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畿桜会(卒業生)NEWS
2018.07.13
大学院生が海外でポスター発表!~健康科学研究科
平成30年6月30日(土)~7月2日(月)、アイルランドの首都ダブリンで開催された第22回International Society of Electrophysiology and Kinesiologyに林田一輝さん(博士後期課程)と私(水田直道 博士後期課程)が参加・発表してきましたので報告させていただきます。 この学会は運動制御や神経生理学、生体力学、信号解析、リハビリテーションなど運動制御に関連する約600の一般演題があり、どの演題も議論が非常に活発でした。 シンポジウムでは「生体力学研究の問題点と臨床応用」や「運動パフォーマンスと生理学的指標の関連性」などが取り上げられており、基礎研究の取り組みと臨床ならびにスポーツ現場での現象と隔たりを埋めようとする内容が示されておりました。 森岡研究室からは3日目に私が脳卒中後症例の歩行の研究を、林田さんが運動主体感のポスター発表を行いました。私にとって初めての国際学会でしたが、多くの方から質問に来ていただき、2時間の発表時間はあっという間に感じました。頂戴した質問やアドバイスは非常に有益となる情報が多くあり、今後の進展へ向けモチベートされました。 写真;左:水田 右:林田さん シンポジウムや一般演題は非常にラフな雰囲気の中、議論が多いにもかかわらず時には笑いが起こるなど、良い意味で議論を行いやすい雰囲気のように感じました。マウントの取り合いのような議論ではなく、相互向上を目的とした姿勢には襟が正されました。また自身の研究領域とは異なる発表に対しても興味を持っている印象を受けました。 このような貴重な経験ができたのは森岡教授をはじめとする研究室の仲間の日頃のご指導と、畿央大学の手厚いバックアップがあったからであり、ここに深く感謝致します。 【発表演題】 水田 直道(博士後期課程) Trunk instability with shank muscle co-contraction is masking the potential of walking ability in patients with post stroke hemiplegia 林田 一輝(博士後期課程) Effects of sharing goals with others on sense of agency and perceptual motor learning 畿央大学大学院健康科学研究科博士課程 水田直道 ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターHP ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターFacebook 【関連記事】 森岡周教授と大学院生が第40回日本疼痛学会で発表!~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 第25回Cognitive Neuroscience Societyで研究発表!~健康科学研究科 長崎大学大学院 運動障害リハビリテーション学研究室と研究交流会を開催!~ニューロリハビリテーション研究センター
2018.06.13
同窓会レポート~フットサルサークル「FREEDOM」2011・2012卒業生
フットサルサークルFREEDOMの2011年健康科学部卒業生と2012年教育学部卒業生のメンバーで、数年ぶりに畿央大学のアリーナを借りて、フットサルを兼ねた同窓会をしました。 集合の時点から数人しか集まらないという、フリーダムらしさ全開での幕開けでした(笑) 今回のフットサルが久しぶりの運動という人も多数いましたが、なかなか健闘し良い汗を流しました。しんどいと言いながらも10分×5試合はできたと思います。(ちなみに私は2日後に筋肉痛がきました。) 大学近くの公園で、ピクニック気分で昼食を取りました。サプライズメンバーもいて大盛り上がり♪家族が増えた人がいたり、仕事を頑張っていたり、皆変わったところもあれば変わらないところもあって、久々の再会で話に花が咲きました。 残念ながら参加できなかった人やお誘いできなかった先輩方も一緒にプレーできたら更に盛り上がると思うので、これからも何年かに一度は集まりたいと思います!声をかけられた方は是非参加お願いします! 健康栄養学科5期生 神野(大畑)由紀 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2018.05.18
