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イベントレポート
2017.08.24
看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.4
昨年に続いて、看護医療学科ではオーストラリアのメルボルンで「海外インターンシップ」を行っています。2017年8月19日(土)から27日(日)の日程で、2回生7名、4回生4名の計11名が参加しています。大学や高齢者施設での講義や施設見学、現地の方との交流などを通してオーストラリアの看護と教育、緩和ケア、認知症ケアなどについて理解を深めながら、健康課題や保健医療事情を比較し、看護の在り方をグローバルに考えます。 4日目の現地レポートです! 【8月22日(火)午後】 この日は午後からDHHS:Department of Health and Human Services(厚生省:保健社会福祉省)を訪問しました。 本日の学習目標は、 ・事前学習で学んだことを活かしてオーストラリアの保健医療制度の実際を知ること と掲げました。 お昼からLa Trobe大学からトラム(路面電車)に乗って移動し、DHHSを訪問しました。ヴィクトリア州の機関で入り口には厳重なセキュリティーがされており、事前登録された人しか入れません。一人ずつ登録パスカードと名前が記された名札をもって、緊張しながら無事に入館できました。 ▲International Chamber House の入り口カウンター 会議室のような大きな部屋に通されると、ネイティブスピーカー(外国語指導助手)の方々にオーストラリアの医療制度の実態や保健医療システム、看護教育、現任教育制度について説明をしていだきました。普段聞きなれない英語に圧倒されてしまい、なかなか説明内容を聞き取ることができず理解が難しかったですが、事前学習で学んだ単語がいくつか出てきたため、理解の手助けとなりました。 また、オーストラリアの看護師の方からのお話も聞かせていただき、日本とオーストラリアの保健医療・看護教育システムにはいくつか似ているところがあると分かりました(病院インターンシップで学んだ看護管理や1回生で学んだ社会保障制度と類似点が多くありました)。 例えば、高齢化への看護の対応。新人看護師は1年間の新人教育を受けること。看護師になるための学校には専門学校のような18か月で看護師になる学校と、私たちと同じように大学で看護を学んで看護師になる方法の2つがあることなどです。 オーストラリアは多国籍で様々な文化背景を持った人が暮らしているため、看護師もそれぞれ個人の文化背景を考慮して看護を行っていると知ることができました。 ▲講義をしてくださったネイティブスピーカーの方々 講義が終わった後は、日本のカルタ模様のお菓子などのお土産を渡し、全員で記念撮影をしました。 後ろに並ぶ国旗の中に日本の国旗がなかったことを伝えると、「次は用意しておく」とおっしゃってくださいました。一般の人はなかなか入ることのできない機関を訪問し、貴重な体験をした1日となりました! 看護医療学科 4回生 的場 郁恵・竹田 実緒 【関連記事】 ・看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.3 ・看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.2 ・看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.1 ・過去の看護医療学科の海外インターンシップの記事はコチラから
2017.08.24
看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.3
昨年に続いて、看護医療学科ではオーストラリアのメルボルンで「海外インターンシップ」を行っています。2017年8月19日(土)から27日(日)の日程で、2回生7名、4回生4名の計11名が参加しています。大学や高齢者施設での講義や施設見学、現地の方との交流などを通してオーストラリアの看護と教育、緩和ケア、認知症ケアなどについて理解を深めながら、健康課題や保健医療事情を比較し、看護の在り方をグローバルに考えます。 現地レポート第3弾です! 【8月22日(火)午前】 メルボルン3日目です!!!! 本日は午前中に2時間、LaTrobe大学で最後の授業です。 本日の学習目標として ・LaTrobe大学の学生と交流を深め、英語や日本語を交えながらお互いのコミュニケーション能力を高めること を掲げました。目標に対する内容としては、「~ます」や「~しちゃった」の語尾の変換や、漢字の読み方、日本語の意味が分からなかった際に同じように発音したり、英語で説明したりすることでお互いに協力しあいながら授業に取り組むことです。 ▼ワールド・ラトローブウィーク United Diversitiy(異文化理解)のイベント ▼大学の象徴像 セレモニーの際に記念撮影する場所 昨日は、私たち2回生がオーストラリアに来るまでに学内で準備をしていた「畿央大学の紹介」に引き続き、「奈良県の紹介」についてのプレゼンテーションをしました。 畿央大学の所在地、学部の紹介、大学のイベントや看護医療学科の1~4回生までにどのようなことを学ぶかについて日本語と英語で発表しました。 今日は4回生が「奈良について」というテーマで、奈良の場所、奈良の人口や面積、奈良の歴史や食べ物について日本語や英語を用いて発表しました。LaTrobe大学の2回生の皆さんは、とても熱心に聞いてくれました。 ▼奈良の魅力を発表した4回生 【本日の学び】 異なる国の人と授業を受けることで、お互いのことを理解するためにも、コミュニケーションをとる際に相手が何を言いたいかを汲み取りながら話すことで、意思疎通がしやすくなると学びました。 【今後の課題】 英語が理解できなくても、相手の表情や目を見て、何が言いたいかを汲み取ろうとし、また積極的に会った人と話しをしようと心掛けていきたいと思います。 看護医療学科 2回生 山上真未・岡本悠希 【関連記事】 看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.2 看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.1 ●過去の看護医療学科の海外インターンシップの記事はコチラから
2017.08.24
看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.2
昨年に続いて、看護医療学科ではオーストラリアのメルボルンで「海外インターンシップ」を行っています。2017年8月19日(土)から27日(日)の日程で、2回生7名、4回生4名の計11名が参加しています。大学や高齢者施設での講義や施設見学、現地の方との交流などを通してオーストラリアの看護と教育、緩和ケア、認知症ケアなどについて理解を深めながら、健康課題や保健医療事情を比較し、看護の在り方をグローバルに考えます。 現地レポート第2弾です! 【8月21日(月)】 あいにくの雨。トラム(路面電車)で移動し、La Trobe大学にて日本語を学ぶ学生と一緒に講義に参加しました。この日の学習目標として ・他の受講生と英語によるコミュニケーションを図る ・海外の大学生や生活する人達とコミュニケーションを図ること の2つを掲げました。 【1限目:2年生の講義】 講義内容は、日本語のクラスでの自動詞と他動詞の使い方に関する授業でした。講義は、60分間で4つのクラスでLa Trobe大学の学生達と一緒に学びました。まさに参加型のアクティブ・ラーニングでした!学生の隣に座り、「だ・である調」の文章を「です・ます調」に変換する学習を一緒に行いました。La Trobe大学のElise先生によると本日の講義では「~してしまう」:contractedが一番難しいらしく、学生も懸命に理解しようと取り組んでいました。 【2限目:1年生の講義】 講義内容は2年生の日本語の基本を理解する内容で、人数の数え方や動詞の分類で、単語や会話文をリピートし、目と耳で覚えるような講義でした。学生はまだ日本語に対して苦手意識があるようでしたが、積極的に講義に参加していました。 【3限目:3年生の講義】 講義内容は「私たちのゴミ」がテーマで、ゴミについてグループでディスカッションをしました。スクリーンに日本語でディスカッションの内容が映され、難しい漢字は私たちに確認し、協力してディスカッションを進めていきました。 昼食は現地の学生とともに、それぞれでとりました。「Agora」という場所には、学生食堂、生協(Coop)、ネイルサロン、郵便局もあり、大きなフードコートなような場所でピザやサラダ、寿司、タイ料理など様々な国の料理など自分の好きなものを選ぶことができました。 ▼Agoraの風景 【4限目】 三限目の学生とともにゴミについてのDVDを見ました。DVDの内容を踏まえ、ディスカッションの内容を学生と先生で深めました。 【本日のまとめ】 講義に参加してLa Trobe大学の学生と英語や日本語で会話をしましたが、なかなか意思が伝わらないこともありました。しかし、授業に参加することで以下のことを学びました。 ・La Trobe大学の学生は積極的に行動しており、主体的な学習姿勢でした。間違うことを恐れずに自分の学びを深めようと取り組む姿が印象的で、とても刺激を受けました。 ・すべての行動が「自己決定」と「自己責任」であり、積極的に質問したり確認することが必要だと学びました。明日もLa Trobe大学で講義を受けるため、La Trobe大学の学生の「学びの姿勢」を見て、自分自身の「学びの姿勢」を改めて見つめなおしたいと思います。 看護医療学科2回生 河野美佳・佐々木樺李乃・佐藤莉子 【関連記事】 看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.1 ●過去の看護医療学科の海外インターンシップの記事はコチラから
