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畿央の学びと研究

2012.05.29

SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第3回目授業

自分たちで組み立てたロボットにプログラミングして走らせました! 2012(平成24)年5月28日畿央大学すぐ近くの真美ヶ丘第2小学校放課後の科学クラブ児童26名に対してSPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」の第3回目授業を行いました。 前回(5/21)からロボットの組立を始め、今回はいくつかの命令をプログラミングして実際に走行させます。 大学の指導教員2名(現代教育学科奥田俊詞准教授と情報に詳しい看護医療学科福森貢教授)および奥田ゼミ4回生2名、3回生1名がパソコンや部品を事前に準備し、児童3~4人ずつ8グループに分かれての作業をみんなでサポートしました。 今回使用しているのは「レゴ・ロボット」。 小学生にも簡単に組み立てられるブロックで、プログラムは走る・まわる・停止など単純な命令がアイコン化されています。 「進む」を10回命令すれば何10㎝進むかメジャーで測り、1回で進む距離を計算したあと、各グループのテーブルを右方向に1周させるにはどんな命令を与えればよいかなどをみんなで考えます。 ちゃんと1周まわったグループから、ヤッターの声が湧おこっていました。 独立行政法人科学技術振興機構(JST)では小学生から高校生までを対象に科学的なものの考え方を持ち将来のものづくり日本を背負う理数系児童生徒育てる目的でサイエンスパートナーシップ(SPP)事業を展開しています。 畿央大学ではこの事業に賛同し毎年応募・実施していますが、もうひとつの目的は一緒に帯同する学部学生のための学校インターンシップ、実際の授業に参加し児童たちにふれあい教え方や接し方を学ぶことです。 畿央大学教育学部の学生のほとんどは教師をめざしており、このような授業に参加することは彼らにとって絶好の機会でもあるのです。 趣味で覚えたトランプマジックをみんなの前で披露!一躍人気者になりました。 【関連記事】 真美ケ丘第2小学校科学クラブ向け「レゴ・ロボット」製作活動! https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2-5.html

2012.05.23

離島・へき地医療体験実習<看護医療学科>

看護医療学科のカリキュラムでは、4回生のはじめに3泊4日の『離島・へき地医療体験実習』があります。 4月に実習を体験した学生の声を紹介します!   私は離島・へき地医療体験実習で、三重県鳥羽市にある”神島”に行ってきました! 今回の実習では、島民の健康について考えることができ、島民の顔が見える医療を理解することができたと思います。 まず、島民の健康状態を知るために健康診査を行いました。島民の食事内容の傾向や、骨の健康状態を把握することができました。 また島民のみなさんと交流するために夕食会を行い、島のことをたくさん教えていただくことができました!とても楽しかったです(^^) この島には診療所が一つだけで、医師も一人しかおらず、緊急時対応が大変という難点もありますが、医師が島民それぞれの背景を理解しやすく、島民のみなさんも医師を信頼しておられるようでした。医師からも、島民のために・・・という思いが伝わってきました! 今まで実習でいくつもの病院に行きましたが、そこでは気付くことのできなかったことに島では気付くことができたと思います! 楽しく学べた実習でした! 今度機会があればぜひまた行きたいです(^^) 島民のみなさんや診療所の方々、先生方ありがとうございました!! 健康科学部看護医療学科4回生 西川郁

2012.05.22

キャンパスから"金環日食"がくっきり見えました!

