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地域連携センター
2023.10.15
2023年明日香村竹テントワークショップvol.3【2日目】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ
人間環境デザイン学科2・3回生対象「プロジェクトゼミ」では、学年をこえたグループを組み、フィールドワークや学生相互の話し合いを通して、具体的な課題を見つけ出し解決策を考える力を身につける事を授業の到達目標としています。 人間環境デザイン学科の陳ゼミでは9月19日~21日までの3日間、竹テントワークショップに参加しました。このワークショップは、明日香村商工会、商工会青年部が中心となり、使われなくなった古民家を修復し新たな活動拠点の創造を目的とする「明日香スタンド(旧岡本邸プロジェクト)」の一環として行われたものです。 陳ゼミの学生12名は2泊3日の宿泊しながら竹テントを制作しました。今回は作業2日目の様子を報告させていただきます。 ▶前回の記事はこちら(準備編、1日目) 9月20日(水)、明日香竹テント作り2日目です。今日は2 回生も新たに参加しました! 竹テントType A「座りぃなbamboo」 竹テントType A「座りぃなbamboo」の班は、フレームの組み立て・竹床作りを分担して行いました。 フレームの組み立て作業では、インパクトドライバーで竹に穴を開け、ボルトや紐を使い、竹同士を接合しました。 まず、三角形のフレームを2つ組み立てました。次に、横架材を紐で接合しました。紐で結ぶ際、固く結ばないと接合部が緩んでしまうので、できるだけ固く結ぶことを意識しました。高いところの横架材は、脚立を使い結びました。 お昼休憩の際に、紐の結び方をみんなで練習したので、スムーズに作業を進めることができました。 竹床作りでは、一本一本丁寧に竹を紐で結んでいきました。竹が足りない時には、自分たちで竹を伐採し、竹の枝を鉈でカットし、製材を行いました。同じ大きさの竹を集めるのが難しかったです。 炎天下の中の作業は大変でしたが、しっかり休憩を挟み水分補給をしながら、声を掛け合い最後まで作業を頑張りました! 竹テントType A「座りぃなbamboo」のフレームを組み立てました。 竹テントType X「いらっしゃいbamboo」 竹テントType X「いらっしゃいbamboo」の班はフレームの組み立て作業を行いました。 竹に穴を開け、ボルトで竹と竹を接合します。 まずはインパクトドライバーで竹にボルトを通すための穴を開けていきます。しかし、竹が乾燥していないため、穴を開けようとすると、水が出てきて力加減が難しく、苦戦しました。 穴を開けた後は、テントの軸となるフレーム部分の組み立て作業を行いました。 この時に、両サイドの横架材が平行にならないとテントの形がアンバランスになってしまいます。なので、平行になることを意識して組み立てていきました。 しかし、メジャーでしっかり測っていたとしても、竹が歪んでいたり、穴を開ける際にインパクトドライバーが斜めになってしまっていると、うまく接合することができません。 私たちも半日以上何度も組みなおしをしました。 竹テントType X「いらっしゃいbamboo」のフレームを組み立てました。 苦戦したことが多く、集中力も低下しましたが、しっかり水分補給をし、美味しいお昼ご飯を食べたので、みんなで楽しく乗り越えることができました。 ボルトで竹を繋ぐことに苦労しましたが、2回生も一緒に手伝ってくれたので、作業も捗りにぎやかな雰囲気で進めることができました。3日目の完成に向けて、まだまだ課題はありますが、チームのみんなでコミュニケーションを取りながら頑張りたいです! 夜はBBQをして、ひと夏の思い出になりました! なお、この日の様子は明日香村商工会の明日香スタンド(旧岡本邸)Youtubeチャンネルに動画として紹介していただいています。 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 3回生 富久 菜乃華、中谷 天音、大谷 麻結 【関連記事】 2023年明日香村竹テントワークショップvol.2【1日目】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2023年明日香村竹テントワークショップvol.1【準備編】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.9~最終日、無事に帰国しました! 河合町佐味田の居場所計画 「佐味田みんなの縁側」制作・発表~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 畿央大学付属広陵こども園で使う子ども用スツールが完成しました!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」
2023.10.13
2023年明日香村竹テントワークショップvol.2【1日目】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ
