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イベントレポート

2020.02.25

冬のスポーツ実習2020(in 白馬村)レポートvol.2~助力が見たスポーツ実習

2020年2月18日(火)~21日(金)まで、長野県北安曇郡白馬村の白馬五竜スキー場にて、学生137人、助力(支援学生)26人、教員12人の合計175人で、「スポーツ実習B・Ⅱ」が開講されました。 今回は健康助力(アシスタント)として参加した学生からのレポートをお伝えします。     【健康支援担当】 私たち理学療法学科2回生9名は健康助力として、スポーツ実習に参加しました。 主な役割は、実習生の健康状態のチェック、ストレッチ指導、テーピング処置など体調面のサポートです。 事前に健康栄養学科の前原先生による勉強会に参加して、スキー・スノーボードで起こりやすい疾患について学習しました。テーピング処置では、ほとんどの健康助力がテーピングを巻くのが初めてだったので、甲子園メディカルトレーナーでもある理学療法学科の福本先生に1から指導していただき、事前に何度も練習して実習に臨みました。     スキー・スノーボードを初めて体験する実習生の多くは筋肉痛を訴えていたので、どのストレッチを行えば筋肉痛が改善するかを考えて実施しました。また、足首の捻挫などに対してテーピング処置を行いました。     みんなが楽しんでストレッチをしてくれていたため、私たちも楽しみながら指導することができました。 毎朝回収する健康チェックシートには「助力さんのおかげで体の痛みがマシになりました」や「テーピングを巻いてくれたおかげで痛みはなかった」などを書いてくれていて、すごく嬉しくやりがいを感じました。   この実習に参加して、 ・相手の痛み・つらさを感じ取ることの困難さ ・テーピングなどの技術の大切さや難しさ ・教育助力や先生たちとのチーム連携の大切さ を学ぶことができ、とても貴重な体験をさせていただきました。   健康助力の全員が実習後「助力になってよかった!」と思いました。この実習で学んだことを活かしていきたいと思います。ありがとうございました。     理学療法学科2回生 宇野流弥、江田朱里、川端一穂、木本茉佑、 小林美翔、鶴岡美玖、徳田篤人、藤田亜美、吉田昇弘   【関連記事】 冬のスポーツ実習2020(in 白馬村)レポート vol.1 ●昨年の冬のスポーツ実習の様子はコチラから!

2020.02.21

冬のスポーツ実習2020(in 白馬村)レポート vol.1

2020年2月18日(火)~21日(金)まで、長野県北安曇郡白馬村の白馬五竜スキー場にて、学生137人、助力(支援学生)26人、教員12人の合計175人で、「スポーツ実習B・Ⅱ」が始まりました。 初日の様子を、学生の声でお伝えします。   ——————————————— 1日目:2/18(火) 今日はいつもより朝早く起きました。 バスの中でおもしろい自己紹介をして、とても楽しかったです。長時間のバスはとても疲れましたが、友達とおしゃべりしたり、スキーやスノーボードのビデオを見たりしてあっという間に過ぎました。 長野県に近づくにつれて雪景色が広がっていて、私のワクワクも高まりました。今年初めて見た雪はとても綺麗で、奈良県民の私はテンションが上がりました。     スキーウェアを着たり靴を履いたりするだけでも、明日のスキー実習がより楽しみになりました。     晩ご飯をみんなで配膳しました。晩御飯はとてもおいしく、話したことのない子ともたくさん話せて嬉しかったです。     明日の実習にむけてしっかりストレッチをして寝ます。     現代教育学科1回生 中井あすか・尾崎佳世   ●昨年の冬のスポーツ実習の様子はコチラから!

