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畿央の学びと研究
2009.12.25
学習キャンプ2009冬 ~歩始~
12月19日(土)・20日(日)の1泊2日、大学のキャンパスで冬の学習キャンプを実施しました。夏冬の恒例となったこのキャンプは、今年で3年目(夏も含めて6回目)。レクリエーションやワーク、天体観測などの研修を通じて、ボランティア活動や将来の学校行事での企画・運営などに関する実践的な力を付けることを目的としています。ここで身につけた実践力は学生生活の様々なシーンに生かされ、学科や学年を越えてボランティア活動をさらに深める土台となっています。 今回は、「~歩始~(ほし)」をテーマに、実行委員19人と40人の学生が参加しました。 (さらに…)
2009.12.22
学外で教育イベント「インプロ・ワークショップ」をやりました。
12月13日、大阪市住吉区で「笑って、はしゃいで、学べちゃう~個性爆発!体験型インプロ・ワークショップ~VOL.2」が行われました。 主催した「ちょけ★ラテ」の代表は畿央大学教育学部3回生の小林大紀くん(ファンキー)で、運営スタッフにも大阪教育大学の学生と一緒に2回生の岡本克己くん(きゃつき)が入っています。 小林くんがインプロワークショップ・ファシリテーターの鈴木聡之さん(すぅさん)と出会い、知り合いの大学生に呼びかけて今年5月に第1回のワークショップを開いたことからこのイベントが始まりました。 インプロは、元々は俳優のトレーニングとして開発された即興劇プログラムで、それが広く学校教育や企業研修、コミュニケーション講座などで応用されるようになりました。失敗や間違いという概念がなく、ありのままの自分を即興で表現することで他者とコミュニケーションをとったり、自分の心と体を開放することが特徴です。 この日は関西地区に住む学生や教員、社会人など20数名が集まり、約4時間のプログラムに参加しました。歩き回って参加者全員とアイコンタクトを取りながら自分の名前と相手の名前を呼び合う「ミーティング・グリーティング」、3人一組になって、ある人が言った動作を次の人が演じ、さらにその人が言った他の動作をさらに次の人が演じる「何やってるの?」、5、6人一組でよく知られた物語を3場面のストップモーションで披露、他の参加者が物語名を当てる「3枚の写真」などのプログラムに取り組んでいました。 畿央大学の学生が学外で他大学の学生や社会人と共同してイベントを企画し、運営する姿をみると頼もしさ、力強さを感じます。
2009.12.21
看護医療学科2期生頑張っています!
学生自らの「考える力」「思いやりの心」で看護技術を体得 ~看護医療学科の授業を紹介します~ 看護医療学科はうまれてまだ2年目の、畿央大学ではもっとも新しい学科です。まだ2回生までしかいませんが、1年次から専門科目や実習・演習も組まれ、看護に関する考え方や技術を学んでいます。今回は1回生の演習科目「療養生活援助技術」で、学生が患者さんの手や足を洗って清潔を保つときの技術を身につける授業の様子をレポートします。 グループで議論し、患者役と看護師役になって技術を体験 この授業は2限連続(180分)で日常生活援助の基本技術を学ぶもので、4人の教員が約45人の学生を指導しています。12月のある日、看護実習室では学生が看護師役と患者役になり、実際に技術を体験する演習を行っていました。どの学生も真剣な表情でベッド周りに立ち、議論し、試している姿がありました。私語をしたりふざけたりする学生は見られず、全員が熱心に「どうすれば、患者さんにとって安楽か」を話し合い、グループごとにいろいろ試しています。その様子はみんなとても楽しそうです。 ときどき、学生の間をまわって指導している先生が全員に向けて説明をする場面がありました。そのとき、それまでは患者さんへの対応を議論し、試していた学生のざわつきが一斉に静まり、動きが止まって、先生の言葉に集中します。また、授業途中の発表会になると、複数グループの手が上がって積極的に発表していました。 学生がしきりに書き込んでいる授業メモや演習記録をのぞくと、授業の前に学習してきた内容がびっしりと記入されています。学生に聞くと、講義の空き時間にグループで集まり、自主的に技術予習も行っていることを誇らしげに答えてくれました。 「まね」ではなく、「自分たちで考え出した方法」から学びを始める この授業をコーディネイトし、指導の中心になっている澁谷幸先生は次のように話しています。 「この授業では、『個々の患者さんに合った最適な援助を工夫し実践できる力』を育てることを目標とし、学生が主体的に技術を工夫・創造ができるように考えています。 教員のデモンストレーションを見て、まねをするという従来の看護技術の学び方ではなく、どういう患者さんに対応するか、ケアの原理・原則はなにかを学んだ後、まず学生自らがその患者さんにあった方法を考えて実施し、その後教員が補足・説明するという形をとっています。 学生は日頃の自分の生活行動を振り返ることで、それが出来なくなっている患者さんの苦しさを一生懸命考えます。どうすれば患者さんの役に立つかを考えることを通して『ケアを創造する力、対象の状況に合わせてケアを応用する力』が育つことを期待しています。」 学生たちは試行錯誤しながらも教科書には載っていない方法を自らの力で生み出し、教員を驚かせることも少なくないそうです。実際にこの日の授業でも、あるグループが患者さんに使うお湯の温度が低くならないようにと自分たちで『密封式足浴』を考え出したグループがあり、発表していました。個々の患者さんにもっとも合ったやり方を考える「相手を思いやる心」を持った看護師が育てられていると実感しました。