2017.08.23
看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.1
昨年に続いて、看護医療学科ではオーストラリアのメルボルンで「海外インターンシップ」を行っています。2017年8月19日(土)から27日(日)の日程で、2回生7名、4回生4名の計11名が参加しています。大学や高齢者施設での講義や施設見学、現地の方との交流などを通してオーストラリアの看護と教育、緩和ケア、認知症ケアなどについて理解を深めながら、健康課題や保健医療事情を比較し、看護の在り方をグローバルに考えます。 レポート第1弾が現地から届きました! 【8月19日(土)】 看護医療学科の海外インターンシップが、今日から始まりました!! 15時30分に関西国際空港に集合して搭乗手続きを行い、飛行機の出発が少し遅れて乗換先のタイへ出発しました。 この日の学習目標は ・グループ内での役割を果たし、安全に留意した責任のある行動をとる ・メルボルン市内の文化や生活に触れること の2点に決めました! 機内には枕やブランケットが用意されていて、とても快適でした(^▽^)/ そして、19時ごろに機内食をいただき、現地時間で22時15分にタイに到着!!(日本との時差は-2時間) メルボルン行きの飛行機まで時間があったため、タイの空港内で約1時間の自由行動しました!! 【8月20日(日)】 0時15分にタイからメルボルンに向けて出発。タイからメルボルンに近づくにつれて気温が下がっていき、寒くて何度か目が覚めました。タイ出発前に温かい服に着替えた方がよかったなと思いました。オーストラリアの現地時間で10時頃に機内食が出ました(日本との時差+1時間)。 現地時間11時40分にオーストラリアのメルボルンに到着!到着したころは、まだ日も照っていたため思いのほか寒くはありませんでした! 入国手続きを終えるとガイドの方が出迎えてくれました!!空港からメルボルンの素晴らしい街並みをバスで30分走り、宿泊先のMercure Welcome Melbourne Hotleに到着しました!!そこから全員で¥(円)→$(オーストラリアドル)に両替しに行きました。こちらがオーストラリアのお金です!!(全種類ではないですが…) そのあとトラムや電車に乗る際に使用するICOCAのようなmykiを購入しました。 そして、その後は自由行動。Melbourne市内には歴史を感じる建築物や多文化・異文化の人に配慮した食べ物など、どの国籍の人であってもその人の価値観を尊重した生活が送れるように配慮してありました。日没後は気温が下がりとても寒かったため、日中あまり寒くなくても何か羽織れるものが必要でした。 11人でのグループ行動がスタートしましたが、皆で助け合って学習したいと思います! 看護医療学科 2回生 八木 風樺 横田 彩乃 ●過去の看護医療学科の海外インターンシップの記事はコチラから
2017.08.16
オープンキャンパスで栄養バランスチェック!~ヘルスチーム菜良
8月12日(土)13日(日)にオープンキャンパスが開催されました。 ヘルスチーム菜良(※1)から学生がスタッフとして参加し、「食育SATシステム(※2)」を用いて、日頃の食生活を見直そうという取り組みを行いました。 (※1)ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成され、食育啓蒙活動などを行っています。 (※2)食育SATシステム…フードモデルを用いて1食分の食事バランスを栄養価で計算し、5段階で評価されるシステムです。 8月12日(土)には161名。8月13日(日)には137名もの多数の方に来ていただき、その日の昼食や今食べたいものをフードモデルから選んでもらい、栄養バランスの評価を行いました。食育SATシステムの結果を見て、生活習慣病のリスクとして気を付けるべき栄養素についてアドバイスをさせていただきました。 12日(土)に参加したスタッフは、1回生3名と2回生2名と3回生3名で、まだまだ知識が足らない1回生も上回生に助けてもらいながら栄養相談に参加しました。今回の活動で栄養相談に応じることの難しさをとても痛感しましたが、最後に「ありがとう」と言われた時には安心感を得ました。 また、一見バランスのよさそうな献立でも、食塩が多すぎたり脂質が多すぎたりと、5段階で最も評価の良い星5つまたその下の星4つを取る方は少なくバランスの良い献立を考えることの難しさを実感しました。 これからもヘルスチーム菜良で食育を通して栄養に関する様々な活動をしていきたいと思います! 健康栄養学科 1回生 安松由華 【過去の『ヘルスチーム菜良』のBlog記事を読む】
