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理学療法学科
2019.08.07
畿央大学に短期留学中のトルコ人研究者にインタビュー!後編~ニューロリハビリテーション研究センター
畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターでは5月末から8月までの約3か月間、トルコより研究者を受け入れています。Dr.Burcu(発音:ブルジュ)は今回畿央大学に来て2ヶ月が経過し、目標としていた研究も一段落しました。今後の研究のために帰国後も共同して研究を進めていくことができるよう、帰国に向けた準備をしています。 PhD.Burcu DİLEK Assistant Professor, Physiotherapist University: Istanbul Medipol University Department: Physical Therapy and Rehabilitation ▶来日時のインタビュー(前編)はこちら 今回のインタビューでは、研究のことだけではなく、畿央大学および奈良に滞在中に経験したことや訪れた場所、そしてこれからの目標などをうかがいました。 Q.1 7/23(火)には教職員有志によるお茶会を開催しました。いかがでしたか? 本物のお茶はとても飲みやすく、苦みは感じませんでした。和菓子もとても美味しかったです。とくに「あさがお」という和菓子は、口当たりがとても繊細で今まで食べたことのないものでした。茶室にはとても伝統を重んじる特別なものを感じました。静かで程よい緊張感が漂い、床の間の掛け軸や生け花、茶道具、着物、全て新鮮で、茶室での作法ひとつひとつがとても意味のあるものだと感じることができました。その中でも振舞われたお茶を飲みきることには、哲学的な深い意味を感じました。実際に後から、今回準備をしてもらっていたすべてに「歓迎」というテーマがあり、本当に特別な機会を用意してもらったことを知った時はとても感動しました。床の間に飾られた掛け軸には、“一期一会”と書かれており、その意味を知った時には、とてもシンプルな純粋さを感じました。お茶の味、お茶碗のデザイン、招かれたメンバーなど今日このひとときがまさに“一期一会”だと教わり、とても印象深く残っています。 Q.2 今回の滞在中に訪れた場所でどこか印象に残っているところはありますか。 前回日本に来た際も訪れましたが、やはり豊かな自然に囲まれた長谷寺ですね。他の神社などにも足を運びましたが、長谷寺に来ると「戻ってくるべき場所に戻ってきた」ような感覚になり、とても落ち着くことができます。階段を登っていくと本堂があり、その中にある十一面観世音菩薩の説明を読むと、11の顔を持って困っている人々を見逃さないという思いやりがある観音様だと説明されており、この観音様にもどこか神秘的な共感の気持ちを抱きます。 Q.3 今回は3か月という長めの滞在でしたが、違いはありましたか? 前回の滞在は2週間程度しか時間がなかったということと、全てのことが初めての経験だったので、自分にとって良いものも悪いものも選ぶ余裕がありませんでした。加えて、時差ボケが一週間くらいしてようやくおさまってきたと思ったらすぐに帰国…という感じだったので、軽く混乱したまま時間が過ぎてしまった、というのが正直な印象です。ただ、その短い時間の中でも観光をしたり、カラオケや居酒屋に行ったり、さまざまな日本食を楽しむといった経験ができたので、非常によい時間を過ごさせていただきました。 今回は期間が長いということと、前回の経験をもって落ち着いて自分にとって望ましい選択をすることができるので、非常に有意義な時間を過ごすことができています。