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現代教育学科

2016.10.26

ボランティアレポート~高田高校卒業生が母校の「野外活動体験学習」に協力!

教育学部の学生5名が出身高校の野外活動でボランティアを行いました!   8月17日(水)・18日(木)の2日間、現代教育学科の5名が、奈良県立高田高等学校教育コースの野外活動体験学習にスタッフとして参加しました(全員、高田高校教育コースの卒業生です)。   高田高校教育コースは、主に小学校教員を目指す生徒が集まったクラスです。私たちは、野外活動のサポートという立場から、高田高校の伝統や良さを母校の後輩に再認識してもらい、継続してもらうことを目標に今回の活動に参加しました。活動について報告します。   まず1日目は、バス車内でのレクリエーションと到着後の現地でのレクリエーション活動を行いました。この2つは主に2回生が担当してくれたのですが、ゲームの内容や進め方だけでなく、準備から本番、説明の時の言葉遣いなど細かいところまで気を配りながら進めていて、私自身も見ていて勉強になりました。また、キャンプファイヤーでは、先生方も交じって一緒にゲームを楽しむことができました。     2日目は、室内でのレクリエーションを1回生の2人で行いました。予定外のことがたくさん起きたので、臨機応変に動けるよう様々なパターンを想定しておくことが必要だと強く感じました。またゲームの意味や目的が伝わるように説明することは、とても難しかったです。   今回の活動を通して、何かを人の伝えるときの言葉選びの大切さを知ることができました。同じ言葉を使っていても、相手によって受け取り方が変わることもあるので、しっかりと言葉を選んで使うことが大事だと思いました。また、普段関わることのない高校生との関わりを通して、教員という仕事の厳しさを改めて知ることができ、教員になりたい気持ちが更に強くなりました。厳しいからこそ、これからの大学生活を無駄にせず、過ごしていきたいと思います。今回の活動に参加することができて本当に良かったです。     現代教育学科1回生 安本 凪沙

2016.09.27

イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.10~担当教員からの総括!

9月3日(土)から9月23日(金)にかけて、毎夏実施されているイギリスでの集中講義、短期語学留学が実施されました。本年度の参加者は9名(女性5名、男性4名)で、昨年同様カンタベリーの語学学校コンコルド・インターナショナルで2週間の語学研修を行い、その後、ロンドンに移動して5日間、学んだ英語を実際に使う機会を設けました。   到着翌日には現地在住の日本人・イギリス人によるオリエンテーションが行われ、慣れない海外での生活への適応を少しでも問題なくできるようにしています。重要な安全上の問題や、生活の上で気を付けること、イギリス人の気質的な特徴や、自己表現のテクニックなど、内容は多岐にわたりますが、こちらでの生活を円滑にするための大切な情報ばかりなので、学生は熱心に聞いています。   カンタベリーでの語学研修中は、全員地元の家庭にホームステイをして学校に通います。コンコルド・インターナショナルの授業はレベルが高く、初日のプレイスメントテストによって、実力相応のクラスに配置されているにも関わらず、なれるまでにはじかんがかかります。授業開始時には難しいと感じる学生がほとんどです。一方で慣れない環境でのホームステイも始まったばかりで、こちらも勝手のわからないことばかりです。このような状況のため、研修開始後3日間ほどは、帰りたくなる参加者も多くいます。   しかし、徐々に慣れ始め、一人でなんでもできるようになれば、日々の生活は楽しくなり、また授業にもついていけるようになると、英語が身についていくことが実感でき、楽しく受講することができるようになります。最初は難しくても、2~3日で聞き取りや授業の進め方のコツが理解できるようになり、そうすれば、難しい授業は英語のレベルアップに大いに役立ちます。   2週間の研修を終えた学生は、最初の戸惑いが嘘のように、自信に満ちた顔つきになっています。毎回の研修で、このような大きな変化を見ることができるのが、引率をする際の大きな喜びです。それぞれが苦労し、初めてのことに戸惑いながらもチャレンジし、困難を乗り越えた結果得られる成長だと思われます。英語の上達も大切なことですが、現代の複雑な社会の中で生き抜く知恵も同時に身についていると実感できます。しかもイギリスは、日本よりも極度に進んだ多文化社会。ここでの経験が学生たちの今後の学び、卒業後の人生に大きな影響を与えることは間違いありません。   帰国の2日前に、それまでの振り返りを行いましたが、みんな「帰りたくない」と言っていました。イギリスの良さは、人々が積極的にコミュニケーションを取ろうとしていること。外国人である我々にも、見知らぬ人が気軽に話しかけ、笑いあう機会がたくさんあります。このような環境の中で、英語を使うことの重要性ともっと学びたいという意欲が醸成されていきます。帰国後も英語の勉強を続け、彼らが再びイギリスに戻ってくること、また、経験を生かして将来の生活に役立ててくれることを強く望んでいます。   ▲現地オリエンテーション1     ▲現地オリエンテーション2   ▲現地オリエンテーション3   ▲現地オリエンテーション4   ▲現地オリエンテーション5   ▲British Museum   ▲いよいよホームステイ開始   ▲学校のカフェテリア   ▲クラスの様子1   ▲クラスの様子2   ▲学校主催のケンブリッジへの遠足1   ▲学校主催のケンブリッジへの遠足2   ▲研修終了後のロンドン観光   ▲帰国   現代教育学科 准教授 竹下 幸男 【関連記事】 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.9 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.8 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.7 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.6 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.5 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.4 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.3 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.2 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.1  