2020.02.20

カナダ短期語学留学2020 現地リポートvol.1~出発編(事前準備)

畿央大学の短期語学留学プログラムは、毎年春休みと夏休み中に行われます。これから行く春期実施分では、英語学習はもちろんのこと、カナダの文化に触れることができ、博物館見学や美術館での美術鑑賞、アイスホッケー観戦、コンサートなど課外アクティビティを自分で計画して、カナダでの生活を満喫することもできます。   【畿央大学春期短期語学留学プログラム2020概要】 場  所:カナダのビクトリア(バンクーバーの西、フェリーで1時間半程の場所にあります) 研修場所:グローバルビレッジ イングリッシュセンター ビクトリア 期  間:2020年2月22日から20日間 内  容:2週間英語学習(ホームステイ滞在)、その後5日間のバンクーバーでの文化体験、観光等   昨年10月に募集を開始し、参加者14名がこれまで4回のオリエンテーションを重ね、現地での生活(特に安全について)やホームステイ先でのマナー、緊急時の対応や現地で必要な英語表現などを学んできました。日本で学んだことを現地で実際に使う経験がこれから始まります。   これから2週間の語学研修と5日間の自由時間について参加学生から順次レポートしてもらいます。まず、第1弾は、出発までに行ったオリエンテーションの内容を紹介してもらいます。 現代教育学科 准教授 深田將揮 【学生からのレポート:出発編】 こんにちは!現代教育学科2回生の西廣柊志です。今回は留学前に行ったオリエンテーションについて書きます。   ○第1回オリエンテーション 初めての参加者全員の対面!少しずつみんなの仲が良くなって一丸となって留学に行けるといいなと思います。 オリエンテーションの内容は、主にJTBの方に来ていただいて、留学関係の書類をたくさんいただき、説明していただきました。その他、引率をしてくださる現代教育学科の深田先生から今後の予定を聞きました。   ○第2回オリエンテーション 留学先での具体的なスケジュールやどんな感じの生活をするのか等、たくさんのお話を聞きました。自分がカナダに行った時にどのような生活を過ごすのか想像できて、とてもワクワクする反面、母語が全く通じない環境に行くことに対しての不安も募りました。   ○第3回オリエンテーション 現地での入国の仕方や持ち物などカナダ行きに必要なことをたくさん聞きました! 現地での通信環境には、モバイルWi-Fiかsimカードが必要になります。忘れないように申し込まないとカナダで誰とも連絡が取れません。テストの一ヶ月前でしたがテスト勉強と並行して手続きをしました。 オリテではあまり時間がなかったのですが、自分の自己紹介の動画をLINEのノート機能を使ってみんなで共有しました。自撮りで動画を撮ったのが、とても恥ずかしかったです。それぞれ英語の話し方や内容の違いがとてもあって面白いなぁ、と思いながら動画を見ていました。1人1人個性があってすごく楽しい留学になる予感がしました。 ▲LINEのノート機能を使ってお互いの自己紹介(英語)を共有しました   ○第4回オリエンテーション オリエンテーションの最終日。最終確認やホストファミリーの確定など、約3時間かかってたくさんのことを行いました。出発まであと1週間になりました。みんなどこに行くかなど、とてもワクワクしています!残り一週間で全て準備を完了します。 ▲最終のオリエンテーションの様子   カナダではホームステイ先の家族と積極的に交流して、英語を使ったコミュニケーションをする機会をたくさん作っていきたいです。どうしても通じない部分はあると思いますが、積極的に頑張ることを目標にして、有意義な時間を過ごしていきます。それでは行ってきます!!   現代教育学科 2回生 西廣柊志   【関連記事】 ●イギリス短期語学留学の記事はコチラから! ●カナダ短期語学留学の記事はコチラから!

