カテゴリー

畿央の学びと研究

2012.08.03

2012年度前期マミポコ・キッズの活動も無事に終わりました!!

近隣の小学生を対象に室内遊びや外遊び、伝承遊びなどの活動を行う「マミポコ・キッズ」。 4月からはじまった前期マミポコ・キッズは、7月までに計6回の活動をもって終了となりました。最後の2回の活動もブログで紹介したいと思います。 第5回の活動は、外遊びでした。 「ボール回し」では、どうすれば早くゴールすることができるか、それぞれのグループで話し合いながら、楽しく活動することができました。「ねことねずみ」では、グループの友達だけではなく、グループ以外の友達とも一緒に活動しました。今回の活動では、子どもたちが元気よく走っている姿がとても印象的でした。 第6回の活動では、最終回ということもあり、緊張している子どもも少なく、最初から笑顔いっぱいの活動ができました。 魔法の国ポコワールドという設定の中で、グループで協力しながら遊ぶ活動をしました。友達に成功するコツを教えてあげたり、どうすればうまくいくのかを話し合ったりする中で、たくさんの協力が見られました。 最後に、グループごとにこれまでの活動と子どもたちの成長を振り返りました。 グループリーダーからプレゼントをもらって、子どもたちはとても嬉しそうでした。 マミポコ・キッズでは、第5回・6回の活動の時に、保護者の方々にアンケートを書いていただきました。 感想・意見の中には、「参加してよかったです」「子どもが毎回楽しみにしていました」「家でよくマミポコの話をしていました」「子どもの成長が見られました」「学校の宿題の日記には、よくマミポコのことを書いていました」といった、私たちにとってとても嬉しい感想・意見をいただきました。 中には、改善点などを書いていただいた方もいて、わたしたちが気付けなかったところにも気付くことができました。 2012年前期マミポコ・キッズはこれで終了となりますが、これからも保護者や地域の方々とのつながりを大切にし、活動をより良いものにするために、私たち大学生スタッフがさらに成長していきたいと思います。 後期の活動は10月からです。これからもよろしくお願いいたします!  

2012.08.02

鳥人間コンテスト本番で京都大学"Shooting Stars"チームをメディカルサポート!

鳥人間コンテストで、島田パイロットが体力の限界に挑戦!2012(平成24)年7月29日(日)に開催された、読売テレビ「第35回鳥人間コンテスト」2日目の「人力プロペラディスタンス部門」のフライト順5番目に、出場回数19回を誇る古豪京都大学“Shooting Stars”が飛行。 京大チームを応援する畿央大学理学療法学科メディカルスタッフ(田平先生、福本先生、松本先生)がフライトをサポートしています。この日は福本先生、松本先生がフライト直前のパイロット島田恵輔さん(京大工学部3回生)の体調診断・サポートを行いました。 鳥人間コンテストで使用する飛行機は極力軽く製作されていて操縦するパイロットも無駄な脂肪を減らし強靭な筋力体質の身体を1年以上かけて作っていることに驚かされます。ボクシングの選手がするような体重管理とトレーニングを毎日行うのですから想像を絶するものがあります。それをフライト本番の何分かの時間に出し切ります。 この日の天候条件はあまり良くなく陸上では無風状態でしたが、各チームともテイクオフに細心の注意を払っていました。それでも京大チームはプラットホームからは順調なスタートが切れました。島田君曰く、まったく落ちる気配がなかったのに気が付いたら水の中だったとのこと。京大Shooting Starsの今年の夏はこうして終わりました。 この模様は8月27日(月)夜7時から読売テレビで放映されますので、お楽しみにご覧ください。 【参考記事】今年も京都大学鳥人間コンテスト出場チームShootingStarsを応援しています。https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/shooting-stars-1.html 3月16日測定の様子 「京都大学ShootingStars」を支援しています!https://www.kio.ac.jp/information/2012/03/shooting-stars.html  

