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理学療法学科

2019.10.30

2019年度運動器リハビリテーションセミナー「評価編」を開講しました。

2019年10月27日(日)、畿央大学運動器リハビリテーションセミナー「評価編」が開催されました。 今回の講習は、福本貴彦准教授、瓜谷大輔准教授に加え、本学大学院健康科学研究科を修了し臨床および研究機関で従事しているメンバーを加えた講師陣によるオムニバス形式の講義をおこないました。テーマは以下の6つです。   福本貴彦准教授(畿央大学理学療法学科)「医学画像を用いた評価と理学療法への活かし方」     幸田仁志先生(関西福祉科学大学リハビリテーション学科)「肩関節」     粕淵賢志先生(大阪行岡医療大学医療学部理学療法学科)「肘関節」     久保峰鳴先生(香芝旭ヶ丘病院リハビリテーション科)「股関節」     瓜谷大輔准教授(畿央大学理学療法学科)「膝関節」     唄大輔先生(平成記念病院リハビリテーション課)「足関節・足部」       医師の診断や検査に基づいた関節の評価は臨床現場では必須で、その知識や技術は臨床に直結するものです。臨床現場と研究どちらも経験している講師による今回の講義は、経験に基づくものに文献的知見を交えた内容で、現職者の方々には非常に有益な情報を提供できたかと思います。   今後も運動器リハビリテーションに対する幅広い知識を情報提供したいと考えています。 次回は2020年1月26日に「臨床応用編」が、また来年度もさらにブラッシュアップした講義を開催予定です。 参加者の方も募集しておりますので、ぜひお越しください!   ●2019年度運動器リハビリテーションセミナー詳細・申込   理学療法学科 准教授 福本貴彦   【関連記事】 2019年度 運動器リハビリテーションセミナー「基礎実習編」を開催しました。 2019年度 運動器リハビリテーションセミナー「基礎編」を開講しました。

2019.10.17

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.73~9月の勉強会は「健康チェック 測定結果の説明」!

こんにちは、健康支援学生チームTASK※の理学療法学科2回生の福田友紀です ! 先日、TASKの10月(9月分)の活動として勉強会を行いました。   ※TASKは、Think、Action、Support、for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。   テーマは「健康チェック 測定結果の説明」でした。 2019年10月20日(日)に畿央祭にてTASKの活動として健康チェックが行われます。そこに向けて、少しでも来ていただいた方に測定を楽しんで頂ければと考え、測定結果を説明できるようになるという目標で勉強会を開催しました。今回の勉強会では体組成計・骨密度・ヘモグロビン・足趾力の結果説明について考えました。 最後には簡単な具体例をあげ、来ていただいた方にどのように結果を伝えるかというディスカッションを行いました。実際に、今回学んだことを踏まえて考えてみました。   ▼結果説明の仕方をパワーポイントにて説明中   ▼ディスカッションの様子   最初はディスカッションという言葉で難しいと考えていた学生も、想像を膨らませ意見交換をしていく中でとても楽しそうにディスカッションをしていました!最後には各グループで出た案を発表し合いました。面白い案が沢山あり、とても良いディスカッションになったと思います。    ▼最後にTASKのTで記念撮影!!   最後はみんなでTポーズ!   理学療法学科2回生 福田友紀   ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。

