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ボランティア
2012.07.27
被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて⑤~キャンプ参加メンバーで事前研修!
キャンプ参加決定メンバーで事前研修+アイスブレイク! やっと梅雨が明けましたね!はじめまして、教育学部2回生の森田彩香です。 私は昨年も「のびのびキャンプ」に参加しました。キャンプは初めてで、本当に分からないことばかり。そんな中で、 「自分から心を開かないと、子どもたちも開いてくれないよ。」 と言ってくださった方がいて、その言葉が今でもすごく心に残っています。きっかけなんて何か分からないけれど、みんなとすごく仲良くなれて、お別れのときは号泣したのを覚えています。 たった3泊4日だったけれど、とても濃い4日間でした。今年も「キャンプをする」と聞いて、すぐに応募しました。今年は今年のカラーでみんな笑顔になって、記憶に残るキャンプにしたいと考えています! ▼昨年のキャンプメンバーとの写真! 7月21日(土)の第4回”素朴な”こころのケアセミナーでは、キャンプの概要説明からはじまり、先日福島県で行われたセミナー・説明会のビデオを観賞しました。 ビデオを通して、今回参加してくれる子どもたちの顔が少しだけわかりました。昨年と同じ顔ぶれの子や新しく見る子どもたち、いろんな年代の子どもたちがたくさん集まっていて、すごく嬉しいです。背が伸びていたり、顔つきがお兄ちゃん、お姉ちゃんっぽくなっていたりと、1年しか経っていないのに「小学生の成長はとても早いな」と感じました。早くみんなに会いたい思いが、一層強くなりました! また、セミナーには奈良県立野外活動センターの吉藤先生が来てくださり、アイスブレーキングをしていただきました。アイスブレーキングとは、“緊張をほぐす=アイスブレイク”という意味で、初対面の人たちがみんなで楽しむゲームのようなものです。 ▼アイスブレイクの様子! 何度かしたことがあるアイスブレイクでも、吉藤先生の話術に引き付けられて、ゲームに夢中になってしまいます。子どもたちにアイスブレーキングをするときの注意点や工夫なども合間にはさんでくださるので、勉強にもなりました。子どもや福島大学、いわき明星大学のみんなでするアイスブレーキングが今からとても楽しみです(^^)! 今回のキャンプ会場は奈良県立野外活動センターです。施設の設備などを紹介していただき、リスクマネージメントとして、危険物の推測や認知、ちょっとした豆知識を教えていただきました。 のびのびキャンプ2012を開催するにあたって、たくさんの協賛をいただいております。私たちの活動がこんなに大勢の方々にも理解していただいていることを、本当に嬉しく思います。たくさんの方の支えのおかげで、私たちのキャンプをできると実感しています。 笑顔のあふれるキャンプにできるように、体力をしっかりつけて、全力で取り組みます! 【関連URL】 被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて④~福島県でのセミナーを開催! https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/post-542.html 被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて③~福島の大学生と事前研修で交流! https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/post-532.html 被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて②~被災地支援サークル「ホープフル」の発表! https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/post-531.html 被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて①~事前研修を兼ねたセミナーが開講! https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/post-528.html 畿央大学のびのびプロジェクト facebookページ http://www.facebook.com/nobinobiproject
2012.07.19
被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて④~福島県でのセミナーを開催!
