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ボランティア

2018.11.24

KCV53(清掃ボランティア)200回記念活動レポート

人間環境デザイン学科准教授の加藤です。 「KCV53」は、五位堂駅から畿央大学までの通学路をゴミ拾いするボランティア活動です。初めての活動は2014年5月30日(ゴミの日)ですから、もう4年半になります。   祝日ですが補講日になっていた11/23(祝・金)、KCV53が記念すべき200回目の活動を迎えることができました。通常は数名の精鋭でささやかに活動していますが、当日は13名の1回生が集まってくれました。実はこの日、JR環状線のダイヤが乱れ、五位堂駅に着いたのが8時半、いつもより30分の遅れです。そのため人数が確保されたのかもしれません(苦笑)。怪我の功名とはこのことです。(違うか?)     10/26(金)、第197回の活動日には加藤プロジェクトゼミのゼミ生22名に協力してもらい、KCV53特別活動「草刈正緒編」を行いました。これは五位堂駅からすぐの立体歩道橋入り口付近の雑草を刈り取るという活動です。この時は上部の草を刈るだけになり、根元の草を取ることができませんでした。   ▲草刈正緒編の様子   草刈正緒編KCV53は、改めて12/21(金)に予定しています。 毎週金曜日の早朝を実行日としますが、好きな時間でやってもらって結構です。五位堂駅から畿央大学までの行き通路のみとします。ご協力して下さる方には缶バッジ、ゴミ袋、をプレゼントします。たくさんのボランティア参加者を募っております。よろしくお願いします。 詳しくは、人間環境デザイン学科・加藤研究室まで。     2014年5月30日(金)、加藤ゼミ生「第1回KCV53」活動の様子 2016年9月23日(金)、第100回KCV53活動の様子

2018.10.01

香芝東中学校サマースクールボランティアに参加!~現代教育学科

教育学部現代教育学科の宮崎由起子と吉村風香です。 2018年8月9日(木)、10日(金)に香芝東中学校のサマースクールボランティアに参加しました。実際に参加するまではサマースクールがどのようなものなのか掴むことができていませんでした。子どもたちの人数がどれくらいであるか、どのように教えればいいのか、ということなどが分からず少し不安でした。しかし、参加してみるとそのような気持ちはすぐ無くなりました。   私たち大学生8人に対して子どもたちはマンツーマンで教えることができるほどの人数で、とても教えやすく、子どもたちも質問しやすい環境を作っていただいたと思います。最初はあまり心を開いてくれなかった子どもたちもだんだん質問を自らしてきてくれるようになり、私たちも教えることが楽しくなってきました。 同じ学年の子どもたちの中でも、わかっていることやわからないことがそれぞれの子どもたちによって驚くほど違いました。実際に経験しなければわからないことだと思うので、本当に参加してよかったと思います。   帰るときにはハイタッチをしてくれたり「また来てね!」や「ありがとう」と言ってくれる子どもたちもいました。   質問に対してどのようにわかりやすく教えてあげられるか考えながら、問題を教えることの難しさも知ることができ、教員をめざす私たちにとって、とてもいい経験になりました。 このボランティアを通して体験した、子どもたちへの指導の難しさをこれからどのようにすればもっと理解を深めることが出来るのか考えていきたいです。   最後にこのような貴重な機会を頂いた香芝市立香芝東中学校の校長先生はじめ先生方に感謝いたします。ありがとうございました。       現代教育学科2回生 宮崎由起子・吉村風香