2020.02.19

2019年度第4回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 御所」を開催!~看護医療学科

畿央大学と御所市高齢者対策課地域包括支援センター、住民が共同で運営している「金曜カフェ~つどい~」で「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」(認知症カフェ)が2020年2月14日(金)に開催されました。「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」は、御所市認知症啓発事業として畿央大学健康科学部看護医療学科老年看護学教員と御所市高齢者対策課地域包括支援センター、住民が共同して行っているものです。当日の様子をレポートさせていただきます。     今回は、地域の方17人、地域のボランティア4人、大学教員2人、オレンジプロジェクトの学生6人、社会福祉士の大学院生(見学者)1人、が参加しました。今回は、御所市(上田洋品店跡)で行われる最後のカフェ(延べ、27日間開店)になりました。そして、私たちオレンジプロジェクトの記念すべき第一回の活動日でした。 今回は午前の部に参加させていただきました。   <午前の部> ~ミニ講義~ 畿央大学の島岡助手による認知症サポーター養成講座が行われました。テーマは、「認知症を学び地域で支えよう」です。講義を聴いて印象に残っているのはデンマークのサポート制度についてです。高齢者の難聴が認知症に影響を及ぼす可能性があるということで、デンマークでは高齢者の補聴器の使用率が高く、補聴器の使用者の特徴にあわせた機能を追加することなどのアドバイスを、補聴器の使用歴が長い高齢者ボランティアが行うということに驚きました。補聴器についての助言をメーカーの人に聴くのではなく、実際に使用している人に聴くということは、これから補聴器を使用する人が相談しやすいということだけでなく、補聴器についてアドバイスをする人にとって人の役に立っている、社会に貢献しているという満足感を得ることができると思いました。こういった補聴器の使用のサポート体制は、加齢による老人性難聴が原因で日常生活に困難が生じることを防ぎ、これから補聴器を使用する人、これから使用する人に助言をする高齢者ボランティア両者のQOLを高めることにつながると思いました。 御所市の「金曜カフェ~つどい~」で講義の前に住民の方が百歳体操を行っていました。地域の人が集いやすい場所で、互いに健康を維持し支えようとする取り組みをおこなうことは認知症であろうとなかろうと社会から孤立しないため、お互いのQOLを高めるには大切な活動だと学びました。   ▲ミニ講義の様子   ~フリートーク~ 御所市の住民の方とフリートークをさせてもらいました。最初は緊張していましたが、参加してくださったかたが日常の生活での不安や趣味だったことをたくさん話してくださいました。多くの人と話し関わることで、自分とは違う生活の様子を知ることができました。話してくださっていることに対して相槌を打ちながら聴き、自分から発言をするということはあまりありませんでしたが、フリートーク後に「話を聴いてくれてすっきりできた」と言っていただきました。自分がその人の話に対して相槌を打ち聴こうとする態度をとることが大切だと改めて実感することができました。   ▲カフェで住民さんとの交流   初めてオレンジプロジェクトに参加させていただき、少ない時間でありましたが学ぶこともありました。今回で御所市でのオレンヂカフェの開催が最後ということで、1回しか参加できませんでしたがありがとうございました。   ▲ボランティアさんと集合写真   看護医療学科2回生 東條真納美   <午後の部> 午後は「認知症について語る会」を行いました。参加者は、認知症の方のご家族、地域包括支援センター職員、介護関連施設の職員、ボランティアの方、畿央大学(老年看護学)の教員、見学者2人などで、9人が集いました。 今回は、認知症のご家族を介護しておられた方の話が中心となりました。独居生活をされていた認知症の方のご家族が、真夜中に何度もご本人から電話がかかってその都度車で駆けつけたり、タクシーで迎えに行き受診したりしたご苦労を語られていましたが、その方のお顔には最後まで義父を看取った満足感のようなものを感じました。このように自分の介護経験を振り返り誰かに話すことで、ご家族にとっても心の整理になる。認知症カフェはいろんな職種や立場の違う方々が集い、認知症のことを真剣に話し合う場だからこそ、安心して介護の苦労も話すことができるのだと改めて実感しました。   6年間、御所市と共同・連携して行ってきた「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」は今回をもって一旦終了となります。これまで参加してくださった皆様、ボランティアの方々、長い間本当にありがとうございました。   次年度からは、オレンジプロジェクトメンバーが中心となり、広陵町地域包括支援センターと協働で広陵町内にオレンジカフェ(認知症カフェ)を企画・運営する予定です。お近くの方や認知症にご興味のある方はぜひ立ち寄りください。私たちと一緒に認知症について考えましょう。   看護医療学科 助手 島岡昌代   【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む

