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看護医療学科
2025.11.05
2025年度 ウエルカムキャンパス「スマイル交流サロン」開催報告 ― 医療的ケア児や発達障がい児、その家族が笑顔でつながる2日間 ―
看護実践研究センター地域包括ケア部門の母子分野で展開している「安心感の輪子育てプロジェクト」の一環として、子育て応援ボランティアサークルSmileでボランティア学生を育成しています。学生ボランティアと、地域の医療的ケア児や発達障がい児、その家族が安心して過ごせる居場所づくりを目的に、畿央祭のウエルカムキャンパスにて交流イベント「スマイル交流サロン」を開催しました。 本企画は、教員・学生・地域の福祉施設スタッフが協力し、障がいのある子どもたちとその家族、学生ボランティアが繋がる貴重な機会となりました。 今年度は、重症児デイサービス、放課後等デイサービス、養護施設などから子どもたちが参加し、25日は子ども8名、保護者・施設スタッフ6名、学生ボランティア10名、教員3名 、26日は、子ども14名、施設スタッフ6名、学生ボランティア9名、教員3名、延59名が参加しました。 ▼ アリーナでの子供企画に参加している様子 (2025.10.26) オリエンテーションでは、学生司会による自己紹介と交流の説明が行われ、アリーナではボーリング、トランポリン、輪投げ、マラカスづくりなど、年齢や特性に合わせた遊びを学生がサポートしました。おやつタイムでは、お菓子やジュースを囲みながら、子どもたちと学生が笑顔で語り合う姿が見られました。 ▼ ハロウィンに飾り付けしたゼミ室での交流会の様子 (2025.10.25) 参加者の声をご紹介します。 保護者・施設スタッフより 「学生さんたちが優しくて可愛くて、一緒に過ごせて幸せでした。重度の子たちを知ることが、学生さんの世界の広がりにつながれば嬉しいです。」 「幼児さんがとても喜んで遊んでくれました。帰りは寝てしまうくらい遊び疲れてました。来年もぜひ参加したいです!」 といった温かい感想が寄せられました。 ▼ 10月25日に参加してくださった方との記念撮影 学生より 「子どもたちの笑顔がたくさん見られて、私自身も幸せな時間を過ごすことができました。」 「ボランティアで以前関わった子どもと再会でき、成長を感じられて嬉しかった。」 といった声が多く聞かれ、子どもたちとの関わりを通して、畿央祭のテーマ「緒~いとぐち~」つながりを感じていました。 ▼ 10月26日に参加してくださった方との記念撮影 今後も学生や教員、施設スタッフが連携しながら、安全に配慮しつつ、安心して楽しめる居場所づくりを継続していきます。スマイル交流サロンは、地域と大学、そして子どもたちと学生が「笑顔」でつながるインクルーシブな実践の場として、これからも展開していきます。 ▼ アリーナでの子供企画に参加している様子 *本活動は、科研費基盤研究C(24K14212)の助成を受けて実施しました。 看護実践研究センター 地域包括ケア部門 准教授 田中 陽子 前田 則子 助教 大平 俊介 関連記事 畿央祭にてウェルカムキャンパス ”がんカフェ「きらめき」” を開催!~ 看護実践研究センター アルツハイマー月間の学内啓発活動を実施しました。~ 看護実践研究センター 認知症ケア部門 「ママは立ち入り禁止?パパのためのベビークラス」を開催 ~ 看護実践研究センター母子包括ケア部門 「認知症の人の家族支援を考える」山川みやえ先生の講演会を開催しました。~畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門 2025年度 看護医療学科卒業研究発表会を開催!~ 看護医療学科
2025.10.29
畿央祭にてウェルカムキャンパス ”がんカフェ「きらめき」” を開催!~ 看護実践研究センター