人間環境デザイン学科2・3回生対象「プロジェクトゼミ」では、学年をこえたグループを組み、フィールドワークや学生相互の話し合いを通して、具体的な課題を見つけ出し解決策を考える力を身につける事を授業の到達目標としています。 人間環境デザイン学科の陳ゼミでは9月19日~21日までの3日間、竹テントワークショップに参加しました。このワークショップは、明日香村商工会、商工会青年部が中心となり、使われなくなった古民家を修復し新たな活動拠点の創造を目的とする「明日香スタンド(旧岡本邸プロジェクト)」の一環として行われたものです。 陳ゼミの学生12名は2泊3日の宿泊しながら竹テントを制作しました。今回は作業1日目の様子を報告させていただきます。 ▶前回の記事はこちら 9月19日(火)明日香村商工会と畿央大学陳ゼミのワークショップ1日目の作業が始まりました。 今日は主に竹テントの材料となる竹の伐採、笹取り、部材の準備に取り掛かりました。 竹の伐採 まず始めに皆で現地の竹林に入り、林業の久住さんに竹の伐採方法を教えていただきました。 竹がしなっている方向に倒れるように竹の根元にのこぎりを入れ切り落としました。実際に竹林に足を踏み入れたことも、丸々一本の竹を持ったことも初めての経験でした。 枝落とし その次に伐採した竹の枝落としをしました。のこぎりやなたを使い、刺さらないように枝を切り落としていくのは難しかったですが、作業を進めるにつれて、道具をうまく使いこなすことができるようになり、効率よく作業が進んでいきました。 部材の準備 次に、部材の寸法を測り、竹をカットしていきました。 竹の太さを大中小と分類し、それぞれの竹に墨付けをし、テントの上部が竹の節の部分になるように竹を切っていきました。節が上になるようにしたのは竹の中に雨水などが溜まらないようにするためです。 木材よりもカットしやすく、この作業はスムーズに進みました。 これらの竹の伐採、竹の枝落とし、部材をカットしていく作業はそれぞれ数人に分かれて進めていきました。 最後に、ボルトで固定する位置に穴をあけました。 竹は丸いので、同じライン上に穴を開けるのが難しかったです。 また、1日目のお昼では明日香村でつくっているお弁当をいただきました。 とても豪華でおいしくておなか一杯になり、午後も頑張れました! 夕方には明日香村で販売しているアイスを差し入れでいただきました。 様々な味があり、フルーツの味がとても濃厚でとてもおいしかったです。明日香村に行ったときにはぜひ! 夜は民宿に泊まりました。 夜ご飯は明日香村の郷土料理である飛鳥鍋をいただきました。味噌と牛乳が加わり、とてもコクがあり美味しかったです。 沢山食べてよく寝て明日も頑張れそうです! なお、この日の様子は明日香村商工会の明日香スタンド(旧岡本邸)Youtubeチャンネルに動画として紹介していただいています。 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 3回生 濱畑 桃花、廣瀬 舞果、林 和樹、前川 慧帆 【関連記事】 2023年明日香村竹テントワークショップvol.1【準備編】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.9~最終日、無事に帰国しました! 河合町佐味田の居場所計画 「佐味田みんなの縁側」制作・発表~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 畿央大学付属広陵こども園で使う子ども用スツールが完成しました!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」
2023.10.12
2023年明日香村竹テントワークショップvol.1【準備編】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ
人間環境デザイン学科2・3回生対象「プロジェクトゼミ」では、学年をこえたグループを組み、フィールドワークや学生相互の話し合いを通して、具体的な課題を見つけ出し解決策を考える力を身につける事を授業の到達目標としています。 人間環境デザイン学科の陳ゼミでは9月19日~21日までの3日間、竹テントワークショップに参加しました。このワークショップは、明日香村商工会、商工会青年部が中心となり、使われなくなった古民家を修復し新たな活動拠点の創造を目的とする「明日香スタンド(旧岡本邸プロジェクト)」の一環として行われたものです。 陳ゼミの学生12名は2泊3日の宿泊しながら竹テントを制作しました。今回はワークショップに向けた事前準備の様子を報告させていただきます。 竹テントの設計・事前準備 竹テントワークショップ当日に向けて、大学ではゼミの時間や夏休みに作業を行っていました。 はじめに、実際にワークショップが行われる敷地である明日香村岡地区岡本邸を見学させていただきました。明日香村商工会や設計事務所の方からプロジェクトの内容を教えていただき、イメージがとてもつきました。 初めに敷地見学にて広さや雰囲気などを把握した上で後日、大学でこのプロジェクトに適しているテントはどのようなものなのか議論をしました。現地の竹を使って、竹テントを製作するにあたり、コンセプトとして「結び」という言葉をあてさせていただきました。竹と竹の結び、竹テントと竹テントの結び、また、畿央大学と明日香村の方々とで一緒に作るものであるため、その関係の結び合わせという意味も込めております。 それを踏まえ、竹テントを考える際には、組み立てが簡易的であること、用途によって使い分けができること、同時に多くの人が利用できること、竹の心地よさを感じられることが重要だと考え、その条件に適している 2つの竹テントに決定しました。 竹テントType A「座りぃなbamboo」 用途:休憩所 特徴:縦横約2メートルの竹床・用途によっての可変性・広々としたサンシェード下のスペース 竹テントType X「いらっしゃいbamboo」 用途:屋台(販売)や飲食 特徴:屋台にも飲食スペースにもなること・雰囲気のある暖簾 それからは、10分の1の模型を作り、組み立てや接合方法を考えました。その次は試作で、竹で実際の想定の7割のテントを製作しました。竹の歪みや重みでなかなかうまくバランスが取れず、試行錯誤を繰り返し、接合方法を変えたり、補強を加えたりしながらなんとか形にすることができました。 竹テントの接合方法については、主に2種類の方法を考えました。 準備を整え、7月21日(金)には明日香村商工会の方と明日香村で林業をされている方をお招きして大学で発表会を行いました。好評をいただき、また実際に制作するための問題点なども挙げていただき、さらに身の引き締まる思いで、とても良い発表会となりました。 