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畿央の学びと研究
2015.01.07
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.7~高齢者施設で体力測定を実施!
こんにちは! TASK(健康支援学生チーム)看護医療学科2回生の亀崎です(*^_^*) ※TASKはThink, Action, Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 12月14日(日)、私たちTASKは理学療法学科高取先生の引率・指導の下、大阪府八尾市のサービス付き高齢者向け住宅にて体力測定を実施しました。こちらの施設では今年の6月にも利用者の方を対象に体力測定を実施しており、今回が2度目の測定です。 アンケート記入と測定の流れについて説明の後、まずは準備体操! 理学療法学科のスタッフが主導して行いました。 良い記録と事故防止のためにも、しっかりと体を動かしてもらいます。 準備体操が終わったら、いよいよ測定です。 今回の測定項目は身長・体重・筋肉量・握力・バランス能力・5m歩行時間・30秒立ち上がり、です。 安全に配慮しつつ、より良い記録を残せるよう、利用者の皆さんもスタッフも真剣です。 測定が終わった方から結果のフィードバックを行います。 測定値の解説やアドバイスに、利用者の皆さんも興味深く耳を傾けていらっしゃいました。 体を動かした後は、頭の運動も!ということで脳トレを行いました。 皆さんが積極的に参加してくださったおかげで、とても盛り上がりました。 最後に学生ミニイベントとして、クリスマスソングの定番「ジングルベル」をトーンチャイムで演奏しました。 短い演奏でしたが、皆さんに笑顔で聞いていただけて、ほっとしました。 これでこの日の予定は全て終了です。 事故もなく、つつがなく測定が終了したのは皆さんのご協力のおかげです。 本当に感謝感謝です。 今回の結果だけではなく、前回との比較や継続的な測定が健康づくりに役立ちます。 そのためにもTASKは今後も体力測定の実施等を通して、利用者の皆さんの健康支援を続けていきたいと思います。 体力測定に携わった全ての皆さん、お疲れさまでした! 元気な体で今年もがんばりましょう!(*^o^*)/ 看護医療学科2回生 亀崎 洋海
2015.01.07
KIO元気塾のクリスマス会を開催しました!
こんにちは! 今回は理学療法学科3回の小柿亜香里が昨年末に行われたKIO元気塾のクリスマス会について書かせていただきたいと思います。 そもそもKIO元気塾とは… 理学療法学科と健康栄養学科の学生が教員立会いのもと、月曜日と金曜日に病院を退院しても障害が残っておられる方に運動指導と栄養指導を行う取組みです。ここに参加している学生は強制ではなく、自ら進んで学びたいと申し出た学生です。その学生が1チーム5~6人で一人の利用者さんを担当します。人との関わり方や、治療の進め方、考え方など授業では学べないことを学べる場です。 そして元気塾に参加している理学療法学科の学生が2014年最後の元気塾で企画したものが、クリスマス会です!!!!! 元気塾で「クリスマス会をしよう」という話がでたのは11月の後半でした。それから私たちは各班の代表者が昼休みに集まり、何をするか一から考え始めました。 初めは…というよりもクリスマス会の当日までなかなか意見がまとまらず大変でした(笑) わたしはこのクリスマス会の言いだしっぺだったのでなんとかまとめようと必死でしたが、私自身もいいアイデアが思いつかず、本当にクリスマス会が成功するのかとても不安でした。 そして本番当日! 昼休みから教室を飾りつけし準備万端でクリスマス会がスタートしました(^^)/ もう失敗しても楽しくできたらOK!という気持ちで挑みました。 まず一つ目のプログラムは人間すごろくです。 ここでは普段見られないような利用者さんの笑顔が見ることができ、また「あれ、こんな元気に動けたっけ(;・∀・)?」と思うような元気な利用者さんの姿を見られることができました。 二つ目は音楽会です。 クリスマスソングといえばジングルベル!