福島で3大学合同のセミナー&のびのびキャンプ説明会を開催! こんにちは!学生広報スタッフ&のびのびキャンプ2012スタッフの、看護医療学科1回生きーさんです。 2012年7月14・15日と1泊2日の日程で、福島県へ行ってきました。自分としては、被災地支援活動では初の福島入り。 目的は、”素朴な”こころのケアセミナーin福島の受講と、キャンプに参加する子どもや保護者を対象とした事前説明会の実施。 大学からは、被災地支援サークル「HOPEFUL」メンバー6名が参加(自分もサークルに加入しました)。また、キャンプを共催する福島大学といわき明星大学の学生も合流しました。 ■7月14日(土) ”素朴な”こころのケアセミナーin 福島 初日 13:30 第1講 災害のストレスとこころのケア(いわき明星大学・窪田文子教授) 15:10 第2講 畿央大学生の被災地支援の取組 ・のびのびキャンプについて(畿央大学3年生 山根・山野・吉川) ・ひらそるキャンプについて(畿央大学4年生 細川和朗) ・被災地支援ホープフルについて(畿央大学3年生 細川) 16:50 第3講 ワークショップ(畿央大学4年生 細川) 19:45 第4講 ワークショップ(交流会) ■7月15日(日) ”素朴な”こころのケアセミナーin 福島 2日目 9:00- 第5講 ストレスマネジメントの理論と実際(いわき明星大学・窪田文子教授) 10:40- 第6講 ロールプレイ:子どもたちとの関わり(畿央大学・良原誠崇准教授) ■7月15日(日) のびのびキャンプ事前説明会 13:30- 受付 14:00- のびのびキャンプ2012について:開催趣旨、行程、プログラム紹介 15:15- なかよし交流タイム 現地でセミナーを受けていて印象に残った事は、「自分達は特別な事をしているわけではない」という考え方。 偶然にも、違う発表者からそれぞれ同じ内容の発言があって特に深く考えさせられました。 外で思い切り遊ぶ。この当たり前の事がしづらくなっている福島の子ども達と、奈良で一緒にキャンプを楽しむこの大きなイベント。 でも、子どもがキャンプを楽しむ姿というのはどこにでもある当たり前の光景。 2日目の保護者説明会の後に子ども達と少し遊んで感じた事は、この子らはどこにでもいる普通の子なんだという事。特別な目で見る必要は全く無いし、その子らとキャンプを楽しむという、ごく普通の事を私たちは行う。 そういう気持ちで余り気負わず、自分達も一緒に楽しむ事が出来ればと思いました。 一緒にキャンプを作る福島大学といわき明星大学のメンバーとの親睦も深まりました(奈良での前回セミナーで会ったメンバーとも再会!)。 キャンプまで後1カ月弱。申込開始後、わずか2日で定員に達したという程、関心も高いこのイベント。 2日間のセミナーで学んだ災害ストレスとこころのケア、子ども達との関わり方等の理解をより深め、そして当日はごく「普通に」、思いっ切り楽しみたいと思います! 最後に、被災地のある場所で見た手書きの言葉が印象に残ったので紹介します。 「なつかしい未来へ」 日本語としては矛盾していますが、これが復興に邁進する被災地の皆さんの共通した思いではないでしょうか? その、「なつかしい未来」を作っていく子ども達とマンツーマンで3泊4日を過ごし、一生の思い出にしてもらえるよう頑張ります!! 【関連URL】 被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて③~福島の大学生と事前研修で交流! https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/post-532.html 被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて②~被災地支援サークル「ホープフル」の発表! https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/post-531.html 被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて①~事前研修を兼ねたセミナーが開講! https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/post-528.html 畿央大学のびのびプロジェクト facebookページ http://www.facebook.com/nobinobiproject
2012.07.03
被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて③~福島の大学生と事前研修で交流!
福島大学・いわき明星大学・畿央大学の学生が、事前研修で交流! 福島の子どもたちのために奈良で開催される「のびのびキャンプ2012」の事前研修第3回、「“素朴な”こころのケアセミナー」が2012(H24)年6月23日(土)に、に実施されました。 のびのびキャンプ2012は畿央大学の教職員・学生有志に加えて、福島大学災害ボランティアセンターといわき明星大学人文学部心理学科と共催で実施します。当日はキャンプに参加する学生が来学し、「福島の学生からみた福島」というテーマで講演をして頂きました。 その後、3大学の学生が交流を深められるよう、本学教育学部4回生細川君によるアイスブレイク(初対面の参加者同士の緊張や抵抗をなくすグループワーク)を展開。 最後にグループに分かれて、プレゼンの感想やキャンプについて学生同士でシェアリングし、最後に全体発表…という充実した1日になりました。 後日、福島から駆け付けて頂いた福島大学の安達さんからセミナーに参加しての感想が届きましたので紹介させて頂きます。 はじめまして。福島大学人間発達文化学類4年生の安達隆裕と申します。昨年より学生団体「福島大学災害ボランティアセンター」が発足し、現在代表を務めさせていただいております。