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畿央大学×地域連携
2021.09.15
地域住民と4大学が参加!「奈良きたまちインターカレッジコンペティション2021」を開催しました~人間環境デザイン学科「フィールドワーク演習」
人間環境デザイン学科では、今年度より『フィールドワーク演習』を開講しました。実際の市町村の課題に基づき、解決につながる提案のプレゼンテーションを対象地域の皆様に行う実践的な授業です。全15回の授業を通して、地域問題を学び分析し、発表に向けた調査を行い、提案内容を検討するものです。 今年度の対象地域は「奈良きたまち」です。近鉄奈良駅の北側に広がるレトロで落ち着いたまちです。転害門や奈良少年刑務所跡など数々の歴史的建造物も残っています。 ほとんどの学生が「奈良きたまち」を訪れたことがないということだったので、地域の皆様にご協力いただき「オンラインまち歩き」を行いました。 手元に番号を振った地図を用意し、事前に撮影した写真や歴史的背景などを地域の方々からご説明いただきました。 ▲オンラインまち歩きで使用した地図 ▲100近くのスライドを地図の番号に沿ってご説明いただきました。 この授業の一つの集大成として、2021年7月17日(土)には、奈良公園バスターミナル レクチャーホールにてコンペを行いました。本学の他に、奈良県立大学、奈良女子大学、大阪経済大学を加え、10グループ計43名の学生が参加し、景観や空き家、まちづくりに関する提案を地域の皆様に向け発表しました。 本学の学生は5グループに分かれて発表を行いました。 ① きたまちらしさ探検Lab きたまちらしさってなんだろう…住民と建築業者を対象にアンケート調査を行いました。 ② カホナナホ ならきたまち法蓮町と東包永町の表構え(伝統的意匠と現代的意匠)を提案しました。 ③ まちと地蔵 お地蔵さんが点在するきたまちに駄菓子屋さんを提案しました。 ④ 店舗による店舗のための店舗設計 長屋改修型店舗「きたまちコンシェルジェ」の設計提案をしました。 ⑤ リボーン計画チーム 空き家を改修し、コインランドリーを併設するコミュニティーキッチンを提案しました。 惜しくも最優秀賞を逃し、悔しさを隠せない学生もいましたが、各グループに地域賞が授与されました。 今年度のみの開催ではなく、来年、再来年と続けて開催することで、その町にあったより良いまちづくりの提案を探っていきます。 人間環境デザイン学科 助手 中井千織
2021.09.01
大和高田『きらきら☆ステーション』完成までの道のり~人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ
人間環境デザイン学科では2・3回生合同の科目「プロジェクトゼミ」で地域の課題解決に取り組んでいます。 今回は大和高田市天神橋筋商店街の空き店舗の調査を進める過程から生まれたプロジェクトへの取り組みをご紹介します。 地域の人たちが集う場を作ろうと、三井田ゼミと清水ゼミの学生が立ち上がりました。 『きらきら☆ステーション』は大和高田さざんかホールにある空きレストランをリノベーションし、2020年3月に完成し、4月にオープンの予定で進めていましたが、新型コロナウイルスの影響を受け準備が整わず、今年7月にようやくオープンを迎えることができました。 この模様は読売新聞にも取材いただき、記事が掲載されました。 学生たちが完成までの道のりを記した活動記録があります。 この記録を見ていただければ、学生たちがどんな思いで作業に取り組んだのかわかっていただけると思いますので、是非ご覧ください。 絵本の画像をクリックすると、PDFにまとめた活動記録が開きます。 現在、きらきら☆ステーションにはいろんな絵本が並び、読み聞かせ会などが行われています。 コロナ過のため、当面は予約制となりますが、多世代の方が気軽に集まり、おしゃべりを楽しんでいただける 楽しい場所になってくれることを願っています。 みなさんもお近くに行かれた際はぜひのぞいてみてくださいね!! オープンセレモニーの様子も次回お伝えいたします。 人間環境デザイン学科 助手 中井千織
2021.09.01
ボランティアレポート~小学生の夏休みの宿題をサポート@広陵中央公民館