2016.09.21

「東アジア・サマースクール2016」参加レポート!

奈良県ではグローバルに活躍する人材を育成することを目的として「東アジア・サマースクール」が開催されています。 今年度の「東アジア・サマースクール」は、平成28年8月18日(木)~30日(火)の13日間にわたり奈良県立大学を中心会場として実施され、本学からは教育学部現代教育学科4回生の中村祥子さんと同学科2回生の加田翔太さんが参加しました。   東アジアから来日した学生達と奈良県内の学生が共に学び、グループ討議をしたのちに成果発表を行うなどして、相互交流を深めました。参加学生は「このスクールを通して多くのことを得ることができた」「東アジアとのつながりを感じられた」と有意義な13日間を過ごし、成長を感じることができたようです。次世代を担う未来のリーダーとなることを期待しています。    ▲フェアウェルパーティ(8/29)に冬木学長先生が来てくださいました。   参加した学生からのコメントです。   «現代教育学科4回生 中村祥子» 奈良市で開催されている「東アジア・サマースクール」に参加してきました。サマースクール期間中は奈良市内のホテルに宿泊し、今回は日本、中国、韓国、台湾、ベトナム、モンゴル、アメリカ、オーストラリアの国からの44名の参加者と日本語で共に学習をしました。私たちのグループは、歴史分野のグループで「中国・韓国・日本の今日の仏教」というテーマで、サマースクールに参加している中国人、韓国人、日本人にアンケート調査を行ったり、奈良県立大学の図書資料を使用したりしてパワーポイント作成や、発表原稿作成に取組みました。グループのメンバーが中国人2人、韓国2人、そして日本人の私の5人構成でしたので、グループディスカッションでは、宗教はもちろん、中国や韓国の日常生活について多く話を聞くこともできました。 このスクールを通して多くのことを得ることができました。講義の質疑応答の時間には、涙を流しながら自分の国や地域について話をしたり、それを聞いて深く考えたりする時間がありました。東アジア各国の友人と、それぞれの国交について本音で会話をすることで、これからの東アジアがまた世界各国がどうなっていけばよいのかをみんなで一緒に考えました。私は、友達ができたからこそ日本だけではなく他の国を自分事として考えることができるようになったと感じています。そして、このスクールは東アジアの多くの国について興味を持つきっかけになり、それぞれの国の友達の文化や言葉をもっと理解して、今後も交流を続けていきたいと考えています。 このスクールでの学びや、できた友人は、私にとって一生の財産です。     «現代教育学科2回生 加田翔太» 今回「東アジアの可能性」というテーマで全8か国、44人の受講生で講義を受け、ディスカッションを行い発表したり、橿原考古学研究所や東大寺などに視察に行きました。ディスカッションではグループごとにその日の講義内容について思ったことを共有しあい、与えられたテーマについて討論し発表しました。 視察では普段は入れない場所を見学し、様々なことを説明いただき、とても勉強になりました。初日のオリエンテーションで話す機会が多くあり特に距離が縮まりました。期間中の夕食は様々な受講生と食事に行き、距離がどんどん近くなり、自由時間も会話が絶えない有意義な時間を過ごすことができました。 そういった環境で感じたことがあります。参加者同士で様々な話をしましたが、それぞれの考え方や思っていることは違います。ですがその中にも共通点があり、同じことを思っていることはたくさんありました。今回のテーマである「東アジアの可能性」は小さな共通点から広がっていくものだと私は思いました。 このスクールは学びだけではなく東アジアのつながりを感じられるものとなっています。興味のある人は、来年に是非参加してみてください。  