2019.10.11

大学院生が第7回日本運動器理学療法学会でポスター発表&修了生が大会長賞を受賞!~健康科学研究科 

2019年10月5日(土)~6日(日)にかけて岡山で開催された第7回日本運動器理学療法学会学術大会において、私、重藤隼人(博士後期課程)が発表して参りました。   昨年に続き、一症例の関りを重視するという観点から「症例報告」のセッションがあり、「一般演題」「ポスター演題」も疼痛に関わるセッションから、機能障害や能力障害、基礎研究に関わるものまで多岐に渡る演題発表がありました。   私は本学会のテーマでもある「繋ぐ-学術と臨床の連携-」と同テーマのシンポジウムを中心に、痛みに関する講演や徒手理学療法のエビデンス構築に関するシンポジウムを聴講しました。「繋ぐ-学術と臨床の連携-」というテーマから、「学術」と「臨床」が連携できていないという現状の問題点があり、それを解決していくためにはどのような繋がりを意識していけばよいのかということを、各シンポジストの先生方の研究成果と周囲の人々への関り方の体験談も含めた話を通してあらためて再考する必要性を感じました。私自身も臨床現場で働きながら現在大学院に所属しているので、まさに「学術」と「臨床」の連携を体現していく必要性があると強く感じ、今後の研究活動は何に繋げていくべきかを考えて行動を見直していきたいと思いました。   また、本学会では昨年開催されました第6回日本運動器理学療法学会学術大会の表彰式が行われ、森岡研究室OB(修士課程修了)の田中創さんが大会長賞を受賞しました。修了生の方の頑張りにも刺激をうけて、今後の研究活動の意欲がさらに強まった学会でした。     ▲大会長賞を受賞した田中創さん   今回の発表演題名は以下であり、様々な意見をいただき多くの議論ができたと感じております。   重藤隼人「慢性腰痛患者のADL 障害に関連する運動制御の特徴と運動制御に影響する疼痛関連因子」   最後になりましたが、このような貴重な機会をいただき、いつもご指導をいただいています森岡先生、畿央大学に感謝申し上げます。   博士後期課程 重藤隼人 【関連リンク】 第7回日本運動器理学療法学会学術大会に3・4回生が参加!~理学療法学科瓜谷ゼミ   【健康科学研究科 学会発表】 大学院生がスペインのテネリフェで開催された21st ESCOPで発表!~健康科学研究科 第17回日本神経理学療法学会学術大会で大学院生が発表しました~健康科学研究科 第24回日本ペインリハビリテーション学会学術大会で院生6名が発表!~健康科学研究科

2019.10.10

第7回日本運動器理学療法学会学術大会に3・4回生が参加!~理学療法学科瓜谷ゼミ

2019年10月5日(土)、6日(日)に開催された、第7回日本運動器理学療法学術大会に、瓜谷ゼミ3回生・4回生で参加しました。今回の学会テーマは「繋ぐ-学術と臨床の連携-」であり、演題発表や症例報告のセッションでは様々な議論がなされていました。     今回が学会初参加のメンバーも多く、「理学療法士の先生方同士で発表を聞き、活発な討論を行っている姿がとても印象的でした。」「発表スライドの作成の仕方、全体の流れがわかりました。質問されるようなとこをしっかりと詰めていかなければならないと言うことが勉強になりました。」「話は難しかったが、皆さんそれぞれ頑張っていることが伝わってきて、私も頑張ろう!と思えました!」と、感想や意気込みを語っていました。   畿央大学の先生や卒業生の方も演者や座長を務めていらっしゃいました。どの公演も興味深かったですが、畿央大学の先生や卒業生方がご活躍されている姿を見ると、自分も頑張ろう、と気持ちが奮い立ちます。   今回、ゼミの指導教官である瓜谷先生が「質的研究で変形性膝関節症患者の痛みの心理社会的側面を生成する要因と過程をひも解く:探索的事例研究」という演題で口述発表を行いました。この研究は私たち4回生と瓜谷先生、奈良学園大学池田耕二先生でインタビューおよび分析を行ったものです。質的研究では、インタビューを実施し、量的研究では図ることのできないような人の心情、その揺れ動きなどをとらえます。その後、インタビュー内容のテキスト化、内容のカテゴリ分け、分析という流れで進めます。質的研究について勉強しながら、全員が手探りの中進めていきました。困難なこともありましたが、今回、自分たちのやってきたことがこのように形になって発表されたことに達成感を感じました。     自分自身の卒業研究も大詰めの時期に入ります。この経験を生かして、今後も勉学に励みたいと思います。                      理学療法学科4回生 瓜谷ゼミ 池田茜 【関連記事】 4大学合同ゼミ合宿レポート~理学療法学科瓜谷ゼミ 同窓会レポート~理学療法学科瓜谷ゼミ