一つ例えを出すと、今は自分にとって「どんなたこ焼きが好みか」ということが分かるようになり、王寺駅の近くにあるお気に入りのお店に今回も数回訪れ、店主とも仲良くなりタコの形をしたおもちゃをもらいました(笑) Q.4 今回の滞在はいかがでしたか?今後の展望などもあわせて教えてください! “Beyond my expectation” 期待していたよりもはるかにいい経験ができました。これは森岡教授や大住准教授、そして畿央大学の皆さんのおかげです。トルコに戻った後は、今回の経験を活かし、まずは所属しているMedipol Universityにはない装置の購入をしてもらえるように上司の教授に今回の研究内容を伝え、その価値を理解してもらう必要があります。実験の手順などを再現するためにはその装置が必須であり、これまで知らなかった分析手法やソフトウェアの使用によって、現在トルコではあまり実施されていない「痛みと脳のメカニズム」の関係を明らかにしていくことが出来ると思います。トルコでは自分の研究だけに集中するのは難しいのですが、今回の来訪で森岡教授とニューロリハビリテーション研究センターの協力により自分自身が進めていきたい研究に集中する時間と機会を持てたことは、今後の研究を展開するうえで本当に良い経験となりました。 ブルジュさん、インタビューありがとうございました。畿央大学での経験が、今後の教育や研究に生かされていくことをお待ちしています! 【関連記事】 畿央大学に短期留学中のトルコ人研究者にインタビュー!~ニューロリハビリテーション研究センター トルコ人研究者に日本や理学療法のあれこれを聞いてみた!~Burcu Dilekさんロングインタビュー
2019.08.01
2019年度 運動器リハビリテーションセミナー「基礎実習編」を開催しました。
2019年7月28日(日)、運動器リハビリテーションセミナー「基礎実習編」が開催されました。 この講習は昨年度から、膝関節における超音波エコー解剖学実習とブタの膝関節を用いた機能解剖学実習の2本立となっております。 「膝関節の超音波エコー解剖学」 担当:理学療法学科 福本貴彦准教授 解剖学実習では、超音波エコーの基礎知識や基本的な使用方法に加え、超音波エコーを用いた膝関節の解剖学を学びました。講義は参加者にも実際に超音波エコーを使用していただくことでさらに理解が行いやすくなっていました。昨今では理学療法士が超音波エコーを臨床や研究、スポーツ現場等で用いられる機会が多くなっており即実践に生かしていただける内容となりました。 「膝関節の機能解剖学実習」 担当:理学療法学科 今北英高教授 機能解剖学実習では、ヒトの膝関節に酷似している新鮮なブタの膝関節を解剖しながら、関節運動学、靭帯や半月板の機能や特性を実際に触れながら体験していただきました。大半の理学療法士は教科書上で学んだ知識をもとに臨床をおこなっていますが、今回ご参加いただいた方には実際に組織に触れることでさらにイメージや理解が深まったとのご意見を多くいただきました。 さらに急遽ですが、関西医科大学麻酔科学講座診療教授の中本達夫先生にも来学いただき、解剖でのご指導に加え、ミニレクチャーを実施していただけました。変形性膝関節症に関する他分野でのアプローチは新鮮で、痛みに対する知識、視点、考え方、どれをとっても興味深い内容でした。 今後も運動器リハビリテーションに対する幅広い知識を畿央大学の教育研究者が情報提供したいと考えています。 今年度のプログラムでは2019年10月27日の「評価編」、2020年1月26日の「臨床応用編」が開催予定、また参加者も募集しておりますので、ぜひ皆様ご参加ください!! ●今後の運動器リハビリテーションセミナー詳細 畿央大学健康科学研究科 博士後期課程 久保峰鳴 【関連記事】 2019年度 畿央大学運動器リハビリテーションセミナー「基礎編」を開講しました。 平成30年度運動器リハビリテーションセミナー「臨床編」を開講しました。 平成30年度運動器リハビリテーションセミナー「臨床実践編 (膝関節)」を開講しました。 平成30年度 運動器リハビリテーションセミナー「エビデンス編」を開講しました。