2017.08.15
広陵町の体験型イベント「いのちを守るまちづくり」に参加!~ヘルスチーム菜良
8月6日(日)にヘルスチーム菜良(*)の活動として、さわやかホールで行われた広陵町主催のイベント「いのちを守るまちづくり」に参加させていただきました。 (*)ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動、レシピ開発に取り組んでいます。 ▲野菜の断面で作られたスタンプで遊べるコーナー いのちを守るまちづくりイベントでは、食育活動として野菜の断面で作られたスタンプで遊べるコーナーや食育SATシステムを使って普段の栄養バランスをチェックできるコーナーの他、体力測定や積み木を使った保育などたくさんの催し物があり、ヘルスチーム菜良からは畿央大学健康栄養学科の学生2名がスタッフとして参加させていただきました。 ▲理学療法学科の学生が、地域の方々の体力測定を行っています 私たちは会場に到着してから1時間ほど、広陵町特産のなすを使ったチンジャオロースの調理のお手伝いをさせていただきました。ここでは、調理担当の皆さんから野菜を均一に切る方法などを優しく教えていただきました。 ▲なすのチンジャオロースを調理中 出来上がったなすのチンジャオロースは地域の方々に試食していただき、レシピの紹介もしました。なす、ピーマン、パプリカなど色とりどりの野菜を使うことで色鮮やかな料理となっており、味もとてもおいしかったです! ▲なすのチンジャオロースの試食 調理をお手伝いさせていただいた後は、食育SATシステム(**)を使って広陵町住民の方々の食事バランスをチェックさせていただきました。 (**)食育SATシステム…フードモデルを用いて1食分の食事バランスを栄養価で計算し、☆5段階でわかりやすく評価するシステムです。 食育SATシステムのコーナーにはたくさんの方にご来場いただき、普段の食事で生活習慣病のリスクとして気を付けるべき栄養素を知ることができてよかったというお声をいただきました。また、お子様からご年配の方まで楽しみながら栄養バランスについて学んでいただくことができました。 ▲最後に、食育活動の関連コーナーの皆さんと記念撮影。ご指導ありがとうございました! 【参加したメンバーの感想】 たくさんのベテランの管理栄養士さんとお会いでき、さらに一緒にイベントを運営出来るというとても贅沢で価値のある機会だったと思います。お手伝いする中で、包丁の使い方のコツや、効率よく作業する工夫を教えていただいたり、地域活動されている方の栄養指導の様子を間近で聞くことが出来たりと、憧れと学びを深められるとても良い機会でした。 また、食育SATシステムが大人気で、沢山の来場者と食事についてのお話が出来て楽しかったです。このイベントを通して、運営者の皆さんや、栄養士の先輩方、参加者さんと、多くの出会いがあり、親しみを持つことができました。参加することができて本当によかったです。(健康栄養学科3回生 安部 瞳) このイベントに参加して、多くの広陵町住民の方々と普段の食事についてお話しすることができました。このような広い年代層の方々が普段の食事をどのようにしておられるかを知る機会はなかなかないため、どのような食事にどういう料理・食材がいいのかを私たちも管理栄養士の藤井先生の栄養指導を聴きながら学ばせていただきました。今回の活動を通して保健センターの皆様や管理栄養士の方々にとても親切にしていただき、管理栄養士として学ぶことの多さや、地域の方々とのふれあいの大切さを改めて実感しました。(健康栄養学科3回生 䋆田 ななえ) ヘルスチーム菜良は今後も様々な食育活動に取り組み、食を通じて町や地域の健康の増進に役立てられるよう頑張ります! 健康栄養学科3回生 䋆田ななえ 【過去の『ヘルスチーム菜良』のBlog記事を読む】
2017.08.05
「Kio オレンヂカフェ 分かちあい in 御所」を開催しました。
畿央大学と御所市、地域住民が共同して運営している「金曜日カフェ~つどい~」で、7月28日(金)に平成29年度第2回「Kio オレンヂカフェ 分かちあい in 御所」(認知症カフェ)が開催されました。 こんにちは! 看護医療学科4回生の大森と新郷です! 7/28(金)の認知症カフェ(通称:オレンヂカフェ)には、老年看護学分野の先生3人と私たち学生2人が行き、午前と午後に分かれてプログラムを行いました。 <午前> 松原先生による「糖尿病と認知症の関係性」についての講義 認知症カフェに来られた高齢者の方に、糖尿病のイメージについて質問をしながら、双方向的に楽しく講義をしてくださいました。 