今回、畿央大学・福島大学・いわき明星大学三校合同事業、「のびのびキャンプ2012」に参加する貴重な機会に恵まれたことを嬉しく思います。 6月23日のセミナーでは、福島の学生から見た「今の福島」を報告し、それを受けてワークショップを行い、共通の目標・意識を立てることができました。セミナー開始、アイスブレイク、ワークショップの中で強く印象に残ったことは、「先生・職員と学生の仲の良さ」でした。真面目に話を聞く時は集中し、くだけた空気では一緒に盛り上がる。このメリハリから信頼が生まれているのかな、と感じました。アイスブレイクは大学に戻ってから少し使わせていただきます。とても面白かったです! 福島大学から参加した学生は、畿央生について口をそろえて「みんないい人ですね!」と話していました。奈良を訪れて福島へ戻る時間はとても短い時間でありましたが、セミナーで出会えた学生は密な関係を築くことができたと思います。それも、畿央大学の皆さんが温かく迎えてくれたことが大きな要因だと思います。私たち福島大学チームもみなさんと同じくらい密な関係を築いて本番に臨みます。 プレゼンでは、私が考える福島についてお話させていただきました。昨年の東日本大震災より、被災三県と取り上げられる岩手県・宮城県・福島県は非常に大きな損害に見舞われました。地震から津波被害に繋がり、今でも沿岸部はガレキが大量に山積みにされています。福島県は二つの被害に加えて「放射能問題」が存在します。放射能については未だに終息する兆しすら見せません。「まだ福島県に人がいるの?」「夏でもマスクを着けてるんだよね?」「もう被爆してるんでしょ?」などと言った意見を耳にします。割と広い福島県は一括りに危険と思われる。人によって提示される線量の値も受け止め方が違い、その結果県外に避難する人が生まれる…というように問題が派生していきます。福島県には人がいます(大学生はみんな普通の生活をしています)。マスクを着けてる人はほとんどいません(関心が薄いのか、現状に麻痺しているのかわかりません)。被爆も多少はしてるでしょう(とよく分からなくもなく思います)。このように、特に大学生はどの情報が正しいのか、危険だとしても県外に出ることはできるのか、と踊らされているままなのではないかと思います。大学生から見た福島の「今」とは、普段の生活は漠然と情報を受け止め、大多数の学生は沿岸部の様子を見たことがない、こういった状況なんだと思います。 以上が学生の、私個人から見た福島です。個人で考え方も異なるものだと思います。その中でも子どもを抱える親御さんの心境はとても推し量られる事ではありません。 【情報が錯綜し、常に子どもに気をかけてしまう。】 仮設住宅に住む方から、このようなお話をお伺いしたことがありました。これが例のように、福島県にすむ未就学児~中学生は県内でも、県外からでも支援の対象として見られています。その結果、昨年の夏・冬は多くの団体(行政、NPO、etc…)が福島県にアプローチを仕掛け、未就学児~中学生対象のキャンプ事業が乱立し、子どもは引っ張りだこでした。私も昨年度は3つのキャンプ事業に加わりました。その中で、多くの子どもの笑顔に触れられたこと、一回の出会いであったとしても大切な思い出としてもらえたこと、そして大学生たちも楽しみながら活動に取り組めたことが非常に印象に残っています。 福島県の「今」について書かせていただきましたが、県外にすむ皆さんにはこの文章からどのように映るかわかりません。もしかしたら放射能問題への意識は徒労かもしれませんし、深刻かもしれません。しかしそれは何十年も先の結果の話であって、今支援を必要としている子どもがいることは確かです。同じ小学生でもなく、大人でもない大学生の私たちですが、私たちにしか見せない顔・態度があるということを去年の経験から確信しています。個人では何もできないかもしれません。出来るとしても狭い範囲でしかないかもしれません。しかし、この企画に参加して、笑顔に出会えることだけは絶対に否定してはいけないことだと思います。大多数の一人であっても、同じようにアクションを起こす学生がいれば、人海戦術に倣って多くの子供に笑顔を提供できるのではないでしょうか?多くのキャンプがあり、今回の「のびのびキャンプ2012」もその一つだと思います。キャンプ事業そのものにこう考えるからこそ、やるからには全力で、子どもも学生も楽しめるような素敵な時間にしたいと思います。 文章ではお堅くなってしまいましたが、私は子どもと一緒にまくら投げをして周りのお客さんから苦情をいただいた実績を持つ学生です。昨年通りに自分も楽しみたいと思います!セミナーで新しく出会えた畿央大学・いわき明星大学のみなさん、福島大学のメンバーとともに、これから一生懸命この企画を練り上げていけるように頑張ります! 【関連URL】 被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて②~被災地支援サークル「ホープフル」の発表!https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/post-531.html 被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて①~事前研修を兼ねたセミナーが開講!https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/post-528.html 学生団体福島大学災害ボランティアセンターhttp://fukudai-volunteer-center.jimdo.com/ 畿央大学のびのびプロジェクト facebookページhttp://www.facebook.com/nobinobiproject
2012.07.02
被災地支援「のびのびキャンプ」に向けて①~事前研修を兼ねたセミナーが開講!
