2025.09.06 

海外インターンシップ実習の視察で台湾へ ~ 学びと交流の4日間

2025年8月10日(日)〜13日(水)、担当教員3名で台湾を訪問し、来春予定の海外インターンシップ研修の視察を行いました。

 

台北では以下を巡り、台湾の歴史・文化や日本との交流の足跡を肌で感じることができました。

 

▼ 龍山寺:台北最古級の寺院

 

 

▼ 中正紀念堂:広大な敷地の中にある蒋介石の記念施設

 

 

▼ 九:かつての炭鉱の街で、懐かしい街並みや茶芸館が並ぶ、日本統治時代の雰囲気が伝わる場所

 

 

▼ 十分:線路のすぐ脇を歩ける珍しい構造かつ、昔ながらの商店や屋台が軒を連ねるレトロな雰囲気の商店街

 

 

中国医薬大学 訪問

その後台中に移動し、中国医薬大学を訪問しました。先生方から温かい歓迎を受け、両国の教員による看護医療・看護教育の現状と課題についてのプレゼンテーションと活発な意見交換を行いました。

 

 

そして、来年3月に実施予定である中国医薬大学での学生参加型プログラムとして、畿央生の中国医薬大学健康看護学部の授業の聴講や演習への参加について、検討しました。今後も、大学間で相談しながら、具体的なプログラムを決定する予定です。

 

中国医薬大学附属病院 緩和ケア病棟 見学

また、中国医薬大学附属病院の緩和ケア病棟を見学しました。病棟の設備は、日本と大きく変わりませんでしたが、入棟する患者様の疾患が、日本とは違い、がん患者様以外の方も約半数おられることがわかりました。また、仏教・キリスト教・ヒンズー教など多宗教の祈りの部屋が設けられており、患者様の宗教的背景を尊重する姿勢に感銘を受けました。

 

 

 

多職種連携によるチーム医療は日本と共通する点が多く見られましたが、特に在宅ホスピスケアや在宅ホスピスへのスムーズな移行について重要視されているようで、事例や動画を交えて説明していただきました。

 

台中は緑が多く、治安も良好で、学生にとっても安心して滞在できる環境です。今後も大学間で連携を深め、学びの多いプログラムを構築してまいります。

 

次回の「海外インターンシップ実習―台湾編」を、ぜひご期待ください。

 

看護医療学科

酒井 啓子、祐實 泰子、對中 百合

関連記事

令和7年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催しました ~ 看護医療学科

「認知症の人の家族支援を考える」山川みやえ先生の講演会を開催しました。~畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門研修会

「薬害の実情」と「患者の人権」を学ぶ ~ 看護医療学科「保健医療福祉システム論Ⅰ」

緩和ケア病棟での実習を経験した4回生とのディスカッション ~ 看護医療学科「終末期ケア論」

後期からの臨地実習に向けて!~看護医療学科「老年看護援助論Ⅱ」

先輩から後輩へ、看護のバトンをつなぐ!~精神看護学研究室の卒業生と4回生が授業に参加!

 

 

この記事をシェアする