2025年10月25日(土)畿央祭のウェルカムキャンパス企画で看護医療学科・看護実践研究センター共同企画としてのがんカフェ「きらめき」を開催しました。 今年は、13時の開場前から、会場である看護実習室前に行列ができるほどで、終了までにアロマハンドマッサージを受けた方が56名とこれまでにない大盛況となりました。 まず、看護医療学科2回生の支援学生8名が、会場内の飾りつけや、掲示物の貼り付け等を行い、参加者を迎える準備をし、その後各自がチラシを手に来場の呼びかけを行いました。 今年も学生によるアロマハンドマッサージが大好評で、来場者の方も笑顔で「気持ちいい」「いい香り」とリラックスされていました。学生は、最初は緊張した表情でしたが、いざハンドマッサージを始めると、にこやかに受ける方とお話しながら笑顔で対応できていました。 参加者アンケートでは、 「リラックスして身体がポカポカしました。」 「初めてマッサージを受けましたが、とても気持ち良かったです。」 「学生さんのお話が上手で楽しい時間でした。」 との感想が寄せられました。実際に担当した学生からは以下の感想が寄せられました。 参加学生からの感想 アロマハンドマッサージに参加して、初対面の方とお話しすることにとても緊張しましたが、来られた方が「気持ちよかったよ」「色々お話聞けて楽しかったです」と言ってくださって、参加して良かったと思いました。(垣田) 「チラシを見て来ました」と声をかけてくださる方も多く、直接手渡しすることでこの企画を知ってもらう大切さを実感しました。アロマハンドマッサージでは、直接手と手を触れ合うことで、人の心の温かさまで感じることができました。中には、実施中にうとうとされる方や、「気持ちいい」と笑顔で話してくださる方もおり、会話を楽しみながら心が通う時間になりました。(米川) 始まる前は初めて会う方とどのようにコミュニケーションを取れば良いのかわからず緊張しましたが、始まってからは自然と会話することができて自分自身も凄く楽しむことができました。「ここが気持ちいい」「家でもアロマオイルを使ってマッサージしてみようかな」という声を頂くことができてやりがいを感じ、少しでもリラックス出来る時間を作れたなら嬉しいなと思いました。初対面の人でも人の手を使うことで人の温かさを感じることができるということを実感することができて自分にとっても良い時間となりました。(藤田) がんカフェ参加の呼びかけをしたとき、知らない人に声をかけるのはすごく緊張しました。でも、アロマハンドマッサージをしているとチラシを見てきましたと言ってくださった方が多く、とても嬉しかったです。また、沢山の方が来場されとても忙しかったですが、スタッフの学生みんなでお湯やタオルの準備など協力し合ってアロマハンドマッサージを行い、すごく楽しかったし達成感がありました。(海原) 最初はアロマハンドマッサージが上手くできるか、コミュニケーションが取れるかなど不安でしたが、だんだんとコミュニケーションも取れるようになり、笑いが絶えず、話も盛り上がるようになりました。アロマハンドマッサージは「気持ちいい」や「眠たくなりそう」などの言葉もいただけて、私もやりがいを感じて嬉しくなりました。(染川) 乳がん啓発運動も実施しました 乳がん用モデルを用いた自己検診や教員が開発した乳がん術後入浴着にも今年は力をいれて、説明を行いました。チラシを観て来場された方の中には、「乳がんモデルを触れることができると聞いて来た」とおっしゃる方も多数いらっしゃいました。また乳がん術後入浴着については、実際に手に取って触る方が多く、傷を観られたくない女性のために認知度がもっと上がるといいとの声やどこで購入できるのかという質問も沢山ありました。 今回のミニ講演では、がんカフェきらめきを開催するようになった経緯やこれまでの企画の紹介とがんの予防と診断されてからの相談窓口・治療費と在宅医療になってからの備えについて、説明しました。アンケートに「来年も参加するので、最新の抗がん剤の情報を教えてほしい」との要望がありましたので、さっそく次年度取り組んでいきたいと思います。 ご来場された皆様・アンケートにご回答頂きました皆様 ありがとうございました。 がんカフェ企画担当 看護医療学科 教授 松本泉美 関連記事 アルツハイマー月間の学内啓発活動を実施しました。~ 看護実践研究センター 認知症ケア部門 「ママは立ち入り禁止?パパのためのベビークラス」を開催 ~ 看護実践研究センター母子包括ケア部門 「認知症の人の家族支援を考える」山川みやえ先生の講演会を開催しました。~畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門 2025年度 看護医療学科卒業研究発表会を開催!~ 看護医療学科 令和7年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催しました ~ 看護医療学科
