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畿央の学びと研究

2012.06.09

「かしはらスイーツレシピ・プロジェクト」第3回勉強会

プロの職人から学ぶ和スイーツの作り方 6月5日(火)夕方6時、調理実習室に健康栄養学科1~3回生の約50名が参加して、橿原にちなんだスイーツレシピを開発するプロジェクトの第3回勉強会を行いました。 前回(5月15日)講師をしていただいた大和高田市に本店のあるウエダベーカリー専務猶原秀和氏が、今回は夏の「和スイーツ」の代表格“くずきり”と“わらび餅”を手ほどきしてくれました。 参加学生たちは5限目終了(5時50分)まで授業がびっしり詰まっているため、いつも6時に開始し、8時過ぎの終了まで本当に忙しいなか、頑張っています。 この日は調理実習のあと、個別グループからの質問も相次ぎ、9時まで熱心な授業が続きました。 猶原講師による「スイーツづくり実習」では、洋と和の基本を学びましたが、今後学生のみなさんがアレンジしてレストランや喫茶店で橿原らしいメニューになるスイーツを考案していただきます。 次回は6月19日レシピ相談会でお悩みごとなどアドバイスの時間を持ち、7月7日はいよいよ学内コンペとなります。 【参考記事】 4/17説明会の様子  https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-498.html 第1回勉強会の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/1-10.html 第2回勉強会の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2-6.html 橿原市内見学ツアーの様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/post-510.html

2012.06.08

学生広報スタッフblog vol.20~Welcome Festival

はじめまして。学生広報スタッフ、看護医療学科2回生の福井です!(^^)! 5月29日に「Welcome Festival(通称ウェルフェス)」を開催しました。 ウェルフェスとは、新入生の皆さんが私たちと一緒に部活動に参加して、楽しい大学生活を送ってくれたらいいな、と思い開催に至ったものです。 参加してくれたのは、音楽サークル「EMC」さん、演劇部「劇団パレっト」さん、アカペラ部「ADVANCE#」さんの3団体です。 まずは、EMCさんが発表してくださいました。 1曲目はなんと自作の曲を披露してくれました!!!♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!。 キーボードとエレキギターが奏でる音色は、会場のテンションを一気に上げてくれました。 2曲目はギターソロで演奏してくれました。 アコースティックギターを弾く姿は、めちゃ×2カッコよかったですO(≧▽≦)O 最後に、ギター、キーボード、ドラムの3重奏でウェルフェスをしっかり彩ってくれました。 どの演奏も素晴らしかったです!!。☆(p。・∀・q)(p・∀・。q)☆ 次に発表してくださったのは、演劇部の皆さんです。 2つの劇をやってくれました。 どちらもコメディーで面白かったです\(^○^)人(^○^)/アハハハハ♪ ひとつめは、腎臓がピロシキになってしまうというお話です。 後で聞いた話、後半ほとんどがアドリブだったと言うから驚き(°Д°!!)です ですが、そんな事を一切感じさせない劇でした。 二つ目は「アイス」 4人兄弟がアイスの味をめぐって、バトル!! そこには、兄弟間の壮絶な争いと思わず笑ってしまう展開が盛りだくさんでした ヾ(@^▽^@)ノわはははは (さらに…)

2012.06.07

6月6日(水)金星の太陽面通過を観察しました。

6月6日(水)には、太陽と地球の間を金星が通過して、太陽の表面を動いていく様子がみられました。 5月21日の金環日食に引き続いての天体ショーを、今回も現代教育学科奥田俊詞准教授と看護医療学科福森貢教授と中尾非常勤講師が中心となって大学の渡り廊下から観察しました。 休憩時間に駆けつけた学生はもちろんのこと、通りすがりの学生も興味津々でした。 日食観察用グラスで観察すると、小さな黒い点が見えます。 めがねを忘れた学生は「見えない」と残念がっていましたが、天体望遠鏡による投影や、太陽望遠鏡を覗き込んで納得していました。 次の太陽面通過は、105年半後の2117年12月ですので、心配されていた天候が回復して観察できたことは、とてもラッキーでした。 ▲ディジタルカメラにフィルターをつけて撮影しました。 様々な波長の光が含まれる白色光による太陽像です。(9時52分撮影) 黒点よりもひときわ大きい金星の影が、はっきりと見えました。 ▲太陽望遠鏡(コロナドP.S.T)で撮影しました。(12時3分撮影) 水素原子から放射されるHα線という光にしぼって見ることができ、太陽の彩層を観察することができます。 黒点や白斑、プロミネンスがよく見えました。   【関連記事】 ▼金環日食(5/21)7時30分前後の動画 https://www.kio.ac.jp/whats/120521.html ▼キャンパスから"金環日食"がくっきり見えました! https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/post-512.html

