかかる時代となり、がんと共に生きる方々も年々増加しています。 しかしながら、がんと診断されたときの衝撃があまりに大きく、その辛さを誰にも打ち明けられないという方々も多く見受けられます。インターネットによって、情報が一瞬で手に入る時代だからこそ、情報量の多さに更に不安が大きくなるという悪循環に陥らないためにも、正しい情報を上手に活用することが重要なのだと痛感しました。 初めての試みでしたが、がん治療中の方も来場していただき、また一般の方にもこのがんカフェ「きらめき」開催を通して、「がん」について身近に感じていただき、正しい情報を得ることの大切さを実感していただけたのではないかと思います。 今後も、がんを治療しながら“生きること”について理解を深める機会を提供できれば…と考えております。 ご参加いただいた皆様方、がんカフェの開催にご協力いただいた奈良県がんピア・サポーターの皆様、誠にありがとうございました。 看護医療学科 特任助教 中西 恵理 【関連記事】 乳がん患者のための「入浴着」開発が話題に!~看護医療学科×人間環境デザイン学科
2017.10.25
畿央祭・ウェルカムキャンパス企画展示「食育にチャレンジ!」を開催!~健康栄養学科
2017年10月21日(土)、22日(日)に開催された畿央祭・ウェルカムキャンパスで、健康栄養学科3年次配当「栄養教育論実習Ⅱ」で作成した媒体を展示する「食育にチャレンジ!」を実施しました。 「おやつde栄養チャージ」「更年期障害とうまく付き合おう!」「おうちで減塩」などライフステージ別に食に関するテーマで学生が作成した媒体を展示しました。どれも日常の食生活で活用できる内容になっています。 人気投票では、計31枚の投票を頂きました。 「油脂について触れているものがなかったのですが、適正な量やとり方について触れているともっとよかったと思います」「塩分量が具体的な数字で表されていてよかったです。減塩レシピを写真入りで貼ってあると、より良かったと思います」といったご指摘のほか、「改めて自身の食生活を振り返る良い機会になりました」「自分でめくったり、貼ったりできるものはおもしろかったです。どの展示も分かりやすかったです。」といった温かい感想を頂きました。 来場者の方からのお言葉はどれも学生たちの励みになるものばかりで、学業への意欲向上にもつながる貴重な機会となりました。 健康栄養学科 准教授 並河 信太郎・助手 横田 佳奈 【関連記事】 ・オープンキャンパスで栄養バランスチェック!~ヘルスチーム菜良 ・広陵町の体験型イベント「いのちを守るまちづくり」に参加!~ヘルスチーム菜良 ・葛城市で開催された親子減塩教室に協力!~ヘルスチーム菜良 ・畿央祭ウェルカムキャンパスでカロリーチェック!~ヘルスチーム菜良
2017.10.23
竹取公園ツリーハウス『みんなのひみつきち』披露式典~人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ~
畿央大学は地元広陵町と包括連携協定を締結し、健康や教育分野を中心にさまざまな取り組みを行っています。 「近隣の小学生たちが楽しく遊べる場所を作ろう!」と、2・3回生合同で地域の課題解決に取り組む人間環境デザイン学科のプロジェクトゼミ(三井田ゼミ、清水ゼミ、陳ゼミ)が、広陵町の都市整備課と連携して町内にある竹取公園に製作したツリーハウス。 ●ツリーハウスプロジェクト前半の記事はコチラから! ●ツリーハウスプロジェクト後半の記事はコチラから! 10月14日(土)に、完成したツリーハウス『みんなのひみつきち』披露式典が行われました。 愛称『みんなのひみつきち』には、竹取公園に遊びに来た誰もが楽しくワクワクするような場所にしたいという学生達の思いが込められています。 式典には、広陵町の山村町長と本学の冬木学長にもご参列いただきました。また、学部生と制作に協力してくれた小学生たちも参加し、小学生たちには冬木学長から感謝状が贈られ、広陵町からはかぐやちゃんグッズがプレゼントされました。 ▼本学 冬木学長(写真上)と冬木学長から感謝状を受け取る小学生(写真下) その後、皆で並びテープカットが行われ、披露式典は大盛況に終わりました。 このプロジェクトに協力してくださった皆さんに心から感謝いたします。ありがとうございました。 人間環境デザイン学科 助手 中井 千織
2017.10.23
奈良県認知症ケア専門士会第10回研修会が開催されました。