2025.10.23
アルツハイマー月間の学内啓発活動を実施しました。~ 看護実践研究センター 認知症ケア部門
畿央大学 看護実践研究センター 認知症ケア部門では、昨年に引き続き8月に地域の方々へアルツハイマー月間の啓発活動を行いました。今年度は、地域活動に加え、大学内での啓発活動を企画し実施しました。 ▼▼ 昨年度啓発活動の様子はこちら ▼▼ 「アルツハイマーデー」啓発活動報告~看護実践研究センター 認知症ケア部門 後期の授業が始まる初日9月26日(金)昼休み大学内で活動を行いました。11名のボランティア学生により「9月アルツハイマー月間」「新しい認知症観」についてのカードを200枚配布し、現時点での周知について尋ねました。 アルツハイマーデーとは 世界アルツハイマーデーは、1994年に国際アルツハイマー病協会(ADI)と世界保健機構(WHO)によって制定されました。この日は、アルツハイマー病やその他の認知症に対する認識を高め、患者やその家族に対する支援と希望を提供することを目的としました。 9月は「アルツハイマー月間」として、認知症に対する理解を深め、支援の輪を広げることをめざされています。我が国においても、本年1月1日に「認知症基本法」が施行され、9月は「認知症月間」、9月21日が「認知症の日」と定められました。 畿央大学生の認知症に関するアンケート結果 「アルツハイマー月間を知っていますか」 知っている:47名(28.3%) 知らない:119名(71.6%) 「新しい認知症観を知っていますか」 知っている:20名(12.6%) 知らない:138名(87.3%) 今回、「認知症ケア論」を履修した学生さん、活動に興味を持ってくれた学生さんの協力で実施しました。まずは、認知症のことを知ってもらうことが必要だという思いがきっかけです。実際にまだまだ知らない学生さんが多いこともわかりました。この活動がきっかけになり、ひとりでも多くの学生さんが興味関心を持ってもらえるようこれからも引き続き活動を続けていきたいと思います。 看護医療学科 助教 伊藤千春 関連記事 「ママは立ち入り禁止?パパのためのベビークラス」を開催 ~ 看護実践研究センター母子包括ケア部門 「認知症の人の家族支援を考える」山川みやえ先生の講演会を開催しました。~畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門 1回生集中講義「認知症ケア論」が開講しました!~看護医療学科 畿央大学付属広陵こども園ベビークラス活動報告 ~ 看護実践研究センター 母子包括ケア部門
2025.10.08
2025年度 看護医療学科卒業研究発表会を開催!~ 看護医療学科
看護医療学科では、2025年10月4日(土)卒業研究発表会を4つの会場において開催しました。本発表会では4年間の学修成果を結実させた卒業研究を、24ゼミ96名の学生が8ブロックに分かれて、学生たちが自らの研究成果を堂々と発表しました。 発表では在宅医療・介護従事者が在留外国人利用者に抱える困難とその対応に関する研究や、LGBTQ+に対する医療関係者の認識、認知症患者家族の心理状況や、乳がん患者の心理過程とそれに応じた意思決定支援など、多彩なテーマや、児童生徒、妊産婦や子育て世代など様々なライフステージにおける現代社会の課題に直結した内容が多く見られました。学生は自らの研究結果を丁寧に説明し、発表後には活発な質疑応答が行われ、参加者全体で知見を共有する場となりました。 今回は、卒業研究発表会の様子を看護医療学科の伊藤ゼミと前田ゼミの学生のレポートとともにご紹介します。 伊藤ゼミ 所属学生のレポート 私たちは1月にゼミが決定してから、約10か月間卒業研究に取り組んできました。最初は研究テーマの方向性が定まらず、何をしたいのか見失ってしまうことが何度もありました。先生やゼミの仲間からの助言に支えられ、少しずつ研究を形にしていくことができました。実習や就職活動、国家試験の勉強と両立しながらの毎日は大変でしたが、無事に研究を終えることができ、今は大きな達成感と安堵感を覚えています。 私たちのゼミでは、次のようなテーマで研究を行いました。 認知症の人が望む最期を支える家族の代理意思決定 ―家族の精神的負担の軽減とACPの展望― 終末期患者の看護ケアによる心理状態の変化 ―リラクゼーションとタッチケアに着目して― 高齢者の認知機能における回想法の実践とその効果 ―地域で暮らす高齢者に着目して― 地域包括ケア病棟における退院支援の実際と課題 ―地域での暮らしを継続する視点から― 当日は、練習の成果を発揮し、自信をもって発表ができました。