みんなで金環日食フィーバー! 2012(平成24)年5月21日(月)午前7時過ぎから、徐々に太陽が欠けだし7時29分頃には完全なリング状になった“金環日食”ショー。 この日、近隣小学校では登校時間を30分遅らせる学校がほとんどで、日本国民が空を見上げて大フィーバーしました。 畿央大学では理数系・情報系の専門家、現代教育学科奥田俊詞准教授と看護医療学科福森貢教授の指導のもとに天体観測チームが結成され、金環日食が始まってから終了するまでをネットで近隣小学校向けに配信しました。 日食は、木漏れ日などでも確認することが出来ます。 大学のアリーナ(体育館)には巨大な木漏れ日を作り、楽しみました! 観測中は一時厚い雲に覆われましたが、太陽は雲間からはっきり見える状態が長時間続いたおかげでほぼ完ぺきなリングをとらえることができました。 7時30分前後の動画は大学のホームページから見ることができます。 https://www.kio.ac.jp/topics_news/3496/ 冬木学園は、5月21日は創立記念日で休講でしたが、補講などもあり約50人の学生が観測会に参加。近隣の小学生も来ていました。 リングがつながった瞬間、みんな大きな感動を覚え、歓声があがりました!

2012.05.22

「かしはらスイーツレシピ・プロジェクト」橿原市内見学ツアー

橿原の歴史文化に触れる風情豊かなバスツアー! 2012(平成24)年5月20日(日)9時30分、健康栄養学科1~2回生13名が近鉄八木駅前に集合し、昨年オープンした“かしはらナビプラザ”見学をスタート地点として橿原市内バスツアーに参加しました。 橿原商工会議所と健康栄養学科(指導教員浅野恭代教授、新谷実希助手)の連携事業「かしはらスイーツレシピ開発」事業も今年で4年目を迎え、過去多くの先輩方が携わって橿原のお弁当や食および工芸部門のお土産ものが商品化され今も販売中で、このプラザに並べられています。 バスは一路香具山へ向かい、ふもとにある天香山神社にお参りし、(古事記によると)この木の皮を焼いて占いにも使われた「波波迦の木」を見てきました。今回は訪れませんでしたが山奥にはパワーストーンである「月の誕生石」という巨大石があり、一昨年創作された大和芋と大和まなのモンブラン風タルトケーキの商品名にもなっています。 そして平城京より約10年前に出来た「藤原京」旧跡を見学。ここからは、香具山、耳成山、畝傍山や三輪山を眺望でき、今は一面野原になっていて建物は何もありませんが、発掘調査は続いています。 そして普段はめったに来ることのない(独)国立文化財機構奈良文化財研究所で発掘された土器・瓦、富本銭、復元模型などを見て回りました。 (さらに…)

2012.05.18

2012年度前期「マミポコ・キッズ」がはじまりました。

平成24年度前期マミポコ・キッズでは、4月~7月までの計6回、小学生54人を対象に、室内遊びや外遊び、伝承遊びなどの活動を行っています。 第1回の活動では、「名札づくり」や「なまえしゅりけん」といった名前を覚えることを目的としたゲームや、「いうこといっしょ やることいっしょ」や「伝言ジェスチャー」といったグループ意識を高める活動を行いました。はじめは緊張していた子どもたちも、楽しんでゲームに取り組んでいくうちに、緊張も解け、グループの子どもたちと仲良くなっていました。また、「○×ゲーム」では、全グループが交わって楽しく活動していました。 第2回の活動では、第1回よりも自分から友だちと関わること、今回から参加する友達の名前を覚えることをねらいに活動しました。最初に、名前を使って遊ぶ「となりのとなり」、グループごとに考えた動きでじゃんけんをする、「全身じゃんけん」などのアイスブレイクを行いました。その後は各自で思い思いの紙相撲を作って土俵をたたいて遊ぶ「とんとんずもう」をしました。個性豊かな紙相撲を使って楽しく遊ぶ姿が見られました。最後に、「フルーツバスケット」をしました。お題と移動の方法を大学生が考えて、それに合わせて、みんな元気に遊びました。 これから、子どもたちとの活動を通して、子どもたちの成長はもちろん、大学生一人ひとりも成長していくために、がんばっていきたいと思います。 なお、開催2回ごとに活動の様子をブログにアップしていくので、見にきていただけるとうれしいです。 よろしくお願いいたします。