2020.01.27

令和元年度 冬季エコパトロールを行いました~エコキャンパス推進委員会

エコキャンパス推進活動にご協力ください!   毎年1月20日ごろは大寒(だいかん)といわれ、寒さが一年のうちで最も厳しいとされています。昔から寒気を利用した食物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込む時期にもあたります。     日頃はエコキャンパス推進活動にご協力いただきありがとうございます。 本学のエコキャンパス推進委員会では、建学の精神のもと学生教職員による環境負荷低減に向けた取り組みを行っています。特に、年2回夏季と冬季には、エコキャンパス推進委員会メンバーによるエコパトロールを実施しています。     令和2年1月9日(木)から16日(木)の間、冬季エコパトロールで学内の温湿度やエアコン使用状況を点検したところ、概ねエコに協力してもらっている様子がうかがえました。出入り口ドアの開け放しや、退室時の消灯などに気をつけて頂き、引き続きエコキャンパス推進活動にご協力くださいますようお願い致します。   さて、この寒い時期を乗り切るためのレイヤリング(重ね着)についてお話しします。大事なことは「肌に密着」「締め付けない」「空気の層を作る」「暖かい空気を逃がさない」ことです。まず、1枚目は伸縮性があって肌に密着すること、2枚目は肌着との間に若干の隙間ができるサイズ、綿やウールなどの素材で裏起毛であればgood、3枚目はニット素材、スウェット素材、フリース素材といった空気をたくさん含むことが重要です。アウターは裏地や表地の生地の織が密なもの、裏地が付いているもので暖かさを逃さないことが大切です。あとは首、手首、足首の三つの首を冷やさないことが防寒対策の秘訣です。     立春と節分 春の気配が立ち始める立春(2月4日ごろ)までもう少しです。旧暦では立春から1年が始まり、立春の前日である大晦日が節分(2月3日ごろ)となりました。まだまだ寒い日が続きますが、体調管理をしてこの寒い時期を元気に過ごしましょう!   エコキャンパス推進委員会 現代教育学科講師 生野勝彦   【関連記事】 平成30年度 冬季エコパトロールを行いました~エコキャンパス推進委員会 平成30年度 夏季エコパトロールを行いました~エコキャンパス推進委員会 平成29年度 夏季エコパトロールを行いました~エコキャンパス推進委員会 平成28年度 冬季エコパトロールを行いました~エコキャンパス推進委員会

2020.01.17

日本理学療法学生協会(JPTSA)畿央大学主催 関西支部大会2019活動報告!

こんにちは!日本理学療法学生協会(JPTSA) 畿央大学運営委員広報部、理学療法学科1回生の伊藤香凜、大石七海、岸本舞花です。 2019年12月14日(土)に畿央大学で行われた日本理学療法学生協会 畿央大学主催 関西支部大会について報告させていただきます。日本理学療法学生協会についてはこちらをご参照下さい。   今回のテーマは「理学療法×住宅環境」です!     今年も関東、中部、関西、中国、九州の各大学から理学療法士をめざす学生が畿央大学に足を運んでくれました!福田さん、伊藤さん、阿部さんにより、「音楽療法について」という題で学生発表を行いました。この学生発表は畿央大学の理学療法学科の学生1・2・3回生にとったアンケートを元に作られました。     2名の先生方にご講演をしていただきました。   講演①「住環境整備(住宅改修)と理学療法士の役割」谷口昌宏先生 主任介護支援専門員であり、住まいと介護研究所を開設された谷口先生に住宅環境への理学療法の介入について、先生の今までの経験や実例をまじえて講演していただきました。     講演②「住環境整備について」岡村英樹先生 一級建築士であり有限会社サニープレイス代表取締役である岡村英樹先生に、住宅改修の良し悪しや先生が住宅改修に実際に携わった「あいすくりーむの家」についても講演をしていただきました。     講演の後は午前と午後の二回に分かれて、各テーマについてディスカッションを行いました。午前は住宅改修に携わる職業や、理学療法士が住宅改修に関わる際に必要な知識が何かなどを挙げました。午後はある症例の患者さんの家を改修すると想定してどこをどのように改修していくのかを福祉用具なども参考にしながら話し合いました。どのグループもレベルの高いディスカッションが展開されていて、お互いに良い刺激となりました。     すべてのプログラムが終わった後は、食堂で懇親会を行いました。「パーセントバルーン」というゲームをグループ対抗で行い、参加者全員が横や縦のつながりができて、よい懇親会になりました。     今回、畿央大学の運営委員として初めて支部大会に参加したことで、私たち自身も他大学の多くの新しい友達や先輩と出会い、とても充実した一日となりました。これからも他大学の支部大会に参加し、もっと学外の友達、先輩、後輩との交流を深めていきたいと思います。そのつながりを、将来理学療法士になる上で勉強になる話が聞けたり情報を共有したりできる仲間にしていきたいと強く感じました。     来年も畿央大学にて支部大会を開催する予定です。来年もより良い支部大会になるために運営委員全員が協力し、参加してくださった皆様が楽しんでいただけるようにしていきたいと思います! 最後になりましたが、開催にあたり協力してくださった方々、参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!     日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部 理学療法学科1回生 伊藤香凜 大石七海 岸本舞花   【関連記事】 日本理学療法学生協会(JPTSA)畿央大学主催 関西支部大会2018活動報告! 12/15(土)日本理学療法学生協会(JPTSA)畿央大学主催関西支部大会のご案内 日本理学療法学生協会(JPTSA)「畿央大学主催 関西支部大会」2017 活動報告! 12/10(日)日本理学療法学生協会(JPTSA)畿央大学主催関西支部大会のご案内! 日本理学療法学生協会(JPTSA)が開催したJapan Study Tourに参加!~理学療法学科 日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」2016 活動報告!