2021年7月27日(火)~8月6日(金)にかけて広陵中央公民館で実施された子ども向け自習室の開放に、本学学生6名が学習ボランティアとして参加しました。 期間中は事前申込をした地元の小学生の皆さんが夏休みの宿題を持参、分からないところがあると学生ボランティアがそのサポートを行いました。 参加された小学生や保護者の皆さまからは「公民館に来て勉強もできるし楽しい。畿央大学のお兄さんいつ来るの?」「先生の説明がわかりやすい」「わかりやすく教えてもらっているので子どもが喜んでいます」などの感想が公民館に寄せられたとのことです。 この様子は奈良テレビにも取材いただき、放送されました。 今回参加された学生の皆さんの感想を一部ご紹介します。 実際に触れ合うことで子どもたちとの距離感や接し方を知ることができました。子どもたちが「分かった!」と反応してくれた時はとても嬉しかったし、「先生、ありがとう。」と言われたときは教えることの楽しさを感じることができました。反省点としては、子どもたちの集中力が切れてだらだらし始めたときに、子どもたちと楽しくお話をしてしまったことです。次回は、キャンプの補助員等のボランティアをしてみたいなと考えています。また、機会があれば今回のボランティアもしてみたいです。 現代教育学科2回生 実際に小学生と関わることで、とても多くのことを学ぶことができました。話し方やリアクションなどいろいろ工夫しなければいけないのでとても大変でした。しかし、何日か行くことでみんなとの壁をなくすことができ、とても親しみをもって接してくれました。公民館の人は、また今後もやりたいと言っていたので、ぜひまた参加してみたいです。 現代教育学科2回生 小学生の元気さに驚きつつ、宿題のサポートをできて良い経験になり楽しかったです。 健康栄養学科2回生 様々な子どもと関わる事ができ、有意義な時間を過ごすことができました。また、子ども達が自分の名前を覚えてくれてとても嬉しかったです。反省点として高学年の女の子と関わることがあまりできなかったので、次からは積極的にコミュニケーションを取れるように努力したいです。 現代教育学科2回生 子どもと触れあえて、とてもいい経験になりました。 現代教育学科2回生 コロナ禍でボランティアの機会が減っていますが、課外活動で得る学びや経験も学生の皆さんにとって大切な時間です。ボランティアセンターでは今後も情報発信に努めて参ります。興味のあるボランティアが見つかったらぜひ応募してみてくださいね。 ボランティアセンター
2021.08.10
小学生向けに「ストロートンボ」動画を公開!~2021年度「マミポコ・キッズ」前期第3回活動
こんにちは、マミポコ・キッズです! 私たち「マミポコ・キッズ」は、畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行ってきました。しかし、現在は新型コロナウイルスの影響により、対面での活動が難しい状況にあります。そこで、前回に引き続き子どもたちが何か楽しめることを遠隔で提供できないかと考え、子どもたちが1人あるいはお家の方と楽しめる遊び第3弾の動画配信を企画・制作しました。 今回の動画では、ストローを使った「ストロートンボ」を紹介しています。ストローや牛乳パックなど、家にあるもので簡単に作ることができます。飛ばし方のコツも詳しく説明しているので、ぜひ動画をご覧になってください! <準備・撮影の様子> ※感染対策を徹底したうえで、練習や準備作業をしています。 どんな動画に仕上がっているか、ぜひご覧ください! 次の配信に向けて楽しい動画を企画中ですので、お楽しみに! 子どもたちのたくさんの笑顔があふれる活動をめざして頑張ります! 今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願い致します。 現代教育学科3回生 御崎夢乃(ゆめ) 森美月 (みー) 【関連記事】 小学生向けに「でんでらりゅうば」動画を公開!~2021年度「マミポコ・キッズ」前期 第2回活動 小学生向けに「切り絵で遊ぼう」動画を公開!~2021年度「マミポコ・キッズ」前期 第1回活動
2021.08.05
親子一緒に楽しめる遊び動画を公開!~2021年度「マミポコ・親子ひろば」前期第3回活動
「マミポコ・親子ひろば」は、近隣の未就園児とその保護者の皆さんに遊びと交流の場を提供する取り組みです。親・子・大学生のコミュニケーションの場として、自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどを提供し、元気いっぱい活動をしてきました。 現在、コロナ禍で対面での実施が難しいため、親子一緒にお家で楽しめる遊びを考え、動画配信することになりました。まだまだ皆さんと会うことが難しい中で、少しでも明るく楽しい気持ちになっていただければと思います。是非ご覧ください! 【第3回:8/6(金)】 〇製作「すいかシーソー(2歳6か月~)」 〇製作「紙皿でひまわり(4歳~)」 今回は夏にぴったりなすいかとひまわりの製作を行いました。 どちらもお家で簡単に準備して出来るのでぜひやってみてください!!! 〈準備・撮影の様子〉 ※感染対策を徹底したうえで、練習や準備作業をしています。 これからも、より安心・安全に楽しく活動できるような内容を考えていきたいと思います。 子ども達や保護者の方々の笑顔を見られることを楽しみにしています! 動画は順次配信していく予定ですので、チェックしてください! 現代教育学科3回生 荒井斗子 岡村遥佳 【関連記事】 手遊びと紙人形劇の動画を公開!~2021年度「マミポコ・親子ひろば」前期第2回活動 親子で簡単にできる手あそび動画を公開!~2021年度「マミポコ・親子ひろば」前期第1回活動