学生同士の質疑応答も活発に行われ、緊張しながらも有意義な時間となりました。 私たちは午前の部で発表を終え、午後は他のゼミの発表を聴講しました。クリティカルケアや母性看護、養護教諭など多様な分野の研究を知ることができ、とても刺激になりました。仲間の努力を間近で感じ、自分たちもここまで頑張ってきてよかったと実感しました。卒業研究を通して学んだことを、これからの進路や臨床の現場で活かし、よりよい看護へとつなげていきたいと思います。 最後に、温かくご指導くださった先生方、発表会の開催にご協力くださった皆様に心より感謝申し上げます。 看護医療学科 伊藤ゼミ 津守 純怜 ▼伊藤ゼミの皆さん 前田ゼミ 所属学生のレポート 私たちは第1回のゼミが4月に開催され、7月の予演会に向けて卒業研究が始まりました。インターンシップ実習や就職活動などメンバーがそれぞれに忙しくタイトなスケジュールではありましたが、私たちのゼミでは、 「遷延性意識障害患者の意識回復に向けた関わり」 「育てにくさをもつ親のレジリエンス獲得への支援」 「妊産婦が妊娠・出産を主体的に行うための支援について―バースプランによる関りを踏まえて―」 「メンタルヘルスの不調を抱えている児童・生徒に対して 学校現場の養護教諭が支援できることについて」 というテーマについて卒業研究に取り組みました。 予演会では、発表を行う際のパワーポイントについて発表してお互いに意見を出し合いました。そして、意見をもとに修正し、より良いものにして、卒業研究発表会を迎えることができました。発表はとても緊張しましたが、質疑応答もなんとか終えることができました。また、午後の部では、他にも認知症看護、終末期看護、在留外国人やLGBTQ+に関することなどさまざまな分野についての研究の発表が行われました。他の学生の発表は、新たな知識や知らなかった考えに触れることができ、新たな分野に興味をもつきっかけとなりました。 看護医療学科 前田ゼミ 藤本 陽南子 1月にゼミの所属が発表され、3月中旬から卒業研究が始まりました。初めはどのように研究したらよいかわからず、手探りで行っていましたが、先生からの丁寧なご助言とゼミメンバーと意見を出し合いながら、試行錯誤を重ねたことで、発表会を迎えることができました。就職活動や実習、国家試験の勉強などと両立しながらの研究は大変でしたが、メンバーや先生の支えもあり、充実した研究活動を行うことができました。 看護医療学科 前田ゼミ 岸野 七海 発表は緊張しましたが、来年卒業研究を行う3回生も参加し、学生間での質疑応答もスムーズに行われ、有意義な発表になったと思います。 看護医療学科 前田ゼミ 玉利 舞 自分の論文を発表するときはとても緊張しました。しかし、論文を完成させ、多くの人の前で発表することは大きな達成感と自信に繋がりました。また、発表会は知識を深める貴重な機会であり、他の学生の研究を聞くことで、自身の専門分野外の知見や新たな視点を学ぶことができました。また質疑応答では、自分では気づけなかった多角的な視点に気づくことができ、研究への理解を一層深めることができました。今後は、この経験で培った学びへの意欲と探究心を活かし、患者さん一人ひとりの状況やニーズを深く理解し、根拠に基づいた、より質の高い看護を提供できるよう尽力していきたいと思います。 看護医療学科 前田ゼミ 大坪 晶美 ▼最後は、前田先生とゼミ生で記念撮影! 看護医療学科のみなさん、お疲れ様でした! 関連記事 令和7年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催しました ~ 看護医療学科 「薬害の実情」と「患者の人権」を学ぶ ~ 看護医療学科「保健医療福祉システム論Ⅰ」 緩和ケア病棟での実習を経験した4回生とのディスカッション ~ 看護医療学科「終末期ケア論」 後期からの臨地実習に向けて!~看護医療学科「老年看護援助論Ⅱ」 先輩から後輩へ、看護のバトンをつなぐ!~精神看護学研究室の卒業生と4回生が授業に参加!
2025.09.19
イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.12 ~ 無事に帰国しました!