2016.09.20

イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.9

9月3日(土)から9月23日(金)にかけて、9名の畿央生がイギリスのカンタベリーでの短期語学留学プログラムに参加しています。留学も折り返し点を過ぎました。当初は違い環境での生活や英語に苦労していた学生たちも少しづつ慣れ、イギリス生活を楽しむことができるようになっています。 学生からのレポート、第9弾です!     まず初めに私がこの留学に参加しようと思った理由は、海外の慣習や文化を感じることで多くのことに寛容になれると思ったからです。はじめは不安がありましたが、ホストファミリーはとても親切で海外での生活に馴染めるよう気を遣っていただいたおかげで上手く馴染めることができました。   イギリス(海外)に滞在することで様々な違いや日本との違いを感じています。それは食生活、学校生活、建造物など様々な面にわたります。   食生活に関して言えば、主食が全く違うものなので、とても驚かされました。食事の場面でのマナーでは(ホームステイ先にイタリアの方も住んでいるのですが)テーブルからものを落としたとき、イタリアでは拾ってはいけないと聞いて食事マナーでも大きく違うのだと驚きました。   学校生活では、授業の形式の違いが大きく心に残りました。参加したコンコードインターナショナルでの授業はディスカッション形式であり、生徒が積極的に授業に参加できる形式となっていました。まず生徒に題材に興味を持たせるために、まずその話題について考えさせて授業に入りやすくしているのがとても興味深かったです。例を挙げれば、今世界で問題となっていることを授業で取り上げる場合には、まず生徒に今自分の国で多くの話題を呼んでいる問題を5つ挙げさせ、そのあと2人ペアでその話題について話し合わせた後、本格的な授業に入っていきました。 アクティブラーニングについて何度か調べる機会がありましたが、まさにアクティブラーニングが取り入れられている状況でした。言語の違いこそありますが授業形式に関しては日本で取り入れるべきことが多くありました。今回感じられたことを教師になった時に生かしていこうと考えています。 海外の人は個人を大切にしている、とも感じました。誰かが発言しようとした際には相手の話を聞く姿勢を取り、自分が発言する際には自分が言いたいことが伝わるまで諦めない姿勢が見られました。   日本に帰っても他の国の人から学んだ姿勢を実践し続けたいです。特に他人の意見に耳を傾けることは大切にしていきたいと思います。「しゃべっているときに相槌を打ってあげるだけで相手が意見を言いやすくなる」ことを発言する側として経験したので、今度はそれを話を聞く側として実行していきたいと思います。   英会話のスキルを身につけると多くの人とコミュニケーションが取れるとわかったので、今後も力を入れていきたいと考えています。学習の方法も、今までとは違う形にも目を向けたいと思います。   現代教育学科1回生 西倉慧