それからは、ロープの結び方を練習して、サンシェードの布を大学で製作しました。 材料表や図面を仕上げ、いざ明日香村へ!絶対に良い竹テントを完成させるぞ!という意気込みで、大学での事前準備作業は終了しました。 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 3回生 天野 夏菜、上野山 陽香 【関連記事】 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.9~最終日、無事に帰国しました! 河合町佐味田の居場所計画 「佐味田みんなの縁側」制作・発表~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 畿央大学付属広陵こども園で使う子ども用スツールが完成しました!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」
2023.09.22
エリシオン真美ケ丘・エリシオン真美ケ丘アネックス「ひまわりカフェ」9月活動報告!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学
Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)、愛知県(同朋大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体です。 “認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体で、2020年にはロゴやマークが商標登録されました。 2019年9月に畿央大学では「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に、サークルとして発足しています。 2023年9月3日(日)、広陵町にある介護付き有料老人ホーム「エリシオン真美ケ丘・エリシオン真美ケ丘アネックス」で開催されている「ひまわりカフェ」にボランティアとして参加させていただきました。 私たちがひまわりカフェに参加するのは5度目です。 「ひまわりカフェ」は認知症の方や認知症の家族がおられる方、地域の方々、施設ケアマネジャーや生活相談員、施設長などが集い、楽しいイベントや世間話、介護相談など地域の人々の交流の場として1か月に1回開催されています。 9月に入ったにも関わらず、厳しい暑さが続く中、今月もたくさんの方が参加してくださっていました。 皆さんが集まられてから、ランチをいただきました。今月のランチメニューはちらし寿司、にゅう麺、おひたしでした。 私たちもご一緒させてもらい、たくさんお話しながら、おいしくいただきました。 ランチが終わると、今月のメインイベント「ひまわり運動会」をしました。紅組と白組に分かれて、スタッフの方お手製の鉢巻きをつけました。玉入れ、借り物競争、パンつかみ競争、叩いてかぶってジャンケンポン(職員競技)の計4種目を行いました。 どの競技も接戦で、応援も盛り上がりました。結果は同点に終わりました。身体を動かした後は、コーヒーとお菓子で喫茶の時間です。 皆さん、運動会を振り返って、「久々にこんなに動いて疲れたけど楽しかった」と話されていました。毎月参加させてもらっていることで、参加者の方と顔見知りになることができ、名前を覚えていてくださったり、前に話したことを覚えていてくださったりと嬉しいことがたくさんありました。これからも参加を続けていきたいと強く思いました。 畿央祭で、独自の認知症カフェの開催を計画しているところなので、今回のカフェでの学びも取り入れていきたいと思います。 エリシオン真美ヶ丘・エリシオン真美ヶ丘アネックスの皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。 これからもOrange Project®をよろしくお願いします。 看護医療学科 1回生 四方 千尋 【関連記事】 真美ケ丘子ども会の児童に、認知症の啓発活動!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 エリシオン真美ケ丘・エリシオン真美ケ丘アネックス「ひまわりカフェ」活動報告!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 認知症ケアサークルOrange Project®が活動を再開!~エリシオン真美ケ丘「ひまわりカフェ」活動報告 認知症ケアサークルが「2022年度Orange Project®記念式典」にオンライン参加! 対面とZoomで「七夕交流会」を開催!~Orange Project®畿央大学 第1回エコマミ公開講座に山崎教授と学生が協力!~Orange Project®畿央大学 認知症啓発のための「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告!~Orange Project®畿央大学
2023.07.26
エリシオン真美ヶ丘・エリシオン真美ヶ丘アネックス「ひまわりカフェ」7月活動報告!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学
Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)、愛知県(同朋大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体です。 “認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体で、2020年にはロゴやマークが商標登録されました。 2019年9月に畿央大学では「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に、サークルとして発足しています。 2023年7月2日(日)、広陵町にある介護付き有料老人ホーム「エリシオン真美ヶ丘・エリシオン真美ヶ丘アネックス」で開催されている「ひまわりカフェ」にボランティアとして参加させていただきました。 私たちがひまわりカフェに参加するのは3度目です。 ▶以前の「ひまわりカフェ」での活動はこちら 「ひまわりカフェ」は認知症の方や認知症の家族がおられる方、地域の方々、施設ケアマネジャーや生活相談員、施設長などが集い、楽しいイベントや世間話、介護相談など地域の人々の交流の場として1か月に1回開催されています。 太陽が照りつける暑い日でしたが、梅雨の時期を楽しく過ごす工夫として飾り付けてある色とりどりの傘が、涼し気に迎えてくれました。 私たちはひまわりカフェの準備からお手伝いさせていただきました。 この日は七夕も近かったので、笹の葉に飾りつけをしました。 今回のひまわりカフェでは20名が参加されていました。ご夫婦や友達同士で参加されている方が多かったです。 毎回参加している学生と参加者の方との間で、「久しぶりだね!」「また会えたね。」と話す様子が見られ、活動を継続していくことの大切さを感じました。 皆さんが集まられてから、施設長の挨拶と職員の紹介があり、私たち学生も自己紹介させていただきました。その際「しんちゃんと呼んでください!」「まなちゃんと呼んでください。」と呼称をつけることで参加者の方々に覚えていただく工夫をしました。 次に笹の葉につける短冊の願い事を一緒に書き、笹の葉に飾りました。「家族のこと」「健康のこと」などさまざまなお願いをしました。 昼食では私たちも席にお邪魔して、一緒にいただきました。 今回のメニューは七夕そうめん、なすの揚げびたし、いなり寿司でした。美味しい食事と楽しい会話で食もすすみ、ほとんどの方が完食されました。 昼食の後はお家でできる脳トレ体操として、手や足を順番に動かしていく運動を行いました。 参加者の方々からは、「これなら座ったままでもできるね。」「ゆっくりやったら楽しいわ。」などの感想が聞かれ、体操を楽しんでおられる様子でした。 運動した後はお菓子やコーヒーでおやつタイムを取りました。 たくさんおしゃべりして、一緒に楽しい時間を過ごしました。 最後にやぐらを囲んで盆踊りの練習をしました。 私たちも踊らせていただきました! みなさん手拍子や踊って楽しんでいる様子が見られました。 新型コロナウイルス対策が緩和され、少しずつ外での活動機会も増えてきました。 今回も直接地域の方々と交流し、一層深みのある経験になりました。 今後はOrange Project®でももっと外部での活動を増やしていきたいと思います。 エリシオン真美ヶ丘・エリシオン真美ヶ丘アネックスの皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。 これからもOrange Project®をよろしくお願いします。 看護医療学科 3回生 寺下 慎之介 【関連記事】 真美ヶ丘子ども会の児童に、認知症の啓発活動!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 エリシオン真美ヶ丘・エリシオン真美ヶ丘アネックス「ひまわりカフェ」活動報告!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 認知症ケアサークルOrange Project®が活動を再開!~エリシオン真美ヶ丘「ひまわりカフェ」活動報告 認知症ケアサークルが「2022年度Orange Project®記念式典」にオンライン参加! 対面とZoomで「七夕交流会」を開催!~Orange Project®畿央大学 第1回エコマミ公開講座に山崎教授と学生が協力!~Orange Project®畿央大学 認知症啓発のための「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告!~Orange Project®畿央大学
2023.07.15
河合町佐味田の居場所計画 「佐味田みんなの縁側」制作・発表~人間環境デザイン学科 陳ゼミ
私たち陳ゼミでは河合町役場と佐味田地区の皆様と協力して『佐味田みんなの縁側』を制作しました。 2022年11月から、私たちは河合町の皆様に新しい居場所計画として、縁側を作り、設置する計画を提案しました。 (河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ) 春休みの5日間を使って、ゼミのメンバー14名で制作に取り組みました。今回、制作の縁側には明日香村産の桧を使用し、つなぎ目は釘を使用しない「ホゾ加工」に挑戦しました。作業は以下A、B、Cの3つの班に分かれて進めていきました。 A班:大きい縁台の制作 材料の傷や汚れの有無を確かめ、切る部分、穴をあける部分に印をつけました。つけた印通りにのこぎりで材料をカットしました。枠組みは脚をはじめに作ります。機械やのみを使って「ホゾ穴」を開けました。 ▼木材を切る作業 と「ホゾ穴」を開ける作業です。 ▼パーツは「ホゾ」を「ホゾ穴」に差し込むことで接続します。 ▼木槌を使いピッタリはめ込みました。 立体表現の授業で学んだことを生かしながら進めました。木材が太いので、まっすぐかつ印通りに切ることが見た目以上に難しく感じます。サイズ調整が難しく、 上手くはめることができず苦戦しました。 B班:小さい縁台の制作 まず、材料の寸法や傷の有無を確かめ、切る部分や穴をあける部分に印を付けました。つけた印通りにのこぎりで材料をカットし、パーツ同士の接合部分はホゾ加工をして、「ホゾ」を差し込む「ホゾ穴」は機械で開けました。 ▼縁台の寸法に合わせて材料をカットした様子です。 ▼接合部分の「ホゾ」と「ホゾ穴」を制作しました。 ▼パーツごとに鉋とやすりをかけ、角をとってつるつるにしました。 ▼ホゾ穴にホゾ部分を差し込み、実際に椅子の脚部分を組み立てていきました。