2022.09.09 

夏のスポーツ実習2022「アダプテッド・スポーツ」レポート vol.4

畿央大学では夏期冬期の集中講義として「スポーツ実習Ⅱ・B」(1年次配当・選択科目)を開講しています。今年度からは新たな取り組みとして、アダプテッド・スポーツ、コアトレ・ウォーキング、バスケットボール及びバドミントンの4種目群から1種目を選択して履修します。

アダプテッド・スポーツは、性別や年齢、体力、スポーツ経験の有無に関わらず誰でも気軽に参加して楽しむことができるよう、ルールや用具を工夫し適合(adapt)させたスポーツのこと。

 

初日は座学での講義、2日目に車椅子・片麻痺・視聴覚障害体験など、3日目には、「シッティングバレー」「ゴールボール」「ボッチャ」の3競技を実際に体験しました。最終日の9月7日(水)は、この実習で学んだことを踏まえて、新しいアダプテッドスポーツを創ることにチャレンジ!学生からのレポートです。

 

 

■1・2限目 テーマを決めて新しいアダプテッドスポーツを創造する

 

以下の①と②③のどちらか一方をテーマとして、班で新しいアダプテッドスポーツを創りました。

 

①視覚障害の小学生を含んでの遊び

②子どもから高齢者まで一緒に楽しめるスポーツ

③身体障がい者のうち、肢体不自由の人が一緒に楽しめるスポーツ

 

 

高齢者体験や視覚障害体験、車椅子体験など、これまでの授業で体験したことから、どのようなことができて、どのようなことが難しいのかを考えながら創作しました。 

 

 

これまでの3日間で学んだことをもとに、場所やルール、使用する道具などに注意し、各班納得のいくアダプテッド・スポーツを創ることができました。

 

■3・4限目 発表・体験

 

1、2時間目で考えたアダプテッド・スポーツを各班発表し、実際に体験しました。

例えば、音を頼りに進む遊びや、座った状態でできるボール遊びなどです。

 

 

視覚障害でも楽しめ、それを通して健常者が視覚障害を体験することができたり子どもでも理解しやすい簡単なルールにしたりと、各班アダプテッドスポーツとして誰でも楽しめるように考えられた遊びやスポーツだったため、体験していて楽しかったです。

 

 

 

学年・学科の違いから、普段関わることが少ない学生と一緒に学び、考え、体験することができ、充実した時間を過ごすことができました。

 

 

 

 

スポーツ実習II・B「アダプテッド・スポーツ」の授業を通して、自分が思っていた以上に恐怖を感じる場面や、難しいと感じる場面が多く、適切なサポートが必要だと実感しました

これから困っている人がいた際には、この授業で学んだことを生かし、適切な対応を心がけたいと思います。

 

 

現代教育学科1回生 茨田 淨子

 

 

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東京五輪に理学療法士として本学教員・卒業生4名が参加します。

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