2018.09.27

JAFフェスティバルオートキャンプフェスタin下北山に参加!~教職クラブODEN

私たち教職クラブODEN6名は、平成30年9月1日(土)、2日(日)に下北山村スポーツ公園キャンプ場で行われたJAF会員向けイベントにボランティアとして参加しました。朝方はものすごい量の雨が降り、雷も鳴っていたのでどうなることかと思いましたが、キャンプが始まる頃にはすっかり晴れて無事に開催することができました。お昼はフラッグ作りやペットボトルキャンドル作り、ガチャガチャのブースに入って子どもたちとお昼のキャンプを楽しみました。     夜はキャンプファイヤーのレクリエーションを任されました。火の女神さまが付けてくれた火を囲んで、大きな声を出したり体を動かしたりして、雨を吹き飛ばすくらいとても盛り上がりました。参加してくれた子どもたちはとても元気で、終わった後は「楽しかった!」と言ってくれたので嬉しさと達成感を感じることができました。最後には、子どもたちが作ったペットボトルキャンドルの道を自分の物を探しながら歩いてキャンプファイヤーが終わりました。     キャンプに参加していたみなさんのおかげで、とても楽しくて貴重な体験ができました。   現代教育学科2回生 岡田 舞香   ●過去の教職クラブODENの活動Blog記事はコチラ!

2018.05.15

平成30年度第2回「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」を開催!~看護医療学科

畿央大学と御所市高齢者対策課地域包括支援センター、住民が共同して運営している「金曜日カフェ〜つどい〜」で2018年5月11日(金)「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」(認知症カフェ)が開催されました。   「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」では、午前中は認知症についての話で「認知症サポーター養成講座」としています。午後は「認知症の人の介護について語る会」として認知症の人とその家族、介護をされている方、介護経験者、専門家などによる認知症についての思いを語り合う場を設けています。   御所市認知症啓発事業として、畿央大学健康科学部看護医療学科老年看護学教員と共同で行っており、この日の午前中のサポーター養成講義には、地域のボランティアの方3名と畿央大学健康科学部看護医療学科老年看護学教員3名、畿央大学健康科学部看護医療学科の学生5名、御所市地域包括支援センター職員4名、地域の方8名、合計23名の参加がありました。   <午前の部> 午前の部では大学教員による認知症に関する講義を60分間行い、その中で認知症のセルフチェックや誤嚥にナラん!体操を行いました。     山崎講師による講演『認知症について』 講師から住民の方々に認知症と物忘れの違いや認知症の種類・症状についての講義がありました。その中で、「自分の身近な人が物忘れではなく、認知症であるような発言がみられた場合、どのような対応をするとよいか?」について住民の方に質問していました。「自尊感情を傷つけない」声のかけ方が大切だということを聞き、「そうなのね。気を付けないと」とつぶやかれている方もいました。その後、簡単な認知症の気づきチェックリストを使い、住民の方にセルフチェックをしていただきました。その際に、畿央大学の学生も一緒にセルフチェックを行い、少しお話させていただきました。結果から住民同士で話されている様子や、「気を付けやなあかんな」というような発言もみられ、セルフチェックをすることで自身の認知機能について数字として知り、予防行動につながるのではないかと感じました。     『誤嚥にナラん体操』 認知症になると、噛む回数が減り誤嚥しやすくなることから、元気なときから予防することを目的に「誤嚥にナラん体操」が行われました。畿央大学の理学療法学科の教員が制作し、学生が実際に実施している動画(YouTubeにアップされている)をもとに、住民の方に、立つまたは座って、一緒に体操をしてもらいました。体操の内容自体は難しいものではないため、カウントに合わせて皆さん上手にされていました。簡単でしたが全身を使うことができるので、誤嚥予防だけでなく、転倒予防にもつながります。5分でできる簡単な体操なので、皆さんもぜひ行ってみてください!                               看護医療学科4回生                 井上美香 蔵本凜 島野綾子 野並あこ 前田理佳子     午前中の「認知症についての話」の時間では、畿央大学の学生5名が一緒に認知機能セルフチェックや体操をしたことで、参加された方も話がはずんでいろいろな話をされていました。     <午後の部> 午後は、「認知症の人の介護について語る会」で、認知症を介護されている方4名、地域のケアマネージャー4名、御所市地域包括支援センター3名、畿央大学教員3名、地域のボランティア3名の合計17名の参加がありました。 現在家族を介護されている方から、それぞれ介護の現状や困っていることなどの話をされ、それについて専門職のケアマネや地域包括、教員などが一緒に解決の方法を話し合いました。デイサービスなどの施設やかかりつけ医でも意見が違うことがあり、どうしたらいいのか悩むことも多いようです。家族の方は「その方法もありますね」と、表情が柔らかくなって帰られました。認知症の方の背景や現在の状態も多様で、どのかかわり方が良いのかすぐには答えの出にくいこともあるため、専門職の多様なアドバイスは参考になると思います。また、話を聞いてもらう事も安心につながります。     次回は11月9日(金)と少し先になりますが、気軽にカフェに立ち寄ってください。                              看護医療学科准教授 南部登志江   【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む