学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今年度は12名の学生が2025年8月30日(土)~9月14日(日)までイギリスのカンタベリーで過ごしました。英語学習やイギリスの文化に触れることができるだけでなく、課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫し無事日本に帰国しました。帰国後イギリスでの生活を振り返り、その感想を第十二弾としてご紹介します。 こんにちは、看護医療学科2回生の糸谷 美優です!イギリス生活が終了し、無事全員帰国しました!楽しみな気持ちと不安な気持ちでイギリス短期留学を迎えたあのときからあっという間に2週間が過ぎ、まだ余韻に浸っています。今回は現地レポート最終ということで、特に印象的な2週間での体験や学びをご紹介します! 私は、子どもの頃から英語が好きで海外に興味があり、大学生の間に一度は留学をして、異国の文化や価値観の実際を学び、豊かな人間性を育みたいと考えていたため、今回の留学に参加しました。そして、私がこの留学を通して達成したい目標は、英語力を向上させることに加え、多様な文化や価値観をもつ人々とつながりをもち、視野を広げることです。 語学留学の魅力 学校での生活はとても刺激的で楽しいです!授業形態は、プリントが配られ2,3人のペアで一緒に解いたり、クラスメイトみんなで意見を伝え合ったり、オンラインゲームを使って前日の学習内容を復習しながら競い合ったりと、さまざまです。 どんな質問もウェルカムな先生で、わからないことを質問すると具体例を挙げながらより丁寧に説明してくださり、積極的に質問することで、関連するその他多くの知識も得ることができました。例えば、Cheersは、日本での英語教育では、乾杯を意味すると習いましたが、イギリスでは、落とした消しゴムを拾ってくれたときやおつりを受け取るときなど、カジュアルな「ありがとう」としても日常的に使われます。その地域特有のスラングを教わり、授業後に実際に現地の方が使っている光景を見る、そして実際に自分も使ってみることができたのは、語学留学の魅力だと感じました。 さまざまな思い出の中でも特に印象に残っているのが、二度目のWalk&Talkです。この日は、学校近くの美術館に行き、2つのグループに分かれて、先生オリジナルのクイズを解きました。 現地の英語のリスニングに慣れただけではなく、約1週間コミュニケーションをとったことで、他の国からの留学生との仲も深まったため、前回のWalk&Talkに比べ、相手の話していることが理解できるようになりジョークを交えた会話も楽しむことができ、人生で最も新たな友達と英語で話した一日でした!シンプルな会話だけではなく、また相手の誤解を招くことなく、ジョークを交えた会話を楽しめたことは、お互いに信頼関係が形成され、学生らしい友人関係を構築することができたと感じ、嬉しかったです。 ホームステイで幸せな毎日 ホームステイは、大変だというイメージがあり心配していましたが、とても幸せな毎日でした!ホストファミリーは皆さん優しく、私の未熟な英語にも笑顔で会話を弾ませてくださり、おいしいイギリス料理も作ってくださいました。立派でおしゃれなお家で食べる、ホストファーザーがつくってくださったご飯は、本当においしかったです。♡ 帰国して感じる自身の成長と感謝 振り返ると、2週間はとても短く、まだまだ滞在したかったと感じるほどですが、内容が濃く、充実した毎日でした。初めは、先生や留学生の話すスピードが速く、知っている単語やキーワードを拾いながら二度目の説明で何となく先生の話の趣旨を感じ取っていましたが、2週間目のいつからか、文章として聞き取り、一度の説明で先生が伝えていることを理解できるようになりました。 また、異国の文化や価値観の中での生活をして、自分の知識や経験の浅さ、コミュニティの狭さを痛感するとともに、それらについての理解が深まることへの楽しさに気づきました。さらに、笑顔の大切さを学びました。言葉がうまく通じ合わない場面でも、相手の笑顔によって、安心し、その出会いや優しさに喜びを感じます。 留学に限らず海外渡航自体が初めてなうえ、看護の実習と時期が重なるなど、すごく大変で、参加しない方がよいのではないかという迷いや心配もありましたが、家族や先生をはじめとする方々のご支援により、充実した毎日、貴重な経験を得られたことに、心から感謝します。 そして、短期留学を終えた今、参加してよかったと心の底から思います。大学での勉強に追われ、留学を希望しているが参加することを迷っているのであれば、私は、勇気をもって参加する背中を後押しします! これらの体験や学びを今後の人生に活かしていきます! 看護医療学科 2回生 糸谷 美優 関連記事 ▼▼ 今年度のイギリス短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.1 ~ イギリスでの生活が始まります イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.2 ~ 日本を離れての生活に慣れてきました! イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.3 ~ 授業の様子とカンタベリー散策 イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.4 ~ 積極的に会話をして過ごしています! イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.5 ~ ロンドンで過ごす休日 イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.6 ~ 留学の折り返し地点を迎えました! イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.7 ~ 「Think flexible. 」と「Enjoy my life!」 イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.8 ~ イギリスの美味しい料理を召しあがれ! イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.9 ~ 授業のあとのお楽しみ イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.10 ~ 思い出もお土産もたくさんできました! イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.11 ~ ロンドンに行って思い出作り!
2025.09.14
イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.11 ~ ロンドンに行って思い出作り!