被災地支援と自分にできることを考える「”素朴な”こころのケアセミナー」がスタート! こんにちは!看護医療学科1回生、学生広報スタッフ「きーさん」こと喜島です。 入学前から東日本大震災の被災地支援活動を続けています。奈良県主催のボランティアバスで岩手にも行き、ホームページで県の取り組みを見ていて畿央大学の「のびのびキャンプ」を知りました(実は、受験動機の一つにもなったんです^^)。 ・奈良県公式ホームページ掲載記事(災害ボランティアバス) http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_itemid-70665.htm#moduleid46210・「のびのびキャンプ2011」ブログ記事 https://www.kio.ac.jp/information/2011/10/post-421.html 大学では、今年も8月に「のびのびキャンプ2012」を企画していて、今回の場所は奈良!福島の子ども40人を招待してキャンプを行います。きーさんも参加する事になりました。子どもとマンツーマンで3泊4日を過ごす私たち学生ボランティアは、その為に必要な姿勢やスキルを身に付ける事前研修を受けています。それが、「“素朴な”こころのケアセミナー」です。 もともとは、キャンプボランティア希望者だけでなく、今後も何らかの形で被災地支援を考えている方々、被災地の子どもや保護者の心のケアに関心のある多くの学生のために企画されたこのセミナー。素朴な、人が本能的に備わっている利他性(人のためになろうとすること)や共感能力によって“その人の傍らに立つこと”=「“素朴な”心のケア」実践者になるためのプログラムです。 【5月19日(土)PM】 この日は第1回セミナーが開かれました。講師は3人。牧田潔氏(兵庫県こころのケアセンター)からは、被災者に起こり易い心理的な変化や、それに対して取るべき及び取ってはいけない行動等について。沼崎穂高氏(大阪大学)からは、現在も福島が直面している放射線と言う脅威について。そして、福島から京都へ自主避難して来られた西山祐子氏(京都・避難者サポートネットワーク)からは、被災者の生の声をそれぞれ講演して頂きました。 きーさんは宮城を中心に活動してきたので、福島の現状は知らずにいました。震災から1年と数か月。徐々に回復しつつある目に見える被害の裏で、目には見えにくい「心」のケアを必要とする人は大勢おられると感じました。放射線と言う目に見えない脅威にさらされる子ども達が、思い切り外で遊んで本来の自分に戻れるお手伝いを、微力ながら出来ればと思います。 きーさんは、キャンプ開催場所である奈良県立野外活動センターに小5と高1の2回、行った事があります。それから約20年経った今も、良い思い出として心に残っています(あ、年がばれちゃいますね笑)。20年後の子ども達の心にも、キラキラ輝く素晴らしい思い出となっているような、そんな楽しいキャンプにするべく頑張ります!! 今後もいろんなスタッフが、ブログやフェイスブックページ等で情報発信をしていきます★是非、このプロジェクトにご理解とご協力を(^^)v フェイスブックページ「畿央大学のびのびプロジェクト」http://www.facebook.com/nobinobiproject
2012.05.08
『平城京天平祭2012』で天平行列ボランティアに参加しました
ボランティアセンターです。 いにしえの奈良の都の息吹を感じ取ってもらうべく企画された『平城京天平祭2012』が実施されました。 平城宮跡は、西暦710年に、藤原京から遷都された平城京の中核です。 このイベントは、以前に朱雀門の南側だけを会場として行っていた「平城遷都祭」のエリアを拡大し、「平城京天平祭」と改め、全国にこの地を広く知っていただき、国の始まりを改めて感じていただくとともに、日本人の心を取り戻していただけるイベントとして開催されています。 今回のボランティアは、畿央大学健康栄養学科冬木啓子教授よりご紹介いただいたもので、5月3日(木・祝)、学生7人・職員2人、計9人が「天平行列ボランティア」に参加しました。 朝早く、約450人の行列ボランティアが奈良市役所に集まり、それぞれの時代の衣装をまとい、髪を整え、額には花鈿(かでん)と呼ばれる化粧をしてもらい準備を整え、いざ出発。どの衣裳も華やかで美しく天平人の香り漂う素敵なものでした。 そして、朝堂院基壇跡から大極殿ステージへ、畿央大学メンバーは「淳仁天皇」時代の衣装です。背子(はいし)と呼ばれるベストには、刺繍が施されており、色合いも美しく落ち着いた雰囲気の衣装で、着物に比べて体に負担もなく身につけられるものでした。大きな翳(さしば)は顔を隠す道具であったそうです。 今回約450人という行列のボランティアを受け入れた実行委員側スタッフも着付けやヘアメイクなどを担当する方々などはボランティアとのことで、「奈良の美しさを後世に受け継いでもらいたい」「都があった奈良を誇りに感じ大事にしていきたい」という熱い思いが伝わり、にわか天平人となった自分達もその誇りを胸に精一杯、凛とした雰囲気を出して頑張る事ができたと思います。 参加した学生達にとって、一生ものの思い出になったボランティア。 来年は、あなたもこの衣裳で「いにしえの都・奈良」を歩きませんか。 主催 平城京天平祭実行委員会、奈良県、奈良市、平城宮跡にぎわいづくり実行委員会 http://www.tenpyosai.jp/index.html 【関連記事】 平城京天平祭で"さくら茶会"を催しました。 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/post-506.html