2018.03.27

国立青少年教育振興機構からボランティア表彰!~教育学部2018年3月卒業生

平成30年3月18日(日)に国立曽爾青少年自然の家において、平成29年度国立青少年教育振興機構ボランティア表彰の表彰式をしていただきました。     高校2年生のときに国立曽爾青少年自然の家の主催事業である「ジャパン・マレーシア交流プロジェクト」に参加したことがきっかけで、大学1回生の頃から独立行政法人国立青少年教育振興機構の法人ボランティアとして、主に奈良県曽爾村にある国立曽爾青少年自然の家の主催事業をお手伝いするといったようなボランティア活動を行ってきました。   私の大学4年間の思い出が詰まっている場所で、今まで共に多くの活動をしてきた仲間と一緒に、お世話になった職員の方々に見守られながら表彰をしていただくというのは、とても嬉しく言葉にならないほどの喜びがありました。このように表彰していただいたのは決して私が優れていたというわけではありません。   個性豊かで「もっとみんなと活動したい」と思える仲間がいてくれたこと、どんな時も見守ってくださり、アドバイスや励ましの言葉をくださった職員さんの存在があってこそ4年間続けることが出来、今回のボランティア表彰にもつながったのだと思います。喜びと同時に感謝の気持ちでいっぱいです。     毎年、8月には小学5年生から中学3年生までの子どもを対象とした約1週間の長期キャンプに参加したり、年に3回同じ子ども達が集まって1泊2日や2泊3日のキャンプを行ったり、自分たちでキャンプを企画したり、秋や冬には家族対象の主催事業に参加したり…と多種多様な主催事業に携わらせていただきました。 どの事業に参加しても「もっとこうすればよかった」「あの時の行動は正しかったのか?」など必ずと言っていいほど反省が生まれました。しかし、このボランティアを始める前は、人見知りで、人前で話すことや自分の意見を相手に伝えることが苦手だった私もボランティアに参加するたびに、積極的に様々な人と関わることができるようになりました。   この4年間で、子ども達の前でゲームを進めるといった経験や、ボランティアで企画を進めることで、チームで1つのものを作り上げる難しさと楽しさを経験することができました。このボランティアでの経験は本当に貴重で、今後仕事においてきっと役立つのではないかと思います。     私は、国立曽爾青少年自然の家で法人ボランティアとして活動させていただき、大学生活やアルバイトだけでは経験できない多くのことを学ばせていただきました。ぜひ、より多くの畿央生にもこのボランティアを知ってもらい、興味を持ってほしいと思います。   平成30年5月19日(土)~20日(日)に国立曽爾青少年自然の家で「ボランティア養成研修」が開催されます。この養成研修に参加してボランティア登録をすると、主に国立曽爾青少年自然の家の主催事業に参加することが出来ます。少しでも興味を持った方はぜひ参加してください!   現代教育学科4回生(2018年3月卒業)山口真希