2019.07.31
トルコ人・タイ人研究者に学ぶ理学療法!~理学療法学科3年次配当「理学療法研究法」
理学療法学科3回生の履修科目である「理学療法研究法」では、研究課題の見つけ方や研究計画の立て方・研究倫理など研究の基礎について学んでいます。また、グループで決定したテーマに合わせて文献を検索し、日本語論文および英語論文の抄読会を行ったり、論文をまとめてプレゼンテーションを行ったりもしています。 今回、ニューロリハビリテーション研究センターに研究のためにトルコから来られたBurcu先生と、タイから来られたAnn先生に英語で講義をしていただきました。 Burcu先生は、トルコのイスタンブールにあるMedipol大学の先生で、トルコの理学療法の現状や大学の理学療法学科のカリキュラム、そして現在ニューロリハビリテーション研究センターで行なっている研究についてお話していただきました。Medipol大学はとても大きく、学生数も多くて、最先端の大学のような印象でした。 Ann先生は、タイのチュラロンコーン大学の先生で、タイの歴史や理学療法の現状、そしてAnn先生の専門である研究についてお話していただきました。Ann先生の研究は、地域在住の高齢者を対象に、Timed Up & Go Test(TUG)を用いた身体能力と年齢などの関連性を検討した研究でした。TUGなど大学で学んだ評価方法が出てきたので、分かりやすかったです。 Burcu先生もAnn先生も、私たちが理解しやすい英語で話してくださったので、トルコやタイの理学療法の現状や、私たちとのカリキュラムの違いも理解することができました。研究をしていくことがこのような国際的な交流を作り出すということと、研究をすることで自分の視野が広がることを実感することができました。 Burcu先生、Ann先生、貴重なお話をしていただき、本当にありがとうございました! 理学療法学科3回生 石川江里 【関連記事】 畿央大学に滞在中のタイ人研究者にインタビュー!~ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学に短期留学中のトルコ人研究者にインタビュー!~ニューロリハビリテーション研究センター トルコ人研究者に日本や理学療法のあれこれを聞いてみた!~Burcu Dilekさんロングインタビュー
2019.07.25
畿友会(学生自治会)だよりvol.57~畿友会新入生歓迎会を開催!
皆さんこんにちは!畿央大学畿友会広報部の2回生中山です。春もあっという間に過ぎ、暑い夏真っ最中なこの頃ですが、1回生の皆さんは大学生活には慣れたでしょうか? 畿央大学の学生自治会「畿友会」では、新たに入ってくれた1回生をあたたかく迎えるために、2019年6月29日(土)に新入生歓迎会を行いました! ▲プログラム 最初は上回生含めた全員で自己紹介! 次にレクリエーション! ▲伝言ジェスチャーゲーム ▲絵を当てようゲーム ▲1回生限定○×クイズ 初めは緊張していた1回生も徐々に打ち解け、学年をこえてとっても楽しい時間を過ごせました。 私たち畿友会はこういった楽しい行事をはじめ、保護者会や卒業式などさまざまな行事の運営がスムーズに進められるように活動しています。 新しく入ってきた1回生のみんな、これから一緒に頑張っていこうね! そして、私たち畿友会は学生参加型のさまざまなイベントを企画していきますので、ぜひ参加お待ちしております! 畿友会広報部 人間環境デザイン学科2回生 中山瑞貴 ●畿友会(学生自治会)だよりブログはコチラから!
2019.07.16
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.71~広陵町「いのちを守るイベント」に参加!