ということで、ジングルベルの演奏をみんなで行いました。利用者さんには楽器をひとつずつ持っていただき、自由に演奏してもらいました! みんなが知っている歌だったので口ずさんだり、手拍子をしたり、とても盛り上がりました(^◇^) 最後にクリスマスといえばやっぱりプレゼントですよね! ということで各班、用意したメッセージ入りのプレゼントを渡しました。 各班利用者さんのことを考えて選んだプレゼントだったのでとても喜んで受け取ってくださいました(*’ω’*) そして先生たちも含めみんなで記念撮影をしてクリスマス会はお開きとなりました。 今回このクリスマス会をして本当にやってよかったなと思いました。いつもはバラバラにトレーニングしている利用者さんが一緒に一つのことをしてほしいということをテーマにして、このクリスマス会を企画しました。そのとおり、クリスマス会では会場が一つになり、何とも言えないとても幸せな、温かい雰囲気になっていました。 また普段見られない利用者さんの笑顔に、私たち学生は幸せをもらいました。終わった後に話をしていると何人もの学生が「クリスマス会中、涙が出そうになった」と言っていました。それが何故か、正直ことばではうまく言い表すことができません。しかし今回参加したメンバーはきっと、わたしと同じ気持ちだろうと思います。そしてこの気持ちはこれから生きていくうえで大事なものだと確信しています。このようなクリスマス会を開けたことを私は誇りに思います。 最後に、今回のクリスマス会に参加してくださった利用者様、この会のサポートをしてくださった先生方、そしてクリスマス会を盛り上げてくれた仲間に感謝の気持ちを伝えたいと思います。 本当に本当にありがとうございました。 理学療法学科3回生 小柿 亜香里
2015.01.06
同窓会レポート~5期生、7期生の同窓会を開催しました!
こんにちは。 畿央大学理学療法学科7期生の林田一輝です。 2014年12月27日(土)に、畿央大学5期生、7期生で同窓会を開催しました。 15名が集まり、心斎橋の和牛料理屋さんへ。 中には横浜から駆けつけてくれた先輩もいて、久しぶりに会う仲間たちとおいしいお肉料理を食べながら非常に楽しい時間になりました。 卒業以来2回目(?)の同窓会で学生時代からとても仲が良く、結婚した人、プロポーズされた人、プロポーズした人、学会で優秀賞を受賞した人、教員試験に合格した人、ちょっぴり太った人(笑)など近況と昔話に花を咲かせました。 職種は養護教諭、助産師、理学療法士、保育士、小学校教諭、幼稚園、営業など多方面で普段の生活では聞けない話をたくさん聞くことができて、非常に良い刺激となりました。 このあとはもちろん2次会・・・ワインバーへ。次の日が仕事だろうがほぼ全員参加しました(笑) こんな関係が一生続けばいいなと心の底から思います。 私たちを出会わせてくれた畿央大学ありがと―――!!!! 理学療法学科7期生 林田 一輝 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。 詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2015.01.05
広陵町連携「広陵町介護予防リーダー養成講座」の事前説明会が行なわれました。
目の前に迫る高齢者社会の健康を支える自助・互助の新制度の事前説明会に多数が参加! 畿央大学は広陵町(地域包括支援センター)と連携して、『介護予防リーダー養成講座』(畿央大学講義室および実習現場にて2015年1月から3月まで11回)を開講することになりました。 第1回目講座が1月29日から始まるにあたり、募集定員10名に対して30数名の希望者があり、講座内容の説明会が12月26日広陵町総合保健福祉会館「さわやかホール」4階会議室において行なわれました。 広陵町では転倒・骨折予防や認知症予防を目的として一般の高齢者向けの運動教室を町内5箇所で開設していますが、年々参加希望者が増加してきており、広陵町民の予防意識の高さが感じられます。