2012.04.21
ボランティア・ビギナーズフェア2012
『ボランティア・ビギナーズフェア2012~つなげよう!つながろう!新しい世界へ~』 ボランティアセンターです。 4月14日(土)13時から、冬木記念ホールにて「ボランティア・ビギナーズフェア2012~つなげよう!つながろう!新しい世界へ~」を開催しました。 学生のボランティア体験報告とディスカッション、カンベンガ・マリールイズ氏の講演は、聞いた人の心に優しく訴えかけ、考えさせるものがありました。 毎年4月に行うこのイベントは、ボランティアセンターが主催する「ボランティア入門ガイダンス」として実施しており、これからボランティアをやってみようと考えている学生を後押しするものです。 全学科対象・自由参加制のため、意欲のある学生が集まるのが特徴で、今回は新入生を中心に約100人の学生が参加しました。 もう一つの特徴は、企画・運営を手伝う「学生スタッフ」がいることです。 今回も、様々なボランティア活動で鍛えられた30人の学生たちがチームワーク良く協力しながら、会場の準備や受付・司会進行・案内などを行いました。 今年は、昨年夏に実施した福島の子ども達を集めてのキャンプ「のびのびキャンプ」で絆のできたカンベンガ・マリールイズ氏をお招きし、命の大切さや助け合うことの尊さについてお話を聴くことができ、代表を務める「NPO法人ルワンダの教育を考える会」の案内ブースや売上金を協力する「ルワンダカフェ」も開店して、ルワンダのコーヒーや紅茶を飲んでもらえる一角も設置し、好評いただきました。 学生の活動体験報告を聴いて「いろんなボランティアを知れてよかった」「私も何か役に立つことがしたいと思った」「ボランティアをした先輩の動機や内容が聴けて良かった」など、新しい世界へつながることの良さを知る良い機会になったという感想を寄せてくれた学生たち。 これをきっかけに、いろんな人や環境とつながっていき、新たな自分の世界を引き出していくことでしょう。 土曜の午後のひととき、冬木記念ホールのラウンジスペースが「ボランティア・ビギナーズフェア2012」の会場として、12の団体ブースやルワンダカフェやマリールイズ氏とおしゃべりを楽しむ人、明るい学生スタッフとボランティア活動意欲のある元気な学生達で活気にあふれていました。
2012.04.20
地域連携イベント「第15回クリーン&歴史ウォーク」に参加しました。
ボランティアセンターです。 さわやかな好天となった4月8日(日)、「第15回クリーン&歴史ウォーク」が行われました。 このイベントは、「美しい街づくりに参加しながら・・・古代に夢とロマンを!」をキャッチフレーズに、古墳などを巡りながら美化活動を行うもので、当ボランティアセンターも実行委員会に入っています。 今回は、コースを一新して10kmの健脚コースとし、健康を意識した新たなプログラムも組み込まれました。 まず、「エコール・マミ」で集合。開会あいさつの後には、本学理学療法学科助教の松本大輔先生によるミニ・ウオーキング講座が行われ、ウォーキング前の準備体操のコツが披露されました。 おだやかな空に恵まれて歩き出した一行は、広陵町の総合保健福祉会館「さわやかホール」で途中休憩後、役場前を経由して今回の目的地「百済寺」を目指しました。 この百済寺は、今から1300年前に舒明天皇が日本最古の天皇直轄寺として建立したと「日本書紀」に記されているそうです。満開の桜のもと、重要文化財の百済寺三重塔を間近に見ることができました。境内にはゴミが少なく、普段から景観を守っておられる近隣の方々のご尽力がしのばれたことも印象的でした。 次に向かった「山王神社」では、豪族南郷氏の居館南郷城が築かれていたという南郷環濠集落の様子を見学することができました。この南郷環濠集落は観光地というよりはむしろ地元の穴場という感じで、水辺と桜が調和した春らしい雰囲気を楽しむことができます。 ウオーキング距離が従来より長かったため歩き応えのあるコースでしたが、小さなお子様からご年配の方までが一緒に歩いていただけるこのイベントが、今後もずっと継続できる地域の行事のひとつであってほしいと思います。 参加者の皆様、お疲れ様でした。 今回も11人の学生スタッフがボランティアとして参加し、受付・安全誘導などを行いました。 次回のクリーン&歴史ウォークは秋に開催される予定です。ご期待ください! 百済寺三重塔について→広陵町公式サイト http://www.town.koryo.nara.jp/contents_detail.php?frmId=24 南郷環濠集落イラストマップ→広陵町公式サイト http://www.town.koryo.nara.jp/contents_detail.php?co=ser&frmId=58 主催:クリーン&歴史ウォーク実行委員会 後援:広陵町教育委員会、香芝市教育委員会、(独)都市再生機構西日本支社、畿央大学 協力:広陵古文化会、ふたかみ史遊会、(社)葛城青年会議所広陵地区・香芝地区推進委員会、畿央大学学生、 協賛:(株)関西都市居住サービス エコール・マミ営業所
2012.04.06
被災地支援~教育学部生有志が、宮城県南気仙沼小学校へボランティアに!