10月14日(日)畿央大学で、奈良県認知症ケア専門士会 第10回研修会が行われ、17名の参加者がありました。(今回はワークショップ形式のため少人数で行いました。) 開会にさきがけて、奈良県認知症ケア専門士会会長の山崎教授(本学看護医療学科教員)が挨拶をされました。 今回のテーマは松岡千代先生(佛教大学保健医療技術学部 看護学科 老年看護学教授)による『多職種連携に必要なコミュニケーションスキルを磨こう~TRUE COLORS 入門講座~』です。 松岡先生はご自身の多職種連携の難しさ、自分とはちがう価値観を持った方々との連携の難しさを経験され、そのとき『TRUE COLORS』 を知りました。『TRUE COLORS』の勉強をされ『TRUE COLORS 認定ファシリテーター』の資格をお持ちです。 『TRUE COLORS』について TRUE COLORS(TC)は、アメリカの心理学者カーシー博士による気質と行動パターン研究をもとに発展させた、体験型プログラムです。 人間関係やチームワークの向上、ストレス軽減、自己開発へと、幅広く活かすことができます。 TCプログラムでは、人間の持つ気質を「オレンジ」「ブルー」「ゴールド」「グリーン」の4つのカラーで表現。それぞれのカラーが自分の中でどう機能しているか...ワークを体験しながら、見て、聞いて、感じて、学んでいきます。そのため、難しい専門用語を勉強しなくても理解でき、職場や家庭生活、援助や教育の現場など、さまざまな場面に活用できます。意外と多くの人が、自分と異なる気質の相手を理解できずに苦労していたり、そもそも自分本来の持ち味に気づかず、周囲に合わせて無理していたりします。 TCを学ぶと、身近な関係も、仕事の上でも、ストレスが減ってお互いの「違い」が活かせるようになります。 TCプログラムの3つの柱は • 自分を知る • 相手を知る • 違いを受け入れる TRUE COLORS ジャパンホームページより セミナーではまず自分のカラーを知り、同じカラーでグループをつくりました。そしてそれぞれのカラーの特徴を他のグループに紹介する準備を行いました。同じカラーでのグループワークは時間配分の考え方や模造紙の使い方もよく似ており、とてもスムーズにグループワークが行えました。 その後、他のカラーの特徴を聴くと自分が今まで持っていた価値観はすべての人に共通するものではないこと、そのためカラーの違う人と何かをするとギクシャクする場合があることを改めて考えることができました。 しかし、この研修会で学んだことは自分と違うカラーの人は自分が苦手とすることを得意としていている人(秩序を大切にするゴールドの人には、自由な発想ができるオレンジの人がいると視野が広がる)、カラーの違う人とプロジェクトを行うと予想以上の成果があがるだろうということです。 今回の研修会を通して、プライベートでも仕事でも自分とは合わないと思っていた人にどんどん近づいていこうと思うことができました。 研修に参加された方からは、「新たな自分の内面を知ることができた」「楽しくて、4時間があっという間だった」などの感想が聞かれました。 看護医療学科 講師 寺田 美和子 ●日本県認知症ケア専門士会公式HPはコチラから! ●日本県認知症ケア専門士会公式Facebookはコチラから! ●奈良県認知症ケア専門士会公式Facebookはコチラから! 【関連記事】 ・認知症の方々とタスキをつなぐ「RUN伴」に参加・協力!~看護医療学科 ・第18回日本認知症ケア学会に参加・発表!~看護医療学科教員 ・奈良県認知症ケア専門士会第8回研修会が開催されました。
2017.10.23
第3回「Kio オレンヂカフェ 分かちあい in 御所」を開催~看護医療学科
畿央大学と御所市、地域住民が共同して運営している「金曜日カフェ~つどい~」で、10月13日(金)に平成29年度第3回「Kio オレンヂカフェ 分かちあい in 御所」(認知症カフェ)が開催されました。 「Kio オレンヂカフェ 分かち合い in 御所」では毎回、午前が「認知症サポーター養成講座」として認知症についての講義、午後は「認知症の人の介護について語る会」として認知症の方とそのご家族、介護をされている方や介護経験者、専門家などによる話し合いの場を設けます。 この日は私(畿央大学看護医療学科の老年看護学教員:寺田)と御所市職員と市民ボランティア3名で行いました。参加者は午前10名、午後13名でした。 <午前> 寺田講師による『認知症の話』と参加者全員で『フリートーク』 『認知症の話』では認知症の原因や症状・検査・治療、認知症の方やそのご家族への対応について話した後、DVDを観て認知症の方への実際の対応方法を考えました。 勉強の後は、参加者全員で『フリートーク』を行いました。