2016.09.20

イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.8

9月3日に始まったイギリスの短期語学留学も折り返し点を過ぎました。当初は違い環境での生活や英語に苦労していた学生たちも少しづつ慣れ、イギリス生活を楽しむことができるようになっています。 学生からのリポート、第8弾です!   私は人前に出て自分の意見を発表したりするのが苦手でした。「少しでもそんな自分を変えたい!」「海外での生活を経験してみたい!」という思いから、短期語学留学への申込みを決意しました。 海外での生活は予想以上に大変で、学校でも家でも英会話なので自分の伝えたいことはなかなか伝わらないし、相手の伝えようとしていることはなかなか理解できないし…という毎日でした。それでもなんとかして伝えてコミュニケーションをとらないといけないのがとても大変でしたが、いい経験になったと思います。 海外の人たちはみんなとても優しくて、私が何か言おうとしたら必死に理解しようとしてくれるし、私が理解できていない時は、なんとかして分かり易く説明してくれました。その様子を見て私も一生懸命伝えようと努力することが出来ました。 学校に通い始めた初日はホームステイ先の人から聞いた情報だけを頼りに1人でバスに乗って学校に行くのも不安でした。帰りもバスを間違ったり、道が分からなかったりパニックだらけでしたが、周りの人にたくさん聞いてなんとかホームステイ先に帰ることが出来ました。今までの自分は1人で何かすることをいつもためらっていて挑戦することも怖かったのですが、今回の経験を通して「1人でも必死になれば出来るんだ!」と実感することが出来ました。 学校の授業は簡単でしたが、何を言っているのか聞き取れないし、自分の考えを伝えられずに苦労しました。他国の人たちは文法的に少し間違いがあっても堂々と発言していて、私たちに足りないのはこの力なのだと実感しました。私は文法を正しく使わないといけないとか、どの単語を使ったらいいのかなど、発言する前に色々考えてしまって結局話が進まないことがたくさんありました。間違いを意識しすぎることよりも、積極的に発言していくことが大事なのだと学びました。 2週間にわたり語学研修をして、最初よりもだいぶ聞き取れるようになったし、下手な英語だけれど少しずつ自分の意見を伝えることが出来るようになりました。     ホームステイ先には2歳の女の子と5歳の男の子がいて、とても可愛かったです。ホームステイ初日は日本のお菓子や折り紙、甚平を持ってきていたのでそれを渡しました。甚平を着せたり、折り紙を折ったりするととても喜んでくれて良かったです。たくさん遊んで体力的には結構しんどかったですが、簡単な英語を喋ってくれるのでいいリスニングの練習になったし、私も楽しかったです。ごはんも毎日美味しいし、色々質問してくれたり、とても素敵なホームステイ先でした。何よりも1番驚いたのはお父さんがとても頻繁に家事を手伝っていたことです。何かのデータで外国の男性は日本人の男性よりも家事を手伝うと書いていたので知ってはいましたが、実際に見てみるとこんなにも積極的に手伝うのかと驚きました。とても素敵な文化だなと思いました。   最初は本当に帰りたくて仕方がなかったけれど、2週間終えてみて、一番に感じることは「とても楽しかったし、これからの自分にとっていい経験になった」ということです。大変な思いや辛い思いもしましたが、本当に来てよかったと思っています。   現代教育学科1回生 上村樹奈   【関連記事】 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.7 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.6 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.5 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.4 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.3 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.2 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.1

2016.09.12

夏の学習キャンプ2016 in 吐山 レポート!