2021.07.27
2021年度のナラ・シェイクアウト(奈良県いっせい地震行動訓練)を行いました。
2021年7月9日(金)はナラ・シェイクアウト(奈良県いっせい地震行動訓練)の実施日でした。畿央大学は、例年、この訓練に参加していますが、昨年は新型コロナウィルスにより参加を見送ったため、今年は2年ぶりの実施となりました。 1分間の安全確保行動 ~ひとつしかない「いのち」を守り、生きぬくための行動訓練です~ 1限目授業の終了直後、地震を知らせる放送に合わせて、地震発生時に第一に行う安全確保行動1-2-3「まず低く、頭を守り、動かない」を、それぞれの場所で1分間行いました。 地震が発生した時の初期行動は、「屋内では、机などの下にもぐって頭と身体を守る」、「屋外にいるときは、カバンなどで頭を守りながら落下物の危険のない広い場所に避難する」ことです。 毎年のように大きな地震が発生し、地震の危険をより身近に感じている方も多いと思います。「地震発生=自分の身を守る」という意識を持ち、それを行動に直結させる、そのためにもこういった訓練はよい機会となります。また、こういった訓練をきっかけに、自分自身や身の回り、ご家庭での地震に対する備えについても再確認してみてはいかがでしょうか。 みなさま、ご参加いただきありがとうございました。
2021.07.19
広陵町図書館での認知症啓発活動に参加!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」
Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学・熊本県立大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体で、“認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体です。2020年には、ロゴやマークが商標登録されました。畿央大学の卒業生たちは2019年から、在学中に熊本大学・熊本保健大学・崇城大学と共に、Orange Project®(認知症支援プロジェクト)に参画し、認知症になってもやさしい町づくりなどに、学生主体に取り組み始めました。そして「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に2019年9月にサークルとして発足しています。 2021年7月13日(火)13時より、広陵町図書館での認知症啓発活動に参加し、私たちは「きおトレ」アプリ体験を実施しました。 「きおトレ」アプリ体験 参加者3名の方に、自分の認知機能を知ることができるアプリを体験していただきました。「自分の認知機能がどの程度であるか気になるわ、知りたい!」と興味を持って参加してくださる方もいました。イラストの記憶をしているときに、「前の絵なんやったっけ?」「あー、忘れた。」と話されていましたが、その後覚えたイラストを描きだすときは16問中7~10問はスラスラと思い出されていました。また、ヒントを見ると「なんやったかな。あ、あれやったわ。」と必死に思い出そうとされていました。 アプリ体験後には参加者とお話をする時間もあり、日頃からパソコンでゲームをしたり、図書館の本を借りて読んだり、脳を働かせるために意識しておられることも知りました。 ※常にマスクを着用して「きおトレ」アプリ体験を実施しました。 ※参加者のアプリ体験が終了するたびに、使用した物品はアルコール消毒をし、感染対策を行いました。 『旅のことばカード』~認知症になっても住みやすいまち~ 「きおトレ」アプリ体験の他に『旅のことばカード』による認知症の啓発活動を行いました。 『旅のことば』は、認知症のご本人、そのご家族、またその周りにいる皆さんが、それぞれの視点で簡単に実践できる「認知症とともによりよく生きるためのヒント」が書かれており、皆でちょっとした工夫をしながらよりよく生きる日々をひらがなで作っていける支援ツールです。認知症の方やそのご家族の考え方や気持ちに触れ、自分の目線でできることを考えていけるツールとして、家庭や病院、介護事業所内ばかりでなく、多くの自治体や教育機関でも使われています。 【引用】認知症とともによりよく生きるためのヒント:https://creativeshift.co.jp/product/2004/(2021年7月13日閲覧) 『旅のことばカード』は40種類あり、どの言葉も素敵で認知症の方やそのご家族だけでなく、私たち自身の心も軽くなり、前向きに生きていけるような言葉でした。 今回は、図書館を利用している地域の子どもから大人まで興味を持ってくれた10名程度の方に参加していただきました。パッと見て印象に残ったカードを選択してもらい、その内容のカードを渡しました。生活が少しずつよりよい方向へ向かっていくように、カードのことばの内容を理解し、実践してみることが大切だなと感じました。 