2018.03.14

ボランティアレポート~宮城県気仙沼市へ、それぞれの思いをもって

私たち教育学部現代教育学科の4名(大須賀泉希、大田彩月、大原麻由、小林奈津子)は、平成30年2月28日から3日間、宮城県気仙沼市に行ってきましたのでレポートします。気仙沼に行きたかった理由は4人とも違っていましたが、震災当時の事や震災後の生活の様子、震災後どのように震災と向き合ってきたかなど、それぞれの震災に対する思いが重なる部分もあり、気仙沼に行かせていただくことになりました。     【リアス・アーク美術館について】 2月28日現地到着後、まず私たちはリアス・アーク美術館を訪れました。 リアス・アーク美術館は、気仙沼市の歴史や宮城県出身作家の芸術作品、東日本大震災に関する記録資料等の展示など、その他いくつかのギャラリーの設置、ワークショップが開催されるなど、複合的機能をもった施設です。 今回、リアス・アーク美術館では、いくつかのギャラリーがある中で特に企画展示室を重点的に見学しました。「東日本大震災の記録と津波の災害史」と題し、記録資料等が常設展示されている企画展示室には多数の展示物があり、そのほとんどに被災物提供者、撮影者の方々自ら執筆されたレポートが添えられていました。レポートには被災者の記憶や思い、願いが記されていて、震災当時の人々の不安や絶望、未来へ向かい生きようとする姿など様々な感情を感じることができました。 また、翌日伺った気仙沼市面瀬小学校の校長先生からは「被災物を瓦礫とは呼ばないでほしい」というお話をしていただき、被災物にはそのひとつひとつにたくさんの思いが詰まっていることを知りました。わたしたちは震災が起こったこと、それによってもたらされた悲惨な現実を忘れないため、これからの未来のためにも、学び知り続けていくことが必要だと感じました。   【支援学校勉強会について】  宮城県立気仙沼支援学校で行われた地域支援部長の佐藤牧子先生が企画されている勉強会にも参加させていただきました。子どもがいきいきと遊べる環境づくりを主な目的として活動する団体プレーワーカーズの神林さんが、子どもの遊び場づくりが盛んであるロンドンでの活動の報告をしてくださいました。近年、子どもが自由に遊ぶという環境が少なくなってきています。遊びは子どもにとって単なる余暇ではなく、生きるために必要不可欠なことで、そのために教育に携わる者はどのようなことができるのか深く考えることができました。日本では遊びにおいて子どもが危険なことをしようとすれば、大人はやめるように言いがちです。一方、ロンドンではやめさせるのではなく、常に見守りながらさまざまな遊びに自由にチャレンジできる環境をつくっていることが分かりました。このように、国や地域の違いにより遊びにも違いがあり、新しい学びがありました。     【気仙沼市立面瀬小学校での1日見学について】 3月1日(木)にゼミの担任である古川先生のご紹介で、私たち保健教育コースの2名(大須賀泉希、小林奈津子)は、気仙沼市で淺野亮校長先生にご協力いただき、面瀬小学校で小学校1日見学をさせていただきました。 学校に伺わせていただくまでに、震災の被害があったこともあり、子どもとの距離感や会話の内容など、配慮すべきことは何かたくさん考えていました。しかし、子どもたちは私たちに自分の話をしたり、一緒に遊んだり、私たちが思っていた姿とは違ってとてもいきいきしていました。 面瀬小学校はユネスコスクールでもあり、学校行事や年間指導計画がとてもユニークでした。特に、地域について考える機会が多いと感じました。廊下の掲示物でも、授業内で子どもたちが身近にある自然に目を向け、子どもたち自らが新聞やポスターにしてまとめている様子がうかがえました。校舎について先生に教えていただける場面もあり、震災当時の被害の状況や爪痕について知ることができました。 自然災害はいつどこで起こるかわからないものであり、私たちが住む地域でも起こりうることなので、東日本大震災を“過去の事”としないことが大切だと感じました。     【気仙沼市立大谷幼稚園での1日見学について】 3月1日(木)に現代教育学科古川先生のご紹介で、私たち幼児教育コースの2名(大田彩月、大原真由)は、気仙沼市立大谷幼稚園で1日見学をさせていただきました。 私たちは、主に4歳児クラスに入らせていただきました。大谷幼稚園では、自由遊びを中心に異年齢保育が行われていたので、4歳児に限らず3学年の幼児と関わらせていただくことができました。年度末だったため、卒園式の練習をする姿や1年の振り返りを行う様子が見られました。 園児が降園した後、園長の齊藤五月先生から震災当時のお話を聴かせていただきました。震災による津波で幼稚園が被災し、新たに今の園舎が再建されたこと、震災直後は子どもたちを保育する場所がなかったので、小学校の一室を保育室にして保育を行っていたことを教えていただきました。私たちは、園児や保護者の方も被災されて大変な状況であるからこそ、少しでも安心感を与えられる心のよりどころとなる保育の場が必要となることを強く感じました。また、子どもたちに震災について伝えていくために、宮城県教育委員会によって作成された絵本を見せていただきました。この絵本は、東日本大震災の教訓を踏まえて、命を守ることの大切さ、いつもみんなが笑顔で生活できるようになってほしいという思いを伝えるために作成された絵本です。   ▼みやざき防災教育読本~未来へのきずな 表紙 引用元:宮城県公式フェブサイト-宮城防災教育副読本   東日本大震災を知らない世代の子どもたちに、こういった絵本を通して自然災害の脅威や避難訓練の大切さを伝え、あの場所で起こったことを忘れず、自分の命を守ってほしいと思いました。     3日間という短い期間でしたが、気仙沼の教育関係の方々のお話を聴く機会や、気仙沼の幼稚園、小学校の見学に行かせていただける機会など、とても充実した時間を過ごさせていただきました。   現代教育学科3回生 大須賀泉希・大田彩月・大原麻由・小林奈津子     【関連記事】 ボランティアレポート~気仙沼市への復興支援バスツアーに現代教育学科4名が参加! 気仙沼でのボランティアレポートvol.5~現代教育学科古川ゼミ 気仙沼でのボランティアレポートvol.4~現代教育学科古川ゼミ 気仙沼でのボランティアレポートvol.3~現代教育学科古川ゼミ 気仙沼でのボランティアレポートvol.2~現代教育学科古川ゼミ 気仙沼でのボランティアレポートvol.1~現代教育学科古川ゼミ