2012.06.06

理学療法学科 福本准教授が企業と「転倒予防と捻挫予防の靴下」を共同研究!

現在、テーピングの効果を施した靴下やストッキング、サポーターがたくさん市販されていますが、その靴下を見てみると『実際にはそんな走行でテーピングは巻かないぞ!』とか、『その巻き方ではそんな効果はないはず!』というものが多々あります。 ▲私は、このような思いから靴下の製造販売を行う岡本株式会社と共同で、テーピング機能を有した靴下の開発に着手し、この度商品化されました。 まずは教科書通りのテーピングラインを試してみるとうまくいかず、次に繊維強度を上げ、テーピングラインを強めにすると履きづらくなり…試行錯誤の上に出来上がった靴下がこれです。 今回は衣料品としての販売ではなく、医療品としての販売ですのでスーパーなどには並びません。 逆に、医療品ですので『転倒予防』という言葉をコピーとして使用可能になっています。 また、パンフレットの用語も医学用語がそのまま使われていますので少々わかりにくい内容になっていますが、高齢者の方にはぜひ試していただきたいと思います。 履くだけで歩きやすさを実感してもらえる靴下ができましたので、『私の病院の売店においてあげるよ!』『私も試してみたい!』という方がいらっしゃいましたら畿央大学へお問い合わせください。 転倒予防靴下ちらし.pdf 理学療法学科 准教授 福本貴彦

2012.06.05

畿央大学から生まれた『イメージの科学』 書評

理学療法学科の森岡周教授、松尾篤准教授編集の書籍『イメージの科学』が三輪書店より出版されました。 リハビリテーションの分野において実際に運動を実施する前にこれから実施する運動をイメージする「運動イメージ」に関する基礎、臨床研究が進み、臨床においても利用され、そのエビデンスが構築されつつあります。 本書は「イメージ」とその神経基盤、臨床適応、治療介入に関する世界的な研究成果を紹介し、それらの知見が、臨床に導入され、リハビリテーション対象者に還元することを主旨としています。 すべての章について、「運動イメージ」を応用した治療の開発、臨床応用に関する研究に取り組んでいる畿央大学のニューロリハビリテーショングループ(教育研究者、大学院生および大学院修了生)が携わり、執筆しています。 時代の要望に合った本書は、今年5月末神戸で開催されました第47回日本理学療法学術大会においてもダントツの売り上げ1位でした。 理学療法学科 助教 岡田 洋平

2012.06.04

畿央大学運動器リハビリテーションセミナー(基礎編)開講!!

畿央大学運動器リハビリテーションセミナー(基礎編)を開講しました!! 平成22年度からスタートしたニューロリハビリテーションセミナーに続き、今年度よりスタートの「畿央大学運動器リハビリテーションセミナー」の第一回目となる【基礎編】を、6月3日(日)に開催いたしました。基礎編については受付開始日の夜には定員〆切となり、多くの希望者に受講して頂けない状況になって申し訳なかったのですが、実施当日には全国各地から100名を超える方々にご参加いただきました。 基礎編では、臨床現場では日頃あまり触れる機会のない、運動器リハビリテーションのための基礎研究についての内容が中心でした。9時から18時まで、「骨」・「筋」・「関節」・「神経」・「バイオメカニクス」について学び、5コマにわたる研修会でしたが、参加者の皆さんは、熱心に聴講しておられました。 スタッフ側もはじめての開催とあって試行錯誤しながら企画・運営をしてきました。本セミナーでは8月に応用編、10月に臨床編、来年1月に実践編を開催する予定です。実践編については現在も受け付けています。 これからも参加者の方々の反応やご意見も参考にしながら、さらに充実したセミナーにしていきたいと思います。 ご期待ください!