国は団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向けて「元気高齢者が虚弱高齢者を支える仕組みづくり」を重要課題としており、健康づくり・介護予防の担い手の必要性が急速に高まっています。しかし、その養成と養成後に実際の地域活動につなげるのは容易ではありません。 今回の取組みは大学のキャンパスを利用して理学療法士である大学教員(理学療法学科准教授高取克彦、助教松本大輔)が中心となり既存の運動教室への「サポーター」だけにとどまらず、自主的な活動を行える地域支援の「リーダー」を養成することをめざしています。 市町村単独で行なう一般的な養成スタイルではなく、シルバー大学のスタイルを導入し、理学療法士である教員が中心となって養成を行なうこと、また養成後に活躍していただく実際の現場へ実習に行くという実習型の養成がこの講座の大きな特徴であり、全国的にみても数少ない取組みです。 この講座は、第1回目2015(平成27)年1月29日、2回目2月3日、3回目2月5日・・・10回目3月3日、11回目3月5日認定試験・修了式という形の短期集中型講義・実習を行い、終了後は「広陵町介護予防リーダー」、「誤嚥にナラん!体操指導員」に認定されます。地域の要請にお応えした新しい、そして注目されている取組みであり、この説明会には受講希望者30数名のうち22名が来られ関心の高さが窺われました。
2014.12.24
ヘルスチーム菜良の学食ヘルシープレート「クリスマスランチ」が登場しました。
たっぷり野菜を敷き詰めたプレートはまさに緑のクリスマスリース! 奈良県内の管理栄養士養成課程をもつ4大学(畿央大学、帝塚山大学、近畿大学、奈良女子大学)で編成されるヘルスチーム菜良(指導教員:浅野恭代教授)は食育・啓蒙・レシピ開発など各大学がいろいろな取組みをしています。 2014年11月14日2回生による「秋を感じるほっこりごはん」に続く第2弾として、12月18日3回生が考えた「ほっこりぽかぽかクリスマスランチ」が学生食堂に100食限定で登場しました。 色鮮やかに野菜がたっぷり盛り付けられた上にジンジャーチキンのトマトソース添え、ミニトマトのサンタさんがちょこっと載った可愛いランチです。 体が温まるかぼちゃのシチュー、デザートにアップルティージンジャーゼリーも付いた贅沢なランチです。料理かしばの服部シェフが手づくり感いっぱいの演出をしてくださいました。 クリスマスランチを考案した、ヘルスチーム菜良のメンバー2人が、クリスマスランチの試作の様子を書いてくれました。 12月18日(木)に畿央大学の学食でヘルスチーム菜良の3回生が考えた クリスマスランチを販売しました。 テーマは、「ぽかぽかクリスマスランチ」でチキンとゼリーにしょうがを使用して、成分から温まってもらえるような、そしてチキンの盛り付けをリースに見立てたり、プチトマトサンタをのせたりしてクリスマスを感じてもらえるメニューを考えました。 メニューは パセリライス かぼちゃシチュー リースジンジャーチキン~トマトソース添え~ アップルティージンジャーゼリー です。 約110食作っていただきました。 何度も試作をくり返し、しょうがをどう生かすか、どうすればよりクリスマス感を出せるかを考えました。 料理長の服部さんにも自分たちのこだわりを伝え、クリスマスの特別感を出してもらいました。 食べて頂いた方には、 「盛り付けがかわいかった。」 「サンタがかわいかった。」 「おいしかった。」 などのうれしいコメントはもちろんですが 「味が薄かった。」 「あまり好きな味ではなかった。」 などのご指摘も頂き、 全員に満足してもらえるものを考える難しさを学びました。 今回お世話になった料理長の服部さん、学食のスタッフの皆さん、ご指導して下さった浅野先生、アンケート回収を手伝ってくれた2回生、ありがとうございました。 メニュー考案メンバー:健康栄養学科3回生 井本侑花、今中証巴、上薗季子、植田沙弥香、上原美鈴、上平倫彩、植村沙希、奥野有加、尾下智美 文責:健康栄養学科3回生 清川紗衣、大山真穂 来年1月には1回生が担当し、「学食ヘルシーランチ」を発売します。ご期待ください!
2014.12.18
同窓会レポート~理学療法学科7期生の同窓会を開催しました!
