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畿央の学びと研究
2012.10.03
健康栄養学科柴田先生のアメリカ微生物学会レポート
私は今回、2012年6月16日から19日までアメリカ合衆国・サンフランシスコにて開催されたアメリカ微生物学会(American Society for Microbiology 112th General Meeting)に参加し、研究発表を行いました。今大会は、臨床の現場で必要とされる臨床微生物学や疫学研究に今一度、焦点を当てることをテーマに行われました。26セッション、3000を超えるポスター発表があり、他分野にまたがる幅広い研究から最先端の特定領域の研究まで、大規模かつ活発な大会でした。 私のセッションは「Mycobacteriology」で、マイコバクテリウム属の細菌、代表的な菌に結核菌があり、主に「結核」についての研究を行う領域です。結核菌への感染の有無は、痰から結核菌を検出する方法と胸部X線写真を撮る方法があります。生きた結核菌と死菌、結核菌でない非結核性抗酸菌の区別が難しい、正確な判定のための菌培養に時間がかかる、咳や痰などに菌を排菌しない場合もあるなど、迅速な診断は難しく、その間に結核感染が広がることが現在も大きな問題となっています。現在、日本ではツベルクリン検査に替わり、QFT検査(クォンティフェロンTB-2G検査)と呼ばれる血液検査による新しい結核診断法が用いられていますが、問題点もありゴールドスタンダードではないというのが実情です。 ポスター発表は「Production and Characterization of Polyclonal Rabbit Antibodies to Mycobacterial Lipid Antigens」という演題名で、家兎に脂質抗原を免疫し、抗体の経時的な産生量や性質を比較しました。抗体価の測定にはELISA法を用いました。日本人の臨床検査技師の方より、臨床の現場では迅速な血清診断法を望んでいるとのコメントをいただきました。また、台湾の国立感染症センターの方からは、WHOから結核の血液検査の中止勧告が出ているので慎重に研究をするようにとのご意見をいただき驚いたのですが、発展途上国などで誤診が多い検査キットで利益を上げている製薬会社があり、問題となっているようでした。研究をするにあたり、世界情勢にも目を向けることの重要性を認識することができ、貴重なご意見をいただくことができました。実際に、患者血清と健常人血清を区別することは難しく、私の実験でもカットオフ値の設定はできませんでした。まだまだ課題は多くありますが、結核の迅速な血清診断法を確立することを目指してこれからも研究に励みたいと思います。 最後になりましたが、今回の研究発表は本学の海外研究旅費助成を受けて行うことができました。このような貴重な経験をさせていただいたことに、心より御礼申し上げます。 健康栄養学科 助手 柴田 満
2012.10.03
人間環境デザイン学科の学生(有志)が、弾丸直島バスツアーに行ってきました!
9月25日(火)五位堂駅7時集合→21時解散という、この弾丸ツアーは、人間環境デザイン学科加藤ゼミが、第10回店舗モニターで五位堂駅南側の「ジャパントラベルステーション」様にモニターに伺ったのがきっかけで、学生の『直島に行きたい!』という思いを、社長さんが学割価格かつ日帰りで実現してくださったものです。 当日は3,4回生の19名が参加しました。 朝7時に集合し、貸し切りバスに乗り込み約4時間。宇野港(岡山)からフェリーに乗り込み、一路、直島に向かいました! 直島といえば、現代アート・芸術作品が有名です。 ▲宮浦港では、さっそく巨大な「赤かぼちゃ」がお出迎え。この「赤かぼちゃ」は水玉の女王:草間彌生さんの作品です。 ▲自動車の交通量も少ないので、全員がレンタサイクルで散策しました! ▲海沿いの山道を進んでいくと、「地中美術館」がっ! 建築家・安藤忠雄氏が設計。美術館そのものが芸術作品となっています。 門前の道沿いには、クロード・モネの絵画「睡蓮」そっくりの「地中の庭」がつくられていて、館内には、モネの「睡蓮」と、直島に長くかかわってきた現代を代表する美術作家ジェームズ・タレルとウォルター・デ・マリアの作品が永久設置されています。 ▲その他にも、直島には、美術館とホテルの機能が複合した施設「ベネッセハウス」や島の南端(つつじ荘界隈)には「黄色のかぼちゃ」など、モニュメントがいっぱい!! ▲本村地区には、空き家を改修し空間を作品化した「家プロジェクト」などがあります。 館内は、すべて写真撮影禁止でしたので、詳しくご紹介できませんが、学生たちにはとっても良い刺激になりました。 ▲島内は、役場や学校・・・ゴミ箱に至るまでアートな感じです! ▲レンタルサイクルショップの隣には、直島銭湯「I❤湯」があって、若い人で賑わっていました。 19人の畿央生は、弾丸直島ツアーを満喫して、夕方4時のフェリーに乗り込みました。 帰路のバス車内では、ジャパントラベルステーションさんからのご厚意で、サプライズ『ビンゴ大会』が催され、第二ラウンド「直島のお土産争奪戦」で盛り上がりました! また、今回の弾丸ツアーには、ジャパントラベルステーションの井村社長さんが、社長自ら添乗してくださいました。楽しい旅をありがとうございました♪ 【参考記事】 産官学連携 第10回店舗モニター https://www.kio.ac.jp/information/2012/09/10-2.html
2012.10.02
学生広報スタッフblog vol.36~ヘルスチーム菜良交流会レポート!