令和元(2019)年6月30日(日)、広陵町さわやかホールで行われた「いのちを守るイベント」にTASK※がボランティアとして参加させていたただきました! 内容は、親子体力測定です。 ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 測定内容は、握力、足趾握力、反復横跳び、立ち幅跳びです。 今回は対象年齢を6歳以上とし、小さなお子さんから高齢者の方々まで約300人にお越しいただきました。さまざまな年齢の方々とコミュニケーションをとることができてとても楽しかったです!(^^) 年齢に合わせた言葉遣い、目線の高さ、理解しやすい説明の仕方、対象者の表情や身体の観察などたくさんの学びがありました! ▲握力測定の様子 私たちが「もっと、もっと!まだいけます!」と声掛けをすることで、記録が伸びる方がたくさんいました。声掛けを行ったことで「前より記録が伸びたわ。」とおっしゃってくれる方がいたので嬉しかったです。子どもたちも頑張って握力測定をしてくれていました。 ▲足趾握力測定の様子 ▲反復横跳びの様子 ▲立ち幅跳びの様子 ▲皆でTASKの“T”で記念撮影をしました♪ 看護医療学科2回生 冨松里帆 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2019.07.10
大学院生が国際学会ISPGR2019でポスター発表!~健康科学研究科
令和1年6月30日から7月4日にかけてスコットランドのエジンバラで開催されたInternational Society of Posture and Gait Research World Congress 2019に私(水田直道 博士後期課程)と蓮井(岡田ゼミ修士課程修了生)が参加・発表してきましたので、報告させていただきます。 本学会は姿勢や歩行に関連する非常に多くの一般演題ならびにシンポジウムがあり、どの演題・講演も議論が非常に活発でした。 シンポジウムでは「ウェアラブルセンサーの活用方法や現実世界での計測方法」や「歩行に関連する転倒のメカニズム」などが取り上げられており、多施設共同研究の成果や臨床現場での現象が多く示されておりました。また、小型で簡便かつ多機能な評価機器ならびにそれらを応用したアルゴリズムなどが多く発表されており、私も初めて目にするものもあったため、ついつい聞き入ってしまっておりました。ロボットによるリハビリテーション研究も散見されており、興味深い研究もありましたが、同時にこれから適応症例を抽出できるような仕組みの必要性も感じました。 本研究室からは、2日目に私が脳卒中後症例の歩行障害の特徴分類について、3日目に蓮井が脳卒中後症例に対する多種類の短下肢装具による歩行への影響についてポスター発表を行いました。私にとって2度目の国際学会でしたが、多くの方から質問に来ていただき、2時間以上の発表時間があっという間に感じました。頂戴した質問やアドバイスは非常に有益となる情報が多くあり、今後の進展へ向けモチベートされました。 シンポジウムや一般演題は、非常に穏やかな雰囲気でありながら議論は活発に行われ、否定的な質疑は非常に少なく、建設的で前向きな議論が多いように感じ、相互向上を目的とした姿勢には襟が正されました。また自身の研究領域とは異なる発表に対しても興味を持っている印象を受けました。 このような貴重な経験ができたのは森岡教授をはじめとする研究室の仲間の日頃のご指導と、畿央大学の手厚いバックアップがあったからであり、ここに深く感謝致します。 【発表演題】 水田 直道(博士後期課程) Post-stroke walking characteristics on association between motor paralysis and walking speed by cluster analysis 蓮井 成仁(岡田ゼミ修士課程修了生) Influence of ankle-foot orthosis with different type of joint on walking parameters in stroke patients
2019.07.03
畿央大学に滞在中のタイ人研究者にインタビュー!~ニューロリハビリテーション研究センター
畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターでは7月3日(水)から約1か月、タイのチュラロンコ-ン大学から研究者を受け入れています。 Ph.D. Anchalee Foongchomcheay Assistant Professor, Physiotherapist Department of Physical Therapy Faculty of Allied Health Scicences Chulalongkorn University アンチャリーさん(以下アンさん)に、今回の滞在にいたった経緯や訪問目的をくわしく伺いました。 Q.1 アンさんと畿央大学は何がきっかけでつながったのでしょうか? APTSA(アジア理学療法学生連盟)で畿央大学の松本先生が学生を連れてチュラロンコーン大学に来られたのが最初のきっかけです。そのご縁で後日、松本先生には私たちの学生に誤嚥にナラん!体操のレクチャーをお願いしました。 その後、国際的な研究交流を推進していく中で、森岡周教授の論文を読んでニューロリハビリテーション研究センターのことを知り去年訪問したのですが、2時間ほどしか見学できませんでした。ニューロリハビリテーションをチュラロンコーン大学で推進する足掛かりにするために、今回は大学の補助を受けて1か月滞在させていただくことにになりました。 ▼理学療法学科松本大輔准教授とアンさん Q.2 勤務先の「チュラロンコーン大学」はどんなところですか? チュラロンコーン大学は100年以上の歴史がある国立大学で、国内で最も古く、最も大きな総合大学です。大学名は王の名前にちなんでいますが、その王はイギリスやポルトガルをはじめとする多くの国を歴訪して見識を広め、大学の設立や郵便システムの構築、電車などの交通インフラ整備など多方面で貢献されました。科学的なエビデンスや研究に基づいた知識を備えた人材を育成し、優秀な卒業生を輩出することで国を豊かにしていく、という考え方は今でも根付いています。 ※ちなみに同大学は世界大学ランキングで7年連続1位(タイ国内)に輝いており、「タイの東大」とも呼ばれています。 Q.3 アンさんはチュラロンコーン大学で日頃どのように働かれているのでしょうか? 私は理学療法士や作業療法士、放射線技師などを養成するAllied Health Sciences(本学でいう健康科学部)という学部の、理学療法学科に所属しています。大きく分けて私は「学生のため」「患者さんのため」「社会のため」に働いています。理学療法学科の学年定員は60名。教員一人が担当できる学生の上限が7名と決まっており、少人数教育を行っています。医学部には附属病院もあるのですが、それとは別に学科に小さなクリニックが併設されていて、週12時間はそこで勤務し、臨床で患者さんと向き合っています。その他、地域での活動や論文執筆なども社会活動として業務の一部としてカウントされます。国際化を進めることも大きな方針になっていて、今回の滞在は大学から補助を受けて実現しています。 Q.4 タイ国内の環境や理学療法士の役割はいかがですか? 日本ほどの「超」高齢社会ではありませんが、日本の10年遅れくらいのペースでタイは高齢者社会に突入していきます。少子化も進んでいて、日本と同じような社会環境にあると言えます。以前研修で日本には160,000人の理学療法士がいると聞きましたが、タイには6,000人ほどしかいません。単純に人口で割ると日本は国民280人に1人の理学療法士がいるのに対し、タイでは30,000人に1人という状況です。医療費削減ともあわせて病気の予防や健康増進といった分野でも理学療法士の力が必要になってきます。訪問リハに行っても浴室やトイレに手すりがない住宅も少なくなく、建築やユニバーサルデザインの知識を培ったり、多職種と連携しながらリハビリテーションやQOLの向上をめざしていく必要があります。理学療法士の専門知識はもちろん、お互いの仕事の内容や役割を知り、チーム医療を実践していく必要性を教えています。 Q.5 今回畿央大学に滞在する目的や体験したいことを教えてください。 リハビリを通して患者さんの症状が改善していくときに、「いったい脳で何が起こっているんだろう?」と疑問を持つようになり、ニューロリハビリテーションにも興味を持つようになりました。患者さんのQOLを改善していく上では、ニューロリハビリテーションの視点は重要な要素になると感じています。ニューロリハビリテーション研究センターにあるような研究設備は、残念ながらチュラロンコーン大学にはありません。1か月の滞在では研究を具体的に進めるには時間が足らないので、センターにどんな研究機材が揃っていて、どんな実験が可能で、何が計測できるのかをしっかり把握すること、それによって私たちの研究とどうリンクできるのかを考えることが今回の最大の目的です。 Q.6 今後の研究に関する展望を教えてください。 帰国後にはニューロリハビリテーション研究センターの施設や設備で出来ることをベースに、具体的な研究計画を練って提案することが今回の訪問の具体的な成果になっていきます。願わくば、研究協力のような形で畿央大学とコラボした研究ができないか、森岡センター長の力をお借りして模索していきたいと考えています。 ▼左からアンさん、森岡センター長、トルコから短期留学中のブルジュさん アンさんが目的を達成できるよう、畿央大学もしっかりサポートしていきたいと思います。 日本での生活が馴染んできた頃に、奈良での生活について改めてインタビューをお届けする予定です。 【関連記事】 畿央大学に短期留学中のトルコ人研究者にインタビュー!~ニューロリハビリテーション研究センター トルコ人研究者に日本や理学療法のあれこれを聞いてみた!~Burcu Dilekさんロングインタビュー