認知症の方を介護されている方はおられなかったのですが、自分が認知症になったとき、夫が認知症になったとき、自分が病気になったときなど、皆さん心配しながらもその心づもりをされていることがわかりました。 「日頃思っていることを話せてよかった」と感想を頂きました。 <午後> 介護者との体験談を交えて 認知症の方を介護しておられるご家族の方の体験談を話して頂きました。認知症の妻を介護されている男性がご夫婦で来られました。夫が「介護は大変じゃないですよ」と話すと妻が「ほったらかしやからね」と笑いながらおっしゃり、ご夫婦で顔をみあわせて笑っておられた姿が印象的でした。このご夫婦を支えておられるのは娘さんです。また、介護中の方や、かつて介護をしておられた方から「周りに『家族が認知症だ』と言えるようになってから、周囲の助けがあり介護が少し楽になった」というお話しがありました。認知症サポーターが増えると介護している方が相談しやすくなると思いました。 「Kio オレンヂカフェ 分かち合い in 御所」は奇数月の第2金曜日10時~14時(一部変更があります)に開催されます。 【今後の予定】HPからご覧いただけます。 平成29年度 11月10日(金) 平成30年度 1月12日(金)・2月9日(金) 看護医療学科 講師 寺田 美和子 【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む
2017.10.20
夏の学習キャンプ2017 in 国立曽爾青少年自然の家 レポート!
8月といえば、海・夏祭り・学習キャンプ! 夏の学習キャンプ統括のたけしゅーこと現代教育学科2回生の竹内宗です。今回はこの夏に行われた学習キャンプについてレポートさせてもらいます。 学習キャンプとは、在学生が企画・運営し、参加者を募って学びのあるキャンプをするという畿友会主催の公式行事です。全ての学科、学年の人達が参加するので普段とは一味違う環境の中で活動することができる場となっています。夏と冬の2回あり、今夏は8月30日(水)・31日(木)に国立曽爾青少年自然の家で行われ、61名の参加者と14名のスタッフが参加しました。 当日に参加したスタッフは14名ですが、実習等で来ることができなかったスタッフも合わせ17名で今回の学習キャンプを企画しました。学習キャンプのスタッフは、キャンプのテーマを決め、本番までの4か月間でそのテーマをもとに何を行うかを決めていきます。 今年のテーマは・・・ 「パズル」!! この学習キャンプで「たくさんの人と関わり、自分と合う人を見つけ、学習キャンプとして大きなパズルを完成させる。」というような思いで考えました。 <1日目> 入所式・アイスブレイク・ゆうプロ・夕食・キャンプファイヤー スタッフは本番の1日前から国立曽爾青少年自然の家に泊まっているのですが、その日から3日間とも晴天に恵まれました!まずは初対面同士でも楽しめるようにアイスブレイクを行いました。この企画を通して参加者全体で楽しめるような雰囲気を創り出すことで、初対面だった人との間でも笑顔がたくさん生まれました。 ゆうプロでは参加者・スタッフが広場で走り回れるような企画を行いました。多くの自然が見える中でたくさんの汗をかきました。「久しぶりにいっぱい走って楽しかった!」の声も聞くことができました。 夕食は国立曾爾青少年自然の家でバイキングをいただきました。 その後、夕食前に走り回った広場でキャンプファイヤーを行いました。木を組むところから1回生のスタッフが中心となりたくさんのゲームを行ってくれました。学習キャンプ創設時からお世話になっているキャンプのプロ、吉藤先生も来てくださり、火を囲んで歌を歌ったり、星空を眺めたりしました。参加者・スタッフが一体となって時間を忘れ、恥も忘れ、大いに盛り上がりました! <2日目> あさプロ・朝食・ひるプロ・昼食 2日目最初の企画はあさプロです。みんなの目が覚めるようなクイズなどを行いました。 朝ごはんは薪を割り、火をおこし、ご飯を炊き、みそ汁を作りました。このキャンプで初めて自炊を行い、例年にない薪割りも行うなど、初めての経験をたくさんしました。 朝ごはんの後には曾爾高原を歩き回るひるプロの企画でした。 晴天のもと、グループでチェックポイントを回り、スタンプを集めました。たくさんの自然に囲まれた曽爾高原の景色を堪能しながら巡行し、最後は集めた草木でグループの漢字をつくりました。 たくさん歩いた後は最後の活動、お昼ご飯をみんなで作りました。 お昼ご飯はビビンバ丼!!キャンプの定番とはかけ離れたメニューに喜びの声も多くありました。 朝食同様にグループ内で役割を分担し、見た目鮮やかでグループの個性が出たビビンバ丼をつくりました。 