2023年2月の記事

2023.02.15

健康栄養学科の山本 隆教授がNHK「ほっと関西」に出演!「冬アイス」の疑問に答えます!

“ホット”なニュースと“ほっと”する話題を平日午後6時からお届けするNHK大阪放送局「ほっと関西」。2月16日(木)の放送では、健康栄養学科の山本 隆教授が出演して、「なんで冬でもアイスを食べたくなるのか?」の疑問に答えます! 「チコちゃんに叱られる」など何度もNHKに出演している山本 隆先生ですが、今回は「ほっと関西」内のコーナー「nan で nan?」で、「なんで冬でもアイスをたべたくなるのか」についてコメントします。   取材は、山本先生の研究室で行われました。取材クルーにイスを勧めたり、質問に一つ一つ丁寧に回答するお人柄が印象的でした。     実験では、健康栄養学科4回生でゼミ生の上村 里帆さんがサポートに駆けつけてくれました。インタビューと実験で予定の2時間を超える取材となりましたが、終始とても和やかな雰囲気で行われました。     冬にアイスを食べたくなるみなさん、どうしてなのか疑問に思いませんか? ぜひご視聴ください!     また、山本先生は2/18(土)13時から「畿央大学公開講座」を担当します。テーマは「おいしさを生み出すうま味とコクの新常識~味覚と脳のメカニズム~」。気になる方はこちらもご参加ください! 放送予定 2/16(木)18:00~19:00 *山本隆先生は18:00~18:30内で出演予定ですが、放送の都合上変更になることがあります。 ▶番組ホームページ    

2023.02.14

健康栄養学科卒業生が、畝傍高校硬式野球部を栄養サポート!~健康科学研究科

健康科学研究科1年の新田 裕樹(にった ゆうき)です。2020年3月に健康栄養学科を卒業して現場で働くなかで、専門性をもっと深めたいと思い、2022年に母校である畿央大学大学院健康科学研究科に進学しました。   現在は栄養教諭として働きながら、「ジュニア期におけるスポーツ選手の栄養」について研究を進めています。ご縁があって、奈良県立畝傍高等学校硬式野球部を継続してサポートすることになり、紹介させていただきます。     選手たちは身体づくりやパフォーマンスの向上のために、食事の意識を高く持って取り組んでいるようです。しかし、なかなか結果が出なかったり、実際にどんな食事を摂ればよいのか、どのように行動に移せばよいのか、どのタイミングで食べるとよいのかなどがわからないなどの課題がある、と監督から依頼を受けました。私自身も野球をしていたので、選手たちの気持ちにもとても共感でき、研究や現場での勉強の一環という側面もありますが、ただ単純に「何か一つでも力になりたい!」「応援したい!」という思いでサポートが始まりました。     第1回目のサポートでは、指導スタッフ、選手、マネージャー、保護者を対象に栄養講義を行いました。講義は高校生のライフステージに焦点を合わせた成長期における栄養とスポーツ選手に必要な栄養を中心にお話させていただきました。選手からはたくさんの質問があり、参加してくださった方も配付資料やノートにメモを取りながら積極的に受けてくれました。     現在は生徒たちに「食事記録」を取ってもらっています。今後はその食事記録をもとに選手それぞれの食事を分析・フィードバックし、目標に向けて食事の内容・量・タイミングなどアドバイスしていく予定です。         すぐに結果が表れる選手もいれば、なかなか結果が出ない選手もいると思います。もちろん結果につなげることができればと思いますが、仮に結果が出なかったとしてもまだ高校生なので、食事や目標に向けて自発的に行動に移すことの大切さなどを考えるきっかけとなるサポートをしていきたいと思います。これからも選手と共に成長できるようにがんばっていきます!     健康科学研究科 修士課程1年 健康栄養学科 2020年3月卒業 新田 裕樹   【関連リンク】 畝傍高等学校野球部Twitter

2023.02.13

第27回日本神経理学療法学会サテライトカンファレンス@畿央大学、開催レポート!