2019.10.07

大学院生がスペインのテネリフェで開催された21st ESCOPで発表!~健康科学研究科

9月25日(水)~28日(土)にかけてスペインのテネリフェで開催された21st conference of the European Society for Cognitive Psychologyにおいて、宮脇裕さん(博士後期課程)と私(林田一輝:博士後期課程)が演題発表をしてきましたので、ここに報告させていただきます。     本大会はヨーロッパで2年に1度行われる歴史ある学会であり、認知科学や神経科学を主に扱っています。 学会会場はビーチの真横にあり、日本人の私には独特の雰囲気に感じましたが、リラックスしながら議論を促進させることが目的であったようです。   今回の学会では様々な内容のセクションが組まれていましたが、身体性やagencyのみを取り上げたシンポジウムがいくつもあり非常に興味深く拝聴させていただきました。特に「Acting in a Complex World – Emerging Perspectives on Human Agency。」と題されたセッションのシンポジストは、社会性の心理学をagencyの観点で研究しているWilfried Kunde教授のグループで構成されており、日頃より論文を参考にしている方々の講演を聴くことができました。どのシンポジストもイントロダクションからリサーチクエッションへの流れが明確で、20分の講演時間で提示される結果のスライドは1つか2つであり、複雑な内容をいかにシンプルに伝えるかという点で非常に勉強になりました。   私は「Diffusion of responsibility and the outcomes on sense of agency」という題でポスター発表をさせていたただきましたが、まさに社会性とagencyに着目した内容であり、Kunde教授のグループの数人の方に聴いていただけました。特に私が修士の頃より注目しているRoland Pfister博士に直接発表を聴いていただいたことは相当な報酬となりました。その他の一般演題でもagencyの発表はいくつもあり、質問にいけないほど活発に議論されているものもありました。今回の学会に参加して自身の取り組んでいる研究領域が注目されているのは確かですが、研究として取り扱うことが本当に難しいものだと痛感しました。相応の成果を出し、研究領域の発展につながるよう尽力していきたいと思います。   宮脇 裕さん(博士後期課程:右) 「Cue integration strategy for self-other sensory attribution in motor control」 林田 一輝さん(博士後期課程:左) 「Diffusion of responsibility and the outcomes on sense of agency」