これで学習キャンプの活動は終わりですが、この学習キャンプではテーマに沿って活動ごとにピースを作り、それをはめていきました。最後にしおりドキュメントの部署から、この2日間を振り返ったサプライズムービーとともに最後のピースをはめ、学習キャンプは幕を閉じました。 今回の学習キャンプに参加してくださった方々、スタッフ共にこの経験を一つのピースとし、これからの生活の中で他の経験とつながるようなことがあればと思います。 この学習キャンプには、初めて参加する・楽しかったのでまた参加したい・はじめてスタッフをする・スタッフを続けていきたいなど、様々な気持ちの様々な学部学年の人が参加しています。 スタッフはそれぞれの意見を交わし合いながら、時間をかけて学習キャンプを作っていき、参加してくださった方はそれにこたえるように笑顔で楽しんで活動に取り組んでくれます。その中で学習キャンプに関わった人が様々な形で学びを見つけています。 そんな学習キャンプはこれからも続きます。今このブログを見てくださっている畿央生・畿央大学に入学するかもしれない方も、この学習キャンプに参加して頂ければ幸いです! 夏の学習キャンプ実行委員長 現代教育学科2回生 竹内 宗 【関連記事】 ・夏の学習キャンプ2016 in 吐山 レポート! ・畿友会主催「冬の学習キャンプ2015」を開催しました!
2017.10.18
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.48~「リレー・フォー・ライフ・ジャパン奈良」に参加!
こんにちは、健康支援学生チームTASK※の看護医療学科2回生の佐藤莉子です。 平成29年10月14日にTASKの2回生4人、1回生4人と看護医療学科の中西先生と共にリレー・フォー・ライフジャパン奈良に参加しました。 ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 リレー・フォー・ライフはがん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧をめざすチャリティー活動です。ここでは、24時間タスキをつないで歩くイベントや、ブースの出店、みんなのメッセージが書かれたルミナリエを飾っています。 TASKは健康チェックで骨密度・足趾握力・握力の測定をしました。普段測定することが難しい、骨密度・足趾握力(足の指の握力)測定はかなりの人気でした!! また、リレー・フォー・ライフの醍醐味であるタスキもつなぎました!会場内に飾られたルミナリエに沿って歩きました。 夜になると、ルミナリエに光が灯され会場内が温かい雰囲気に包まれました。 ▼ルミナリエで表したHOPEの文字 ▼最後はおなじみTASKの「T」! 今回、がんの経験者や患者さん、支援をする方々など多くの人と関わることができました。会場内は笑顔であふれ、みんなが楽しそうで参加している私たちもとても楽しかったです。病気になっても人生を楽しむことができるそう感じた1日でした。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。 TASK 看護医療学科 2回生 佐藤莉子 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2017.10.17
34名で靴下ファッションショーをプロデュース!~人間環境デザイン学科村田ゼミ
人間環境デザイン学科3回生の波多野研吾です。 広陵町靴下組合が主催する「靴下デザインコンテスト」は今年で4回目を迎えました。今回も全国から約1,700点ものデザイン画の応募があり、その中から、組合長賞・商工会長賞・広陵町長賞など18点が選ばれ、靴下メーカーさんがそれぞれの靴下を編んで、デザインが靴下に実現されました。私達村田ゼミはその入賞作品を「ファッションショー」という形で披露してきました。今年度は2回生15名、3回生10名、4回生9名、そして村田先生の総勢35名で夏休みを返上し、3回生を中心に靴下ファッションショーに向けて活動してきました。 3回生は昨年の経験をもとに、今年のファッションショーでは何をするのか、どのような工夫をすれば今までの先輩方が作り上げてきた物を超えられるのか…とゼミの活動日以外にも授業後にゼミ室に残り、思考を凝らしました。意見が食い違い何度もぶつかり、しんどいな、投げ出したいな、と思うことは1度や2度ではありませんでした。