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畿央の学びと研究

2010.08.09

「先輩の体験から学ぶ」~教育学部の卒業生が講演しました~

現代教育学科1回生必修科目「キャリアデザインセミナー」では、自己の将来像について目標をもち、主体的なキャリア形成に向けて大学生活における自己の課題を明らかにすることを目標としています。そこで、教育現場をはじめとする様々な職場で活躍する社会人に講演をしていただいています。     今年度前期の最終回7月31日(土)には、教育学部の卒業生(1期生)である、川下真由さん(銀行勤務)、粕渕佑輝さん(滋賀県・幼稚園教諭)、袁美純さん(大阪府・小学校教諭)の3人を招き、「社会人になってからの様子」「職場でのエピソード」「学生時代に頑張って取り組んだこと」などをお話していただきました。   本学が「学生と教員との距離が近い大学」であるのはよく言われることですが、だからこそ「自分から積極的に質問に行くなどして教員との出会いを大切にしよう」「学内の施設や仕組みを活用して様々なことに挑戦しよう」「時間を有効に使って自分を磨こう」ということが呼びかけられました。     また、先輩のいない1期生だからこそ学友とともに切磋琢磨できたこと、新規サークルの立ち上げや学生組織の運営、ボランティア活動やゼミでの卒業研究などに頑張ってこられたこと、進路を決めた経緯や教員採用試験のことなどについても熱心に話していただきました。受講生は、卒業生とは初対面ですが、同じキャンパスで学び教育学部の基盤を作ってくれた先輩ということもあり、説得力のあるお話に皆じっくりと耳を傾けていました。   今後も、こうした卒業生との縁を大切にしながら社会での活躍を見守っていくとともに、後に続く学生が自らのキャリア形成について考えられる機会をつくっていきたいと思います。

2010.08.06

2010年度前期マミポコ・キッズの活動も無事に終わりました!!

4月からはじまった前期マミポコ・キッズは、計6回の活動をもって終了となりました。最後の2回の活動もブログで紹介したいと思います。   第5回の活動では、雨が降ってしまいましたが、子どもたちはみんな、アリーナで元気いっぱいに活動することができました。前回の活動の「なりきりゲーム」を使った「伝言ジェスチャー」や、みんなで協力してひとつの大きな木をえがいた「ポコの木」といった活動を行いました。子どもたちが思いを込めて描いたポコの木は、みんなで作っただけにとてもステキなものになりました。     第6回の活動では、最終回ということもあり、以前した遊びをグループで振り返りながら、遊ぶ活動をしました。「なかまの気持ち」という活動では、グループの動物をグループのみんなでえがき、ポコに来て楽しかったことやうれしかったことを話しながら、みんなで作りあげました。最後に、グループリーダーからプレゼントをもらった子どもたちは、みんなキラキラした笑顔をしていました。       マミポコ・キッズでは、最終の活動時に保護者の方にアンケートを書いていただきました。感想・意見の中には、「参加してよかった」「子どもが毎回楽しみにしていました」「子どもの成長が見れた」といった、私たちにとってとても嬉しい感想・意見を書いてくださったものばかりでした。中には、さらに良くなる方法を意見として書いてくださった方もいて、自分たちではわからない、新たに気づけたこともありました。   2010年度前期マミポコ・キッズはこれで終了となりますが、これからも保護者や地域の方とのつながりを大切にし、活動をより良いものにするために、大学生スタッフがさらに成長していきたいと思います。

2010.08.05

「第20回奈良県理学療法士学会」開催!

平成22年7月18日,19日の二日間にわたり、本学にて「第20回奈良県理学療法士学会」が開催されました。奈良県で勤める理学療法士約300名の方々にご参加いただき、大盛況でした。   演題全29題のうちで、本学助教の松本大輔先生・岡田洋平先生と理学療法学科卒業生および大学院生5名の計7名が発表しました。   また、昨年度の発表が認められ、本学理学療法学科准教授の高取克彦先生が学術奨励賞を、本学理学療法学科2期生喜多頼広さん(西大和リハビリテーション病院)が新人賞を受賞されました。     19日には本学理学療法学科准教授の松尾篤先生による講演も行われました。     本学理学療法学科は、今後も患者様および社会に役立つ教育、研究、社会活動に積極的に取り組んでいきたいと思います。

2010.08.04

インテリア設計士2級資格試験に14名が合格!