こんにちは!健康栄養学科3回生、学生広報スタッフの寺西優希です。 2012年9月23日(日)に、奈良県庁にてヘルスチーム菜良交流会が行われ、私もヘルスチーム菜良のメンバーとして参加しました! ※ヘルスチーム菜良は奈良県健康福祉部健康づくり推進課が主導で管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学農学部、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されています。 参加人数は4大学合わせて37名で、畿央大学からは9名が参加しました。 まず初めに第2期奈良県食育推進計画および食育アンケート調査結果などを奈良県健康づくり推進課の松田さんからお話頂き、その後高校文化祭・オープンキャンパスでの活動を順に報告しました。 ▲畿央大学が香芝高校文化祭での活動内容の報告を行っている様子です! 詳細は、香芝高校での活動内容については健康栄養学科「ヘルスチーム菜良」~香芝高校文化祭に参加しました!を参照ください(^^) ▲帝塚山大学が提案した「県内大学生が創る奈良の未来事業」について発表されている様子です。この未来事業は奈良県庁の推進課から高い評価を得たもので、私たちの今後の活動の参考にということで発表して頂きました。 奈良県民の現状として野菜摂取不足が挙げられており、特に奈良県女性の野菜摂取量が全国35位と大変低い順位であり問題だと考えられています。この政策は女性をターゲットとした内容となっています。最終目標として野菜を積極的に摂取する生活スタイルの確立から医療費削減につながる生活習慣病予防を掲げていて、様々な角度からのアプローチが可能な政策だと感じました。 この後、5グループに分かれて交流会を行いました。 「高校生からの若い世代への食生活改善の啓発活動について、ヘルスチームとして何が出来るのか、また何を伝えていきたいか」を話し合うことに。 (さらに…)
2012.10.02
学会発表でオーストラリアに行ってきました。(理学療法学科福本先生)
少々前ですが、7月19日から3日間、オーストラリアのブリスベンでISEK2012(国際電気生理運動学会)が開催され、参加発表のためにオーストラリアへ行ってきました。 この学会は前回イタリアで行われ、今回で二回目の参加でした。 前回のイタリア大会の時は森岡教授とニューログループの先生方との参加であったため、金魚のフンのように教授にくっついて行動をしておりましたが、今回は大学院生との参加であったため、非常に緊張しました。 私が緊張すると大学院生も皆が緊張してしまうので、事前準備ということで発表前日の夜、ホテルの一室で英語による予演会を行うことにしました。 緊張を解きほぐすためというのが目的でしたが、英語のみと言ったとたん…沈黙…… 少しずつ声が出始め、日本語も交えながら、最終的にはいつもの大学院ゼミのようになり、軽く1時間は超え、全員の顔が変わってきました。 写真はその時の様子ですが、この写真を見た人からは『これはやらせだろぉ~』とよく言われますが、これは正真正銘オーストラリアのホテルでの予演会の様子です。 それぞれが自分の研究をする姿勢まで変わった国際学会でした。 …余談… 学会発表前の緊張を解きほぐすには、ゼミより予演会より・・・地元のお酒が一番有効でした(^_^;) 理学療法学科 准教授 福本貴彦
2012.10.01
理学療法学科 田平先生の2012年欧州呼吸器学会への参加レポート