ちなみに、偶然にも学生2名とも『今を楽しむ』のカードを選択しました。うまくできるかどうかではなく、今の一瞬一瞬を楽しもう!と考え、思い切って行動してみようと思います。 今回の認知症啓発活動を通して、広陵町で実際にどのような活動を行っているのかを知ることができました。少しでも多くの方々に認知症に対して興味・関心を抱いてもらうことが大切であり、「認知症になっても住みやすいまち」にするためには、地域住民がお互いに助け合うことがとても大事なことだなと感じさせられました。認知症の当事者が“その人らしく暮らす”ことができるように、自分にできることは何か、どのように接したらよいのか、などを改めて考える貴重な時間となりました。多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。 この活動内容は、広陵町の広報誌「広陵(こうりょう)」に掲載される予定です。 まだまだ新型コロナウイルスの影響による活動制限はありますが、感染対策を徹底し工夫しながらOrange Project®の活動を行っていきたいと思っています。 Orange Project®に興味がある方は、ぜひご連絡ください! 看護医療学科4回生 德田真奈 b8615739@kio.ac.jp 冨松里帆 b8617938@kio.ac.jp 【関連記事】 小学生への認知症オンライン講座に参加!~認知症ケアサークル「Orange Project®」 認知症ケアに取り組む新サークル「Orange Project in KIO」が始動! ▶オレンジプロジェクトに関連するブログ記事 KIO Smile Blog
2021.07.12
小学生への認知症オンライン講座に参加!~認知症ケアサークル「Orange Project®」
Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学・熊本県立大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体で、“認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体です。2020年には、ロゴやマークが商標登録されました。畿央大学の卒業生たちは2019年から、在学中に熊本大学・熊本保健大学・崇城大学と共に、Orange Project®(認知症支援プロジェクト)に参画し、認知症になってもやさしい町づくりなどに、学生主体に取り組み始めました。そして「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に2019年9月にサークルとして発足しています。 今回は、畿央大学が「多世代まちづくりプロジェクト2020コンペティション」で参加賞をいただいた企画、「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」の活動の一環を報告させていただきます! この紙芝居は、2020年11月に認知症フレンドシップ主催の「次世代まちづくり 学生コンペテンション」で獲得(参加者賞10万円)した助成金から、畿央大学オレプロ学生たちで作成した世界に1つしかない認知症の啓発のための紙芝居(パワーポイントで作成)です。この紙芝居は「えがおのわ」というタイトルで、認知症という言葉を使用せず認知症のことを子どもたちに伝えるという特徴があります。 "えがおのわ" の視聴 | Microsoft Stream (学内のみ視聴可能) ※学外の方で視聴を希望される方がいらっしゃいましたら個別に対応いたしますので、ご相談ください! 看護においては小児看護の場面や、広くは教育学部の学生のみなさんにも総合的学習時間や道徳の授業などにも活用していただきたい紙芝居です。 2021年6月15日(火)11時半頃より、鹿児島県にある錦江町立大根占 (おおねじめ) 小学校の4年生から6年生に対して行った「鹿児島県の小学生に認知症オンライン講座をしよう!」にご招待いただき、私達、畿央大学オレンジプロジェクトも参加させていただきました。 実は...私達が昨年から作成していた紙芝居の初めてのお披露目の場でした! 始めに、オレンジプロジェクトの活動紹介をし、次に紙芝居を披露させていただきました。 最初は子ども達がどのような反応をしてくれるのか、zoomでの活動のためうまくコミュニケーションがとれるのか…など、不安なところもたくさんありました。 しかし、始まると同時に、画面越しに子ども達が活き活きと手を振ってくれる姿を見て、不安が一気に吹き飛びました! 子ども達が質問に対して積極的に答えてくれる姿、「困っている人がいたら、助けたい!」という感想を聴き、私達が紙芝居を通して伝えたかった「困っている人がいたら手を差し伸べてほしい」というメッセージが伝わったと実感し、とても嬉しく思います。 その後、認知症当事者である丹野さんの動画を見ていただき、無事に終えることができました。 ※写真撮影の時のみマスクを外しています ※写真掲載は大根占小学校の校長先生より許可をいただいています また今回の活動に関しては、南日本新聞においても取り上げていただきました。取り上げていただきありがとうございます。 今回の活動を通してコロナ禍だからこそ、さまざまな地域のさまざまな年代の人と繋がれることに気づくことができたと同時に子ども達に伝えることの楽しさを感じることができました。ご依頼のあった鹿児島県錦江町保健師からのお礼と子どもたちの反応について、メールをいただきましたので紹介しておきます。 <以下お礼文より> 子どもたちの純粋な反応や表情にとても癒やされたひとときでした。4年生・5年生はすごい元気な感じで、6年生は最初に音声トラブルがあって、5年生の教室へ行ったり、戻ったり恥ずかしさ??あるのかおとなしい雰囲気でした。(校長先生いわく今の6年生はずっとあんな雰囲気)学年でキャラが大きく違うとおっしゃっていました。でも、お話しは真剣に聞き入っていました。私は6年生の教室にいたのですが、ほんとに真剣でわりと学生さんのメモにもすんなり書いていました。最後に「認知症は終わりではない」という3つのキーワードのところ印象に残ったようで、メモを取っている女の子もいました。 (畿央大学の)学生のお二人や他チームのメンバーの方々、ほんとに短い期間に構成から考えてご指導頂き、画面上の一生懸命な様子に隠れているプロセスやいろんな準備があったんだろうなと思いました。最初の映像動画よりは紙芝居(世界初の披露)がさらにわかりやすかったように反応を感じました。丹野さんは、へえ~~と見ていたようですが、大根占小に今度来るの??とびっくりしていました。 遠い奈良の(畿央大学)学生のみなさんや大学の教授方、丹野さんがこうやって今の時代のICTツールでつながれたことが、今だからできたことですね。ありがとうございました。 次回の活動は、広陵町の図書館で看護医療学科4回生のメンバーが「認知症サポーター養成講座」のサポートに参加します。感染予防レベルが緩和されたこともあり、久しぶりの対面での活動なのでとても楽しみにしています。この活動内容は広陵町の広報紙「広陵(こうりょう)」に掲載される予定です。 今後もコロナ禍だからこそ生まれた強みを活かして、活動の幅を広げていけたらと思っています! Orange Project®に興味がある方は、ぜひご連絡ください! 看護医療学科3回生 浜田みゆき b9619852@kio.ac.jp 谷﨑華穂 b9591648@kio.ac.jp 【関連記事】 「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告ー当事者の方へのインタビュー~認知症ケアサークル「Orange Project®」 認知症ケアサークル「畿央大学OrangeProject®」、2021年度第1回ミーティングを開催! 多世代まちづくりプロジェクト2020コンペティションで「参加者賞」を受賞 ▶オレンジプロジェクトに関連するブログ記事 KIO Smile Blog
2021.07.05
手遊びと紙人形劇の動画を公開!~2021年度「マミポコ・親子ひろば」前期第2回活動
「マミポコ・親子ひろば」は、近隣の未就園児とその保護者の皆さんに遊びと交流の場を提供する取り組みです。親・子・大学生のコミュニケーションの場として、自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどを提供し、元気いっぱい活動をしてきました。 現在はコロナ禍により対面での実施が難しいため、「おうちでできる簡単な遊び」を企画・製作しました。今回は七夕にちなんで、セリフや動きも自分たちで考え、きらきら星の手遊びと彦星と織姫の出会いの物語をペープサート(紙人形劇)で演じました。是非おうちでお子様と一緒に楽しんでください! 親子一緒にお家で楽しめる遊びを考え、動画配信することになりました。まだまだ皆さんと会うことが難しい中で、少しでも明るく楽しい気持ちになっていただければと思います。 【第2回:7/1(木)】 〇手遊び「きらきら星」 〇ペープサート(紙人形劇)「彦星と織姫の出会い」 〈準備の様子〉 ※感染対策を徹底したうえで、練習や準備作業をしています。 〈撮影の様子〉 これからも、より安心・安全に楽しく活動できるような内容を考えていきたいと思います。 子ども達や保護者の方々の笑顔を見られることを楽しみにしています! 動画は順次配信していく予定ですので、チェックしてください! 現代教育学科3回生 荒井斗子 岡村遥佳 【関連記事】 親子で簡単にできる手あそび動画を公開!~2021年度「マミポコ・親子ひろば」前期第1回活動
2021.07.05
離島・へき地医療体験実習(川上村)で応急手当ポケットカードを作成!~看護医療学科