2019.06.18
畿央大学に短期留学中のトルコ人研究者にインタビュー!~ニューロリハビリテーション研究センター
畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターでは5月末から8月までの約3か月間、トルコより研究者を受け入れています。 ▼左から森岡周センター長、Burcuさん、大住倫弘准教授 PhD.Burcu DİLEK Assistant Professor, Physiotherapist University: Istanbul Medipol University Department: Physical Therapy and Rehabilitation Dr.Burcu(発音:ブルジュ)は2018年2月にも2週間ほど本学に滞在し、研究面での交流を深め、今回の短期留学に至りました。所属されているMedipol Universityでは手の治療や慢性痛について研究されていますが、今回はニューロリハビリテーション研究センターとの共同研究として『痛みへの恐怖が運動に影響を及ぼす脳メカニズムを明らかにする』をテーマに研究に取り組まれます。 滞在中は研究センターの施設・設備を利用して研究に取り組んでおり、大学院生と研究のディスカッションも予定されています。また、理学療法学科の授業にもゲストスピーカーとして登壇していただき、海外における理学療法などについて講演いただく予定です。事務局も外国人研究者対応のモデルケースとして今後の大学運営に役立てられるよう、生活面のサポートなど積極的に関与しています。 教育、研究、大学運営と畿央大学にとっても好影響があり、大きな相乗効果を生んでいます。3か月という限られた時間ですが、Burcuさんの活躍に期待しています! (以下、ブルジュさんに今回の来訪についてインタビューを行いました。) 今回、畿央大学にどのような目的で訪れ、3か月どのような研究をされるのか教えてください。 Q.1 トルコでは普段どのような研究をされているんでしょうか? 研究のメインテーマは「痛みと運動イメージ」で、現在は新たな研究計画を考えようとしているところです。しかし、トルコでは多くの授業や学生指導を担当しており、なかなか研究に時間を割くことができていません。将来的には、検討中の研究を病気や、慢性疼痛を抱える人々に適用していきたいと考えています。 トルコの大学では、痛みに関する研究において理学療法士が筋電計などの機器を研究に活用する機会はあまりないので、新たな研究計画の検討を始めることが非常に難しい状況でした。そのため、先進的な取り組みを行っている研究者がどのように痛みに対してアプローチしているかを知る必要があると考え、ウェブサイトで記事や論文などを探していたところ、森岡教授や今井亮太さん(博士後期課程修了生)と出会うことができ、昨年、畿央大学を訪れることができました。 ▼昨年の訪問時に、来日するきっかけになった今井さんと Q.2 今回の来日では、どのような研究をされるんでしょうか? ニューロリハビリテーション研究センターの大住准教授とともに、痛みへの恐怖が運動に及ぼす影響をデータとして集めるために、EEG(脳波)を計測する手順を作成し、同時にECG(心電図)を計測する準備を行ないました。ちょうど今日、最初の研究対象者を迎え、人が痛みに対してどのような反応を示すかを調べました。ボタンを押すと痛みが強くなる条件下でボタンを押す前に脳がどのような反応を示すかを調べます。このような実験はトルコでは行われていませんし、森岡教授が行われているような研究はまず行われていません。 Q.3 今後の研究に関する展望を教えてください。 畿央大学で学んでいることは非常に貴重なことで、将来トルコでも同じような研究ができるではないかと考えています。そういう意味で、森岡教授やニューロリハビリテーション研究センターには非常に感謝していますし、畿央大学の全面的な協力にも感謝しています。私をすごく歓迎してくれていますし、おかげさまでとても快適に過ごすことができています。ここにきてまだ間もないですが、すでに実験などの手順について多くのことを学ぶことができ、分析手法も学ぶことができました。