2012.05.17

第2回KSM(卒業生の理学療法勉強会)を開催しました。

畿央大学理学療法科卒業生(4期生)の中田宏樹です。 平成24年5月13日(日)、同期の卒業生達と理学療法の勉強会を行いました。 勉強会はKSM(kio study meeting)と名付けております。 今年の4月に記念すべき第1回を行い、今回が第2回となります。 少人数での講義&ディスカッション方式で行っており、毎月開催予定です。 13:00〜18:00までの約5時間の勉強会ですが、先月と同様にあっという間に過ぎていきました。 各自が違う病院で働いているため、ディスカッションでは様々な視点から意見が飛び交います。 自分の病院だけじゃない意見が、より幅の広い考え方を育ててくれ、新しい発見をもたらしてくれるわけですね。 講義のテーマは ①内側型変形性膝関節症における軟骨破壊機序とPT戦略に必要な科学的知見 ②Functional-anatomy-of-ankle-joint ③テーピングでインソールを作る[即時効果の体験] ・・・といった感じでした。 今回は運動期系の話が多かったですが、今後は中枢疾患や内部障害に関する講義もどんどんやっていく予定です。 とりあえず… 卒業しても大学の仲間達と学べるってのは幸せだなぁと思います。 また来月も開催しますので、レポートをご期待ください! 【過去の勉強会の様子】 ▼第1回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-502.html

2012.05.16

「かしはらスイーツレシピ・プロジェクト」第2回勉強会

産学連携 橿原商工会議所コラボ 「かしはらスイーツレシピ・プロジェクト」第2回勉強会(実習編) プロの職人から学ぶスイーツの原点 2012(平成24)年5月15日、調理実習室に健康栄養学科の参加学生40名が集まり8つの班に分かれて、いよいよスイーツづくりの実習勉強がスタートしました。 コラボ先の橿原商工会議所(iチャレンジ岡橋委員長)が招聘していただいた猶原秀和氏(ウエダベーカリー専務)から代表的な洋菓子として「スコーン」と「焼きプリン」の作り方を学びました。 学生は大学の講義がびっしり詰まっているので、課外授業は18時から始まり20時には終了しなければなりません。猶原講師には、あらかじめ用意した見本や仕上だけを残し調理していただいたスイーツなどを駆使して、実演指導をしていただきました。 自社で販売しているスコーンのレシピをもとに、食材を変えることによりいろんなバリエーションが考えられること、抹茶は時間が経つとくすんだり苦味が出るなど、材料の特質を覚えたり食材を吟味する必要があること、生地の練り具合いや焼き上がり直前の色合い、熱加減が焼き菓子の命であることなどのコツもお話しいただきました。 プロの職人さんから教えていただけることで、聞く側の学生たちもしっかりメモをとったり、熱心さも一味違います。 さて、次回は5月20日(日)は橿原の名所旧跡や江戸時代繁栄した重要伝統的建造物保存地区である今井の六斎市などを見て回る観光バスツアーが予定されています。 また、第3回目勉強会は6月5日(火)です。ご期待ください! 【参考記事】 4/17説明会の様子  https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-498.html 第1回勉強会の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/1-10.html

2012.05.15

真美ケ丘第2小学校科学クラブ向け「レゴ・ロボット」製作活動!

2012年度SPP選定事業の真美ケ丘第2小学校で第1回目の授業を行いました。 独立行政法人科学技術振興機構(JST)では小学生から高校生の科学分野人材育成のための制度として、サイエンスパートナーシッププロジェクト(SPP)を毎年募集し展開しています。畿央大学では昨年度高校生向け企画に続いて、今年度は小学生を対象にした『マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!』を実施します。 2012(平成24)年5月14日、真美ケ丘第2小学校理科室において放課後の科学クラブ員25名(4~6年生)の児童に対して畿央大学の教員(看護医療学科福森貢教授と現代教育学科奥田俊詞准教授)および学生2名(教育学部4回生荻原君、永井君)が、第1回目の授業を行いました。 科学クラブでは理科の教科書などから毎年テーマを考えて実施しているそうですが、「今年は畿央大学の先生と学部生がロボット作りを教えてくれる」と聞いてクラブ員のみんなは大喜びでした!! みんなの興味をわかすため、あらかじめ作っておいたロボットを走行させました。 次回以降、走行ロボットを組み立てて回らせたり元の位置に戻ってくるプログラムをインプットし、教室のなかに描いたとおりの道路を走行させます。 そして2段階目は、アームをつけたロボットで音声認識によってあたかも意志を持っているかのような動きをさせる予定です。 この日は科学クラブの今年度はじめての授業だったため、部長と副部長を決めロボット作りの班分けをするところまでで終了! この授業は児童の理数系教育の支援として、単にロボットを作るのではなく、人の関節や重心の移動について模型によって学習し、自分の思い描く動作をさせるための構造について考えさせることが目的で、来年までに約10回の実施を予定しています。子どもたちは興味津々、ロボットが動くたびに歓声がわきました。