ホゾとホゾ穴の大きさが上手く嚙み合わなくて、ミリ単位の微調整をするのが大変でした。 ▼組み立てた脚部分に、座面の板を張り付けました。脚部分と座面の板の裏側にドリルで穴を開け、ダボを入れて接合しました。 C班:光箱の制作 まず、材料に寸法を書き込み、傷の有無を確かめ印をつけました。付けた印を元に、ノコギリで材料をカット、接合部分のホゾ部分とホゾ穴部分の位置を何度も確認し、ホゾはノコギリで、ホゾ穴は機械であけました。組み合わせる部分が本当に正しいのか、C班のみんなで討論し、図面から組み合わせる部分を理解することに苦戦しました。 ▼確認した資料を元にホゾ穴にホゾを差し込み、フレームを組み立てていきました。 ▼次に、光箱の正面と側面に貼る、和紙を制作します。雨にぬれても劣化の心配がない、プラスチックの和紙を使用しました。絵柄は春夏秋冬をイメージしたデザインです。油性のマジックペンで書いたら完成です。 ▼できたフレームに、「夏のテーマ」の和紙を貼り付けました。最後に、防水・防腐として柿渋を2回塗装して完成です。 現地設置、最終調整 発表の2週間前の4月28日に現地を訪れ、高さの調整やライトの設置などを行いました。高さの調節では、設置場所に傾きがあるので水平器を座面に置き、縁台が水平になるように、縁台の下にゴムを入れて、水平の調節を行いました。 光箱のライトの設置では、ライトを入れる部分のパーツを別でつくり、最後にそれを光箱の枠にはめ込みました。光箱の枠にぴったりはまるサイズでカットし、ライトを取り外しする部分は、ライトの寸法に合わせて木材を組み合わせ、ダボで接合しました。 釘を使わずに設置し、ライトの取り外しが可能であるつくりにするには、どのようにすればよいかを考えるのが難しかったです。 発表会・引き渡し そして、5月12日に佐味田みんなの縁側の製作発表では佐味田地区の皆様にお集まりしていただき、贈呈式を執り行い、縁側の制作にあたっての工程や工夫点を発表しました。 縁側にとても興味をもってくださり、楽しそうに会話を交わしている様子が見られ、とても嬉しく感じました。 ▼設置完了 ▼夜になり電気が点灯すると、さらに趣を感じられる空間となります。 感想 ホゾやダボは以前にも授業で習ったことがありましたが、今回の制作活動の中で実際に作ってみたことで、その仕組みや実際どれぐらいの長さや深さが必要なのかを学ぶことができました。釘を使わずベンチを作るのは大変でしたが、昔ながらの技法を学びながらみんなと制作をするのは楽しく、完成したときには達成感も感じられました。ベンチと同時に設置した「自由帳」にもベンチを喜んでくれる住民の方々の声が寄せられており、嬉しかったです。今後も引き続き制作物の管理と運営を続けていこうと思います。 「佐味田みんなの縁側」の計画・制作活動に関わったメンバー 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 藤原彩那 靏見綾乃 櫻井香織 石田風歌 天野夏菜 上野山陽香 大谷麻結 川端ひより 戸田菜月 富久菜乃華 中谷天音 廣瀬舞果 林和樹 濱畑桃花 前川慧帆 吉田香葉 人間環境デザイン学科 3回生 富久菜乃華・廣瀬舞果・川端ひより・濱畑桃花・中谷天音 【関連記事】 河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 明日香村で、屋外の居場所づくりとオリジナルグッズをプロデュース!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 三井田ゼミの学生が河合町へ空き家の利活用案をプレゼン!~人間環境デザイン学科「プロジェクトゼミ」 【人間環境デザイン学科×河合町】町長に駅前のリ・デザイン案を直接プレゼン!~ランドスケープ演習 【人間環境デザイン学科×河合町】少子高齢化時代における郊外駅前のリ・デザインを提案!~ランドスケープ演習 【広陵町×河合町】小学生を対象とした「竹馬★クイズラリー」を実施しました!~人間環境デザイン学科清水ゼミ
2023.06.30
真美ケ丘子ども会の児童に、認知症の啓発活動!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学
Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)、愛知県(同朋大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体です。 “認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体で、2020年にはロゴやマークが商標登録されました。 2019年9月に畿央大学では「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に、サークルとして発足しています。 2023年6月25日(日)、香芝市にある「真美ケ丘自治会館」にお邪魔させていただき幼稚園・保育園児~小学校低学年のお子様および保護者の方を対象にOrange Projectが作成した紙芝居「えがおのわ」を通して、認知症について学んでいただきました。 はじめに私たちが挨拶をさせていただき、「認知症」という言葉を知っているかを子どもたちに問いかけてみました。 そうすると、挙手をしてくれたり「聞いたことある!」「知ってる!」という発言がありました。幼稚園・保育園児~小学校低学年にはなじみがなく、難しい言葉なのではないかと考えていましたが、「認知症」という言葉を聞いたことがある・知っているという子どもたちがいることがわかりました。 紙芝居を読み聞かせする前に認知症について簡単に説明し、紙芝居の読み聞かせに入りました。 今回、紙芝居の読み聞かせをするにあたって工夫した点は「子どもたちが理解しやすいような言葉を使うようにする」ということです。Orange Projectがこの紙芝居を使用して、子どもたちに対し認知症啓発の活動をしたことは初めてではありません。