2012年10月の記事
2012.10.02
学生広報スタッフblog vol.36~ヘルスチーム菜良交流会レポート!
こんにちは!健康栄養学科3回生、学生広報スタッフの寺西優希です。 2012年9月23日(日)に、奈良県庁にてヘルスチーム菜良交流会が行われ、私もヘルスチーム菜良のメンバーとして参加しました! ※ヘルスチーム菜良は奈良県健康福祉部健康づくり推進課が主導で管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学農学部、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されています。 参加人数は4大学合わせて37名で、畿央大学からは9名が参加しました。 まず初めに第2期奈良県食育推進計画および食育アンケート調査結果などを奈良県健康づくり推進課の松田さんからお話頂き、その後高校文化祭・オープンキャンパスでの活動を順に報告しました。 ▲畿央大学が香芝高校文化祭での活動内容の報告を行っている様子です! 詳細は、香芝高校での活動内容については健康栄養学科「ヘルスチーム菜良」~香芝高校文化祭に参加しました!を参照ください(^^) ▲帝塚山大学が提案した「県内大学生が創る奈良の未来事業」について発表されている様子です。この未来事業は奈良県庁の推進課から高い評価を得たもので、私たちの今後の活動の参考にということで発表して頂きました。 奈良県民の現状として野菜摂取不足が挙げられており、特に奈良県女性の野菜摂取量が全国35位と大変低い順位であり問題だと考えられています。この政策は女性をターゲットとした内容となっています。最終目標として野菜を積極的に摂取する生活スタイルの確立から医療費削減につながる生活習慣病予防を掲げていて、様々な角度からのアプローチが可能な政策だと感じました。 この後、5グループに分かれて交流会を行いました。 「高校生からの若い世代への食生活改善の啓発活動について、ヘルスチームとして何が出来るのか、また何を伝えていきたいか」を話し合うことに。 (さらに…)
2012.10.02
学会発表でオーストラリアに行ってきました。(理学療法学科福本先生)
少々前ですが、7月19日から3日間、オーストラリアのブリスベンでISEK2012(国際電気生理運動学会)が開催され、参加発表のためにオーストラリアへ行ってきました。 この学会は前回イタリアで行われ、今回で二回目の参加でした。 前回のイタリア大会の時は森岡教授とニューログループの先生方との参加であったため、金魚のフンのように教授にくっついて行動をしておりましたが、今回は大学院生との参加であったため、非常に緊張しました。 私が緊張すると大学院生も皆が緊張してしまうので、事前準備ということで発表前日の夜、ホテルの一室で英語による予演会を行うことにしました。 緊張を解きほぐすためというのが目的でしたが、英語のみと言ったとたん…沈黙…… 少しずつ声が出始め、日本語も交えながら、最終的にはいつもの大学院ゼミのようになり、軽く1時間は超え、全員の顔が変わってきました。 写真はその時の様子ですが、この写真を見た人からは『これはやらせだろぉ~』とよく言われますが、これは正真正銘オーストラリアのホテルでの予演会の様子です。 それぞれが自分の研究をする姿勢まで変わった国際学会でした。 …余談… 学会発表前の緊張を解きほぐすには、ゼミより予演会より・・・地元のお酒が一番有効でした(^_^;) 理学療法学科 准教授 福本貴彦
2012.10.01
理学療法学科 田平先生の2012年欧州呼吸器学会への参加レポート
この度2012年欧州呼吸器学会に参加してきました。学会は、9月1~5日にオーストリア、ウィーンのReed Messe Wienで開催されました。この学会は、呼吸器の医師や医療従事者を対象にした学会では世界最大級であり、呼吸器の基礎から臨床まで幅広い演題の発表がありました。 私は、9/2(日)に”Exercise capacity: from elite athletes to severe impairment”セッションで”Skeletal muscle oxygenation during exercise in patients with chronic respiratory failure”という演題をポスター発表しました。ポスター発表は、ポスターの前に立って、参加者と討論するイメージがあったのですが、この学会ではほとんど(全て?)のセッションで、1演題につき質疑を含めて10分程度の口述発表の時間が設けられていました。事前情報がなかったため、セッションが始まってから口述発表の準備をしたのですが、不十分ながらも何とかプレゼンできたと思っています。 セッションのChairmanは、Romer LM、 Neder JAの2名で、特にNeder氏一派は、COPD患者の骨格筋の酸素動態に関して多数報告しており、私も研究で良く参考にしている研究者でした。私の演題では、近赤外分光法(NIRS)による酸素抽出率やその解釈について、chairmanから「大きな問題がある」と指摘を受けたのですが、承知の上で提示しており、それが本研究の解釈の限界であることを伝えました。またNIRSの指標についても質問がありましたが、脱酸素化ヘモグロビンが最も良い酸素利用の指標であることは明らかでないという点や、Fickの式から考えると組織酸素飽和度がベストの指標であると考えていると伝え、最終的には問題はあるが興味深い演題との評価をもらいました。参加者からは、発表で用いた式の理解が難しいとの質問を受け、ポスターのコピーを用いて手書きで説明しました。その他にも機器のことや、呼吸不全という表現はおかしいとか、沢山の質問やコメントをもらいました。 その他、今回一緒に参加した大学院生(D3有薗さん)や友人の発表、そして興味のある演題を聞きに行き、いくつか質問しました。印象としては、日本の呼吸器学会や体力医学会とレベルの差は感じないのですが、違いはただInternationalであり、討論するにはもっと英語力を付けなければと再認識させられました。いずれにしても、以前参加したWCPTより多くのDiscussionができ、またNeder氏とも意見交換出来て、とても充実した学会になりました。 健康科学部理学療法学科 教授 田平一行
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