2023年2月11日(土)、本学で第27回日本神経理学療法学会サテライトカンファレンスが開催されました。       畿央大学大学院健康科学研究科 佐藤 剛介客員准教授(奈良県総合医療センターリハビリテーション部勤務)が集会長を務め、「中枢性疼痛の病態理解と理学療法」というテーマで講演と症例報告および討論が実施され、とても濃厚な1日となりました。当日は対面+WEB配信のハイブリッド形式で実施され、400名以上の方にご参加いただきました。   ▼講演:佐藤 剛介客員准教授       ▼座長:森岡 周教授   ▼講演:松原 貴子教授(神戸学院大学)   ▼症例報告   井川 祐樹さん(博士後期課程)   ▼講演:古賀 優之さん(博士後期課程)   ▼鋭い質問  :初瀬川 弘樹さん(畿央大学3期卒業生)     #JSNPT27sc でTwitter検索すると当日の様子や参加者の生の声をご覧になれますので、あわせてご確認ください!     【関連リンク】 大学院生2名が4週にわたってラジオ出演!~FM大阪「マクセルmeetsカレッジナレッジ」 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 大学院健康科学研究科

2023.02.10

【理学療法学科初の快挙!】4回生の研究成果が国際誌に掲載!~三嶋 瑞穂さんインタビュー

卒業研究として取り組んだ研究成果が国際誌「Behavioral Sciences」誌に掲載された理学療法学科17期生(2023年3月卒業予定)、森岡周ゼミの三嶋瑞穂さん。在学中に国際誌にパブリッシュされたのは理学療法学科史上初めての快挙です! もうすぐ理学療法士国家試験を控える三嶋さんに、卒業研究を進める上での苦労や大学生活、本学をめざしたきっかけなどについて伺いました! 卒業研究のテーマを決めたきっかけは? 中学生の時に脳卒中の患者さんとお話をする機会があり、自分のからだの感じかたの主観的な意識の変化について伺い、興味をもちました。その経験があって、入学後に「行為/運動主体感(日常生活で起こる行為の結果は自分自身であるという主観的な意識のこと)」という内容を知って興味を持ちました。また森岡ゼミの先輩でも運動主体感について研究している方がおられたこともあり、このテーマに決め、先行研究の検索からはじめました。   卒業研究では、東京大学の温先生が開発した実験心理的課題を用いて、感覚予測と結果を一致あるいは不一致させる群を設け、行為主体感がどのように変化するかを分析し、短期間では行為主体感は変化しないことを明らかにしました。   プレスリリースはこちら 卒業研究をする中で大変だったことは? 考察よりも大変だったのはデータ集めでした。心理を定量化するという中身についてもそうですし、サンプル数を集めることや、実験心理手法を用いたこと、試行数が多いことから、とても時間がかかって大変でした。研究内容が難しかったので卒業研究発表会では持ち時間の7分間では十分に話しきれず、本当はもっと長い時間を喋りたかったなと思っています。   卒業研究の考察や、論文の仕上げ、国際誌の掲載に関しては、ゼミの森岡先生や客員研究員の林田先生(本学理学療法学科7期生、健康科学研究科 博士後期課程修了)のご協力もいただき、良い形になりました。 畿央大学をめざしたきっかけは? 理学療法士の養成校を探しているとき、先輩の合格体験記を見ている中で、畿央大学はニューロリハビリテーション研究センターが有名であることを知りました。