この度2012年欧州呼吸器学会に参加してきました。学会は、9月1~5日にオーストリア、ウィーンのReed Messe Wienで開催されました。この学会は、呼吸器の医師や医療従事者を対象にした学会では世界最大級であり、呼吸器の基礎から臨床まで幅広い演題の発表がありました。 私は、9/2(日)に”Exercise capacity: from elite athletes to severe impairment”セッションで”Skeletal muscle oxygenation during exercise in patients with chronic respiratory failure”という演題をポスター発表しました。ポスター発表は、ポスターの前に立って、参加者と討論するイメージがあったのですが、この学会ではほとんど(全て?)のセッションで、1演題につき質疑を含めて10分程度の口述発表の時間が設けられていました。事前情報がなかったため、セッションが始まってから口述発表の準備をしたのですが、不十分ながらも何とかプレゼンできたと思っています。 セッションのChairmanは、Romer LM、 Neder JAの2名で、特にNeder氏一派は、COPD患者の骨格筋の酸素動態に関して多数報告しており、私も研究で良く参考にしている研究者でした。私の演題では、近赤外分光法(NIRS)による酸素抽出率やその解釈について、chairmanから「大きな問題がある」と指摘を受けたのですが、承知の上で提示しており、それが本研究の解釈の限界であることを伝えました。またNIRSの指標についても質問がありましたが、脱酸素化ヘモグロビンが最も良い酸素利用の指標であることは明らかでないという点や、Fickの式から考えると組織酸素飽和度がベストの指標であると考えていると伝え、最終的には問題はあるが興味深い演題との評価をもらいました。参加者からは、発表で用いた式の理解が難しいとの質問を受け、ポスターのコピーを用いて手書きで説明しました。その他にも機器のことや、呼吸不全という表現はおかしいとか、沢山の質問やコメントをもらいました。 その他、今回一緒に参加した大学院生(D3有薗さん)や友人の発表、そして興味のある演題を聞きに行き、いくつか質問しました。印象としては、日本の呼吸器学会や体力医学会とレベルの差は感じないのですが、違いはただInternationalであり、討論するにはもっと英語力を付けなければと再認識させられました。いずれにしても、以前参加したWCPTより多くのDiscussionができ、またNeder氏とも意見交換出来て、とても充実した学会になりました。 健康科学部理学療法学科 教授 田平一行
2012.09.29
学長訪問 -その9- 卒業生より
教育学部卒業生の曽我麻里子です。 8月4日、母校に戻ってきたところ、学長先生との面談が叶いました。 教師になる夢を叶えて大学を巣立ち、はや一年半がすぎました。 勤務先では、多くの方にご迷惑をかけたり、クラスのことで悩んだり、授業が上手くいかずに悔しくてトイレでこっそり泣いたりもしました。 それでも思うのは、「先生になってよかった。」ということです。 困った時は必ず助けて下さる先輩先生や、教育について語り会える同僚、なにより子どものかわいさに触れるたびに、幸せを感じます。 だからこそいつも「子どもを導ける教師になりたい」「もっとたくさん学びたい」「もっと仕事を能率よくこなしたい」など、思いは尽きません。 その思いを先輩先生に話すと、「教師が一番怖いのは、その向上心をなくした時ですよ。」といわれました。 幸い私には、学長先生や廣瀬先生のように、常に教育に理想を持ち、実践されておられる憧れの先輩がおり、多くの理想を語り合った学び舎「畿央大学」があります。 たくさんの心のよりどころを奈良において、愛知で一生教師でありたいと思います。 学長先生におかれましては、私たちの心のよりどころとして、これからもお元気で、凛としたお姿で私たちを見守り続けていただきたいと思います。 お忙しい中、時間を割いて会って下さって本当にありがとうございました。 愛知県公立小学校勤務 曽我麻里子 (教育学部卒業) ※曽我さんは、在学時に『学長訪問』の記念すべき第1号となられた方です。 https://www.kio.ac.jp/information/2011/02/post-350.html
2012.09.27
学生広報スタッフblog vol.35~第2回APTSA-Japanセミナーレポート!