2012年2月、私たち教育学部現代教育学科4名は2011年3月11日に起きた東日本大震災の被害にあった気仙沼市にボランティアに行きました。まず今回の活動内容を紹介します。 【日時】2012年2月20日(月)~2月25日(土) 【場所】気仙沼市立南気仙沼小学校(宮城県) 【内容】主に休み時間を利用して事前に用意したゲームで子どもたちと遊ぶ 【目的】子どもたちと一緒に遊ぶことを通して「奈良県の大学生のお兄さんお姉さんとこんなことをした」「たくさん遊べて楽しかった」という子どもたちの思い出作りになること。 このボランティアでたくさんの事を経験し、たくさんのことを感じました。今回は気仙沼で目にしたこと、聞いたこと、感じたことを4人それぞれの目線で書きます。 今回のボランティアで、「自分の目で見たこと・現地のたくさんの人から聞いたこと・感じたことを私は忘れてはいけない。そしてたくさんの人に伝えていく。」と強く思いました。 気仙沼市の人々は皆さんとても優しく、お互いがお互いを支え合っていました。「震災から1年間たくさんの人に助けられてきたから、これからは恩返しをしていきたい。」とおっしゃっていました。南気仙沼小学校の児童もすごく心優しく、ボランティアに行っているのに、私の方が気仙沼市の皆さんからたくさんの優しさを頂きました。 震災から1年が経って、ボランティアの数も減少してきて、このまま震災のことを皆が忘れていくのが一番つらいことだと思います。みんなが忘れないために私やボランティアに行った人間がこれから出会う人々に伝えていくのが行った人間の使命だと思います。私はこれからボランティアで見たこと・聞いたこと・感じたことを伝え続けていきます。 教育学部現代教育学科3期生(2012年3月卒) 田仲 由佳 この4日間を通して僕が一番感じたことは、当たり前が当たり前でなくなることの怖さです。それまで遊んでいた場所が無くなり、それまで自分が通っていた学校に行けなくなり、それまで毎日のように話していた人が遠くに行ってしまいました。すると今まで普通にできていたことが全くできなくなってしまうのです。 今まで、気にせず走り回っていたグランドもそこから先には行ってはいけない、という範囲が設けられてしまいました。子ども達は、それを気にしながら遊ばなくてはいけないため、全力で楽しむことができないように感じられました。せっかく遊んでいても「そっちはだめ、戻ってきなさい」という注意によって、さっきまでの楽しい気持ちは半減してしまいます。一緒に遊んでいた僕自身も、範囲を気にしながら遊ぶことに不自由さを感じました。 このような生活を送るため、我慢できる子どもは多いと感じます。しかし、その反面で「自分の話を聞いてほしい」「ねぇ、聞いて!」と言ってくる子どもや、はしゃいだりふざけたりする子どもは少ないように感じました。発言、態度、反応を遠慮したり、隠したりしているようにも見えました。当たり前の反応や態度が見えない子どもたちを見て、僕は子どもらしさがないと感じ、とても悲しくなりました。この現状を見て、子どもが自分のやりたい事をのびのびとやれる環境の大切さを学びました。将来教師になった時には、そういったクラスづくりを目指したいと考えます。 今回のボランティアではたくさんの学びがありました。しかし、それら全てを整理しきれていないように感じます。今後は身の回りにいる人に伝えながら、自分自身の中での整理をしていきたいと思います。 教育学部現代教育学科3回生 細川 知憲 (さらに…)
2011.10.13
学生・教職員有志による東日本大震災支援のための「のびのびキャンプ2011」を実施!