2017.12.14

ボランティアレポート~気仙沼市への復興支援バスツアーに現代教育学科4名が参加!

平成29年11月10日(金)~13日(日)にかけて、私たち現代教育学科の学生4名が奈良県社会福祉協議会主催の復興支援ボランティアバスツアーに参加し、宮城県気仙沼市へ行ってきました。このツアーは、各地で災害が相次ぐ中、被災地における住民の暮らしや想いに寄り添い、復興にむけた取り組みを学ぶとともに、災害に強い地域づくりをめざした活動に活かすために、奈良県福祉協議会が主催しているものです。   【1日目 震災総合学習】 1日目は現地の震災復興語り部ガイドさんとともに、内湾、階上地区、リアス・アーク美術館をめぐりました。   特に印象に残ったのは、向洋高校跡地です。当時の生徒170名と教員50名は全員無事だったそうです。校舎は4階まで窓ガラスが割れていて、2階に車が乗りあげていました。屋上付近まで津波が押し寄せ、屋上に避難された先生方は死を覚悟されたという話、内陸に避難する途中、恐怖で腰が抜け歩けなくなった生徒さんもいたという話を聞き、想像を絶するような恐怖が、この場所で起こっていたことを知りました。この向洋高校跡地は津波の脅威を伝承するため、校舎全体を震災遺構として保存されることが決まっているそうです。     リアス・アーク美術館には、実際に津波でボロボロになった物資や写真が展示されていました。車や鉄の柱が曲がっていて、津波の脅威をひしひしと感じました。また1つ1つのものに、現地の方がかかれた言葉やエピソードが添えられていて、悲しさ、辛さ、虚しさ、やるせない気持ちがとても伝わってきました。普段何気なく使っているものにもそれぞれの思い出があって、それが大切な人との最後の思い出になっているものも沢山ありました。今感じたこの気持ちを忘れてはいけないと思いました。   【2日目 復興ボランティア活動】 2日目は仮設住宅(反松公園住宅)での草刈りや窓ふきなどの清掃活動、海岸の清掃活動を行いました。反松公園住宅では、8割ほどの方々は災害公営住宅や新たに再建した自宅へと移られましたが、まだ2割の方々が仮設住宅で生活をしておられました。 清掃活動後には、集会所に地域の方が集まってくださり、お茶会という形で交流会をしました。私たち4人はレクリエーション活動をさせていただき、皆さんの楽しそうな笑顔を見ることができ、嬉しく思いました。   仮設住宅に住まわれている方々は、まるで親戚のように仲良くお話されていましたが、お話を伺うと、仮設住宅に来るまで全くつながりはなかったそうです。一緒に支え合ってきた縁だとおっしゃっていて、人の温もりや生きる力を感じました。また、気仙沼には年配の人が多く、若者は賃金や便利のいい仙台などに出て行ってしまうという現状もありました。 まだ復興していない地域も沢山あり、震災から7年たった今でも仮設住宅で生活をしている方々がいらっしゃいます。家族や大切な人を亡くしたり、思い出のつまった家や物を流され、たくさんのものを失い、深い傷を抱えた方々もいらっしゃいます。 実際に被災地に足を運んだことで、テレビや新聞では報道されていない被災地の現状や、被災者の想い、復興への歩みを知りました。被災地のために、災害に備えるために、自分たちには何ができるのか、今回の経験を通してもう一度考えていきたいです。     現代教育学科3回生 伊藤慧 大原麻由   【関連記事】 学生広報スタッフblog vol.232~熊本のための募金活動 in 畿央祭2017! 平群町社会福祉協議会ボランティアスクールで講演!~災害復興ボランティア部HOPEFUL 気仙沼でのボランティアレポートvol.1~5