こんにちは!理学療法学科3回生、学生広報スタッフのほーりーです。私は理学療法学科の学生による団体、APTSA-Japan(Asia Physical Therapy Student Association-Japan)の運営委員をしています。2012年8月28・29日に、京都大学国際セミナーハウスで行われた“第2回APTSA-Japanセミナー”に参加してきたのでレポートします! まずは簡単にAPTSAの紹介をしたいと思います。APTSAとは「アジア理学療法学生連盟」の略で、アジア9カ国の理学療法学生による学生主体の団体です。11月にはフィリピンにてThe 3rd APTSA congressの開催が予定されており、APTSA-Japanはそれに向けて準備を進めています。つまり、海外の学生と交流を持つことができる団体なのです!! セミナー参加者:畿央大学(14名)神戸大学(7名)京都大学(2名)大学院生(2名)理学療法士(2名)教員(2名)司会進行役:畿央大学健康科学部理学療法学科 松本大輔先生 海外またはAPTSAに興味のある学生が自主的に参加しているのですが、見て分かる通り畿央生が多くを占めていました! 【APTSAとAPTSA-Japanの紹介】 まずはじめに、松本先生、畿央大学卒業生で現在京都大学大学院生である吉村和也さんからAPTSAの紹介がありました。その後、学生からAPTSA-Japanとして行っている活動の報告を行いました。 アメリカスタディーツアー、タイスタディーツアー、The 3rd APTSA congress、日韓合同カンファレンスへの参加etc…これらの活動は異なった大学間で活動しており、色んなところで様々な人たちが頑張っていることを知ることができました。 【特別講演:フランスの理学療法士とは】 フランスで理学療法士として活躍されている立花先生を講師として招き、フランスの理学療法の歴史、教育、将来についてお話していただきました。初めて聞くフランスの話はとても面白く、日本とフランスの違いを感じることができ勉強となりました。フランスと日本の1番の違いは、やはり「開業権がある」ところです。ほとんどのPTが開業しており地域の身近なところにPTの存在があることで、フランスでのPTの知名度が高いことも初めて知りました。また実習形態も日本とは違うことや国試がないことにも驚きました。国試がない代わりに、実技テストやレポート課題が厳しいようです。その他にも様々な違いを知ることができ、その国の人の特色や背景を知ることでさらに「海外ってすごいなあ」と思いました。だからといって日本がだめだということではなく、その国に合うものが1番いいということも改めて感じました。 【ディスカッション:global healthにおけるこれからのリーダーの発展について】 グループでディスカッションを行い、お互いの理解を深め、自分たちの考え・思いを伝え合いました。APTSA-Japanの運営委員はもちろんですが、運営委員以外の参加者と交流ができたことはとても嬉しかったです。また今回の参加者は海外に行ったことがある人が多く、さまざまな視点でのディスカッションができたのではないかと思います。私も今年の3月にフィリピンへ行き、フィリピンの学生と話をしたり、病院や小児施設を見学してきました。海外を知ることで、今の日本の現状をより感じることができました。また海外の学生はとても向上心があり、日本の外でも頑張っている友達がいると考えると「私も頑張らなくっちゃ!」という気持ちになりました。 今回のセミナーを通して、畿央大学の学生だけでなく他大学の学生やPTとして活躍されている先輩方とたくさん話ができて多くの刺激をいただきました。そして何よりも一緒に頑張っていく仲間が増えたことがとても嬉しかったです。この輪を、もっと広げることができたら、少しでも興味を持つ人が増えたら嬉しいです。これからも様々な活動を行っていく予定ですので、APTSA-Japanをどうぞよろしくお願いします! HP:http://www.aptsaweb.org/index.htmlMail:aptsa-japan@live.jp
2012.09.26
2012年度「FD研修会」が開催されました。
9月13日(木)16:00から、L棟L203講義室にて、畿央大学教育推進室が主催して「2012年度FD研修会」が開催されました。 FDとは、Faculty Development(ファカルティ デベロップメント)の略で、教員が授業内容・方法を改善し、向上させるための組織的な取組みの総称です。 本学では、毎年、FD研修会を行っていますが、今年は新たな試みとして「授業の分析に取り組み、その成果を教職員全体で共有すること」をめざしました。 本学で実際におこなわれている身近な授業をビデオで撮影し、それを分析してみようという今回の企画。 北田善三先生(健康栄養学科)、島恒生先生(現代教育学科)にご協力いただき、お二人の授業を撮影したビデオを、西端律子先生(現代教育学科)に分析・ご報告していただきました。 