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畿央の学びと研究

2012.08.19

畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.1

畿央生15名がイギリスに留学中です! 2012年8月17日から9月16日の日程で本学の学生15名がイギリスのレスターに語学留学中です。 このプログラムは、毎年夏に行われるもので語学(英語)のみならずホームステイ体験、文化体験等ができる内容が充実したプログラムです。では、現地の様子を写真とともに報告いたします。 関西空港から乗り継ぎようやくロンドンに到着しました。合計13時間超のフライトにもかかわらず、疲れも見せず笑顔で記念撮影をしました。(滞在先ホテル前にて) 一夜明けて2日目。現地在住のガイド、カミングス田代さんにイギリス生活の心得を学びました。実際に町に出て、歩きながらイギリスの交通事情等についてレクチャーを受けました。日本とは違う様々な事に学生たちは興味津々でした。 その後、場所を移してイギリス生活・文化講座が始まりました。第1部は、カミングス田代さんによるイギリス生活講座です。イギリスのお金の使い方から安全面についてのレクチャー、そして多民族国家イギリスについて具体的な事例とともに語っていただきました。現地にいるからこそわかる、感じる話に学生達は真剣に聞き入り、全員が懸命にメモを取っている様子が非常に印象的でした。 (さらに…)

2012.08.17

畿央大学呼吸・循環リハビリテーション研究大会 -大学院:田平研究室-

2012年8月11日・12日の残暑厳しき折、畿央大学田平研究室主催の『平成24年度 呼吸・循環リハビリテーション研究大会』が、三重県伊賀市にあるサンピア伊賀(上野の間)で開催されました。この研究大会も今回で第3回を数え、演題登録数も年々増え、2日間で14演題の発表がありました。 三重県伊賀市といえば『伊賀忍者のふるさと』、『俳聖松尾芭蕉の生誕地』として有名な場所です。 一歩足を踏み入れると、同じ志を持つ仲間、自然と歴史に囲まれ、本学の建学の精神「徳をのばし、知をみがき、美をつくる」にふさわしい研究大会となりました。 1日目は14:30開始。田平教授の開会のあいさつがありました。続いて、田平教授、1期生増田さんが座長を務め、M2の5名(赤壁さん、井上さん、今津さん、平山さん、芳野さん)と卒業生4期生乾さん、鈴木さんの発表がありました。発表後の質疑応答では、ときには厳しい意見もありましたが、温かい言葉も多く、より的確なアドバイスをもらい、私たち聴衆にとっても大変勉強になるものでした。 4時間に及ぶ1日目の発表後は、松尾芭蕉にゆかりのある天然温泉「芭蕉の湯」につかり、みんなで一日の疲れを癒しました。 19:00から懇親会があり、その宴会のころには、共通の話題をもつもの同士、和気あいあいと話をすることができました。そして、専門領域の話題が尽きず、二次会も行われました。次の日発表があるにもかかわらず、全員が遅くまで二次会に参加しました。 誰も強制されていないのに全員参加している光景に、田平研究室の調和と居心地の良さを感じました。 2日目は7時に起床し、朝食後、9:00から発表開始となりました。座長はD3井出さんが務め、M1の4名(山下さん、山本さん、わたし、久保さん)と卒業生3期生眞鍋さん、1期生増田さん、田平教授の発表がありました。私たちM1は計画している研究案の発表が主でした。また、眞鍋さん、増田さんは循環器系の発表で、機器の説明から症例紹介まで、充実した内容でした。最後に、田平教授にも発表をして頂き、院生が行っている研究テーマに則した内容の講義で、非常にまとまりのある研究大会となりました。 この2日間で感じたことは、田平研究室は現役院生の関わりだけではなく、卒業生ともつながりを持つことができ、卒業生にも親身になって相談にのってもらえる、素晴らしい環境です。研究分野は、呼吸器系だけではなく循環器系の基礎研究から臨床研究まで幅が広く、かなり多岐にわたる内容を行っている研究室です。 完成した全員分の抄録を眺めていると「自分も頑張らないと!」と励みになり、来年度は一回りも二回りも成長して、この研究大会に参加したいと思いました。 (M1 森田 真一) ※M;Master(修士課程) D;Doctor(博士後期課程)。現在、修士課程4期生までが卒業しており、5期生がM2(2回生)、私たち6期生がM1(1回生)です。

2012.08.14

産学連携 女性専用フィットネスクラブ業界NO.1"カーブス広陵"との共同研究2年目をスタート!

