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畿央の学びと研究

2009.08.04

住環境設計製図の講評会を行いました。

2009年度住環境設計製図の講評会を行いました。   住環境設計製図は、2回生配当の科目です。インテリアデザインコース・建築・まちづくりコースともに必修科目となっている実習科目です。今回の課題は、「週末住宅」と「郊外住宅地に建つ一戸建て住宅」の2つでした。   担当教員の三井田先生、藤井先生のほかに、加藤先生、助手の奥村先生、長井先生も交えての講評会です。 これまで何日も徹夜をしながら、この作品を完成させました。その成果を発表します。     いつもと違った雰囲気に、学生も少々緊張気味でした。       模型も間近で先生にじっくり見られました。    この科目の優秀作品は、学内で掲示されます。 また、ブログでも続報として発表しようと思います。                                                             学生がさらなる手直しを行う予定ですので、しばらくお待ちください!!  

2009.07.28

香芝市へ改善提案を行いました!!

~ユニバーサルデザイン(環境)~   3回生 ユニバーサルデザイン(環境)の授業で、前回行われた発表をもとに、優秀な発表をしたグループが香芝市役所の皆さんにプレゼンテーションを行いました。 前回からさらなる充実した提案をおこなっています。 香芝市からは、副市長など合計5名の方が聞きに来られました。   対象の場所は「高塚地区公園」、「五位堂駅周辺」、「かつらぎの道」です。   さすがにいつもより緊張しながらの発表となりました。   するどい質問や厳しい意見も出ました。   いつも指導していただいている先生方とは、また違った視点での指摘やコメントに、みなさん勉強になったのではないでしょうか。   香芝市側からは、意見いただいたことには何らかの対応策を検討するとのお言葉をいただきました。 実現するのが楽しみですね!!

2009.07.21

古代弁当プロジェクト(^u^) 3

橿原商工会議所との連携『古代弁当プロジェクト』のレポート、第3弾です。   「古代弁当プロジェクト」とは、橿原商工会議所「あきない塾」事業の一つとして、学生に商いの面白さや厳しさを学んでもらおうという企画で、「古代弁当」をテーマにして、健康栄養学科と人間環境デザイン学科の学生にボランティアを募集したものです。 前回の橿原市内名所旧跡および宇陀市ナント種苗試験農場の見学会に続き、今回が最終の勉強会で、まさに「商い」の勉強そのものでした。 7月17日(金)学生21名、教職員5名、橿原商工会議所関係者9名、行政から橿原市役所企画政策課3名、総勢約40名が参加しました。 大和野菜の実物を前に!  西本研究員   第1限目は、奈良県農業総合センター総括研究員の西本登志さんによる「大和野菜の栽培・消費動向と、大和マナの歴史」について講義いただきました。試験栽培した大和茄子とひもとうがらしを全員に配付し、奈良県として取り組んでいる「大和野菜」の認定や栽培農家の現状、流通経路や価格についての研究の一端をわかりやすく説明していただきました。   お弁当の原価計算は???  森村税理士    第2限目は、「お弁当屋さんの原価計算と利益計画」と題して、森村会計事務所 森村博史さんに材料原価の計算方法について講義いただきました。食材や調味料・割箸・容器など大量に仕入れた場合でも、1食のお弁当を販売するには売価を決め利益が出るかどうか見極めなければ赤字になります。また、食材の消費にはロスがつきもので、たとえば1本300g人参の先や根元の一部は捨てて切ることになったり、売れ残った弁当は廃棄処分となるため原価を回収できません。お弁当の販売価格を決めるのが難しいことがわかりました。     今後のスケジュールとしては、各グループで夏休み中にレシピを作り弁当の試作をし、9月7日に弁当1食分の材料発注量を浅野教授に報告し、9月10日にはコンペを行います。       最後は、コンペで使う「お弁当箱」を選びました。   古代弁当の基本コンセプト、ネーミング、おいしさ、大和の素材、見栄え、原価など・・・さまざまな観点からの審査になると思います。                            さて、どのチームがグランプリとなるのか、今から楽しみですね。ちなみに、すべてのチームに〇〇賞といったご褒美があるそうです。