それでも、より良いものを作り上げるため、終わったあとにみんなで笑えるようにするため、そして村田先生、先輩、後輩、ファッションショーをするにあたってお世話になった方々のため、見に来てくださる方々のため、皆で力を合わせて一つの目標へと進むことを決めました。 【夏休みから活動が本格化】 2回生のゼミメンバーも決まり本格的に活動が始まりました。週2回は朝10時に大学に集合、午前中はダンスや構成の練習、午後からは衣装の制作をしました。 ▼2回生による妖怪ウォッチの練習風景 2回生はペイズリー柄の布地をアクセントにサロペットを製作し、妖怪ウォッチの衣装にしました。3回生も構成を変更したり、小道具を作ったり、2回生に指導をしたりなど、思っていた以上にする事が多く、2回生を引っ張る立場となり初めて大変さを痛感しました。 【かぐや姫祭り2週間前】 開催まで残り2週間となっていた頃、自分たちでは順調に進めていたつもりだったのが、まだまだダンスや構成の完成度を上げきれておらず、先生や先輩方に心配されました。そのことがすごく悔しく、何が何でもいい物を作って先生たちを見返してやろうと強く思ったことは今でもまだ濃くはっきりと記憶しています。 それからの練習は皆、気持ちを切り替え、本番と同じサイズでショーを通し、衣装替え等も本番を意識していきました。 【かぐや姫祭り2日前】 村田ゼミの皆が一致団結し、本番を2日後に控えた日。台風接近・・・。 その日の会議で、かぐや姫祭りの決行か中止が話し合われることになり、「最悪の場合には中止も考えておいて欲しい」と言われていました。それでも皆「大丈夫だろう、本番は迎えられる!」と信じていました。その日の練習を終え、先生は会議に向かい、連絡を待つ形となっていました。 そして先生から来た連絡は誰も望んでいないものでした。かぐや姫祭りが完全に中止となり、私達は練習したことを披露する場を失い皆が力を落としていました。 でも、村田先生の「諦めない!」という言葉のとおり、3週間後の10月7日(土)に馬見丘陵公園で行われる「フラワーフェスタ」でファッションショーをするチャンスが巡ってきました!急遽決まったショーなので、スケジュールの問題で出られない人もいましたが、皆でつかんだチャンスを無駄にしまいと、また練習を再開させました。 【今度こそ本番!】 いよいよ本番当日。天候にも恵まれました!張り詰めた緊張感の中、受賞靴下とサロペットで準備OKの2回生の妖怪ウォッチからファッションショーが始まりました。 ▼2回生による「妖怪体操第一」 ▼3回生と2回生による余興、ブルゾンちえみ ▼受賞作品の靴下と私服を合わせたショー その後の余興では観客席から笑いが起こり、その勢いのまま受賞作品の靴下と私服を合わせたショーや、4回生のダンス、各賞による発表、そして毎年恒例となっているハイスクールミュージカルを終え、無事にエンディングを迎えることが出来ました。 ▼かぐやちゃん賞「C.O.S.M.O.S」 ▼ユーモア賞「T.W.L」 ▼上位賞「orion」 ▼村田先生、2回生、3回生による「ハイスクールミュージカル」 ▼ショーのエンディング 一時は諦めかけたファッションショーでしたが、最後まで皆が笑顔で、最高の形で終えることができました。ファッションショーをするに当たり、広陵町靴下組合、商工会、役場の方々にお世話になりました。貴重な経験ができ、人としても成長できたのではないかと思います。ありがとうございました! 人間環境デザイン学科 村田ゼミ3回生 波多野研吾 ▼ショーを終えての1枚! 【ゼミの村田先生からひとこと】 台風による、かぐや姫祭りの中止というハプニングに見舞われながらも、なんとか受賞靴下をファッションショーでご披露することができました。広陵町靴下組合、商工会、役場の方々には大変お世話になり、ありがとうございました。 人間環境デザイン学科 准教授 村田浩子 【関連記事】 広陵町かぐや姫祭り 靴下デザインコンテストに参加!(2016年) 広陵町「かぐや姫まつり」に協力・出展しました。
2017.10.16
大学院生が第41回日本神経心理学会学術集会で発表!~健康科学研究科