12月6日に第2回理学療法学科7期生同窓会を実施しました。 場所は去年と変わらず「ゆめ八」です。 本当は謝恩会を開いた「RIVER CAFE」でする予定だったんですけど… 諸事情でできませんでした…残念。 来年こそは!!!! 今回は去年と比較し少人数の参加となりました。 なかなか社会人になると集まるのが難しいですね。 しかし!少しでも集まるなら実施します!!!!たぶん… みんな来てね…(..) そんでまぁ乾杯の挨拶はもちろん我らが理学のアイドルT橋君! 期待していたものの,なんら普通の乾杯で始まりました(笑) 卒業して2年が経過しようとしていますが… みなさん相変わらずの様子で,変わらない友達と会うと安心するものです。 隣のスクリーンで放送していた「めちゃいけ」の番組が気にはなりましたが(笑), 仕事の話から懐かしい大学生活の話,将来の話などいろんな話題が飛び交った集まりでした。 来年度はお世話になった先生方もお呼びして大規模で行いたいものです! 理学療法学科7期生 津田 宏次朗 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。 詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2014.12.17
第31回KSM(Kio Study Meeting)を開催しました。
畿央大学理学療法学科6期卒業生の小西佑です。 12月14日(日)に、第31回目となるKSM (Kio Study Meeting)を開催させていただきましたので、ここに報告いたします。 今回の勉強会で発表された内容は、下記の2題です。 ①「小学生の姿勢について」(中田さん) ②「症候性腱板断裂患者に対して我々理学療法士が果たすべき役割」(中谷さん) 中田さんの発表は、実際に小学生の姿勢の悪化について懸念する小学校の教員を対象に、過去に中田さん自身が発表されたものでした。 近年の小学生の特徴的な姿勢やその原因、そして不良姿勢がもたらす健康的被害について、疫学的なものからその改善法までを事細かにまとめておられました。 それらの出典は、文部科学省の発表から大学の研究結果、新聞記事まで多岐にわたり、毎度のごとくその情報収集能力と資料をまとめる能力には驚かされます。 また、本来の対象が小学校の教員だったということもあって、専門的知識のない人でも十分理解できる配慮がなされておりました。 これは、私たち理学療法士が臨床現場で必要とされるスキルの一つであると考えられます。 つまり、医学的知識のない人が十分理解できるレベルに落とし込んだ上で、専門的な知識を説明することの難しさに類似しているということです。 個人的には、小学生の姿勢についての知識だけでなく、そういったプレゼンテーションや説明能力の難しさについて、改めて気づかされました。 続いて、中谷さんは腱板断裂のトピックに焦点を当てた内容を発表されました。 ご自身が急性期病院で担当されてきた経験談を織り交ぜながら、腱板断裂の重症度分類、手術適応・保存療法の違いによる介入方法の検討などがまとめられておりました。腱板断裂の理学療法について、全くの初心者であった私にすると、文字通りhow-toとしての発表であり、超急性期病院で働く中谷さんだからこその経験談も含めて、新鮮な気持ちで学習することができました。 中谷さんの資料には、英語論文から得ている情報が数多く登場します。 私たちが関わる医療の世界では、やはり英語で示された論文や科学を読み解くことが、一つ先の情報を得る為には必須になります。 腱板断裂のトピックについて、運動学や解剖学の知識再学習だけでなく、現存する最新のEvidenceを揃えてある資料は、唯一無二の学習教材でありました。 今回で31回目の開催を迎えましたが、単純計算で70~90の演題について、勉強・ディスカッションを深めてまいりました。 これだけの数をもってしても、理学療法とその関連事項に対する学習は追いつきません。 それだけ奥の深い学問、仕事なのだなあとしみじみ思います。 学習には意欲とそのための環境が必要になりますが、私たちにとっての意欲は理学療法という学問そのものへの探求心からなりますし、同じ勉強仲間が発する発表や意見からも発現します。 環境はこの勉強仲間(6期生の私が4期生の先輩方を仲間呼ばわりするのはおこがましいですが(笑))と、学び舎であると考えます。 そしてその学び舎(大学設備)を使用させて下さるのは、庄本先生をはじめとする大学関係者の皆さんです。 多数の方のご好意で継続できるこの環境に今一度感謝し、そしてその喜びを忘れず、これからも謙虚に勉学に勤しもうと思います。 理学療法学科6期生 小西 佑
2014.12.16
日本理学療法学生協会 畿央大学主催 関西支部大会を開催しました!