しかし、これまでは小学校高学年に対してだったため、小学生高学年用の台本から幼稚園・保育園児~小学校低学年が理解できるように台本を作成する必要がありました。 例えば、「日付」という言葉です。私たちにとっては日常生活でも用いられ通じる言い回しかもしれないですが、特に幼稚園・保育園児にとっては少し理解しがたい表現ではないかと話し合い「日付がわからない」というセリフを「今日が何日かわからない」という表現にする等、参加メンバーで試行錯誤しました。 紙芝居の中には、クイズもあります。1つ目は「道端で認知症のおじいさんがきょろきょろして困っている」という場面です。「このおじいさんはどうして困っているのでしょうか」という2択のクイズに、Orange Projectのお兄さん・お姉さんが問題番号を手で示して立ち、正解だと思う方に集まってもらうというかたちで答えてもらいました。皆正解でした。 2つ目は「道端で困っているおじいさんがいます。みんなだったらどうしますか」というクイズです。このクイズには、挙手で答えてもらいました。「声をかけてあげる」「助ける」といったとても素晴らしい意見を沢山出してくれました。 このような、クイズに対する答えや紙芝居の感想を聞くと「面白かった!」などの声があり、とても集中して紙芝居を見てくれていて、紙芝居を通して少しでも認知症についての知識を得てもらうことができたのでないかと感じました。 紙芝居の後は、オレンジ色のモールを3本使って「ロバ隊長」の作成をしました。 ロバの特徴は長い耳に短い足です。長い耳は「何回でも何回でも気長に耳を傾けます」という気持ちを、短い足は「急がず、ゆっくりを意識して接する」ことを、オレンジ色のモールを使うのは「温かい気持ちで見守る」ことをそれぞれ意味します。これらのロバ隊長の特徴は認知症の人と接する時の心がまえを象徴するものです。 それぞれOrange Projectのメンバーが数人ずつお子様と保護者の方たちを担当して作成しました。 やや作るのが難しく、苦戦したところもありますがとても上手にロバ隊長を作ることができました。 みんなOrange Projectメンバーや保護者の方に「見てみて!できたよ!」と自身の作ったロバ隊長を見せに来てくれており、ロバ隊長の出来に満足しているようで微笑ましく思いました。 最後はじゃんけん列車でお菓子を渡す順番を決めてお菓子を渡し、お別れの時間となりました。 今回、真美ケ丘自治会館でこのような活動をさせていただくにあたり、幼稚園・保育園児~小学校低学年に対してどのようにすれば伝わるか、これで良いのか、興味を示してくれるのか、楽しんでくれるのか様々な不安がありました。しかし、私たちの問いかけに対して元気に答えてくれて、紙芝居やロバ隊長作り・じゃんけん列車などの私たちの企画を楽しんでくれている様子が見受けられ、とても嬉しく達成感がありました。準備の際に感じていた不安はすぐになくなり、私たちもとても楽しく豊かな時間を過ごすことができました。 私たちの出会いを通して、本日参加してくれた方が少しでも認知症について興味をもってくれたり学びになれば幸いです。 新型コロナウイルスの影響により、これまで大学外での活動が制限されていましたが5類に引き下げられたことをきっかけに、このような啓発活動も積極的に行うなど今後の活動に繋げたいと思います。 Orange Project®の今後の活動をよろしくお願いします!! 看護医療学科3回生 髙辻萌衣 【関連記事】 エリシオン真美ケ丘・エリシオン真美ケ丘アネックス「ひまわりカフェ」活動報告!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 認知症ケアサークルOrange Project®が活動を再開!~エリシオン真美ケ丘「ひまわりカフェ」活動報告 認知症ケアサークルが「2022年度Orange Project®記念式典」にオンライン参加! 対面とZoomで「七夕交流会」を開催!~Orange Project®畿央大学 第1回エコマミ公開講座に山崎教授と学生が協力!~Orange Project®畿央大学 認知症啓発のための「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告!~Orange Project®畿央大学
2023.05.23
エリシオン真美ケ丘・エリシオン真美ケ丘アネックス「ひまわりカフェ」活動報告!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学
Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)、愛知県(同朋大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体です。 “認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体で、2020年にはロゴやマークが商標登録されました。 2019年9月に畿央大学では「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に、サークルとして発足しています。 2023年5月14日(日)、広陵町にある介護付き有料老人ホーム「エリシオン真美ヶ丘・エリシオン真美ケ丘アネックス」で開催されている「ひまわりカフェ」にボランティアとして参加させていただきました。前回の4月の参加に引き続き、2度目の参加です。あいにくの雨模様でしたが、雨でも楽しく参加できるように、入り口前から素敵な飾りつけで参加者の方々のお出迎え準備がしてありました。 「ひまわりカフェ」は認知症の方や認知症の家族がいらっしゃる方、地域の方々、施設ケアマネジャーや生活相談員、施設長などが集い、楽しいイベントや世間話、介護相談など地域の人々の交流の場として開催されています。 