同窓会レポート~人間環境デザイン学科11期生
2018年5月4日(火)、大阪難波にある炭火バルの店で、健康科学部人間環境デザイン学科11期生の同窓会を開催しました。 大学を卒業して、1年。社会人1年目は、がむしゃらに過ごしていました(笑)今回は人間環境デザイン学科11期生の同期だけで集まりましたが、仕事の関係で関西を離れて働いている人もいたので、今回の同窓会を開催できたことは本当にうれしかったです。 私は途中からの参加でしたが、まるで大学生時代に戻ったかのような、懐かしく楽しい時間を過ごすことが出来ました。話題は仕事の内容が多く、うまくいかない事や新しい発見など、同業者はもちろん、自分の職種以外の話を聞くことも自分にとって勉強になることが多かったです。人間環境デザイン学科は他学科よりも人数が少ないこともあり、学年全体で集まりやすいと個人的に考えているので、今後も同窓会をたくさん開催していきたいと思いました。 卒業制作が佳境を迎えた時には大学に泊まり込んで制作していたことを懐かしく感じ、そんな事もあったからこそ畿央大学で過ごした日々は私の中でとてもいい思い出です。今回、幹事を務めてくれた同期に感謝し、次回は全員が集合して同窓会を開催したいなと思っています。 人間環境デザイン学科11期生 清水美裕 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2018.05.17
同窓会レポート~理学療法学科9期生
2018年5月12日(土)大阪心斎橋のレストランにて、理学療法学科9期生の同窓会を開催しました。 卒業してから3年が経ちますが、ふと同級生たちの近況が気になったのが今回のきっかけでした。急遽呼びかけたところ、20人の同級生と担任だった冷水先生、松本先生も参加してくださり、時間を忘れて大いに盛り上がりました。 学生に戻ったような懐かしい空気のなか、学生時代の思い出話に華を咲かせ、また各々が近況を報告しあいました。この3年間で変わったこと、今だから聞けること・・・等様々なテーマを設け、参加者みんなで一人ずつの近況に耳を傾ける時間もありました。卒業後、それぞれが違う環境で奮闘している話を聞くと、自分たちの刺激になり、今後の糧になりました。 在学中は先生方をたくさん悩ませていたんだろう…と思いますが、最後まで熱心にご指導いただいたことで、今も各々の環境で頑張れているのだと思いました。今回、同窓会を開催して改めて、畿央大学の理学療法学科で過ごすことができて良かったと感じています。また、これから卒業していく後輩たちもこんな風に感じてくれることが出来たら嬉しいなと思います。 今回参加できなかった同級生も、次回はぜひ参加していただきたいです。 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2018.05.10
同窓会レポート~現代教育学科島ゼミ
2018年4月29日(日)スイスホテル南海大阪にて、教育学部現代教育学科の島ゼミ同窓会を行いました!当日は卒業生・現役生あわせて約50名が集まり、久しぶりの大学時代の友人や先生方との再会に盛り上がりました。 中には、卒業ぶりに会うことができた友人もいました。近状報告をしたり、たわいもない話をしたりして、学生時代に戻ったようにワイワイ楽しい時間を過ごすことができました。新しい家族が増えたことや仕事の話など、話題が絶えませんでした。 大学卒業後はそれぞれの道に進み、遠く離れた場所にいる人もいます。普段はなかなか会えないけれど、卒業しても、このように集まれる場があることは、幸せなことだなぁと感じました。みんなで集まった時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、とてもホッとできる、居心地のいい時間でした。 恩師の島先生にも会うことができて、また明日から頑張るためのエネルギーをたくさんいただきました。同窓会を通して、改めて、周りにいる人たちの大切さや温かさを改めて感じることができました。このつながりが、これからもずっと続いていき、また、広がっていけばいいなぁと考えています。参加して下さった皆さん、ありがとうございました。 教育学部2期生 關苗貴(旧姓:髙橋) ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2018.04.06
瓜谷准教授の在外研究報告会兼同窓会レポート!~理学療法学科「運動器ラボ」