元々ニューロリハビリテーションには興味があったので、是非にと思い、オープンキャンパスに足を運んで雰囲気も良かったので、受験を決心しました。 4年間を振り返っていかがでしたか? 高校生の時は消極的でコミュニケーションも苦手でしたが、大学に入って実習や人前で発表する機会を通して、苦手だったことが少しずつ克服でき、自分が理学療法士として働く姿も想像できるようになったと思います。 ゼミは毎日朝から夜までずっとデータ集めや発表資料の作成をして、部活のような場所でした。同じゼミ生とはテーマも別々でしたが、研究の考察や、統計解析の仕方、発表資料やスライドの作成など、お互いに議論をたくさんできたのではないかと思います。卒業研究発表会は部活の引退試合のような感覚で、発表後には達成感を得られ、青春を過ごしたなと感じました。 今後の目標を教えてください! 就職先は脳血管疾患を主に超急性期から生活期までずっと診ることができるところに決まったので、授業やゼミで学んだことを活かしていきたいと思います。 臨床現場に出てからも、少しでもデータ集めを続けていくことの大切さは森岡先生に教えていただいたので、これからも取り組んでいきたいと思います。   ▼ゼミ担任の森岡先生と   理学療法学科 森岡教授コメント 昨年度に卒業生した、あるゼミ生同様に、三嶋さんも高校時代にニューロリハビリテーション研究センターに興味を示し、畿央大学に入学してきました。三嶋さんの学年はCOVID-19の影響をもろに受けた学年で、私の授業のほとんどはオンラインになってしまいました。幸いにもゼミの活動は対面で行うことができ、徐々に彼女のキャラクターを理解できるようになりました。本人もインタビューで語っていた通り、他者と多くコミュニケーションをとるタイプではなく、持ち前の知能を存分に表現できていないのではないかと思い、自信をつけてもらうために、彼女自身がやりたい、この難解なテーマを選択しました。研究をゼミの仲間と協力しながら進めていくことで、自分を表現するトレーニングとなったことや、難解なテーマの本研究を完遂できた経験は、確固たる自信につながったのではないかと思います。 三嶋さんには、今後も同テーマに関して臨床をしながらも考えていただき、社会に貢献していく成果をだしていただきたいです。 ニューロリハビリテーション研究センター 林田客員研究員コメント 三嶋さんと直接お会いしたのは卒業研究への取り組みが本格的にスタートする1度きりで、それ以降はオンライン上でやりとりをしました。言葉だけではなかなか伝わりづらい研究テーマのはずですが、それを簡単に理解され研究を進めることができました。また、進捗状況を逐一報告してくれたため、とてもスムーズに研究を遂行できました。かなり短期間でデータ測定を終えましたので、相当集中して頑張ったのだと思っています。その姿勢は、臨床へ出てからも患者さんに向けられるのだろうなと期待しています。また、この研究は私以外にも大学院生や学部生が多く関わって国際誌への掲載に至っており、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターがチーム一丸となってできた成果だと思っています。それに関われたことは、客員研究員として大変嬉しく思います。今後も研究活動を通して将来の患者さんに還元できるよう邁進したいと思います。 関連記事 感覚運動レベルにおける行為主体感の頑健性~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター

2023.02.03

日本物理療法合同学術大会2023で本学教員、修了生、院生が多数登壇!~健康科学研究科

  2023年2月18日(土)、19日(日)に日本物理療法合同学術大会2023が対面・Webのハイブリッドで開催されます。「日本物理療法学会」と「日本理学療法学会連合 日本物理療法研究会」が初めて合同で実施するもので、それぞれの理事長を本学理学療法学科の庄本康治学科長と生野公貴さん(健康科学研究科博士後期課程修了)が務めています。学会では本学教員、修了生、院生が多数講演を行い、一般演題においても本学の卒業生、大学院生も発表する予定です。       「物理療法の評価と治療‐測る・理解する・変える‐」と題して、物理療法を正しく選択・活用するための評価と治療に焦点を当てた内容となっています。ご関心のある方は是非ご参加ください。 主な登壇者(本学関係者)は以下の通りです。 1日目:2/18(土) 17:10~17:40  エキスパートレビュー1 「物理療法全般の最前線」 中村 潤二さん 西大和リハビリテーション病院 勤務 健康科学研究科 博士後期課程修了 理学療法学科1期生     17:10~17:40  エキスパートレビュー2 「疼痛への物理療法最前線」 瀧口 述弘さん 畿央大学理学療法学科 助教 健康科学研究科 博士後期課程修了 理学療法学科5期生   2日目:2/19(日) 10:10~11:20 教育講演3「疼痛の評価と治療」 徳田 光紀さん 平成記念病院 勤務 健康科学研究科 博士後期課程修了 理学療法学科1期生     11:00~12:00 企業協賛ハンズオンセミナー1「痙縮に対する新たな物理療法-拡散型ショックウェーブの臨床活用-」 中村 潤二さん 西大和リハビリテーション病院 健康科学研究科 博士後期課程修了 理学療法学科1期生   13:00~14:30 シンポジウム「物理療法をどのように使うのか・使わないのか」 尾川 達也さん 西大和リハビリテーション病院 勤務 健康科学研究科 博士後期課程 理学療法学科3期生     関連記事 (尾川さん登壇)卒業生に学ぶチーム医療のリアル~理学療法学科 第3回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 (徳田さん登壇)第1回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」を開催! 理学療法学科初の卒業生教員!瀧口先生ってどんな人?Part1~「学生時代」編

2023.02.01

次世代教育センター主催「モバイルプラネタリウム上映会」を開催!!~協力:畿央大学サイエンスコミュニケーションサークル

KSCC(畿央大学サイエンスコミュニケーションサークル)代表の現代教育学科4回生 井上 温登です。 2022年12月9日(金)C棟エントランスホールにエアドームを設置して、モバイルプラネタリウム上映会を開催させていただきましたので、その様子を紹介します。         このエアドームは2019年に「学長裁量教育改革経費」で購入していただいたもので、扇風機1台の稼働で直径5mのドーム型スクリーンに展開することができます。投影機器はプロジェクターに魚眼レンズを接続したもので、PC画像を半球状に投影します。このモバイルプラネタリウムを用いた活動は、依頼をいただいた幼稚園や小学校での実演の他、上牧町や香芝市の公民館から依頼された社会教育行事での実演などを行っています。         今回は、2021年4月に次世代社会のニーズに応えられる幅広い教養を身につけた人材の育成を目的として開設された「次世代教育センター」による企画で、モバイルプラネタリウムを約60名の学生の皆さんや教職員の方々に体験していただきました。内容は、「国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト」で開発されたソフトウェア「MITAKA」を使用して、宇宙空間を自由に移動して惑星や天体の画像を見ながら解説を行いました。     ▼プラネタリウム内部の様子         地球と月との距離感を体験していただきました。月はすぐそばにあると思いがちですが、数字にすると約38万㎞先と、かなり遠いところにあります。立体的な映像で、実際の距離感を実感してもらいました。地球や土星などの惑星のそばを通り抜けて、銀河系の姿や宇宙の果ても見ていただきました。         参加してくださった皆様からは驚きの声や、「宇宙への興味がわいた」という声をいただきました。特に宇宙の果てに行く場面では、宇宙の大きさと人間のはかなさをよく知る機会になったのではないでしょうか。見ていただいた人に興味を持っていただき、日々の暮らしを星や宇宙の美しさで癒したり宇宙の大きさを知ってもらったりしていただけると幸いです。   最後になりますが、このような機会を準備してくださった教職員の皆様、参加していただいた皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。     KSCC(畿央大学サイエンスコミュニケーションサークル)代表 教育学部現代教育学科4回生 井上 温登     【次世代教育センター関連記事】 次世代教育センター 次世代教育センター主催 「Excel集中講座」を開催!(今年度2回目) 次世代教育センター主催「Excel集中講座」を開催! 次世代教育センター主催「コミュニケーション力養成講座~プレゼンテーション」を開催! イベントプログラム「これからも『ひと』と『ロボット』は共存できるのか」を開催!~畿央大学次世代教育センター