看護医療学科4回生の必修科目である「離島・へき地医療体験実習」では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため学生が現地を訪れることができませんでしたが、5月にインターネット等様々な方法を活用して、へき地で生活されている方々や、保健・医療・福祉を支えている方々と交流をし、多くの学びを得ることができました。 吉野郡川上村での実習では、学生が「母子」「学校」「成人」「高齢者」「包括」と5つのグループにわかれて活動をし、各発達段階における健康課題に着目して媒体作成を行いました。 成人グループは、一般社団法人 吉野かわかみ社中の上田一仁様にインタビューを行い、林業に携わる方々の業務の実状についてお話を伺いました。その中で、作業中に緊急性の高い傷病者が発生した場合には防災ヘリコプターでの救助を要請されることと、作業している場所によっては携帯電話が使用できず、救助までに時間を要することを知りました。 そこで、救助を待つ間に林業従事者の方々自身で傷病者への対応ができることを目的に「安心!応急手当てポケットカード~命を守ろう~」という媒体を作成しました。インタビューで、林業従事者の方々が受傷される原因として、伐採した木に脚を挟まれることによる骨折が多いということをお聞きし、媒体では骨折・出血への対処方法と心肺蘇生法に関する内容を取り上げました。 また、上田様からのアドバイスで、山林での作業に携帯していただけるようなサイズとし、防水のためのラミネート加工を施しました。内容のわかりやすさ、文字やイラストの見やすさについても林業従事者の方々に確認していただき、完成することができました。 完成したポケットカードは、吉野かわかみ社中を通じて、川上村で働くすべての林業従事者の方々に配付していただきました。さらにご希望をいただき、令和3年7月1日(木)開催の全国労働安全週間イベントで、村内の土木建築事業所や製造事業所にもポケットカードを配付していただくことになりました。 上田様からは以下のような感想をいただきました。 「多くの林業従事者は日常作業の一貫として、立木伐採などの業務を行っておられるので、危険を伴う作業であるという認識が薄れがちになります。加えて、村内で重篤な林業事故が発生する頻度も高くないことから、突発的なアクシデントが発生した際に、自身の知識だけで冷静に対処できるかは未知数です。そのような場面で、このカードを携帯していれば手順に従って適切に処置できるので、現場での安心感は高まると思います。このカードを使う機会が訪れず、お守り代わりにカバンに入ったままというのが理想ですが…。」 また、ポケットカードを作成した学生からは以下のような感想がありました。 ポケットカードを作成時は、どのような場面、場所で活用するのかを想像し、より必要性のあるものになるように心がけました。緊急時に活用していただきたいです。 看護医療学科4回生 青木千春 ポケットカードを作成してみて、看護職だけでなく労働者の方が自分たちで救命措置を行うことができることは、とても重要なことであると考えました。初めてポケットカードを見る方でも、救命措置を行うことができるよう、絵や詳しい手順を記載することができたと思います。緊急時に活用していただきたいと思います。 看護医療学科4回生 板谷彩夏 ポケットカードを作成するにあたって、使用者のことを思いながら作成することがとても大切だとわかりました。緊急時に活用していただきたいです。 看護医療学科4回生 羽柿和也 緊急時に誰が見てもすぐに理解でき、実践できるようなわかりやすいパンフレット作成ができたと思います。林業従事者の方々が安全に働けるような環境づくりの一部に少しでも力になれて嬉しいと感じています。 看護医療学科4回生 安井優奈 今回の媒体作成では、山林での傷病者への対処ということを念頭に置き、どのような内容であれば林業従事者の方々に実践していただけるのかということを重視して作成しました。学生にとって、これまで学修した知識を、一般論ではなく対象となる方々の状況や個別性にあわせて活用することの重要性を学ぶ機会となりました。「安心!応急手当てポケットカード~命を守ろう~」が林業や建設業・製造業に携わる皆様方にとって安全のお守りとなることを願っています。 最後になりましたが、お忙しい中、離島へき地医療体験実習にご協力を賜りました皆様方に、心から感謝申し上げます。 看護医療学科 教授 松本泉美 講師 中西恵理 特任助教 松川真葵 助手 山本広大 【関連記事】 離島・へき地医療体験実習(山添村)レポート~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)レポート~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポートvol.2~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポートvol.1~看護医療学科
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