福島の子どものために~「心と体のストレッチ!のびのびキャンプ」を実施! 2011(H23)年8月17日(水)~20日(土)の4日間、福島の原発事故により避難生活を強いられている福島県の子どもたちのための「心と体のストレッチ!のびのびキャンプ2011」を、栃木県の宇都宮冒険センターで実施しました。 本学から教職員有志7名とボランティア学生34名に加え、人間環境デザイン学科の卒業生や他大学の教員・院生など総勢46名が現地へ赴き、被災地からは小学4年生~中学2年生まで計29人が参加しました。 キャンプの発起人は看護医療学科の堀内美由紀先生。福島県二本松市に訪れた際、現地の母親が子どもに「もう1時間経ったから家に入りなさい!」と叫ぶ姿を見て、「放射能の心配をせずに思い切り遊べるところに子どもを連れて行って、母親にもリラックスしてもらいたい」と思ったのがきっかけです。そこに福島の現地NPO「ルワンダの教育を考える会」や本学を含むいろんな支援の手が入り、実現に至りました。助成してくださった日本財団、および畿央大学親睦会KIO会の皆様をはじめ、ご支援頂いた皆様に深く感謝申し上げます。 今回のキャンプの最大の特徴は、「大学生スタッフがマンツーマンで福島の子どもにつくこと」です。キャンプディレクターを務めた現代教育学科助教で臨床心理士でもある良原誠崇先生の立案により、大学生と子どものペアを5グループに分け、各グループに ・グループリーダー(大人スタッフ) ・ペア(学生スタッフ+子ども) ・グループサポーター(学生スタッフ) がいる…という図式で、基本的にグループ単位で行動します。4日間は文字通りお風呂と寝る以外(最後はテントで寝る時も一緒)常に行動を共にしました。 今回のキャンプで「のびのび」してもらいたかったのは、となりのトトロでいう「さつきちゃん」です。映画にはさつきちゃんとめいちゃん、二人の子どもが登場します。妹のめいちゃんは天真爛漫で自由気まま。姉のさつきちゃんは、病気の母親代わりと妹の世話も背負いながら気丈に振る舞うけれども実はいっぱいいっぱいで、本当にどうしようもなくなったときに現れて助けてくれるのが「トトロ」です。 外出もままならず、また半年のうちに4~5回の避難所移転を繰り返すなど、想像もできないような精神的負担を強いられている福島の子どもたち。 様々なことを我慢しながら生活している「さつきちゃん」達が思い切り甘えられる存在として、「自分のためだけ」に一緒にいてくれる大学生スタッフは、キャンプの目的を果たす上で欠かせないものでした。またマンツーマンにしたことにより、通常のキャンプでは受入れが難しいような子どもも参加が可能になりました。 実際の子どもの反応は、実にさまざま。わがまま言いたい放題、いたずら放題、距離を取って拒絶の姿勢…それを受け入れる大学生スタッフにも、多くの葛藤や悩みも生まれました。それでも福島から同行して頂いた方々はみな口を揃えて、 「避難所では無反応、無表情だったのにみんな笑顔でイキイキしている!」 と初日から感動の涙を流されているのが非常に印象的でした。 初日のアイスブレーキングから、野外活動、工作、学生による出し物、キャンドルファイヤー、福島の子どもの発表など、毎朝6時半起床、打ち合わせは夜中12時を過ぎても終わらないという過密スケジュールの中で、日に日に学生と子どもの距離が縮まっていきました。そして最終日の別れのセッションでは、子どもも学生も教職員も、涙で顔をくしゃくしゃにしてメッセージを交換。 セッションの最後にはアーチを作って、歌を歌いながら子どもたちをお見送り。 はじめは挨拶さえ照れくさそうにしていた子どもたちも、乗り込んだバスの窓に張り付いて泣いていたり、窓を開けて叫びながら手を振っていたり、学生たちとの別れを惜しんでいました。 学生、子どもたちの笑顔と涙は感動的で、あらゆる苦労が吹っ飛びました。 被災地の「支援」に行ったつもりが、大きな「元気」を頂いたような気がします。 個人的には「誰かを笑顔にすることが、自分の幸せである」という当たり前のことを改めて見つめ直す機会を頂き、感謝しております。 畿央祭の2日目、10月23日(日)には講演や写真展示を含めたのびのびキャンプの報告会を実施します。興味がある方は是非、ご参加下さい! 