私自身も、糖尿病と認知症の関係性については、あまり知らなかったので、とても参考になりました。 御所市地域包括支援センターのセンター長による、認知症の非薬物療法の1つである「回想法」についての説明 昭和の頃の写真や映像などをスライドに示して、質問形式で行ってもらいました。 やはり、昔の写真や映像は鮮明に覚えている方もいて、積極的に答えている方もいらっしゃいました。 <午後> 認知症の家族の会の方と、認知症を家族に持つ奈良県在住の方を交えて、困っていることや、体験を話し合いました。 実際に認知症高齢者を在宅で介護されているご家族の方の、普段の困った体験などを共有し、どうしたら良いのかについて話し合っていました。 それだけではなく、各地のオレンヂカフェを巡って、抱いたイメージを話される方もいて、オレンジカフェの今後の在り方についても、議論がされていました。 ●今回の学び 認知症カフェは、認知症の方を持つ家族の方々が思いや体験を表出される場ではあるものの、認知症を抱えるご本人の方の表情が曇る場面も見受けられたことから、「自分のことを言われているのではないか」とご本人の心理的負担となっている場合も多いのではないかと感じました。話し合いの時間は、別室でゆったりと過ごしていただくなどの工夫をして、ご本人がそのような思いをしないように配慮する必要があると感じました。 今後、看護師として認知症の方に関わる際には、今日の学びを生かし、ご本人の思いにもより一層配慮して関わっていきたいと思います。 看護医療学科4回生 大森あきら 【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む
2017.08.03
平成29年度 夏季エコパトロールを行いました~エコキャンパス推進委員会
平成29年度 夏季エコパトロールを実施しました! 日頃はエコキャンパス推進活動にご協力いただきありがとうございます。 さて、今年の夏も大学キャンパス内のエコパトロールを7月18日(火)から7月26日(水)のうちで5日間、昼休みや放課後に実施しました。エコパトロールでは、エコキャンパス推進委員会の教職員が緑色のタスキをつけて、校内にあるエアコンの設定温度や稼働状況、室温を巡回して確認しました。 夏季のエアコンは、基本的に「28℃設定」に協力をお願いしていますが、教室の場所や活動内容、使用人数等を考慮して、各教室に設置されている温度計を確認しながら適切なエアコンの使用を心がけてください。 ▼エコパトロール時の様子 左から隅蔵先生(健康栄養学科)、八木先生(現代教育学科)、大友先生(看護医療学科) ▼事務室の室温とエアコン設定温度を確認する金澤さん(総務部) ▼教育学習基盤センターに部分消灯をお願いしたり(写真左)、巡回中は適切な温度設定に協力をお願いしました。 巡回していると、わずかながらも、誰もいないのに照明が点けっ放しの教室がありました。教室を退出する際には、今一度、エアコンと照明OFFへのご協力をお願いします! また、各フロアーに設置してある「リサイクルボックス」をご存じですか?不要になった用紙類は、個人情報に配慮した上で是非リサイクルしてください。昨年度は16,000kgもの紙類が再利用されました。 そして、今年もエコキャンのポスターを人間環境デザイン学科の学生に作成してもらいました。力作揃いでしたので、複数のポスターを選出して教室の出入り口に掲示しています。みなさんありがとうございました。 ▼エコキャンパスポスター Design by N.Kさん (人間環境デザイン学科3回生) ▼エコキャンパスポスター Design by M.Sさん (人間環境デザイン学科3回生) 最後に、エコパトロールの結果を健康支援センターの山根先生に見て頂き、暑い夏を乗り切る上で気をつける点をお聞きしました。 夏はエアコンで室温を下げすぎると、屋外との温度差がヒートショックとなり、身体への負担が大きくなります。実際に7月以降、体調不良を訴えて保健室にくる学生や教職員が増えたそうです。急に大量の汗が止まらなくなった、気分が悪くなった、寒気がする、だるい等の症状は暑さの影響が大きいと考えられます。通学時にはエアコンの効いた電車から駅から大学までの道のり、そして教室と温度差の大きい環境に身体がさらされるので、寝不足、朝食を抜く、水分の補給が充分でない時などには要注意です。 汗を多くかいた時には水分だけでなく、電解質を含むスポーツ飲料や経口補水液等を摂るように心がけましょう。ついつい無理をしがちな試験期間中は、特にヒートショックに気をつけてください。 エコキャンパス推進委員会 【関連記事】 平成28年度 冬季エコパトロールを実施 平成28年度 夏季エコパトロールを実施
2017.07.26
オープンキャンパスで栄養バランスチェック!~健康栄養学科ヘルスチーム菜良