いつかはこの手順を病気の治療に活かしたいと思いますし、疼痛に対する理解も進んでいくと思います。 現状は、多くの痛みの状況がまだまだ解明されていません。しかし、私たちは痛みの状況を知るための新たな特別な手順を作り出すことができるかもしれないと考えています。そのような研究がトルコでも行えたら望ましいなと考えています。実際、トルコでも同じような装置はあるのですが、単体で使う手法しか持っていません。ニューロリハビリテーション研究センターが行なっている複数の機器を同時に動かし、一度に多くのデータを得る方法を学ぶことができたらよいなと考えています。トルコではそういった方法はまだ一般的ではありません。しかし、痛みが起こった時の筋肉の反応時間や心臓の動きなどを同時に知る必要があり、それらのデータを一度に得る必要があります。これからまだまだ時間はかかるかもしれませんが、ここでの経験をいかして、トルコでも同じような実験環境を作り上げたいと望んでいます。 次回は、ブルジュさんの日本での生活についてインタビューを実施する予定です! 【関連記事】 トルコ人研究者に日本や理学療法のあれこれを聞いてみた!~Burcu Dilekさんロングインタビュー
2019.05.27
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.70~新入生に向けた機器説明&新入生歓迎会!
こんにちは!健康支援学生チームTASK※理学療法学科の奥村航洋です。2019年5月16日(木)に新入生を迎えて勉強会&新歓を行いました。 ※TASKはThink, Action, Support for Health by Kio Universityの略称で、学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 今回の勉強会ではこれから健康診断などでTASKがよく使用する機器の説明を新入生に向けて行いました!種類はFRT(Functional Reach Test)、握力計、長座体前屈、垂直飛びの4種類です。1回生にもそれぞれの測定器具を体験してもらいました。2回生も初めての後輩に対して、「先輩」という意識をもって機器の説明をしてくれました。今回の勉強会でTASKにより興味を持ってくれたら嬉しいですね。 勉強会の後は畿央カフェカトレアをお借りして、新入生歓迎会を行いました!立食パーティだったので1・2・3回生全員で交流することができて、とても楽しく有意義な時間を過ごせました!ただ人数が多かった分、全員と話ができなかったのが残念でしたが、これからのTASKの活動がすごく楽しみになりました!これからの1回生に期待です。 ▲こちらは新歓の時の写真です!みんないい笑顔! ▲最後はみんな笑顔でTASKの「T」ポーズ! これからも一緒にTASKをこなしていきましょう!そして1回生の皆さん、よろしくお願いします! 理学療法学科2回生 奥村航洋 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2019.05.27
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.69~4月勉強会は「外反母趾と偏平足について」!
こんにちは、健康支援学生チームTASK※の理学療法学科3回生の楠山千智です ! 先日、TASKの4月の活動として勉強会を行いました。 ※TASKは、Think、Action、Support、for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 テーマは「外反母趾と偏平足について」でした。 理学療法学科のメンバーが担当したので、大学生の私たちにも身近な外反母趾と偏平足について取り上げてみました。外反母趾とは母趾の先端が靴で圧迫されて曲がり,結果として母趾の付け根の関節が突出した状態のことです。このような状態になってしまうと突出部が靴に当たり、炎症を起こしさらに突出するという悪循環が起こってしまいます。また、偏平足とは足裏が平べったく土踏まずがなくなってしまった状態のことで、偏平足になることで足が疲れやすくなってしまいます。 勉強会ではスライドでの説明だけでなく、実際に自分の足形をとったり予防体操をしたりしました。 普段の生活でなかなか足形をとる機会がないのでみんな楽しんで測定してくれていました。最後はみんなで測定した足形とTポーズ! 理学療法学科3回 楠山千智 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
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