2019.09.26

理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾~現地レポートVol.3

9月5日(木)から7日間 台湾で行われる海外インターンシップに参加!   理学療法学科では、今年で4回目となる「海外インターンシップ」を行います。3回生10名、教員4名で令和元年9月5日(木)~11日(水)の7日間の日程で台湾を訪れます。現地では、国立台湾大学、中国医薬大学、輔仁大学の理学療法学科との交流や、英語での講義・実習・プレゼンテーションに加えて、高齢者の方のデイケアセンターにも訪問させていただく予定です。現地からのレポート第3弾です!   【台湾での観光】 台湾でのインターンシップは台湾の大学との交流だけでなく自ら行きたいところを決め、観光する時間もありました。9月7日(土)は午前中に国立台湾大学での学びをまとめたあと、台北からバスで約2時間のところにある映画「千と千尋の神隠し」のモデルにもなったと言われている九份に行きました。映画の世界に飛び込んだような街の景色に圧倒されました。 その後、無事ホテルに到着!海外で行きたい場所、行き方を決めることの難しさが体験できました。   ▲九份にて   9月8日(日)は台北から中国医薬大学がある台中への移動と観光を行いました。まずは台北市内にある龍山寺に行きました。龍山寺は台北で1番のパワースポットと言われている場所で、願い事やおみくじをしました。日本ではたいていお金を払っておみくじを引きますが、龍山寺では筊杯(ジャオベイ)と呼ばれる赤い三日月型のものを1セット持ち、地面に落として裏と表が出るとおみくじを引けるなどの文化の違いがありました。   ▲龍山寺にて。願い事をしながら線香をそなえます。   過去に世界で1番高いビルになったこともある台北101にも行きました。台北101では小籠包で有名な鼎泰豊(ディンタイフォン)に行き、小籠包を堪能しました!   ▲鼎泰豊の小籠包   台北から台中に移動し、彩虹眷村(レインボービレッジ)にも行きました。ここは、当時取り壊しが決まっていた村を存続させたい一心で、1人の男性が村おこしのために元陸軍の宿舎に落書き(アート)をして有名になった場所です。とてもカラフルでユニークな絵がたくさん描かれていました!   ▲彩虹眷村はこのような絵がいたるところにあります!   【帰国】 9月11日(水)、台湾での1週間も終わり無事帰国!帰国の翌日9月12日(木)には報告会があるため、帰国したその日に報告会の確認を行いました。     【報告会】 9月12日(木)は理学療法学科4回生の実習の報告会があり、実習での経験などの話を聞くことが出来ました。その後、海外インターンシップの報告会を行い、4月から始まった準備や実際に台湾に行って感じたことを発表しました。 報告会では「台湾の学生の授業に対する積極性」「英語の能力の高さ」「台湾の理学療法の特徴」などこの海外インターンシップを通して学んだことを先輩、後輩、先生方に報告できました! 準備の段階でトルコ、フランス、タイといった海外の理学療法についての話を聞き、実際に台湾の大学に行って理学療法のことについて勉強できたことはこれまでにない良い経験となりました!   また、この海外インターンシップを通して、英語の重要性を知れたとともに自分たちの英語能力の低さも実感しました。しかし、4月から始めた昼休みの英語の練習や、夏休みに来ていただいたマリアンヌ先生の指導にあったジェスチャーや笑顔を使うことで、台湾の学生に言いたいことが伝わった時はこれまでやってきたことが報われたような気がしました!   この海外インターンシップで学んだことを今後の学生生活や就職後につなげていきたいと思います。   ▲報告会終了後の集合写真。お疲れさまでした!   理学療法学科3回生 野本大雅   【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾~現地レポートVol.2 理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾~現地レポートVol.1 理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾に向けて!その2 理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾に向けて!その1 理学療法学科 海外インターンシップ記事一覧