2009.07.15

景観・まちづくり演習 「薬師寺・唐招提寺 見学」

人間環境デザイン学科では、「景観・まちづくり演習」の授業の一環で、薬師寺と唐招提寺に行ってきました!     薬師寺では、僧侶の加藤大覺氏に案内していただきました。大覺僧侶のお話がとてもユーモラスで面白かったので、学生たちもメモに取りながら、真剣に話を聞いていました。   お寺のシンボルである東塔・西塔のお話、お釈迦様のお話、「有難う」という言葉からはじまる命の大切さのお話など、いろんな"教え"について話していただきました。       今回の演習では、畿央生は特別に、西塔の中を案内していただきました。 最近修復が終わったばかりの菩薩像を拝見することができ、装飾の鮮やかさに、みんな目を奪われていました。   撮影禁止のためブログでお見せできないのが残念です(^_^;) (さらに…)

2009.07.13

卒業研究 三井田ゼミ

今年度の三井田ゼミの前期卒業研究課題は、桜井市三輪にある「今西邸改修計画」です。 課題にあたり、株式会社中尾組、泉谷木材商店のご協力により、今西邸の実測を行いました。   今までの設計製図実習とは違って、実存する建物の改修をするのが初めてでした。               緊張もありましたが、3回生の授業で奈良県今井町の測量実習を行った経験を活かし、指示された場所を細かく実測することができました。   屋根や床も剥いで、土埃をかぶりながら建物の断面やディテール部分まで測りました。     3時間ほど実測をして、格子はどのデザインにするか、庇は敷地面積の中でどこまで出せるか、三輪地区の町家を見学しながら、どのようなファサード(※1)にするか、みんなで議論しました。     今後は、それぞれ実測した内容を一つにまとめ、プランを立ち上げます。 議論を重ねることになりますが、みんなの意見が形になることを楽しみにしてがんばりたいと思います。   (※1)ファサード・・・建築物の正面の外観のこと。

2009.07.10

古代弁当プロジェクト(^u^) 2

橿原商工会議所との連携 『古代弁当プロジェクト』のレポート、第2弾です。    ≪7月5日 第3回勉強会≫ 橿原市内見学の日。 あいにくの雨天にもかかわらず、学生14名、教職員4名、橿原商工会議所関係者4名の合計23名で、貸切バスで橿原市内を見学して回りました。   (さらに…)

2009.07.09

古代弁当プロジェクト(^u^) 1

今春より、本学と橿原商工会議所との連携で、「古代弁当」をつくるプロジェクトが進んでいます。 まず、本学健康栄養学科教員により「地元食材と弁当の栄養価」の勉強会を行い、橿原商工会議所により「原価・売価や税金」に関する勉強会を開催し、商いの基礎知識を学びます。そのうえで、学生が地元の食材を用いて橿原市の歴史・文化にちなんだオリジナル弁当を考えます。 参加学生は、ボランティアに応募してきた健康栄養学科と人間環境デザイン学科の学生約40名です。 9月には学内コンペを実施し、商品化された『古代弁当』は、奈良県内の百貨店やコンビニでも発売予定です!   ≪6月19日(金)第1回勉強会≫ 学生13名が参加し、関係者の挨拶、事業説明、「食文化」についての講義がありました。 具体的な話を聞いて、学生も弁当制作のイメージがわいてきたようでした。    ≪7月3日(金)第2回勉強会≫ 学生約20名が参加し、お弁当の栄養価と衛生面について勉強した後、古代米(黒米、赤米、緑米)と「蘇(※1)」を試食しました。                                                                                                                   ※1 「蘇(そ)」は、牛乳をゆっくりと特殊な方法で煮つめたチーズの仲間です。