2017.12.07

ボランティアレポート~大和高田市・リズモー市国際交流イベントに参加!

2017年11月23日(木)、私たち教育学部の学生4名(森口美月、三津井美奈、山城佳奈、刀谷直樹)は、大和高田市市民交流センターで行われた国際交流イベントに、ボランティアスタッフとして参加しました!     このイベントを企画・開催されたのは、大和高田市・リズモー都市友好協会の方々です。イベントは、幼稚園から小学校高学年まで様々な年齢の子どもたちを対象に、開催されました。子どもたちは、入口でパスポートを受け取って活動に参加しました。最初に、子どもたちとスタッフ全員で、英語を使ってゲームをしました。子どもたちの笑顔がとても印象的でした(^^)!   ▼イギリスのブース   その後、日本でALT(外国語指導助手)をされている先生方が、各ブース(アメリカ、セントビンセント及びグレナディーン諸島、フィリピン、ガーナ、カナダ、イギリス)でそれぞれの国について英語で子どもたちに説明したり、簡単な活動を子どもたちと一緒にしたりされていました。 私たちも各ブースに分かれて活動に参加し、子どもたちと一緒に学ぶことができました。例えば、イギリスのブースでは、国旗の成り立ちやお金などについて学びました。日本の紙幣は紙でできていますが、イギリスの紙幣は、何でできていると思いますか。活動から、これからの英語教育で大切だと言われている「英語で教える」ことのヒントをいただいたような気がします。全てのブースで活動した後は、全員でオーストラリアについて学びました。     子どもたちは、各国のスタンプをパスポートに押してもらい、各国の旗を受け取って、とても嬉しそうにしていました! 今回のボランティアを通して、世界中の様々な国の人々や文化について、また自分の国について、もっと知ることが大切だと感じました。ネイティブスピーカーの先生と話した時、資格試験や教材で聴き慣れている速さの英語とは異なり、上手く聴き取れなかったこともありました。小中学校教員や企業就職をめざしている私たちにとって、高い英語力も必要です。こちらもみんなで頑張りたいです。また、このような機会があれば、積極的に参加したいです!   教育学部現代教育学科3回生 刀谷 直樹   【関連記事】 日本初の体験型英語施設「OSAKA ENGLISH VILLAGE」で合同学外実習!~現代教育学科 英検準1級合格体験記&英語力向上の取り組みレポート!~教育学部 学生広報スタッフblog vol.227~第43回全国英語教育学会 島根研究大会に参加! 大和高田市の姉妹都市オーストラリア・リズモー市から交換学生が来校しました。

2017.10.27

学生広報スタッフblog vol.232~熊本のための募金活動 in 畿央祭2017!