2019.09.11

理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾~現地レポートVol.2

9月5日(木)から7日間 台湾で行われる海外インターンシップに参加!   理学療法学科では、今年で4回目となる「海外インターンシップ」を行います。3回生10名、教員4名で令和元年9月5日(木)~11日(水)の7日間の日程で台湾を訪れます。現地では、国立台湾大学、中国医薬大学、輔仁大学の理学療法学科との交流や、英語での講義・実習・プレゼンテーションに加えて、高齢者の方のデイケアセンターにも訪問させていただく予定です。現地からのレポート第2弾です!   第5日目:9月9日(月) インターンシップ5日目には台中の中國醫藥大學(CMU)を訪れました。   ▲ CMUの建物   CMUではこの日から夏休み明けの授業始まりとなり、学生さんはすごく明るく私たちを出迎えてくれました。台湾では9月から新年度が始まるため、みんな進級したばかりです。 午前中は、CMUの学生さんと一緒にYu-Jung先生の授業を受けさせていただきました。 授業は英語で行われ、授業はバイタルサインを内容としたもので、各グループに畿央生が1人入り、ゲームや実技を交えたものでした。畿央大学での授業とはまた違ったものもあり、とても楽しく学びのあるものとなりました。   ▲ グループワーク   ▲ 血圧測定の実技   この日の昼食はCMUで学生さんたちと交流しながらいただきました。グループに畿央生が1人だけということもあり最初は不安もありましたが、CMUの学生さんの積極的な話しかけ等もあり楽しく過ごすことができました。   午後からは人―物理治療所という理学療法のクリニックに訪れました。   ▲ 人一物理治療所   ここでは、院長のWu先生からクリニックのことや、ここのクリニックで用いられている技術についてなどたくさんのお話を聞くことができました。台湾と日本では理学療法に関する法律などが異なっており、台湾の理学療法士は開業を認められています。そのため、Wu先生は理学療法士でクリニックを開業されています。特徴として、親指での治療(Finger surgery)を行われており、これはここでしかできない技術だそうです!   ▲ Wu先生による実技指導   人―物理治療所から再びCMUに戻り、畿央大学の宮本先生によるレクチャーを受け、畿央生の発表(日本の観光地ついて)、続いてCMU学生の発表(台湾について、台湾の理学療法について)、畿央学生の発表(畿央大学について、日本の理学療法・高齢者について)を行い、最後にパフォーマンスとして「ソーラン節」を披露しました。 「ソーラン節」の披露後、CMUの学生さんと一緒に「ソーラン節」を踊りました。CMUの学生さんは大いに盛り上げてくれ、楽しんでくれていました。   ▲ 宮本先生によるレクチャー   ▲ 畿央生による発表   この後、CMUの学生さんと夜市に行き、仲を深めることもできました。       第6日目:9月10日(火) 台湾6日目には台湾で初めてできたデイサービス施設の元気學堂を訪れました。   まだ完成してから3年しか経っておらず、同じようなシステムの施設は他にありません。特徴的な点は、保険が下りず利用するには全額負担しなければならないこと、自分達でマンゴーアイスやポチ袋などを作り販売すること、消防署やコンビニで職業体験ができることなどです。   ▲ 元気學堂の皆さんと   訪問してすぐにアイスブレイキングとして利用者の方と文旦の皮剥き競争をしたり、畿央大学の学生からソーラン節を披露したりしました。台湾の文旦は日本のものとは少し形が違いましたが、甘いフルーツで中秋節に食べられるようです。その後、元気學堂​に通う皆さんと一緒に木球と呼ばれる台湾のゲートボールのようなゲームで交流しました。言語の壁はありましたが、ゲームを通じて親睦を深めることができました。   ▲ 木球の様子   利用者の方とはほぼ中国語でのコミュニケーションだったので分からないことがたくさんありましたが、ジェスチャーを交えながら一生懸命コミュニケーションをとりました。お昼は昼食も一緒に頂き、最後には手作りのマスコットをいただきました。   今日でインターンシップのプログラムが全て終わり寂しい気持ちになりますが、このインターンシップで感じたことや学んだことを後期の授業に活かせるようにしたいと思います。   理学療法学科3回生 楠山千智・原口愛美・平井愛梨・福本優衣   【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾~現地レポートVol.1 理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾に向けて!その2 理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾に向けて!その1 理学療法学科 海外インターンシップ記事一覧