こんにちは!理学療法学科3回生の石川奈穂です! 11月23日(日)に行われた日本理学療法学生協会 畿央大学主催 関西支部大会について報告させていただきます! 日本理学療法学生協会(Japan physical therapy student association)とは、理学療法士を目指す学生同士の交流・情報交換の機会を増やすことで、学生の視野の拡大や理学療法に対する意識の向上を目的とした学生主体の団体です。 当日は、近畿地方を中心に、北は北海道から南は広島から総勢約80名の理学療法学生が集まりました!! 今大会のテーマは、『精神ケア~あなただからできること~』で、講演やディスカッション、学生発表、各職種の精神ケアについての展示、懇親会などを行いました。 初めに、開会式で大会長として挨拶をさせていただきました! こんな大勢の人の前でスポットライトを浴びながら挨拶をすることは滅多にないので、とても緊張しました。 ▲開会挨拶の様子 一つ目の講演として、東京都で理学療法士として勤務されている川井謙太朗先生に「スポーツ選手への理学療法」という内容で講演をしていただきました。 実際に先生が担当されたスポーツ選手の事例を通して、スポーツ分野において精神ケアはどのように行われているのか、先生が患者様に対して配慮されたことなどお話をしていただきました。 その後アイスブレーキングを取り入れたディスカッションを行い、漫画の一コマや実話をもとにさまざまな他大学の方々と身近な精神ケアについて考えました。 二つ目の講演として、奈良県で理学療法士として勤務されている佐藤剛介先生に「脊髄損傷者への精神ケア」という内容で講演をしていただきました。 脊髄損傷では受傷された年代によってその患者様に要求されること、患者様の心理状態は大きく異なります。 そのことについて講演をしていただき、先生がさまざまな年代の患者様にどのように接したかというお話を聞くことができ、いかに理学療法士が患者様の人生にとって重みのある職業であるかを知ることができ、深く心に響いた講演でした。 ▲ホールでの講演の様子 その後は医療者目線から精神ケアを考えるというディスカッション、そして会全体を振り返るフィードバックを行い、参加者全員で写真を撮影しました!!! 皆さんいい笑顔!!!!! ▲全員集合写真 最後に、新食堂で懇親会を行いました。学年関係なく全体が楽しい雰囲気で、あっという間に時間が過ぎてしまいました!! ▲新食堂での懇親会の様子 最後になりましたが、参加いただいた皆さん、会の開催にあたりご協力いただいた方々、本当にありがとうございました!! ▲運営委員のメンバー 日本理学療法学生協会 畿央大学主催 関西支部大会運営委員一同 理学療法学科3回生 石川 奈穂
2014.12.16
平成26年度 臨地実習指導者研修会を開催しました。(看護医療学科)
12月13日(土)午後、P302講義室において、看護医療学科「臨地実習指導者研修会」が行われました。 この研修会は、看護医療学科の臨地実習指導者および本学教員が学生の看護実践能力の向上に向けて協働し、効果的な実習指導を行うことを目的として、また、日頃の学生指導を振り返るとともに相互の交流と親睦を深める機会として年1回開催されており、今回が3回目となります。 当日は冷たい風の吹く寒い日となりましたが、各施設・病院から50名弱の指導者の方々にご参加いただきました。 第1部は、本学教育学部 現代教育学科の粕井みづほ教授に「いまどきの学生について-青年期の心理と人間関係-」というタイトルでご講演いただきました。 「いまどきの若者は…,いまどきの学生は…」とよく言われますが、道徳・規範意識や「将来よりも今が大切」という意識はこの20年間変わっていないそうです。反対に、この20年間で変わったこととして、自己肯定感の低下、自分を使い分ける傾向にあること、また自己主張が弱い傾向にあることがあげられていました。 また、看護学科の学生の昔と今の比較では、「やさしさ」が昔も今も高い値を示していました。看護を目指す人の「やさしさ」はいつの時代にあっても変わらないのだと少し嬉しくなりました。 ただ、「身辺自立」については昔よりも今の学生は低下していました。このような“いまどきの学生”の傾向を踏まえておくとともに、“学生一人一人”をしっかりとみて関わることが大切だと感じた貴重な講演でした。 第2部では、“いまどきの学生”の理解に基づく実習指導のあり方について,指導者と教員が分かれてKJ法を用いたグループワークを行いました。日頃の実習指導の中で感じる学生の “良い面” と “えっ?