2012.05.09

本の紹介「最新物理療法の臨床適用」庄本康治(編)

今回は、本学理学療法学科の庄本学科長が執筆および編集された「最新物理療法の臨床適用」という書籍を紹介します。 この書籍、庄本学科長が編集されていますが、その執筆者のほとんどが庄本学科長を指導教員とする畿央大学大学院生または修了生であり、先生方の臨床研究の内容を含み、まさに庄本イズムが漂う書籍となっています。 さて、その内容ですが、電気療法・超音波療法・レーザー療法についてその名の通り、現時点での最新情報が網羅されています。しかも、各章ともに最新の情報だけでなく、治療対象とする機能障害の病態から各療法の効果機序、そして臨床適用のための詳細な機器設定の解説があり、臨床家はもちろん、学生にとっても大変有益であると思います。 また、物理療法の効果のみではなく、運動療法との組み合わせ効果についても強調されており、より臨床的な内容にまとめられていると感じます。 庄本先生は私の恩師でもありますが、私の学生時代から「物理療法は適切な機器設定と正確な使用をすれば、どんな人が治療しても同じ効果が得られる簡単かつ効果的な治療法だ」とおっしゃっていました。 この本は、そんな気持ちがひしひしと伝わって来ます。この本を読めば、日々の臨床場面で「物理療法を試してみたい」とウズウズしてしまうはずです。 いずれにしても、確かなことは、理学療法の治療手段の一つである物理療法のレベルアップに一役買ってくれる書籍に違いありません。 ちなみに、松尾准教授も「脳への電気刺激」という内容で執筆されています。「なんて野蛮な物理療法だ」と思うかもしれませんが、これも自らの研究結果を踏まえ、最新の研究結果から科学的根拠が得られつつある治療法であることが書かれています。是非ご一読を。 健康科学部理学療法学科 准教授 冷水誠

2012.05.07

学生広報スタッフblog vol.16 ~看護医療学科新入生の日常

皆さん、はじめまして、こんにちは! 看護医療学科1回生の「きーさん」こと喜島です。学生広報スタッフになりました! 健康科学部看護医療学科は今年度から定員が増え、学年全体で99名となっています(うち、男子は8名!)。 入学してから1か月。学校生活にも慣れてきたところですが、そんなピチピチの1回生の、日常の様子を少しつづってみたいと思います。 ▼4月3日             入学式。みんな、まだまだ緊張してますね~ ▼4月5日~6日 入学早々に高野山で宿泊研修! これでみんな、かなり打ち解けたように思います。 早朝4時頃まで夜なべ談義!! 作文には悪戦苦闘しましたが、いろんな同級生と仲良くなれました。 ▼4月9日 仲良くなった数人で、最寄駅で待ち合わせて一緒に通学するようになりました。 駅から徒歩約15分!ちょっと遠いのですが、友達といろいろお話できる時間でもあるんです。なので、そんなに苦にはなりません。通学路の桜も満開! ▼4月12日 クラブ見学。この日は数人で硬式テニス部へ。(通常は必ずウェア着用なのですが・・)勢いで私服のまま練習に参加させてもらいました! 見学していた同級生が応援してくれました★ (さらに…)