毎年の恒例行事で、夏・冬合わせて年に開催される「学習キャンプ」。今年は8月30日(火)・31日(水)に奈良県立野外活動センターで行われ、スタッフ・参加者あわせて91名が参加しました。 今回のキャンプは、2回生スタッフが集わなかったため、昨年から継続の3人と今年度新規で1回生10人、合わせて13人のスタッフで作り上げました!!   今年のテーマは・・・「見結(みっけ)」 自分自身や仲間のいいところを見結し、この学習キャンプで知識や楽しさを身につけ、さらに次の見結に繋げるという思いから考えられました(^◇^)   <1日目>入所式、アイスブレイク、夕食、キャンプファイヤー アイスブレイクでは、ハイタッチじゃんけん、お題を付け加えたとなりのとなり、風船運び、障害物競走など初対面でも楽しめるものとなっていました。まだ1日目一つ目の企画の後なのに、休憩時間でも活動班で会話していたり、「学習キャンプに来てよかった」の声をたくさん頂いたりもしました(^^♪     そして、みんなが大好きなご飯の時間♪     1日目のご飯は時間上の問題で自炊はできなかったのでお弁当となってしまったのですが、それでも参加者の笑顔は絶えず、その盛り上がりはそのままキャンプファイヤーへ…。 キャンプファイヤーでは、1回生スタッフが主にゲームを進めながら、吉藤先生の優しいギターの音色でしんみり…、副統括・統括のちょっとしたお話で1日目の活動は幕を閉じました…     と、思いきや。 シャワータイムの前に夜空いっぱいに無数の星空。台風の通り過ぎた後だったので空は澄んでいて、星がよく見えました☆ みんなで吐山の地面に寝転がってお星さまを眺めました。中には流れ星を見つけた人もいて本当に来てよかったと思えた瞬間であったことでしょう…。         <2日目>朝集、炊事、森活、フィードバック、退所式 そして朝を迎え2日目。最初の活動は朝集の学キャン体操と体で伝言ゲーム。朝から体を動かす体操、伝言ゲームで頭の体操ということで、眠たい目をこすりながらもしっかり動かしていました (^^)     そして、2日目の朝ごはん…ホットドック in 牛乳パック。 その名も、「ホディパ」!!!     例年にない朝食づくり。吐山の肌寒い朝に温かいホットドックはテンションと体のコンディションを上げるエネルギーになりました。   朝ごはんと片付けを終えて森活の企画。前泊の29日は台風の影響で道が崩れてしまうほど地面はぐちゃぐちゃで晴れプロは懸念されましたが、30日・31日が台風なんて嘘のような晴天で、運よく水も全部はけて、無事に晴れプロを行なうことができました!     森の中の自由散策。スタンプラリーを埋めながら自然探しをした後、プレイホールで新聞づくり、そして共有タイムへ…。   森の中を歩き回った後は、いよいよお待ちかねの自炊! 今年は、カレーを作りました(^^)     野菜係り、米係り、火おこし係り…みんなで分担して作ったカレーの味は班それぞれの個性豊かな味がしました♪   そしてご飯の後にはプレイホールで最後の企画、フィードバック。 自分自身のみっけ、みんなのみっけ、仲間のみっけ、これからみっけの順にこの2日間を振り返り、班の中で話し合いました。 退所式では、先生方のお話、学キャンテーマソング合唱、しおりドキュメント部署さんからのサプライズムービー、全体写真というかたちで2日間の学習キャンプは無事終了しました。     最後に…。 今年度の夏の学習キャンプは、スタッフ仲間で誘導できる学生が2回生の3人しかいなかったこと、スタッフ数が去年の半分ということ、それに関わらず参加者数は去年とほぼ変わらないということ、スタッフの人手不足の為に例年ほどの企画の件数ができなかったことなど、夏の学習キャンプを成功させるには、たくさんの問題や課題があり、決して容易なものではありませんでした。2回生スタッフは「まず、学習キャンプをこの人数で作れるのか」という大きな不安を、1回生スタッフは初めてみる学習キャンプにたくさんの不安を抱いていました。正直、スタッフ各々「辞めたい」と思う時期はありました。イベントとしてはたった2日間の学習キャンプ。しかし、スタッフはこの2日間のために企画を考え、仲間とぶつかったりした約4か月もの苦労や葛藤があります。そんな中で作り上げ、参加者に「参加して良かった」「次も絶対行く!」という声には、13人全員が涙して笑顔して、無事、幕を閉じることができました。その時の感動や達成感は言葉に言い表せません。こんな感動を皆さんにも知って頂きたい、興味を持って頂きたい、そんな人たちのために学習キャンプは、これからも続きます。 学習キャンプ実行委員 石田千衿(教育学部2回生)