2012.08.01

古民家の測量調査 その4 ~人間環境デザイン学科三井田ゼミ調査~

今年の4月からはじまった古民家測量ですが、いよいよ今回は、家の持ち主に改善計画をプレゼンテーションしました!! ご主人はお蕎麦屋さんを開くのが夢とのことです。 奥さんは今後の家族のあり方に合わせて、昔ながらの間取りだったお家を住みやすく快適にしてほしいということでした。 ▼図面を見ながら、説明をしています。 今回の計画案は、蕎麦屋用の広い板間と畳敷きの部屋に厨房を確保し、奥の蔵をご夫婦の寝室兼居間になるように改築するという案でした。 蔵と蕎麦屋は渡り廊下でつながる計画になります。 お二人ともほとんど建築の知識はなく、図面の意味を説明しながらのプレゼンは、学生が就職した際の予行練習にもなりました。(プレゼンをした4回生二人は住宅メーカーの企画営業に就職予定です。) ▼プレゼンが終わった後は、建物の地盤面の測量を行いました。 レベルと箱尺を使用しての測量。なかなかプロっぽいです(笑。) 前面道路から中庭までしっかり計りました!! ▼調度品の細かいところも確認のために測量しました。 この日の気温は30度をゆうに超す暑さでした。 蚊にも悩まされつつ、暑さを冷えピタなどでしのぎながら、エアコンの効きにくい屋内と外部を測量しました。 次回8月末にも測量とプレゼンを行います。 どんなプランが出てくるか楽しみです!! 【関連記事】 ▼古民家の測量調査 その1 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-504.html ▼古民家の測量調査 その2 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/2-7.html ▼古民家の測量調査 その3 https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/post-537.html

2012.07.31

「第7回畿央大学パッククッキング講習会」を実施しました

2012年7月28日(土)、7回目となる「パッククッキング講習会」を開催! 『パッククッキング』とは、真空調理の理論を利用し、ポリ袋を利用した調理法のことをいいます。利点は、火を使わず安全に、簡単に、一人分の調理ができるところにあります。出来上がりも、焦げたり、煮くずれや煮詰まることなく、うま味を逃がさず、味が均一となり、失敗がありません。 このパッククッキング講習会は、回を重ねるごとに受講希望者数も増え、メニューも充実してきました。今回も健康栄養学科の浅野恭代教授が講師となって、男性の参加者もぐんと増え、小学生から80代の方まで幅広い年齢層で、42名が受講されました。 献立は、鯖缶のドライカレー、カレイの白ワイン蒸し、ゴーヤチャンプルー、フルーツゼリーの4品。受講生のみなさんは8グループに分かれて調理開始。知らない方同士でもすぐに親しくなられ、和気あいあいと協力し合って調理されていました。 パッククッキングは真空調理のため、袋中の空気抜きと調味料の計量がポイントとなります。うまく空気を抜く方法として、ポリ袋を水の中に沈め、手のひらで抑え、袋の空気を抜く水圧方式を教えていただきました。 加熱中に袋が破れたりすることなく、みなさん素晴らしい出来上がりでした。今回は夏らしい献立で、ゴーヤも使用されていましたが、白みそと砂糖で甘味を加え、ゴーヤが苦手だった方や初めてという方にも食べやすかったようです。 「ほとんどの料理がパッククッキングで調理可能です。時間がたつまで放置できるのが良いところですが、ポリエチレン袋を使っての調理に抵抗がある方もいらっしゃいます。万が一燃えてもポリエチレンは二酸化炭素と水が発生するだけで、無害であるので、心配はありません。」と浅野先生から説明がありました。今回、パッククッキングを仕事に活かしたいと参加されたホームヘルパーやケアマネージャー、栄養士の方からは「ためになった」「是非今後に活かしたい」との意見をいただきました。他にも、「ポット1つで調理ができて驚いた」「鯖缶の臭みがなくすごくおいしいドライカレーだった」「調味料が少なく、油も使用しないので大変ヘルシー」「年に1度といわずもっと開催してほしい」など、たいへん好評でした。

2012.07.31

健康科学部1回生「ベーシックセミナー発表会」が行われました!