  インテリア設計士資格検定試験は今年で半世紀、記念すべき50回目を迎えました。昨年は人間環境デザイン学科の精鋭19名が本試験に初めて挑み、全員合格という快挙をなしとげました。 本年も7/10・11に、本学をインテリア設計士協会奈良支部試験会場にして行なわれ、人間環境デザイン学科の3回生が受験しました。惜しくも全員合格とはなりませんでしたが、14名の合格という素晴らしい結果を出しました。(合格率87.5%)                     合格者は、下記のとおりです。(敬称略) 尾内愛・岡村若奈・小野山静香・阪脇綾香・寺西祐人・友田実希・西澤法子・蛭本章子・福本大将・松井愛・水谷竜史・村上友梨奈・八木逸斗・山本太郎 以上14名   みなさん、本当におめでとうございました。  

2010.08.03

健康科学部1回生「基礎ゼミ発表会」が行われました!

大学での自律的な学びのスタイルと学習スキルを身に付けるために、健康科学部1回生の必修科目として設けられている「基礎ゼミ」の発表会が、7月26日(月)と7月29日(木)に冬木記念ホールで行われました。   理学療法、看護医療、健康栄養、人間環境デザイン学科の学生が、学科を超えて配属された各ゼミに分かれ、学生たちが決めたテーマについて、教員の指導を受けながら主体的に研究した内容が発表されました。     学生たちはパワーポイントを駆使しながら各々工夫を凝らして限られた時間内で発表しました。実施後のアンケートでは「プレゼン能力や資料作成能力が上がった」、「他学科の学生との交流が有意義だった」、「高校生と大学生の違いが身にしみた」などの意見が目立ちました。   最後に講評頂いた伊藤看護医療学科長(7/26)、白石教育学部長(7/29)からは、「学生の観点のユニークさが紹介され、またこれからの畿央大学での学びの中で必ず大いに役立つ授業であった」とまとめられました。   (さらに…)

2010.08.02

健康栄養学科2回生ヘルスチームが作った22年度"ヘルシー☆プレート"が学食に登場!

ヘルシーで低カロリー、夏バテ予防のお昼のランチが限定50食で学食に1日デビュー!!     奈良県健康増進課の依頼で県下4大学(畿央大学、奈良女子大学、帝塚山大学、近畿大学)で結成する大学ヘルスチームの、本学事業の一つである「学食でのヘルシーメニューの提案」が形となって実現しました。   昨年21年度は今年1月28日に"ヘルシー☆プレート"第1号が学食デビューしており、丁度6か月後の2010(平成22)年7月22日に第2号が夏バージョンでのデビューとなりました。(指導教員:北田学科長、浅野教授) 【関連記事】 下宿生のためのクッキング教室  https://www.kio.ac.jp/information/2010/07/post-284.html 「SATシステムを利用した食事バランス講座」を開催!  https://www.kio.ac.jp/information/2010/06/sat.html 平成22年度ヘルスチームの歩み"下宿生説明会"  https://www.kio.ac.jp/information/2010/06/post-275.html 昨年21年度"学食ヘルシー☆プレート"発売  https://www.kio.ac.jp/information/2010/01/1-1.html

2010.07.30

関西中央高校応援プロジェクトがすすんでいます

今年度から『関西中央高校応援プロジェクト』が始動しています。このプロジェクトは、本学が同じ冬木学園の関西中央高校のアスリートコースの部活動(野球、ソフトテニス、剣道)に対して、理学療法や栄養、メンタルサポート等を本学の各専門分野が支援しようという試みです。5月に大学の教員と高校のクラブ監督・部長との会議を行い、活動計画を検討し、6月には、テーピングの指導とメンタルサポートをすすめるための心理テストなどを実施しました。   そして、7月9日、関西中央高校のカトレアホールで、健康栄養学科講師の喜多雅子先生による『関西中央高校応援プロジェクト"スポーツ栄養学講座"』が開講されました。関西中央高校の体育部の生徒を始め教員や保護者の方々約150名が熱心に講座に聞き入りました。   今回の講座では、「夏を乗り切るための食事と水分補給」をテーマに、食事の重要性や正しい水分補給についての身近な話を織り交ぜ、生徒にも分かりやすく、興味深いお話をしていただきました。     スポーツにおいて最大限のパフォーマンスをするためには食事がいかに重要か、栄養摂取はどのようなタイミングがいいのかなど専門的な内容から、これから迎える夏を乗り切るための食事の工夫や正しい水分補給についての具体的な実践例まで詳しくお話していただきました。   講座終了後、関西中央高校の生徒たちは「早速今日から実践しよう!!」とはりきって部活動に向かいました。とても分かりやすい喜多先生の講義に生徒や教員、保護者も引き込まれ、今回の関西中央高校応援プロジェクトは好評を博しました。このプロジェクトの成果が、関西中央高校の各部活の今後の発展と高校生自身の成長につながることが楽しみです。

2010.07.29

充実したキャンパスライフを過ごす学生に密着取材!!