畿央大学は、隣接する商業施設エコール・マミ内にある「カーブス広陵馬見店」と連携して2年目。 地域のみなさまに健康増進プログラムを提供しています。 “カーブス”は世界で8,000店舗、約400万人の会員を有し、日本国内でも1,000店舗、40万人を超える規模に成長している、女性専用フィットネスクラブです。10種類以上の健康体操機器を自分に適したメニューで1日30分、好きなときに好きな運動を続けて行うことを習慣づけ若さを保つことをめざしています。 2012年(平成24)年8月8日と10日の両日、畿央大学の小体育館で今年第1回目の骨密度測定会を行いました。 女性の場合は更年期を迎えると骨を維持する女性ホルモンの低下によって、男性よりも急速に骨密度が低下することが知られています。年齢に応じた骨密度と比較して自分の数値がどの位置にあるかを知り、運動と食事摂取によって改善・維持していくことが求められていますが、畿央大学の教員(理学療法学科松本先生、健康栄養学科喜多先生・吉居先生)が骨密度を測定し、その結果に基づくアドバイスを行っています。 まず骨密度測定会には今年の新規加入会員を中心に、両日で約130人のカーブス会員さまが来られました。 骨密度測定会に先んじて、7月7日(土)には健康栄養学科吉居先生によるカーブス健康講座「見直そう!食習慣」をエコールマミ内のホールで開催し、約50人の会員様が聴講されました。 1人あたり1日のエネルギー必要量と毎日の食事からのカロリー摂取量の目安を知ること、体格指数BMI(ボディ マス インデックス)の意味、主な食品のカロリー量の知識、健康には適度な運動と食事、十分な睡眠がカギとなることが話されました。 畿央大学では大学主催で実施している公開講座やセミナーのほかに、近隣市町村等の公共団体、PTA家庭学級、企業などからのご要望に応じた出張講義も行っています。今回の健康講座もその一環として行いましたが、関心をお持ちの方は大学企画部までお問い合わせください。

2012.08.13

小学生5・6年生向け「ひらめき☆ときめきサイエンス」を実施しました。

小学生高学年と保護者17組が調理科学と運動科学を学びました! 2012(平成24)年8月11日(土)、独立行政法人日本学術振興会への応募採択事業「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~『お母さんの手作り料理の味は一生忘れないってホント? 調理科学の不思議体験』を開講しました。 遠くは大阪府から、奈良市、橿原市、御所市はじめ地元広陵町、香芝市等から元気な小学校5・6年生17名(保護者同伴)が朝10時から夕方4時まで、講義・実習・実技など盛り沢山の授業時間割にそって、食と運動について楽しく学び、夏休みのよい思い出づくりになりました。 ▲受講後、冬木智子学長(前列中央)・スタッフらと記念撮影 午前10時からの開講式(ご挨拶、オリエンテーション)に続いて、1限目は畿央大学健康科学部健康栄養学科教授山本隆先生による講義「なぜ好きな食べ物、嫌いな食べ物ができるのだろう?」。 食べ物の好き嫌いにはいろいろな原因がありますが、決定的なことは食べた時に「おいしかった」「楽しかった」といった喜びの感じ(快感)が生じると好きになり、「まずかった」「食べた後で気分が悪くなった」といういやな気持(不快感)が生じると嫌いになります。そして、これらは幼児期の経験が成長するにつれても尾を引きます。小さい頃に食べさせてもらった愛情豊なお母さんの味は、一生忘れない好きな味になります、と保護者であるお母さん方に語りかける場面も多くありました。 小学生受講者は前の方、保護者は後ろの席で一緒に受講! そして、本イベントの実施責任者でもある健康栄養学科助教上地加容子先生による「味覚の測定」実験を行いました。 「しょっぱい、すっぱい、うまみ、あまい、にがい」などの五味の他にも「からい、しぶい」などがあり、こく、香り、歯ざわり、温度、色、つや、形など舌・歯・目・耳・環境や雰囲気、体調などによっても味覚の感じ方は変わります。 味覚の感じ方を1~5段階レベルで測定し、レーダーチャート化します。 結果は3限目の上地先生の授業で説明されました。 (さらに…)