私たちはひまわりカフェの準備からお手伝いさせていただき、会場の飾りつけや机の設置を行いました。 今回のひまわりカフェには27名が参加されていました。夫婦や友達同士で参加されている方が多かったです。皆さんが集まられてから、施設長の挨拶と職員の紹介があり、その際に私たち学生も自己紹介させていただきました。 次に、施設の調理師によるオムライス実演があり、昼食をいただきました。オムライスにケチャップでお名前やハートなどをかかせていただき、オリジナルのオムライスをつくりました。 昼食の後はお家でできる脳トレ体験として、ストレッチや足の運動、棒を使った運動を行いました。棒を使った運動では、参加者の方々から「難しいわ~」や「これなら家でできるわ」という感想が聞かれ、運動を楽しんでいる様子でした。 運動を行って昼食後の眠気覚ましをしたところで、介護保険制度について、簡単で分かりやすい説明がありました。 最後に、ロールケーキを食べながらお茶会と介護相談が行われました。私たちもお席にお邪魔して楽しくおしゃべりさせていただきました。 新型コロナウイルスのため、これまで大学外での活動が制限されていましたが、今回、直接地域の方々と交流することができ、とても良い経験ができました。 今後はOrange Project®のメンバーでも何か企画をしたいと考えています。 エリシオン真美ヶ丘・エリシオン真美ヶ丘アネックスの皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。 これからもOrange Project®をよろしくお願いします。 看護医療学科 上垣穂乃佳 岸田 知奈 【関連記事】 認知症ケアサークルOrange Project®が活動を再開!~エリシオン真美ケ丘「ひまわりカフェ」活動報告 認知症ケアサークルが「2022年度Orange Project®記念式典」にオンライン参加! 新たに「認知症ケア論」が開講しました!~看護医療学科 対面とZoomで「七夕交流会」を開催!~Orange Project®畿央大学 第1回エコマミ公開講座に山崎教授と学生が協力!~Orange Project®畿央大学 畿央大学看護実践研究センター第7回研修会 「地域で・笑顔で 生きるとは」を開催しました。 認知症啓発のための「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告!~Orange Project®畿央大学 「2021年度Orange Project®記念式典」で学生3名が功労賞を受賞! 広陵中学校の認知症サポーター養成講座にリモートで協力!~Orange Project®畿央大学 多世代まちづくりプロジェクト2021コンペティション、2年連続で「参加者賞」に!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」 広陵町図書館での認知症啓発活動に参加!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」 地域連携センター
2023.05.11
河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ
河合町佐味田にある「河合町立佐味田老人憩の家」という集会場の前に、住民の方々が交流できる居場所を作るため、研究室のゼミ活動で縁台などの設置を考えました。 2022年7月に河合町佐味田集落のとある1つの家屋の縁側を実測させていただきました。 その際、縁側がゆっくり過ごすことのできる落ち着く居場所だと感じたことから、”縁側”をモチーフとしました。 縁側という案に辿り着くまで、現地調査を行い、グループ別に話し合いを重ねました。 ▼イメージ模型 ▼設置場所 2022年10月には実際に移動販売の見学をしました。 現地調査では、人通りが少なく静かであること、また移動販売や詩吟のクラブ団体による集まりがあることなどが分かりました。 ▼移動販売の見学の様子 2022年11月にはグループ別に考えた案を現地発表しました。 ▼現地発表の様子 様々な案を出した上で、全員で議論しました。 実測で感じたことや、縁側は日本では古くから団らんや憩いの場として親しまれていることから、縁側をモチーフとした「佐味田みんなの縁側」に決定しました。 設計のポイント ①小机 飲食をするときなどに利用。座面の板の間に隙間をつくり、足を差し込むことができ、スライドや取り外しが可能。 また、隙間で固定されるため強風にも耐えられるようにした。 ▼小机 ②光箱の和紙が表す季節感 和紙を使ったライトアップ。和紙の絵柄は春夏秋冬で変えることができ四季を味わえる。 そして、夜は光を灯した明るい空間になる。 ▼和紙の絵柄 ③光箱の工夫 光箱の下部分に散水栓があり、散水栓を使うことを考えて台の高さの実験をしたところ900mmに決定。 ▼光箱 ▼実験の様子 ④繋ぎ目の縁側のような一体感 縁側は左右に分かれており、その繋ぎ目が分からないよう一連性を持たせた。また、太い木材を目立たせるようにした。 ▼前から見た一体感 使用場面の想定 ①移動販売・食の集まり 移動販売で購入した荷物を整理する場所、購入したものをその場で飲食する場所、店員の方の荷物置き場などとして使用。 ②休憩・交流・集まり 散歩の合間の休憩、詩吟などのクラブ団体の活動後の交流、お菓子などを持ち寄ってお茶をすることなどに使用。 ③ライトアップ 夜には灯りのある雰囲気を味わうことができ、和紙の絵柄で四季を感じながらゆっくり過ごすことができる。 ▼作業風景 2023年2月に、縁側をモチーフとした「佐味田みんなの縁側」という縁台の案を、河合町佐味田自治会の住民の方々に発表をさせていただきました。 住民の方々のご意見やお喜びの声を聞くことができ、設置することに決まりました。 皆さまのご意見なども踏まえ、改めて図面調整を行い、制作に必要な木材(奈良県産桧)の材料表も私たちで作成しました。 実物を制作するために、様々な準備作業を進めました。 ▼発表の様子 人間環境デザイン学科 4回生 藤原彩那 【関連記事】 明日香村で、屋外の居場所づくりとオリジナルグッズをプロデュース!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 三井田ゼミの学生が河合町へ空き家の利活用案をプレゼン!~人間環境デザイン学科「プロジェクトゼミ」 【人間環境デザイン学科×河合町】町長に駅前のリ・デザイン案を直接プレゼン!~ランドスケープ演習 【人間環境デザイン学科×河合町】少子高齢化時代における郊外駅前のリ・デザインを提案!~ランドスケープ演習 【広陵町×河合町】小学生を対象とした「竹馬★クイズラリー」を実施しました!~人間環境デザイン学科清水ゼミ