2016.08.01

香芝市内の中学校でボランティアに参加しました!~教育学部

私たち(刀谷、齊藤、坂、今井、加田、岸江、後谷、下坊、土井田)は、教育学部現代教育学科の2回生です。 現在中学校・高等学校の英語科教員免許取得に向け頑張っています。今年度前期の間、奈良県の香芝市内にある中学校で週に一度ボランティアとして活動させていただく機会を頂きました。短い間ではありましたが、たくさんのことを学び、とても良い経験をすることができました。それぞれの学校での活動や学んだことを報告したいと思います。   ◎香芝市立香芝東中学校     香芝東中学校でボランティアとして活動してきました。週に一度、特別支援学級で子どもたちと一緒に勉強をしました。漢字の書き取りや計算などで困っている生徒の補助だけではなく、校内畑の作業、調理実習の買い出しやホットケーキ作り、電車に乗っておつかいなど、活動内容はさまざまで、私たちが普段なにげなくしているような行動も特別な支援が必要な子どもたちにとっては一つ一つが勉強であることがわかりました。特別支援教室は開放的で生徒が集まりやすい雰囲気で、昼休みには生徒が集まって将棋をしたり、私たちが教室へ行くと子どもたちも先生方も暖かく私たちを迎えてくれるので、ボランティアに行くことがとても楽しみでした。 1学期間、ボランティアに行かせていただき、先生方にも子どもたちにもたくさんのことを教わりました。それは、実際の現場に立たなければ、わからないことばかりでした。ぜひ、みなさんもボランティアに参加して、たくさんのことを学んでほしいです。            報告:教育学部現代教育学科2回生 刀谷・齊藤・坂     ◎香芝市立香芝中学校     香芝中学校に行かせていただき、主に特別支援教室と別室登校の生徒の学習支援をさせていただきました。 特別支援学級では、通常学級における時間割とは異なり授業方法も少人数で一斉授業でありながらも生徒一人ひとりのニーズに合わせた授業が行われていました。また、子ども達も自分のことをしっかり受け止め、自分のできないことを少しでも克服しようと頑張っている姿が印象的でした。 別室登校の生徒の学習支援をさせていただく際には、生徒一人一人のニーズに合わせながらその子に合わせたペースで学習をサポートさせていただきました。基本的にはマンツーマンで行うので先生としての責任や自身の指導力、学力の重要性に関しても考えることが出来ました。また別室登校用の時間割も組まれており、サポートが充実していました。 英語の授業見学では、授業には様々な工夫や準備がされていて、私たちが中学生の時よりもICTを使った授業が展開されており、教師という仕事の大変さや教える立場の重大さに改めて気づきました。 今回の活動で、実際に現場に入らせていただいて、子ども達と関わり、先生方の仕事を見させていただくことで、今まで漠然としていた自分の将来像をより深く、具体的に考えさせられるよい機会となりました。本当によい経験をさせていただきました。       報告:教育学部現代教育学科2回生  今井・加田・岸江     ◎香芝市立香芝北中学校     香芝北中学校での学校ボランティアは英語教諭を目指している私たちにとって、本当に濃くて充実した時間でした。実際の授業に学習サポーターとして参加して生徒を補助することが主な活動でしたが、まだまだ未熟な知識で教えることがこんなにも難しいのか!ということをひしひしと感じるとともに、これから自分たちがどんな力を身に着けなければいけないのかということを明確に自覚することができました。特に私たちの面倒を見てくださっていた先生の授業は、ほとんどオールイングリッシュだったので、これから必要とされる授業を体験できたことは本当に良い勉強になったと思います。生徒と仲良くなることで中学生がどんな時期なのか、どんなことに興味を持っているのかということを知れたことも良い経験でした。 短期間でしたが、実際の教育現場で生徒とふれあい、英語を教えていく中で、「将来英語の先生になりたい!」という気持ちがより一層強くなった3か月となりました。こんな貴重な機会を与えてくださった畿央大学の英語科の先生方(竹下先生、ムース先生、深田先生)と香芝北中学校の先生方に本当に感謝しています。ありがとうございました。   報告:教育学部現代教育学科2回生 後谷・下坊・土井田