2012.08.10

おからから抽出し水溶性大豆多糖類について~浅野研究室レポート~

水溶性大豆多糖類は酸性乳飲料やデザートなどのたん白質を分散安定させるほか、ご飯・調理麺のくっつきや硬化の防止、気泡安定化機能によるお菓子の食感の改善など多彩な機能を持っています。 また整腸効果も期待されており、今回私たち浅野研究室ではその効果を実証するために研究を進めています。 私たちの研究では、この水溶性大豆多糖類の 入った試験飲料を飲んでもらい2ヶ月間にわたる 排便日誌や記録や身体測定を通して、排便への 影響を観察しています。 対象者の方は20代の学生から90代の高齢者まで、 幅広い年代の方にご協力していただいています。 2012(平成24)年8月9日、その試験飲料を作っていただいている不二製油株式会社3名の方にお越しいただき途中経過を報告しました。 不二製油さんは水溶性大豆多糖類を利用した商品開発や機能性の研究にも取り組まれています。 研究へのアドバイスや激励の言葉をいただき、今後の研究につながる有意義な時間となりました。 これからもみんなで頑張っていきます(^ε^)★

2012.08.08

運動器リハビリテーションセミナー(応用編)が行われました!

今年度から理学療法学科の新たな取り組みとして開催しました『運動器リハビリテーションセミナー』。8/5(日)に、その第2回目「応用編」を行いました。 このセミナーは運動器疾患に対する理学療法アプローチの基礎となる解剖学、運動学を始め、基本的治療アプローチであるstretching, strengthening, coordinationなどを最新のtopicsを交えて「もう一度学ぶ」というrecurrent教育を重要なコンセプトの1つとして掲げています。 参加者は本学卒業生をはじめとした若手理学療法士が多く、どの講義も真剣な眼差しで聞いておられました。 今回の内容は関節可動域運動および伸張運動の基礎から応用、筋力増強運動に関する最新の知見を含む運動効果、転倒予防のための身体機能に関する研究動向、神経筋協調トレーニングにおいては、その定義からバイオメカニクスとの関連性についてまで掘り下げた内容でした。 どの講義も、若手理学療法士が明日からでも臨床場面に取り入れることができ、治療プログラムを計画するにあたって参考となる内容ではなかったでしょうか? 次回はいよいよ実際の疾患・障害別のリハビリテーションについての「臨床編」です。 乞うご期待を! 【参考記事】 運動器リハビリテーションセミナー(基礎編)開講!! https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/post-517.html

2012.08.07

冒険遊び場☆流しソーメン

人間環境デザイン学科齋藤ゼミの4回生たちは、卒業研究として(※)「冒険遊び場」の実践に取り組んでいます。 7月の『冒険遊び場』では、流しソーメンをしました。 職員(学生支援センターの上田さん)のご厚意により、青竹をいただきました。みんな初めての経験です。   先ずは、鉈で竹を半分に割ります。 これが、なかなか難しい(>_<)                   半分に割った竹の節を取っていきます。                 縁をペーパーで磨きます。              ソーメンが流れてくるのをワクワクして待ちます。 お腹がふくれたら、今度はソーメンを流す役も楽しい。 「自分の責任で自由に遊ぶ」ことをモットーとする「冒険遊び場」では、水遊びやどろんこ遊びが人気です。 子どもも学生も泥だらけ。 学生たちがインターンシップなどの予定があるため、8月はお休み。 次回開催は9月15日です。自由にご参加下さい。 汚れても気にならない恰好で来て下さいね。   (※)『冒険遊び場』とは「自分の責任で自由に遊ぶ」ことをモットーに、禁止事項を極力なくし、水遊びやたき火など普通の公園ではできない遊びを子どもたちが体験できる遊び場所です。 また、その運営に地域の住民の方が関わることにより、地域全体で子育てするというまちづくりの側面も併せ持っています。

2012.08.05

今年も15名が合格!! インテリア設計士!!

第52回「インテリア設計士2級資格試験」が本学が試験会場となり、7/14(土)・15(日)の2日間にわたって開催されました。 本年度は人間環境デザイン学科から16名が受験しました。合格率は約94%という高い水準です。試験日は学科の課題とも重なりかなりハードな状況でしたが、皆さんよく頑張りました。 合格者は以下のとおりです。(主に3回生・敬称略) 石田友恵・上田彩乃・北林将馬・倉本香菜子・高橋大亮・谷玲佳・寺田祐太・西川夕稀・野口祥未・羽瀬将幸・樋口早紀・松尾祐香里・松田妃代・山本伊織・水脇卓也 皆さん本当におめでとうございました。