最初に西端先生から授業分析の目的と方法についてご説明があり、その後、北田先生と島先生の授業ビデオを視聴して、それぞれの授業の特徴について参加者同士が小グループに分かれて話し合いました。 グループ内で出た意見は代表者に発表していただき、北田先生と島先生からもコメントをいただきました。身近な同僚の授業とはいえ、普段なかなか他人の授業を目にする機会が少ないこともあって、どの参加者も真剣な眼差しで授業ビデオに見入っていました。 ビデオ視聴後の話し合いでは、「授業者が学生に身近な話題を振ったり、絶妙なタイミングで質問を投げかけたりして、積極的に学生の参加を促している」「授業者が教室内をよく歩き回っているのが印象的」といった意見が出ました。西端先生の分析によると、お二人の先生の授業には、「学生の顔と名前をしっかり覚えている」「授業開始の前から教室でスタンバイしている」「わかりやすい板書やグループワークの導入など各所に工夫がこらされている」といった共通点があるとのことでした。やはり優れた授業には何らかの共通したエッセンスが含まれているものなのでしょう。 いうまでもありませんが、大学教育とは各大学のローカリティの上に成り立っているものです。そうした意味でも、身近な授業から優れたエッセンスを見つけ出し、それを自らの授業改善に活かしていくことは、FDの実践として理に適ったものだといえるでしょう。 畿央大学での数々の優れた授業は本学にとって貴重な財産です。畿央大学の教育力向上のために、今後も優れた授業を発掘し、そのエッセンスの分析・共有を進めていくことが大切だと感じました。 (教育推進室 授業改善専門部会 教育学部助教 石川裕之)
2012.09.26
奈良県流域下水道センターのイベントに出演しました!(アカペラ部ADVANCE#)
9月10日は『下水道の日』ということで、9月8日・9日には、奈良県流域下水道センターでイベントがありました。 私たち「アカペラ部ADVANCE♯」は、浄化センター(大和郡山市)で2日間にわたり計4回行われたイベントの一つに参加させていただきました! アカペラで、「花火」「となりのトトロ」「Everydayカチューシャ」「アンパンマンのマーチ」を披露!! たくさんのこども達と一緒に歌ったり手拍子したり、とても楽しい時間を過ごすことができました。 その後、金魚すくいや、ヨーヨーすくい、綿菓子作り、ストラックアウトなどをして、子どもたちと一緒に遊びました。 施設がとっても大きく、お水が美味しかったり、私たち自身も驚くことがたくさんあり、めったに入ることのできない浄化センターの仕組みなども学ばせていただきました。 この2日間、暖かく私たちを迎えてくださった奈良県流域下水道センターのみなさん、地域のみなさんに感謝しています。ありがとうございました!! アカペラ部 川﨑絵里奈(看護医療学科2回生)
2012.09.25
被災地で卒業研究をしている学生を紹介します。(人間環境デザイン学科藤井ゼミ)
東日本大震災の被災地である宮城県石巻市で卒業研究をがんばっている学生を見に行きました!! 人間環境デザイン学科4回生の藤井ゼミの妙本咲季さんは、昨年の夏休みに東日本大震災復興のボランティアをしていました。 その時の経験と実績を元に卒業研究は「東日本大震災」をテーマにしたいと考えており、今年8月下旬から宮城県石巻市で震災復興ボランティアをしています。 ▲石巻では、ピースボートがボランティアの統括の中心になっています。建物の入口前にいるのが妙本さん。 妙本さんは記者ボランティアとして活動を行っています。 具体的な活動内容は、仮設住宅向けのフリーペーパーの発行に向けた取材や記事の執筆などですが、他にも港での漁業復興のお手伝いや仮設住宅での住民たちへ向けたケア、被災者にむけたイベントなどの活動を中心に行っています。 これらの活動を通して課題を絞り、ここでの経験を卒業研究として発表する予定です。 ▲こちらはボランティア用の宿泊施設です。もともとは飲み屋だったところを提供してもらっています。 ボランティアさんは基本的に寝具なども持参のため、妙本さんも寝袋で寝ているとのことでした。 ▲宿泊先の中です。ここで十数名のボランティアさんが寝泊りしているようです。 石巻も海の近くですので、津波の被害に遭っています。 ピースボートセンターの建物も宿泊施設も1階部分はほとんど浸水してしまったようです。 ▲奈良から遠く離れた場所での再会を記念し、写真撮影☆ まだ石巻にきて3週間ということで、環境に慣れるので精一杯で、卒業研究のテーマは絞りきれていないようです。しかし、いろいろな出会いや経験を通して充実した日々をすごしているようです。 これから寒くなっていきます。体に気をつけてがんばってください!! 人間環境デザイン学科助手 長井典子
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