2016.07.21

2016年度「マミポコ・キッズ」前期活動報告!~現代教育学科

こんにちは、マミポコ・キッズです。 私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。2016年度前期の活動を振り返ってご紹介します!   最初の活動回では、個性豊かな名札づくりを行った後に、となりのとなりというグループの他の子の名前を覚えることを目的としたゲームをしました。初めてグループとして一緒に遊ぶ子どもたち同士でしたが、緊張もほぐれ、たくさんの笑顔が見られました。     地域の方々に地域あそびを教えていただいた回では、伝統的な遊びである“あやとり”や“とんとんずもう”など6つの遊びを教えていただきました。地域の方々の説明を真剣に聞いてグループごとに楽しく活動することができました。     「島に行こう!」というテーマを基に、グループごとに6つの島でゲームをしました。「フルーツ島」ではストラックアウトに挑戦し、たくさんのフルーツの的を当てることができました。また、グループの友だちを応援する姿も見られました。「うおうお島」では魚釣りに挑戦し、グループのみんなで協力して幻の魚『レインボーフィッシュ』を釣り上げることができました。     最終回では伝説の遊びを知っているという「おかつ先生」を探すため、「れいぴん警部」とその部下と一緒にゲームをして、「おかつ先生」の手がかりを集めました。6つの手がかりが見つかると、ついに「おかつ先生」に出会うことができました。伝説の遊びを教えてもらい、グループの友だちだけでなく、他のグループの友だちとも楽しく遊ぶことができました。 最終回ということで、子どもたちもマミポコ・キッズの雰囲気に慣れて、最初から最後まで、たくさんの笑顔で活動ができました。最後に、グループリーダーと今までの振り返りをしました。最後に、グループリーダーからプレゼントを受け取って子どもたちはとてもキラキラした笑顔をしていました。     保護者の方のアンケートには「参加してよかった」「子どもが毎回楽しみにしていた」「家でも、マミポコの話をしてくれる」といった、嬉しい感想・意見がたくさんありました。保護者の方からのご意見も励みにしながら、よりよいマミポコ・キッズにしていきたいです。   2016年度前期マミポコ・キッズはこれで終了となりますが、活動をより良いものにするために、子どもたちと共にわたしたち大学生も成長していけるようなマミポコ・キッズをつくっていきます。今後ともマミポコ・キッズをよろしくお願いします。   現代教育学科3回生  林 夏穂 2回生 竹田 卓司 2回生 森上 優佳  

2016.07.19

車いすアクセサリーワークショップを体験!~現代教育学科 西端ゼミ

6月30日(木)の西端ゼミでは、奈良県在住のエンジニア杉本さん(システムデザイン・ラボ代表)に来ていただき、ワイヤーを、ペンチなどで曲げながらアクセサリーを作るワークショップを体験しました。杉本さんは、日ごろ、コンピュータやタブレットを、うまく腕や指をコントロールできない人や子どもでも使えるようにする、入力スイッチなどを開発されておられる方です。   最初に、杉本さんから筋電で操作できる車いすの話を伺いました。人のための技術が大切であることがよくわかりました。 そして、アクセサリー作り!ストラップとイヤリング(ピアス)を選ぶことができます。初めに前で作り方のポイントを説明していただき、その後レジュメを見ながら各自真剣に車椅子アクセサリー作りに励みました!     イヤリングで使用する針金はとても柔らかくて簡単に曲がったり折れたりします。しかし手先で作業を行うのではなく二種類のペンチを使いわけて行い、長さの異なる三本の針金をそれぞれ部分ごとに作ってつなぎ合わせる細かい作業をするので本当に難しいのです!思っている通りに針金が動いてくれず、また何度もやり直してしまうとあとがついてしまうのでできるだけ一発でできないとうまくいきません。試行錯誤しながら、教えていただきながら、なんとか一つ完成させることができました。   車いすのイヤリングはなかなかお店でもないと思います。オリジナルのアクセサリーを作ることができたので、貴重な体験でした。短い時間だったので一つしか作れなかったのでもう片方は自力で頑張って作ろうと思います。     車いすをより身近なものにしようとする発想にとても共感し、多面的な考え方ができるようになりたいと思いました。最後に皆で記念撮影をしました。お忙しい中お越しくださり、貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました!   現代教育学科3回生 小西彩加・西田唯華