オーストラリアのメルボルン大学で1年間在外研究に赴かれていた瓜谷大輔先生が帰国されたことを受けて、2018年3月25日(日)に、瓜谷先生と共同研究をおこなっている団体「運動器ラボ」にて、瓜谷先生による報告会兼同窓会を開催しました。(オーストラリアに出発する前には卒業生・ゼミ生たちによる壮行会も開催しています) まず日中に畿央大学にて、瓜谷先生による研究報告会を開催しました。ここでは、瓜谷先生がメルボルン大学で学ばれてきたことを3時間以上にも渡りお話し頂きました。内容はメルボルン大学での研究内容や方法に加え、オーストラリアと日本における理学療法士の環境の違いなど多岐に渡り、海外にさらに興味がわいたメンバーも多くいました。 その後は場所を移動し、同窓会兼懇親会が開かれました。途中、お土産をかけたオーストラリアに関するクイズ大会やメンバーから瓜谷先生へのケーキや花束の贈呈が行われ、会場は大盛り上がりでした。 今後もこの団体で、瓜谷先生を中心に畿央大学における運動器の研究を楽しく真面目に盛り上げていければと思います!! 理学療法学科7期生 坂東 峰鳴 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。 【関連記事】 平成29年度在外研究~メルボルンからの現地レポート メルボルン大学で4回生が卒業研究発表+ラボ見学レポートPart1~理学療法学科 メルボルン大学で4回生が卒業研究発表+ラボ見学レポートPart2~理学療法学科
2018.03.30
第25回Cognitive Neuroscience Societyで研究発表!~健康科学研究科
平成30年3月24日から27日にかけてボストンで開催された第25回Cognitive Neuroscience Societyに森岡周教授、石垣智也(博士後期課程)と私(林田一輝 修士課程)が参加発表してきましたのでここに報告させていただきます。 本学会は知覚、運動制御、注意、記憶、情動、発達など認知神経科学に関連する約800の一般演題があり、どの演題も非常に活発に議論されていました。1日目に運動主体感の研究を私と森岡教授が連番で発表を行いました。私にとって初めての国際学会で非常に緊張していましたが、多くの方が間髪入れずに質問に来ていただき、2時間の発表時間はあっという間に過ぎました。発表に向けて準備に時間をかけていたため、なんとか伝えることができたと思いますが、議論するための英語スキルが無く非常にもどかしく感じました。そんな中、拙いプレゼンテーションながらもVery interesting! You did it!!と言っていただき、今後の活動に対してモチベートされました。 3日目はこの3月に博士後期課程を修了した石垣智也が対人ライトタッチの研究を発表し、その内容に多くの方が興味を持たれていました。英語での発表は慣れているようで、複雑な方法論を丁寧に話されている印象を持ちました。発表内容はすでに原著論文として国際雑誌に掲載されており、私も早く論文化せねばという思いが強くなりました。 シンポジウムでは座長やシンポジストの発表で会場から笑いが起こることがしばしばあり、今回初めて国際学会に参加した印象は良い意味で皆が非常にラフであるということです。リクルートスーツを着ている者は一人もなく、コーヒーを飲みながら議論している風景が多く見られました。私の研究に対して、何も知らないけど面白そうだから教えて欲しいといった方が少なくなく、自身の研究領域と全く関係の無い研究に対して質問し、興味関心を広げようとする研究者としてのあるべき姿を感じ、それはまさに森岡教授が普段から言われている「他人の研究に興味を持ちなさい」という教えそのものでした。それを身をもって経験できたと感じています。 このような貴重な経験ができたのは森岡教授をはじめとする研究室の仲間の日頃のご指導と、畿央大学の手厚いバックアップがあったからであり、ここに深く感謝致します。 【発表演題】 森岡 周 教授 Sense of agency and motor performance are stronger when an individual is capable of motor prediction 林田 一輝(修士課程) Effects of sharing goals with others on sense of agency and motor performance 石垣 智也(博士課程) Association between Unintentional Interpersonal Postural Coordination Produced by Interpersonal Light Touch and the Intensity of Social Relationship 健康科学研究科 修士課程 林田一輝 ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターHP ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターFacebook 【関連記事】 長崎大学大学院 運動障害リハビリテーション学研究室と研究交流会を開催!~ニューロリハビリテーション研究センター 大学院生が第41回日本高次脳機能障害学会学術集会で発表!~健康科学研究科 大学院生が第41回日本神経心理学会学術集会で発表!~健康科学研究科