2009.12.17
ロマンティック・リハビリテーション
理学療法学科の森岡周教授が執筆された書物を中心にした「ロマンティック・リハビリテーション」フェアがジュンク堂池袋本店で開催されているので紹介します。 日時:2009年12月12日(土)~ 2010年1月31日(日) 場所: ジュンク堂書店池袋本店 6F 〒171-0022東京都豊島区南池袋2-15-5 TEL:03-5956-6111 営業時間:10時~22時 「ロマンティック・リハビリテーション」とは、森岡先生が学者として私淑されている旧ソ連の神経学者であるルリヤが用いた「ロマンティック・サイエンス」を、リハビリテーションに応用されたものです。ロマンティック・サイエンスとは、正確には「記述科学」のことであり、対象者のありのままの現象を考えぬき、それを捉え理解しようとする科学観を示しています。画像や物理的な尺度のデータから杓子定規かつ機械的に当てはめようとする科学手続きに警告を鳴らしたものといわれています。 リハビリテーション医療はオーダーメードに行われています。そこでは治療者も患者もお互いに知ろうとする関係性が求められます。治療者が一方的に身体を施術するだけ、あるいは患者自身が治療に対して受け身では「ロマンティック・リハビリテーション」の関係性は生み出されません。 この「ロマンティック・リハビリテーション」は、リハビリテーションの本質を意味したものです。関東での開催ですが、このブログを読まれた関東地方の方は、この機会に書店で「ロマンティック・リハビリテーション」の世界観に是非触れてみてください。 なお、ルリヤを敬愛するオリバー・サックスの本や、同名の写真集「ロマンティック・リハビリテーション(大西成明)」も特別展示されています。写真家・大西成明さんは奈良県のご出身で、この写真集によって林忠彦賞,早稲田ジャーナリズム大賞を受賞されました。 また、社団法人日本理学療法士協会の広報誌「PTあ!」の最新号(2009年第9号)では、この「ロマンティック・リハビリテーション」が特集されており、大西成明さんと森岡教授が登場されています。
2009.12.14
上地 加容子助教が日本栄養士会特別功績表彰を受賞!
この度、本学健康栄養学科の上地加容子助教が(社)日本栄養士会の特別功績表彰を受賞されました。 管理栄養士である上地先生は、永年に渡り自治体の保健所、保健センターにおいて、食を通した住民の健康増進活動の手助けや食育に熱心に取り組まれ、日本栄養士会の運営に大いに寄与されてきました。 現在は、助教という立場で多くの授業のサポート役として活躍されるだけでなく、自ら調理実習を担当され、学生に対する食教育にあたっておられます。
2009.11.18
卒業生メッセージ~理学療法士として活躍する先輩【京都第一赤十字病院】
先日、京都第一赤十字病院から平成21年度の求人が届きました。 応募の勧誘を兼ねて、今春京都第一赤十字病院に就職した卒業生がキャリアセンターに顔を出してくれました。卒業して半年、やるべきことがどんどん出てくる毎日だそうです。幅広い症状のリハビリを経験できる京都第一赤十字病院を一人でも多く応募してほしいとのことでした。1年前の学生生活を久しぶりに振り返り、後輩へのメッセージをいただきました! 理学療法学科3期生 片山裕樹 京都第一赤十字病院 勤務 【病院の概要と仕事の内容】 救急救命センターや周産期母子医療センターなどがあり、超急性期医療に関わる一方で、がんセンターによる緩和ケアなども行っています。地域医療の中核として急性期医療を実践しています。この中で理学療法士は急性期管理を行いながらICU・CCUやNICUなどにも入り治療に携わっています。リハビリの算定も4つ持っていて幅広い疾患を診ています。 【就職活動を振り返って】 暑い夏から就職活動がスタートして、スーツに袖を通して病院見学を行い、その病院の特徴や雰囲気をつかもうと活動していたように思います。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 募集の出ている病院を紹介していただき、その中でも方向性を自ら示せばさらに絞って提示いただけたので決めやすかったです。また、履歴書の作成や面接練習なども行っていただけたことが就職活動の大きな助けとなりました。 【将来の夢や目標】 臨床の中で幅広く経験し学ぶ中で”コレ”というものを見つけて臨床研究を行っていきたい。 【後輩へのメッセージ】 様々な視点からみていく意味でも、最初は一つの狭い分野に絞らず、多くの経験ができ学べる方向を選ぶことも大事なことだと思います。一つ一つの経験が目指すモノへの助けとなることがあるような気がします。 【畿央大学の印象】 発展途上の大学という印象はありましたが、その一方で発展途上だからこそ次々とクラブやサークルが出来たり、活発で明るく楽しかった気がします。勉強の面でもよりよい授業をしようと先生方も努力していただき様々な興味深い授業も受けられたと思います。4年間はアッという間でしたが、充実した学生生活でした。