2012.06.02

学長訪問 -その7-

被災地ボランティアサークルHOPEFULです。 今回は、このサークルをつくるきっかけにもなった宮城県気仙沼市でのボランティア活動について、冬木学長先生とお話がしたいと思いこのような機会をいただきました。 訪問前には、この被災地ボランティア活動ではどんなことをしたのか、また活動していく中でどのようなことを感じたのかを、限られた時間の中で、何をどの順番でどのように話せばよいのか分からず、大変不安でした。しかし、実際に訪問すると、学長先生から今回の話題を切り出してくださり、とてもスムーズに話を始めることができました。 私たちは、できるだけ現地のリアルな様子を伝えたいと思い、気仙沼で撮ってきた写真を持って行きました。それらを見ながら、被災地に行くことになった経緯や、現地の人々の様子などをお話させていただきました。学長先生の知人の方にも被災された方がおられ、その方の当時の様子についても聞く事ができました。 学長先生は、私たちの緊張している姿を感じ取ってくださったのか、途中、私たち自身のことについて質問してくださいました。出身地や家族のこと畿央大学に入ってどう感じたのか、どうして教育に携わろうと思ったのか、など個別に質問してくださり、私たち一人ひとりと向き合って話をしてくださったことがとても印象的でした。 その後、被災地だけでなく、子どもにとっての先生は一生覚えている存在であることや、教育の対象は人であることなど、教育者として何が大切な事なのかについてもお話していただきました。 今回の訪問を通して、私たちが特に心に残ったことは、学長先生がおっしゃられた「心がついてこないと人とは関われない」という言葉でした。被災地でも、被災地域に住む方々は優しさであふれており、また助けあいの心が根付いていました。そのため、その言葉を聞いた時、自分自身とても納得することができました。 また、若い時の経験がその後の人生に大きな影響を与えるという言葉も、今後も被災地支援活動をしていこうとする私達に向けられた激励の言葉のように感じられました。 今回はこのような機会をいただき、本当にありがとうございました。 教育学部3回生 細川・玉木 2回生 松田       

2012.06.01

冬木智子特別奨励賞・畿央大学特別奨励賞の授与式

平成24年度冬木智子特別奨励賞・畿央大学特別奨励賞の授与式が、5月31日(木)昼休み、C棟エントランスホールにて執り行われました。 「冬木智子特別奨励賞」は、冬木智子理事長が私財を寄附し設立した特別奨励基金により、本学に在籍している学業・人物・諸活動で優秀な成績を上げた学生に、褒賞・奨励金の授与を行うもので、各学科から1名、合計5名が選ばれました。 「畿央大学特別奨励賞」は、前年度1年間の成績に基づき各学科各学年(2~4回生)1名(教育学部は各学年2名)を選考の結果、本年度栄誉に輝いたのは18名でした。   教職員、学生たちが見守るなか、理事長より賞状と奨励金が一人ひとりに手渡されました。 授与後の学長挨拶のなかで、建学の精神である「徳をのばす、知をみがく、美をつくる」を実践していくことを願っており、またリーダーとして活躍する資質にふさわしい方々ばかりですので自覚を持って行動してください、と語られました。   授賞された学生のみなさん、おめでとうございました。