と思う面” を付箋に書き出していくことで学生像を明確化し、そのような学生を理解するためにはどのような工夫が必要か、またどのような指導が効果的かを考えていただきました。 教員1グループ、実習指導者3グループからグループワークの内容の発表後、それを受けて全体でディスカッションを行いました。 学生像としては、まじめで素直でやさしい印象がある一方、受け身な姿勢で自分で考えることが苦手。また、コミュニケーションが苦手で自信がなく消極的であることなどがあげられていました。 しかし、まじめで素直だから変わることができるはず…。実習指導者からは、学生像からのかかわり方や指導方法として、学生の実習しやすい環境を整え、思考を深められるよう発問し、スモールステップを積み重ねて、達成感の得られる実習を展開していくことが大切だと述べられていました。 また、自分たちがロールモデルとして、学生に看護の楽しさを伝えていくことが必要であるとも言われていました。 学生を実習に送り出す私たち教育側にとって、厳しい勤務状況の中にも関わらずこのような温かい思いを持って熱心に指導にあたっていただいていることをダイレクトに聞くことができとても嬉しく思いました。 研修会のアンケートにも、大学と臨床が集って行うこのような研修は大変貴重だというご意見をいただき、また教員にとっても、改めて学生への教育や関わり方を見つめなおす機会となり、大変収穫の多い研修会であったと実感できました。 今年度の各論実習も終盤に入りました。 今後も臨床と教員が協働し、学生が多くの学びを得られる実習が展開できるよう努力していきたいと思います。 看護医療学科 助手 森嶋 道子
2014.12.16
大学院生が日本高次脳機能障害学会学術総会に参加しました。
平成26年11月28日(金)・29日(土)に仙台国際センターで行われた日本高次脳機能障害学会学術総会に参加した大学院生からレポートが届きました。 畿央大学大学院健康科学研究科神経リハビリテーション学研究室の高村です。 本研究室からは,客員教授の河島則天さん,D1大松聡子さん,M2保屋野健吾さん,M1高村が演題発表しました.本学会は,医師や言語聴覚士を中心に,臨床の現場で活躍されている方が多く発表されおり,一人の症例に対する評価や行動観察の緻密さ,そして,そこから得られた結果の解釈および臨床推論の深さには只々驚くばかりでした. 会長講演では,東北大学大学院医学系研究科高次脳機能障害学分野の森悦朗先生が「行動神経学への誘い」という題目で発表されていました.行動神経学とは,脳血管障害や,神経変性疾患などを対象とし,神経心理学に加えて画像やリハビリテーション,薬理,病理などの多岐にわたる要素を包含した領域であると述べられていました.また,今までされてきた研究や自身の考えについても話されていました.その中で,常に臨床研究をするように患者を観ているとおっしゃっており,日々の臨床の中でも現象を観察し仮説を立て,的確なアウトカムを設定し検証していくことの重要性を再度認識させられました.そして研究も,その積み重ねであるように感じました. ポスター発表では,「半側空間無視の回復プロセスにおける左視線偏向について」という内容で発表しました.この内容は客員教授の河島則天さんと共同で研究させて頂いている内容です.半側空間無視は,脳卒中などによる右半球病変後に発生する症候群であり,大脳半球病変と反対側(左側)の刺激に対して,注意を向け反応すること,その方向を向くことが障害される病態と定義されます.半側空間無視を持つ患者さんの回復過程において,患者さん自身が日常生活上での問題(道を間違える,左側のものにぶつかるなど)や家族や医療スタッフからの指摘によって無視空間の存在に気づくと,意図的に左空間に注意を向けてその問題に対応する場面が散見されます.今回は,上述したような代償戦略としての左視線偏向と無視症状の回復の関係性に焦点をあて,反応特性及び,脳波の結果から検討した内容を発表させて頂きました.多くの方にご意見,ご指摘を頂くことができ,また発表時間外にも関わらず質問をして下さる方もおられ,大変参考になりました. 本学会を通じて,普段と異なる社会の中で発表することによって,違う視点から自身の研究を見ることができ非常に参考になりました.また,他の発表者の研究からも,自分にない考え方や発想を知ることができました. 最後になりますが,このような機会を与えてくださった畿央大学と森岡周教授をはじめとする研究室の皆様に深謝致します.今回得た経験を,研究や臨床に活かしていきたいと思います. 畿央大学大学院修士課程 高村優作
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