2019.09.10

理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾~現地レポートVol.1

9月5日(木)から7日間 台湾で行われる海外インターンシップに参加!   理学療法学科では、今年で4回目となる「海外インターンシップ」を行います。3回生10名、教員4名で令和元年9月5日(木)~11日(水)の7日間の日程で台湾を訪れます。現地では、国立台湾大学、中国医薬大学、輔仁大学の理学療法学科との交流や、英語での講義・実習・プレゼンテーションに加えて、高齢者の方のデイケアセンターにも訪問させていただく予定です。現地からのレポート第1弾です!   第1日目:9月5日(木) 海外インターンシップ1日目は桃園国際空港から台北市内に移動する途中、輔仁大学を訪問しました。輔仁大学への訪問は今年が初めてです!     ▼輔仁大学で!     Sam先生が出迎えてくださり輔仁大学の紹介、台湾でのカリキュラム制度など台湾の理学療法についてのレクチャーを受けました。慣れない英語でのレクチャーだったので全員が体を前にしてSam先生のお話に必死についていきました。日本と同じ部分もあれば初めて聞く内容もあり学びを深めることができました。Sam先生からは輔仁大学の靴下、マンゴーケーキのプレゼントも頂きました。   ▼Sam先生の講義     この日の夜は今後の予定、プレゼンテーションの確認、披露するソーラン節の練習を行い、翌日の国立台湾大学(NTU)への訪問に備えました。   ▼Sam先生と福本先生       第2日目:9月6日(金) 海外インターンシップ2日目は朝からNTUへ行き、午前中はNTUのWang先生が大学の紹介を聞きました。NTUでは日本と同じ4年制からDPT(Doctor of Physical Therapy)の6年制のカリキュラムへ移行が進められていますが、6年制では研究や自分の興味のある分野で実習ができるなど、専門性をより突き詰めることができるといったメリットがあるとおっしゃっていました。   ▼DPTプログラムについて教えて下さるWang先生     その後、大学内にある研究室や附属病院にあるPTセンターを見学させて頂きました。   ▼特殊なトレッドミルを経験     ▼国立台湾大学附属病院のPTセンター       NTUの学生たちとランチをした後は、まず宮本先生から呼吸疾患の理学的評価についてのレクチャーを受けました。この時はNTUの学生と二人ペアになってコミュニケーションをとって、一緒に触診や打診などを行いました。     ▼レクチャーの様子       次に、Wang先生から理学療法においてのエコーを使うことの有用性について、実際にエコーでの評価をしてもらいながらレクチャーを受けました。Wang先生のレクチャーでは専門的な英語が多く、聞き取るのが難しく、畿央の先生方の解説でようやくわかりました。もっと英語を勉強して聞き取れるようになりたいと強く感じました。   ▼リアルタイムで筋肉の構造を見せてもらいながらのレクチャー         その後、我々日本の学生とNTUの学生でプレゼンテーションを行いました 私たちは2つのグループに分かれて、「日本の大学生の1日(観光)」、「畿央大学の紹介と日本の理学療法や高齢者問題」についてプレゼンしました。この日のために毎週授業で英語の勉強とプレゼンの練習をしてきました。発音を意識したりやジェスチャーを使いながら話すなど日頃行わないことが多く難しいことが多かったですが、渡航前のマリアンヌ先生からのレクチャーもあり、いいプレゼンになりました。NTUの学生達の反応が良くとても盛り上がりました。   ▼観光班のプレゼン   ▼畿央大学の紹介と日本の理学療法についてのプレゼン   最後に、余興として日本の伝統的な踊りであるソーラン節を踊りました。NTUの学生たちのほとんどはソーラン節を見るのが初めてでしたが、踊りの意味や掛け声に興味を持ってくれて、最後は一緒にソーラン節を踊りました。   ▼NTUの学生とソーラン節!                                                                                                                                                              ▼第1日目に一緒に参加してくれたNTUの学生たちと   夜はNTUの学生の案内で夜市に行きました。 おいしいご飯や夜市ならではの雰囲気を満喫し、また臭豆腐などの台湾独特の食べ物にも挑戦しました。そのなかでもNTUの学生たちと交流することができました。英語でコミュニケーションを取ることは簡単ではありませんでしたが、ジェスチャーなども含めてコミュニケーションを取りすごく思い出に残る時間を過ごすことができました!   ▼夜市にて   理学療法学科3回生 森田 晃優・宮田 晶穂 【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾に向けて!その2 理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾に向けて!その1 理学療法学科 海外インターンシップ記事一覧

