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SCU(広域搬送拠点臨時医療施設)の設営を体験!~看護医療学科「災害看護論」

2014年11月18日(火)

平成23年3月の東日本大震災、同年9月の紀伊半島大水害以降、奈良県でも防災・減災対策や有事への備えが急ピッチで進められています。

 

畿央大学からは目と鼻の先という橿原運動公園に、昨年SCU(広域搬送拠点臨時医療施設)設営備品倉庫が設置されました。 来年2月14日には日本DMAT(災害医療支援チーム)近畿地区ブロックの大規模訓練が奈良県で行われる予定で、畿央大学も負傷者メイク(ムラージュ)の指導者講習会などサポートします。

それらに先駆け、11月7日(金)午後から看護医療学科4回生「災害看護論」履修学生が、備品倉庫の中に収納されている物品を使いSCU設営を体験しました。

 

まず、SCUについて日本DMATの隊員でもある市立奈良病院の守川医師から説明を受けました。

 

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触ってみる!へぇ~軽い!災害拠点病院に勤務する医療従事者の中でもまだ周知されていませんし、まして、その備品を触れた人は極々わずかです。

 

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ストレッチャーの組み立てを学生たちで体験。このベルトはどこを通すのかなぁ?

 

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杉村 あやめ

今回、一番感じたことは災害に備えて日頃から訓練を行っていくことがいざ災害が起こった時のスムーズな連携につながるということです。倉庫の中にあった担架やリヤカーは組み立て式で、初めて見ただけではどのように組み立てるかわからないものがたくさんありました。事前に使い方を知っておくためにも、事前の打ち合わせや訓練が必要だと感じました。

 

 

本部立ち上げ!被災状況の把握をどのように行うのか、DMAT隊員の福村氏(理学療法士)、吉岡氏(看護師)から説明を受けました。

 

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竹田 亜柚 

本部では、インターネット回線はとても重要です。インターネット上で他府県の医療機関のDMATの活動状況を把握し、現場にいるものに指示をしたり、現在は搬入されている患者の治療優先順位を決めどこに搬送するのか判断・指示したりします。指示内容の共有には無線を利用し、記録にはホワイトボードを使用します。書き残すことで他のメンバーと共有・確認でき、活動の振り返ることができると説明を受けました。

 

山本 和香

今回SCU、 広域搬送拠点臨時医療施設について学ぶ機会を得て、今までその地域のことばかりに目を向けがちでしたが、より広い近畿圏内での連携、他の都道府県の防災・減災について考えるきっかけになりました。

 

エアーテントを膨らませます!まず、骨組みを。

 

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「掃除機の反対バージョン」と説明を受けた給気ホースをつなぎ、スイッチON。

 

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おぉー、膨らみました!

 

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もう一つ、次は学生たちだけで膨らませてみましょう!

 

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寺崎 ひろみ

災害に実際に使用される物品を触りながら学ぶことができ、実際に災害が起きた時のことをイメージしながら学ぶことができました。災害時に救護活動ができる場所は限られておりSCUの設置は野外がほとんどで、テントを張って行われることが多いと説明を受けました。実際にエアーテントを張り、簡易ベッドの設置も体験しましたが、1つのテントに4つの簡易ベッドを置いただけでも狭く感じ、その中でいかに効率よく、また多くの負傷者を受け入れられるようにするためにはどのような配置で対応すればよいのか学生同士で考えてみましたが答えを出すのは難しく、その場ですぐに判断するのは大変だと感じました。

 

倉庫から搬出、簡易ベッドを組みます。

 

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搬送を前提に簡易ベッドの上には、移動させるのに便利なシートが敷かれます。医療者の動線を考えながらベッドの配置を考えます。

 

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ベッドに横になってみます。ベッドが高い!欧米で作られたもの(輸入品)で、規格は日本人医療従事者に合っているとはいえない、患者さんも不安では?というのが学生の意見でした。

 

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SCU撤退も経験しました。エアーテントは、横一列に並んで残った空気を抜きながら折りたたんでいきます。

 

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ご指導、ご協力いただきました日本DMAT隊員の皆様、奈良県医療政策部地域医療連携課緊急医療対策課の皆様、大変貴重な機会をご提供いただき、ありがとうございました。

 

看護医療学科 准教授

堀内 美由紀

【所属カテゴリ】畿央の学びと研究看護医療学科被災地支援の活動

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