2009.11.17
古代弁当のパッケージデザイン
健康栄養学科主体で行われた古代弁当プロジェクトは、『やまと恋うた弁当』の商品化という画期的な成功をおさめました。人間環境デザイン学科もこのプロジェクトにささやかながら貢献することができ、学科一同喜んでおります。 パッケージデザインは4回生の百目鬼千聖(ドメキチサト)さんが中心となって進めていきました。 マスコットキャラクターは「こだいちゃん」といい、藤原京創都1300年祭の時につくられたもので、「こだいちゃん」を是非とも入れてほしいという橿原商工会議所のご要望にもお応えしました。 季節感を表現したA案 和歌をモチーフにしたB案 当初は、上の写真のA・B案を提案し、グランプリを獲得したチームの意見も取り入れたうえで、最終的に2案をミックスしたデザインに決定しました。 決定デザインと 百目鬼さん→ 百目鬼さんは書道師範の免許を持っていて、その実力をいかんなく発揮してくれました。「聖」の朱印が効いています。 商品になった「やまと恋うた弁当」を見て、グランプリチームのコンセプトを効果的に反映することができ、我々も十分満足しています。
2009.11.16
「全学FD講演会」を開催しました。
畿央大学の教育力を高める活動の一環として10月29日、「全学FD講演会」が開催されました。教職員約70名が参加し、橋本勝先生(岡山大学教育開発センターFD部門長)の授業への取り組み方に関する話をうかがいました。 講演のタイトルは「橋本メソッド:いまどきの学生の主体的学習─宿題を課さない時間外学習─」で、橋本先生が取り組んでいる授業の組み立て方や工夫、考え方についてわかりやすい実践的な話が展開されました。 橋本メソッドによる授業は、受講生同士の学び合い・教え合いを重視したやり方で、3~4名のチームによる自由討論が特徴です。学生がテーマを選択し、チームごとに作成したエントリーレジュメ案のうちから優秀な案の2チームのみが選ばれて発表、さらにその2チームで勝敗を決めるというゲーム性や競争原理が取り入れられています。主な学習目標は「社会人基礎力としてのコミュニケーション力」「主張力、批判力、判断力、行動力など」をつけることで、最大のねらいは「主体的な学習力→学習意欲の自然な向上」ということです。 このような授業の構成や工夫を話す中で、「隠れミソはシャトルカードかもしれない」という話が出ました。 個人別の「意見・質問用紙」を毎週回収し、丁寧なコメントをつけて返却するというものです。内容は、授業内容の質問・感想だけでなく、時事問題、スポーツ談義、芸能談義、人生相談、連続エッセイなど何でもOKで、そのどれに対しても赤ペンで丁寧なコメントを書くそうです。 大人数の授業でそれをやるのに週に20~40時間費やしているという話に会場からは驚嘆の声も出ていました。 現代の若者は1対1のコミュニケーションを求めています。この日の講演は、きめ細かな指導をしつつも主体性をきちんと育てる方法を考えるいい機会になりました。
2009.11.13
第15回橿原うまいもん市で『やまと恋うた弁当』を販売しました。
平成21年11月12日(木)近鉄百貨店橿原店で開催された第15回橿原うまいもん市で、畿央大学(健康栄養学科と人間環境デザイン学科の学生・教授陣)と橿原商工会議所"あきない塾"とのコラボで生まれた、『やまと恋うた弁当』が販売デビューとなりました。 ☆弁当売場の前で森下橿原市長を囲んでデビュー記念撮影☆ 近鉄百貨店橿原店6階センターコートには、10時の開店と同時に、地元特産品やここでしか買えない限定商品を目当てに、多くの来店客が訪れました。 畿央大学生が発案した『やまと恋うた弁当』は、大和高田市役所近くの「割烹ふたかみ」(電話0745-52-0111)にて製造しており、(今のところ橿原市イベントでの限定販売となっていますが)10個以上揃えばいつでも作っていただけます。 橿原市の森下豊市長には、この日のオープンセレモニー開会祝辞でも、畿央大学と橿原市・商工会議所との連携で生まれた『やまと恋うた弁当』のPRをしていただきました。お値段は、平城遷都1300年にちなんで1300円と少々お高めですが、一度食べてみてください。 (さらに…)
2009.11.12
住環境設計製図Ⅱ優秀作品
引き続き、2回生の「設計製図」です。 建築設計製図と同じく前期の講評会で少し紹介しましたが、今回は優秀作品を発表します。 ●週末住宅 ▲尾内 愛(オウチ アイ) 屋内庭園のある家を造りました。 ▲小野山 静香(オノヤマ シズカ) パーティのできる別荘をつくりました。 ▲髙井 乃利古(タカイ ノリコ) 眺望のよい別荘です。 ▲友田 実希(トモダ ミキ) 眺めを重視してつくった別荘です。 (さらに…)
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