学生広報スタッフで災害復興ボランティア部HOPEFUL、人間環境デザイン学科4回生の藤田直樹です。 平成29年10月21日(土)22日(日)に行われた畿央祭。今年は台風の影響により雨の中の畿央祭でしたが大変賑わい、無事に終えることができました。   ▼被災地支援の活動についてポスター掲示(HOPEFUL)     それと並行して、昨年の4月16日に発生した熊本地震復興への募金活動を行いました。 たくさんの方々からの支援、ご協力により総額92,197円の義援金が集まりました。責任をもって熊本県の「熊本地震受け入れ口座」に全額寄付させていただきました。この義援金は、被災者の方に配当されます。     熊本地震発生から1週間後、3ヵ月後、半年後、1年後、1年半後と5回の義援金活動を行ってきました。皆様からの支援により5回の総額344,529円の義援金を熊本地震復興支援のために役立てることが出来ました。ご理解、ご協力ありがとうございました!   報道がなくなった今でも熊本県の被災地の現状を知らないといけないと思いました。 西日本新聞>ニュース>社会 熊本地震「本震」1年半 尽きぬ祈り誓う復興   災害復興支援部HOPEFULL 人間環境デザイン学科 4回生 藤田 直樹   【関連記事】 学生広報スタッフblog vol.229~熊本のための募金活動 in 畿央祭2017! 学生広報スタッフBlog vol.219~熊本地震のための募金活動が終了! 学生広報スタッフblog vol.218~熊本地震のための募金活動を今年も実施! 熊本のための募金活動 in 畿央祭、活動報告!~災害復興ボランティア部HOPEFUL 熊本のための募金活動 in 畿央祭!~~災害復興ボランティア部HOPEFUL 熊本のための募金活動、結果報告!~災害復興ボランティア部HOPEFUL 熊本地震ボランティア報告会in御所コミュニティカフェ!~災害復興ボランティア部HOPEFUL 熊本のための募金活動をスタートします!~災害復興ボランティア部HOPEFUL 学生広報スタッフblog vol.209~熊本地震の報告会in御所コミュニティカフェ! 熊本のための募金活動、御礼と報告!~災害復興ボランティア部HOPEFUL エコール・マミで熊本のために募金活動を行います!~災害復興ボランティア部HOPEFUL 学生広報スタッフblog vol.207~熊本県益城町でのボランティア活動レポート! 熊本のための募金活動、報告と御礼!~災害復興ボランティア部HOPEFUL

2017.10.18

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.48~「リレー・フォー・ライフ・ジャパン奈良」に参加!

こんにちは、健康支援学生チームTASK※の看護医療学科2回生の佐藤莉子です。 平成29年10月14日にTASKの2回生4人、1回生4人と看護医療学科の中西先生と共にリレー・フォー・ライフジャパン奈良に参加しました。   ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。     リレー・フォー・ライフはがん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧をめざすチャリティー活動です。ここでは、24時間タスキをつないで歩くイベントや、ブースの出店、みんなのメッセージが書かれたルミナリエを飾っています。 TASKは健康チェックで骨密度・足趾握力・握力の測定をしました。普段測定することが難しい、骨密度・足趾握力(足の指の握力)測定はかなりの人気でした!!       また、リレー・フォー・ライフの醍醐味であるタスキもつなぎました!会場内に飾られたルミナリエに沿って歩きました。 夜になると、ルミナリエに光が灯され会場内が温かい雰囲気に包まれました。   ▼ルミナリエで表したHOPEの文字     ▼最後はおなじみTASKの「T」!     今回、がんの経験者や患者さん、支援をする方々など多くの人と関わることができました。会場内は笑顔であふれ、みんなが楽しそうで参加している私たちもとても楽しかったです。病気になっても人生を楽しむことができるそう感じた1日でした。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。   TASK 看護医療学科 2回生 佐藤莉子   ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。