2012.08.05

学生広報スタッフblog vol.28~「教育実習」レポート

こんにちは!学生広報スタッフ(教育学部現代教育学科)森です(*^ω^*)ノシ もうすぐ夏休みということで! 今年の目玉だった教育実習のお話をしたいと…!! 私は養護教諭(保健室の先生)の免許を取得するので、自分の母校の小学校へ今年の5月の中頃に1ヶ月間実習へ行ってきました(^^☆)!! 登校中には「なんて挨拶しよう…実習うまくいくかな~」なんて、いろいろ考えながら母校の門をくぐったのですが、挨拶しようとした矢先、母校の先生に言われた言葉が、「森さん!?森さん!!早く運動場に!!ほら走って!!荷物は校長室に置いておいたらいいから!!」。 とにかくスーツのまま運動場へ走って見た光景は、大きな望遠鏡をセットしている校長先生と太陽の観察用のメガネを持ったたくさんの先生たち。 そうです、実は実習初日は今年話題となった「金環日食の日」だったのです! 日食を見ながらほのぼのと先生たちに挨拶しているうちに児童たちが登校してきて一緒に日食を見ました((*^^)♪ 初日の金環日食のおかげで登校中の緊張が一気になくなり、たくさんの児童が顔を見に実習中会いに来てくれました♪ また、5月~6月は健康診断の真っ最中だったので、全学年の児童と触れ合う機会があり、たくさんの保健指導の場を持つことができました!!この実習でした保健指導と保健学習は全部で19回と、他の実習生の中でも多かったようです(>_<)!! 順調に実習を進めていく中でたくさんの児童と触れ合うことができ、大学で座って聞く講義では学ぶことのできないたくさんのことを自分の肌や目、五感を通して学ぶことができました。 実習にいくまで自分が想像していた児童像と実際の児童とは、かなりかけ離れていてビックリすることは多く、もっともっとたくさんの子どもたちと日頃から触れ合うことが大切だな、とも感じました。 また、母校の先生方の児童に対する考え方はとても尊敬することが多く、特に校長先生の「子どもたちがこの学校を“第2の家”だと思ってくれるようにしたい。心から安心できる学校にしていきたい。」という言葉が印象的でした。 どの先生も“他人の子ども”と言うよりも“自分の子ども”のように児童と同じ視線で、第一に児童のことを考え、日々児童と向き合っていることがひしひしを感じられました。 先生たちのそんな立ち振る舞いが児童たちにちゃんと伝わっていて、私の母校では、不登校の児童や保健室登校の児童はおらず、朝挨拶するために校門に立っていると一人一人すごく輝いた笑顔で登校してくる児童ばかりでした。 この実習で学んだ多くのことを活かし、これからも勉強していきたいと思います(^^)

2012.08.04

学生広報スタッフblog vol.27~授業紹介「日本語と表現」

暑中お見舞い申し上げます。 看護医療学科1回生、きーさんです! 前期日程も全て終了し、いよいよ楽しい夏休みですね。 今回は、授業の紹介です。 きーさんが前期に受講した中から、「日本語と表現」という科目について紹介したいと思います。 この講義は、「表現に関する基礎的な技能を積み上げ、論理的かつ魅力的な文章の作成に必要な知識と技能の習得を目標」(シラバスより抜粋)とした、大学生としての初年次教育にあたる選択科目です。 講師は、森ゼミの占部礼二先生と飛鳥井郁枝先生(共に非常勤)です。 ▼占部礼二先生              ▼飛鳥井郁枝先生 例えば、このブログの文章。1行目以降が下記の文章だったらいかがでしょう? 「暑中お見舞い申し上げます。  看護医療学科1回生の喜島と申します。  前期日程も全て終了し、楽しい夏休みが来ます。」      ↑  一見、丁寧なようですが、語尾が全て「ます。」で終わっていてリズムに変化が無く、読み手を飽きさせたり、稚拙な印象を与えてしまったりしそうですね。 そこで、語尾を工夫したり、体言止めといった手法を使って文章にリズムを付けます。 お二人とも、すごく情熱的に授業を進めて下さって、こういった技巧的な文章スキルは勿論の事、人生とは、人間とは…という、深い物事まで学べたように思えます。 占部先生の「一点突破の文章術」や「半径3mの世界と定点観測」等は、目から鱗が落ちる内容! 飛鳥井先生の「ココロぷるぷる文章講座」は、感動モノ! 内容は、授業を受けてみてのお楽しみ(笑) 文章を書く上で必要な「技術」と「心」。その両方を学べた貴重な講義でした。 占部先生、飛鳥井先生、本当にありがとうございました♪ 最終講義後、みんなで記念撮影!! (さらに…)