2020.01.16

令和元年度 神経リハビリテーション研究大会を開催!~健康科学研究科(森岡研究室)

令和2年1月13・14日(月・火)に信貴山観光ホテルにて、神経リハビリテーション研究大会が開催されました。この研究大会は、毎年恒例の合宿形式となっており、今年で14年目を迎えました。 本年度は、ニューロリハビリテーション研究センターの教員と大学院博士課程・修士課程メンバー総勢25名が参加しました。また、大学院修了生の佐藤剛介さん(3期生)と脇田正徳さん(3期生)をお招きし、それぞれ現在進めている研究について紹介して頂きました。   森岡教授の開会の挨拶から始まり、修士課程2年の最終審査に向けた予演会と博士課程3年の研究進捗状況の報告、および上記修了生の研究紹介が行われ、様々な視点から質疑応答や意見交換が繰り広げられました。     修士課程2年の発表では、内容に関する質問はもちろん、スライド構成やプレゼンテーション時の目線の使い方といった自分の考えを伝えやすくするためのアドバイスが活発にされていました。博士課程3年の発表では、細かな研究手続きを行いながら、大量のデータを丁寧に解析されていて、研究の質や精度を上げるための相当な努力を感じました。また、修了生の方は、大学院で学んだことを臨床現場で活かしながら継続して研究に取り組まれていて、自分の今後目指していくべき姿を見させていただき、身が引き締まる思いでした。     夕方には、3グループに分かれて、修士課程1年の研究計画に対するディスカッションが行われました。各グループのメンバーが、朝からの発表・聴講での疲労感を見せることなく、研究計画に対して時間が超過するのを忘れて議論している光景が印象的でした。   1日目終了後の夕食時、入浴時、懇親会においても、それぞれが白熱した議論を継続し、2日目の帰りのバスや畿央大学に戻り解散してからも、研究室で議論が続いている状態でした。   森岡教授からは、修了生の方の研究に取り組む態度に習い、継続的な取り組みを行っていくことの重要性が説明されました。 現状では、博士課程・修了生の方々の研究を深く理解し、意見を述べることは困難でしたが、大学院在学中に知識を深めながら、教えてもらう一方ではなく、共にディスカッションできるように成長していきたいと思いました。     最後になりましたが、このような機会を与えてくださった森岡教授をはじめとする研究センターの皆様、神経リハビリテーション研究大会の開催にご尽力頂きました関係者の方々に深く感謝を申し上げます。   畿央大学大学院 健康科学研究科 修士課程1年 乾康浩   【関連サイト】 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター  【関連記事】 ●「平成30年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成29年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成28年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成27年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成26年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成25年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成24年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成23年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成21年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成20年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」