大学での自律的な学びのスタイルと学習スキルを身に付けるために、健康科学部1回生の必修科目として設けられている「ベーシックセミナー」の発表会が、7月26日(木)と7月30日(月)に、それぞれ2グループに分かれて講義室で行われました。 理学療法、看護医療、健康栄養、人間環境デザイン学科の学生が、学科を超えて配属されたゼミに分かれ、学生たちが決めたテーマについて、教員の指導を受けながら主体的に研究した内容が発表されました。 学生たちはパワーポイントを駆使しながら、動画や音楽を組み込むなど工夫を凝らして限られた時間内で発表しました。実施後のアンケートでは 「プレゼン能力や資料作成能力が上がった」「他学科の学生との交流が有意義だった」「大学での学びの方法が分かった」 などの意見が目立ちました。 各発表会場では、ゼミ指導と担当頂いた先生方全員から講評を頂き、「今後の大学での学びに役立てて欲しい」、「アカデミックな学習とは何か、自発的な態度で今後も臨んで欲しい」との激励の声を学生たちに掛けて頂きました。 今年の各ゼミのテーマは次の通りです。★7月26日(木)  ~KB02講義室~ 前岡ゼミ 「NO MUSIC, NO LIFE」林田ゼミ 「ディズニーランドのアトラクションについて」     「恋愛における心理的行動について」中山ゼミ 「じゃん、けん、ぽん」喜多ゼミ 「十人十色のとらえ方~男女の好みの違い / 兄弟構成による内面の違い~」峯松ゼミ 「Food eaten together ~プリンに醤油~」福本ゼミ 「スマートフォンについて」冬木ゼミ 「しぐさ」 ★7月26日(木)  ~KB03講義室~ 松尾ゼミ 「好感度Get ♡♡ ~あなたの心にロックオン~」 高野ゼミ 「メタンハイドレート」 岡本ゼミ 「合コンで生き残るための術」 舩瀬ゼミ 「バラ色の人生を歩む~あなたの恋を応援します~」 石川ゼミ 「外見から分かる印象と心理―内面も大事だけど外見も大事だよ―」 畑野ゼミ 「アイドルの謎」「人の美について」 ★7月30日(月)  ~L102講義室~ 岡田ゼミ 「ワンピースの魅力」 對中ゼミ 「人見知りについて」 藤井ゼミ 「睡眠」 岡本ゼミ 「男女の恋愛観の違い」 生野ゼミ 「血液型別性格はどれほど当っているのか」 今北ゼミ 「なぜ、方言男子・方言女子にキュンとくるのか?」 冬木ゼミ 「ディズニー」     ★7月30日(月)  ~L103講義室~ 高取ゼミ 「占いって気になりませんか」高野ゼミ 「地震 30年後ってどうよ? What can we do?」古川ゼミ 「映像を通して考えるモテしぐさ」南部ゼミ 「ジブリ」寺田ゼミ 「韓国に親しもう」瓜谷ゼミ 「メイク~化粧~」

2012.07.25

第4回KSM(卒業生の理学療法勉強会)を開催しました。

畿央大学理学療法学科卒業生(4期生)の櫻井一平です。 平成24年7月22日(日)に第4回KSMを開催しました。 KSMとはkio study meetingの略で、私たち畿央大学4期生が中心となって立ち上げた勉強会です。 そして、そのKSMも今回でついに4回目を迎えることになりました。 月に1回の開催ですが、私たちにとってとても有意義な時間となっています。 今回のテーマは ①脳画像からの病態解釈とアプローチ法の検討 ②がんリハビリテーション ③運動学習 といった内容でした。 第3回までは運動器系がメインのテーマが多かったのですが、今回は運動器系についての発表は一切ありませんでした。 そのため、ディスカッション内容もいつもと違い、新鮮な感じの雰囲気での勉強会となりました。 毎回、時間を忘れるくらいの熱いディスカッションが行われているのですが、今回も参加しているメンバーはそれぞれ違う病院で違う分野を学んでいることもあり、いろんな視点からディスカッションをすることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。 次回は、8月19日(日)に開催予定です。 常に向上心を持って取り組むことで、毎回発展させた質の高い勉強会にしていきたいとメンバー一同考えていますので、このKSMレポートをご覧になっている皆様には、そんな私たちの姿をやさしく見守っていただきたく思います。 そして、時にはご指導、ご指摘いただけると幸いです。 【過去の勉強会の様子】 ▼第1回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-502.html ▼第2回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2ksm.html ▼第3回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/3ksm.html