2009.07.03

「畿央」から「世界」へ ~ 2論文が同時に国際学術雑誌に掲載! ~

リハビリテーションの学術活動に関連した権威ある雑誌 『Clinical Rehabilitation 』 第23巻の6月号に本学の理学療法学科教員の論文が2つ掲載されました!   6月号には9論文が掲載されていますが、そのうち2論文が本学教員によるものです。 別々の論文が国際学術雑誌の同じ号に掲載されることは、まさに「運」でもありますが、「快挙」でもあります。今回の論文の受理掲載は、畿央大学が博士後期課程開設とともに掲げた"健康科学という学問領域を確立し、畿央大学を世界に発信する" という目標を達成するための口火になる画期的な出来事でした。       一つ目の論文は、森岡 周 教授を筆頭とする "Effects of plantar hardness discrimination training on standing postural balance in the elderly: a randomized controlled trial (Authors: Shu Morioka, Makoto Hiyamizu, Takahiko Fukumoto, Yasunori Kataoka, and Fumio Yagi)" で、共著者のうち福本 貴彦 准教授と冷水 誠 助教は畿央大学の教員です。   もう一つの論文は、高取 克彦 准教授を筆頭とする"Does assessing error in perceiving postural limits by testing functional reach predict likelihood of falls in hospitalized stroke patients? (Authors: Katsuhiko Takatori, Yohei Okada, Koji Shomoto, and Tomoaki Shimada)"で、共著者のうち庄本 康治 教授と岡田 洋平 助手は畿央大学の教員です。   論文について詳しく知りたい方は、下記の「Clinical Rehabilitation」のホームページをご参照ください。 http://cre.sagepub.com/content/vol23/issue6/

2009.06.19

エコマミのキャラクター商品化計画に参加(●^o^●)

~人間環境デザイン加藤ゼミ~   本学は、さまざまな形で近隣住民や企業と連携をとっています。中でも、隣接するエコール・マミとは『クリーン&歴史ウォーク』をはじめ、密接に関わっています。   今回、エコマミのキャラクターであるマーミン・ミーマンの商品化計画について座談会を開き、自由に意見を交換する機会をいただきました。 ←マーミン・ミーマン   参加メンバーは人間環境デザイン学科加藤ゼミの6名。  座談会での個人アピールのために、オリジナル名刺をつくり、交換しました。     アイスクリームをいただきつつ、和やかな雰囲気の中で活発な意見が飛び交いました。                                     また、エコール・マミからは、今後もこのような会を開いて積極的に意見交換をしたいという、ありがたいご提案もいただきました。 この場をお借りして、エコマミの小桜マネージャー、高間副長、西口主任にお礼を申し上げます。   「ありがとうございました!」 加藤ゼミ一同

2009.06.18

上北山村「地域看護現地ワークショップ2009」に参加しました。

上北山村「地域看護現地ワークショップ2009」に現地と大学で遠隔参加しました!!    6月13日(土)~14日(日)の1泊2日で、(社)地域医療振興協会近畿地域医療センター(センター長 武田以知郎先生)企画の上北山村現地ワークショップに、奈良県内の看護師養成学校5校から20名の学生、教員や現地関係者など総勢46名が参加しました。本学からは看護医療学科2年生6名、教員3名が参加しました。  上北山村は、橿原から約1時間半の山奥で、大自然の渓谷美と素晴らしい温泉で知られる山里です。ワークショップは、「Dr.イチローが語る地域医療の魅力」「上北山村における地域看護について」「へき地での保健師活動について」「へき地における診療所の役割と看護師の重要性」「地域看護から学ぶ"こころ"」等、ミニレクチャーに関連するテーマについて、6グループに分かれて話し合いました。参加メンバーは、肩書きのある人もない人もみんな「〇〇さん」と呼び合い、ワークショップのルールを守り、とても自由で楽しい雰囲気のなか、「へき地医療の魅力」が伝わる話に盛り上がりました。      へき地で医療に携わる方々の言葉、一言ひとことが暖かく、ご苦労されているはずなのに、どうしてそのような表現ができるのかなぁ・・・?と、深くその意味を考え、人と人の関わりやケアの意味深さに感動する貴重な体験となりました。  現地でしか体験できない、この実感・魂が揺さぶられるような雰囲気が少しでも多くの方に伝われば嬉しいなと考えていたところ、教育学部の先生、情報センターの皆さんのご協力を得て、大学にいる学生や先生が、このワークショップにライブで遠隔参加することが出来ました。                                                             大学で参加した学生からの積極的な発言は、現地で参加している皆さんも好感を持ち、とても関心を持って応答してくれました。初めての試みでしたが、皆さんのご協力のお陰で大成功でした。        現地の参加者は、夜の懇親会で「くじ」でたまたま隣同士になった方と親交を深め、再会を約束したり、新鮮な大台・大峰山麓の幸と熊野灘で獲れた海の幸を味わい、温泉で心身を癒したりしたことでしょう。