2023.04.19
認知症ケアサークルOrange Project®が活動を再開!~エリシオン真美ケ丘「ひまわりカフェ」活動報告
Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)、愛知県(同朋大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体です。 “認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体で、2020年にはロゴやマークが商標登録されました。 2019年9月に畿央大学では「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に、サークルとして発足しています。 2023年4月2日(日)、広陵町にある介護付き有料老人ホーム「エリシオン真美ヶ丘」で開催されている「ひまわりカフェ」にボランティアとして参加させていただきました! 「ひまわりカフェ」は認知症の方や認知症の家族がおられる方、地域の方々、エリシオンの施設ケアマネジャーや生活相談員、施設長などが集い、楽しいイベントや世間話、介護相談など地域の人々の交流の場として開催されています。 ▼ひまわりカフェ 準備の様子 私たちはひまわりカフェの準備からお手伝いさせていただき、合間の時間を使ってエリシオン真美ケ丘、エリシオン真美ケ丘アネックスの施設内を案内、紹介していただきました。 入居者の方々やその家族様に寄り添った大変充実した設備と体制が整った施設で、介護のリアルな現場を知ることができました。 今回のひまわりカフェには25名の方が参加されていました。 皆さんが集まられてから、施設長の挨拶と職員紹介があり、その際に私たち学生も自己紹介させていただきました! Orange Project®の活動についても説明させていただくことができ、地域の方々にOrange Project®を知ってもらうきっかけになったと思います。 ▼施設長の挨拶 次に、ウォーミングアップとして、家でもできる簡単リハビリ体操をしました。皆さん苦戦しながらも、それぞれのできる範囲で身体を動かしておられました。 参加者の方からは、座りながらでも意識して運動を行うことで良い運動になることを実感しているという声が聞かれました。 しばらく身体を動かしてリラックスしたところで、お手玉を使ったキャッチゲームやポップコーンの実演なども行われました。 また、職員の方が “昔の紙芝居のオジサン” 風に、紙芝居「舌切りスズメ」を披露してくださいました。参加者の方々からは『懐かしい感じやわ~。』『こんなの私の時代にあったかな~。』などそれぞれの感想が聞かれ、迫力ある職員の方の上手な紙芝居に皆さん楽しまれている様子でした。 そして最後には手作りケーキを食べながらお茶会です!私たちもお席にお邪魔しておしゃべりに花を咲かせました。 ▼美味しいケーキを食べながら交流 参加者には広陵町居住の方が多かったため、コロナ禍前には畿央大学で健康診断を受けたり、畿央大学の教員が地域で行っていた活動に参加してくださっていたりと、畿央大学に関連するお話を聞かせていただき、畿央大学の地域活動が、地域の方によく知られていることを実感しました。私たちOrange Project®の活動も、地域の方々にもっと知ってもらえるよう、これからの活動のモチベーションになりました。 新型コロナウイルスのためこれまで大学外での活動が制限されてきましたが、5類引き下げや世間の情勢を鑑み、徐々に活動の幅を広げる一つのきっかけとして、今回のひまわりカフェでの活動を今後につなげていこうと思います。 これからもOrange Project®をよろしくお願いします! 看護医療学科3回生 大久保 翼 【関連記事】 認知症ケアサークルが「2022年度Orange Project®記念式典」にオンライン参加!|KIO Smile Blog 新たに「認知症ケア論」が開講しました!~看護医療学科 対面とZoomで「七夕交流会」を開催!~Orange Project®畿央大学 第1回エコマミ公開講座に山崎教授と学生が協力!~Orange Project®畿央大学 畿央大学看護実践研究センター第7回研修会 「地域で・笑顔で 生きるとは」を開催しました。 認知症啓発のための「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告!~Orange Project®畿央大学 「2021年度Orange Project®記念式典」で学生3名が功労賞を受賞! 広陵中学校の認知症サポーター養成講座にリモートで協力!~Orange Project®畿央大学 多世代まちづくりプロジェクト2021コンペティション、2年連続で「参加者賞」に!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」 広陵町図書館での認知症啓発活動に参加!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」
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