2012.07.24

健康栄養学科「給食経営管理論実習」レポート

健康栄養学科では、管理栄養士として給食の運営をできるようになるため、安全で栄養バランスも考えた、食べる人に満足してもらえる給食をつくる「給食経営管理論実習」という授業があります。実際の給食施設に準じて大量調理をするための<給食経営管理実習室>で行われます。1. 管理栄養士班2. 調理師班3. サービス班の3班が役割を分担し、今まで学んできた知識をいかして気持ちをこめておいしい給食を作ります。まず、管理栄養士班は、献立・お金の管理・タイムスケジュール等給食運営の全体を考えます。調理師班は、管理栄養士班と打ち合わせをし、調理補助を行います。サービス班は食券を購入してくださった方に心地よく食事をしてもらえるような環境を整えます。 2回生でも給食の実習があるのですが、今回は前回よりもレベルアップをはかってテーマを決めて献立を考えました。私たちのテーマは、ビタミン!不足しがちなビタミンを多く摂れる献立にしました。そんな本日の献立は・・・ ・ごはん・鮭のムニエル・ラタトゥイユ・野菜のオーブン焼き・みかんゼリー みんなで意見を出し合って考えた献立です。 当日の実習の様子です。 食中毒を出さないよう衛生管理には特に気をつけています。食器や調理器具は必ず消毒済みのものを使用し、食品に直接手で触れる場合には、ビニール手袋を着用します。また、加熱する食品については、中心部が75℃で1分以上加熱されていることを確認し、病原微生物を除去しています。 ▽野菜のオーブン焼き 調理中 ▽スチームコンベクション調理の中心温度測定中 ▽盛り付け&配膳 ▽できあがり♪ 提供する給食自体が栄養教育の教材として、食事の組み立て方、料理の方法、味つけ、料理の選択方法など食に関するさまざまな情報提供の役割をもっています。さらに管理栄養士班はポスター、卓上メモ、献立カードなども作成し、わかりやすく栄養についてお伝えする工夫をしています。 ▽給食提供中 ▽献立のポイントを説明したポスター ▽卓上メモ 本日の献立の栄養価は… ▽献立カード 食券を購入して下さった方にお渡しします。 給食を食べて下さった方には、アンケートの記入をお願いしています。食事の内容だけでなく、媒体やサービスなども含めた全体で今日の給食を評価していただきます。「おいしかった!」という感想は本当に嬉しいですが、厳しいご意見から反省し学ぶことがたくさんあります。貴重なご意見、いつもありがとうございます。 そして今回は特別に学長の冬木智子先生にお召し上がりいただきました! 管理栄養士班の中原・中村が今回の給食のテーマや食材の説明や工夫点を伝えました。 普段なかなかお目にかかれない冬木学長先生に給食を届けに行くのはすごく緊張しましたが、喜んでくださるお顔を見た時に気持ちがほぐれ、私たちも幸せな気持ちになりました。給食の実習は大変なことが多いのですが、給食を食べていただいた方の「おいしい!」の一言や笑顔で、今まで頑張ってきてよかった(^^)と思える素敵な授業です。 健康栄養学科3回生 中原恵

2012.07.19

堺屋太一さんに旧名柄郵便局の計画についてプレゼンテーション!!~三井田プロジェクトゼミ~

昨年度、御所市役所に人間環境デザイン学科学生がリニューアル計画案を提出した旧名柄郵便局について、堺屋太一さんから意見をいただきました。 堺屋太一さんは幼少時代、御所市に住まわれており、実はその頃過ごされていたお家も旧名柄郵便局の近辺にあります。 今回の計画を耳にされて、堺屋さんよりぜひ意見交換をしたいという申し出を受け、7月13日(金)御所市役所内でその機会を持ちました。 堺屋さんご自身、この郵便局にはかなりの思い入れがあり、子ども時代の郵便局にまつわる思い出をいろいろとお話してくださいました。 堺屋さんは、この旧郵便局の建物を日本全国から観光客が訪れるような、そんな施設にしたいと思っておられるようでした。 ▲色紙にお言葉もいただきました!! ▲実は、この日は堺屋さんの77回目の誕生日でした!!学生と御所市役所の方も交え、『ハッピーバースデー』を歌いました♪ 御所市役所での意見交換が終わったあとは、現地の郵便局を見学しました。 ▲懐かしそうに、じっくり外観を見られています。 ▲中にも入っていただきました。 昨年度測量したときよりもさらに梁や柱が下がってきています。 早く改築しなくては・・・!! 短い間ですが、じっくりとお話ができ、充実した一日でした。 堺屋さん、ありがとうございました!!違う視点からの提案をいただき、また改善案を練り直してみようと思います!! 【関連記事】 三井田ゼミの取り組みを、産経新聞が取材! https://www.kio.ac.jp/information/2012/01/post-461.html 御所市連携「旧名柄郵便局修改築事業」で東川市長にプレゼンしました。 https://www.kio.ac.jp/information/2011/11/post-438.html 御所市にある旧郵便局の実測調査をしてきました!! https://www.kio.ac.jp/information/2011/10/post-420.html