2020.01.09

「全国助産師教員協議会近畿地区研修会」を本学開催!~助産学専攻科

2019年12月7日(土)、本学にて「2019年度全国助産師教員協議会近畿地区研修会」が午前・午後の2部構成で開催され、運営を本学助産学専攻科が担当しました。午前は助産師のみ、午後は本学理学療法学科および現代教育学科教員による特別講演をおこないました。   午前の部 「助産師国家試験問題を作ろう」参加者32名     講師に杉浦 絹子教授(名古屋女子大学)をお招きして、助産師国家試験作成のポイントを詳しく説明頂いた後、参加者は5人のグループに分かれて話し合い、助産師国家試験問題作成をしました。問題作成の意図やポイントについて最終各グループ発表を行い、全体理解を深めることができました。     杉浦先生からは、本学のパソコン(情報管理システム)の準備ができており、今回は、作成した問題を登録する目標達成までスムーズにできたと高く評価していただきました。   午後の部 特別講演「学生を認知行動科学の視点から理解する」参加者58名 「学生の主体性を育むために」理学療法学科 森岡 周教授     脳科学の視点から、人間の行動の根拠と他者とのダイナミックなコミュニケーションとの関係を大脳皮質の発達・進化を解説しながら述べられました。複数の神経細胞の間に発生する相互作用と人間の創造活動の関連を具体例にそって説明して頂きました。     さらに、モチベーションとキャリア・内的動機づけとの根拠となる脳神経細胞活動について説明され、主体感および学習効果を向上させる関わりについて述べられました。特に他者への共感と分析的思考を両立できないことを知り、助産学実習での具体的な関わりを考える機会となりました。我々が人間らしさの特徴・主体感のメカニズム・社会的随伴性と信頼関係についてどうこれから理解していくかの方向性を示唆していただきました。   「学生を認知行動科学の視点から理解する」現代教育学科 大久保 賢一准教授     森岡先生の脳神経科学的視点の内容を受け、大久保先生からは、人間の多様性と個別性について、専門職養成の教育現場において、「特定の困難性や支援ニーズを抱える学生がいた場合」の関わりの具体的な例を述べていただきました。行動のきっかけ・行動・行動の結果に段階を分けて関わりの具体をあげ、行動をつなぎ合わせる方法と行動の結果に対するフィードバックを具体的で前向きなものにすることが大切であることを説明されました。最後に「発達障害支援」とはある意味で「異文化コミュニケーション」であるという視点と課題をいただきました。     参加者の感想 講演内容が大変理解し易く、行動の脳神経科学的根拠を知り、行動へのかかわり方を教育の現場からの具体例を知ることで、今後の活用への見通しができた参加者の声が多く聞かれました。「もっと聞きたかった」など第二弾の講演を希望する声も多くありました。     最後の質疑応答でも積極的な意見交換が交わされたことからも、今回のテーマは、教育の現場での関心事であり、対応策を求めるニーズが高く共鳴したものであったと痛感しました。   多数のご来場、ありがとうございました。   助産学専攻科 講師 上原麻利

2019.12.25

畿友会(学生自治会)だよりvol.61~「クリスマス会」開催レポート!

2019年12月13日の金曜日に畿友会主催の「クリスマス会」が開催されました!     令和最初のクリスマス会を盛り上げてくださったのは、「ADVANCE#」「ジャグリング」「ぺんぺん草」「すごけん。」「TINKERS」の皆さんです!!!   ▼ADVANCE#さんのポップな曲やバラード曲のアカペラで癒されました!   ▼ジャグリングさんの息のあった動きと綺麗なパフォーマンスに感動しました!   ▼ぺんぺん草さんのクリスマスデートの漫才でたくさん笑わせていただきました!   ▼すごけん。さんのクリスマスソングで一緒に盛り上がりました!   ▼TINKERSさんのチアダンスでとてもかわいく笑顔になるパフォーマンスを見させていただきました!   食事会はオートブルやお菓子、ジュース、ケーキがたくさんあり、皆さんで楽しくお話しておいしくいただきました。     最後には恒例のビンゴ大会で盛り上がりました!!様々な景品がたくさん用意されていました。今年の注目の豪華賞品はNintendo Switchでした! ビンゴされた皆さんおめでとうございます!!     皆さんのおかげで素敵なクリスマス会になりました。ご参加いただいた皆さんありがとうございました。来年もぜひ参加してください!                                      畿友会広報部署 現代教育学科1回生 下岸あすか   【畿友会(学生自治会)だよりの関連記事】 畿友会(学生自治会)だよりvol.60~クリスマスツリー点灯! 畿友会(学生自治会)だよりvol.59~イルミネーション点灯! 畿友会(学生自治会)だよりvol.58~イルミネーションを設置!