平成29年10月12日(木)、13日(金)に東京で開催された第41回日本神経心理学会学術集会に参加・発表してきましたので、私(健康科学研究科 修士課程 林田一輝)から報告させていただきます。本大会は医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、心理学者など多岐にわたる分野の臨床家・研究者が参加しており、非常に活発な議論がなされていました。 症例報告では、どの先生方も臨床症状について深く考察されており、臨床に対する熱心な態度が伺え、私自身襟を正されました。シンポジウムでは「高次脳機能障害の治療戦略」や「認知モデルと方法論」といったテーマが取り上げられ、神経心理学の方向性が治療、リハビリテーションの実践にあることが示されていました。 また、河村満先生(昭和大学病院附属東病院)から「神経心理学を学ぶ人のために」という題で特別講演が行われました。ブロードマンの脳地図が死後100年経っても残っているように、臨床・研究をわかりやすく表現していく努力が必要であるというメッセージを頂きました。 私は「他者との目的共有が運動主体感と運動学習に及ぼす影響」という演題で発表致しました。本研究は運動主体感を増幅させる手立てを他者関係の視点から探るとともに、運動主体感が運動学習効果に与える影響を調査したものです。フロアから運動主体感・運動学習に関する的確な質問、意見をいただき自身の研究を見直す良いきっかけとなりました。また、自己意識に関する発表に質問・ディスカッションすることで考えや問題点を共有することができ、私にとって今回の学会参加は成功体験となりました。今回頂戴した意見を参考にさらに精度を上げた研究に取り組んでいきたいと思います。 このような貴重な経験ができたのは森岡教授をはじめとする多くの方のご指導と畿央大学の支援があってのものです。この場をお借りして深く感謝申し上げます。今後は研究成果を国際雑誌に投稿し、少しでも還元できるよう努力致します。 健康科学研究科 神経リハビリテーション学研究室 修士課程 2年 林田一輝 ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターHP ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターFacebook 【関連記事】 ・大学院生が第22回日本ペインリハビリテーション学会学術大会で優秀賞をW受賞!~健康科学研究科 ・大学院生が第10回欧州疼痛学会でポスター発表!~健康科学研究科
2017.10.16
認知症の方々とタスキをつなぐ「RUN伴」に参加・協力!~看護医療学科
こんにちは。看護医療学科4回生の大森あきらと新郷智結です。 今回は、老年看護学で認知症ケアについて学んだゼミのメンバー(倉岡、藤井、繁本、的場、村松、新郷、大森)と入学センターのスタッフ、山崎先生、寺田先生の10人でRUN伴(とも)に参加しました。RUN伴は、認知症の方や家族、サポーター、一般の人が一つのタスキをつないでゴールをめざすイベントです。 私たちは、ランナーの方々をサポートするために、自転車での並走を行ったり、ゴールであるさわやかホールで待機し、ランナーを迎える役割を担いました。 ▼広陵町のマスコットキャラクター「かぐやちゃん」もお出迎え。 今回、ランナーや認知症の方やそのご家族と接することを通じて、多くの学びがありました。私たちは、エリシオン真美ケ丘から畿央大学へと走るランナーの方々、そして、畿央大学から、さわやかホールへと走るランナーの方々とともに、自転車で並走をさせていただきました。 エリシオン真美ケ丘では出発式がおこなわれ、施設に入居されている利用者の方々も笑顔で、ランナーの方を見送っていらっしゃいました。エリシオンから、チームエリシオンが出発し、畿央大学のチーム畿央にタスキをつなぎ、ランナーとして入学センターのスタッフがさわやかホール~大和高田市のあまがし苑まで走りました。 また、さわやかホールではグループホームきらめきの認知症の当事者の方も、短距離を走っておられ、マラソンを通じて当事者とご家族、支援者が一体となって取り組んでおられる姿にふれました。 当事者とご家族、支援者が一体となってマラソンに取り組むことがよい刺激となって、認知症の方もご家族も「まだまだ、私はできるのだ」というプラスの実感を得ることができ、認知機能の側面からもケアとしても、有用であると考えました。 また、応援するということそのものが、ランナーと認知症の方々とのコミュニケーションの橋渡しとして機能し、良い雰囲気づくりや認知症の方々にとって楽しいと感じる場になっているとも感じました。 ▼全員での集合写真 今回のボランティアを通じて、組織的な取り組みとしての認知症ケアの実際について学ぶことができました。将来、認知症の方々と関わる機会があれば、今回の学びを実践に活かしたいと思います。 看護医療学科4回生 大森 あきら 新郷 智結 【関連記事】 ・第18回日本認知症ケア学会に参加・発表!~看護医療学科教員 ・奈良県認知症ケア専門士会第8回研修会が開催されました。
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