学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今年度は12名の学生が2025年8月30日(土)~9月14日(日)までイギリスのカンタベリーで過ごします。英語学習やイギリスの文化に触れることができるだけでなく、課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫します。現地からのレポート第十一弾をご紹介します。 日曜日に友達と一緒にロンドンに行ってきました。朝からカンタベリーの駅でロンドン行きの往復切符を買って出発!片道はおよそ1時間10分で、思ったよりもあっという間に着きました。 まず最初に行ったのは、ハリーポッターのお店です。映画の世界観が広がっていて、とてもワクワクしました。 その後は歩いてVivienne Westwoodの店舗へ。そこには日本人のスタッフさんがいて、日本語で丁寧に対応してくださったので安心でした。私はブレスレットを、ゆいちゃんはリングを購入!Vivienne Westwoodはイギリス発祥のブランドなので、円安の今でも日本より40%ほど安く買うことができました。 街を歩いていると、ストリートで似顔絵を描いている人がいたので、私たちも描いてもらいました。とても良い思い出になりました! お昼ご飯は、フィッシュアンドチップスが美味しいと評判のお店へ。ボリュームたっぷりで、サクサクの衣が最高でした。 ロンドンから帰ってきてからは、ホストファザーが作ってくれたピザをいただきました。外出の締めくくりに温かい家庭の味を楽しめて、とても幸せな一日になりました! 看護医療学科 1回生 景山 桜唯 関連記事 ▼▼ 今年度のイギリス短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.1 ~ イギリスでの生活が始まります イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.2 ~ 日本を離れての生活に慣れてきました! イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.3 ~ 授業の様子とカンタベリー散策 イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.4 ~ 積極的に会話をして過ごしています! イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.5 ~ ロンドンで過ごす休日 イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.6 ~ 留学の折り返し地点を迎えました! イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.7 ~ 「Think flexible. 」と「Enjoy my life!」 イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.8 ~ イギリスの美味しい料理を召しあがれ! イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.9 ~ 授業のあとのお楽しみ イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.10 ~ 思い出もお土産もたくさんできました!
2025.09.10
第37回フィンスイミング日本選手権大会に出場しました!~水泳部
こんにちは! 水泳部主将の上野です。 第37回フィンスイミング日本選手権大会が今年も横浜国際プールで行われました。5月9日(金)~5月11日(日)の日程だったこともあり、最終日の11日の競技の50mアプニアと100mサーフィスにしぼって出場しました。 競泳とは違って聞きなれない種目ですが、どちらもイルカの足ひれのような1枚のフィンを両足揃えて着用する「モノフィン」での競技です。 50mアプニアは、モノフィンを履いて息継ぎなしで両腕を頭上で組んで進む潜水競技です。 また100mサーフィスは、呼吸法としてシュノーケルを使用する競技で、スタートとターン時以外は身体の一部が水面から出ていなければならないルールがあります。 昨年の秋に手術をしたことや、今まで使用していたフィンが壊れて、新しいフィンに変わったことなどから不安要素はマックスでしたが、無事泳ぎ切ることができました。その中でも100mサーフィスでは、昨年の同大会より0.65秒速い自己ベストで泳げたことはうれしかったです。 ただ、国際大会大学生派遣標準記録まであと少しのアプニアでベストがでなかったのが残念ですが、インカレでリベンジします! 水泳部 看護医療学科 3回生 上野 心優 関連記事 広陵町町制施行70周年記念イベントに書道部と軽音学部が参加! 「おでん研修」に励みました!! ~ 教職クラブODEN 1300のバンドが集結!アカペラサークルライブ「50Fes2025」に出演~アカペラ部ADVANCE# 学生ボランティア団体活動レポートが優秀レポートとして表彰されました!~災害復興ボランティア部HOPEFUL~
2025.09.06
海外インターンシップ実習の視察で台湾へ ~ 学びと交流の4日間