2016.07.06

New Education Expo 2016 参加レポート!~現代教育学科 西端ゼミ

6月18日(土)教育機器の展示会である「New Education Expo」に現代教育学科西端ゼミで参加してきました。 たくさんの企業の方々が最新の技術を持ち寄り、ワクワクする展示やセミナーがたくさん行われていました!その中でも、お話を聞かせていただいたり、体験をさせていただいたりした中で特に印象に残ったものをいくつか紹介させていただきます。   まずはデジタル教科書です。     私達が小学生の頃に存在していたような、マーカーを引いたり、文字を書いたりできるだけのものではなく、実際にプロジェクターを使って壁に映した図を動かすことができるものを体験させていただきました。特に、算数の問題では、展開図を簡単に開いたり閉じたり、回転させたり出来るので、仕組みを納得いくまで考えることができました。実際に授業で使用すると、楽しみながら理解が深められるのではないかと思います。   次にNeo Smartpen N2です。     この製品は手書きをデジタル化できるスマートペンで、専用の紙にこのペンで書くと、その書いたものがディスプレイやタブレットの画面等に表示されます。最近ではわかりやすい授業のために、電子黒板やタブレットを導入し、紙だけではなく動画やインタラクティブなコンテンツを取り扱えるデジタル化が進んでいます。その一方でこのようなICT教育への不安の声や、紙のほうが文字や線を書きやすいなどの意見もあります。このペンはデジタルとアナログの長所を融合した商品で、学習者が紙に記入すると同期をしているタブレットに表示されるので、紙をスクリーンに映し出さなくても、すぐに画面で共有・拡大表示が可能です。このペンは書いた順なども保存されるので、学習者がどのように考えているのかを理解しやすいと思いました。   最後に避難用背負子(しょいこ)です。     まず背負子とは、登山などで重い荷物を運ぶ際に使う道具であり、これを応用発展させたものが今回の避難用背負子です。初めにこの背負子を見たときには、重たそうだなと感じましたが実際に背負わせて頂くと身体への負担がほとんど感じられず、歩きやすかったです。そして乗っている人も前向きであるので、恐怖心も少なく安心して乗ることが出来るそうです。小学校現場での災害時に、歩行が困難な児童や特に心理的な不安の大きい児童をこの避難用背負子を使えば従来よりも早く避難することが出来、早く安全を確保できると思いました。   その他にも様々な体験をさせていただいたり、お話を聞かせていただいたりしましたが、どの出展企業の方々も共通して仰っていたのが、「教育をより良いものにするため」ということでした。しかし実際には、全ての教育を受ける子どもたちがその素晴らしい技術を享受しているわけではないことが現実だそうです。   私達教員の卵は、教育をより良いものにするために、今現在、どのような技術が存在していて、その技術がどのように子どもたちにとって良いものであるのかを知り、いずれ教師になったときにはその技術を実際に駆使して子どもたちにとってのより良い教育を行っていかなければならないのだという事を強く感じました。   最後に、参加中は難しい理論はわからないところもありましたが、「すごい!」と「ええ〜!」の連発で、本当に驚きと感動だらけでとても楽しかったです!   教育学部現代教育学科3年生 林里沙香・堀端真子