2019.12.25

令和元年度「臨床実習指導者研修会」を開催!~看護医療学科

2019年12月14日(土)午後よりP201講義室において、看護医療学科の「令和元年度臨床実習指導者研修会」を行いました。この研修会は、臨床実習指導者および本学看護医療学科の教員が学生の看護実践能力の向上のために協働し、効果的な実習指導を行うことを目的として、また日頃の学生指導を振り返るとともに相互の交流と親睦を深める機会として年1回開催しており、今回で9回目となります。   当日は12月の寒い中にあっても暖かい日差しに包まれた日となり、15施設から45名もの臨床実習指導者の方々にご参加いただき、本学教員を含め70名での研修会となりました。   <第1部 講演> 「看護基礎教育における実習で教授する臨床判断能力とは」 大阪府立大学大学院看護学研究科 教授 細田泰子先生   本年度は、臨床判断能力について学んで実習指導に活かそうということで研修を行いました。第1部は、大阪府立大学大学院看護学研究科の細田泰子教授に、「看護基礎教育における実習で教授する臨床判断能力とは」というテーマでご講演をいただきました。臨床判断能力は経験のある看護師であれば誰しもが持っているものです。しかし、学生や新人のように、経験が浅いとなかなか「その場の判断」ができません。看護過程のような論理的な思考とは異なる、その場での判断能力である臨床判断能力のモデルを教えていただきました。     <第2部 グループワーク> 第2部では、場所を食堂「カトレア」に移し、本学の実習施設(病院や訪問看護ステーションなど)の指導者と本学教員が数名ずつ入り混じった小グループに分かれ、グループワークを行いました。第1部で臨床判断能力を評価するためには、ルーブリックという評価方法があることも、細田先生からご紹介いただきました。そこで、グループワークではこの評価を参考にして、学生の臨床判断能力を養うことを、実習指導場面でどのように実現するかについて議論をしました。いくつかのグループに意見交換の内容を共有していただきましたが、その多くが注目していたのが、臨床判断モデルの中の“気づき”のフェーズでした。たとえば、気づきを促すための学生への発問を難しいと感じるが、学生のレディネスに合わせて発問の前に助言を工夫しているという取り組みが紹介されました。   また、気づきの前段階として患者へ関心を寄せることができるように導いたり、そのためにも指導者自身の思考を言葉にして学生に伝えたりすることも大切だという意見もありました。想像力や非言語的コミュニケーションスキルが未発達でも、ちょっとした誘導や枠組みの設定で学生が気づくことができるのではないかとの意見も出てきました。最後に、共有された内容について細田先生が総括され、学生とともに行うデブリーフィング・振り返りによってさらに思考過程を深めることができる好機として、カンファレンスの重要性についても改めて強調されました。細田先生は、「Think like a nurse(看護師のように考える)」というタナー氏の言葉を添えられ、臨床判断モデルにより学生が実習で即興的に判断できる能力を養う可能性を示唆されました。   臨床判断能力というものは、可視化したり評価したりすることが難しいものではありますが、このようなモデルや評価を用いることで、学生や新人の教育に活用できるかもしれません。 研修会後のアンケートでは、グループワークでの教員のファシリテートに改善の余地が示唆されましたが、おおむね参加者の方々からは、「学生への関わりを振り返る機会になった」「指導について他施設の指導者と共有できた」「日頃の指導の裏付けができた」「今後の指導に活かしたい」など多くのご意見をいただくことができました。     最後に、本学看護医療学科長の河野由美教授による講評があり、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。 今後も臨床実習指導者と教員間でのコミュニケーションを図りながら、学生を導いていけるよう努力を重ねていきたいと思います。 ご参加いただきました臨床の皆様、ご講演とご指導いただきました細田先生、ありがとうございました。   看護医療学科准教授 乾 富士男・林田 麗   【関連記事】 平成29年度「臨地実習指導者研修会」を開催!~看護医療学科 平成28年度「臨地実習指導者研修会」を開催!~看護医療学科 平成27年度 臨地実習指導者研修会を開催しました~看護医療学科 平成26年度 臨地実習指導者研修会を開催しました。(看護医療学科)