2025年8月10日(日)〜13日(水)、担当教員3名で台湾を訪問し、来春予定の海外インターンシップ研修の視察を行いました。 台北では以下を巡り、台湾の歴史・文化や日本との交流の足跡を肌で感じることができました。 ▼ 龍山寺:台北最古級の寺院 ▼ 中正紀念堂:広大な敷地の中にある蒋介石の記念施設 ▼ 九份:かつての炭鉱の街で、懐かしい街並みや茶芸館が並ぶ、日本統治時代の雰囲気が伝わる場所 ▼ 十分:線路のすぐ脇を歩ける珍しい構造かつ、昔ながらの商店や屋台が軒を連ねるレトロな雰囲気の商店街 中国医薬大学 訪問 その後台中に移動し、中国医薬大学を訪問しました。先生方から温かい歓迎を受け、両国の教員による看護医療・看護教育の現状と課題についてのプレゼンテーションと活発な意見交換を行いました。 そして、来年3月に実施予定である中国医薬大学での学生参加型プログラムとして、畿央生の中国医薬大学健康看護学部の授業の聴講や演習への参加について、検討しました。今後も、大学間で相談しながら、具体的なプログラムを決定する予定です。 中国医薬大学附属病院 緩和ケア病棟 見学 また、中国医薬大学附属病院の緩和ケア病棟を見学しました。病棟の設備は、日本と大きく変わりませんでしたが、入棟する患者様の疾患が、日本とは違い、がん患者様以外の方も約半数おられることがわかりました。また、仏教・キリスト教・ヒンズー教など多宗教の祈りの部屋が設けられており、患者様の宗教的背景を尊重する姿勢に感銘を受けました。 多職種連携によるチーム医療は日本と共通する点が多く見られましたが、特に在宅ホスピスケアや在宅ホスピスへのスムーズな移行について重要視されているようで、事例や動画を交えて説明していただきました。 台中は緑が多く、治安も良好で、学生にとっても安心して滞在できる環境です。今後も大学間で連携を深め、学びの多いプログラムを構築してまいります。 次回の「海外インターンシップ実習―台湾編」を、ぜひご期待ください。 看護医療学科 酒井 啓子、祐實 泰子、對中 百合 関連記事 令和7年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催しました ~ 看護医療学科 「認知症の人の家族支援を考える」山川みやえ先生の講演会を開催しました。~畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門研修会 「薬害の実情」と「患者の人権」を学ぶ ~ 看護医療学科「保健医療福祉システム論Ⅰ」 緩和ケア病棟での実習を経験した4回生とのディスカッション ~ 看護医療学科「終末期ケア論」 後期からの臨地実習に向けて!~看護医療学科「老年看護援助論Ⅱ」 先輩から後輩へ、看護のバトンをつなぐ!~精神看護学研究室の卒業生と4回生が授業に参加!
2025.09.04
令和7年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催しました ~ 看護医療学科
看護医療学科では、入学後早期に医療施設に出向きチーム医療の実際にふれ、各職種の協働の重要性について学ぶ「チーム医療ふれあい実習」を行っています。今年度は、8月18日~22日の5日間、学内も含め6施設に分かれて実習し、その成果を最終日に実践発表会で共有しました。実際の現場での見学や体験を通して得られた、学生の学びの様子を紹介します。 学生の感想より学びの様子をご紹介します チーム医療ふれあい実習は初めての実習ということもあり緊張しながら臨みましたが、多くの学びを得ることができました。今回の実習では、チーム医療における看護師の役割を学ぶこと、多職種とのコミュニケーションにおいて大切なことを学ぶことが目標でした。 まず、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、診療放射線技師、臨床検査技師などの職種が医療チームの中でどのような役割を担い、互いに連携しながら患者を支えているのかを学びました。看護師は、患者から得た情報を他の職種に伝えることで、より安全な医療の提供につなげていると気づきました。例えば、患者の食事に関して、看護師が好みや食べやすさを把握し、それを管理栄養士と共有することで、より適した食事の提供を心がけていると学びました。このような連携を行うためには、看護師として自分の役割だけでなく、他の職種の役割を理解し、互いに専門性を尊重する関係づくりが大切であることを学びました。 また、看護師業務の見学では、パートナーシップ・ナーシング・システムのもと、ペアの看護師との患者の情報共有、先輩への相談、ダブルチェックを通じて協力し合う場面が見られました。お互いの患者に目を配り、わからないことは曖昧なままにせず、すぐに相談し、確実で安全な医療の提供につなげていると学びました。 今回の実習を通して、チーム医療における看護師の役割とは、患者の情報、要望を他の職種に正確に伝え、連携を支えることだと学びました。また、他の職種との連携においては、自分の役割だけでなく他の職種が担う役割への理解と尊重が大切であり、これらはすべて患者の安全を守る責任のもと行われているということがわかりました。 私は看護師になりたいという思いでこれまで学んできましたが、その気持ちは漠然としていた部分もありました。実際の医療現場での連携を見たことで、看護師として医療に携わる責任、意味を考えることができました。今後の課題は、正確な情報を伝えるコミュニケーション能力を身につけること、普段から疑問を持ち、物事を客観的に捉え、わからないことを放置せず解決していく姿勢を持つことです。 お忙しい中、私たちの実習を受け入れてくださった施設の方々、私たちの実習を支えてくださったすべての先生方、本当にありがとうございました。 