2019.09.10

名古屋大学大学院との研究交流会を開催!~健康科学研究科神経リハビリテーション研究室

第1回 畿央大学・名古屋大学 研究交流会 9月8日(日)、畿央大学にて畿央大学大学院神経リハビリテーション学研究室研究交流会が開催されました。今回は名古屋大学大学院 内山研究室と記念すべき第1回の研究交流会となり、内山靖先生をはじめ大学院生、学部生の方々に遠路はるばるお越しいただきました。     プログラムとしては、最初に、内山先生に内山研究室についてのご紹介をいただき、その後に内山研究室の大学院生から、高橋さんが「脳性麻痺児における生活の質と生物心理社会的な関連因子の探索的研究」について、川路さんが「じん肺検診受信者における身体活動量の要因に関する研究」について、佐藤さんが「Smart Walkerにおける治療・誘導刺激制御の最適化に関する実証的研究」について現在進行形の研究を発表していただきました。いずれの研究も研究背景の説明がわかりやすく丁寧に構成されており、普段聞きなれない領域の発表でしたが、初めて聞く分野の話題でも理解が深まる内容・プレゼンテーションであり、大変参考になりました。午前の最後には両研究室の数名の院生から、自己紹介も含めて簡単に研究分野や現在行っている研究の概要について発表させていただきました。   午後からはまず森岡先生から森岡研究室についてのご紹介をいただき、その後、赤口さんが「慢性期脳卒中患者の把持力調節の特徴-上肢機能並びに使用頻度との関係に着目して-」について、水田さんから「脳卒中後症例における運動麻痺と歩行速度の関係性からみた歩行特性・クラスター分析に基づく特徴分析-」、西さんから「痛みの予期は目標志向的な運動制御に影響する-痛み恐怖条件付けパラダイムを用いて-」について発表していただきました。内山研究室・森岡研究室双方の院生から研究について意見交換がされ、特に休み時間に気楽な雰囲気の中で議論が自然とされていたのが非常に良い雰囲気であったと印象的に思いました。   内山研究室・森岡研究室ともに研究分野が多岐にわたっていますが、特に内山研究室では医工連携を踏まえた研究もされており、今後のリハビリテーション分野も大きく変遷していくことを実感しました。内山先生、森岡先生からもお話をいただき、両先生に共通していたことは、理学療法とは何か、どのような病態にはどのような介入をしていくべきか、ということを標準化・アルゴリズム化していくことが今我々には求められており、人間を対象としている分野なので、個別性と普遍性を踏まえた関わりを高めていくことで、理学療法士の価値を高めていくことが重要であるということでした。このことを踏まえた上で、我々一人ひとりが、自分がどのような部分に貢献できるかということを考えていくことが求められているので、日々の行動を意識していきたいと再認識しました。   最後になりましたが、ご多忙の中快くご対応してくださり、かつ遠方までお越しいただきました内山先生ならびに内山研究室の皆様、研究交流会の運営幹事としてご尽力いただきました佐藤さんと藤井さん、そしてこのような機会を与えてくださった森岡先生に深く感謝を申し上げます。   博士後期課程 2年 重藤隼人

2019.09.10

理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾~台湾に向けて!その2

理学療法学科では、今年で4回目となる「海外インターンシップ」を行います。 3回生10名、教員4名で令和元年9月5日(木)~11日(水)の7日間の日程で台湾を訪れます。現地では、国立台湾大学、中国医薬大学、輔仁大学の理学療法学科との交流や、英語での講義・実習・プレゼンテーションに加えて、高齢者の方のデイケアセンターにも訪問させていただく予定です。   インターンシップに向けて、毎週木曜日の昼休憩と5限を利用し、英語での会話やプレゼンテーションの練習を行ってきました。また、昨年度に引き続き、英語力アップだけでなく、海外の文化や理学療法の現状を知るために、日本に留学中の海外の先生をお招きし、レクチャーをしていただきました。   6月6日にはブルジュ先生(トルコ)、7月4日にはクレマンス先生(フランス)、7月11日にはアン先生(タイ)にレクチャーをしていただき、各国の理学療法の特徴について英語で教えていただきました。ゆっくりと丁寧に話をしていただきましたので、レクチャーの内容も理解でき、また英語のリスニング力も鍛えることができる良い機会となりました!   トルコのブルジュ先生と   ▼フランスのクレマンス先生と   ▼タイのアン先生と   また、夏休みに入るとマリアンヌ先生から英語の発音、プレゼンテーションの秘訣を教えていただきました。練習を重ねるごとにマリアンヌ先生から褒められることが多くなり自分自身でも始めに比べ、成長できていることを実感できました。   ▼マリアンヌ先生と   さらに、昨年の海外インターンシップに参加された4回生の倪君から中国語の指導もしていただきました。中国語の発音は難しかったですが、分かりやすく教えていただきましたので、自分の名前や簡単な単語であれば話すことができるようになりました。       日本との文化の違いや理学療法の違いについて、台湾に行く前から英語で聞くことができたとともにリスニング力もついてきた気がします。 いよいよ出発となりますが、最後まで練習を行って、良いプレゼンテーションができるように、また現地では台湾の理学療法を学び、学生交流もしたいと思います!   理学療法学科3回生 野本大雅・野間惇志   【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾に向けて!その1 理学療法学科 海外インターンシップ記事一覧