2012.05.31

中学校の一日見学実習を行いました!<教育学部>

2012年5月10日、17日に中学校一日見学実習をそれぞれ香芝市立香芝東中学校、香芝市立香芝北中学校で行いました。 この実習は、教育学部の英語科教育実習(中学校)の授業の一環として、将来英語教師をめざす学生7名が参加しました。実習の目的は、教育実習を直前に控え、教職をめざす者として中学校における学習指導、生徒指導及び生徒の実態を実践的、体験的に学ぶことです。 では、当日の様子を写真とともにご紹介します。 「おはようございます!」学生達の朝は、大きな声で挨拶することから始まりました。朝の挨拶運動を実施している生徒会の生徒に混じり、登校してくる生徒一人一人に挨拶。生徒達は、初めて会う大学生に戸惑いながらもしっかり大きな声で挨拶を返してくれました。 いよいよ生徒達と対面の時です。いつもとは違う緊張した面持ちで生徒達に自己紹介をしました。中には、英語で自己紹介する機会を頂いた学生達もいました。正確な発音に気を配り英語で自己紹介する姿を生徒達は真剣な眼差しで聞き入ってくれました。 自己紹介後はさっそく英語の授業を見学させていただきます。英語の授業をいかにコミュニカティブにしていくか。その工夫が随所にあふれる授業ばかりで学生達は真剣にメモをとっていました。また、中学校側のご好意で授業を単に見学するだけではなく、授業の中で生徒と掛け合う機会も頂きました。音読練習のパートナーや会話の練習、中には突然のALTからの授業協力の依頼もありました。でも、ここはさすが大学生。しっかり英語で受け答えをし、授業のお手伝いを立派に務めました。 昼食は、生徒とともに頂きました。お弁当は、学生達の手作り弁当です。おいしいお弁当と弾む会話。楽しいランチタイムになりました。 香芝北中学校に伺った日はちょうど中間考査1週間前。放課後に考査前の英語補習があるとのことで学生達も参加させて頂きました。補習内容は、中学1年生を対象にしたアルファベットの大文字、小文字。生徒達は、習ったばかりのアルファベットに格闘していましたが、お兄さん先生が生徒達をしっかりサポートしました。学生達の指導に生徒達も真剣な様子でした。 (さらに…)

2012.05.30

スペインの国際大会で、本学教員が日本の英語教育について発表しました

本学現代教育学科ランディ・ムース先生がスペインの国際大会で日本の小学校における英語教育について発表しました。現地での様子を寄稿頂いたのでご紹介します!   2012年5月10・11日、スペインのバルセロナのUniversidad Autonoma de Barcelona で開催された「2012 TRICLIL」という国際大会に参加しました。 合わせて300人ほどの参加があり、それぞれの参加者は“小学校における外国語活動”に関する様々な発表を行いました。 特に注目を浴びたのは、現在ヨーロッパで盛んになっているCLIL(Content and Language Integrated Learning/内容言語統合法)です。CLILとは、外国語を独立科目として教えるのではなく、外国語で他の科目(たとえば理科や社会など)を教えるアプローチのことです。 CLILの世界でよく知られた研究者であるCambridge UniversityのNeil Mercer教授が、小学校での外国語活動、特に英語教育の最新の研究結果を発表しました。 また、このTRICLIL 国際大会で畿央大学のRandy Muthと、阪南大学のMartin Parsons が、共同研究の成果を発表しました(日本の教育事情についての発表は、私たち二人のみです)。 この発表では、日本の教育制度にヨーロッパのCLILの学習法を導入の必要性とともに、そのまま導入するのではなく、日本の独自の文化要素に適合させることが不可欠であることを主張しました。 この20年間、日本の英語教育の改善に向けて様々な教育の法改正等が行われたものの、まだ日本のTOEIC IBT平均点は世界各国と比較して「最も低い国の一つである」という悲しい現状があります。 一方、ヨーロッパではこの10年間で各国にCLILが導入されて大きな成果が出ています。日本においてもCLIL法を導入した学校がいくつかみられますが、まだまだ全国的には浸透はしていません。 この大会で各国から来た英語の先生方と交流する機会に恵まれました。その事を通して感じたのは、「ヨーロッパの教育者は国の財産である子供達の英語力を高めるため、積極的に新しい教育法を取り入れる高い意識がある」ということです。 日本では23年度より小学校で英語が必須となりましたが、現在の受験の為のみの英語教育を見直すきっかけになればよいと思いました。 CLILの日本への導入の可能性を今後も検討・研究しながら、本学の授業の中でCLILを活用して自然な形で英語力を身につけられるような環境を将来的に作っていきたいと思います。 教育学部現代教育学科 Randy Muth