2021.08.25
「アパレル構成実習Ⅲ」授業レポート~人間環境デザイン学科
人間環境デザイン学科3回生対象「アパレル構成実習Ⅲ」では平面構成の学びとして浴衣の製作に取り組みました。非常勤講師の三宅恭子先生のご指導のもと、和裁の基礎知識から製作、保管方法や手入れの仕方まで学んでいます。
▲実習室で行う授業は、十分に間隔を保って実施しています。
衣服の構成方法には平面構成(和服)と立体構成(洋服)があります。平面構成の代表で、日本の民族衣装である着物について基礎知識を学び、あわせて製作を行うことで、より構成についての理解を深めることを目標としています。
先日、15回目の授業を終え、履修生全員が浴衣を完成させることができました。これまでアパレル構成実習Ⅰ・Ⅱで学んできた洋裁との製作工程の違いに開始早々戸惑いながらも、三宅先生のご指導のもと、一つ一つ丁寧に進めていきました。
和裁では、手縫いが中心になります。これまでに習ってきた手縫いの方法とは違ったものである為、学生たちは何度も先生に確認しながら進めていきます。途中、上手くいかず、縫ってはほどいての繰り返し…という日もありましたが、なぜ上手くいかなかったのか、どうすれば上手く出来るのか、この縫い方をする意味を考えながら解決することができました。
完成した浴衣は、学生自身が選んだ生地、それぞれ自分のサイズ、世界に一つしかない作品です。最後まで自分で作った物を大切にしてほしいという想いを込めて、最終授業日にはたたみ方、着付け、手入れの仕方も教わりました。
▲たたみ方の練習
▲着付けを教わっている様子
コロナ禍で夏祭りや花火大会などの開催が難しく、浴衣の出番が少ない状況ですが、早くこの浴衣を着て楽しめる日が来るように願っています。
人間環境デザイン学科 助手 小松智菜美
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