平成23年10月23日(日) 東日本大震災被災地支援プロジェクト報告 ―福島の子どもたちと畿央生が出会った― 14時~15時 学生による「のびのびキャンプ」活動報告 15時~16時 カンベンガ・マリールイズ氏講演会「I love you all」 (NPO法人「ルワンダの教育を考える会」代表) [ルワンダカフェ] 10~14時・16~17時 ▽マリールイズ氏からご提供いただくルワンダのコーヒー豆で淹れるコーヒー。 [復興支援ぞうきんの販売]10~16時 ▽余剰タオルで「ぞうきん」を作って販売します(1枚50円以上)。 ※カフェ、ぞうきんの収益は東日本大震災および台風被害を受けた 奈良県への支援に役立てます。 <その他、震災復興関連活動> 10~16時 パネル・作品展示 ▽「のびのびキャンプ2011」写真に加えて、 畿央大学ボランティアセンターとしての展示を行います。 【のびのびキャンプ2011フォトレポート】 奈良から来た大学生と福島から来た子どもたちが、いよいよ初対面。趣向を凝らしたゲームでアイスブレイクした後に、グループとペアを紹介! 大自然の中で思う存分、「のびのび」。山の中でひときわ輝く、子どもたちの笑顔! 高い壁をみんなで協力してよじ登る!大学生も子どもも、登った達成感で笑顔に! キャンプ中の料理は、関東からのボランティアの皆さんが炊き出しのために現地に。中には店を閉めてわざわざキャンプに来て頂いた方も…本格的な絶品料理に舌鼓! キャンプでの体験を全員の前で発表する「のびのびフェスティバル」に向けて、大学生と一緒に工作活動に励む子どもたち。 のびのびフェスティバル当日。子どもの発表が終了した後は、雨天のためキャンプファイヤーの代わりに室内での「キャンドルファイヤー」に切り替え、キャンプ地での最後の夜を惜しみました。 最終日、メッセージを書いて背中に貼りつける「メッセージタイム」。帰りのバスが刻々と迫る中、急いでペンを走らせるキャンプメンバー。 NPO「ルワンダの教育を考える会」代表、カンベンガ・マリールイズさんは涙を流しながら感謝の意を述べられると共に、この経験を自分のものだけに終わらせるのではなく、「誰かに話し、伝えていくこと」の大切さを訴えていました。 ちぎれるほど手を振って別れを惜しむ、キャンプメンバー。 福島に戻った子どもたちが、記念撮影。大学生が子どもたちにプレゼントした、白と薄いブルーの「のびのびキャンプTシャツ」とともに。 このキャンプが福島の子どもにとって、幼き日の「美しき良き思い出」として心に残ることを祈念して。 のびのびキャンプ2011実行委員会 文責:畿央大学 企画部 伊藤 誠
2011.04.21
ボランティア・ビギナーズ・フェア2011~ひらけゴマ!あなたのトビラ~
先輩学生のボランティア体験報告、心のこもったピアノ演奏、様々なボランティア活動団体との交流は、新しい発見と感動でいっぱいでした!! 4月16日(土)13時から、冬木記念ホールにて「ボランティア・ビギナーズ・フェア2011~ひらけゴマ!あなたのトビラ~」を開催しました。 毎年4月に行うこのイベントは、ボランティアセンターが主催する「ボランティア入門ガイダンス」として実施しており、これからボランティアをやってみようと考えている学生を後押しするものです。全学科対象・自由参加制のため、意欲のある学生が集まるのが特徴で、今回は新入生を中心に約100人の学生が参加しました。 もう一つの特徴は、企画・運営を手伝う「学生スタッフ」がいることです。 今回も、日々の様々なボランティア活動で鍛えられた30人の学生たちがチームワーク良く協力しながら、会場の準備や受付・司会進行・案内などを行いました。今年は、昨年度の「ならボランティアフェスタ」などで交流のできた市川純也さんのピアノコンサートを吉田はるみ先生(本学非常勤講師・ピアニスト)のトークとともに行うことができ、イベントに癒しと華やかさが加わりました。 先輩の活動体験報告を聴いて「すごく興味がわきました」、ピアノ演奏に「感動しました。また聴きたいです。」と感想を寄せてくれた学生たち。自分自身のトビラを開き、大学生活への希望を新たにしてくれたことでしょう。少し肌寒い春の日でしたが、「ボランティア・ビギナーズ・フェア2011」の会場は明るい学生スタッフとボランティア活動意欲のある元気な学生達とで活気にあふれていました。
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