2012.07.18

おかめ納豆のタカノフーズから特別講師!「食品設計開発学演習」

健康栄養学科2回生対象「食品設計開発学演習」で、おかめ納豆で有名なタカノフーズから講師を招いて授業を実施! 2012(H24)年6月29日(金)および6月30日(土)、健康栄養学科2回生対象「食品設計開発学演習」(担当;岩城、松村、柴田)の中で、今年も「納豆づくり」を実施しました。 講師は、タカノフーズ(株)研究所の坂本晋一様と五十嵐直樹様。坂本様はおいしい納豆づくりのための開発研究を、五十嵐様は商品開発をされているそうです。 タカノフーズ(株)研究所 坂本様(左)と五十嵐様(右)による実演   <納豆づくり作業> ●煮豆を作る 今回の納豆づくりに用いる大豆はとても小さく直径5mmほどですが、一晩水に浸すと水を吸って2倍くらいの大きさに膨れます。その大豆を圧力鍋で蒸して煮豆にします。蒸すことによって殺菌効果も期待できます。大豆を蒸している間に、坂本様に納豆の講義をしていただきました。納豆の発酵に必要な3要素は、①水 ②空気 ③温度 だそうです。 圧力鍋で大豆を蒸す準備中   坂本様による納豆の講義   ●納豆菌づくり&納豆菌接種 納豆菌は市販の納豆からとります。熱湯消毒した瓶に熱湯を8分目くらいまで入れ、そこに市販の納豆をスプーン1杯くらい入れ、よく撹拌すると納豆菌液の出来上がり!煮豆がまだ熱いうちに納豆菌のシャワーをかけていきます。 納豆菌液作成中   納豆菌を煮豆に接種!   納豆菌は熱にとっても強い!80~90℃の熱で他の雑菌は死んでしまいますが、納豆菌の芽胞(がほう)は生き残ります。 芽胞はとても強い構造を持っており、環境が悪化して通常の細菌が死滅する状況に陥っても生き残ることができます。しかし芽胞の状態では休眠状態です。生き残った芽胞が、再び納豆菌の増殖に適した環境に置かれると、芽胞は発芽して納豆菌になります。 ●トレー容器に盛り込み 納豆菌を接種した煮豆をトレー容器に入れます。重さの目安は50g、真ん中が盛り上がるように入れるのがコツです。納豆の乾燥を防ぐために市販の納豆にはフィルムがかかっていますが、今回はラップフィルムで代用、通気用の穴を5ヶ所ほど爪楊枝で開けました。 納豆菌を接種した煮豆50gを慎重に量っています。        納豆の乾燥を防ぐためフィルム作成中   ●発酵~熟成まで 発酵の熱源は使い捨てカイロと恒温機(40℃)の2つを使用しました。カイロの方は発泡スチロール箱を使用し、豆が乾燥しないように水を入れた容器も一緒に入れます。約18時間おいてじっくり発酵させました。このとき、納豆菌が窒息しないようにフタにタオルをはさみ密封しないことが大切です。恒温機(40℃)も同様に18時間が目安です。発酵終了の目安としては軽く糸が引いているくらい。冷蔵庫へ移して寝かせることで、うま味がたっぷりとでてきます。じっくり1日寝かせると、納豆の完成です!! 2~3日後に試食、とてもおいしい納豆ができました♪ 学生アンケートでは「納豆が健康によいということは知っていたが、今回の講義でより詳しく納豆の栄養価について知ることができた」、「納豆が簡単に作れたことに驚いた」、「納豆にビタミンKが多いことは知っていたが、発酵によりゆでた大豆に比べ124倍に増えることに驚いた」など、貴重な体験を喜ぶ声が多数ありました。健康栄養学科2回生は納豆大好きな学生が多く、タカノフーズの坂本様、五十嵐様にも大変よろこんでいただきました。 タカノフーズの坂本様、五十嵐様、特別講義ありがとうございました。 使い捨てカイロで発酵(軽く蓋をします)        恒温機(40℃)で発酵中   おかめ納豆 made in Kio University    みんなで試食♪  

2012.07.11

2012年前期マミポコ親子ひろば 7月の活動!

近隣の未就園児の親子を対象に、毎週月曜日の午前10:00~、大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。 普段は自由遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどの活動をして、元気いっぱいに遊んでいます。 行事やその他、さまざまなイベントも企画しています。 7月のイベントとして、2日の活動日に七夕の制作活動をしました。 一人一本用意した笹に折り紙を折ったり、折り紙を切り、そこにシールを貼ったり、絵を描くなどして、思い思いの飾り付けをしました。短冊には家族の願い事など、様々な願いが書かれていました。 去年、はさみが使えなかった子がはさみを上手く使っていて子どもの成長を感じることができました。 親子の思いがつまった、素敵な笹が出来上がっていました。 前回設置したお絵かきコーナーにて、学生が描いたコーナーの看板の絵に反応し子どもが真似をしようとしている姿がありました。     そこから、先生のアドバイスを受け、考えた結果、子どもに固定概念を植え付けることのなく、想像の世界をより広げることができるように、子どもたちが書いてくれた絵を貼るように環境を工夫しました。子どもたちも自分の絵を貼ってもらうことに喜びを感じた様子で、とても嬉しそうでした。 7月9日の活動をもちまして、2012年前期の親子ひろばの活動は終了となります。後期になって成長した子どもたちに会えることが、楽しみです! マミポコ・親子ひろば 現代教育学科3回生 中田 春佳