7月15日(土)に畿央大学オープンキャンパスが開催され、ヘルスチーム菜良*ではオープンキャンパススタッフとして11名が参加しました。私たちは「食育サッとシステム体験*」という企画を担当し、フードモデルを使って1食分の栄養バランスをチェックした後に、一人ひとりにアドバイスを行いました。当日は約70名の方にお越し頂き、たくさんの方に食事の大切さを伝えることができました。 *ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動、レシピ開発に取り組んでいます。 参加したスタッフはほとんど1回生で、まだ知識が豊富でない人が多かったため、事前に栄養について学習を行いました。しかし、まだまだ知識が足りず、過剰摂取している栄養素や不足している栄養素についてのアドバイスの難しさを実感しました。 また、健康栄養学科を志望する高校生には、栄養のアドバイスの他に入試についてのアドバイスもさせて頂きました。すごく熱心に聞いていただけ、先輩としても管理栄養士を目指してもらいたいと思いました。高校生の皆さん、頑張ってください! これからもヘルスチーム菜良で食育などを通して栄養に関わる様々な活動をしていきたいと思います! 健康栄養学科1回生 吉田菜摘 【過去の『ヘルスチーム菜良』のBlog記事を読む】
2017.07.25
「災害に強い大和の町づくりネットワーク」平成29年度第1回研修会を開催!~看護医療学科教員
平成29年7月22日(土)の午後、本学L202講義室に災害に強い町づくりネットワークの今年度第1回研修会を開催しました。テーマは「どうやって積み重ねる?発災時に求められる看護師の知識と技術の学び」です。 災害に強い大和の町づくりネットワーク【奈良県下の防災・減災・災害対策強化に関する経験や学び(知識や技術)の共有を目的としております】は、立ち上げから5年が経過し、今年度は、これまでの活動の中で得られた経験や知見を体系的に整理し、臨床に役立てるものとして返していきたいと考えています。 奈良県下の臨床や教育機関、行政におられる看護職28名が集い、発災後概ね24時間の病院勤務看護師に求められるコンピテンシー(役割を遂行するための能力)を養うためにはどのような学びが必要か、欲しいと思う教材は?について意見交換をしました。 今後30年以内に震度6以上の地震が起こる可能性が14%(昨年の熊本地震に関係した断層が16%でした)と報告されている断層が奈良県にはあります(その端は広陵町にも近いところです)。そうした危機的な状況にあることを受け、県内医療機関の多くで、耐震・免振工事や対応の見直しを急いでいますが、その中でも重要なのは人材育成です。 阪神淡路大震災発生以降、災害看護学は確実に歩み進めてきましたが、非日常的な災害時の看護は学びの積み重ねが難しく、その一方、あちこちで次から次に多くの大規模災害が発生し、検証が追い付いていない帰来もあります。ワークショップ前半の第1部では、「所属機関が大きな被害を受けている状況を想定した対応はこれまでもシミュレーションしたことがあるのでイメージしやすいが、所属機関に被害は無く、すぐ近くで多くの傷病者が発生している。つまり、すぐにも大勢の傷病者が一気に運ばれてくる対応はイメージが難しい」などの言葉が聞かれました。また第2部では、「コンピテンシーを養うべく学びのコンテンツは抽出できても、どのような教材が適しているか具体的にすることは難しい」という意見がありました。それでも、他施設での取り組みについて情報を得て発展させることで教材案が出された項目もあり、有意義な時間でした。 うだるような外の暑さにも負けない参加者の熱いディスカッションが、これからの奈良県下医療機関の看護師に対する災害看護教育に活かせるように、ネットワークのコアメンバーで形にしていきたいと考えています。 ご参加いただきました各施設の皆様、サポーターとしてご参加くださった防災士会・広陵町の東様、看護4回生富本くん、ありがとうございました。 なお本研修会は、学術研究助成基金助成金「災害初動における臨床看護師のコンピテンシー開発およびオンライン学修支援環境の構築」(課題番号17K12198)を受けて開催しました。今後は、先行研究や災害看護の事例などからコンピテンシーの妥当性を検証して、eラーニングを活用した効率的で効果的な学び方についても検討して参ります。 看護医療学科教授 堀内美由紀 教育学習基盤センター助教授 宮崎誠 【関連記事】 地域の防災イベントに教員・学生がボランティア参加!~看護医療学科 NHKが看護医療学科堀内先生を取材!~阪神淡路大震災から21年。災害看護~ 災害に強い地域づくりへの大学の貢献を考える-DMAT訓練を通して- 災害に強い大和の町づくりネットワーク 平成25年度第1回研修会を開催! 災害に強い大和の町づくりネットワーク活動 研修会を開催!
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