 今回は、健康栄養学科の2回生カイノシ(ニックネーム)のキャンパスライフを覗いてみました。   火曜日は、3~5限まで食品衛生学実験がありました。実験テーマは「飲料水の水質調査」。学生が各自の自宅から水道水を持ってきて、自分たちが普段飲んでいる水の硬度を測定しました。実験を終えたカイノシは、「各地域で水質が異なり、普段飲んでいる市販の飲料水とも比較できた。実験はいつも新しい発見が多い。」と目を輝かせていました。     また、カイノシは、木曜日に行われているへルスチームのプロジェクト『下宿している新入生の食生活支援』にも参加しています。この日は、新入下宿生のためのクッキング講習会を行いました。そこで、彼女にインタビュー!!   Q1:カイノシは、なぜこのプロジェクトに参加したの? A:料理が好きで、みんなと食事することが好きだからです。さらに他学科の学生とコミュニケーションがとれることが楽しそうだったからです。 Q2:今回、このプロジェクトで一番大変だったことは? A:下宿生の栄養バランスを考慮した献立作成です。何度も栄養価計算をやり直し、試作を繰り返しました。 Q3:最後に感想は? A:今回初めて料理をした下宿生が料理が楽しい、また作りたいと言ってくれたので、とても嬉しいです。より一層勉強に励んで、絶対管理栄養士になります!  

2010.07.26

ベッドサイドで起きている倫理的問題を考えました≪看護医療学科≫

看護医療学科3年生必修科目「看護倫理」は、看護実践において、患者中心の看護が倫理的配慮のもとに行われているか否かを判断できる能力を養うことを目的としています。   学生は、身近に経験した倫理的問題(基礎看護実習、アルバイト先の先輩後輩の関係、友達関係等)について、プレーンストーミング、KJ法、ロールプレイング等を重ねながら検討し、その結果を発表することによって、他者が経験した倫理的ジレンマを共有しました。     7月22日(木)の最終回の授業では、済生会中和病院看護副部長の渡邉フサ子先生にご講義いただき、看護倫理を学ぶ意義、看護師が経験する倫理的ジレンマ、現場での倫理問題のサポートシステムについてお話しをいただき、現実としてベッドサイドで発生する倫理問題を考える機会となりました。例えば「おじいちゃん、どこに行くんですか?」という看護師の声かけや、「○○さん、産婦人科診察室にお入りください」と放送するなど、その方の人権、人間としての尊厳が擁護されていないことについて、先生ご自身の手書きイラストで問いかけてくださり、絵から伝わるやさしさが印象に残りました。   生命、家族、人間などの価値観が多様化する現実を踏まえ、医療は、病者の悩みに応えるべく社会から信託された責務であることを認識して、9月から始まる臨地実習では倫理的感性をさらに磨いて欲しいと思います。 看護医療学科 伊藤明子

2010.07.24

下市商工会 新製品開発プロジェクト

人間環境デザイン学科ではさまざまな産学連携事業に取り組んでおります。   先日、奈良県吉野郡の下市商工会から新製品開発のプロジェクトへの参加依頼があり、加藤研究室を中心に動き出しました。下市町の特産品は三宝と割り箸です。古く南北朝時代(1336~1392)から続いている伝統産業です。まずは卒業ゼミ生5名とともに、7/16(金)下市町にある三宝製作所と割り箸製作所の2か所を見学してきました。     社長自ら三宝台座に切り込みを入れています。               三宝の台座部分の接合は桜の樹皮を巻いて取り付けます。   彌栄さんがやってみましたが簡単にはいきません。               ←三宝の組み立て作業。   すべて手作業のため時間がかかります。               ←割り箸をカンナ掛けして仕上げ作業中   我々の握り具合に合わせてMy箸を作っていただきました。             今後、卒ゼミ生にもアイデアを出してもらい新製品につなげていきたいと思います。今後の下市プロジェクトに期待して下さい。