2018.03.27
国立青少年教育振興機構からボランティア表彰!~教育学部2018年3月卒業生
平成30年3月18日(日)に国立曽爾青少年自然の家において、平成29年度国立青少年教育振興機構ボランティア表彰の表彰式をしていただきました。 高校2年生のときに国立曽爾青少年自然の家の主催事業である「ジャパン・マレーシア交流プロジェクト」に参加したことがきっかけで、大学1回生の頃から独立行政法人国立青少年教育振興機構の法人ボランティアとして、主に奈良県曽爾村にある国立曽爾青少年自然の家の主催事業をお手伝いするといったようなボランティア活動を行ってきました。 私の大学4年間の思い出が詰まっている場所で、今まで共に多くの活動をしてきた仲間と一緒に、お世話になった職員の方々に見守られながら表彰をしていただくというのは、とても嬉しく言葉にならないほどの喜びがありました。このように表彰していただいたのは決して私が優れていたというわけではありません。 個性豊かで「もっとみんなと活動したい」と思える仲間がいてくれたこと、どんな時も見守ってくださり、アドバイスや励ましの言葉をくださった職員さんの存在があってこそ4年間続けることが出来、今回のボランティア表彰にもつながったのだと思います。喜びと同時に感謝の気持ちでいっぱいです。 毎年、8月には小学5年生から中学3年生までの子どもを対象とした約1週間の長期キャンプに参加したり、年に3回同じ子ども達が集まって1泊2日や2泊3日のキャンプを行ったり、自分たちでキャンプを企画したり、秋や冬には家族対象の主催事業に参加したり…と多種多様な主催事業に携わらせていただきました。 どの事業に参加しても「もっとこうすればよかった」「あの時の行動は正しかったのか?」など必ずと言っていいほど反省が生まれました。しかし、このボランティアを始める前は、人見知りで、人前で話すことや自分の意見を相手に伝えることが苦手だった私もボランティアに参加するたびに、積極的に様々な人と関わることができるようになりました。 この4年間で、子ども達の前でゲームを進めるといった経験や、ボランティアで企画を進めることで、チームで1つのものを作り上げる難しさと楽しさを経験することができました。このボランティアでの経験は本当に貴重で、今後仕事においてきっと役立つのではないかと思います。 私は、国立曽爾青少年自然の家で法人ボランティアとして活動させていただき、大学生活やアルバイトだけでは経験できない多くのことを学ばせていただきました。ぜひ、より多くの畿央生にもこのボランティアを知ってもらい、興味を持ってほしいと思います。 平成30年5月19日(土)~20日(日)に国立曽爾青少年自然の家で「ボランティア養成研修」が開催されます。この養成研修に参加してボランティア登録をすると、主に国立曽爾青少年自然の家の主催事業に参加することが出来ます。少しでも興味を持った方はぜひ参加してください! 現代教育学科4回生(2018年3月卒業)山口真希
2018.03.26
同窓会レポート~看護医療学科6期生!
2018年3月10日(土)に心斎橋のレストランにて、看護医療学科6期生の初・同窓会を開催しました! 昨年3月に卒業してから、それぞれにあっという間の1年間でした。 久しぶりに会う友人とは積もる話がありすぎて、会が始まる前から大いに盛り上がっているようでした(笑) みんなで乾杯した後は、おいしいごはんとお酒も手伝ってさらに話も弾み、席を行ったり来たり(もちろんごはんとお酒の補充も忘れずに。笑)せわしなく楽しみました!(^^)! 思い出話に加え、仕事の話や、助産学専攻科へ進学した子の実習や勉強、国家試験の話など話題は尽きず、2時間では到底足りません(^_^;)笑 お開きになってからも二次会やらなんやらと、最後まで話に花が咲いていました。 この1年間を社会人として頑張ってきた人、さらに勉強に励んだ人、歩んだ道は一人ひとり違いますが、こうして集まって笑って話せるのはとても幸せだなあと思います。 次に集まるときには、もう少し成長した自分を見せられたらいいな…と考えた夜でした! 看護医療学科6期生 亀崎洋海 ※畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2018.03.14