そして、最後におっしゃっていただいた、「看護学生も医療チームの一員」という自覚を強く持ち、看護師として必要な力を身につけられるよう、今後も一つ一つの気づきや学びを大切にしながら努めてまいります。 看護医療学科 1回生 藤木 真央 教員より:目標に向かって進むために 今回、学生たちは、看護師だけでなく各専門職の方々と関わり患者さんとふれあうことで、自分たちがチーム医療に携わる一員として役割を担っていることを改めて認識していました。その役割を果たすためにも、本実習での学びを土台とし、それぞれの目標に向かって歩みを進めてほしいと願っています。 最後に、今回の実習でご協力いただきました患者の皆様、施設・指導者の皆様に感謝申し上げます。誠にありがとうございました。 看護医療学科 准教授 小林 智子 関連記事 「認知症の人の家族支援を考える」山川みやえ先生の講演会を開催しました。~畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門研修会 「薬害の実情」と「患者の人権」を学ぶ ~ 看護医療学科「保健医療福祉システム論Ⅰ」 緩和ケア病棟での実習を経験した4回生とのディスカッション ~ 看護医療学科「終末期ケア論」 後期からの臨地実習に向けて!~看護医療学科「老年看護援助論Ⅱ」 先輩から後輩へ、看護のバトンをつなぐ!~精神看護学研究室の卒業生と4回生が授業に参加! 学生企画【セクソロジープロジェクト】高校生とともに性について考える~YMCAインターナショナルハイスクール性教育プロジェクト実施報告
2025.08.15
「認知症の人の家族支援を考える」山川みやえ先生の講演会を開催しました。~畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門研修会
畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門では昨年度に引き続き、認知症の人の意向を尊重することや認知症の人と家族等に対する支援が適切になされ、認知症の人が希望をもって過ごせる地域社会を構築すべく、「認知症の人・家族×大学・学生×地域のつながり」を大切に交流会・研修会を開催しています。 連日の厳しい暑さが続いている中ですが、総勢52名の方が今回の山川先生の講演会に参加されました。今回は、本人・家族の方以外にも多くの専門職の方が参加されました。 講師の山川先生は、大阪大学大学院 医学系研究科保健学専攻 准教授を務め、様々な活動や多くのご実績をお持ちです。認知症の方に関する社会に対して幅広い視野をもたれると同時に、本人やご家族の方一人ひとりの声を聴き、課題に対して真剣に向き合う姿を拝見し、非常に魅力的な方だと常々感じておりました。講演の中では、「認知症の理解は、人を理解するということです」という言葉が非常に印象的でした。 家族介護者の方々は、介護の疲れや不安から感情的になり、大切な家族に対して厳しい言葉を投げかけてしまったり、社会的な孤立、相談できる人や場所がない、心がつらいなどと語られていました。また、家族支援の現状や家族の気持ちなどの研究成果を非常に分かりやすく丁寧にご説明くださいました。これらの課題ひとつひとつに向き合い、家族支援の制度化に取り組まれていることを学ぶことができました。 講演のあとには、様々な年代や立場の方がグループワークを行いました。 トークセッションでは、奈良県若年性認知症サポートセンター(きずなや)でピアサポート活動をされている当事者平井正明さんに参加頂きました。参加者の方から「痴呆から認知症という言葉に代わっても、投げかけられる言葉の重さは変わらない、どうか、もっと優しい言葉をこれからは考えてほしい」との声も聞かれました。 いつも笑顔で穏やかな平井さんですが、この言葉を受け取り、「今日は大きな課題をいただきました」と次へのステップを進まれる力強さを感じました。私も改めて日常で使っている言葉の重さを感じる一場面となりました。 平井さんからは、「認知症の人とともにある家族の権利宣言」を説明して頂く場面もありました。本人だけでなく、家族への支援の大切さを学ぶことができました。 ご参加いただきました皆さま、ご協力頂きました皆様には心から感謝申し上げます。ありがとうございました。 参加者の感想の一部を紹介します。 本人と家族の支援は、両輪が必要で診療報酬や介護訪中に位置付けていく必要性を強く感じました。 話がわかりやすく、みまもりあいアプリを知ることができました。 家族への精神的サポートの大切さをあげられていた点は共感した。 両方支援の難しさについて考えさせられた。 家族への精神的アプローチの大切さを感じた。 看護医療学科 助教 伊藤 千春 関連記事 畿央大学付属広陵こども園ベビークラス活動報告 ~ 看護実践研究センター 母子包括ケア部門 卒業前看護技術トレーニングを開催しました ~ 看護実践研究センター臨床看護研究部門 看護医療学科 2・3回生 計43名がイベントボランティアとして活躍! ~ 看護実践研究センター 認知症ケア部門 第3回「認知症の人と家族の思いに耳を傾ける」 松本一生先生講演会「認知症の人と家族とともに」を開催しました。 ~ 畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門
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