互助をテーマにした「川上村シンポジウム」を開催!~看護医療学科
健康で安心して住み続けられるコミュニティーづくり ― 手を差し出そう つなごう 助け合い(互助)の輪 ― 平成29年~平成32年3月の期間、(奈良県)川上村住民の方を対象とした高齢者の生活支援を担う次世代の方の健康づくりに対する知識や能力の向上を目指す「川上村村民の健康づくり力向上プロジェクト」(文部科学省科学研究費助成事業)を実施しています。その取り組みの一つとして、平成30年3月11日(日)に、「川上村シンポジウム」を川上村やまぶきホールで開催しました。 このシンポジウムは、川上村民の方々が、健康に過ごすために自分にできることは実践しながら(自助)、高齢者の方や障がいのある方など生活の維持に支援が必要な方に対して、地域でお互いに協力しながら積極的に手助けしていく互助の輪を広げていくことで、健康で安心して住み続けられるコミュニティーづくりへの関心が高まることを目的・目標として実施しました。 特別講演開始前に、東北大震災で亡くなられた方々に黙祷を捧げた後、栗山忠昭村長に挨拶の言葉をいただきました。 第Ⅰ部の特別講演には、滋賀県東近江市永源寺地区で、ご本人や家族の希望に沿った在宅での看取りを実現するために保健・医療・福祉の関係者が地域包括ケアを実践する多職種連携ネットワーク「三方よし研究会」の実行委員長として、地域の人たちがつながりあう地域まるごとケアに取り組んでいる永源寺診療所長、花戸貴司先生にお願いしました。 永源寺地区は、山間部にある旧町で川上村と環境も人々の関係性も似ていることから、以前先生のご講演を聞いたときに、川上村の皆さんの心にきっと響くお話をしてくださると確信していましたが、先生の地域の住民一人ひとりの意思と生まれ育ったふるさとで生活していくことを尊重した連携のお話は、川上村の人々の心に響いたようで、参加した住民の方から「良い話を聞いた」「感動した」との声が多数寄せられました。 第Ⅱ部は、住民主体の生活に密着した互助活動を実践している永源寺地区生活サポーター「絆」の代表者 川嶋冨夫氏、本学で認知症ケア者の養成と認知症当事者および家族の支援に取り組む山崎尚美教授、地域包括支援センター社会福祉士として川上村の人々のつながりづくりを展開している川上村社会福祉協議会 上村克己氏、そして本学の卒業生で、地域に開かれた生活支援の展開と交流の場である「かわかみらいふ」に出向している川上村保健師の本めぐみさんをスピーカーとして、それぞれの活動実践を発言していただきました。 当日は、永源寺地区生活サポーター「絆」の皆さん11名も会場に来てくださり、住民目線の活動をフロアから発言していただき、支援を受ける人の生活に寄り添ってサポーター仲間同士が助け合い、支援する人が支援する喜びを感じつつ強い「絆」で結ばれた活動のお話に感銘を受けました。 第Ⅲ部は、研究代表者である松本から「川上村村民の健康づくり力向上プロジェクト」の概要を説明した後、平成30年度に展開する「認知症の理解」、「身体機能に基づく活動量増加」、「生活習慣病予防の食生活」の3つの健康教育介入計画について、それぞれの分担研究者から自己紹介を兼ねて説明しました。 村民の方70名ほどの参加があり、皆さん熱心に聞いていだだきました。シンポジウムのディスカッションでは、「永源寺の皆さんの素晴らしい活動をどうしたら川上村で展開できるか」という質問に対し、花戸貴司先生からは「川上村でできることから始めたらいいんです。」との言葉をいただき、川上村の皆さんのうなずく姿が見られました。 川上村の住民の皆さん全体への働きかけであるこのシンポジウムは、今後の取り組みの前段の位置づけとして良い成果を得られたと感じました。今後も私たち研究者と村民の方、関係者の方々が連携した展開をしていきたいと思っています。 研究代表者 看護医療学科 教授 松本 泉美 ※このシンポジウムは、文部科学省科学研究助成事業の助成を受けて実施したものです。 研究課題「過疎地住民のコミュニティ・エンパワメント強化のための教育支援システムの開発」基盤C 課題番号17K01811 【関連記事】 看護医療学科教員×奈良県川上村~「七夕コンサート」を開催しました! 看護医療学科×奈良県川上村~村おこしで無料の「七夕コンサート」を開催します! 看護医療学科教員が、川上村の地域包括ケアシステム構築に向けての研修会企画・講師を担当! 平成27年度 離島・へき地医療体験実習発表会~看護医療学科
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